JP2001210057A - 電子記憶機能付光ディスク及び盗難防止機能付光ディスク - Google Patents

電子記憶機能付光ディスク及び盗難防止機能付光ディスク

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JP2001210057A
JP2001210057A JP2000137563A JP2000137563A JP2001210057A JP 2001210057 A JP2001210057 A JP 2001210057A JP 2000137563 A JP2000137563 A JP 2000137563A JP 2000137563 A JP2000137563 A JP 2000137563A JP 2001210057 A JP2001210057 A JP 2001210057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクの無断持出しを有効に防止する。 【解決手段】光ディスクは、中心孔11aを有するディ
スク基板11のその中心孔11a周囲の表面に、中心孔
11aの孔縁と所定の間隔をあけて情報をピットとして
記憶する反射膜12が形成される。アンテナ16から送
信された特定周波数の電波に共振する共振回路部14又
はRFIDが中心孔11aの孔縁と反射膜12の内縁と
の間のディスク基板11の内部又は表面に設けられる。
共振回路部14が中心孔11aの周囲を1又は2回以上
巻回して形成されたコイル14aと、このコイル14a
の両端に接続されたコンデンサ14bとにより構成され
る。RFIDはそのコイルとコイルの両端に接続された
ICチップとにより構成され、ICチップは光ディスク
固有の情報が記憶されたメモリを有する。保護膜13に
は導電膜を形成することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザを用
いた高密度情報記録媒体である光ディスクに関する。更
に詳しくは電子記憶機能又は盗難防止機能が付された光
ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、予め記録された音声や映
像を専ら再生させることを目的とする再生専用型光ディ
スク、及び企業の研究開発におけるデータやシステム開
発におけるプログラムを記憶させる追記型光ディスク及
び書換え可能型光ディスクに類別される。従来このよう
な光ディスクの盗難を防止するものとして、盗難防止用
タグが知られている(特開平8−185584)。この
タグは共振回路部を有し、盗難を防止する光ディスクの
ケースにこのタグを貼付する一方で、その光ディスク、
例えば音声や映像が記録された光ディスクであるいわゆ
るコンパクトディスクを販売又は貸出す店の出入り口に
は送信アンテナと受信アンテナとが互いに所定の間隔を
あけて立設され、これらのアンテナは制御部に電気的に
接続される。制御部は共振回路部で共振する周波数の電
波を送信アンテナから送信させるとともに、受信アンテ
ナからの受信信号の信号レベルを常にチェックするよう
に構成される。更に制御部の制御出力には警報を発する
スピーカが接続される。
【0003】このように構成された盗難防止用タグで
は、そのコンパクトディスクがケースとともに未清算の
まま送信アンテナ及び受信アンテナ間を通過しようとす
ると、送信アンテナから送信された電波がコンパクトデ
ィスクのケースに取付けられたタグの共振回路部で共振
するため、受信アンテナには受信レベルの変調された受
信信号が受信される。この結果、制御部はスピーカから
警報を発し、未清算のコンパクトディスクの持ち出しを
監視できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の盗
難防止用タグでは、ケースにタグを貼付するため、ケー
スから出したコンパクトディスク自体を持出す場合には
警報が発せられない不具合があった。この点を解消する
ためにコンパクトディスクをケースから取出せないよう
に鍵をそのケースに設けることも考えられるが、ケース
自体は比較的薄い樹脂製品であるため、その鍵の構造が
比較的複雑になるとともに、広告宣伝用に既にケースか
ら取出して陳列してあるコンパクトディスクの無断持出
しを防止できず、またコンパクトディスク自体を別のケ
ースに入れて持ち出す場合には無断持ち出しを防止でき
ない問題点がある。
【0005】一方、企業において光ディスクに記録され
た研究開発におけるデータやプログラムはを貴重なもの
であるため、それが無断持出しされて複製されることの
被害は甚大である。このため、そのようなデータ又はプ
ログラムが記録された光ディスクの保管場所からの出し
入れは厳重に管理されることが望まれ、比較的多くの光
ディスクが同一の場所に保管されている場合には、個々
の光ディスクに関する固有の情報をその光ディスクを再
生装置に装着して回転させることなく迅速に得られれば
便利である。
