JP2001210596A - 半導体製造装置の温度制御方法、半導体製造装置、および半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体製造装置の温度制御方法、半導体製造装置、および半導体デバイスの製造方法

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JP2001210596A
JP2001210596A JP2000019934A JP2000019934A JP2001210596A JP 2001210596 A JP2001210596 A JP 2001210596A JP 2000019934 A JP2000019934 A JP 2000019934A JP 2000019934 A JP2000019934 A JP 2000019934A JP 2001210596 A JP2001210596 A JP 2001210596A
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Japan
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temperature
power ratio
manufacturing apparatus
semiconductor manufacturing
temperature control
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JP2000019934A
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Minoru Nakano
稔 中野
Masaaki Ueno
正昭 上野
Kazuo Tanaka
和夫 田中
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
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    • G05D23/19Control of temperature characterised by the use of electric means
    • G05D23/1927Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors
    • G05D23/193Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces
    • G05D23/1935Control of temperature characterised by the use of electric means using a plurality of sensors sensing the temperaure in different places in thermal relationship with one or more spaces using sequential control
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数ゾーンの各部の温度を検出することな
く、一部の温度を用いることにより、設定されるどのよ
うな温度領域においても、基板面内の均一な温度制御を
可能とすることができる半導体製造装置の温度制御方法
を得る。 【解決手段】 複数ゾーンに対応する複数の加熱源を備
えた反応室を有する半導体製造装置の温度制御方法にお
いて、前記反応室の異なる複数の温度に対応して、前記
複数の加熱源それぞれに出力するパワーの比率をパワー
比率として定めておき、前記複数の温度に対応して定め
られた前記複数の加熱源それぞれのパワー比率を用いて
各加熱源のパワー制御を行って温度制御を行うようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の均一加熱を
行うための半導体製造装置の温度制御方法等、該温度制
御方法を実行する温度制御装置を有する半導体製造装
置、および該温度制御方法を実行して半導体デバイスを
製造する半導体デバイスの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、枚葉エピタキシャル装置におい
ては、加熱炉にシリコンウェハ等の基板を収容し、加熱
炉内を所定の温度に昇温して加熱しつつ反応ガスを供給
して、基板上に薄膜を形成する。この枚葉エピタキシャ
ル装置においては、加熱炉内の温度条件の設定が極めて
重要であり、定温維持時ばかりでなく昇降温過程におい
てもウェハ内の温度均一性が要求され、この温度制御の
精度が製造される半導体デバイスの品質に大きく影響す
る。すなわち、枚葉エピタキシャル装置においては、縦
型拡散炉のようなバッチ処理炉に比べ、よりウェハ内の
温度均一性が要求される。
【0003】従来、加熱炉内の温度を均一化させるため
の技術としては、例えば、特開昭64−8225号公報
