JP2001212211A - 薬剤包装方法 - Google Patents
薬剤包装方法Info
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Abstract
置で薬袋に包装する際に、患者名、薬種、数量などの印
字情報の入力操作と、服用タイミング及びその服用パタ
ーンの設定操作とを分離し、服用パターンの所定を合理
化して薬剤の供給、包装処理の合理化及び処理の効率化
を図る。 【解決手段】 散薬分割ユニット2と錠剤払出ユニット
3、及び包装ユニット4を備えた薬剤包装装置に上記各
ユニットの駆動部を制御する制御部(マイクロコンピュ
ータ52)を接続し、さらにこの制御部に患者名、薬
種、数量などの印字情報を入力するパーソナルコンピュ
ータ50を接続する。制御部には散薬と錠剤のそれぞれ
の服用タイミングとその服用パターンを任意に設定操作
する操作パネルを有するパターン設定入力表示手段55
と、設定された服用パターンに対応する制御信号を記憶
する設定パターン記憶部56が設けられている。
Description
つの形態の薬剤を朝、昼、夕などの服用タイミングとの
組合せによる種々のパターンに対応した包装パターンで
包装することができる薬剤包装方法及び装置に関する。
で薬剤貯留装置から供給して包装する薬剤包装装置とし
て既に2つの形式のものが知られている。1つは三角仕
切板を有するV形状の枡と分割容器から成る散薬分割ユ
ニットと、小数の錠剤を入れる小枡の複数組のそれぞれ
の底蓋を開放して錠剤を供給する錠剤払出ユニットとを
一体に組合わせたもので、例えば特公昭53−2234
5号公報に開示されたものがある。
対応して移動自在に設けられており、三角仕切板を任意
の位置にセットした散薬分割範囲内に撒かれた散薬の表
面を均らした後V形状の枡の底板を開き、V形状の枡底
に設けた複数の分割容器内に落下させることにより散薬
が所定数に均等に分割される。
別に開いて落下させ散薬をシュートを介して包装ユニッ
トへ供給し包装される。錠剤払出ユニットは、小枡内に
予め1包装袋に入れるだけの数の錠剤を手撒きにより撒
いておき、小枡の底蓋を開放すると、錠剤がシュートを
介して包装ユニットへ供給されるようになっている。な
お、これに類似する薬剤包装装置として特開平3−24
0603号公報に開示された薬剤分包機がある。
たものを円筒状に多段に積重ねた錠剤払出ユニットと、
散薬を分配皿に撒きその一定角度分ずつを掻き出す散薬
分割ユニットとを一体に組合わせたものが、例えば特開
平8−337201号公報に開示されている。
剤を収納するカセットを入れるカセットケース内に算盤
玉形状のロータを設け、このロータに設けたポケット溝
が回転して所定位相位置で排出口に合致するとポケット
溝内の錠剤が払い出される。散薬分割ユニットは、外周
にR形状の溝を設けた分配皿とこのR溝に振り撒かれた
散薬を所定幅に分割して半径方向に掻き出す掻出手段を
有し、分配皿を一定ピッチずつ回転させて散薬を掻き出
し包装ユニットへ供給するようになっている。
する場合、処方箋で指示される薬剤は複数種類のものを
3日又は7日分というように複数日分であることが多
く、患者が服用タイミングや数、薬の種類などを間違え
て服用することのないように1服用1包装の状態で手渡
すのが一般的である。又、薬剤が散薬であれ錠剤であれ
その服用タイミングは朝、昼、夕の毎食後1日3回服用
のパターンが大部分であったが、薬剤の発達に伴って最
近ではこの服用タイミングの取り方が多様化し複雑化し
ている。
して、例えば1人の患者に対し錠剤Aを朝、昼、寝の1
日3回、錠剤Bを朝、昼、夕の1日3回、散薬Cを朝、
夕の1日2回服用するという服用パターンの処方がされ
た場合、服用順では朝:錠剤AとB、及び散薬C、昼:
錠剤AとB、夕:錠剤B及び散薬C、寝:錠剤Aという
ように服用タイミングごとに必要とする錠剤と散薬の服
用薬剤の組合せが異なる。但し、上記朝、昼、夕はそれ
ぞれのタイミングでの食後に、寝は寝る前に服用するこ
とを意味する。
を包装する薬剤包装装置のいずれも、錠剤のみ、散薬の
み、散薬錠剤同包、散薬錠剤別包のいずれかの薬剤投与
をそれぞれ服用順に払い出して包装するというきわめて
単純なパターンしかできない。これは、各薬剤包装装置
に必要薬剤のデータはホストコンピュータから通信によ
り送られて来るが、各個々の薬剤包装装置で上述したよ
うな多様化した特殊な服用パターンの払い出しができる
ような機能が設けられていないからである。
ーンの処方がされると、薬剤包装装置を一担停止させ、
手動操作で装置を作動させるか、又は手作業で薬剤を揃
えるなど全て薬剤師の処理に頼らざるを得なくなり、作
業が却って煩わしく、万一処理にミスがあれば包装され
た薬帯を開封して包装をやり直す必要が生じ、万一その
まま患者に手渡されると重大な医療ミスに発展する虞れ
がある。
公報に示されている薬剤包装装置は、前述したように、
カセット式の錠剤払出ユニットとR溝の分配皿方式の散
薬分割ユニットを有し、ホストコンピュータから送られ
てくる薬剤データに従って上述したような単純な服用パ
ターンでの薬剤の包装は可能であるから、散剤の払出し
タイミングとの組合せを特殊な服用パターンに対応する
ように各ユニットへの制御信号を出力するためのプログ
ラムを改変すれば特殊な服用パターンにも対応できるよ
うにすることができると考えられる。
る際に一般にはキーボードと呼ばれる入力手段により特
殊服用パターンに対応するようなデータをそれぞれ入力
し、その制御データに従って薬剤の払出しを制御するこ
ととなり、このような制御データを作成する必要が生じ
るが、かかる制御データの作成は極めて煩雑で労力と時
間がかかり、このため現状では特殊服用パターンの払い
出しはできない。
使用頻度の高い錠剤を貯留、払出しするのに用いられる
のが一般的であり、使用頻度の低い錠剤は貯留されてい
ない場合が殆どである。現在では、使用頻度の高い錠剤
だけでも何百種類もの錠剤があり、使用頻度の低い錠剤
まで全て貯留しようとすると錠剤払出ユニットが巨大化
し経済ベースに合わなくなるからである。
少ない錠剤の処方をされることがあり、このような薬剤
データが送られて来るとその処方による錠剤が貯留され
ていないため、必然的に上記薬剤包装装置は停止するこ
ととなり、この場合も結局薬剤師の手動操作か、又は手
作業により処理する必要がある。
ユニットを有する薬剤包装装置は、上述した特開平8−
337201号公報に示されたものは例外として、一般
には装置の本体ケース上又はこれに隣接して設置される
パーソナルコンピュータ(以下パソコンと略称する)に
より制御が行われる。
量を入力し、包装装置に接続された上記各ユニットから
散薬や錠剤の薬剤数量を服用時期毎に払い出すが、包装
パターンや印字情報はパソコンで管理され、予め記憶さ
れており、通信手段でプリンターへそれら印字情報を送
信して服用時期を印字するようになっている。上記パソ
コンで管理、記憶されている多くの薬剤の服用時期に関
する情報は、簡単で1日3回、又は2回が主要服用回数
であり、このほかに特殊パターンとして1日1回、また
は食事毎の他に寝る前指定の4回の服用時期を設定でき
れば99%の服用時期を設定でき、この服用回数に対し
食前、食間、食後を指定すれば問題ない。そこで、処方
毎に包装パターンとそれに伴う印字情報をパソコンで設