【0006】本発明の目的は、光ディスクにおける固有
の情報を迅速に得ることのできる電子記憶機能付光ディ
スクを提供することにある。本発明の別の目的は、無断
持出しを有効に防止し得る盗難防止機能付光ディスクを
提供することにある。本発明の更に別の目的は、光ディ
スクのデータとRFIDのデータを用いた多様な潜在的
用途を開発し得る電子記憶機能付光ディスクを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、中心孔11aを有するディスク基板
11のその中心孔11a周囲の表面に、中心孔11aの
孔縁と所定の間隔をあけて情報をピットとして記憶する
反射膜12が形成された光ディスク10の改良である。
その特徴ある構成は、中心孔11aの孔縁と反射膜12
の内縁との間のディスク基板11の内部又は表面にアン
テナ16から送信された特定周波数の電波に共振する共
振回路部14が設けられたところにある。請求項6に係
る発明は、図4に示すように、中心孔21aを有するデ
ィスク基板21の中心孔21a周囲の表面に、中心孔2
1aの孔縁と所定の間隔をあけて情報をピットとして記
憶する反射膜22が形成された光ディスク20の改良で
ある。その特徴ある構成は、中心孔21aの孔縁と反射膜
22の内縁との間のディスク基板21の内部又は表面に
RFID24が設けられたところにある。
【0008】請求項1に記載された盗難防止機能付光デ
ィスク及び請求項6に記載された電子記憶機能付光ディ
スクでは、共振回路部14の共振により又はRFID
(Radio Frequency Identification)24との情報交換
により警報等を発する他の機器との関連においてその無
断持出しを防止できる。なお、本発明の対象とする光デ
ィスク10,20は、図1に示すようにディスク基板1
1の表面に直接反射膜12が形成されたもの、或いは図
4に示すようにディスク基板21表面に記録膜20a及
び反射膜22が形成されたものの双方を含み、更に、こ
のように反射膜12又は記録膜20a及び反射膜22が
形成された2枚のディスク基板11,21を接着剤を介
して積層し、複数の反射膜を層状に形成した光ディスク
をも含むものとする。ここで、2枚のディスク基板1
1,21を積層した光ディスクの厚さ方向の配置は、基
板・反射膜・保護膜・接着剤・保護膜・反射膜・基板か
らなるものと、基板・半透明膜・樹脂膜・反射膜・保護
膜・接着剤・保護膜・反射膜・樹脂膜・半透明膜・基板
からなるものが挙げられる。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、共振回路部14が中心孔11aの周囲を1
又は2回以上巻回して形成されたコイル14aと、この
コイル14aの両端に接続されたコンデンサ14bとに
より構成された盗難防止機能付光ディスクである。請求
項7に係る発明は、請求項6に係る発明であって、図6
に示すように、RFID24が中心孔21aの周囲を1
又は2回以上巻回して形成されたコイル26とコイル2
6の両端に接続されたICチップ27とにより構成さ
れ、ICチップ27は光ディスク固有の情報が記憶され
たメモリ27fを有する電子記憶機能付光ディスクであ
る。
【0010】請求項2に記載された盗難防止機能付光デ
ィスクでは、共振回路部14を比較的容易にディスク基
板11に設けることができる。請求項7に記載された電
子記憶機能付光ディスクでは、その光ディスクに記録さ
せたデータのタイトル、種別、内容、記憶時間、光記録
開始の位置等をメモリ27fに記憶させることができる
ため、このメモリ27fの読みだし機器との関連におい
て、無断持出しの事実の他に、その持出された光ディス
クの情報をも管理することができる。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、コイル14aの内縁と中心孔11aの孔縁
との間隔が0.1mm以上であって、コイル14aの外
縁と反射膜12の内縁との間隔が2.5mm以上である
盗難防止機能付光ディスクである。請求項8に係る発明
は、請求項7に係る発明であって、コイル26の内縁と
中心孔21aの孔縁との間隔が0.1mm以上であっ
て、コイル26の外縁と反射膜22の内縁との間隔が
2.5mm以上である電子記憶機能付光ディスクであ
る。光ディスクの反射膜12,22は相応の抵抗を持つ
導電性を有する。この反射膜12,22にはそれぞれの
コイル14a,26に流れる電流による相互誘導により
電圧が印加され電流が流れ、エネルギーの損失がある。
このエネルギーの損失は共振回路14又はRFID24
のQ値の低下をもたらし、その共振の強さを弱める。こ
の請求項3に記載された盗難防止機能付光ディスク及び
請求項8に記載された電子情報機能付光ディスクでは、
コイル14a,26の内縁と中心孔11a,21aの孔
縁との間隔を保つことにより、その中心孔の果す機能を
確保するとともに、コイル14a,26の外縁とQ値に
