JP2001211671A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

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JP2001211671A
JP2001211671A JP2000012568A JP2000012568A JP2001211671A JP 2001211671 A JP2001211671 A JP 2001211671A JP 2000012568 A JP2000012568 A JP 2000012568A JP 2000012568 A JP2000012568 A JP 2000012568A JP 2001211671 A JP2001211671 A JP 2001211671A
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driving
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drive
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JP2000012568A
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Takashi Matsuo
隆 松尾
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
Hiroyuki Okada
浩幸 岡田
Kazuhiro Shibatani
一弘 柴谷
Shinya Matsuda
伸也 松田
Akira Kosaka
明 小坂
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの圧電素子の変位を合成してチップ部材
が楕円軌跡を描くように駆動し、被駆動部材であるロー
タを回転駆動するトラス型アクチュエータにおいて、消
費電力を一定に保ちつつロータの回転速度及び/又は駆
動力を制御する。 【解決手段】 速度検出部56によりロータ40の回転
速度を検出し、あらかじめ設定されている目標速度と現
在の速度とを比較し、ロータを目標速度で回転駆動する
べく、位相制御部51を制御して第1圧電素子10に印
加する駆動信号と第2圧電素子10’に印加する駆動信
号の位相差を調節する。駆動信号の位相差制御により、
各圧電素子10,10’の交点に設けられたチップ部材
の描く楕円軌跡のチップ部材とロータの接点における接
線方向及び法線方向の径が変化し、ロータの回転速度が
変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電素子等の変位
素子を複数用いて駆動部材を楕円形状の軌跡を描くよう
に駆動し、駆動部材をロータ又はロッド等の被駆動部材
に当接させることにより被駆動部材を駆動させるアクチ
ュエータにおける被駆動部材の速度及び駆動力の制御に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、2つの圧電素子等の変位素子をそ
の変位方向が所定の角度(例えば90度)をなすように
配置し、各変位素子の交点に設けられた駆動部材が楕円
軌道を描くように各変位素子をそれぞれ所定の位相差を
有する交流電圧信号で駆動し、駆動部材が当接する被駆
動部材を所定方向に回転又は移動させるトラス型アクチ
ュエータが提案されている。
【0003】トラス型アクチュエータを構成する2つの
圧電素子に対してそれぞれ位相の異なる正弦波電圧を印
加すると、それに応じて2つの圧電素子がそれぞれ位相
の異なる正弦波的に変位する。その結果、2つの圧電素
子に結合されたチップ部材(駆動部材)は、楕円運動
(位相差90度の場合円運動)を行う。チップ部材が楕
円運動又は円運動を行うと、チップ部材がロータ(被駆
動部材)に間欠的に接触し、接触期間中チップ部材とロ
ータとの間に作用する摩擦力によりロータがチップ部材
の動きに追従し、ロータが所定方向に間欠的に回転され
る。この動作を連続的に繰り返すことにより、ロータを
介して出力を得ることができる。
【0004】ロータの回転速度を変化させるには、各圧
電素子に印加する駆動信号(正弦波電圧)の周波数、電
圧、位相差等を変化させることが考えられる。例えば特
公平7−114550号公報(従来例1)には、被駆動
部材の速度の目標値に応じて、圧電素子に印加する駆動
信号の電圧を変化させることにより被駆動部材の速度制
御を行う第1の速度制御と、駆動信号の周波数を変化さ
せることにより被駆動部材の速度制御を行う第2の速度
制御とを切り替えるアクチュエータが記載されている。
【0005】また、特公平6−36673号公報(従来