定することになる。
報を記憶し使用するようにすると、各処方毎に患者名や
服用時期を入力することとなり非常に手間がかかるた
め、このパソコンの記憶装置に患者名を記憶したまま残
しておき、次回からはこのデータを呼び出して印字デー
タを処理するのが望ましい。ところが、患者名のデータ
と共に服用時期情報や制御(包装パターンの設定等の情
報)データもこのパソコンに記憶するようにすると、記
憶データが膨大になり記憶容量に直ぐに限界が生じ、新
規患者氏名を入力できなくなる。
る薬が1服用1包装で確実に手渡されるようにするため
には特殊服用パターンに対応し得る入力信号を設定でき
るように改善する要望が高まっている。しかし、このよ
うな要望に対処する場合も入力信号の設定が操作手順を
煩わしくするものであってはならない。
及び装置における種々の問題に留意して、散薬と錠剤を
供給し包装する薬剤包装装置でこれらを薬袋に包装する
際に患者名、薬種、数量などの印字情報の入力操作と、
薬種ごとの服用タイミング及びその服用パターンの設定
操作とを分離し、それぞれの操作に適合する入力手段と
制御回路により入力操作の合理化及び処理の効率化を図
ることを課題とする。
解決する手段として、調剤された散薬を所定量に分割し
て供給し、複数種類の錠剤を所定種類、数量分供給して
薬剤を包装する際に、散薬と錠剤のそれぞれについて識
別し、かつ患者に処方される1日の薬剤服用タイミング
を基準として任意の服用パターンを設定し、その設定信
号を出力して任意の服用パターンに応じて散薬と錠剤を
供給し、供給された薬剤を集合して落下させ包装シート
に包装する薬剤包装方法としたのである。
ンを基準とした任意の服用パターンを予め設定し、その
設定信号を出力して散薬と錠剤の供給を制御して任意の
服用パターンに応じて薬剤が供給され、包装される。任
意の服用パターンの設定信号が出力されなければ、基準
の服用パターンの信号を出力すればよく、薬剤の供給、
包装の指示を患者が異なるとその都度服用パターンの初
期設定から行なう煩わしさが軽減され、安全、確実で迅
速に、かつ効率的薬剤の供給、包装が行なわれる。
ば、入力手段により任意の服用パターンの入力信号が制
御部へ送られる。入力手段では散薬、錠剤のそれぞれに
朝昼夕各1袋又は各1錠の定型パターンだけでなく、朝
昼夕寝の服用タイミングに対し任意の設定パターンの入
力信号を散薬、錠剤のそれぞれについて入力する。これ
らの入力信号が制御部へ送られて来ると制御部ではその
設定パターンに対応した制御信号を設定し、その制御信
号により散薬供給ユニットと錠剤供給ユニットを作動さ
せて散薬と錠剤を供給する。
を参照して説明する。図1は第1実施例の薬剤包装装置
の外観斜視図である。この実施形態の薬剤包装装置は、
V形状枡方式の散薬分割ユニット2と複数組の小枡に錠
剤を入れて供給する錠剤払出ユニット3とを一体に組合
せた形式のものである。なお、図示省略しているが、こ
の薬剤包装装置には散薬調剤台と錠剤保管棚とが隣接し
て設置されている。
薬保管瓶を多数収納した散薬棚と、取り出した散薬の調
合するための調剤台とを備えている。調剤台上には散薬
の調合スペースの脇に計量器、乳鉢、処方箋情報を表示
する表示装置などが備えられている。散薬棚の散薬保管
瓶にはその瓶の薬剤を示すラベル、バーコード等の識別
表示が付与されている。
ている処方箋に基づく表示に従って散薬棚内の必要な散
薬保管瓶を複数種類取り出し、処方された量の散薬をそ
れぞれの瓶から取り出し、計量器で順次計量し、必要量
を取り出す。これら複数種類の散薬が全て揃うと乳鉢内
で混合して調合し、これを図示の薬剤包装装置へ供給す
る。
する棚と、取り出した錠剤の量、種類を確認するための
作業をする台とが備えられており、その台の上に取り出
した錠剤を一時的に揃える。そして、上記散薬調剤台と
錠剤保管棚から取り出して揃えられた薬剤はそれぞれそ
の必要量分が図示の薬剤包装装置に供給される。その際
散薬は下記の散薬分割ユニットのV枡内に、又錠剤は錠
剤払出ユニットの手撒き手段に供給される。
本体ケース1の上部に散薬分割ユニット2と錠剤払出ユ
ニット3を、その下部に包装ユニット4を一体に設けた
ものから成り、操作パネル5からの操作指示によって作
動する。図1の矢視II−IIから見た断面図を図2に示
す。図1、図2から分るように、散薬分割ユニット2は
断面がV字状のV枡6と、その内側にスライド自在に設
けた仕切板7を、又このV枡6の下方に分割器8を備え
ている。
けた複数の分割容器8aを有する分割器8に対し、スラ
イド自在な仕切板7を散薬総量を分割しようとする分包
数に対応する位置に目盛板9の目盛に合せて移動させ、
仕切板7が設定されたV枡6の範囲に対応した分割数で
散薬が分割されるようになっている。V枡6は、図2に
示すように、その傾斜した枡板10に長手方向の端壁の
外側に設けた操作板11が連結されており、この操作板
11を軸12を中心に図示しない駆動部で回転させるこ
とにより枡板10を図示の一点鎖線で示すように開放し
散薬が分割器8に投下される。
に沿ってスライド自在とするためこの垂直板13を挟む
ように挟持アーム14を有し、この挟持アーム14に水
平軸を中心に回転する2つのローラ15を垂直板13の
両端に設けたガイド16に沿って案内移動させることに
よりスライド自在とされている。図中の17は磁石、1
8は位置検出センサ(近接スイッチ又はホール素子セン
サ)である。センサは各分割容器8aに対応して長手方
向に複数個設けられており、仕切板7がセットされた位
置までのセンサの数によって分割数が判別され、表示さ
れるようになっている。
数個が長手方向に沿って設けられており、それぞれの分
割容器8aの下底には底板19が軸20を中心に回転自
在に設けられ、通常はばね21により閉じられているた
め、内部に散薬Pが所定量投入されるようになってい
る。底板19は開閉機構22によって操作される。
に隣接した所定位置に設けられており、この位置に間欠
動作で移動して来る各分割容器8aの底板19を角状レ
バ23で押し開くようになっている。角状レバ23は三
角板24に固定され、三角板24は軸24aを中心とし
て回転するようにL字状のレバー25が連結され、その
垂直部25aに設けたカムフォロア26aにカム26を
係合させ、このカム26に出力軸を連結したモータ27
により駆動される。
その出力はピニオン28xにより長手方向に駆動される
ラックにアーム29が固定され、このアーム29が適宜
位置で分割器8に取り付けられている。アーム29の上
端に位置検出センサ18が取り付けられている。上記開
閉機構22に隣接する共通ホッパ41の上方には錠剤払
出ユニット3の手撒き手段31の下部に設けられたホッ
パ33が位置し、分割器8とホッパ33からの薬剤を共
通に受け入れるようにしている。
が設けられており、共通ホッパ41の下部の三角板で2
つ折りにされた包装シートSに共通ホッパ41から投下
された薬剤をヒートシール42で1包ずつに包装するよ
うになっている。包装ユニット4は、図示以外にもシー
ルを供給するリールや、シートに印字するプリンタなど
が設けられているが、図示省略している。
ように、手撒き手段31と、その下方に設けた分割器3
2と、その下方のホッパ33とから成る。手撒き手段3
1は、枡目状の多数の分割小枡34を有する手撒き板3