が知られている。この公報に開示されている温度制御方
法は、被熱物のセンタ部を加熱する電熱ヒータと、被熱
物のエッジ部を加熱する電熱ヒータとを炉内に備え、温
度計により測定される被熱物の加熱温度と設定温度の差
に基づいて電熱ヒータを制御すると共に、エッジ部の電
熱ヒータに供給されるパワーがセンタ部の電熱ヒータに
供給されるパワーよりも常に低比率をもって低位に保た
れるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、枚葉エ
ピタキシャル装置においては、上述したように、昇降温
過程においてもウェハ内の温度均一性が厳しく要求さ
れ、上記公報に示された技術においては、半導体デバイ
スの品質を維持するべく、常にウェハ内の温度均一性を
維持することが困難である。一方、枚葉エピタキシャル
装置の温度制御において、実際のプロセス時には、パー
ティクルの発生を防ぐため、反応管内の各部に温度セン
サを設けて温度モニタを行うことはできない。従って、
従来より枚葉エピタキシャル装置における温度制御にお
いては、各部の温度を実測することなく、ウェハ内にお
ける加熱温度の均一化を図れる技術が要望されている。
【0005】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたものであり、プロセス時において、複数ゾ
ーンの各部の温度を検出することなく、一部の温度を用
いることにより、設定されるどのような温度領域におい
ても、基板面内の均一な温度制御を可能とすることがで
き、もって製造される半導体デバイスの品質を向上させ
ることができる半導体製造装置の温度制御方法、このよ
うな温度制御方法を行う半導体製造装置、およびこのよ
うな温度制御方法を用いる半導体デバイスの製造方法を
得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、複数ゾーンに対応する複数の加熱源を
備えた反応室を有する半導体製造装置の温度制御方法に
おいて、前記反応室の異なる複数の温度に対応して、前
記複数の加熱源それぞれに出力するパワーの比率をパワ
ー比率として定めておき、前記複数の温度に対応して定
められた前記複数の加熱源それぞれのパワー比率を用い
て各加熱源のパワー制御を行って温度制御を行うように
したことを特徴とするものである。
【0007】ウェハ内温度が均一になるときは、加熱源
により発生され反応室内に留まる熱と、反応室から逃げ
る熱が均衡している状態であるが、この均衡状態は反応
室やウェハの各部によって異なる。熱の逃げやすい部分
では加熱源のパワーを熱の逃げにくい部分に比べて大き
くしなければならない。そこで、反応室内の各部に対応
するゾーンを設け、各ゾーンにおける温度を均一とする
ためのパワー比率を温度に対応して取得しておいて、各
温度においてそのパワー比率を用いるようにすれば、昇
降温過程のような温度変動時においても炉内温度を速や
かに均一温度に安定化させることができる。従って、こ
のような温度制御方法によれば、ランプアップ時や異な
る温度で反応処理(デポ、エッチング等)を行う場合、
複数ゾーンの全ての温度を検出することなく、一部のゾ
ーンの温度を用いて、複数ゾーンにおける最適のパワー
比率を選択することができて、基板面の均一な温度制御
を可能とすることができる。
【0008】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法において、前記パワー比率を定める複数の温度
は、それぞれ所定の幅を有して定められていることを特
徴とするものである。
【0009】このような構成によれば、予め定めておく
パワー比率を所定の幅を有する温度毎に定めればよいの
で、その設定が容易となり、また、例えばパワー比率を
テーブルに登録する場合、その登録数を減少させること
ができて、記憶容量の減少を図れる。
【0010】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法は、前記反応室の任意の温度に対応する各加熱
源のパワー比率が、前記反応室における所定の温度に対
応して定められている既設定のパワー比率を用いて定め
られることを特徴とするものである。
【0011】このような構成によっても、所定のゾーン
の全ての検出温度に対応する各加熱源のパワー比率を設
ける必要がなく、その設定が容易となり、記憶容量の減
少を図ることもできる。
【0012】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法において、前記反応室の任意の温度に対応する
各加熱源のパワー比率は、前記所定の温度における既設
定のパワー比率を、前記任意の温度と所定の温度とを用
いて線形補間することにより定められることを特徴とす
るものである。
【0013】このような構成によれば、線形補間を用い
ることにより、全ての温度に対応してパワー比率を設定
しておかなくても、代表的な所定の温度におけるパワー
比率を用いて任意の温度におけるパワー比率を精度良く
定めることができる。