影響を与える反射膜12,22の内縁との間隔を保って
そのQ値が低下することを防止する。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項2又は3に
係る発明であって、導電膜が反射膜12を覆うように形
成された盗難防止機能付光ディスクである。請求項9に
係る発明は、請求項7又は8に係る発明であって、図4
に示すように、導電膜28が反射膜22を覆うように形
成された電子情報機能付光ディスクである。反射膜1
2,22は共振回路14又はRFID24に対して電気
抵抗の小さい回路としての影響を及す。導電膜28には
相互誘導により電流が流れるが、高周波の場合には導電
膜28の抵抗が低くても導電膜28の自己インダクタン
スの影響で流れる電流は増加しないので、抵抗が低けれ
ば損失は少なくQ値は高くなる。このため、この請求項
4に記載された盗難防止機能付光ディスク及び請求項9
に記載された電子情報機能付光ディスクでは、導電膜2
8を設けることによりそのQ値を高くすることができ
る。
【0013】なお、ディスク基板11,21の表面に直
接又は記録膜20aを介して反射膜12,22が形成さ
れた光ディスク10,20では、反射膜12,22の上
に直接導電膜を形成しても良く、形成した導電膜28の
上に保護膜13,23を更に形成しても良い。また、反
射膜12,22の上に保護膜13,23を介して導電膜
28を形成しても良い。一方、図示しないが、2枚のデ
ィスク基板を積層して複数の反射膜を層状に形成する光
ディスクでは、2枚のディスク基板のそれぞれの反射膜
の上に保護膜をそれぞれ形成し、この保護膜を対向させ
て導電膜をこれらの保護膜で挟むように形成し、接着剤
で2枚のディスク基板を積層することが好ましい。即
ち、2枚のディスク基板11,21を積層した光ディス
クの具体的な厚さ方向の配置は、基板・反射膜・保護膜
・接着剤・導電膜・接着剤・保護膜・反射膜・基板から
なるもの、又は、基板・半透明膜・樹脂膜・反射膜・保
護膜・接着剤・導電膜・接着剤・保護膜・反射膜・樹脂
膜・半透明膜・基板からなるものが好ましい。
【0014】請求項5に係る発明は、請求項4に係る発
明であって、導電膜28の幅1cmで長さ1cmのとき
の電気抵抗値が0.25Ω以下である盗難防止機能付光
ディスクである。請求項10に係る発明は、請求項9に
係る発明であって、導電膜28の幅1cmで長さ1cm
のときの電気抵抗値が0.25Ω以下である電子記憶機
能付光ディスクである。この請求項5に記載された盗難
防止機能付光ディスク及び請求項10に記載された電子
情報機能付光ディスクでは、導電膜28の電気抵抗値が
0.25Ω以下であるので、導電膜28による損失によ
るQ値の低下を少なくすることができる。なお、この導
電膜28に流れる電流の影響により自己インダクタンス
は小さくなるが、導電膜28の影響下で所定のインダク
タンスになるようにコイルの巻数を増やすことにより、
その自己インダクタンスを調整することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の盗難防止機能付光デ
ィスクを図面に基づいて詳しく説明する。図1及び図2
に示すように、光ディスク10は、中心孔11aを有す
るディスク基板11と、この中心孔11aの孔縁と所定
の間隔をあけて中心孔11a周囲のディスク基板11表
面に直接形成されたアルミニウム蒸着膜からなる反射膜
12と、この反射膜12表面に形成された紫外線硬化樹
脂からなる保護膜13とを備える。この実施の形態にお
けるた光ディスク10は予め記録された音声や映像を専
ら再生させることを目的とするいわゆる専用型のコンパ
クトディスクであって、販売又は貸出す店に陳列される
ものである。音声や映像の情報はディスク基板11上に
設けられた反射膜12の凹凸からなる位相ピット12a
に記録され、この情報はディスク基板11の裏面側から
照射されるレーザ光がピット12aのない部分では反射
されて帰ってくるが、ピット12aのある部分では回析
されて返ってこないことを利用して再生される。
【0016】この光ディスク10には共振回路部14が
設けられる。共振回路部14は、ディスク基板11の中
心孔11aの周囲を1又は2回以上巻回して形成された
コイル14aと、このコイル14aの両端に接続された
コンデンサ14bとにより構成され、この共振回路部1
4は後述する送信アンテナ16から送信された特定周波
数の電波に共振するように構成される。この実施形態に
おけるコイル14aとコンデンサ14bはディスク基板
11の表面に設けられる。コイル14aは、ディスク基
板11の表面に銅やアルミニウム等の導電性材料により
渦巻き状に形成され、コンデンサ14bはチップ型のコ
ンデンサであって、そのコイル14aと電気的に接続す
るようにディスク基板11上に設けられる。このコンデ
ンサ14bは図示しないが、コイル14aを構成する銅
やアルミニウム等の導電性材料で薄い樹脂シートを挟ん
だ構造のコンデンサであってもよい。コイル14aは、
