JP2001212481A - 塗装システム - Google Patents

塗装システム

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JP2001212481A
JP2001212481A JP2000027872A JP2000027872A JP2001212481A JP 2001212481 A JP2001212481 A JP 2001212481A JP 2000027872 A JP2000027872 A JP 2000027872A JP 2000027872 A JP2000027872 A JP 2000027872A JP 2001212481 A JP2001212481 A JP 2001212481A
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JP2000027872A
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Katsunori Kaneoka
克典 金岡
Yoshihiro Katayama
佳宏 片山
Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動によるプログラム選択操作を不要にし
て、ランダムに搬送されてくる複数種類のワークを自動
塗装できる、生産性の高い塗装システムを提供する。 【解決手段】 塗装ステーションSにおいてワークWを
塗装する塗装機1と、ワークWを塗装ステーションSに
対して搬入および搬出する搬送装置2を設ける。搬送さ
れているワークWは、塗装ステーションSの上流側で撮
影装置3A,3Bにより撮影する。ワークWの画像とそ
のワークの塗装プログラムを記憶する第1記憶手段13
を設け、前記撮影装置3A,3Bで得られたワークWの
画像に基づいて、塗装制御装置4が第1記憶手段13か
らその画像に対応した塗装プログラムを読み出し、その
塗装プログラムにしたがって塗装機1を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車等の製
造ラインにおいて、カウリングやサイドカバー等のワー
クを塗装する塗装システムに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】自動二輪
車等の製造ラインに設置される従来の塗装システムとし
て、ロット単位で搬送されてくる同一品種で多数のワー
クの塗装を、その品種のワークに対応した塗装プログラ
ムを作業者が塗装ボットに入力することにより、個々の
ロットごとに塗装ロボットに同一の塗装動作を繰り返さ
せて塗装を行うものや、順次搬送されてくる個々のワー
クにワーク品種を識別するIDカード等を持たせ、その
IDカードのIDを読取り器で読み取ることにより搬送
されてるワークの品種を判別し、その品種に対応した個
々の塗装プログラムで塗装ロボットを制御することで個
々のワークを塗装するものが知られている。
【0003】しかし、ワークの品種に対応した塗装プロ
グラムを作業者が塗装ロボットに入力する前者の方式の
塗装システムでは、作業者による入力操作が必要である
ために、生産性が低下するうえに、同一品種の多数のワ
ークをロット単位で塗装する場合にしか適用できない。
IDカードからワークの品種を識別し、その品種に対応
した個々の塗装プログラムにより塗装ロボットを制御す
る後者の方式の塗装システムでは、搬送される各ワーク
に作業者がIDカードを取り付けるという作業が必要に
なり、やはり生産性が低下する。
【0004】また、この種の従来の塗装システムでは、
塗料の色替え作業を行う場合、混色を防ぐために、塗装
ロボットに持たせた塗料吹付ガンのガン先まで十分に洗
浄した後で、塗料の色替えを行っているため、段取り替
えに時間がかかり、生産性が低下している。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、複数種類のワークを自動塗装できる塗装システム
の生産性を向上させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る塗装システムは、塗装
ステーションにおいてワークを塗装する塗装機と、ワー
