JP2001210623A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2001210623A JP2000016764A JP2000016764A JP2001210623A JP 2001210623 A JP2001210623 A JP 2001210623A JP 2000016764 A JP2000016764 A JP 2000016764A JP 2000016764 A JP2000016764 A JP 2000016764A JP 2001210623 A JP2001210623 A JP 2001210623A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ処理中に、ワークやワークが載置さ
れる下部電極部のブロックを効果的に冷却することがで
きるプラズマ処理装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 真空チャンバ1内に上部電極部2と下部
電極部3を設ける。下部電極部3は比熱の小さい金属か
ら成るブロック21を有している。ブロック21にワー
ク15を真空吸着して載置する吸着孔26を開孔し、ま
たブロック21の下部に冷媒路28を形成する。冷媒路
28の冷媒を流すことにより、ブロック21およびブロ
ック21上のワーク15を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワークの表面のエ
ッチングやクリーニングなどを行うためのプラズマ処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウエハ表面のエッチングやプリント基板
表面のクリーニングなどのためにプラズマ処理を施すこ
とが知られている。プラズマ処理装置は、真空チャンバ
内の下部電極部上にウエハやプリント基板などのワーク
を載置し、上部電極部と下部電極部の間に高周波電圧を
印加することにより、真空チャンバ内にプラズマを発生
させ、イオンや電子等をワークの表面に衝突させてプラ
ズマ処理を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上部電極部と下部電極
部の間にプラズマを発生させると、下部電極部は300
℃あるいはそれ以上に加熱される。その結果、下部電極
部は熱ダメージを受けて劣化し、また下部電極部上のワ
ークも熱ダメージを受け、最悪の場合は熱破壊される。
また、ウエハの薄形化や、ウエハのストレス層(薄形化
等のための機械研削によってクラックが発生した層)の
除去のためには、ウエハの全面を深くエッチングする必
要がある。このためには、プラズマ密度を高めたり、あ
るいは電極部間に印加する高周波電圧を大きくしてエッ
チングレート(エッチング力)を大きくする必要がある
が、このようにすると下部電極部は益々発熱してワーク
の熱ダメージも大きくなる。したがって従来のプラズマ
処理装置はこのようにワーク全面を深くエッチングする
ような用途には使用困難若しくは使用不能であった。
【0004】そこで本発明は、このような従来の問題点
を解消できるプラズマ処理装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プラズマ発生用ガスが供給される真空チャンバと、
この真空チャンバを真空吸引する真空吸引手段と、真空
チャンバに設けられた上部電極部と下部電極部を備え、
この上部電極部と下部電極部の間に高周波電圧を印加し
てプラズマを発生させ、下部電極部上に載置されたワー
クをプラズマ処理するプラズマ処理装置であって、前記
下部電極部がワークを載置するブロックを備え、このブ
ロックにワークを真空吸着するための吸着孔を複数開孔
し、またこのブロックの下部に冷媒を流すための冷媒路
を形成し、且つ前記吸着孔を真空吸引する真空吸引手段
と、前記冷媒路に冷媒を流す冷却装置を備えたことを特
徴とするプラズマ処理装置である。
【0006】上記構成において、プラズマ処理中には、
ワークは吸着孔に真空吸着されてブロックにしっかり密
着する。またその状態で、冷媒路に冷媒を流すことによ
り、ブロックは効果的に冷却され、ブロックやワークが
過度に加熱されて熱ダメージを受けるのを防止する。
【0007】また請求項2に記載の発明は、前記ブロッ
クが、比熱の小さい金属から成るものであり、この構成
によりワークやブロックをより効果的に冷却できる。
