JP2002082839A - 個人情報管理システム - Google Patents

個人情報管理システム

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JP2002082839A
JP2002082839A JP2000269470A JP2000269470A JP2002082839A JP 2002082839 A JP2002082839 A JP 2002082839A JP 2000269470 A JP2000269470 A JP 2000269470A JP 2000269470 A JP2000269470 A JP 2000269470A JP 2002082839 A JP2002082839 A JP 2002082839A
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JP2000269470A
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Takanori Endo
貴則 遠藤
Masa Yonezawa
政 米沢
Seiro Hachiman
誠朗 八幡
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報をセンタに集積して各機関が必要に
応じてその利用範囲内の個人情報を取出可能であり、し
かも不必要に個人情報を漏さない。 【解決手段】 個人情報は個人別かつその個人情報を利
用する機関別にセンタのコンピュータ11にそれぞれ記
憶される。各機関は予め個人情報の利用範囲を決定しか
つ公表するとともに機関用ID及び機関用パスワードを
それぞれ所持し、各個人は個人用ID及び個人用パスワ
ードをそれぞれ所持する。所定の機関が所定の個人用I
D及び個人用パスワードと所定の機関用ID及び機関用
パスワードを用いかつネットワークを介してセンタのコ
ンピュータ11にアクセスしたときに、所定の個人の個
人情報のうち所定の機関の利用範囲に属する情報のみを
取出し可能に構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センタに集積した
個人情報のうち各機関が必要に応じてその利用範囲内の
個人情報を取出し、不必要に個人情報を漏さないよう
に、上記個人情報を管理するシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、個人情報は分散して記憶又は記録
されている。このため例えば、病院で治療を受けようと
すれば、その病院で種々の検査を受ける必要がある。し
かし、多くの場合、個人は職場、学校等で定期的な健康
診断を受けており、また別の病院で検査、診断、治療を
受けている場合も多い。これらの情報がこれから治療を
受けようとする病院で利用できれば、検査の時間及び費
用が節約できるだけでなく、検査結果の経時的変化等も
利用できるので、より正確な診断が可能となり、短時間
で的確な治療が可能となる。一方、物品の購入、旅行の
アレンジ、就職、金融、警察等の情報を集積すれば、少
ない費用及び時間でより的確な対応が可能となる分野は
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記情報の集
積は、プライバシー上の問題があり実施できない。一
方、個人情報を他人に知らせることは利害得失があり、
必ずしも個人に不利益をもたらすとは限らない。例え
ば、医療情報をこれから治療を受けようとする病院に知
らせることは、明らかに利益をもたらす。しかし、上記
医療情報以外の個人情報が他人に漏れることはその個人
に不利益をもたらすため、個人情報の一元的な集積は現
在行われていない。本発明の目的は、個人情報をセンタ
に集積して各機関が必要に応じてその利用範囲内の個人
情報を取出すことができ、しかも不必要に個人情報を漏
すことのない、個人情報管理システムを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、個人情報が個人別かつその個人情報
を利用する機関別にセンタのコンピュータ11にそれぞ
れ記憶され、各機関が予め個人情報の利用範囲を決定し
かつ公表するとともに機関用ID及び機関用パスワード
をそれぞれ所持し、各個人が個人用ID及び個人用パス
ワードをそれぞれ所持し、所定の機関が所定の個人用I
D及び個人用パスワードと所定の機関用ID及び機関用
パスワードを用いかつネットワークを介してセンタのコ
ンピュータ11にアクセスしたときに、所定の個人の個
人情報のうち所定の機関の利用範囲に属する情報のみを
取出し可能に構成された個人情報管理システムである。