その内縁と中心孔11aの孔縁との間隔Aが0.1mm
以上であって、コイル14aの外縁と反射膜12の内縁
との間隔Bが2.5mm以上に形成される。
【0017】図3に示すように、上記光ディスク10を
販売する店の出入り口(図示せず)には上記送信アンテ
ナ16と受信アンテナ17とが互いに所定の間隔をあけ
て立設される。受信アンテナ17は制御部18の制御入
力に接続され、制御部18の制御出力に送信アンテナ1
6が接続される。また制御部18の制御出力には警報を
発するスピーカ19が接続される。制御部18は共振回
路部14で共振する周波数の電波を送信アンテナ16か
ら送信させるとともに、受信アンテナ17からの受信信
号の信号レベルを常にチェックするように構成される。
即ち、送信アンテナ16から送信された電波を直接受信
アンテナ17が受信した場合の信号レベルを基準値と
し、送信アンテナ16から送信された電波が光ディスク
10に設けられた共振回路部14で共振して受信アンテ
ナ17が受信すると、この信号レベルは上記基準値より
所定値だけ大きくなるが、このとき制御部18はスピー
カ19を鳴動させるように構成される。
【0018】このように構成された盗難防止機能付光デ
ィスクを店から無断で持出そうとして送信アンテナ16
及び受信アンテナ17間を通過すると、送信アンテナ1
6から送信された電波を光ディスク10の共振回路部1
4が受けて共振を起こす。この結果、コイル14aの自
己インダクタンスとコンデンサ14bの静電容量により
予め定められた周波数の電波が共振回路部14から再放
射される。この再放射された電波を受信アンテナ17が
受信すると、この受信信号に基づいて制御部18は料金
を支払っていない光ディスク10が無断で持出されるこ
とを検出するので、スピーカ19を鳴動して警報を発す
る。一方、正規に料金を支払った場合には、会計場所
(図示せず)で光ディスク10の共振回路部14上に中
心孔11をふさがずに、コイル14aを覆うように粘着
層付きのアルミニウム等の導電性シールを添付するか、
或いは光ディスク10に強い電波を放射して共振回路部
14のコンデンサ14bを破壊する。この結果、送信ア
ンテナ16及び受信アンテナ17間をその光ディスク1
0が通過しても、共振回路部14は共振しないので、制
御部18はスピーカ19を鳴動させない。
【0019】図4〜図6は本発明の電子記憶機能付光デ
ィスクを示す。図4〜図6において図1〜図3と同一符
号は同一部品を示す。図4及び図5に示すように、この
光ディスク20は企業の研究開発におけるデータやシス
テム開発におけるプログラムを記憶させる追記型及び書
換え可能型光ディスク20であって、企業の開発室に収
納されるものである。この光ディスク20はポリカーボ
ネートからなるディスク基板21上に記録膜20aが形
成され、この記録膜20aを介してアルミニウム又は金
が蒸着されて反射膜22が形成される。この反射膜22
の表面には合成樹脂からなる保護膜23が更に形成され
る。研究開発におけるデータやシステム開発におけるプ
ログラムからなる情報は、ディスク基板21の裏面側か
ら照射されるレーザ光によりその記録膜20aにピット
として形成される。
【0020】ディスク基板21の中心孔21aの孔縁と
記録膜20aの内縁との間にはRFID24が設けられ
る。このRFID24は、ディスク基板21の中心孔2
1aの周囲を1又は2回以上巻回して形成されたコイル
26と、このコイル26の両端に接続されたICチップ
27とにより構成される。この実施の形態におけるコイ
ル26とICチップ27はディスク基板21の内部に設
けられる。具体的には、コイル26は細い、例えば直径
が0.2mmの銅線を渦巻き状に巻いていくことによ
り、又は絶縁性基材シート24aに積層したアルミニウ
ム箔や銅箔等の導電性材料をエッチング法又は打抜き法
等により不要部分を除去して渦巻き状に形成され、コイ
ル26の内縁と中心孔21aの孔縁との間隔Aが0.1
mm以上であって、コイル26の外縁と反射膜22の内
縁との間隔Bが2.5mm以上に形成される。ICチッ
プ27はコイル26の両端に接続された状態で絶縁性基
材シート24aに搭載され、コイル26及びICチップ
27を搭載した絶縁性基材シート24aを金型に装着し
た状態で成形することによりディスク基板21は形成さ
れ、共振回路部24はその中心孔21aの孔縁と反射膜
22の内縁との間のディスク基板21の内部に設けられ
る。
【0021】図6に示すように、ICチップ27は電源
回路27aと無線周波数(RF)回路27bと変調回路
27cと復調回路27dとCPU27eとこれに接続さ
れた光ディスク20固有の情報を記憶するメモリ27f
を有する。電源回路27aはコンデンサ(図示せず)を
内蔵し、このコンデンサはコイル26とともに共振回路
を形成する。このコンデンサにはコイル26が特定の共
振周波数の電波を受信したときにその電磁誘導で生じる
電力が充電される。電源回路27aはこの電力を整流し