【0014】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法において、前記温度制御はPID演算を用いて
行われ、I演算出力値に対するパワー比率と、Pまたは
D演算出力値に対するパワー比率が異なっていることを
特徴とするものである。
【0015】PID演算において、Pは比例演算、Iは
積分演算、Dは微分演算を示し、P演算出力値やD演算
出力値は温度の変化に対して大きく変動するのに対し
て、I演算出力値はPやD演算出力値に対して大きな変
化を生じない。従ってこれらを組み合わせることによ
り、常にほぼ一定の温度変化過程を通じて速やかに、均
一温度に安定化させることができ、例えば、ウェハロー
ド時の温度変動時における温度変化履歴の再現性向上即
ち、処理バッチ毎のウェハの熱履歴の均一性向上が期待
できる。
【0016】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法において、前記温度制御はPID演算を用いて
行われ、前記パワー比率はI演算出力値にのみ乗じられ
て制御出力として用いられることを特徴とするものであ
る。
【0017】I演算出力値は積分出力のため、ガス流入
時やウェハ投入時のような外乱発生時に温度の急変化が
あっても、PやD演算出力値のように大きな変化を受け
ることがない。従って、I演算出力値に対してゾーン毎
の比率を乗じる場合はPやD演算出力値の変化の影響を
受けることはない。よって、このような構成によれば、
外乱に対する温度履歴がPID演算出力値全体にパワー
比率を乗じる場合に比べて均一になりやすくなり、例え
ば、ウェハロード時の温度変動時における温度変化履歴
の再現性向上が期待できる。
【0018】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法において、前記温度制御はPID演算を用いて
行われ、前記パワー比率は、ウェハの反応処理時にはP
ID演算出力値に乗じて制御出力として用いられ、反応
室へのウェハロード時にはI演算出力値にのみ乗じて制
御出力として用いられることを特徴とするものである。
【0019】PやD演算出力値は温度の変化に対して大
きく変動するのに対して、I演算出力値はPやD演算出
力値に対して大きな変化を生じない。従って、外乱が無
い状態時にはPID演算出力値にパワー比率を乗じる一
方、ウェハ挿入時などのような外乱発生時にはI演算出
力値にのみパワー比率を乗じて制御出力とすることによ
り、より温度履歴の均一化が図れることとなる。ここ
で、外乱が無い状態時には、例えば堆積処理などの反応
処理、ランプアップ、ダウン時があり、外乱発生時に
は、ウェハロード(ウェハ挿入)、アンロード(ウェハ
払い出し)等がある。
【0020】また、本発明に係る半導体装置の温度制御
方法は、前記パワー比率を変更する際の参照温度に、反
応室の温度設定値を用いることを特徴とするものであ
る。
【0021】温度設定値を用いるようにすれば、外乱の
バラツキがバッチ間で生じる場合にも温度再現性を高め
ることができる。
【0022】又、本発明に係る半導体製造装置の温度制
御方法において、前記パワー比率を変更する際の参照温
度は、反応室へのウェハロード時には温度設定値を用
い、ウェハの反応処理時には温度実測値を用いることを
特徴とするものである。
【0023】温度設定値を用いるようにすれば、ウェハ
ロード時のように外乱のバラツキがバッチ間で生じる場
合にも温度再現性を高めることができる。一方、ウェハ
の反応処理時のように、外乱にバラツキが無い場合は、
温度実測値を用いた方が温度が精度良く分かっているの
で、再現性をより高めることができ、温度の収束(安定
化)が早く行える。
【0024】また、本発明に係る半導体製造装置の温度
制御方法は、前記半導体製造装置の反応室が、ウェハを
載置して回転するサセプタと、そのサセプタ周囲に固定
して設けられたリング台とを有しており、前記反応室の
温度を検出する温度検出手段を反応室内のウェハ回転中
心部とウェハ周辺部の両方に設けたことを特徴とするも
のである。
【0025】例えば枚葉エピタキシャル装置では、基板
の中心部付近には回転軸があり、その回転軸を介して熱
が逃げやすい。また基板の周辺部近傍には炉口部があ
り、やはり熱が逃げやすく、また熱の逃げ方も同じでな
い。一方、パーティクルの発生防止、スペース等の問題
により温度センサを多くを配置することは好ましくな
い。そこで、温度が不安定となり易い基板の中心部や周
辺部の温度に対するパワー比率を設定しておけば、温度
センサの設定箇所を最小限にすることができると共に、
精度良く温度制御を行うことができる。
【0026】また、本発明に係る半導体製造装置は、複
数ゾーンに対応する複数の加熱源を備えた反応室を有す
る半導体製造装置であって、前記反応室の異なる複数の
温度に対応して、前記複数の加熱源それぞれに出力する
パワーの比率をパワー比率として定めておき、前記複数
の温度に対応して定められた前記複数の加熱源それぞれ
のパワー比率を用いて各加熱源のパワー制御を行って温
度制御を行うことを特徴とするものである。