この請求項1に記載された個人情報管理システムでは、
個人情報をセンタに集積して各機関が必要に応じてその
利用範囲内の個人情報を取出すことができるとともに、
不必要に個人情報を漏すことを防止できる。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、各個人が個人用パ
スワードを記憶した個人用記憶媒体14を所持するとと
もに個人用IDを記憶し、所定の個人が所定の機関に個
人情報の使用を許諾するときに、所定の個人が所定の機
関に個人用記憶媒体14を貸与するとともに自己の個人
用IDを告げることにより、所定の機関がネットワーク
を介してセンタのコンピュータ11から所定の個人の個
人情報のうち所定の機関の利用範囲に属する情報のみを
取出し可能に構成されたことを特徴とする。この請求項
2に記載された個人情報管理システムでは、個人用記録
媒体14に個人が記憶可能な範囲を越える複雑な個人用
パスワードを記憶できるとともに、この個人用パスワー
ドとともに個人が記憶する個人用IDを併用するので、
個人用記憶媒体14が盗まれても個人情報の漏洩を阻止
できる。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に図1に示すように、機関が医療機関で
あり、各個人が記憶する個人用IDとは別の医療用ID
が個人用記憶媒体14に記憶され、所定の個人が医療機
関に医療情報の使用を許諾するか否かに拘らず、医療機
関が個人用記憶媒体14を用いかつネットワークを介し
てセンタのコンピュータ11から所定の個人の個人情報
のうち医療情報のみを取出し可能に構成されたことを特
徴とする。この請求項3に記載された個人情報管理シス
テムでは、個人が人事不省に陥った場合に、個人が記憶
する個人用IDを用いなくても、医療機関はその個人の
所有する個人用記憶媒体14に記憶された医療用ID及
び個人用パスワードを用いて個人情報のうち医療情報の
みを取出せる。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項2に係る発
明であって、更に図1に示すように、センタのコンピュ
ータ11に個人を特定可能な個人情報以外の個人情報が
それぞれ記憶され、個人用記憶媒体14に個人を特定可
能な個人情報と個人用パスワードがそれぞれ記憶され、
所定の個人が所定の機関に個人情報の使用を許諾すると
きに、所定の個人が所定の機関に個人用記憶媒体14を
貸与するとともに自己の個人用IDを告げることによ
り、所定の機関がネットワークを介してセンタのコンピ
ュータ11から所定の個人の個人情報のうち所定の機関
の利用範囲に属する情報のみを取出し可能に構成された
ことを特徴とする。この請求項4に記載された個人情報
管理システムでは、個人を特定できる基礎情報を個人用
記憶媒体14に記憶し、その他の個人情報をセンタのコ
ンピュータ11に記憶したので、個人情報の漏洩に対す
るより高度のセキュリティを得ることができる。即ち、
センタのコンピュータ11に記憶された個人情報が外部
に漏れても、だれの情報であるか特定できないため、個
人情報を悪用されることはない。
【0008】請求項5に係る発明は、請求項2ないし4
いずれかに係る発明であって、更に図1及び図3に示す
ように、個人用記憶媒体14が複数の個人用パスワード
を記憶し光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスク
からなる個人用ディスク15と、この個人用ディスク1
5に設けられ複数の個人用パスワードのいずれを使用す
るか指示する個人用RFID16とを有することを特徴
とする。この請求項5に記載された個人情報管理システ
ムでは、以前正規に個人用記憶媒体14を用いてセンタ
のコンピュータ11にアクセスした機関がその個人用I
D及び個人用パスワードを記憶しておいても、後日その
個人の許諾なしにその個人情報を取出すことを阻止でき
る。
【0009】請求項6に係る発明は、請求項2ないし5
いずれかに係る発明であって、更に図1に示すように、
センタのコンピュータ11に記憶された個人情報が暗号
化され、暗号化された個人情報を解読する暗号キーが個
人用記憶媒体14に記憶されたことを特徴とする。この
請求項6に記載された個人情報管理システムでは、機関
は暗号化された個人情報を個人用記憶媒体14に記憶さ
れた暗号キーを用いて解くことができる。一方、センタ
のコンピュータ11に記憶された個人情報が不正に取出
されても、個人用記憶媒体14がなければ解読できない
ため、個人情報の漏洩のおそれはない。また図1及び図
3に示すように、個人用記憶媒体14は乱数を記憶する
光ディスク、光磁気ディスク又は磁気ディスクからなる