安定化してCPU27eに供給し、ICチップ27を活
性化する。メモリ27fはROM(read only memor
y)、RAM(ramdom-access memory)及びEEPRO
M(electrically erasable pogramable read only mem
ory)を含み、CPU27eの制御の下で後述する無断
持出し監視装置30,31からの電波のデータ通信によ
る読出しコマンドに応じて記憶されたデータの読出しを
行うとともに、無断持出し監視装置30,31からの書
込みコマンドに応じてデータの書込みが行われる。
【0022】図4及び図5に戻って、保護膜23の表面
には導電膜28が形成される。この実施の形態における
導電膜28は図示しない接着剤層により保護膜23に貼
付けられるが、導電膜28は図示しない接着剤層により
保護膜又は反射膜に貼付けても良く、又は蒸着により付
け、若しくは導電性のフレークを含む塗料を塗布しても
良い。導電性のフレークを含む塗料を塗布する場合には
保護膜に導電膜を兼ねさせることも可能になる。導電膜
28がアルミ箔、銅箔又は銀膜等により形成される場合
には、その厚さは5μm〜30μmの範囲にあることが
好ましく、蒸着膜の場合の好ましい厚さは0.05μm
〜0.50μmの範囲である。塗料の場合、その厚さは
固有抵抗値により幅1cmで長さ1cmのときの電気抵
抗値が0.25Ω以下になるように選定される。
【0023】図6に示すように、ICチップ27からデ
ータの読出しを行う無断持出し監視装置30,31は、
送受信アンテナ30と識別監視装置31とを備える。こ
の実施の形態における送受信アンテナ30は、光ディス
ク20が格納される企業の開発室の出入口付近に設けら
れかつ巻回された被覆電線である。この送受信アンテナ
30は、その出入口を通り抜ける光ディスク20のコイ
ル26に電波を送信しかつそのコイル26からの電波を
受信可能に構成される。送受信アンテナ30は識別監視
装置31に接続され、識別監視装置31は、バッテリを
内蔵する電源回路32と無線周波数(RF)回路33と
変調回路34と復調回路35を備える。更に識別監視装
置31はCPU36とこれに接続されたメモリ37、デ
ィスプレイ38、入力装置39及びタイマ40を有す
る。
【0024】この識別監視装置31は、送受信アンテナ
30を介して光ディスク20のコイル26に特定周波数
の電波を送信してICチップ27を活性化し、かつその
チップ27のメモリ27fに対してデータの読出し・書
込みを行い送受信アンテナ30を介して受信するコイル
26からの応答信号により光ディスク20を識別してそ
の光ディスク20の持出し又は入庫の日時をメモリ37
に記録するとともに、開発室の出入り口近傍に配設され
その出入り口を通過する人間を撮影可能に構成されたビ
デオカメラ41と、警報手段であるブザー42を所定時
間駆動及び鼓動させるように構成される。
【0025】このように構成された電子記憶機能付光デ
ィスクでは、ICチップ27のメモリ27fにその光デ
ィスク20固有の情報、例えば光ディスクに記録させた
データのタイトル、種別、内容、記憶時間、光記録開始
の位置等を入力する。この場合、書き換え可能な光ディ
スクでは電子記憶装置のタイトル等も入力することがで
きる。このように情報が入力された光ディスク20は、
この状態で開発室に格納される。通常の開発業務におけ
る光ディスク20の識別は、識別監視装置31により行
われ、個々の光ディスク20を再生装置に実際に装着し
て回転させることなく、迅速にその光ディスクにおける
固有の情報を得て所望の光ディスク20を特定する。
【0026】一方、光ディスク20を無断で持出そうと
する者が、その光ディスク20を持った状態で出入口を
通過すると、その光ディスク20は送受信アンテナ30
の交信範囲を通過する。光ディスク20が送受信アンテ
ナ30の交信範囲を通過する際に、識別監視装置31は
その送受信アンテナ21を介して光ディスク20のコイ
ル26に向けてその識別コード質問信号を特定周波数の
電波により送信する。この実施の形態における質問信号
は2値化されたデジタル信号である。識別監視装置31
から発せられるデジタル信号は、図示しない信号発生器
から発せられ変調回路34で変調を受ける。RF回路3
3ではこの変調した信号を増幅して送受信アンテナ30
から送信する。この変調には例えばASK(振幅変
調)、FSK(周波数変調)又はPSK(位相変調)が
挙げられる。
【0027】送信された質問信号の電波は光ディスク2
0のコイル26に受信され、この受信により、電源回路
27aのコンデンサにはその電磁誘導で生じる電力が充
電される。このとき保護膜23の表面に形成された導電
膜28は、反射膜22とともに共振回路24に対して電
気抵抗の小さい回路としての影響を及す。導電膜28に
は相互誘導により電流が流れるが、高周波の場合には導
電膜28の抵抗が低くても導電膜28の自己インダクタ
ンスの影響で流れる電流は増加しないので、抵抗が低け