【0027】このような半導体製造装置によれば、炉内
温度を速やかに均一温度に安定化させることができ、製
造される半導体デバイスの品質向上を図ることができ
る。
【0028】また、本発明に係る半導体デバイスの製造
方法は、複数ゾーンに対応する複数の加熱源を備えた反
応室を有する半導体製造装置による半導体デバイスの製
造方法であって、前記反応室の異なる複数の温度に対応
して、前記複数の加熱源それぞれに出力するパワーの比
率をパワー比率として定めておき、前記複数の温度に対
応して定められた前記複数の加熱源それぞれのパワー比
率を用いて各加熱源のパワー制御を行って反応室内を温
度制御して半導体デバイスを製造することを特徴とする
ものである。
【0029】このような半導体デバイスの製造方法によ
れば、均一化された炉内温度において半導体デバイスを
製造することができるので、その品質を向上させること
ができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を枚葉
エピタキシャル装置に適用した場合について説明する。
図1は実施の形態に係る枚葉エピタキシャル装置の反応
室を示す側面図である。枚葉エピタキシャル装置では、
加熱炉1の炉内(反応室内)2にシリコンウェハ3(ウ
ェハ)等の基板を収容し、反応室内2を所定の温度に加
熱しつつ反応ガスを供給して、ウェハ3上に薄膜を形成
する。加熱源は上下それぞれに設けられたリング形状の
サークルランプ(0〜12ゾーン)4,5で構成され、
各サークルランプ4,5の熱は主としてウェハ3を支持
する熱容量の大きなサセプタ(SiCサセプタ)6、ウ
ェハ3、そして流入される反応ガスにより吸収される。
サークルランプ4の0〜8ゾーンはセンタゾーンを構成
し、9〜12ゾーンはアウトゾーンを構成する。また、
サークルランプ5の0〜7ゾーンはセンタゾーンを構成
し、8〜12ゾーンはアウトゾーンを構成する。
【0031】実プロセスに用いる制御用温度センサ7,
8は加熱炉の中央と端に配置される。また、温度プロフ
ァイル用温度センサ9,10は基板表面に11点(0〜
10)、サセプタ表面に11点(0〜10)配置され
る。この温度プロファイル用温度センサ9,10は、実
プロセスでは取り外され用いられないもので、予め各ゾ
ーンの温度を測定してパワー比率を設定しておくために
用いられる。なお、サセプタ6はその中央部が回転軸と
して作用する(SiC)サセプタ支持台11に回転可能
に支持されている。その周端部には(SiC)リング台
12が設けられている。また、加熱炉1、ウェハ3、サ
セプタ6、サセプタ支持台11、リング台12は平面視
円形状をなしている。
【0032】周知のように、金属シリコンは非常に反応
性に富んだ物質であり、容易に酸素や水分と反応してそ
の表面に酸化膜を形成する。また、通常のシリコンウェ
ハは石英るつぼの中の溶融シリコンを回転引き上げして
結晶成長したインゴットから切り出されており、その内
部には酸素析出、空孔、空洞などのグローイン欠陥が1
6/cm3程度の密度で存在している。このため、エピ
タキシャル成長に先立ちシリコンウェハ表面からこれら
の酸化膜や欠陥の除去が必要となる。そこで、シリコン
ウェハは1000℃以上の高純度水素ガス中でベークさ
れている(図9水素ベーク参照)。酸化膜や酸素析出の
除去には次の熱反応が用いられる。
【0033】 SiO2(s)+Si(s)⇒2SiO(g)
【0034】また、欠陥は高温のリフロによって平滑
し、理想的なシリコン結晶表面を準備する。エピタキシ
ャル成長は、四塩化珪素(SiCl4)、トリクロルシ
ラン(TCS,SiCl3)、ジクロルシラン(DC
S,SiH2Cl2)、モノシラン(MS,SiH4)な
どシリコンを含むソースで水素ガスをキャリアガスとし
てCVD法により行われる。
【0035】図2は、実施の形態におけるランプコント
ローラの構成を示すブロック図である。このランプコン
トローラ20は加熱源の各サークルランプ4、5に供給
する電力を調節するものであり、CPU201、ROM
202、OS用RAM203、アプリケーション用RA
M204、OS用NVRAM205、アプリケーション
用NVRAM206を備えると共に、通信制御LSI制
御用デバイスドライバ207を備えている。
【0036】デバイスドライバ207には、各サークル
ランプ4のパワーを調節して出力するランプパワー出力
ユニット21と、炉中央に設けられた制御用温度センサ
7の出力を取り込む温度モニタユニット22と、炉端部
に設けられた制御用温度センサ8の出力を取り込む温度
モニタユニット23が接続されている。
【0037】また、デバイスドライバ207にはウェハ
表面温度を検出する温度プロファイル用温度センサ9の
出力を取り込む温度モニタユニット24、及びサセプタ
表面温度を検出する温度プロファイル用温度センサ10
の出力を取り込む温度モニタユニット25が接続され、
さらに表示、操作用のユニットである表示・操作ユニッ
ト26が接続されている。
【0038】そして、ランプコントローラ20は、中央
及び端部の制御用温度センサ7,8からの温度を読み取