個人用ディスク15と、この個人用ディスク15に設け
られ乱数の使用順序を記憶する個人用RFID16とを
有することが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。個人情報はセンタに集積される。即
ち、図1に示すように、個人情報はセンタのコンピュー
タ11のメモリ11aに、個人別かつその個人情報を利
用する機関別にそれぞれ記憶される。この実施の形態で
は図2に示すように、個人情報は7人の個人別(A〜
G)かつ7つの機関別(医療機関、金融機関、旅行会
社、保険業者、販売業者、学校及び警察)にセンタのコ
ンピュータ11のメモリ11aに記憶される。センタの
コンピュータ11aには各機関の端末機器12がインタ
ーネット等のネットワークを介してアクセス可能に構成
される。各機関の端末機器12は機関用記憶媒体13に
記憶された内容を読出し可能な第1ドライブ12aと、
個人用記憶媒体14(図1、図3及び図4)に記憶され
た内容を読出し可能な第2ドライブ12bと、個人情報
を表示可能なモニタ12cとを有する。
【0011】上記各機関は予め個人情報の利用範囲を決
定しかつ公表するとともに、機関用ID及び機関用パス
ワードをそれぞれ所持する。即ち、各機関は機関用ID
及び機関用パスワードを記憶した上記機関用記憶媒体1
3をそれぞれ所持する。なお、各機関の利用範囲は機関
毎ではなく機関の性格により決定する方が好ましい。例
えば、医療情報であれば、医療機関毎でなく全ての医療
機関が同じ範囲を利用できるようにすることが好まし
い。また上記各個人は個人用ID及び個人用パスワード
をそれぞれ所持する。即ち、各個人は個人用パスワード
を記憶した上記個人用記憶媒体14を所持するととも
に、個人用IDを記憶する。なお、上記個人用記憶媒体
14には医療ID(上記個人用IDとは異なる。)も記
憶される。この医療用IDは個人が事故に遭遇したり或
いは病気になって人事不省に陥った場合を考慮して設定
されたIDである。
【0012】上記機関用記憶媒体13及び個人用記憶媒
体14としては、光ディスク、光磁気ディスク、磁気デ
ィスク、RFID(無線周波数識別:Radio Frequency
Identification)などが挙げられる(図1、図3及び図
4)。光ディスクにはCD−ROM、CD−R、CD−
RW、DVD−RAM、DVD−ROMなどがあり、光
磁気ディスクにはMO、MDなどがある。この実施の形
態では、機関用記憶媒体13は記憶容量の大きな機関用
CD−ROMであり(図1)、個人用記憶媒体14は記
憶容量の大きなCD−ROMからなる個人用ディスク1
5と、このディスク15に設けられた個人用RFID1
6とを有する(図1、図3及び図4)。
【0013】図3及び図4に詳しく示すように、個人用
ディスク15は中心孔15bを有するディスク基板15
aと、この中心孔15bの孔縁と所定の間隔をあけて中
心孔15b周囲のディスク基板15a表面に直接形成さ
れたアルミニウム蒸着膜からなる反射膜15cと、この
反射膜15c表面に形成された紫外線硬化樹脂からなる
保護膜15dとを有する。反射膜15cの凹凸からなる
位相ピット15eには上記個人用パスワード及び医療用
IDが記憶され、個人用パスワード等はディスク基板1
5aの裏面側から照射されるレーザ光がピット15eの
ない部分で反射して戻り、かつピット15eのある部分
で回析されて戻らないことを利用して読出される。一
方、個人用RFID16ディスク基板15aの中心孔1
5bの周囲を1又は2回以上巻回して形成されたコイル
16aと、このコイル16aの両端に接続されたICチ
ップ16bとにより構成され、このRFID16はディ
スク基板15aの表面に設けられ、図示しない送信アン
テナ(端末機器12の第2ドライブ12b近傍に内蔵さ
れる。)から送信された特定周波数の電波に共振するよ
うに構成される。
【0014】個人用ディスク15には個人が記憶可能な
範囲を越える複雑な個人用パスワードが複数記憶され、
個人用RFID16には上記複数の個人用パスワードの
うちいずれの個人用パスワードを用いるかを指示する番
地が記憶される。例えば、個人用ディスク15に記憶さ
れた各個人用パスワードにそれぞれ番地を設定し、これ
らの番地を個人用RFID16に記憶しておき、センタ
のコンピュータ11にアクセスする毎に前回の番地に1
を加えた番地を用いるように構成される。
【0015】センタのコンピュータ11のメモリ11a
に記憶される個人情報としては、医療情報、財産情報、
趣味情報、交友関係情報、定期購読書籍情報、商品購入
履歴情報などが挙げられる。医療情報の具体例として
は、健康診断データ、カルテ(病歴、受診治療法及び効
果、アレルギー)、レントゲン写真、放射線被曝履歴な