れば損失は少なくQ値は高くなる。このため、共振回路
部24は導電膜28によりそのQ値が高められ、電源回
路27aは電力を整流し安定化して、CPU27eに供
給し、ICチップ27を活性化する。次いでICチップ
27のRF回路27bでは復調に必要な信号のみを取込
み、復調回路27dで元のデジタル信号の質問信号を再
現させてメモリ27fから光ディスク20に関するデー
タを送信する。このデータの送信は2値化された識別コ
ードをICチップ27の変調回路27cで変調し、RF
回路27bで増幅してコイル26から送出することによ
り行われる。
【0028】送信されたデータは送受信アンテナ30を
介して識別監視装置31が受信し、識別監視装置31は
光ディスク20からのそのデータにより光ディスク20
を識別してタイマ40からの時刻に関するデータととも
にその光ディスク20が持出された事実をメモリ37に
記憶する。これとともに、識別監視装置31はビデオカ
メラ41を駆動させてその持出した人物を撮影し、ブザ
ー42を鼓動させてその事実を報知する。ブザー42の
鼓動により駆けつけた警備員により、出入り口を通過し
た人間からその光ディスクを回収することができ、光デ
ィスク20の無断持出しを防止することができる。
【0029】また、この実施の形態ではその光ディスク
20に関する情報とその持出された時間をディスプレイ
38でに表示するするとともに、この持出しの事実を識
別監視装置31から送受信アンテナ30を介して光ディ
スク20に送信され、ICチップ27のメモリ27fに
書込むようになっている。従って、警備員が駆けつけた
ときに既に人間が出入り口から離れている場合には、そ
の警備員はビデオカメラに撮影された人物により無断に
持出した人物を特定し、光ディスク20を無事に回収で
きる。この際無断に持出されたものであるかの判断は、
光ディスク20のメモリ27fに書込まれた事実を読出
すことにより行うことができる。なお、上述した実施の
形態では合成樹脂からなる保護膜23の表面に導電膜2
8を形成したが、導電膜は反射膜と保護膜の間に形成し
ても良く、保護膜自体を導電膜で構成しても良い。
【0030】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに詳しく
説明する。 <実施例1〜3>図1に示すコイルとコンデンサからな
る3種類の共振回路部を形成した。即ち、直径0.5m
mの被覆導線を一平面上で渦巻き状に6回巻いて3種類
のコイル14を作製した。これらのコイル14の内径は
それぞれ29.5mmであり、外径を40mm,36.
5mm及び33mmとする3種類とした。これらのコイ
ルの両端にチップ型のコンデンサをそれぞれ接続して共
振周波数が8MHzとなる3種類の共振回路を得た。一
方、直径が15mmの中心孔11aを有するポリカーボ
ネートからなる外径が120mmのディスク基板11
と、この中心孔11a周囲のディスク基板11表面に形
成された内径が46mmであって外径が116mmのア
ルミニウムからなる反射膜12と、この反射膜12表面
に形成された樹脂からなる保護膜13とを備えるいわゆ
る専用型のコンパクトディスクを3枚用意した。これら
のコンパクトディスクに上記3種類の共振回路部を中心
孔の孔縁と反射膜の内縁との間のディスク基板の表面に
それぞれ設けた。これら3種類の光ディスクを実施例
1,実施例2及び実施例3とした。
【0031】<実施例4〜6>実施例1〜3と同一の3
種類の共振回路を、実施例1〜3と同一のコンパクトデ
ィスクの中心孔の孔縁と反射膜の内縁との間のディスク
基板の表面にそれぞれ設けた。一方、内径が45mmで
あって、外径が120mmの厚さ10μmの円盤状のア
ルミニウム箔を3枚用意した。これらのアルミニウム箔
を導電膜として上述した3種類のコンパクトディスクの
保護膜の表面にそれぞれ接着した。このアルミニウム箔
からなる導電膜を有する3種類の光ディスクを実施例
4,実施例5及び実施例6とした。
【0032】<実施例7〜9>実施例1〜3と同一の3
種類の共振回路を用意した。一方、直径が15mmに中
心孔21aを有するポリカーボネートからなる外径が1
20mmの図4に示すディスク基板21と、この中心孔
21a周囲のディスク基板12表面に形成された内径が
46mmであって外径が116mmの記録膜20aと金
からなる反射膜22と、この反射膜22表面に形成され
た樹脂からなる保護膜23とを備えるいわゆる追記型光
ディスクを3枚用意した。これらの光ディスクに上記3
種類の共振回路部を中心孔の孔縁と反射膜の内縁との間
のディスク基板の表面にそれぞれ設けた。また、内径が
45mmであって、外径が120mmの厚さ10μmの
円盤状のアルミニウム箔を3枚用意した。これらのアル
ミニウム箔を導電膜として上述した3種類の追記型光デ
ィスクの保護膜の表面にそれぞれ接着した。このアルミ
ニウム箔からなる導電膜を有する3種類の光ディスクを
実施例7,実施例8及び実施例9とした。
【0033】<実施例10及び11>直径0.5mmの