り、目標とする温度設定値と比較することにより制御演
算を行う。制御演算の結果は、上下それぞれのサークル
ランプの出力値(0〜100%)としてランプパワー出
力ユニット21に一定間隔で送られる。温度モニタ値及
び制御演算後の出力値は表示・操作ユニット26に送ら
れ、これによりオペレータは制御状態をリアルタイムで
知ることができる。
【0039】各温度モニタユニット22〜25は、各温
度センサより出力されたアナログ温度信号をデジタル量
に変換し、温度信号としてデジタル通信回線を通してラ
ンプコントローラ20に送出する。デジタル通信回線を
使用することにより、対ノイズ性、絶対性能がアナログ
通信に比して改善される。なお、温度モニタユニット2
2,23はモニタの高速性が要求されるため、温度セン
サの接続数は最小限の一つとされている。温度モニタユ
ニット24,25は実プロセスに先立つプロファイル時
に使用されるものであり、実プロセスの制御には使用さ
れないため、温度モニタユニット22,23ほどのモニ
タ高速性は要求されない。従って、温度モニタユニット
24,25にはそれぞれ11個の温度センサ(11チャ
ネル)が接続されている。
【0040】図3は実施の形態における制御方式を説明
するためのブロック図である。ランプコントローラ20
の制御演算部20aにより、センタゾーン30またはセ
ンタゾーン30及びアウトゾーン31の出力値が算出さ
れるが、パワー出力ゾーン30,31はそれぞれについ
てさらに複数ゾーンに分割されているため、それぞれの
ゾーンについて出力値を設定する。アウトゾーンにある
制御用温度センサ8により得られるPV2(アウト)
と、目標となるアウト温度設定値との比較を行い、制御
演算を行ってアウトゾーンにある加熱ゾーンのパワー出
力制御を行う。
【0041】アウトゾーンは図1の例では、上ランプゾ
ーン9,10,11,12、下ランプゾーン8,9,1
0,11,12である。センターゾーンにある制御用温
度センサ7によって得られるPV1(センタ)と目標と
なるセンタ温度設定値との比較を行い、制御演算を行っ
てセンタゾーンにある加熱ゾーンのパワー出力制御を行
う。センタゾーンは図1の例では、上ランプゾーン0〜
8、下ランプゾーン0〜7である。そして、実際の制御
においては、予め温度プロファイルにより設定されるパ
ワー比率をパワー比率テーブルから取得し、それぞれの
ゾーンの出力値に乗じて出力が決定される。ここで、パ
ワー比率設定の手順は次のとおりである。
【0042】先ず、ウェハに処理を施す実プロセスに先
立ち、ダミーウェハあるいはプロセスウェハを用いて、
基板表面あるいはサセプタ表面上の温度プロファイル用
温度センサ9,10が所定の均一な温度範囲となるよ
う、ランプコントローラ20により上部、下部各ランプ
ゾーンのランプ出力を制御する。そのときのランプ出力
の比率を、その温度におけるパワー比率とする。これを
実プロセスの温度変動範囲の中で適宜選択したいくつか
の温度ポイントにおいて実行し、各温度におけるパワー
比率を求める。以上により求めたパワー比率をパワー比
率テーブルに登録しておく。出力の決定方式は、例えば
次の2種類が設けられる。
【0043】(1)それぞれのゾーンの出力=PID演
算出力値×それぞれのゾーンのパワー比率(PIDパワ
ー比率制御) (2)それぞれのゾーンの出力=PD演算出力値+I演
算出力値×それぞれのゾーンのパワー比率(PD−Iパ
ワー比率制御)
【0044】図4は炉内温度が700℃のときのパワー
比率テーブルを示し、図5は炉内温度が500℃のとき
のパワー比率テーブルを示している。各テーブルにおい
て、TBL Noは電力比率テーブル番号を示し、実施
の形態では1〜9の合計9種が用意されている。SVは
電力比率を取得したときの設定温度を示している。Ra
teH0−12は電力比率を示し、上部ランプ0〜12
ゾーンに対応して示している。RateL0−12は電
力比率を示し、下部ランプ0〜12ゾーンに対応して示
している。
【0045】また、T_adj_Cは中央の制御用温度
センサ7(サセプタ下部)とウェハ中央点との温度差を
示し、T_adj_Eは端部の制御用温度センサ8(リ
ング台下)とウェハ端部の温度差を示している。さら
に、Control_Modeはプロファイル時の制御
モードを示しており、1〜3のモード(1:TCを1点
とする1ゾーン制御、2:TCを2点とする2ゾーン制
御、3:2ゾーン干渉制御)がある。Commandは
1の場合書き込みを実行し、0の場合は実行しないこと
を示している。
【0046】上述したパワー比率テーブルの選択に際し
ては、通常テーブル番号を直接指定するものとし、本実
施の形態においては温度によりテーブル番号を自動的に
切り替えるプログラムドパワー比率テーブル選択方式を
採用する。この方式は、電力(パワー)比率テーブル
(1〜9)に設定されている使用温度に適した電力(パ
ワー)比率テーブルを選択し、その中の電力(パワー)
比率定数を用いてパワー比率制御演算を行う。切り替え
は、温度再現性を考慮し、温度設定値あるいはそのとき
の温度実測値により行う。