どがあり、財産情報の具体例としては、所有不動産、預
貯金、所有証券、書画骨董、借金及びその返済状況、取
引銀行、加入クレジット会社などがある。一方、個人用
記憶媒体14には上記個人用パスワード及び医療用ID
の他に、個人情報のうちの基礎情報(個人を特定するた
めにヒントとなる情報)が記憶される。この基礎情報の
具体例としては、姓名、性別、生年月日、本籍、現住
所、住所履歴、電話番号、学歴、職歴、資格、賞罰、家
族構成、家族情報などがある。
【0016】また図1に戻って、センタのコンピュータ
11のメモリ11aには、上記個人用パスワード及び個
人用IDと照合されるセンタ側個人用パスワード及びセ
ンタ側個人用IDと、上記機関用パスワード及び機関用
IDと照合されるセンタ側機関用パスワード及びセンタ
側機関用IDとがそれぞれ記憶される。更にセンタのコ
ンピュータ11のメモリ11aに記憶された個人情報は
暗号化され、個人用記憶媒体14には上記暗号を解くた
めの暗号解読キーが記憶される。例えば、個人用ディス
ク15に記憶容量の大きな乱数が記憶され、個人用RF
ID16に上記乱数を使用する順序が記憶される。
【0017】このように構成された個人情報管理システ
ムの動作を説明する。例えば、個人Dが保険業者(機
関)と自動車保険について契約するとき、個人Dは保険
業者に個人情報を取出すことを許諾する。この場合に
は、個人Dは個人用記憶媒体14を上記保険業者に貸与
するとともに個人用IDをその保険業者に告げる。保険
業者は端末機器12の第1ドライブ12aに機関用記憶
媒体13を挿入し、第2ドライブ12bに個人用記憶媒
体14を挿入し、この状態でセンタのコンピュータ11
にインターネット等のネットワークを介してアクセスす
る。このときセンタのコンピュータ11は個人用IDを
質問するので、保険業者は上記個人Dから聞いた個人用
IDを入力する。センタのコンピュータ11はこの個人
用ID及び個人用記憶媒体14に記憶された個人用パス
ワードを、コンピュータのメモリ11aに記憶されたセ
ンタ側個人用ID及びセンタ側個人用パスワードとそれ
ぞれ照合するとともに、機関用記憶媒体13に記憶され
た機関用パスワード及び機関用IDを、コンピュータの
メモリ11aに記憶されたセンタ側機関用パスワード及
びセンタ側機関用IDとそれぞれ照合する。
【0018】このとき個人用パスワードとして個人が記
憶可能な範囲を越える複雑なパスワードを利用できるの
で、個人用パスワードの推定は不可能となる。また個人
が記憶する個人用IDを個人用パスワードとともに併用
するので、個人用記憶媒体14が盗まれても個人情報の
漏洩を阻止できる。更に個人用RFID16は前回セン
タのコンピュータ11にアクセスした番地に1を加えた
番地に記憶された個人用パスワードを使用してセンタの
コンピュータ11にアクセスするように指示する。これ
により前回正規に個人用記憶媒体14を用いてセンタの
コンピュータ11にアクセスした機関がその個人用ID
及び個人用パスワードを記憶しておいても、後日その個
人の許諾なしにその個人情報を取出すことを阻止でき
る。
【0019】センタのコンピュータ11による照合が合
致した場合には、保険業者はセンタのコンピュータ11
のメモリ11aに記憶された個人Dの個人情報のうち自
動車保険に関する個人情報のみ(図2の2つの斜線部分
が交わった部分)を取出すことができる。また保険業者
は個人用ディスク15に記憶された基礎情報をモニタ1
2cに表示することができる。このように個人を特定で
きる基礎情報を個人用ディスク15に記憶し、その他の
個人情報をセンタのコンピュータ11のメモリ11aに
記憶したので、個人情報の漏洩に対するより高度のセキ
ュリティを得ることができる。即ち、センタのコンピュ
ータ11のメモリ11aに記憶された個人情報が外部に
漏れても、だれの情報であるか特定できないため、個人
情報を悪用されることはない。
【0020】一方、上記センタのコンピュータ11のメ
モリ11aから取出した個人情報は暗号化されているた
め、保険業者は個人用ディスク15に記憶された乱数の
使用順序を個人用RFID16の指示に従って読取る。
この結果、保険業者は上記暗号化された個人情報を解読
することができるとともに、センタのコンピュータ11
のメモリ11aに記憶された個人情報が不正に取出され
ても、個人用記憶媒体14がなければ解読できないた
め、個人情報の漏洩のおそれはない。また個人用ディス
ク15の記憶容量は極めて大きいため、この個人用ディ
スク15(CD−ROM)に記憶容量の大きな乱数を多
数記憶させることができ、擬似的に解読が不可能とされ
ている使い捨て乱数となり、解読は極めて困難となる。
なお、個人が人事不省に陥った場合には、個人が記憶す