1aが本体ケース1の上面に設けられ、図5から分るよ
うに、その直下にシャッタ板35を有する。34aは表
示器であり、錠剤が手撒きされるべき位置を表示する。
シャッタ板35にも手撒き板31aと同じピッチで多数
の開口が設けられており、図5の(a)では分割小枡3
4の開口を閉じ、図5の(b)では開口を開くように形
成されている。
数の分割小枡36を枡目状に形成した分割板32aと、
各分割小枡36の下部をそれぞれ個別に閉じる底蓋36
aと、分割板32aの直下に設けられる排出板37とか
ら成る。分割小枡36のピッチは手撒き手段31の分割
小枡34と一致して設けられており、手撒きされた錠剤
を手撒き手段31上で確認して投下されるとそれぞれを
対応する分割小枡36に受入れる。
されているように、長手方向の片側端が階段状37aに
形成されており、(a)に示す如く、間欠移動する分割
器32のNo.1の分割小枡36がわずかに階段状の端3
7aと干渉する位置にあるときは底蓋36aは閉じたま
まであり、(b)に示す如く、階段状の端から分割小枡
36が完全に離れた位置に進むと底蓋36aが開放され
る。これにより、図4の分割器32が進行する矢印方向
の先端側の分割小枡36から分割器32の間欠移動に伴
って各個別に錠剤が供給される。
御する制御回路の概略ブロック図を図7に示す。この実
施形態では、処方箋からの薬剤情報や患者名、エントリ
No.等の印字情報を入力し、それらのデータを記憶して
管理するために図示の例ではノート型パーソナルコンピ
ュータ50(以下NPC50と略記する)が設けられ、
又上記包装装置の散薬分割ユニット2、錠剤払出ユニッ
ト3、包装ユニット4の各駆動部を制御するためのマイ
クロコンピュータ52(以下MC52と略記する)、及
び上記各ユニットを駆動制御する際に薬剤を服用するタ
イミングのパターンとして特殊服用パターンを設定する
ためのパターン設定入力表示手段55を備えている。
8に示す。この設定パネルの詳細については後で説明す
る。NPC50は、印字情報について薬剤包装装置の機
側から入力する場合に用いられるが、印字情報がホスト
コンピュータ100の処方入力手段100aから入力さ
れ通信ライン(点線で示すバスライン)を介して送られ
て来るシステムでは省略してもよい。NPC50は他の
形式のパーソナルコンピュータとしてもよいことは言う
までもない。50aはNPC50の表示器である。
はバスライン51を経由してMC52へ送られ、NPC
50のCPU53(中央演算処理部)を介して包装ユニ
ット4へ送られる。MC52は上記包装装置の各ユニッ
ト2、3、4を駆動制御するための制御プログラムを記
憶する記憶部54、又上記入力表示手段55による入力
信号のデータを記憶する設定パターン記憶部56を備え
ている。
制御する制御ラインが接続されているが、特に包装ユニ
ット4に対してはその制御ラインと共に印字データを送
るラインも併せて設けられている。又、この実施形態の
薬剤包装装置では散薬分割ユニット2のV枡6に設けら
れた仕切板7を目盛板9の目盛に合せて設定される位置
についての位置検出センサ18からの位置検出データが
入力され、その信号により総包装数又は処方日数が設定
されるようになっている。
の設定パネル5は、薬剤の服用タイミングについての特
殊服用パターンを設定するためのものである。図中のモ
ードキー51 はこれを押すと連続モード52a、特殊モー
ド52b、予約モード52cのいずれかのモードを選択で
き、選択したモードの表示がされ、さらにもう1度押せ
ば包装モードの選択が消去され通常モードに戻る。特に
特殊モードと通常モードを選択するためのキーである。
52dはエラー表示部であり、設定パネルによる制御機能
の種々なエラー動作があると表示する。
53aは散薬のみ、53bは錠剤のみの単体を選択するキ
ー、53cは散薬と錠剤を包装シートの各1包に同包する
同包選択キー、53dは散薬と錠剤を各別に各1包に別包
する別包キーである。上記いずれかの包装モード選択キ
ーを押し、かつ次のパターン設定キー54a、54cのいず
れかを選択すると特殊服用パターンが設定できる。
キー、56a〜56dは散薬の特殊パターン設定キーであ
る。この特殊パターン設定キーにより薬剤の服用タイミ
ングについて通常以外の特殊パターンが設定される。こ
こで通常パターンとは錠剤、散薬のいずれの薬剤であれ
朝昼夕の3回に必ず1錠又は1袋の薬剤を服用するパタ
ーンであり、特殊パターンとはそれ以外の任意の組合せ
のパターンをいう。特に、図示の設定キーでは朝昼夕寝
の4つの服用タイミングが設定でき、そのいずれかを任
意に選択することにより特殊パターンが設定される。な
お、朝昼夕寝は寝以外はいずれも食後、寝は寝る前に服
用することを意味する。
服用タイミングを朝昼夕寝の最大4回まで設定できるか
ら、それぞれのタイミング数は分包数でもあり、これを
分数として1〜4を併記している。58 は総包数表示
器、59 は錠剤撒き数表示器、57aは包装開始キー、5
7bは包装停止キーである。
に操作パネル5で次のように設定をする。まず、散薬を
分割するために、V枡6内の仕切板7をV枡6の目盛板
9の所定分割数の目盛位置に設定する。設定した仕切板
7のV枡6の目盛板9に表示された0から所定包装数ま
での間に散薬を撒いてその表面を平らに均し、V枡6の
枡板10を開放して分割容器8に散薬を落として分割す
る。
を押すと、分数設定スイッチである特殊パターン設定キ
ー56a〜56dが点滅する。散薬が例えば寝の1袋であれ
ば、特殊パターン設定キー56dを1度押すと点滅が点灯
に変わる。次に、散薬のパターン設定キー54cをもう1
度押すと、特殊パターン設定キー56aから56cの点滅が
消え、散薬の特殊パターン設定キーの設定が完了する。
貼った印刷表示の所定分割数の目盛位置に設定した状態
で、手撒き手段31に錠剤をセットするため、錠剤のパ
ターン設定キー54aを押すと、分数設定スイッチである
特殊パターン設定キーの55aから55dが点滅する。錠剤
が朝昼夕の処方であれば、分数設定スイッチの特殊パタ
ーン設定キー55aから55cを各1度押すと点滅が点灯に
変わる。
と、特殊パターン設定キーの55dの点滅が消え、同時に
図3の分割小枡34に取り付けた個々の表示器34aが
特殊パターン設定キーの操作で設定した該当する位置の
分割小枡34の表示器34aが例えば7日分の処方数の
該当する総分包数位置まで点灯する。
割小枡34の1番目が特殊パターン設定キーの1番目の
朝服用と関連させ、分割小枡34の2番目が特殊パター
ン設定キーの2番目の昼服用、分割小枡34の3番目が
特殊パターン設定キーの3番目の夕服用と、分割小枡3
4の4番目が特殊パターン設定キーの4番目の寝前服用
とそれぞれ関連させてあり、分割小枡34の5番目は再
び1番目の朝服用と関連させるようになっている。
場合、先に散薬の包装パターンを設定する必要がある
が、その理由は、仕切板7によって最大包装数を設定し
ているから、散薬包装パターンが設定されないと、何日
分の包装を行うのかわからず、従って錠剤包装パターン
の繰り返し回数も求められないので、セット位置に対応
した場所まで表示することができないからである。
示器34aには、1.2.3.5.6.7.9.10.
11・・・の番号の分割小枡34の表示器が点灯し、調
剤師は点灯した場所の分割小枡に錠剤を撒く。4.8.