例2)には、トラス型アクチュエータを構成する2つの
圧電素子に印加する駆動信号の位相差を120度に固定
し、チップ部材を扁平な楕円形状を描くように駆動する
ことにより、当時の従来技術よりも被駆動部材の速度及
び駆動力を向上させることができる旨が記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1の方法に
よれば、被駆動部材の速度制御を駆動信号の電圧又は周
波数を変化させることにより行っているため、消費電力
の変動が大きく電源にかかる負担が大きいという問題点
を有していた。また、従来例2のように駆動信号の位相
差を固定した場合、負荷が変動するとそれに伴って速度
が変動するという問題点を有していた。
【0007】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、消費電力が一定でありなが
ら被駆動部材の速度及び駆動力の制御が可能なアクチュ
エータを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアクチュエータは、所定の変位を発生させ
る複数の変位素子と、前記各変位素子にそれぞれ結合さ
れ、前記各変位素子の変位を合成することにより楕円軌
跡を描くように駆動されると共に、被駆動部材に当接す
ることにより被駆動部材を駆動する駆動部材と、前記駆
動部材を被駆動部材に圧接させるための加圧部材と、前
記各変位素子にそれぞれ駆動信号を印加する駆動回路を
具備し、前記駆動部材と前記被駆動部材の接点における
接線方向及び法線方向における前記駆動部材の楕円軌跡
の径をそれぞれ変化させることにより前記被駆動部材の
駆動特性を制御することを特徴とする。
【0009】上記構成において、前記駆動回路は、前記
各変位素子に印加する駆動信号の位相差を制御すること
により、前記被駆動部材の接線方向及び法線方向におけ
る前記駆動部材の楕円運動の径をそれぞれ変化させるこ
とが好ましい。
【0010】また、前記駆動回路は、前記各変位素子に
印加する駆動信号の振幅を制御することにより、前記被
駆動部材の接線方向及び法線方向における前記駆動部材
の楕円運動の径をそれぞれ変化させることが好ましい。
【0011】さらに、前記駆動回路は、前記駆動部材を
第1の楕円形状及び第2の楕円形状の軌跡を描くように
駆動可能であり、あらかじめ設定されている被駆動部材
の速度を基準にして、前記駆動部材の軌跡の形状を第1
の楕円形状と第2の楕円形状のいずれかに切り替えるこ
とが好ましい。
【0012】さらに、前記駆動回路は、アクチュエータ
の起動時には前記駆動部材の軌跡が第1の楕円形状を描
くように駆動し、起動後は第2の楕円形状を描くように
制御することが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 本発明のアクチュエータの第1の実施形態について説明
する。まず、第1の実施形態において変位素子として用
いる積層型圧電素子の構成を図1に示す。図1に示すよ
うに、積層型圧電素子10は、PZT等の圧電特性を示
す複数のセラミック薄板11と電極12,13を交互に
積層したものであり、各セラミック薄板11と電極1
2,13とは接着剤等により固定されている。1つおき
に配置された各電極群12及び13は、それぞれ信号線
14,15を介して駆動電源16に接続されている。信
号線14と15の間に所定の電圧を印加すると、電極1
2と13に挟まれた各セラミック薄板11には、その積
層方向に電界が発生し、その電界は1つおきに同じ方向
である。従って、各セラミック薄板11は、1つおきに
分極の方向が同じになる(隣り合う2つのセラミック薄
板11の分極方向は逆となる)ように積層されている。
なお、積層型圧電素子10の両端部には、保護層17が
設けられている。
【0014】駆動電源16により直流の駆動電圧を各電
極12と13の間に印加すると、全てのセラミック薄板
11が同方向に伸び又は縮み、圧電素子10全体として
伸縮する。電界が小さく、かつ変位の履歴が無視できる
領域では、各電極12と13の間に発生する電界と圧電
素子10の変位は、ほぼ直線的な関係と見なすことがで
きる。この様子を図2に示す。図中、横軸は電界強度
を、縦軸は歪み率を表す。
【0015】次に、駆動電源16により交流の駆動電圧
(交流信号)を各電極12と13の間に印加すると、そ
の電界に応じて各セラミック薄板11は同方向に伸縮を
繰り返し、圧電素子10全体として伸縮を繰り返す。圧
電素子10には、その構造や電気的特性により決定され
る固有の共振周波数が存在する。交流の駆動電圧の周波
数が圧電素子10の共振周波数と一致すると、インピー
ダンスが低下し、圧電素子10の変位が増大する。圧電
素子10は、その外形寸法に対して変位が小さいため、
