JP2001210430A - 高周波信号用コネクタ - Google Patents

高周波信号用コネクタ

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JP2001210430A
JP2001210430A JP2000018098A JP2000018098A JP2001210430A JP 2001210430 A JP2001210430 A JP 2001210430A JP 2000018098 A JP2000018098 A JP 2000018098A JP 2000018098 A JP2000018098 A JP 2000018098A JP 2001210430 A JP2001210430 A JP 2001210430A
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JP
Japan
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connector
signal
circuit board
printed circuit
frequency signal
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JP2000018098A
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Inventor
Shoji Tsujimura
昌治 辻村
Kazuhiro Ikurumi
和宏 王生
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号の伝送において特性インピーダン
スが均一なコネクタを提供することを目的とする。 【解決手段】 一方の信号伝送ピン4bは孔5を介して
プリント基板Bの裏面上にある電気回路2bに接続し、
他方の信号伝送ピン4aはプリント基板Bの表面上にあ
る電気回路2aに接続したため、従来のディップ型のコ
ネクタにあるような伝送線路としての不要部分を取り除
くことができ、高周波信号に対して優れた伝送特性のコ
ネクタを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板すなわち印刷
回路板に使用される高周波用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のディジタル回路技術の進歩により
電気製品においても、ディジタル信号処理回路基板の占
める割合が年々増加している。半田ディップ槽によって
半田付け処理される従来のコネクタの構造を図4と図5
に示す。
【0003】これは、プリント基板Bに設けられた孔5
a,5bにコネクタのピン4a,4bを差し込み、半田
付けにより接合されている。プリント基板Bには誘電体
層1表面に信号パターン2aが形成され、裏面にグラン
ドパターン2bが形成されている。3はコネクタ本体で
ある。
【0004】孔5bには導電性のスルーホールメッキ5
cが施されている。プリント基板Bの表面にある信号パ
ターン2aはこのスルーホールメッキ5cを通してプリ
ント基板Bの裏面にまで伸びている。またプリント基板
Bの裏面にあるグランドパターン2bは孔5bを避ける
ように配置されている。6は半田付け箇所を示してい
る。
【0005】また、近年ではIEEE1394などに代
表されるように高速なディジタル信号を、距離の長いケ
ーブルで接続する場合には、相反する極性を示す差動信
号を用いて信号を伝送する。差動信号は通常のディジタ
ル伝送に比べて信号の動作電圧を小さくしても信号伝送
が可能であり、不要輻射の低減が実現できるため高速信
号伝送に適していると注目されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電気回路の動作周波数
は、電気回路の処理の高機能化、高速化に伴い年々増加
している。現在、パーソナルコンピュータにおいてもC
PU(中央演算処理装置)の周辺においては100MH
zの動作速度が実現されている。今後さらなる高機能化
・高速化を実現するためには、さらに電気回路の動作周
波数を上げて、信号の高速化を図らなければならない。
【0007】しかし、信号の高速化のためには、電気回
路の信号伝送路の電気的な特性インピーダンスを伝送路
全域において均一にすることや、周囲の配線からの電磁
的な影響すなわち信号のクロストークを防ぐなどの手段
が必要であり、電気回路の集積化とあいまって非常に困
難である。特にプリント基板からコネクタへの接続部分
は伝送線路としての形状や周囲の物質が変化する部分で
あり、この部分での電気的な特性インピーダンスの乱れ
を押さえることが信号の高速化において重要な部分であ
る。
【0008】これらの手段を実現するために、これまで
に特許2627517号や特許1909247号などに
あるように特性インピーダンスを均一にするコネクタ構
造が考案されている。
【0009】上記従来のコネクタでは、特許26275
17号に見られるように同軸構造のピンを多数集める構
造をとっているが、プリント基板との接続面では基本的
には先に図4で示したディップタイプの接続構造をと
る。プリント基板表面に存在するパターンから見た場
合、プリント基板裏面へと抜けるコネクタピン4aの部
分7は伝送線路としては不要な部分である。メガヘルツ
・オーダーの信号から見た場合には、この不要部分7は
信号の波長に比べて十分に小さいため無視することがで
きるが、ギガヘルツ・オーダーの信号を考えた場合に
は、不要部分7の長さは無視できないものとなる。
【0010】たとえば、1GHzのディジタル信号を考
えた場合、矩形波となる信号には10GHz程度の高調
波成分が含まれる。10GHzの正弦波の波長は真空中
において30mm、高周波基板として用いられるセラミ
ック基板上では約3mmとなる。これに対してコネクタ
ピンの不要部分7の長さ最低でも1mm程度であり、波
長の1/3となり、無視できない長さであることは明白
である。
【0011】この不要部分7の存在によりディジタル信
号中の高周波成分が乱れることにより、ディジタル信号
そのものの波形が乱れてしまい、高速な信号の伝送を阻
害するだけでなく、不要輻射の増加にもつながるという
問題がある。