12・・・は分数4に該当しているため、表示器34a
は表示されない。
ると分割小枡34の底板を開放し、図4に示す分割器3
2の各升目に分割小枡に撒いた錠剤が落下する。この分
割器32は左右に移動する図示しない移動装置に接続さ
れており、分割器32には上記分割小枡に対応した小枡
が設けられ、小枡個々には底蓋36aが開閉自在に設け
られているから、排出板37の縁部から底蓋36aが離
れると上記小枡内の錠剤がホッパ33を通じて共通ホッ
パ41を通り供給ユニットへ供給される。
が全て完了すると前記設定した仕切板7のV枡6の目盛
板9に表示した位置に合わせた数値とで総包装数が表示
される。又、上記説明では錠剤の手撒き作業を特殊パタ
ーンの設定に合せて表示器を点灯しこれに合せて行なう
例を示したが、表示器の点灯は特殊パターンのパネル設
定通りでなく分割小枡に全て連続状に錠剤を手撒きし、
払出しのタイミングを特殊パターンのパネル設定通りに
行なうようにしてもよい。但し、以下では前者の場合に
ついて説明する。
いてさらに詳しく説明する。なお、以下で説明する薬剤
服用タイミングの特殊パターンの設定と散薬分割ユニッ
ト2における散薬分割動作までの準備作業はいずれを先
に開始してもよいが、特殊パターンの設定の動作フロー
の最終段では一担処理フローの流れが停止し、スタート
キーを押すことにより包装制御が開始されるようになっ
ているため、それまでに2つの準備作業を終了させる必
要がある。
て、NPC50を用いる場合は、予め患者の処方箋デー
タから印字情報を入力する。以下では説明の都合上散薬
分割ユニット2での準備作業から先に説明する。この実
施形態の散薬分割ユニット2では、仕切板7の設定目盛
位置を基準にして包装数を設定するようになっているた
め、まず仕切板7を所定の目盛位置にスライドさせて設
定する。
合でも必ず両方の処方日数を同じとする規定があるた
め、まず散薬についての処方箋データから1日の散薬投
与回数と処方日数をかけ算して散薬の最大包装数を求め
てその最大包装数の目盛位置に仕切板7を設定する。例
えば1日の散薬投与回数3回、処方日数7日であれば3
×7=21の包装数の目盛に仕切板7を設定する。設定
された目盛位置のデータは位置検出センサ18からの信
号により最大包装数データが設定パターン記憶部56の
プログラムにより演算記憶される。こうして、仕切板7
の位置が設定されたV枡6にNPC50の表示器50a
に表示された種類の散薬を投入しその表面部を平らに均
す。
定パネルで薬剤服用タイミングについての特殊パターン
の設定をする。なお、通常パターンの設定は特殊パター
ンの設定のように特殊パターン設定キー55a〜55d、5
6a〜56dを用いることなく予め朝昼夕のパターンを設定
する信号が設定パターン記憶部56に記憶されているか
ら、特殊パターン設定の選択をしない限り通常パターン
設定として処理される。
モード51 のキーを2回押すと特殊モード表示52bが表
示される。次に、包装形態として包装モード選択キー5
3a〜53dのいずれかを押して例えば同包モードを選択す
る。この状態で、パターン設定キー54a、54bのいずれ
かを押すことにより錠剤又は散薬のパターン設定の条件
ができる。錠剤と散薬の服用タイミングの設定はどちら
から先に設定してもよいが、仮りに散薬を先に設定する
ものとし、図8に示すように、朝昼夕について特殊パタ
ーン設定キー56a〜56dを押したとする。
ら、このデータから設定パターン記憶部のプログラムに
より演算して上記最大包装数のデータから処方日数が7
日と算出され、記憶される。この処方日数7のデータは
後で説明する錠剤払出ユニット3の手撒き手段31にお
ける錠剤の手撒きの際に利用される。そして、次に錠剤
の特殊パターン設定キー55a〜55dのうち図8に示すよ
うに例えば朝夕寝のキーを押すものとする。
のための信号や包装の反復形態、あるいは包装形態が同
包であるか別包であるかの信号を包装制御を開始した後
に一連の制御信号として送り出すための信号列の設定が
設定パターン記憶部56のプログラムを介してCPU5
3により処理が行なわれる。その処理の流れの概略を図
9のフローチャートに示す。
9のフローチャートに従って処理が開始される。ステッ
プS1 ではまずパターン設定の有無を判別する。このパ
ターン設定とは特殊パターンであり、モードキー51 で
特殊モード52bを選択するとパターン設定有り(YE
S)、通常モードに戻れば設定無し(NO)となりステ
ップS1'へ進む。この場合、特殊パターンの設定が行わ
れているから、次のステップS2 へ進むと散薬の特殊パ
ターン設定であるかが判断される。
ないと判断されるとステップS21へ進み、改めて散薬の
特殊パターン設定をし、再びステップS2 へ戻る。散薬
の特殊パターンを設定したのに、実際は誤って錠剤の特
殊パターンを設定する操作をしていた場合を防ぐためで
ある。ステップS2 へ戻ると、その時は散薬の特殊パタ
ーンが設定されているから、次のステップS3 へ進む。
このステップS3 で散薬の包装パターンが設定される。
ターン設定キー56a〜56dで設定された服用タイミング
の特殊パターンに対応して包装するための制御信号を設
定する処理である。ステップS4 では反復形態の判断を
する。反復形態とは特殊パターン設定キー56a〜56dで
設定されるように朝昼夕寝の順序でこれを処方日数分反
復処理するパターンを意味する。反復形態でない場合は
ステップS41へ進み連続形態が設定される。
朝、昼昼昼昼、夕夕夕夕、寝寝寝寝のように同じ服用タ
イミングを繰り返して続けるパターンを設定する。包装
パターンの多様化を図るためである。特殊パターンを設
定している場合はこの処理は行われずにステップS5 へ
進み、ここで朝昼夕の特殊パターンでこれを繰り返すた
めの制御信号を設定する。
する。これは、包装モード選択キー53a〜53dのいずれ
かで散薬、錠剤の単体での包装、又は散薬と錠剤の同包
又は別包の包装モードを選択できるからである。この判
別で単体設定と判断されるとステップS61へ進み、ここ
で散薬のみ又は錠剤のみの包装形態を指示する制御信号
を設定する。
ー53c又は53dによる複合動作、即ち散薬と錠剤のいず
れをも包装しかつ同包又は別包のいずれかの包装形態と
する場合は次のステップS7 へ進み、ここで別包又は同
包かの判断をする。包装モード選択キー53c又は53dか
らの選択された信号が53cの同包信号であればステップ
S71で同包するための制御信号を設定する。
へ進み、ここで別包するための制御信号を設定する。な
お、上記複合動作の信号が設定されている場合は、当然
錠剤払出ユニット3による包装制御信号を設定しなけれ
ば包装できないから、次のステップS9 で錠剤払出ユニ
ットでの特殊パターン設定が終了しているかを判断す
る。但し、ステップS9 へ進む前に上記散薬の特殊パタ
ーン設定が終了したことを示すフラッグを立てておく。
での特殊パターン設定が終了していないときはその設定
フローへ進むが、これについては後で説明する。ステッ
プS 9 での判断で錠剤払出ユニットでの特殊パターン設
定が終了しているときは、ステップS10へ進み特殊パタ
ーン設定による服用パターン内容の印字情報を印字する
必要があるかについて判断され、必要であればステップ
S11で印字設定フローに従って印字のための制御信号の
設定が行われる。印字設定フローについては後で説明す
る。
御を開始するためにスタート信号の入力を待つ。スター
ト信号は包装開始キー57aにより入力される。なお、ス
テップS10、S12へ進むときは予め錠剤払出ユニットで
の特殊パターンの設定が終了しているときであるから、
印字情報は散薬と錠剤の全てを含む印字情報が印字され
る。
特殊パターンの設定フローは特殊パターンを主として対
象としているが、通常パターンもこの設定フローで設定
するのに用いられる。通常パターンの設定は前述したよ
うにステップS1'で行われ、その後の判断動作は特殊パ