【0047】例えば、使用温度として500℃が一つ登
録されていたとすると、無条件にこれを使用する。ま
た、例えば、使用温度として500℃と700℃が登録
されていたとすると、設定温度が500℃〜700℃で
は、これらのパワー比率の線形補間値を使用する。設定
温度が800℃の場合は、線形補間せずに700℃のパ
ワー比率を使用する。あるいは、500℃、700℃の
時のパワー比率に基き、800℃の時のパワー比率を線
形補間し求めてもよい。なお、パワー比率テーブルは図
2に示されるNVRAM205に記憶される。
【0048】図6に示すセンターゾーン温度設定値(目
標値)に対して、図4、図5に示したパワー比率テーブ
ルを使用することにより、温度ランピング制御を行った
ときの制御演算結果を下記に示す。
【0049】まず、0〜100秒までは、センターゾー
ン温度目標値が500℃であるので、図5に示すパワー
比率テーブルを使用する。各ゾーンのパワー比率は10
0%で一定なので、例えば、センターゾーンにおいて、
P演算値=50%、I演算値=30%、D演算値=−1
0%のときは、(1)のPIDパワー比率制御選択の場
合は、ランプ上ゾーン0〜8までとランプ下ゾーン0〜
7までの出力値は全て70%(PID演算値)×100
%(パワー比率)=70%となる。
【0050】また、(2)のPD−Iパワー比率制御選
択の場合は、ランプ上ゾーン0〜8までとランプ下ゾー
ン0〜7までの出力値は全て30%(I演算値)×10
0%(パワー比率)+50%(P演算値)−10%(D
演算値)=70%となる。
【0051】次に、100〜200秒までは、温度設定
値を時々刻々と変化させる制御であるので、使用するパ
ワー比率も時々刻々と変化する。例えば、150秒の時
点では、温度目標値は600℃であるので、次のような
演算を行う。例えば、センターゾーンにおいて、P演算
値=50%、I演算値=30%、D演算値=−10%の
ときは、PID演算値=50%+30%−10%=70
%であり、各ランプへの出力値は次のようになる。な
お、センターゾーンについてのみ説明しているが、アウ
ターゾーンについても全く同様である。
【0052】(1)のPIDパワー比率制御選択の場
合、 (600−500)/(700−500)=1/2であ
り、 ランプ上ゾーン0 出力値=70%×(100%+100%)/2=70% ランプ上ゾーン1〜8 出力値=70%×(106%+100%)/2=72.
1% ランプ下ゾーン0〜7 出力値=70%×(106%+100%)/2=72.
1%
【0053】また、(2)のPD−Iパワー比率制御選
択の場合 ランプ上ゾーン0 出力値=30%×(100%+100%)/2+50%
−10%=70% ランプ上ゾーン1〜8 出力値=30%×(106%+100%)/2+50%
−10%=70.9%
【0054】PIDパワー比率制御とPD−I比率制御
は温度制御状態によって切り替えて使用し、例えばPI
Dパワー比率制御は、外乱の無い状態である温度安定
時、ランプアップ時に用い、一方、PD−Iパワー比率
制御は外乱発生時であるウェハロード時、アンロード時
等に用いられる。
【0055】図7はPIDの使用状態とPD−Iの使用
状態を示す図である。図7において、横軸は時間を示
し、時系列的にウェハ挿入(ウェハロード)、ランプア
ップ、プロセス開始、ランプダウン、ウェハ払い出し
(ウェハアンロード)が行われる。縦軸は炉内温度を示
している。同図において、点線Sは温度設定値を示して
おり、炉内温度は本来この温度設定に沿うよう制御され
る。また、図において、A1,A2で示すグラフはPD
−Iパワー比率制御を2回行った場合の温度実測値であ
り、B1,B2で示すグラフはPIDパワー比率制御を
2回行った場合の温度実測値である。
【0056】この図より明らかなように、ウェハ挿入時
の外乱発生時は、PD−Iパワー比率制御を用いる方が
PIDパワー比率制御を用いるよりも再現性が良好な
(バラツキが小さい)結果を示している。これは、熱容
量を有する温度の低いウェハが炉内に入ってくることで
炉内温度が大きく変化するという外乱発生により、P、
D演算出力値は大きく変化するのに対して、I演算出力
値はそれほどの変化を受けないため、パワー比率はI演
算出力値のみに乗じ、PとD演算出力値に加算するよう
にした方が再現性が良くなる、即ち、処理バッチ間のウ
ェハの熱履歴のバラツキが小さく抑えられることを意味
している。一方、ランプアップ制御時、反応処理時等の
外乱の無い状態である温度安定時にはPIDパワー比率
制御を用いた方が、応答性に優れ、且つ安定した結果が
得られていることが理解される。
【0057】従って、外乱が無い状態時にはPID演算
出力値にパワー比率を乗じる一方、ウェハ挿入時などの
ような外乱発生時にはI演算出力値にのみパワー比率を
乗じて制御出力とすることにより、より処理バッチ間の
ウェハ温度履歴の均一化が図れることとなる。なお、I
演算出力値に乗じるパワー比率とP、D演算値出力値に
乗じるパワー比率を異ならせるようにし、例えば外乱発
生時には、I演算出力値に乗じるパワー比率をP、D演
