JP2001209666A - 鉄筋加工表作成装置 - Google Patents
鉄筋加工表作成装置Info
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Abstract
採用し得る鉄筋加工表作成装置の提供。 【解決手段】 躯体構成部材の部材寸法データ1及び当
該躯体構成部材に対応した配筋データ3を具備すると共
に、それらのデータから躯体の全体又は所定部分に要す
る鉄筋の加工仕様4を導出し、且つそれらを表にして出
力し得る鉄筋加工表作成手段5を具備して構成され、当
該鉄筋加工表作成手段5に、一部材に配設される鉄筋の
うち、加工態様は等しいが寸法の異なる複数の鉄筋群で
あって、それらの寸法に段階的な差がつけられた鉄筋群
を、鉄筋加工表6における単数の欄20に表示する表示
集束手段18を設けた鉄筋加工表作成装置。
Description
する際に用いる鉄筋の径、寸法、加工態様等を列挙した
鉄筋加工表を作成する装置に関する。
ばれ、特に配筋作業の前工程である鉄筋の裁断・曲げ加
工において用いられる。この様な加工表は、躯体を構成
する部材毎にまとめて作成されているのが一般的である
が、躯体を構成する部材のなかにはハンチ付きの梁の様
に、長手方向へ段階的にサイズを変化させた多数のスタ
ーラップを配設する場合もある。
要するスターラップが多数となる場合には、当該部材に
用いられる鉄筋を記入すべき欄を悪戯に浪費し、前記加
工表を参照しての鉄筋加工作業をも煩雑にするという問
題があった。
であって、加工表の欄を悪戯に浪費しない表示の仕方を
採用し得る鉄筋加工表作成装置の提供を目的とする。
に成された本発明による鉄筋加工表作成装置は、躯体構
成部材の部材寸法データ及び当該躯体構成部材に対応し
た配筋データを具備すると共に、それらのデータから躯
体の全体又は所定部分に要する鉄筋の加工仕様を導出
し、且つそれらを表にして出力し得る鉄筋加工表作成手
段を具備して構成され、当該鉄筋加工表作成手段に、一
部材に配設される鉄筋のうち、加工態様は等しいが寸法
の異なる複数の鉄筋群であって、それらの寸法に段階的
な差がつけられた鉄筋群(以下、特定鉄筋群と記す)
を、鉄筋加工表における単数の欄に表示する表示集束手
段を設けたことを特徴とする。
全部又は一部を構成する基礎、柱、梁、スラブ等を指
し、部材寸法データとは、それら躯体構成部材のうちで
更に仕様(当該部材の断面、当該部材の軸方向長、当該
部材の連続情報等)の異なる様々な部材を掲載したリス
ト(データ)である。また、配筋データとは、各部材の
内部に配設される主な鉄筋のリスト(データ)である。
加工態様が等しいとは、屈曲部や湾曲部の数、角度及び
方向が等しいこと、即ち、結果としてほぼ等しい形状を
形作る加工が施されていることとする。尚、鉄筋群は、
特定鉄筋群全てを一つの集合としたものでも良いし、複
数の集合に分割したものであっても良い。
は無く、例えば、前記配筋データにおいて各部材に配設
されるとする鉄筋のうち、特定鉄筋群を構成する各鉄筋
を差別化する為の識別符号を付け、その識別符号を目印
とする表示集束手段を構築しても良いし、場合によって
は、前記配筋データにおいて各部材に配設されるとして
登録された鉄筋のうち、加工態様は等しいが寸法の異な
る複数の鉄筋群であって、それらの寸法に段階的な差が
存在する鉄筋群(特定鉄筋群)を統合して一単位のデー
タとして扱っても良い。
成装置の実施の形態を図面に基づき説明する。本発明に
よる鉄筋加工表作成装置は、図1の如くいわゆるパーソ
ナルコンピュータ等と、当該パーソナルコンピュータ等
へ各種インターフェースを介して接続される入出力装置
とから構成された躯体積算関連システムの一部を担い、
通常は、通芯、平面図、階名・階高、並びに躯体構成部
材リスト及びそれらの各仕様をはじめとする躯体仕様8
を入力する為の図面編集装置9や、躯体に用いた鉄筋、
コンクリート等の積算を行う為の躯体積算装置10など
と共に構築されるものである。
如く、CPU、メモリー、及び記憶装置を備えた一種の
コンピュータシステムであり、内部記憶装置にインスト
ールされたプログラム、或いは外部記憶装置に記録され
たプログラムが起動することによって当該鉄筋加工表作
成装置の鉄筋加工表作成手段5が起動することとなる。
仕様は、躯体構成部材の断面、軸方向長及び連続情報等
から成る部材寸法データ1や配筋データ3等という形で
パーソナルコンピュータ等内に保存され、当該データを
具備していることを前提として、鉄筋加工表作成手段の
起動により、寸法決定、連続情報の検出、角度算出或い
は差分座標算出という処理を経て鉄筋加工表が出力され