被覆導線を一平面上で渦巻き状に6回巻いて、内径が2
9.5mmであり、外径が36.5mmのコイルを2個
作り、それらのコイルの両端にチップ型のコンデンサを
それぞれ接続して共振周波数が8MHzとなる2個の共
振回路を用意した。一方、実施例7〜9と同一の追記型
光ディスクを2枚用意し、これらの光ディスクに上記の
共振回路部を中心孔の孔縁と反射膜の内縁との間のディ
スク基板の表面にそれぞれ設けた。また、内径が45m
m、外径が120mmであって、厚さが300μm及び
7μmである2種類の円盤状のアルミニウム箔を用意し
た。これらのアルミニウム箔を導電膜として上述した光
ディスクの保護膜の表面にそれぞれ接着した。この厚さ
が異なる導電膜を有する2種類の光ディスクを実施例1
0及び実施例11とした。
【0034】<比較例1>コイルの外径が42mmであ
ることを除いて実施例1と同一の光ディスクを比較例1
とした。 <比較例2>コイルの外径が42mmであることを除い
て実施例4と同一の光ディスクを比較例2とした。 <比較例3>コイルの外径が42mmでありかつ導電膜
としてのアルミニウム泊を接着しない点を除いて実施例
7と同一の光ディスクを比較例3とした。 <比較例4>コイルの外径が42mmである点を除いて
実施例7と同一の光ディスクを比較例4とした。
【0035】<比較例5>導電膜としてのアルミニウム
泊を接着しない点を除いて実施例9と同一の光ディスク
を比較例5とした。 <比較例6>導電膜としてのアルミニウム箔の厚さが
0.1μmであることを除いて実施例11と同一の光デ
ィスクを比較例6とした。なお、実施例1〜11及び比
較例1〜6のコイルの外径、そのコイルの外縁と反射膜
の内縁との距離、反射膜の種類及び導電膜の有無、並び
に導電膜を有する場合のその厚さと幅1cmで長さ1c
mのときの電気抵抗値の関係を表1に示す。
【0036】<比較試験1及び評価>実施例1〜11及
び比較例1〜6の光ディスクの共振回路部におけるコイ
ルの自己インダクタンスLとQ値をそれぞれ測定した
後、共振回路部14が共振する電波を送信する送信アン
テナ16とこの送信アンテナ16と所定の間隔をあけて
立設された受信アンテナ17の間にそれぞれの光ディス
クを通過させて、図3に示す制御部18の制御出力に接
続されたスピーカ19が警報を発するか否か確認した。
この結果を表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】実施例1〜11の結果から、光ディスクの
ディスク基板に共振回路部を設けても警報が発せられる
ことが確認できた。また、実施例1〜9及び比較例1〜
4の結果から、コイルの外縁と反射膜の内縁との間隔が
警報の有無について影響していることが判る。これはそ
の距離が短いとQ値が低下することに起因するものと考
えられ、その距離が2.5mm以上であれば警報が有効
に発せられることが判る。一方、実施例3と比較例5の
結果から、その警報の有無は情報をビットとして記録す
る反射膜の種類によっても異なることが判る。これは抵
抗値の低い反射膜(金)が使用された場合のQ値は、抵
抗値の高い反射膜(アルミニウム)が使用された場合よ
り低下することに起因するものと考えられる。しかし、
実施例9と比較例5の結果から、抵抗値の低い反射膜
(金)が使用された光ディスクであっても、導電膜を設
けることによりそのQ値を上昇させることができ、警報
が発せられることが判る。但し、実施例8、実施例10
及び実施例11並びに比較例6の結果から、導電膜の厚
さ、即ち単位面積当りの抵抗値によりQ値を上昇させる
機能が異なり、その抵抗値が0.25以下であればQ値
は上昇して警報が発せられることが判る。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ア
ンテナから送信された特定周波数の電波に共振する共振
回路部又はRFIDが中心孔の孔縁と反射膜の内縁との
間のディスク基板の内部又は表面に設けられたので、共
振回路部の共振により又はRFIDとの情報交換により
警報等を発する他の機器との関連において光ディスクの
無断持出しを防止できる。この場合、共振回路部が中心
孔の周囲を1又は2回以上巻回して形成されたコイル
と、このコイルの両端に接続されたコンデンサとにより
構成すれば、共振回路部を比較的容易にディスク基板に
設けることができ、RFIDが中心孔の周囲を1又は2
回以上巻回して形成されたコイルとコイルの両端に接続
されたICチップとにより構成し、ICチップに光ディ
スク固有の情報を記憶すれば、ICチップのメモリの読
みだし機器との関連において、光ディスクにおける固有
の情報を迅速に得られるとともに、無断持出しの事実及
びその持出された光ディスクの情報をも管理することが
できる。また、コイルの外縁と反射膜の内縁との間隔を
2.5mm以上にし、導電膜を保護膜の表面又は反射膜
と保護膜の間に形成し、若しくは保護膜自体を導電膜で
構成すれば、その導電膜により共振回路部のQ値を高め