【0008】また請求項3に記載の発明は、前記吸着孔
の真空圧が前記真空チャンバの真空圧よりも小さくなる
ように前記真空チャンバの真空吸引手段と前記吸着孔の
真空吸引手段を制御する制御部を備えたものであり、こ
の構成により、ワークを吸着孔によりしっかり真空吸着
して固定して安定的にプラズマ処理を行うことができ、
またワークをブロックの上面にしっかり密着させてワー
クをブロックにより効果的に冷却することができる。
【0009】請求項4に記載の発明は、前記上部電極部
と前記下部電極部の間隔の大きさを調整する間隔調整手
段を設け、この間隔の大きさを調整することにより、こ
の間隔に発生するプラズマ密度を調整するようにしたも
のであり、この構成により、間隔の大きさを調整してエ
ッチングレートを変更することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態にお
けるプラズマ処理装置の全体構成を示す断面図、図2は
本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装置の部分
拡大断面図、図3は本発明の一実施の形態におけるプラ
ズマ処理装置の下部電極部の吸引孔を示す平面図、図4
は本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装置の下
部電極部の冷媒路を示す底面図である。
【0011】図1において、真空チャンバ1の内部には
上部電極部2と下部電極部3が間隔Tをおいて上下に配
設されている。上部電極部2は上方にあり、アース部4
に接地されている。下部電極部3は下方にあり、高周波
電源5に接続されている。上部電極部2と下部電極部3
の間に高周波電圧を印加すると、この間にプラズマが発
生する。上部電極部2と下部電極部3の平面形状は円形
である。
【0012】上部電極部2は、アルミニウムなどの導電
体から成るベース部6と、ベース部6の下部に装着され
た板状の絶縁体7から成っている。絶縁体7はガス吹出
部となるものであり、ガス吹出孔となる貫通孔8がその
全面に多数開孔されている。絶縁体7は、石英などの絶
縁物から成っている。
【0013】ベース部6と絶縁体7の間にはガス導入部
としての狭い空隙部9が確保されている。図2におい
て、空隙部9の天井面(ベース部6の下面側の表面)は
絶縁部13で覆われている。絶縁部13は、セラミック
スを溶射したり、あるいは絶縁板を装着するなどして構
成される。この絶縁部13は、ベース部6の下面と、こ
の下面が対向する下部電極部3の上面の間に、貫通孔8
を通じて高電流のアーク放電Dが発生してプラズマ生成
が不調になるのを防止する。
【0014】図1において、ベース部6の中央部には上
方へ突出する取付部10が突設されており、取付部10
は受部11を介して真空チャンバ1の上壁に上下動自在
に装着されている。取付部10には空隙部9に通じる孔
路12が形成されており、孔路12にはガス供給部30
が接続されている。
【0015】ガス供給部30は、例えばCF4(4フッ
化炭素)とO2(酸素)の混合ガスなどのプラズマ発生
用ガスを真空チャンバ1に供給する。ガス供給部30内
のプラズマ発生用ガスは、孔路12を通して空隙部9へ
送られ、複数(多数)の貫通孔8から下部電極部3へ向
って均等に吹出される。したがって、このような電極部
がガス吹出し部を兼務する構造にしたことにより、プラ
ズマ処理に必要なプラズマ発生用ガスを、上部電極部2
と下部電極部3の間に効率よく吹出すことができる。
【0016】図1および図2において、絶縁体7の外縁
部には外縁体14が装着されている。外縁体14は、セ
ラミックスなどの耐熱性が大きく、またプラズマ中のイ
オンや電子によりエッチングされにくい耐フッ素系の絶
縁物から成っている。外縁体14はリング状であって、
その先端部は先鋭な鋭角のエッジを有するテーパ部であ
り、その外面は中央部側へテーパ状に後退する後退面1
4aになっている。このように上部電極部2の外縁部の
外面に後退面14aを形成することにより、上部電極部
2と真空チャンバ1の内壁面との距離Lを実質的に大き
くし、その間に異常な放電が発生しないようにしてい
る。
【0017】次に、下部電極部3を説明する。下部電極
部3は、アルミニウムなどの導電体から成るベース部2
0と、ベース部20の上面に装着されたブロック21
と、ブロック21の外縁部に装着されたリング状の外縁
体22から成っている。ブロック21はワークの載置部