クを塗装ステーションに対して搬入および搬出する搬送
装置と、搬送されているワークを塗装ステーションの上
流側で撮影する撮影装置と、ワークの画像とそのワーク
の塗装プログラムを記憶する第1記憶手段と、前記撮影
装置で得られたワークの画像に基づいて前記記憶手段か
らその画像に対応した塗装プログラムを読み出し、その
塗装プログラムにしたがって塗装機を制御する塗装制御
装置とを備える。
【0007】前記塗装システムによれば、撮影されたワ
ークの画像に基づいて塗装制御装置が、第1記憶手段か
らワークに対応した塗装プログラムを読み出し、その塗
装プログラムにしたがって塗装機を制御するので、手動
によるプログラムの選択操作が不要になり、生産性が向
上する。また、ロット単位ではなく、ランダムに搬送さ
れてくる複数種類のワークを塗装機により自動塗装でき
る。
【0008】本発明の請求項2に係る塗装システムは、
塗装ステーションにおいてワークを塗装する塗装機と、
ワークを塗装ステーションに対して搬入および搬出する
搬送装置と、同一塗料で塗装されるワークのロットの先
頭よりも搬送方向前側に位置して前記搬送装置で搬送さ
れる色識別フラッグと、搬送されている色識別フラッグ
を塗装ステーションの上流側で撮影する撮影装置と、前
記色識別フラッグの画像と、そのフラッグが示す塗料を
記憶する第2記憶手段と、前記撮影装置で得られた色識
別フラッグの画像に基づいて前記記憶手段からその画像
に対応した塗料を読み出し、読み出された塗料を前記塗
装機に供給する塗料切替装置とを備える。
【0009】ワークによっては、形状が同一で塗装色が
異なるものがあり、そのようなワークは、ワークの画像
のみからでは塗装プログラムを選択できない。前記塗装
システムによれば、同一塗料で塗装されるロットの先頭
よりも搬送方向前側に位置する色識別フラッグを、塗装
ステーションの上流側で撮影装置が撮影し、撮影された
色識別フラッグの画像に基づいて塗料切替装置が、第2
記憶手段から前記画像に対応した塗料を読み出し、読み
出された塗料を塗装ステーションの塗装機に供給するか
ら、手動による塗料もしくは塗装プログラムの選択操作
なしに、ランダムに搬送されてくる塗装色の異なる複数
のワークを塗装機により順次色替えして自動塗装できる
ので、生産性が向上する。
【0010】本発明の請求項3に係る塗装システムは、
多数の塗料をグループ分けした複数の色系統のそれぞれ
に割り当てられた複数の塗料吹付ガンと、前記塗料吹付
ガンをハンドに接続してワークに塗装を施すロボット
と、前記色系統が変わるごとにその色系統に割り当てら
れた塗料吹付ガンに交替させるロボット制御手段とを備
える。
【0011】前記塗装システムによれば、ワークに塗装
する塗料の色系統が変わる場合だけ、ロボット制御手段
がロボットを制御して、ロボットのハンドに接続された
塗料吹付ガンを、新たな色系統に割り当てられた塗装吹
付ガンに接続替えさせ、ワークに塗装する塗料が変わっ
ても、前の塗料と同じ色系統の場合は塗装吹付ガンを交
替させないので、色替え時の段取り替え時間を短縮で
き、生産性が向上する。
【0012】本発明の請求項4に係る塗装システムは、
請求項3の構成において、前記ロボットに複数種類の塗
料を選択して供給する色切換機が取り付けられ、ロボッ
トのハンドに、このハンドに塗料吹付ガンが接続された
ときに塗料吹付ガンの通路に接続されて、前記切換弁装
置から供給される塗料をガンに流す連通路が形成されて
いる。
【0013】色切換機を塗料吹付ガンに通路で直接接続
して塗料を供給すると、前記ガンを交替する毎に、通路
もガンから外して新しいガンに接続するという煩わしい
作業が必要になるが、前記塗装システムによれば、塗料
は色切換機から一旦ハンド内の連通路に入ったのちガン
に供給されるので、ガンのハンドへの接続に伴って自動
的にガンへの塗料通路が形成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一
実施形態である塗装システムを示す概略構成図である。
この塗装システムは、自動二輪車のカウリング等のワー
クを自動塗装するシステムであって、塗装機1と、搬送
装置2と、撮影装置3A,3Bと、塗装制御装置4と、
塗料切換装置5とを備えている。
【0015】塗装機1は、塗装ステーションSにおいて