ターンと同じであるから同じフローを経由して設定が行
われる。但し、その場合、包装モード選択キー53a〜5
3dは通常パターン設定にも併用される。
設定フローにおいて錠剤払出ユニット3の設定フローへ
の信号が出されると、図10に示す設定フローが動作開
始し制御信号の設定が行われるが、この制御信号の設定
と並行して錠剤払出ユニット3における錠剤の手撒き作
業が行われるから、その手撒き作業について説明する。
剤を手撒きして払出しできる形式のものであり、主とし
て一般に使用頻度の少ない種類の錠剤を供給するのに用
いられる。錠剤は手撒き手段31に薬剤師の手で手撒き
されるが、その際図8に示す特殊パターンで服用タイミ
ングが設定される場合には朝昼夕寝の4つのタイミング
のうち錠剤が必要な時と不要な時とがあり、これに対応
して図3に示す手撒き手段31にも錠剤をセットする必
要がある。この場合、錠剤を特殊パターンに合せて置く
ために表示器34aが利用される。
特殊パターンの設定を利用するため、その設定が終わる
と直ちに又は錠剤の特殊パターン設定より散薬の特殊パ
ターン設定の方が早く行われた時は前述した散薬分割ユ
ニット2からの移行信号によって手撒き作業をするため
に必要な処理が図10の設定フローの先頭で行われる。
処理が終わっているかを判断し、終わっていないときは
ステップSS02で仕切板7を総処方数に合せて設定し、
SS 03で処方日数の計算をする。これにより処方日数が
得られるとSS04で表示器により錠剤の手撒き位置が表
示され、SS05でこの表示が終了しているかを判断し、
表示されていないときは上記作用を繰り返す。
われていればその設定をする際にモードー51 や包装モ
ード選択キー53a〜53dなどの設定は既に行われている
から、特殊パターン設定キー55a〜55dによる特殊パタ
ーンが設定されれば、手撒きする錠剤位置が記憶され
る。又、前述したように、散薬分割ユニット2のV枡6
内で仕切板7を所定位置に合せて散薬を投入する際に仕
切板7の位置から位置検出センサ18の信号により処方
日数が7日と算出されるから、これらの信号から、特殊
パターンに対応する錠剤投入位置と繰返し日数分の表示
器を点灯することにより錠剤をどの位置に投入すべきか
を個々に判断することなく簡単に正確に錠剤を置くこと
ができる。
てステップSS1 以下のフローで制御信号の設定処理が
行われるが、この処理は基本的には散薬の場合と同様で
あり、散薬を錠剤と読み替えた同様な処理が行われるか
ら、図9の各ステップS1 〜S12に対応するステップS
S1 〜SS12を表示して説明は省略する。
の終了後に錠剤払出ユニット3の設定フローを処理する
場合は、SS9 での判断により散薬分割ユニット2の設
定フローへ戻ることはないから、次のステップSS10の
印字作業の判断によりS11で印字が行われ、その後SS
12へ進み待機状態となる。そして、散薬分割ユニット2
と錠剤払出ユニット3の動作を開始してよいかを再確認
した後包装開始キー5 7aにより包装を開始する。
字情報を印字するための制御信号を設定する必要があ
り、その印字情報の印字を設定するためのフローを図1
1に示す。散薬分割ユニット2又は錠剤払出ユニット3
のいずれかの制御信号設定フローにおける印字設定フロ
ーへの指示信号があると、図示の設定フローが開始す
る。ステップSP1 ではまず印字情報が機側のNPC5
0から得られるのか、ホストコンピュータ100から通
信により得られるのかについて判断する。
ない限り次のSP2 へ進み、ここで服用タイミングデー
タの確認をする。上記各ユニットでの設定フローを経由
する場合は服用タイミングデータは揃っているから、S
P3 で患者名をそのデータに対して付着させて印字情報
が揃うことになる。SP4 で今度は再び散薬・錠剤の各
ユニットでの設定フローは終了しているかを確認し、終
了していればSP5 で検薬情報の印字の要否を判断し、
必要であれば薬剤情報を作成する。
了すると散薬又は錠剤の各ユニットの設定フローへ戻
る。但し、上記SP2 において服用タイミングデータが
揃っていないときはSP7 で服用タイミングデータを入
力し、SP8 で患者名を設定、SP9 で処方日数の入力
をそれぞれNPC50の入力手段から入力して設定す
る。又、SP1 において通信接続されている場合は、ホ
ストコンピュータで入力された処方データで印字情報は
揃っているから、それらから必要な印字情報を印字判断
により印字するように作成する。以後の動作は前述の場
合と同じである。
いないか、又は設定に誤りがあるときはSP11でエラー
表示し設定フローをやり直すように各設定フローの先頭
に戻る。
ユニット2と錠剤払出ユニット3を作動させて散薬と錠
剤をその服用タイミングについての特殊パターンで包装
シートに包装する特殊処方例について具体的に説明す
る。図12に図8の説明パネルによる特殊パターンの設
定をした特殊処方例1と2を示す。 特殊処方例1: 錠剤A 朝昼寝 1日3回各1錠 7日分 散薬B 朝昼夕 1日3回各1袋 7日分 特殊処方例2: 錠剤A 朝昼寝 1日3回各1錠 7日分 散薬B 朝夕 1日2回各1袋 7日分
略図を示す。図14を参照すれば分るように、この実施
形態の散薬分割ユニット2’は散薬供給手段を分配皿と
掻出手段を有する形式のものであり、錠剤払出ユニット
3’は錠剤カセットを円筒形に多数配置した形式のもの
である。包装ユニット4は基本的には第1実施形態のも
のと同じであるから、同一機能部材に同一の符号を付し
て説明は省略する。
口6a’から投入される散薬を振動フィーダ7’により
少量ずつ分配皿8’上に撒く散薬供給手段を備えてい
る。この供給手段から撒かれる散薬を受ける分配皿8’
は分配板8a’の外周にR溝8R’を有し、この溝に平
均的に均らして散薬を積らせる。掻出手段9’は上記R
溝8R’を半径方向に必要分割数に分割し、各分割領域
分の散薬を分配皿8’の外へ掻き出す所定厚さの円形デ
ィスク板を備えている。9a’は回転自在なアームであ
る。
従って取り出した散薬を供給するためのホッパ6’から
投入し、分配、包装条件が設定されると、分配皿8’が
回転し、同時に振動フィーダ7’が振動を始め、投入さ
れた散薬が分配皿8’のR溝8R’に供給される。掻出
手段9’は円形のディスク形状で分配皿8’のR溝8
R’の内面と密接するため、散薬が積もった分配皿8’
の散薬をホッパ6’に対向する位置で掻出手段9’によ
り掻き出す。
た散薬に切込み、分配皿8’を分割に適合する角度まで
回転させて停止し、分配皿8’のディスクが積った散薬
を掻き寄せる。分配皿8’が一定速度で回転し、ホッパ
6’で供給が一定であれば、分配皿のR溝8R’に供給
されて積る散薬分配皿8’の回転中心から放射状にケー
キを切るように均等に切断線を入れ、切断線と次の切断
線の間を掻出手段9’により掻き出すと、散薬は等分さ
れて共通ホッパ41を通して包装される。
剤カセットフィーダ31’の複数組を円筒状のカセット
収納庫3a’に設置した棚に並べて着脱自在に設けたも
のから成る。錠剤カセットフィーダ31’は錠剤を収納
する容器32’を有し、この容器32’は蓋で閉じら
れ、容器底面部は1方向に向かって傾斜した円錐状であ
り、その最下部にロータ33’が設けられている。この
ロータ33’は断面図に示すようにそろばん玉の形状を
しており、下部円錐面に設けたポケット溝34’に落ち
た錠剤Tを払出部35’に移動して取り出す。
検出する検出センサ36’が設けられ、指定した払出し
を検出するとモータ37’を停止し、ロータ33’の溝
に落ちた錠剤Tの払い出しを止める。ロータ33’とモ
ータ37’はギアによって駆動伝達される。錠剤カセッ
トフィーダ31’は錠剤払出ユニット3’の装着部に備
えられたモータベース38’にスライドさせて装着し、
このモータベース番号により後で説明する包装仕様の設
定を行う。39’は錠剤ホッパである。