となるものであって、その上面には、プラズマ処理対象
物であるウエハなどのワーク15が載置される。ベース
部20から下方へ突出する取付部23は、真空チャンバ
1の下壁に受部24を介して装着されている。ブロック
21は、鋼鉄などの比熱の小さい金属から成っている。
【0018】図1および図2において、ブロック21は
円板体であって、その厚さ方向の中央部には細い孔路2
5が格子状に形成されており(図3)、孔路25の交差
部には孔路25に連通する吸着孔26が多数マトリクス
状に開孔されている。孔路25や吸着孔26は孔部27
を通して真空吸引手段としての真空ポンプ31に連通し
ている。したがって真空ポンプ31が駆動することによ
り、ワーク15はブロック21上に真空吸着して固定さ
れる。このように孔路25や吸着孔26をブロック21
の全面に均等に形成することにより、ワーク15を吸着
孔26にしっかり真空吸着できる。
【0019】この場合、吸着孔26によるワーク15の
吸着力が真空チャンバ1の真空圧よりも相対的に小さい
と、ワーク15を吸着孔26にしっかり吸着できず、ワ
ーク15はがたついてしまう。したがって、吸着孔26
の真空圧が真空チャンバ1の真空圧よりも小さくなるよ
うに(すなわち吸着孔26の吸着力を真空チャンバ1の
吸引力よりも大きくし、これにより真空チャンバ1の真
空圧のためにワーク15が浮き上るなどしてがたつかな
いように)、制御部34で各真空ポンプ31、33(い
ずれも後述)を制御する。なお従来のプラズマ処理装置
では、ワークは一般に、高価な静電気手段より電極部に
吸着して保持されていたものであり、そのため製造コス
トがきわめて高かったものである。
【0020】ブロック21の下部には細い冷媒路28が
形成されている。図4に示すように、冷媒路28はブロ
ック21の全面に極力均等に分布するように形成されて
おり、取付部23に形成された孔部29を通して冷却装
置32に接続されている。冷却装置32から送られた冷
水などの冷媒は冷媒路28を流れ、ベース部20、ブロ
ック21、ブロック21上のワーク15を冷却する。こ
のように冷媒路28をブロック21の全面に極力均等に
分布するように形成することにより、ブロック21全体
やブロック21の上面に吸着孔26に吸着されて密着し
たワーク15全体を均一に冷却できる。また、ブロック
21は、比熱の小さい金属などの物質にて単体のブロッ
クとして形成されているので、冷媒により効果的に冷却
することができる。
【0021】外縁体22は上部電極部2の外縁体14と
同材質、同形状のものであって、その外面に中央部側へ
テーパ状に後退する後退面22aを形成することによ
り、下部電極部3と真空チャンバ1の内壁面との距離L
を実質的に大きくしている。また外縁体14、22の外
面を後退面14a、22aにすることにより、外面同士
の距離L’を実質的に大きくし、その間に放電が発生し
にくいようにしている。図1において、33は真空ポン
プであり、真空チャンバ1の内部を真空吸引する。
【0022】34は制御部であって、真空吸引手段を構
成する真空ポンプ31、33などの破線で接続した各要
素を制御する。なお、真空ポンプ31、33には、必要
に応じて、その吸引路を開閉するバルブが付設される。
また図示しないが、真空チャンバ1や吸着孔26の真空
圧を測定するための圧力センサが適所に設けられてお
り、制御部34は圧力センサの測定信号に基づいて真空
ポンプ31、33などの制御を行う。ここで、制御部3
4は、吸着孔26の真空圧が、真空チャンバ1の真空圧
よりも小さくなるように(すなわち、吸着孔26が真空
チャンバ1の真空圧よりも強い吸着力でワーク15を真
空吸着するように)、真空チャンバ1の真空ポンプ33
と吸着孔26の真空ポンプ31を制御する。このように
吸着孔26の真空圧を真空ポンプ1の真空圧よりも小さ
くすれば、ワーク15はブロック21にしっかり密着さ
れてブロック21から不要に浮き上るなどしてがたつく
ようなことはなく、したがってワーク15をブロック2
1上にしっかり固定してプラズマ処理を行うことができ
る。
【0023】図1において、取付部10はシリンダ17
のロッド18にアーム19を介して連結されている。ロ
ッド18を突没させると、上部電極部2は上下動し、下
部電極部3との間隔Tの大きさが調整される。このよう
に間隔Tの大きさを調整自在にすることにより、この間
隔Tに発生するプラズマ密度を調整してエッチングレー
トを変更することができる。なお、間隔Tが小さい程プ