低い電圧で駆動するためには、この共振現象を利用する
ことが望ましい。
【0016】次に、第1の実施形態のトラス型アクチュ
エータ(以下、単にアクチュエータと称する)の構成を
図3に示す。図3に示すように、2つの変位素子(積層
型の第1圧電素子及び第2圧電素子)10,10’を略
直角に交差させて配置し、それらの交差側端部にチップ
部材(変位合成部)20を接着剤により接合している。
一方、第1及び第2圧電素子10,10’の他端部をベ
ース部材(固定部)30に接着剤により接合している。
チップ部材20の材料としては、安定して高い摩擦係数
が得られ、かつ耐摩耗性に優れたタングステン等が好ま
しい。ベース部材30の材料としては、製造が容易で、
かつ強度に優れたステンレス鋼等が好ましい。また、接
着剤としては、接着力及び強度に優れたエポキシ系樹脂
等が好ましい。なお、第1圧電素子10及び第2圧電素
子10’は図1に示す圧電素子10と実質的に同一であ
り、第2圧電素子10’の各構成要素の符号にをそれぞ
れ(’)をつけて区別する。
【0017】第1及び第2圧電素子10,10’をそれ
ぞれ位相差を有する交流信号で駆動することにより、チ
ップ部材20を楕円軌跡を描くように駆動する(楕円運
動させる)ことができる。このチップ部材20を、例え
ば所定の軸の周りに回転可能なロータ40の円筒面に押
しつけると、チップ部材20の楕円運動(又は円運動)
をロータ40の回転運動に変換することが可能となる。
または、チップ部材20を、例えば棒状部材(図示せ
ず)の平面部に押しつけることにより、チップ部材20
の楕円運動を棒状部材の直線運動に変換することが可能
となる。ロータ40の材料としては、アルミニウム等の
軽量金属が好ましく、チップ部材20との摩擦による摩
耗を防止するため、表面にアルマイト等の処理を施すこ
とが好ましい。
【0018】互いに直交する独立した2つの運動を合成
すると、その交点は楕円振動の式(Lissajousの式)に
従った軌跡を描く。第1の実施形態のアクチュエータに
おいても、第1圧電素子10及び第2圧電素子10’を
駆動するための駆動信号の位相差を変化させることによ
り、種々の軌跡を得ることができる。チップ部材20の
軌跡を制御することにより、ロータ40の回転方向、回
転速度、回転力(トルク)等を制御することができる。
具体的には、ロータ40に対してその接線方向における
チップ部材20の軌跡の径を大きくすれば回転速度が上
昇する。また、ロータ40に対してその法線方向におけ
るチップ部材20の軌跡の径を大きくすれば回転力(駆
動力)が上昇する。さらに、位相を反転すれば回転方向
を反転させることができる。
【0019】次に、第1の実施形態における駆動回路の
ブロック構成を図4に示す。発振器50は、各圧電素子
10,10’の共振周波数に近い周波数の正弦波信号を
発生(発振)する。速度検出部56は、例えばパルスエ
ンコーダや磁気抵抗素子(MRセンサ)等であり、被駆
動部材であるロータ40の回転速度を検出し、検出結果
を位相制御部51に入力する。位相制御部51は、図示
しない速度司令部(アクチュエータを制御するコンピュ
ータ等)から入力されるロータの目標回転速度と速度検
出部56から入力されるロータ40の実際の回転速度と
を比較し、第1圧電素子10及び第2圧電素子10’に
それぞれ印加する2つの駆動信号の最適な位相差を演算
し、演算結果に応じて遅延回路52を制御し、位相のず
れた正弦波信号を発生する。第1増幅器54及び第2増
幅器55は、それぞれ互いに位相のずれた2つの正弦波
信号の振幅を増幅する。第1増幅器54及び第2増幅器
55により増幅された正弦波信号は、それぞれ第1圧電
素子10及び第2圧電素子10’に印加される。
【0020】第1圧電素子10及び第2圧電素子10’
に印加する正弦波電圧の周波数が所定の値よりも大き
く、チップ部材20の回転速度が速くなると、ばね41
の付勢力によってはアクチュエータ自体がチップ部材2
0の変位に追従できなくなり、チップ部材20がロータ
40の表面から一時的に離反する(間欠的に接触する)
状態が生まれる。チップ部材20がロータ40の表面か
ら離反している間にチップ部材20を所定方向に移動さ
せ、チップ部材20がロータ40の表面に接触している
間に所定方向と反対の方向に移動させることにより、ロ
ータ40を回転させることができる。
【0021】ところで、第1圧電素子10及び第2圧電
素子10’の変位量が小さく、チップ部材(駆動部材)
20の変位量が数μm以下になると、チップ部材20と
ロータ40の材料の弾性により、両者が常時接触する状
態が起こり得ることが判明した。その場合、ロータ40
がばね41の加圧力により弾性変形し、チップ部材20
がロータ40に押し込まれ、チップ部材20がロータ4