ワークWを塗装する装置であって、塗料吹付ガン6をハ
ンド7aに接続してワークWに塗装を施すロボット7を
備えている。前記塗料吹付ガン6は、多数の塗料をグル
ープ分けした複数の色系統のそれぞれに割り当てられた
複数のものが用意されている。ここでは、塗料が、白系
統、メタリック系統、およびソリッド(メタリック色を
含まないダーク色)系統の3系統に分けられ、これらに
対応する3つの塗装吹付ガン6が用意される。これらの
塗装吹付ガン6のうち、ロボット7のハンド7aに接続
されない他の塗装吹付ガン6は、塗装ステーション5に
おける前記塗装機1の近傍の所定位置に設けられたテー
ブル8上の各定位置でそれぞれ待機させられる。
【0016】搬送装置2は、塗装するワークWを前記塗
装ステーションSに対して搬入および搬出する装置であ
って、ワークWや後述する色識別フラッグ9を吊持する
多数のフック10が、搬送方向に向け互いに一定間隔だ
け離してそれぞれ吊り下げられたチェーンコンベアから
なる。
【0017】第1の撮影装置3Aは、前記搬送装置2に
より搬送されているワークWおよび色識別フラッグ9を
塗装ステーションSの上流側で撮影する装置であり、搬
送路の一側方に配置される。搬送路を挟んでこの撮影装
置3Aと対向する位置には、バックライト11Aが配置
され、ここを通過するワークWおよび色識別フラッグ9
の側面画像が撮影装置3Aにより撮影される。この撮影
装置3Aの設置位置よりも上流側には、搬送されてくる
ワークWおよび色識別フラッグ9を検知する検知手段で
ある第1のリミットスイッチ12が設けられている。こ
のリミットスイッチ12の検知信号に基づき、前記撮影
装置3AによるワークWおよび色識別フラッグ9の撮影
タイミングが決められる。
【0018】第2の撮影装置3Bは、搬送装置2により
搬送されているワークWを、第1の撮影装置3Aよりも
下流側で、かつ塗装ステーションSの上流側で撮影する
装置であり、搬送路の上方に配置される。搬送路を挟ん
でこの撮影装置3Bと対向する下位置には、バックライ
ト11Bが配置され、ここを通過するワークWの平面画
像が撮影装置3Bにより撮影される。
【0019】前記色識別フラッグ9は、同一塗料で塗装
されるワークWのロットの先頭よりも搬送方向前側に位
置して前記搬送装置2で搬送されるものであり、各塗料
の色毎に1つずつ割り当てられた複数のものが用意され
ており、各色識別フラッグ9は側面形状が互いに異なら
せてある。
【0020】塗装制御装置4は、塗装機1を構成するロ
ボット7の動作を制御するロボット制御手段であって、
種類の異なる各ワークWの画像A1〜Anと、これらワ
ークWの塗装プログラムPG1〜PGnとを対応付けて
記憶する第1記憶手段13を有する。この塗装制御装置
4は、ロボット7の塗装動作を制御する塗装制御機能
と、前記塗料吹付ガン6を交替させる動作を制御するガ
ン交替制御機能とを備える。塗装制御機能は、前記撮影
装置3A,3Bで得られたワークWの画像に基づいて、
前記第1記憶手段13からその画像に対応した塗装プロ
グラムPGを読み出し、その塗装プログラムPGにした
がってロボット7を制御する機能である。ガン交替制御
機能は、使用する塗料の色系統が変わるごとにその色系
統に割り当てられた塗料吹付ガン6に替えてロボット7
のハンド7aに接続させる動作を制御する機能である。
【0021】塗装ステーションSにおける塗装位置Eよ
りも若干上流側には、搬送されてくるワークWを検知す
る検知手段である第2のリミットスイッチ14が設けら
れている。このリミットスイッチ14の検知信号に基づ
き、前記ロボット7の塗装動作開始タイミングが決めら
れる。
【0022】前記ロボット7のハンド7aには、ロボッ
ト7に複数の種類の塗料を選択して供給する色切換機1
5が取り付けられている。この色切換機15はシーケン
サ16によって制御される。このシーケンサ16は、前
記第1の撮影装置3Aで撮影される各色識別フラッグ9
の画像B1〜Bnと、それらのフラッグ9が示す各塗料
C1〜Cmとを対応付けて記憶する第2記憶手段17を
有し、撮影装置3Aで得られた色識別フラッグ9の画像
に対応した塗料を、前記第2記憶手段17から読み出
し、読み出された塗料を選択するように前記色切換機1
5を切換制御する。色切換機15とシーケンサ16とに