ラズマ密度は高くなってエッチングレートは大きくな
る。したがってワーク15の表面を深くエッチングする
ような場合は、間隔Tを小さくしてプラズマ密度を高く
する。またワーク15を出し入れ手段(図外)により真
空チャンバ1に出し入れするときは、間隔Tを大きくす
ることにより、ワーク15を下部電極部3上に難なく移
載することができ、また、これからピックアップして取
り出すことができる。なお本実施の形態では、上部電極
部2を上下動させることにより、間隔Tの大きさを調整
しているが、下部電極部3を上下動させて間隔Tの大き
さを変更するようにしてもよい。またシリンダ17が間
隔調整手段となるものであるが、間隔調整手段としては
シリンダ17に限らず、送りねじ機構などでもよい。ま
た真空チャンバ1に上部電極部2を兼務させてもよく、
この場合、下部電極部3を上下動させて間隔を調整す
る。
【0024】このプラズマ処理装置は上記のような構成
より成り、次にプラズマ処理動作について説明する。図
1において、ブロック21上にワーク15を載置し、真
空ポンプ31によりワーク15を吸着してワーク15が
がたつかないように固定した後、真空ポンプ33を駆動
して真空チャンバ1の内部を真空吸引する。この場合、
上述したように、真空ポンプ31によるワーク15の吸
着力を真空ポンプ33による吸引力よりも大きくし、プ
ラズマ処理中にワーク15が浮き上るなどしてがたつか
ないようにする。またガス供給部30からプラズマ発生
用ガスを孔路12を通して供給して貫通孔8から下方へ
吹出させ、下部電極部3のベース部20に高周波電圧を
印加する。すると上部電極部2と下部電極部3の間にプ
ラズマが発生し、ワーク15の表面にプラズマ中のイオ
ン等などが衝突してプラズマ処理(エッチングやクリー
ニングなど)が行われる。
【0025】ここで、プラズマ処理中には、冷媒路28
には冷水などの冷媒が流され、ブロック21はその全体
が冷却される。またワーク15は吸着孔26に真空吸着
されることにより、ブロック21の上面にぴったり密着
している。したがって、プラズマ処理中にワーク15や
ブロック21が過度に加熱されることはない。
【0026】さて、図2において、上部電極部2と下部
電極部3の間にはプラズマが発生するが、後退面14
a、22aと真空チャンバ1の内壁面との距離Lは大き
く、また後退面14aと後退面22aの距離L’も大き
い。したがって上部電極部2と下部電極部3の間には異
常な放電は発生せず、また高周波電源5に接続された下
部電極部3と真空チャンバ1の間にも異常な放電は発生
せず、下部電極部3と真空チャンバ1の内壁面は短絡し
ない。したがってプラズマは上部電極部2と下部電極部
3の間に閉じ込められ、ワーク15のプラズマ処理は安
定的に行われる。
【0027】以上のように、上部電極部2と下部電極部
3の外縁部である外縁体14、22の外面を後退面14
a、22aとしたことにより異常な放電(短絡)は発生
しにくい。したがって、シリンダ17を作動させて上部
電極部2と下部電極部3の間隔Tを小さくし、あるいは
下部電極部3に高電圧を印加し、上部電極部2と下部電
極部3の間に発生するプラズマの密度を高くしてエッチ
ングレート(エッチング力)を大きくし、速やか且つ強
力にプラズマ処理することができる。因みに、本発明者
の実験結果によれば、上記間隔Tは、従来のものの1/
4以下にすることができた(従来のものの間隔は一般に
40mm程度、本発明によれば間隔Tは10mm以下に
することが可能)。また外縁体14、22を耐熱性が大
きく、またプラズマイオンによりエッチングされにくい
セラミックスなどの素材により形成したことにより、外
縁体14、22の劣化損耗を防止できる。なおシリンダ
17は、望ましくは制御部34で制御する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ラズマ処理中にワークやブロックを効果的に冷却し、ワ
ークやブロックが過剰に加熱されて熱ダメージを受ける
のを解消できる。また本発明によれば、エッチングレー
ト(エッチング力)を大きくしてもワークやブロックが
受ける熱ダメージは小さいので、上部電極部と下部電極
部間の間隔を小さくしたり、あるいは上部電極部と下部
電極部間に印加する高周波電圧を大きくするなどしてプ
ラズマ密度を高くすることができるので、ウエハの薄形
化や、ウエハの機械研削面に生じたストレス層を除去す
る等のために、ウエハの全面を深くエッチングするため