0と常時接触した状態で楕円軌跡を描くように駆動され
る。その結果、両者の間に生じる摩擦力によりロータ4
0の動きに減速力がかかり、アクチュエータとしての出
力が低下するという現象を生じる。この現象は、ばね4
1の付勢力を強くするほど顕著であり、チップ部材20
の楕円軌跡が完全にロータ40の変形部分に沈み込んで
しまった後は、ばね41の加圧力とは無関係にアクチュ
エータの起動力(起動トルクに相当)は一定となる。
【0022】次に、図3に示すアクチュエータを実際に
試作し、ばね41の加圧力に対するチップ部材20とロ
ータ40の接触状態及びアクチュエータの出力特性の関
係を求める実験を行った。
【0023】ばね41の加圧力によるチップ部材20と
ロータ40の接触率の関係を図6に示す。図6におい
て、電圧(駆動信号の振幅)が70Vの場合、ばね41
による加圧力に対するチップ部材20とロータ40の接
触率がほぼ比例している。これは、電圧が70Vの場
合、圧電素子10,10’の変位量が大きく、ばね41
の加圧力の反力によるチップ部材20及びロータ40の
弾性変形量が法線方向の軌跡径よりも小さいため、チッ
プ部材20がロータ40から完全に離れると考えられ
る。なお、ばね41による加圧力が大きければ大きいほ
ど、チップ部材20及びロータ40の弾性変形量が大き
くなり、チップ部材20の楕円軌跡の径が一定であるた
め、チップ部材20がロータ40から離れている時間が
短くなる。
【0024】電圧が50Vの場合及び30Vの場合、そ
れぞれ圧電素子10,10’の変位量が小さく、チップ
部材20の楕円軌跡の径が小さく、加圧力による弾性変
形量は一定であるため、より小さい加圧力でチップ部材
20がロータ40と常時接触する状態が生じると考えら
れる。また、両者を比較すると、電圧30Vの場合の方
が圧電素子10,10’の変位量がより小さいため、チ
ップ部材20がロータ40と常時接触する範囲が広い。
例えば電圧50Vの場合、加圧力2.5N近傍に、チッ
プ部材20とロータ40とが間欠的に接触する状態と常
時接触する状態の遷移点が存在することがわかる。
【0025】さらに、圧電素子10,10’の駆動信号
の電圧を50V、周波数を25kHz、位相差90度に
固定し、ばね41による加圧力を0.5N〜5Nの間で
変化させながら、ロータ40の負荷−(回転)速度特性
を測定した。その結果を図7に示す。
【0026】まず、図7の縦軸(負荷0の場合)に着目
する。ばね41による加圧力が0.5N〜5Nに増加す
るに従って、無負荷状態における速度Vは低下する。し
かしながら、チップ部材20とロータ40とが間欠的に
接触する状態、すなわち、ばね41による加圧力が0.
5N、1N、1.5N及び2Nの特性曲線の場合、ばね
41による加圧力の増加に伴いチップ部材20とロータ
40との間に作用する摩擦力が増加し、アクチュエータ
の起動力(起動トルクに相当)が増加する。
【0027】一方、チップ部材20とロータ40とが常
時接触する状態、すなわち、ばね41による加圧力が3
N、4N及び5Nの特性曲線の場合、ばね41による加
圧力の増加に伴いチップ部材20とロータ40との間に
作用する摩擦力が増加し、アクチュエータの加速力が増
加するが、同時に減速力も増加する。駆動信号の電圧を
例えば50Vに固定しているため、圧電素子10,1
0’の変位の振幅は一定であり、加速力と減速力の差
(トルクに相当)はほぼ一定である。しかしながら、ば
ね41による加圧力を増加させると速度が低下するた
め、結果的にアクチュエータの出力は低下する。
【0028】また、同条件で駆動信号の位相差を60度
と120度にした場合のロータ40の負荷−(回転)速
度特性を図8に示す。そのときのチップ部材20の軌跡
形状を図5(a)及び(b)に示す。
【0029】図5からわかるように、駆動信号の位相差
を小さくすると、チップ部材20の軌跡はチップ部材2
0とロータ40の接点における法線方向の径が長い楕円
となり、位相差を大きくするとチップ部材20とロータ
40の接点における接線方向の径が長い楕円となる。な
お、位相差を90度にするとほぼ円となる(図示せ
ず)。このとき、ばね41の加圧力は、後述するように
チップ部材20とロータ40とが常時接触するような圧
力に設定した。
【0030】図8における横軸の0〜0.2Nすなわち
無負荷状態から軽負荷状態に着目すると、位相差120
度の場合の特性曲線が位相差60度の特性曲線よりも上
に位置する。前述のように、駆動信号の位相差が大きい
場合、チップ部材20の軌跡は、チップ部材20とロー
タ40の接点における接線方向の径が大きくなり、法線
方向における径が小さくなる。すなわち、チップ部材2
0の接線方向の速度(変位量)が大きく、法線方向の速
度(変位量)は小さい。一方、駆動信号の位相差が小さ