より、ロボット7の塗料吹付ガン6に塗料を選択して供
給する塗料切換装置5が構成される。
【0023】前記色切換機15は、図2に示すように、
ポンプ18を介在させた塗料供給通路19と塗料回収通
路20とを介して、複数の種類の塗料を収容した各塗料
タンク21に接続されている。
【0024】塗料吹付ガン6の上部には、図3に示すよ
うに、ロボット7のハンド7aの先端に設けられた接続
プレート22に着脱可能に接続される接続プレート23
が設けられている。塗料吹付ガン6側の接続プレート2
3の上端面には、塗料吹付ガン6の吹付ノズル24に塗
料を供給するガン通路25の始端25aが開口させてあ
る。また、ロボット7側の接続プレート22の下端面に
は、塗料吹付ガン6側の接続プレート23が接続された
ときに、図4に示すように、前記ガン通路25の始端2
5aに嵌合して接続される筒状の接続管26を備えた連
通路27が設けられている。この連通路27は、塗料供
給通路28を介して色切換機15の塗料出口ポートに接
続されている。このように、色切換機15は塗料吹付ガ
ン6に通路で直接接続されておらず、ハンド7aの接続
プレート22内の連通路27を介して塗料吹付ガン6に
接続されているので、ガン6のハンド7aへの接続に伴
って自動的に、通路でガン6に接続される。
【0025】塗料吹付ガン6側の接続プレート23の側
部には、図3に示すように、各塗料吹付ガン6に割り当
てられたガンIDコード部30が設けられている。ま
た、ロボット7側の接続プレート22の側部の前記ガン
IDコード部30と対向する位置には、ガンIDコード
部30のIDコードを読み取るIDコード読取り部31
が設けられており、この読取り部31のIDコード読取
りにより、ロボット6はどの色系統の塗料吹付ガン6を
接続したかを確認することができる。
【0026】次に、前記塗装システムにより、同一塗料
で塗装される同一種類の多数のワークWを自動塗装する
場合の動作を説明する。ワークWは、図1に示す搬送装
置2に一定間隔を隔てて吊り下げられる各フック10に
順次吊持されて、搬送装置2により塗装ステーションS
に向けて矢印F方向に間欠的に搬送される。搬送路の始
端位置に設置される前処理部30を通過するとき、ワー
クWは前処理として脱脂・乾燥処理される。この場合、
搬送されるワークWのロットの先頭よりも搬送方向前側
のフック10には、これらのワークWを塗装する塗料を
示す色識別フラッグ9が吊下げられる。
【0027】搬送されてくる色識別フラッグ9を第1の
リミットスイッチ12が検知した後、色識別フラッグ9
が第1の撮影装置3Aの前に差しかかると、その撮影装
置3Aが色識別フラッグ9の側面画像を撮影する。その
画像はシーケンサ16に送られ、シーケンサ16では、
第2記憶手段17から前記画像に対応した塗料を読み出
し、読み出された塗料がロボット7の色切換機15から
供給されるように色切換機15を切換え制御する。した
がって、塗料を手動で選択操作する必要がない。
【0028】また、読み出された塗料のデータは、シー
ケンサ16から塗装制御装置4に送られる。この塗料デ
ータを受け取った塗装制御装置4では、その塗料が、ロ
ボット7のハンド7aに接続済みの塗料吹付ガン6に対
応する色系統に含まれるものであるか否かを判断する。
前記塗料が接続済みの塗料吹付ガン6に対応しない場合
には、塗料制御装置4は、接続済みの塗料吹付ガン6
を、前記塗料が属する色系統に対応する別の塗料吹付ガ
ン6に接続交換するように、ロボット7を制御する。こ
れにより、ロボット7は自ら塗料吹付ガン6を交換接続
する。前記塗料吹付ガン6の交換接続では、先に接続さ
れていた塗料吹付ガン6をロボット7のハンド7aから
切り離す前に、図4に示す色切換機15の出口ポートか
ら塗料吹付ガン6の吹付ノズル24までの塗料通路、つ
まり、塗料供給通路28、連通路27およびガン通路2
5が洗浄処理される。
【0029】読み出された前記塗料が、ロボット7のハ
ンド7aに接続済みの塗料吹付ガン6に対応する色系統
に含まれるものである場合には、塗料吹付ガン6の交換
接続は行われない。しかし、この場合でも、読み出され
た塗料が、先に使用した塗料と異なる場合には、色切換
機15の出口ポートから塗料吹付ガン6の吹付ノズル2
4までの前記塗料通路が洗浄処理される。この洗浄処理
では、先に使用された塗料と、これから使用される塗料