算値出力値に乗じるパワー比率よりも大きく設定するよ
うにしてもよい。
【0058】図8はPD−Iパワー比率制御を用いた場
合において、パワー比率テーブルの切り替えのための温
度にそのときの実測値を用いた場合と温度設定値を用い
た場合の炉内温度をそれぞれ2回実測した結果を示すグ
ラフである。図8において、点線は温度設定値を示し、
C1,C2は温度設定値を使ってパワー比率を切り替え
た場合を示し、D1,D2はそのときの温度実測値を使
ってパワー比率を切り替えた場合を示している。
【0059】図8に示されるように、テーブルの切り替
えはバッチ間において外乱にバラツキがある場合(ウェ
ハ挿入時)は、温度設定値を用いる方が温度再現性が向
上している。一方、バッチ間において外乱のバラツキが
小さいか、無い場合は、温度実測値を用いた方が温度収
束が早く、安定性に優れるということが理解される。
【0060】以上に説明した実施の形態においては、枚
葉エピタキシャル装置の温度制御工程として、ウェハ挿
入(ロード)からウェハ払い出し(アンロード)までを
示したが、枚葉エピタキシャル装置の炉内温度の全制御
工程は、図9に示されるようになる。図7や図8に示し
たグラフは図9のロードからベーク工程S1、堆積工程
S2、アンロードまでを示すものである。エピタキシャ
ル装置では、この他、チャンバクリーン工程S3があ
る。
【0061】図9に示されるように、ウェハ搬送時のプ
ロセスチャンバの温度は搬送系の耐熱性とウェハの熱シ
ョックによるスリップの双方を考慮して上限が決定され
ている。まず、ウェハをロードした後、ウェハ温度を1
130℃まで昇温する。そして水素ベークを行い自然酸
化膜の除去と表面欠陥の除去が行われる。引き続きトリ
クロルシランによるエピタキシャル成長を行って堆積処
理が行われる。その後冷却しウェハを取り出す。その後
のチャンバのクリーン工程においては、再度昇温し、サ
セプタのウェハ外側やチャンバの内壁に堆積した不要な
生成物をHClガスを流してクリーニングする。エピタ
キシャル膜厚にもよるがHClによるクリーニングは1
〜5枚のエピタキシャル成長毎に行われる。そして、以
上のような処理を繰り返して半導体デバイスとして用い
られるエピタキシャル成長ウェハが製造される。
【0062】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、プロセ
ス時において、複数ゾーンの各部の温度を検出すること
なく、一部の温度を用いることにより、設定されるどの
ような温度領域においても、基板面内の均一な温度制御
を可能とすることができ、もって品質向上を図れる半導
体製造装置の温度制御方法、このような温度制御方法を
行う半導体製造装置、およびこのような温度制御方法を
用いて製造される半導体デバイスを得ることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における枚葉エピタキシャ
ル装置の反応室を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるランプコントロー
ラの構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態における制御方式を説明するための
ブロック図である。
【図4】炉内温度が700℃のときのパワー比率テーブ
ルを示す図である。
【図5】炉内温度が500℃のときのパワー比率テーブ
ルを示す図である。
【図6】センターゾーン温度設定値を示す図である。
【図7】PIDの使用状態とPD−Iの使用状態を示す
図である。
【図8】パワー比率テーブルの切り替えのための温度に
現在の実測値を用いた場合と現在の温度設定値を用いた
場合の炉内温度を示すグラフである。
【図9】枚葉エピタキシャル装置の炉内温度の全制御工
程を示す図である。
【符号の説明】
1 加熱炉 2 反応室内 3 ウェハ 4,5 サークルランプ 6 サセプタ 7,8 制御用温度センサ 9,10 温度プロファイル用温度センサ 20 ランプコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 和夫 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 4K030 CA04 CA12 FA10 GA06 JA10 JA16 KA23 KA39 KA41 LA15 5F045 DP01 EK11 EK22 EK27 GB05 GB16 5H323 AA40 CA06 CB02 CB42 DA01 EE05 FF02 FF06 FF10 HH02 KK05 LL01 LL02 LL12 LL18 MM06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ゾーンに対応する複数の加熱源を備
    えた反応室を有する半導体製造装置の温度制御方法にお
    いて、 前記反応室の異なる複数の温度に対応して、前記複数の
    加熱源それぞれに出力するパワーの比率をパワー比率と
    して定めておき、 前記複数の温度に対応して定められた前記複数の加熱源