ることができる。この場合、導電膜の幅1cmで長さ1
cmのときの電気抵抗値を0.25Ω以下にすることに
より、そのQ値を有効に高めて光ディスクの無断持出し
を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の盗難防止機能付光ディスクを示す図2
のC−C線断面図。
【図2】その光ディスクの平面図。
【図3】その光ディスクを送信アンテナ及び受信アンテ
ナ間を通過させている状態を示す図。
【図4】本発明の電子記憶機能付光ディスクを示す図5
のD−D線断面図。
【図5】その光ディスクの平面図。
【図6】その共振回路の構成を示す概念図。
【符号の説明】 10,20 光ディスク 11,21 ディスク基板 11a、21a 中心孔 12,22 反射膜 13,23 保護膜 14,24 共振回路部 14a コイル 14b コンデンサ 26 コイル 27 ICチップ 27f メモリ 28 導電膜 A コイルの内縁と中心孔の孔縁との間隔 B コイルの外縁と反射膜の内縁との間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 政美 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 八幡 誠朗 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 知 財サービス株式会社内 Fターム(参考) 5C084 AA03 AA09 AA14 BB40 CC35 DD07 DD87 EE07 FF02 GG09 GG52 5D029 PA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心孔(11a)を有するディスク基板(11)
    の前記中心孔(11a)周囲の表面に、前記中心孔(11a)の孔
    縁と所定の間隔をあけて情報をピットとして記憶する反
    射膜(12)が形成された光ディスク(10)において、 前記中心孔(11a)の孔縁と前記反射膜(12)の内縁との間
    の前記ディスク基板(11)の内部又は表面にアンテナ(16)
    から送信された特定周波数の電波に共振する共振回路部
    (14)が設けられたことを特徴とする盗難防止機能付光デ
    ィスク。
  2. 【請求項2】 共振回路部(14)が中心孔(11a)の周囲を
    1又は2回以上巻回して形成されたコイル(14a)と前記
    コイル(14a)の両端に接続されたコンデンサ(14b)とによ
    り構成された請求項1記載の盗難防止機能付光ディス
    ク。
  3. 【請求項3】 コイル(14a)の内縁と中心孔(11a)の孔縁
    との間隔(A)が0.1mm以上であって、前記コイル(14
    a)の外縁と反射膜(12)の内縁との間隔(B)が2.5mm
    以上である請求項2記載の盗難防止機能付光ディスク。
  4. 【請求項4】 導電膜が反射膜を覆うように形成された
    請求項2または3記載の盗難防止機能付光ディスク。
  5. 【請求項5】 導電膜の幅1cmで長さ1cmのときの
    電気抵抗値が0.25Ω以下である請求項4記載の盗難
    防止機能付光ディスク。
  6. 【請求項6】 中心孔(21a)を有するディスク基板(21)
    の前記中心孔(21a)周囲の表面に、前記中心孔(21a)の孔
    縁と所定の間隔をあけて情報をピットとして記憶する反
    射膜(22)が形成された光ディスク(20)において、 前記中心孔(21a)の孔縁と前記反射膜(22)の内縁との間
    の前記ディスク基板(21)の内部又は表面にRFID(24)
    が設けられたことを特徴とする電子記憶機能付光ディス
    ク。
  7. 【請求項7】 RFID(24)が中心孔(21a)の周囲を1
    又は2回以上巻回して形成されたコイル(26)と前記コイ
    ル(26)の両端に接続されたICチップ(27)とにより構成
    され、前記ICチップ(27)は光ディスク固有の情報が記
    憶されたメモリ(27f)を有する請求項6記載の電子記憶
    機能付光ディスク。
  8. 【請求項8】 コイル(26)の内縁と中心孔(21a)の孔縁
    との間隔(A)が0.1mm以上であって、前記コイル(2
    6)の外縁と反射膜(22)の内縁との間隔(B)が2.5mm
    以上である請求項7記載の電子記憶機能付光ディスク。
  9. 【請求項9】 導電膜(28)が反射膜(22)を覆うように形
    成された請求項7または8記載の電子記憶機能付光ディ
    スク。
  10. 【請求項10】 導電膜(28)の幅1cmで長さ1cmの
    ときの電気抵抗値が0.25Ω以下である請求項9記載
    の電子記憶機能付光ディスク。
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