とが同じ色系統のものであるため、洗浄時間が短く設定
される。
【0030】このように、この塗装システムでは、先に
使用された塗料と、これから使用される塗料とが同一で
ない場合でも、これらが同じ色系統に含まれる塗料であ
る場合には、塗料吹付ガン6の交換接続が省略され、し
かも色切換機15の出口ポートから塗料吹付ガン6の吹
付ノズル24までの塗料通路を洗浄するのに要する時間
を短縮できるので、塗料変更のための段取り替えの所要
時間を短縮できる。なお、ロボット7のハンド7aに取
り付けられる色切換機15の取付位置を、できるだけハ
ンド7aの先端のガン取付位置近傍に設定すれば、色切
換機15の出口ポートからハンド先端の接続プレート2
2までの塗料供給通路28の通路長をそれだけ短くでき
るので、前記洗浄時間をより短縮できる。
【0031】図1の搬送装置2で搬送されるワークWが
第2の撮影装置3Bの設置位置の下に差しかかると、こ
の撮影装置3BによりワークWの平面画像が撮影され
る。この撮影装置3Bで撮影されたワークWの平面画像
と、先に第1の撮影装置3Aで撮影された同じワークW
の側面画像とは、シーケンサ16を経て塗装制御装置4
に送られる。この画像データを受け取った塗装制御装置
4では、その読み取られたワーク画像に基づいて、第1
記憶手段13からその画像に対応した塗料プログラムを
読み出し、その塗装プログラムにしたがってロボット7
の塗装動作を制御する。ロボット7の塗装制御は、塗料
切換動作の完了後にシーケンサ16から塗装制御装置4
にプログラム実行指令が入力されてから行われる。ま
た、ロボット7の塗装動作は、塗装ステーションSのや
や上流側に設けられる第2のリミッチスイッチ14が、
搬送されてくるワークWを検知して出力する検知信号を
受けて、塗装位置Eにおいて実行される。ロボット7の
塗装動作中は、搬送装置2が停止して、ワークWは静止
している。
【0032】このような処理を、搬送されてくる各ワー
クWごとに繰り返すことにより、各ワークWに順次塗装
が施される。塗装されたワークWは、搬送路の終端に設
置された乾燥処理部31を通過しながら焼付け・乾燥処
理された後に、搬送装置2から外される。
【0033】なお、前記説明では、同一塗料で塗装され
る同一種類の多数のワークWからなるロットを自動塗装
する場合を例示したが、塗装される塗料もワークWの種
類も異なる多数のワークWがランダムに搬送される場合
でも、同様にして自動塗装を行うことができる。この場
合には、同一塗料で塗装されるワークWが並ぶグループ
の先頭または個々のワークWの前側に、その塗料を示す
色識別フラッグ9を吊り下げて搬送することになる。
【0034】このように、この塗装システムでは、搬送
装置2により塗装ステーションSに搬入されてくるワー
クWを撮影装置3A,3Bが撮影し、撮影されたワーク
Wの画像に基づいて、塗装制御装置4が、第1記憶手段
13からワークWに対応した塗装プログラムを読み出
し、その塗装プログラムにしたがって塗装ステーション
Sの塗装機1を制御するので、手動操作によるプログラ
ムの入力が不要になり、ランダムに搬送されてくる複数
種類のワークWを塗装機1により自動塗装できる。
【0035】また、この塗装システムでは、同一塗料で
塗装されるロット分のワークWと共に、そのロットの先
頭よりも搬送方向前側に位置して搬送装置2により塗装
ステーションSに搬入される色識別フラッグ9を、塗装
ステーションSの上流側で撮影装置3Aが撮影し、撮影
された色識別フラッグ9の画像に基づいて塗料切換装置
5が、第2記憶手段17から前記画像に対応した塗料を
読み出し、読み出された塗料を塗装ステーションSの塗
装機1に供給するので、同一形状で塗装色の異なる複数
のワークWがランダムに搬送されてきても、塗装機1に
より順次色替えして自動塗装できる。
【0036】なお、上記実施形態では、色識別フラッグ
9を使用したが、同一形状のワークWのすべてが同一色
で塗装される場合には、色識別フラッグ9を割愛でき
る。また、ワークWがすべて同一形状で、塗装色のみが
異なる場合には、ワークWの撮影を割愛できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の塗装
システムによれば、ワークの画像に基づいて読み出され