る。
より、前記部材寸法データ1として保存された各部材の
断面、軸方向長並びに配筋データ3が参照され、当該躯
体構成部材に配設されるべき鉄筋の寸法データ(当該鉄
筋の径及び各部の長さを保存するデータ)12及び加工
データ(当該鉄筋の曲がり状態を保存するデータ)13
を形成する。更に、柱、梁、基礎、スラブ等の複数の躯
体構成部材が連続している部材については、連続情報形
成手段15の起動により各部材の断面、軸方向長及び連
続情報、並びに配筋データ3が参照され、それによって
当該躯体構成部材に配設されるべき各鉄筋の連続情報を
設定し、当該連続情報に則って、前記寸法決定手段11
は連続した部材に内包される鉄筋の寸法データ及び加工
データ13を形成する。
連結した一方の鉄筋の終端を始端とする他方の鉄筋の方
向性を、当該他方の鉄筋の始端座標と終端座標との差分
で示したもの。)算出手段17を稼働することによって
相連結された鉄筋の屈曲部において形成される角度又は
屈曲方向を算出する。尚、連結されること無く単体で部
材内に配設される鉄筋については、前記配筋データ3を
参照することにより、鉄筋の曲げ角度及び各部の寸法が
決まり、連続情報形成手段15起動することなく寸法デ
ータ12及び加工データ13が決まる。
データ13に基づき、躯体の全体又は部分的に要する鉄
筋の加工仕様4、即ち、鉄筋の名称、径、材質、形状、
切寸、本数、(配設)箇所、合計、定尺、割、本数或い
は圧接等の項目を表として示すのが鉄筋加工表作成手段
5の主な働きであるが、本発明による鉄筋加工表作成装
置は、所定の鉄筋についての加工仕様4を一つの欄にま
とめて表示する処理を施す表示集束手段18が具備され
ている。
めて表示される鉄筋としては、一の躯体構成部材を構成
するものとして前記配筋データ3より特定された鉄筋の
うちで、寸法データ12と加工データ13が等しい同仕
様の鉄筋と、配筋データ3において各部材に配設される
とする鉄筋のうち加工態様は等しいが寸法の異なる複数
の鉄筋群であってそれらの寸法に段階的な差がつけられ
た鉄筋群、又はそれらの寸法に段階的な差が存在する鉄
筋群(特定鉄筋群)が挙げられる。
記配筋データ3より特定された鉄筋のうちから前記の如
く一つの欄にまとめて表示する鉄筋群を特定するには、
前記寸法データ12及び加工データ13が参照され、当
該寸法データ12と加工データ13の全てが等しい鉄筋
を集束する処理が基本となる。しかしながら、寸法デー
タ12のうちの長さが異なる鉄筋であっても、鉄筋の径
と前記加工データ13が等しければ前記特定鉄筋群であ
る場合があるので、続いて、それら鉄筋の径と前記加工
データ13が等しい鉄筋それぞれについて前記寸法デー
タ12に含まれた対応する各辺の長さを比較し、いずれ
かの辺の格差に、躯体構成部材の外観に採用されがちな
カーブ或いは直線を形作ることができ得る一定の法則
(例えば、ある辺の寸法が等差数列的であるとか、等比
数列的であるとか、或いはサインカーブ的であると
か。)があるかどうかを判断する(法則性の検出)。法
則性があると判断した場合は、その法則性を示す加工者
にわかりやすい記載、例えば、等差数列的な法則性を持
つ場合には、「1662-1920(キザミ36)」な
どと共に、それら特定鉄筋群に共通する鉄筋の寸法デー
タ12と加工データ13より導かれた鉄筋の概略図など
前記鉄筋の加工仕様4を単一の欄に表示する(図2及び
図3参照)。
法データ12と加工データ13を比較する処理を省略す
るには、配筋データ3を構築する際に、当該配筋データ
3に登録される各部材に配設されるとする鉄筋のうち、
加工態様及び寸法が等しい鉄筋や、加工態様は等しいが
寸法の異なる複数の鉄筋群であってそれらの寸法に段階
的な差が付けられた鉄筋群を構成する各鉄筋の前記加工
仕様4を示すデータに、それらを差別化する為の識別符
号19を付けるのも効果的である。尚、識別符号19
は、当該鉄筋群を構成する各鉄筋の前記加工仕様4を示
すデータに、例えば、必要数のビットから成る共通符号
データを付す等の措置を施すことによって、その鉄筋が
所定の鉄筋群に含まれることを示し得る形が採られてい
れば良い。
経て、例えば図2及び図3に示す様な鉄筋加工表6を出
力し、例えば、全ての加工仕様が等しい鉄筋が複数必要
な場合には、上記図の第8欄や第13欄の如く本数が7
本或いは15本と所要本数が表示され、加工態様は等し
いが寸法の異なる複数の鉄筋群については、上記図の第
7欄(図3(イ)に拡大)の如く、切寸が1662-1
920(キザミ36)であって、スターラップの底辺が
262-520(キザミ36)であって、本数が8×2
と表示する。この表示の意味するところは、切寸が16