    それぞれのパワー比率を用いて各加熱源のパワー制御を
    行って温度制御を行うようにしたことを特徴とする半導
    体製造装置の温度制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体製造装置の温度
    制御方法において、 前記パワー比率を定める複数の温度は、それぞれ所定の
    幅を有して定められていることを特徴とする半導体製造
    装置の温度制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の半導体
    製造装置の温度制御方法において、 前記反応室の任意の温度に対応する各加熱源のパワー比
    率が、前記反応室における所定の温度に対応して定めら
    れている既設定のパワー比率を用いて定められることを
    特徴とする半導体製造装置の温度制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体製造装置の温度
    制御方法において、 前記反応室の任意の温度に対応する各加熱源のパワー比
    率は、前記所定の温度における既設定のパワー比率を、
    前記任意の温度と所定の温度とを用いて線形補間するこ
    とにより定められることを特徴とする半導体製造装置の
    温度制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の半導体製造装置の温度制御方法において、 前記温度制御はPID演算を用いて行われ、 I演算出力値に対するパワー比率と、PまたはD演算出
    力値に対するパワー比率が異なっていることを特徴とす
    る半導体製造装置の温度制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の半導体製造装置の温度制御方法において、 前記温度制御はPID演算を用いて行われ、 前記パワー比率はI演算出力値にのみ乗じられて制御出
    力として用いられることを特徴とする半導体製造装置の
    温度制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の半導体製造装置の温度制御方法において、 前記温度制御はPID演算を用いて行われ、 前記パワー比率は、ウェハの反応処理時にはPID演算
    出力値に乗じて制御出力として用いられ、反応室へのウ
    ェハロード時にはI演算出力値にのみ乗じて制御出力と
    して用いられることを特徴とする半導体製造装置の温度
    制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の半導体装置の温度制御方法において、 前記パワー比率を変更する際の参照温度として、反応室
    の温度設定値を用いることを特徴とする半導体装置の温
    度制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の半導体製造装置の温度制御方法において、 前記パワー比率を変更する際の参照温度は、反応室への
    ウェハロード時には温度設定値を用い、ウェハの反応処
    理時には温度実測値を用いることを特徴とする半導体製
    造装置の温度制御方法。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9のいずれかに記
    載の半導体製造装置の温度制御方法において、 前記半導体製造装置の反応室が、ウェハを載置して回転
    するサセプタと、そのサセプタ周囲に固定して設けられ
    たリング台とを有しており、 前記反応室の温度を検出する温度検出手段を反応室内の
    ウェハ回転中心部とウェハ周辺部の両方に設けたことを
    特徴とする半導体製造装置の温度制御方法。
  11. 【請求項11】 複数ゾーンに対応する複数の加熱源を
    備えた反応室を有する半導体製造装置であって、 前記反応室の異なる複数の温度に対応して、前記複数の
    加熱源それぞれに出力するパワーの比率をパワー比率と
    して定めておき、 前記複数の温度に対応して定められた前記複数の加熱源
    それぞれのパワー比率を用いて各加熱源のパワー制御を
    行って温度制御を行うことを特徴とする半導体製造装
    置。
  12. 【請求項12】 複数ゾーンに対応する複数の加熱源を
    備えた反応室を有する半導体製造装置による半導体デバ
    イスの製造方法であって、 前記反応室の異なる複数の温度に対応して、前記複数の
    加熱源それぞれに出力するパワーの比率をパワー比率と
    して定めておき、 前記複数の温度に対応して定められた前記複数の加熱源
    それぞれのパワー比率を用いて各加熱源のパワー制御を
    行って反応室内を温度制御して半導体デバイスを製造す
    ることを特徴とする半導体デバイスの製造方法。
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