表示手段55’の設定パネル5’を示す。この設定パネ
ルの各種設定キーも第1実施形態の場合の表示手段55
のものと基本的に共通であるから、共通のキー等につい
ては同じ符号が付してある。この設定パネル5’ではパ
ターン設定キー54 が錠剤に対して54a、54bの2段、
散薬に対して54cの合計3段設けられており、これに対
応して特殊パターン設定キー55 も錠剤に対して、55a
〜55d、55e〜55hの2段、散薬に対して56a〜56dの
1段の合計3段設けられている点が異なる。
御するための制御回路は、第1実施形態の薬剤包装装置
の場合と基本的には同様であるから、図7のブロック図
をそのまま適用するものとする。但し、散薬分割ユニッ
ト2’、錠剤払出ユニット3’は第1実施形態のものと
それぞれ個別には形式、構成が異なるため、位置検出セ
ンサ18からの検出信号をMC52へ入力するラインは
省略されており、又各ユニット2’、3’の個別の制御
信号はそれぞれに適合するものが出力される。
の設定パネル5’で散薬分割ユニット2’と錠剤払出ユ
ニット3’を操作して散薬と錠剤を包装する際に薬剤の
服用タイミングについて特殊パターンで包装するように
散薬と錠剤を供給する基本的な供給動作も第1実施形態
の薬剤包装装置と同じであるが、個別には以下の点で異
なるため、その異なる点について説明する。
備動作については、散薬の場合、R溝を有する分配皿
8’に散薬を供給する必要があるが、この分配皿8’で
は第1実施形態のように総分包数の目盛板9’は設けら
れていないから、処方日数の設定は機側のNPC50か
ら入力される。従って、仕切板7を目盛り板の目盛りに
合わせる必要もなく、位置検出センサ18で総分包数に
対応する位置信号を検出することもない。
でその後の作用は前述した動作順序で散薬の分割が行わ
れる。そして、この散薬分割ユニット2’による特殊パ
ターンでの散薬供給は、基本的に全く第1実施形態の場
合と同じであるから、この実施形態に対しても図9のフ
ローチャートによる処理操作が適用される。
第1実施形態の場合に比較すると手撒き手段31に代え
て錠剤を自動払出しする錠剤カセットフィーダ31’が
用いられるから、この点が図10の錠剤払出ユニット3
の場合と若干異なっており、これによる特殊パターンの
設定手順について図17に示す。図示の処理フローにお
いて、図10のSS2 で錠剤の供給設定を判断する代わ
りにSSS2 では錠剤カセットフィーダ31’が設定さ
れているかをチェックする。カセットフィーダ31’の
設定が不完全のときはSSS21でセットを直して元へ戻
る。この操作により以後は図10の設定フローと同じで
ある。
の錠剤払出ユニット3’は、前述したV枡を有する散薬
分割ユニット2と組合わせて用いられることがあり、そ
の時は図17の点線で示す処方日数の演算フローSSS
01〜SSS03が設定フローの動作開始直後に行われる。
この場合は仕切板7が散薬分割ユニット2に設けられて
いるから、位置検出信号も当然MC53へ入力される。
散薬分割ユニットが第2実施形態のものであれば、上記
点線のフローを経由せずにSSS1 の処理を行なう。
に、この実施形態では錠剤はA、B2種のものに対して
同時に特殊パターンの設定ができる。その設定操作は図
8の錠剤1種の場合と同様であり、2種の錠剤に対する
特殊パターンの設定ができるように2行の設定キーが設
けられているから、それらによって各別に特殊パターン
の設定が行なわれる。
特殊パターンの設定が行われた場合の特殊処方例3を図
18に示す。この図示の例では散薬と錠剤は同包、別包
のいずれの処理でも同じ結果となる。図19はさらに別
の特殊処方例4を示す。この例では同包処理と別包処理
では異なる包装パターンとなることが示されている。
おける操作パネル5’による入力設定は次のようにして
実施する。まずモードキー51 を数回押し特殊モード5
2bを表示させる。包装モードを包装モードキー53aから
53dを選択して包装モードを設定する。図示しないテン
キーで処方日数を入力する。
1’を収納棚より取り出し、錠剤払出ユニット3’のモ
ータベース38’に装着し、図示しないセットキーを押
すと、操作パネル5’のパターン設定キー54aに上記セ
ットしたモータベースのNo.が表示され、特殊パターン
設定キー55a〜55dが点滅する。錠剤Aは、朝昼夕1日
3回各1錠のため、特殊パターン設定キー55a〜55cを
各1回ずつ押すと各設定キーに数字1が表示される。同
じように、錠剤Bに対応するモータベース38’をセッ
トすると、パターン設定キー54bに使用モータベースの
No.が表示され、錠剤Bは、朝夕1日2回各1錠のた
め、特殊パターン設定キー55eと55gを各1回ずつ押
す。
の包装装置のホッパ6’に投入し、図示しないセットキ
ーを押すと、パターン設定キー54cが点灯され、特殊パ
ターン設定キー56a〜56dが点滅する。錠剤のセットと
同様に、特殊処方例3の散薬Cは、寝1日1回1袋のた
め、特殊パターン設定キー56dを1回押してセットす
る。各セットが完了すると、総包装数が表示器58 に表
示される。包装開始キー57aが押される前であれば、特
殊パターン設定キーを操作することにより変更は自由に
できる。
ングを基準としてセットされた特殊パターンの包装は次
のようにデーター処理され包装される。上記のように入
力した特殊パターン包装を元に検薬情報が作成され、図
18の検薬空包のような表形式で表示する。次に印字デ
ータを図示しないプリンターに送信し、続いて設定され
た分包数1の欄に錠剤ABがセットされているため、印
字データは「朝服用錠剤2種各1錠」と作成されて印字
データがプリンターに送信される。
いるため、印字データは「昼服用錠剤1種1錠」とな
り、続いて分数3の欄に錠剤ABがセットされているた
め、「夕服用 錠剤2種各1錠」、更に分数4の欄に散
薬Cがセットされているため、「寝前服用 散薬1種1
袋」と印字データが次々に作成されてプリンターに送信
される。
分6、分8の仕様とすると、6時間毎の服用+食前後、
食間等の複雑なパターン設定が容易に行えるようにな
る。
包装袋のシート面に印字された部分が包装ホッパに来る
直前で、これに該当するモーターベースから各1錠払い
出すと、ホッパ39’の底を開放し、包装袋に錠剤、朝
服用の設定分を投入して包装する。
し、ホッパ39’の底を閉鎖して包装シートをさらに送
り、昼服用に該当する印字された部分がホッパ39’の
位置に来た時ホッパ39’の底を開放して昼服用に該当
する錠剤を昼服用と表示した包装袋に投入する。
掻出手段9’で掻き出して朝服用に該当する錠剤を落下
させると同時にホッパ39’の底を閉鎖し、包装シート
をさらに送り、寝前服用に該当する印字された部分がホ
ッパ39のの位置に来た時、寝前服用に該当する散薬を
寝前服用と表示した包装袋に投入する。このようにして
包装袋に特殊処方された薬剤が特殊包装パターンを7日
分くり返して包装される。
観斜視図である。図から分かるように、この実施形態の
薬剤包装装置は、第2実施形態のR溝を有する分配皿
8’から成る薬剤分割ユニット2’と第1実施形態の手
撒き手段31を有する錠剤払出ユニット3の組合わせか
ら成るものである。その主要構成部材の断面図を図21
に示す。
施形態の散薬分割ユニット2のようなV桝6内の仕切板
の設定位置によって処方日数を演算し、それを基準にし
てその後の処理を行なうという制約がなく、処方日数の
データは機側のNPC50から入力される。又、特殊パ
ターンの設定は錠剤払出ユニット3の形式によって決ま
るから、第1実施形態のパターン設定入力表示手段55
の設定パネルが用いられ、この設定パネルによる特殊パ
ターンの設定により手撒き手段31の表示器34が表示
される。
するための制御信号の設定フローは、第2実施形態の分
配皿方式の散薬分割ユニット2’に対する図9の設定フ
ローと、第1実施形態の手撒き式の錠剤払出ユニット3
に対する図10の設定フローの組合せにより処理され