い場合、チップ部材20の軌跡は、接線方向の径が小さ
くなり、法線方向における径が大きくなる。すなわち、
チップ部材20の接線方向の速度(変位量)が小さく、
法線方向の速度(変位量)は大きい。
【0031】チップ部材20の軌跡に関し、接線方向の
速度はそのまま無負荷状態におけるロータ40の回転速
度に影響し、また法線方向の変位量はアクチュエータの
駆動力(起動力)に影響する。すなわち、駆動信号の位
相差を大きくすると、無負荷状態におけるロータ40の
回転速度は速くなるが、起動力は小さくなる。一方、位
相差を小さくすると、ロータ40の回転速度は遅くなる
が、起動力は大きくなる。図8はこの結果を反映してい
る。
【0032】次に、上記のような駆動信号の位相差を制
御してアクチュエータの駆動特性を変化させる具体例に
ついて説明する。
【0033】トラス型アクチュエータで被駆動部材であ
るロータ40の速度制御を行う場合、従来例で説明した
ように、圧電素子10,10’の振幅を変化させること
によりチップ部材20の軌跡の径を変化させたり、ある
いは共振現象を利用するものにおいては圧電素子10,
10’の固有振動数の近傍の周波数域において周波数を
変化させることによりチップ部材20の軌跡の径を変化
させることが一般的であった。ところが、これら従来の
方法では、アクチュエータに供給するエネルギーが変化
するので、電源の負担が大きいという問題を有してい
た。これに対し、第1の実施形態のように駆動信号の位
相差を変化させる方法であれば、アクチュエータに供給
するエネルギーはほとんど変化せず、電源の負担が非常
に小さいというメリットを有する。
【0034】第1の実施形態のアクチュエータにおける
駆動信号の位相差がそれぞれ60度と120度の場合に
おけるロータ40の負荷−速度特性を図9に示す。図9
中、ロータ40が連続して回転しているとき(通常回転
時)の負荷をA、静止しているロータ40を起動させる
とき(起動時)の負荷をC、その中間の負荷をBとす
る。
【0035】図9において駆動信号の位相差が120度
の特性曲線に着目すると、負荷がBとCの間で速度が0
になる。すなわち、駆動信号の位相差を120度にした
場合、アクチュエータの駆動力がロータ40の静止摩擦
力よりも小さく、ロータ40を回転させることができな
い。一方、駆動信号の位相差が60度の特性曲線に着目
すると、負荷がCよりも大きい値で速度が0になる。駆
動信号の位相差を60度にした場合、アクチュエータの
駆動力がロータ40の静止摩擦力よりも大きいので、ロ
ータ40を回転させることができる。そこで、最初に駆
動信号の位相差を60度に設定してアクチュエータを起
動し、負荷が小さくなったところで駆動信号の位相差を
120度に切り替えるように制御すれば、起動力が大き
く、かつロータ40の回転速度の速いアクチュエータを
得ることができる。
【0036】また、アクチュエータの駆動中に負荷がA
からBに変化した場合を考える。負荷がBの状態では、
駆動信号の位相差を60度にした方が位相差120度の
場合よりも回転速度が速い。従って、この場合は駆動信
号の位相差を120度から60度に切り替えるようにす
れば、より速い速度でロータ40を回転駆動することが
できる。この具体例の場合、駆動信号の位相差が120
度の特性曲線と同60度の特性曲線が交差する速度v1
を境として、ロータ40の速度がv1よりも遅い場合2
つの圧電素子10,10’にそれぞれ印加する駆動信号
の位相差を60度とし、またロータ40の速度がv1よ
りも速い場合駆動信号の位相差を120度に切り替える
ことにより、このアクチュエータで達成しうる最も速い
回転速度でロータ40を回転駆動することができる。
【0037】このように、第1の実施形態によれば、2
つの圧電素子10,10’にそれぞれ印加する駆動信号
の位相差を制御することによりチップ部材20の描く楕
円軌跡の径を変化させ、ロータ40の回転速度及び/又
はアクチュエータの駆動力(起動力)を制御するので、
ロータ40の回転速度や負荷に関わらず、消費される電
力はほぼ一定となり、電源の負担を非常に小さく、実質
的に零にすることができる。また、アクチュエータの起
動後に、ロータ40の回転速度や負荷の変動に応じて適
宜圧電素子10,10’に印加する駆動信号の位相差を
変化させることにより、可能な限り速い速度又は大きな
駆動力でロータ40を回転駆動することができる。
【0038】第2の実施形態 次に、アクチュエータの第2の実施形態について説明す
る。第2の実施形態におけるトラス型アクチュエータの
構成を図10に示す。図3に示す第1の実施形態のアク
チュエータと異なる点は、第1にアクチュエータの配置
である。すなわち、第2の実施形態のアクチュエータで
は、一方の圧電素子10をチップ部材20とロータ40