のプラズマ処理装置として特に有利である。
【0029】また請求項3の発明によれば、ワークを吸
着孔にしっかり真空吸着して固定して安定的にプラズマ
処理を行うことができ、またワークをブロックの上面に
しっかり密着させてワークをブロックにより効果的に冷
却することができる。
【0030】また請求項4の発明によれば、上部電極部
と下部電極部の間隔を調整することにより、この間隔に
生じるプラズマ密度を調整してエッチングレートを変更
することができ、且つワークの下部電極部上への移載や
これからの取り出しを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装
置の全体構成を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装
置の部分拡大断面図
【図3】本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装
置の下部電極部の吸引孔を示す平面図
【図4】本発明の一実施の形態におけるプラズマ処理装
置の下部電極部の冷媒路を示す底面図
【符号の説明】
1 真空チャンバ 2 上部電極部 3 下部電極部 15 ワーク 17 シリンダ(間隔調整手段) 21 ブロック 26 吸着孔 28 冷媒路 31 真空ポンプ 32 冷却装置 33 真空ポンプ 34 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩井 哲博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G075 AA30 AA62 AA63 BC06 BC10 CA03 CA05 CA25 CA47 EB42 FB02 FB04 FC11 4K057 DB06 DD01 DG02 DG15 DG16 DM02 DM06 DM35 DM39 DN01 5F004 BA06 BA07 BB13 BB20 BB25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ発生用ガスが供給される真空チャ
    ンバと、この真空チャンバを真空吸引する真空吸引手段
    と、真空チャンバに設けられた上部電極部と下部電極部
    を備え、この上部電極部と下部電極部の間に高周波電圧
    を印加してプラズマを発生させ、下部電極部上に載置さ
    れたワークをプラズマ処理するプラズマ処理装置であっ
    て、 前記下部電極部がワークを載置するブロックを備え、こ
    のブロックにワークを真空吸着するための吸着孔を複数
    開孔し、またこのブロックの下部に冷媒を流すための冷
    媒路を形成し、且つ前記吸着孔を真空吸引する真空吸引
    手段と、前記冷媒路に冷媒を流す冷却装置を備えたこと
    を特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】前記ブロックが、比熱の小さい金属から成
    ることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】前記吸着孔の真空圧が前記真空チャンバの
    真空圧よりも小さくなるように前記真空チャンバの真空
    吸引手段と前記吸着孔の真空吸引手段を制御する制御部
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のプラ
    ズマ処理装置。
  4. 【請求項4】前記上部電極部と前記下部電極部の間隔の
    大きさを調整する間隔調整手段を設け、この間隔の大き
    さを調整することにより、この間隔に発生するプラズマ
    密度を調整するようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090266488A1 (en) * 2005-04-05 2009-10-29 Kiyoshi Arita Plasma Processing Apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20090266488A1 (en) * 2005-04-05 2009-10-29 Kiyoshi Arita Plasma Processing Apparatus

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