【0012】また、特許1909247号に見られるよ
うにコネクタとプリント基板間接続の部分において、す
べての相互接続回路のインピーダンスが等しくなる構造
も考案されているが、この構造においては先に述べたよ
うな差動信号を伝送することは不可能である。さらに特
許1909247号に示す構造ではプリント基板の端面
にしかコネクタを取り付けることができないため、シス
テムとしての構成に制限を加えることになってしまう。
コンピュータなどに見られるようにCPUの搭載された
マザーボードに拡張機能をもつドーターボードを追加す
るような場合には、プリント基板の端面だけでなくあら
ゆる場所に接続用のコネクタを配置することができなけ
れば、システム全体のサイズが大きくなってしまう。
【0013】本発明は、高周波信号に対して波形の乱れ
を発生させるような不要部分を低減でき、差動信号に対
しても優れた伝送特性を実現し、かつ位置の制限を加え
ることのないコネクタを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波信号用コ
ネクタは、信号伝送に必要となる一対の信号伝送ピンの
一方は孔を介してプリント基板の裏面上にある電気回路
に接続し、前記一対の信号伝送ピンの他方はプリント基
板の表面上にある電気回路に接続したことを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1から図3に基づいて説明する。 (実施の形態1)図1と図2は(実施の形態1)を示
す。
【0016】高周波信号用コネクタAは、コネクタ本体
3とコネクタピン4a,4bで構成されている。この高
周波信号用コネクタが実装されるプリント基板Bは、表
面上に形成され特性イピーダンスに応じた幅の信号パタ
ーン2aが、裏面にはグランドパターン2bが形成され
ている。
【0017】コネクタピン4aはプリント基板Bの表面
上に折り曲げられて信号パターン2aに半田付けされ、
コネクタピン4bはプリント基板Bに穿設された孔5を
介してプリント基板Bの裏面側のグランドパターン2b
に半田付けされている。
【0018】このとき、コネクタピン4aとコネクタピ
ン4bの間隔を、信号パターン2aとグランドパターン
2bとの間隔、すなわち誘電体層1の厚みと同じにする
とともに、コネクタ本体3を形成する物質として、プリ
ント基板Bの誘電体層1と同じ誘電率を持つ物質を選択
することにより、信号パターン2aとグランドパターン
2bからなる特性インピーダンスと、コネクタピン4
a,4bからなる特性インピーダンスを等しくすること
ができ、高周波信号の伝送特性をさらに向上させること
ができる。
【0019】上記の実施の形態では、信号パターン2a
と対向するグランドパターン2bは、広い導電面のグラ
ンドパターンであったが、2bは信号パターン2aと同
じかそれに近い幅の信号パターンに形成して、信号パタ
ーン2aとグランドパターン2bとのペアで差動信号を
伝送することもでき、それらのパターンの組の間隔とパ
ターン間の誘電率を等しく保つことにより特性インピー
ダンスを均一に保つことができ、優れた伝送特性を実現
することができる。これにより信号の不必要な乱れを抑
えることができるため、不要輻射の低減も実現すること
ができる。
【0020】(実施の形態2)図3は本発明の(実施の
形態2)を示す。この(実施の形態2)ではコネクタピ
ン4a,4bの先端をプリント基板Bに対して垂直な方
向に伸ばして構成されている。コネクタピン4a,4b
の基端部の回路との接続構造は(実施の形態1)と同じ
である。
【0021】このように構成した場合には、マザー基板
と拡張基板を接続するような基板間接続に適したコネク
タを実現することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の高周波信号用コネ
クタによれば、信号伝送に必要となる一対の信号伝送ピ
ンの一方は孔を介して前記基板の裏面上にある電気回路
に接続し、前記一対の信号伝送ピンの他方は基板の表面
上にある電気回路に接続したため、従来のディップ型の
コネクタにあるような伝送線路としての不要部分を取り
除くことができ、高周波信号の波形の乱れを引き起こす
ことなく信号を伝送することができる。また、プリント
基板上のパターン間の特性インピーダンスとコネクタピ
ン間の特性インピーダンスを等しくすることにより、さ
らに高周波信号に対し対して優れた伝送特性を提供する
とともに不要輻射を低減することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(実施の形態1)の高周波信号用コネ
クタを実装したプリント基板の断面図
【図2】同実施の形態の要部の拡大断面図
【図3】本発明の(実施の形態2)の高周波信号用コネ
クタを実装したプリント基板の断面図
【図4】従来の高周波信号用コネクタを実装したプリン
ト基板の断面図
【図5】同従来例の拡大断面図
【符号の説明】
A 高周波信号用コネクタ B プリント基板 1 誘電体層 2a 信号パターン 2b グランドパターン 3 コネクタ本体 4a,4b コネクタピン 5 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号伝送に必要となる一対の信号伝送ピン
    の一方は孔を介してプリント基板の裏面上にある電気回
    路に接続し、前記一対の信号伝送ピンの他方はプリント
    基板の表面上にある電気回路に接続した高周波信号用コ
    ネクタ。
JP2000018098A 2000-01-27 2000-01-27 高周波信号用コネクタ Pending JP2001210430A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311738B1 (ko) 2012-01-18 2013-09-26 주식회사 기가레인 인쇄회로기판 결합 커넥터 및 인쇄회로기판과 커넥터 간 결합방법
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JP7271780B1 (ja) * 2022-12-26 2023-05-11 ソフトバンク株式会社 回転コネクタ

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