た塗装プログラムにしたがって塗装するので、手動によ
るプログラムの入力操作が不要になり、ランダムに搬送
されてくる複数種類のワークを塗装機により自動塗装で
きるので、生産性が向上する。
【0038】また、本発明の請求項2の塗装システムに
よれば、色識別フラッグの画像に基づいて、読み出され
た塗料を前記塗装機に供給するので、手動による塗料ま
たは塗装プログラムの選択操作が不要になり、ランダム
に搬送されてくる塗装色の異なる複数のワークを塗装機
により順次色替えして自動塗装できるので、生産性が向
上する。
【0039】さらに、本発明の請求項3の塗装システム
によれば、ワークに塗装する塗料が変わっても、前の塗
料と同じ色系統の場合は塗装吹付ガンを交替させる必要
がないので、色替え時の段取り替え時間が短縮されて、
生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る塗装システムの概略
の構成図である。
【図2】同塗装システムにおける塗装機の側面図であ
る。
【図3】同塗装機におけるロボットハンドから塗料吹付
ガンを切り離した状態を示す斜視図である。
【図4】同塗装機におけるロボットハンドに塗料吹付ガ
ンを接続した状態を示す部分破断側面図である。
【符号の説明】
1…塗装機、2…搬送装置、3A,3B…撮影装置、4
…塗装制御装置(ロボット制御手段)、5…塗料切換装
置、6…塗料吹付ガン、7…ロボット、7a…ハンド、
9…色識別フラッグ、13…第1記憶手段、15…色切
換機、17…第2記憶手段、27…連通路、S…塗装ス
テーション、W…ワーク
フロントページの続き (72)発明者 中村 洋一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 Fターム(参考) 4F035 AA03 BA12 BB03 BC02 CC01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ステーションにおいてワークを塗装
    する塗装機と、 ワークを塗装ステーションに対して搬入および搬出する
    搬送装置と、 搬送されているワークを塗装ステーションの上流側で撮
    影する撮影装置と、 ワークの画像とそのワークの塗装プログラムを記憶する
    第1記憶手段と、 前記撮影装置で得られたワークの画像に基づいて前記記
    憶手段からその画像に対応した塗装プログラムを読み出
    し、その塗装プログラムにしたがって塗装機を制御する
    塗装制御装置とを備えた塗装システム。
  2. 【請求項2】 塗装ステーションにおいてワークを塗装
    する塗装機と、 ワークを塗装ステーションに対して搬入および搬出する
    搬送装置と、 同一塗料で塗装されるワークのロットの先頭よりも搬送
    方向前側に位置して前記搬送装置で搬送される色識別フ
    ラッグと、 搬送されている色識別フラッグを塗装ステーションの上
    流側で撮影する撮影装置と、 前記色識別フラッグの画像と、そのフラッグが示す塗料
    を記憶する第2記憶手段と、 前記撮影装置で得られた色識別フラッグの画像に基づい
    て前記記憶手段からその画像に対応した塗料を読み出
    し、読み出された塗料を前記塗装機に供給する塗料切替
    装置とを備えた塗料システム。
  3. 【請求項3】 多数の塗料をグループ分けした複数の色
    系統のそれぞれに割り当てられた複数の塗料吹付ガン
    と、 前記塗料吹付ガンをハンドに接続してワークに塗装を施
    すロボットと、 前記色系統が変わるごとにその色系統に割り当てられた
    塗料吹付ガンに交替させるロボット制御手段とを備えた
    塗料システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ロボットに複数
    の種類の塗料を選択して供給する色切換機が取り付けら
    れ、ロボットのハンドに、このハンドに塗料吹付ガンが
    接続されたときに塗料吹付ガンの通路に接続されて、前
    記切換弁装置から供給される塗料をガンに流す連通路が
    形成されている塗料システム。
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