る個人用IDを用いなくても、医療機関がその個人の所
有する個人用記憶媒体14に記憶された医療用ID及び
個人用パスワードを用いて個人情報のうち医療情報のみ
を取出すことができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、個
人情報を個人別かつその個人情報を利用する機関別にセ
ンタのコンピュータに記憶し、各機関が予め個人情報の
利用範囲を決定しかつ公表するとともに機関用ID及び
機関用パスワードをそれぞれ所持し、各個人が個人用I
D及び個人用パスワードをそれぞれ所持し、更に所定の
機関が所定の個人用ID及び個人用パスワードと所定の
機関用ID及び機関用パスワードを用いかつネットワー
クを介してセンタのコンピュータにアクセスしたとき
に、所定の個人の個人情報のうち所定の機関の利用範囲
に属する情報のみを取出し可能に構成したので、個人情
報をセンタに集積して各機関が必要に応じてその利用範
囲内の個人情報を取出すことができるとともに、不必要
に個人情報を漏すことを防止できる。また各個人が個人
用パスワードを記憶した個人用記憶媒体を所持するとと
もに個人用IDを記憶し、所定の個人が所定の機関に個
人情報の使用を許諾するときに、所定の個人が所定の機
関に個人用記憶媒体を貸与するとともに自己の個人用I
Dを告げることにより、所定の機関がネットワークを介
してセンタのコンピュータから所定の個人の個人情報の
うち所定の機関の利用範囲に属する情報のみを取出し可
能に構成すれば、個人用記録媒体に個人が記憶可能な範
囲を越える複雑な個人用パスワードを記憶できるととも
に、この個人用パスワードとともに個人が記憶する個人
用IDを併用するので、個人用記憶媒体が盗まれても個
人情報の漏洩を阻止できる。
【0022】また機関が医療機関であり、各個人が記憶
する個人用IDとは別の医療用IDを個人用記憶媒体に
記憶し、所定の個人が医療機関に医療情報の使用を許諾
するか否かに拘らず、医療機関が個人用記憶媒体を用い
かつネットワークを介してセンタのコンピュータから所
定の個人の個人情報のうち医療情報のみを取出し可能に
構成すれば、個人が人事不省に陥った場合に、個人が記
憶する個人用IDを用いなくても、医療機関はその個人
の所有する個人用記憶媒体に記憶された医療用ID及び
個人用パスワードを用いて個人情報のうち医療情報のみ
を取出せる。またセンタのコンピュータに個人を特定可
能な個人情報以外の個人情報を記憶し、個人用記憶媒体
に個人を特定可能な個人情報と個人用パスワードを記憶
し、所定の個人が所定の機関に個人情報の使用を許諾す
るときに、所定の個人が所定の機関に個人用記憶媒体を
貸与するとともに自己の個人用IDを告げることによ
り、所定の機関がネットワークを介してセンタのコンピ
ュータから所定の個人の個人情報のうち所定の機関の利
用範囲に属する情報のみを取出し可能に構成すれば、個
人情報の漏洩に対するより高度のセキュリティを得るこ
とができる。即ち、センタのコンピュータに記憶された
個人情報が外部に漏れても、だれの情報であるか特定で
きないため、個人情報を悪用されることはない。
【0023】また個人用記憶媒体の個人用ディスクに複
数の個人用パスワードを記憶し、この個人用ディスクに
設けられた個人用RFIDが複数の個人用パスワードの
いずれを使用するか指示するように構成すれば、以前正
規に個人用記憶媒体を用いてセンタのコンピュータにア
クセスした機関がその個人用ID及び個人用パスワード
を記憶しておいても、後日その個人の許諾なしにその個
人情報を取出すことを阻止できる。更にセンタのコンピ
ュータに記憶された個人情報を暗号化し、この暗号化さ
れた個人情報を解読する暗号キーを記憶媒体に記憶すれ
ば、機関は暗号化された個人情報を個人用記憶媒体に記
憶された暗号キーを用いて解くことができるとともに、
センタのコンピュータに記憶された個人情報が不正に取
出されても、個人用記憶媒体がなければ解読できないた
め、個人情報の漏洩のおそれはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態個人情報管理システムの機関の
端末からセンタのコンピュータにアクセスしている状態
を示す構成図。
【図2】各機関を縦軸とし各個人を横軸として各機関の
取出せる個人情報の利用範囲を示す図。
【図3】個人用記憶媒体を示す図4のA−A線断面図。
【図4】その個人用記憶媒体の平面図。
【符号の説明】
11 センタのコンピュータ 14 個人用記憶媒体 15 個人用ディスク 16 個人用RFID