との接点を通る法線と平行に配置し、他方の圧電素子1
0’を接線方向に配置している。なお、チップ部材20
の形状及びばね41の取り付け位置を除き、その他は上
記第1の実施形態のものとほぼ同一である。
【0039】第2の実施形態における駆動回路のブロッ
ク構成を図11に示す。発振器50は、各圧電素子1
0,10’の共振周波数に近い周波数の正弦波信号を発
生(発振)する。速度検出部56は、被駆動部材である
ロータ40の回転速度を検出し、検出結果を振幅制御部
53に入力する。振幅制御部53は、図示しない速度司
令部(アクチュエータを制御するコンピュータ等)から
入力されるロータの目標回転速度と速度検出部56から
入力されるロータ40の実際の回転速度とを比較し、第
1圧電素子10及び第2圧電素子10’にそれぞれ印加
する2つの駆動信号の最適な振幅を演算し、演算結果に
応じて第1増幅器54及び第2増幅器55の増幅率を制
御する。第1増幅器54及び第2増幅器55は、振幅制
御部53からの制御信号に応じてそれぞれ互いに2つの
正弦波信号の振幅を増幅する。第1増幅器54及び第2
増幅器55により増幅された正弦波信号は、それぞれ第
1圧電素子10及び第2圧電素子10’に印加される。
なお、第2の実施形態では、各圧電素子10,10’に
印加する駆動信号の位相差は固定されているものとす
る。
【0040】図10に示す配置の場合、チップ部材20
の描く楕円軌跡の形状(法線方向の径及び接線方向の
径)を変化させるのは、各圧電素子10,10’の振幅
である。チップ部材20とロータ40との接点における
チップ部材20の楕円軌跡の接線方向の径を変化させる
には、第2圧電素子10’に印加する駆動信号の電圧を
制御する。また、同楕円軌跡の法線方向の径を変化させ
るには、第1圧電素子10に印加する駆動信号の電圧を
変化させればよい。このとき、他方の圧電素子に印加す
る電圧を同時に逆方向に変化させ、アクチュエータ全体
の消費電力をほぼ一定になるように制御してもよい。後
者の場合、第1の実施形態と同様に消費電力がほぼ一定
となるので、電源の負担を非常に小さく、実質的に零に
することが可能となる。
【0041】その他の実施形態 上記各実施形態では、変位素子として圧電素子を用いて
いるが、一般に圧電素子はセラミックス材料で作られて
おり、金属材料と比較して振動の減衰が大きく、共振時
の変位拡大率が小さい。また、セラミックスは圧縮力に
は強いが引っ張り力には弱く、特に積層型圧電素子の場
合、その接着面で剥がれる可能性もある。そこで、変位
素子として単層の圧電素子と金属製の弾性体を直列接続
したものを用いることもできる。この変位素子を用いた
トラス型アクチュエータの構成を図12に示す。
【0042】第1変位素子60及び第2変位素子60’
は、それぞれ単層の圧電素子(セラミックス薄板)6
1,61’と及び弾性体62,62’で構成され、圧電
素子61,61’の両面には電極は設けられていない。
また、第1変位素子60及び第2変位素子60’は、そ
れぞれ接着剤を用いずに、ボルト63,63’によりチ
ップ部材20及びベース部材30に固定されている。弾
性体62,62’及びベース部材30をそれぞれ導電性
材料で形成し、弾性体62,62’及びベース部材30
の間に駆動電源16,16’を接続し、第1変位素子6
0及び第2変位素子60’をそれぞれ上記共振周波数で
駆動する。
【0043】圧電素子61,61’を振動源として弾性
体62,62’を共振させることにより変位を拡大する
ことができる。また、金属材料の減衰が小さいため変位
がより拡大し、圧電素子61,61’に加わる引っ張り
力が小さくなるため、圧電素子61,61’の破壊を防
止することも可能である。弾性体62,62’の材料と
しては、アルミニウム、チタン、鉄、銅及びそれらの合
金等を用いる。単層の圧電素子61,61’の変位素子
全体に占める長さ方向の割合は非常に小さい。
【0044】なお、上記各実施形態の説明では、チップ
部材20を駆動するための2つの変位素子10,10’
又は60,60’をそれぞれ直交するように配置した
が、これに限定されるものではなく、その他の角度、例
えば45°、135°等任意の角度であってもよい。さ
らに、変位素子の数は2つに限定されず、変位素子を3
個、あるいはそれ以上用いて、3自由度又は4自由度の
駆動を行うように構成してもよい。さらに、変位素子の
駆動源として、圧電素子だけでなく、磁歪素子等他の電
気的又は機械的変位素子を用いてもよい。
【0045】また、上記各実施形態では、圧電素子1
0,10’及び61,61’の駆動信号の周波数につい
ては特に示さなかったが、共振現象を利用し、圧電素子
10,10’の固有振動数又は弾性体62,62’を共
振させるための周波数で駆動してもよい。その場合、圧
電素子10,10’のインピーダンスが低下し、消費電