る。従って、この実施形態で処理される包装形態は第1
実施形態の場合の特殊処方例1と2と同じものとなり、
第2実施形態の場合の特殊処方例3と4の包装形態は実
施できない。
観斜視図、図23は主要構成部材の断面図を示す。この
実施形態では、第2実施形態のR溝付き分配皿8’式の
散薬分割ユニット2’と、第1実施形態及び第2実施形
態の錠剤払出しユニット3、3’の両方とを組合わせて
いる。従って、共通ホッパ41は2つの錠剤払出しユニ
ット3、3’のホッパ33、39’から払出される錠剤
を散薬分割ユニット2’から散薬と共に受入れて包装ユ
ニット4へ供給するようになっている。
動作を制御する制御信号を設定する特殊パターン設定の
ための設定パネルは第2実施形態のパターン設定入力表
示手段55’の設定パターンと同じであり、2種類の錠
剤について特殊パターン設定ができる。この場合、2種
類の錠剤は多量に使用されるのを錠剤払出しユニット
3’から、又少量しか使用されないものを錠剤払出しユ
ニット3から供給するようにしてもよいし、他の割合で
使用するようにしてもよい。
ニット3’に対する制御信号の系統が図7の回路に追加
されている。又、制御信号の設定フローは図9の設定フ
ローを散薬分割ユニット2’に対して適用したものと図
10、図17の設定フローの3つの設定フローが全て適
用される。その場合、ステップS9 、SS9 、SSS 9
の判断の後に各設定フローに対する処理が終了している
かの判断部分が追加されることは詳細に説明するまでも
ない。
により処理されて得られる特殊パターン設定の特殊処方
例は、前述した4つの特殊処方例1〜4のいずれも実施
できる。なお、この例でも処方日数の入力はNPC50
から入力される。
の例を示す。この実施形態では第1実施形態の薬剤包装
装置にカセット式の錠剤払出しユニット3”を組合わせ
たものであり、前記各実施形態の装置よりさらに多機能
化されている。前述したように、第1実施形態の薬剤包
装装置はV桝形式の散薬分割ユニット2と手撒き式の錠
剤払出しユニット3を備えており、これと同じ構成をこ
の実施形態の装置も共通の構成部分として備えている。
従って、この共通の構成部分については同一の符号を付
して説明を省略する。
15に示した錠剤カセットフィーダ31’と同じものを
直線状に多段に複数個設けたものから成り、後述するよ
うに各カセットフィーダ31’毎にその服用タイミング
について設定パターンを個別に設定できるようにした点
に特徴があり、他の実施形態のものとその点で異なって
いる。図25の断面図に示すように、多段状に複数個設
けられた錠剤カセットフィーダ31’からの錠剤を供給
するホッパ39”の下端が共通ホッパ41へ導かれてい
る。
には、図24に示すように、後述する操作パネル31
e’が各カセットフィーダ31’毎に設けられており、
さらに各カセットフィーダ31’の操作を統括する統括
パネル30pが棚の側方に設けられている。上記構成の
薬剤包装装置の制御回路のブロック図を図26に示す。
この実施形態でも散薬分割ユニット2、手撒き式の錠剤
払出しユニット3を制御するMC52が第1実施形態と
同様に設けられているが、図示を簡略化するため図26
ではその一部に上記錠剤払出しユニット3”の制御回路
部分が付加されている点を中心に図示している。
フィーダ31’における服用タイミングについての設定
パターンを統括制御するためのMC30に接続されてお
り、各個々の錠剤カセットフィーダ31’で設定される
特殊パターンの制御信号はMC30を経由してMC52
へ、又はMC30により統括された状態の制御信号とし
てMC52へ伝送される。統括の具体的内容については
後で説明する。
して設定の決められた特殊パターンを記憶するための記
憶部30bと、統括パネル30pとが設けられて成り、
CPU30aを介して各個別の錠剤カセットフィーダ3
1’のCPU31a’に接続されている。統括パネル3
0pの詳細については後で説明する。図27に示すよう
に、各個別の錠剤カセットフィーダ31’は、個別に服
用パターンを設定するための設定パネル31e’を備え
ている。
設定されるパターンの制御信号を記憶する記憶部31
b’やカウンタ31c’、選択キー31d’などを備え
ており、操作パネル31e’では設定キー31kにより
設定パターンを入力するとその入力キーが表示器31D
により表示されるようになっている。上記設定パネル3
1e’で設定パターンが入力されると、包装開始信号に
より、モータベース38’にセットされている錠剤カセ
ットフィーダ31’が駆動され、錠剤を払い出す。
られている操作パネル5”であり、その基本的な機能は
第1実施形態の場合の操作パネル5(図8)と同じであ
るが、外観上のデザイン及び部分的にキーが追加されて
いる点が異なる。追加されているキーについてはこの実
施形態の特徴ではないから説明は省略し、各個々のキー
についても図8のキーと同じものには同じ符号を付して
説明を省略する。
図中の301は分包中、予約、次回予約の表示ランプ、
302は選択キー、303は錠数メモリーの選択キー、
304はシフトキー、305は呼戻しキー、306はリ
セットキー、307はエラー表示器である。図示の統括
パネル30pは、各個々の錠剤カセットフィーダ31’
で各別に任意の服用タイミングについての設定パターン
を定めることができるが、複数種類の錠剤を予め決めら
れた組合わせで同時に払出しできるようにして作業の合
理化、スピードアップ化を図るためのものである。
剤を一括して払い出す制御をするために、MC30に設
けられている記憶部30bには例えば錠数メモリーの選
択キー303のNo.1に対応して4つの設定カセット、
例えばカセットNo.1〜4についてそれらのカセットで
はそれぞれの服用タイミングの設定パターンを予め設定
し、記憶部30bにそれらの制御信号のデータを記憶し
ておき、上記選択キー303のNo.1を選択するとそれ
らの制御信号データに従って4つの種類の錠剤を同時に
払い出すことができるようにしている。前述した統括と
はこのような錠剤の同時払出しのため制御信号データを
集合させる動作を言う。
錠剤を同時払出しする設定を錠剤メモリーの選択キー3
03で3種類設定できるため、そのうち現在払出処理さ
れているものと、現在予約中又は次回予約されていもの
を選択キー303に対応させ、そのいずれであるかを選
択表示させるためのキーである。又、選択キー303で
の選択はシフトキー304で錠剤メモリーNoをシフト
させて順次設定される。呼戻しキー305はシフトキー
304の進みを戻すためのものである。リセットキー3
06は全ての設定データを抹消し記憶部30bの記憶を
リセットする。
り、モータが故障するなどの障害、センサによる検出が
できない等の問題があるとその項目に対応したエラー情
報を表示するようになっている。又、上記複数種類の錠
剤を同時に払い出す処理については後で詳細に説明す
る。
作パネル31e’の外観形状を示す。この操作パネル3
1e’は各錠剤カセットフィーダ31’毎に対応して設
けられていることは前述した通りである。操作パネル3
1e’には図8の操作パネル5の錠剤についての特殊パ
ターン設定キーに対応するパターン設定キー311が設
けられており、各キー上には分包数1〜4が併記されて
いる。312はこのパターン設定キー311で設定され
る錠剤数を各分包毎に表示する表示器である。
ターン設定キー311の分包数1のキーで2回押して2
錠をセットする動作を分包数2、3にもシフトして適用
する動作をさせるためのものである。Mキーはシフトキ
ーを押した後にこれを押すとパターン設定キー311で
設定されたパターン設定信号が確定し記憶部に登録され
る操作のためのキーである。Sキーを押すとその上の表
示器が点灯される。
2はV枡形式のものであるから、第1実施形態の場合と
同様に処方日数のデータはV枡6内の仕切板7の設定に
より演算に基づいて設定される。又、患者名、薬剤等の