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 170 G06F 17/30 170Z 17/60 126 17/60 126Z 154 154 512 512 (72)発明者 八幡 誠朗 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 知 財サービス株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 BA06 BB06 CA16 5B049 AA06 BB41 CC01 EE05 GG00 5B075 KK43 KK54 KK63 ND20 PQ05 UU08 5B082 AA01 EA12 GA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人情報が個人別かつ前記個人情報を利
    用する機関別にセンタのコンピュータ(11)にそれぞれ記
    憶され、 各機関が予め前記個人情報の利用範囲を決定しかつ公表
    するとともに機関用ID及び機関用パスワードをそれぞ
    れ所持し、 各個人が個人用ID及び個人用パスワードをそれぞれ所
    持し、 所定の機関が所定の個人用ID及び個人用パスワードと
    所定の機関用ID及び機関用パスワードを用いかつネッ
    トワークを介して前記センタのコンピュータ(11)にアク
    セスしたときに、前記所定の個人の個人情報のうち前記
    所定の機関の利用範囲に属する情報のみを取出し可能に
    構成された個人情報管理システム。
  2. 【請求項2】 各個人が個人用パスワードを記憶した個
    人用記憶媒体(14)を所持するとともに個人用IDを記憶
    し、 所定の個人が所定の機関に個人情報の使用を許諾すると
    きに、前記所定の個人が前記所定の機関に前記個人用記
    憶媒体(14)を貸与するとともに自己の個人用IDを告げ
    ることにより、前記所定の機関がネットワークを介して
    センタのコンピュータ(11)から前記所定の個人の個人情
    報のうち前記所定の機関の利用範囲に属する情報のみを
    取出し可能に構成された請求項1記載の個人情報管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 機関が医療機関であり、 各個人が記憶する個人用IDとは別の医療用IDが個人
    用記憶媒体(14)に記憶され、 所定の個人が医療機関に医療情報の使用を許諾するか否
    かに拘らず、前記医療機関が前記個人用記憶媒体(14)を
    用いかつネットワークを介してセンタのコンピュータ(1
    1)から前記所定の個人の個人情報のうち前記医療情報の
    みを取出し可能に構成された請求項1記載の個人情報管
    理システム。
  4. 【請求項4】 センタのコンピュータ(11)に個人を特定
    可能な個人情報以外の個人情報がそれぞれ記憶され、 個人用記憶媒体(14)に個人を特定可能な個人情報と個人
    用パスワードがそれぞれ記憶され、 所定の個人が所定の機関に個人情報の使用を許諾すると
    きに、前記所定の個人が前記所定の機関に前記個人用記
    憶媒体(14)を貸与するとともに自己の個人用IDを告げ
    ることにより、前記所定の機関がネットワークを介して
    センタのコンピュータ(11)から前記所定の個人の個人情
    報のうち前記所定の機関の利用範囲に属する情報のみを
    取出し可能に構成された請求項2記載の個人情報管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 個人用記憶媒体(14)が複数の個人用パス
    ワードを記憶し光ディスク、光磁気ディスク又は磁気デ
    ィスクからなる個人用ディスク(15)と、前記個人用ディ
    スク(15)に設けられ前記複数の個人用パスワードのいず
    れを使用するか指示する個人用RFID(16)とを有する
    請求項2ないし4いずれか記載の個人情報管理システ
    ム。
  6. 【請求項6】 センタのコンピュータ(11)に記憶された
    個人情報が暗号化され、前記暗号化された個人情報を解
    読する暗号キーが個人用記憶媒体(14)に記憶された請求
    項2ないし5いずれか記載の個人情報管理システム。
  7. 【請求項7】 個人用記憶媒体(14)が乱数を記憶し光デ
    ィスク、光磁気ディスク又は磁気ディスクからなる個人
    用ディスク(15)と、前記個人用ディスク(15)に設けられ
    前記乱数の使用順序を記憶する個人用RFID(16)とを
    有する請求項6記載の個人情報管理システム。
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