62mmから1920mmまで36mmキザミで8本を
2セット加工するということである。この様な表示集束
手段18の作用により、16本の寸法が異なる鉄筋が単
一の欄20に表示できることとなる(図2及び図3の第
12欄についても同じ)。
成装置を使用すれば、例えば1個の部材に要するスター
ラップが多数となる場合であっても、当該部材に用いら
れる鉄筋を記入すべき欄を悪戯に浪費し、当該加工表に
膨大な紙面を要したり、前記加工表を参照しての鉄筋加
工作業を煩雑にすることもなく、必要最小限の欄で整然
と示した加工帳が出力されることによって、同様の欄が
幾列にも羅列されることによる加工漏れも有効に防止す
ることができる。
連システムにおける位置づけを示すブロック図である。
れた鉄筋加工表の一例を示す参考図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体構成部材の部材寸法データ(1)及
び当該躯体構成部材に対応した配筋データ(3)を具備
すると共に、それらのデータから躯体の全体又は所定部
分に要する鉄筋の加工仕様(4)を導出し、且つそれら
を表にして出力し得る鉄筋加工表作成手段(5)を具備
して構成され、当該鉄筋加工表作成手段(5)に、一部
材に配設される鉄筋のうち、加工態様は等しいが寸法の
異なる複数の鉄筋群であって、それらの寸法に段階的な
差がつけられた鉄筋群を、鉄筋加工表(6)における単
数の欄(20)に表示する表示集束手段(18)を設け
た鉄筋加工表作成装置。 - 【請求項2】 前記配筋データ(3)において各部材に
配設されるとする鉄筋のうち、加工態様は等しいが寸法
の異なる複数の鉄筋群であって、それらの寸法に段階的
な差がつけられた鉄筋群を構成する各鉄筋のデータに、
それらを差別化する為の識別符号(19)を付けた前記
請求項1に記載の鉄筋加工表作成装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000015897A JP3350500B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 鉄筋加工表作成装置 |
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JP2000015897A JP3350500B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 鉄筋加工表作成装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3350500B2 JP3350500B2 (ja) | 2002-11-25 |
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ID=18543121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000015897A Expired - Lifetime JP3350500B2 (ja) | 2000-01-25 | 2000-01-25 | 鉄筋加工表作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001331548A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-11-30 | Aakitekku:Kk | 鉄筋加工帳作成装置 |
KR20030077763A (ko) * | 2002-03-27 | 2003-10-04 | 강경인 | 철근가공 관리장치 및 관리방법 |
JP2009134434A (ja) * | 2007-11-29 | 2009-06-18 | Casio Comput Co Ltd | 数列計算機 |
JP2021131579A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ア−キテック | 鉄筋長表示システム及び鉄筋長表示プログラム |
-
2000
- 2000-01-25 JP JP2000015897A patent/JP3350500B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP4545883B2 (ja) * | 2000-05-24 | 2010-09-15 | 株式会社ア−キテック | 鉄筋加工帳作成装置 |
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