力を低減させることができ、少ない消費電力で大きな出
力を得ることができる。
【0046】さらに、上記各実施形態の説明において、
チップ部材20の軌跡が楕円を描くように説明したが、
各圧電素子10,10’に印加する駆動信号の位相差又
は電圧を変化させた結果チップ部材20の軌跡が円を描
く場合が含まれることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアクチュ
エータによれば、所定の変位を発生させる複数の変位素
子と、前記各変位素子にそれぞれ結合され、前記各変位
素子の変位を合成することにより楕円軌跡を描くように
駆動されると共に、被駆動部材に当接することにより被
駆動部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材を被駆動
部材に圧接させるための加圧部材と、前記各変位素子に
それぞれ駆動信号を印加する駆動回路を具備し、前記駆
動部材と前記被駆動部材の接点における接線方向及び法
線方向における前記駆動部材の楕円軌跡の径をそれぞれ
変化させることにより前記被駆動部材の駆動特性を制御
するので、駆動部材の描く楕円軌跡の形状に応じて被駆
動部材の速度を変化させることができる。
【0048】具体的には、楕円軌跡の接線方向の径は被
駆動部材の速度に影響し、法線方向の径は駆動力(起動
力)に影響する。楕円軌跡の接線方向の径を長くするこ
とにより被駆動部材の速度を速くすることができ、法線
方向の径を長くすることにより駆動力を大きくすること
ができる。また、それらの逆の場合被駆動部材の速度を
遅くしたり、駆動力を小さくすることができる。
【0049】また、前記駆動回路は、前記各変位素子に
印加する駆動信号の位相差を制御することにより、前記
被駆動部材の接線方向及び法線方向における前記駆動部
材の楕円運動の径をそれぞれ変化させるように構成した
ので、圧電素子に印加する駆動信号の電流は変化せず、
アクチュエータ全体の消費電力を一定に保持したまま被
駆動部材の速度制御を行うことができる。その結果、電
源の負担をほぼ零に低減することができる。
【0050】または、前記駆動回路は、前記各変位素子
に印加する駆動信号の振幅を制御することにより、前記
被駆動部材の接線方向及び法線方向における前記駆動部
材の楕円軌跡の径をそれぞれ変化させるように構成する
ことにより、上記駆動信号の位相差制御によっては楕円
軌跡の径を変化させにくい場合であっても、駆動部材の
楕円軌跡の径を変化させることができる。その結果、ア
クチュエータの構成や配置の自由度が大きくなり、アク
チュエータの適用範囲が広がる。
【0051】さらに、前記駆動回路は、前記駆動部材を
第1の楕円形状及び第2の楕円形状の軌跡を描くように
駆動可能であり、あらかじめ設定されている被駆動部材
の速度を基準にして、前記駆動部材の軌跡の形状を第1
の楕円形状と第2の楕円形状のいずれかに切り替えるよ
うに構成することにより、例えばアクチュエータの駆動
中に負荷変動が生じた場合等に最適な条件で被駆動部材
を駆動することが可能となる。
【0052】さらに、前記駆動回路は、アクチュエータ
の起動時には前記駆動部材の軌跡が第1の楕円形状を描
くように駆動し、起動後は第2の楕円形状を描くように
制御することにより、被駆動部材を可能な限り速い速度
で駆動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のトラス型アクチュエータの第1の実
施形態において変位素子として用いる積層型圧電素子の
構成を示す図である。
【図2】 上記積層型圧電素子における各電極の間に発
生する電界と圧電素子の変位の関係を示す図である。
【図3】 上記第1の実施形態におけるトラス型アクチ
ュエータの構成を示す図である。
【図4】 上記第1の実施形態における駆動回路のブロ
ック構成を示す図である。
【図5】 上記第1の実施形態において、2つの圧電素
子に印加する駆動信号の振幅を等しくし、各駆動信号間
の位相差を変化させた場合の軌跡を示す図である。
【図6】 上記第1の実施形態のアクチュエータにおけ
るばねによる加圧力とチップ部材とロータの接触率の関
係を示す図である。
【図7】 上記第1の実施形態のアクチュエータにおけ
る加圧力によるロータの負荷−(回転)速度特性を示す
図である。
【図8】 上記第1の実施形態のアクチュエータにおけ
る駆動信号の位相差によるロータの負荷−(回転)速度
特性を示す図である。
【図9】 上記第1の実施形態のアクチュエータにおけ
る駆動信号の位相差60度と120度によるロータの負
荷−(回転)速度特性を示す図(図8を抽象化したも
の)である。
【図10】 本発明のアクチュエータの第2の実施形態
の構成を示す図である。
【図11】 上記第2の実施形態における駆動回路のブ