処方データはNPC50から入力されることも第1実施
形態と同じである。
よる包装処理、特に特殊パターンの設定について以下説
明する。例えば、次のような特殊パターンの服用タイミ
ングで特殊処方例5の処方がされたとする。
用、カセット錠剤B1日2回朝夕食後2錠、カセット錠
剤C1日3回毎食後1錠、カセット錠剤D1日2回朝夕
食後1錠、特殊錠剤E1日2回朝食後寝る前各1錠、散
薬F1日4回朝食後、寝る前各1袋の処方が7日分され
たとする。これを表形式で表示すると次の通りである。 このような処方に対応する場合、カセット錠剤A〜Dは
カセット式の錠剤払出ユニット3”の各錠剤が対応する
錠剤カセットフィーダ31’のそれぞれに対してそのフ
ィーダの操作パネルの設定キーを押してセットする。錠
剤Eは特殊錠剤であるから手撒き方式の錠剤払出ユニッ
ト3に手撒きして準備し、散薬はV枡方式の散薬分割ユ
ニット2に仕切板7を処方日数の総処方分に合せて投入
する。
1実施形態と同様な手順で操作パネル5により特殊パタ
ーンを設定し、図9、図10の設定フローにより制御信
号の設定が行われる。又、カセット錠剤については、上
述したように、各錠剤カセットフィーダ毎に操作パネル
による設定を行うが、設定信号による制御信号の設定は
基本的には図17の設定フローにより処理される。但
し、複数種類の錠剤に対してその設定操作の順に制御信
号の設定が繰り返される。
ローが包装制御開始のステップで待機状態になり、操作
パネル5”のスタートボタン57aを押すと包装動作が
開始される。上記設定フローにより包装される包装条件
を「同包」として開始すると上記特殊処方例5は図31
のような形態で包装される。
5”と各錠剤カセットフィーダ31’付きの操作パネル
31e’を用いて行われ、統括パネル30pは用いられ
ていない。この統括パネル30pによる操作は次のよう
に上記包装形態をより手早く効率よく迅速に処理するの
に用いられる。
処方で胃薬、ビタミン剤、咳止め、抗生物質の各錠剤が
それぞれの服用錠数は異なっても共通に使われる場合、
これらの錠剤を上記カセット錠剤A〜Dとして予め決め
られたNo.(例えばNo.1〜4)のカセットから供給す
るものとし、上記錠剤の組合わせのグループが統括パネ
ル30pの錠数メモリーの設定キーNo.1に対応するも
のとする。
剤A〜Dの錠数が異なることがあるが、服用タイミング
の設定について殆んど同じであるから、予め各錠剤カセ
ットフィーダに上述した服用タイミングの設定パターン
をセットしておき、かつ錠数もパターン設定キーで予め
セットする。このような設定をしておけば、各患者に風
邪による同じ処方がされた場合、操作パネル30pの錠
数メモリーの設定キー303のNo.1のキーを押すだけ
で、繰返し短時間に必要なカセット錠剤A〜Dが特殊パ
ターンで供給され、包装が効率よく行われる。
パターンを予約、次回予約として錠数メモリーの設定キ
ー303のNo.2、3を用いて設定して、選択キー30
2によりこれらのパターンを選んで包装することもでき
る。
うにまとめて記す。
給する散薬供給ユニット及び複数種類の錠剤を所定種
類、数量分供給する錠剤供給ユニットの両ユニットから
供給される薬剤を共通ホッパで受けて落下させ包装ユニ
ットへ供給して包装する薬剤包装装置と、この薬剤包装
装置の上記各ユニットの各駆動部を制御する制御部と、
服用パターンの信号を制御部への入力信号として設定し
て送る入力手段とを備え、上記入力手段は散薬と錠剤の
それぞれについて識別し、かつ患者に処方される1日の
薬剤服用タイミングを基準として入力キーにより設定さ
れた任意の服用パターンの信号を出力し、制御部はその
送信信号を受けて各供給ユニットから散薬と錠剤を上記
服用パターンに応じて供給する制御信号を設定して送る
ように設けて成る薬剤包装装置。
ターンの設定信号を受けるとその設定信号に対応して各
供給ユニットから散薬と錠剤を供給する制御信号を設定
して送り出し、入力手段からの設定信号がなければ散薬
と錠剤のそれぞれについての朝昼夕の通常服用パターン
に対応する予め設定されたパターンの制御信号を送り出
すようにした項1に記載の薬剤包装装置。
ニットのそれぞれ単独のユニットからの薬剤供給と、散
薬と錠剤を各供給ユニットから混合して供給する薬剤供
給とを判別していずれの薬剤供給形態をも自在とする判
別部を有する項1又は2に記載の薬剤包装装置。
の判別をすると、さらに散薬と錠剤を同包とするか別包
とするかを判別する判別部を有する項3に記載の薬剤包
装装置。
有する散薬分割ユニットとし、錠剤供給ユニットを複数
組の小枡に錠剤を入れて供給する錠剤払出ユニットとし
た項1乃至4のいずれかに記載の薬剤包装装置。
分配皿を備えた散薬分割ユニットとし、錠剤供給ユニッ
トを錠剤カセットを多数配置した錠剤払出ユニットとし
た項1乃至4のいずれかに記載の薬剤包装装置。
分配皿を備えた散薬分割ユニットとし、錠剤供給ユニッ
トを複数組の小枡に錠剤を入れて供給する錠剤払出ユニ
ットとした項1乃至4のいずれかに記載の薬剤包装装
置。
分配皿を備えた散薬分割ユニットとし、錠剤供給ユニッ
トを複数組の小枡に錠剤を入れて供給する第1錠剤払出
ユニットと錠剤カセットを多数配置した第2錠剤払出ユ
ニットとから成るものとした項1乃至4のいずれかに記
載の薬剤包装装置。
を多数配置した錠剤払出ユニットとし、前記入力手段を
各錠剤カセット毎に設け、この入力手段が各錠剤カセッ
ト毎に設定される錠剤の服用パターンの入力信号を記憶
する記憶部を有する項1乃至4のいずれかに記載の薬剤
包装装置。
配置した錠剤払出ユニットとの間に複数組の錠剤カセッ
トのそれぞれの入力手段で設定される設定パターンの入
力信号を記憶統括して複数種類の錠剤を同時払出しする
ように制御する統括制御部を備えた項9に記載の薬剤包
装装置。
ニットと包装ユニットを制御する制御部に散薬と錠剤の
それぞれの任意の服用パターンを設定する入力手段を接
続し、制御部ではその設定された任意の服用パターンの
信号に対応して各供給ユニットを制御する制御信号を設
定し出力するようにしたから、散薬と錠剤の服用パター
ンの設定操作について処方箋で指示される種々の形態の
服用パターンがそれぞれ設定でき、かつ設定操作が合理
化、効率化されるという利点が得られる。
の薬剤包装方法では散薬と錠剤のいずれか又は両方の供
給をして包装を行なう際に、所定の服用パターンを基準
として任意の服用パターンの所定信号により設定された
服用パターンで散薬と錠剤の供給、包装をする方法とし
たから、処方箋で指示される種々の形態の服用パターン
に対応でき、服用パターンを設定する際の煩わしさが軽
減され、安全、確実で迅速に、かつ合理的、効率的に服
用パターンを設定して薬剤の供給、包装が行なわれると
いう利点が得られる。
ロー
の設定フロー
Claims (2)
- 【請求項1】 調剤された散薬を所定量に分割して供給
し、複数種類の錠剤を所定種類、数量分供給して薬剤を
包装する際に、散薬と錠剤のそれぞれについて識別し、
かつ患者に処方される1日の薬剤服用タイミングを基準
として任意の服用パターンを設定し、その設定信号を出
力して任意の服用パターンに応じて散薬と錠剤を供給
し、供給された薬剤を集合して落下させ包装シートに包
装する薬剤包装方法。 - 【請求項2】 前記基準となる服用パターンを散薬と錠
剤のそれぞれについての朝昼夕の通常服用パターンとし
たことを特徴とする請求項1に記載の薬剤包装方法。
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- 2000-12-21 JP JP2000388462A patent/JP4163852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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