ロック構成を示す図である。
【図12】 本発明のトラス型アクチュエータの他の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
10 :第1圧電素子(変位素子) 10’:第2圧電素子(変位素子) 16,16’:駆動電源(駆動部) 20 :チップ部材(駆動部材) 30 :ベース部材(固定部) 40 :ロータ(被駆動部材) 50 :発振器(駆動回路) 51 :位相制御部(駆動回路) 52 :遅延回路(駆動回路) 53 :振幅制御部(駆動回路) 54 :第1増幅器(駆動回路) 55 :第2増幅器(駆動回路) 56 :速度検出部(駆動回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 浩幸 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 柴谷 一弘 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 松田 伸也 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 小坂 明 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5H680 AA04 AA05 AA06 AA08 AA09 BB01 BB13 BB15 CC02 CC10 DD01 DD23 DD27 DD37 DD55 DD67 DD74 DD83 DD85 DD95 EE23 FF04 FF08 FF17 FF21 FF23 FF26 FF27 FF30 FF33 FF36 GG02 GG20 GG22 GG23 GG25 GG27 GG41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の変位を発生させる複数の変位素子
    と、前記各変位素子にそれぞれ結合され、前記各変位素
    子の変位を合成することにより楕円軌跡を描くように駆
    動されると共に、被駆動部材に当接することにより被駆
    動部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材を被駆動部
    材に圧接させるための加圧部材と、前記各変位素子にそ
    れぞれ駆動信号を印加する駆動回路を具備し、前記駆動
    部材と前記被駆動部材の接点における接線方向及び法線
    方向における前記駆動部材の楕円軌跡の径をそれぞれ変
    化させることにより前記被駆動部材の駆動特性を制御す
    ることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記駆動回路は、前記各変位素子に印加
    する駆動信号の位相差を制御することにより、前記被駆
    動部材の接線方向及び法線方向における前記駆動部材の
    楕円運動の径をそれぞれ変化させることを特徴とする請
    求項1記載のアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記駆動回路は、前記各変位素子に印加
    する駆動信号の振幅を制御することにより、前記被駆動
    部材の接線方向及び法線方向における前記駆動部材の楕
    円運動の径をそれぞれ変化させることを特徴とする請求
    項1記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記駆動回路は、前記駆動部材を第1の
    楕円形状及び第2の楕円形状の軌跡を描くように駆動可
    能であり、あらかじめ設定されている被駆動部材の速度
    を基準にして、前記駆動部材の軌跡の形状を第1の楕円
    形状と第2の楕円形状のいずれかに切り替えることを特
    徴とする請求項1から3のいずれかに記載のアクチュエ
    ータ。
  5. 【請求項5】 前記駆動回路は、アクチュエータの起動
    時には前記駆動部材の軌跡が第1の楕円形状を描くよう
    に駆動し、起動後は第2の楕円形状を描くように制御す
    ることを特徴とする請求項4記載のアクチュエータ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015136282A (ja) * 2013-12-20 2015-07-27 キヤノン株式会社 振動子の駆動装置とその駆動方法、レンズ駆動装置、振動装置、及び撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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