JP2001209088A - 撮像装置及び露出制御方法 - Google Patents
撮像装置及び露出制御方法Info
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Abstract
装置及び露出制御方法を提供する。 【解決手段】 露出を制御する撮像装置であって、被写
体の画像を撮像する撮像ユニット20と、画像の領域毎
の輝度を測定する測光センサ54と、画像から局所的に
輝度が高い異常輝度領域を検出する異常輝度領域検出部
210と、画像の周辺部において検出された異常輝度領
域以外の領域の輝度を加算し、画像を撮影するときの露
出値を算出する加算回路とを備える。
Description
制御方法に関する。特に本発明は、輝度レベルに基づい
て露出値を決定する撮像装置及び露出制御方法に関す
る。
出値を決定する方法が知られている。特公平8−736
1号公報は、画像中央の主要領域の優先度を高くし、主
要被写体が最適露出状態となるように露出を制御する自
動露出調整装置を開示している。
いて露出値を決定した場合、画像中に例えば光源のよう
に局所的に輝度が著しく高い異常輝度領域が存在する場
合、全体の輝度平均が高くなるので、露出を抑える。従
って、異常輝度領域以外の領域も露出が抑えられてしま
い、主要被写体は露出不足の状態になってしまう。ま
た、画像中央の優先度を高く設定すると、画像中央に存
在する異常輝度領域を排除することができない。このよ
うに、異常輝度領域の存在は、良好な露出値を得る妨げ
となっていた。
とのできる撮像装置及び露出制御方法を提供することを
目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項
に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属
項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
態によると、露出を制御する撮像装置であって、被写体
の画像を撮像する撮像ユニットと、前記画像の領域毎の
輝度を測定する測光部と、前記画像から局所的に輝度が
高い異常輝度領域を検出する異常輝度領域検出部と、前
記異常輝度領域を除いた前記画像の領域毎の前記輝度を
加算し、前記画像を撮影するときの露出値を算出する加
算回路とを備える。
ち所定の輝度以上の領域を異常輝度領域候補として検出
する異常輝度領域候補検出部を有してもよい。
領域候補の面積が所定の面積以下の場合に、当該異常輝
度領域候補を前記異常輝度領域として選択する異常輝度
領域選択部をさらに有してもよい。
る絶対基準値記憶部と、前記測光部によって測定された
前記輝度から前記画像全体の輝度平均を算出し、前記輝
度平均よりも所定の値大きい相対輝度を求め、前記絶対
基準値及び前記相対輝度に基づいて前記所定の輝度を決
定する演算部とをさらに備えてもよい。
域を前記異常輝度領域として検出してもよい。前記異常
輝度領域検出部は、前記輝度が不連続な値となる点を前
記異常輝度領域の境界としてもよい。
セルに分割し、前記セル毎の輝度を測定してもよい。
の輝度以上の輝度を示すセルを検出してもよい。
領域候補に含まれる前記セルの数が所定のセル数以下の
場合に、当該異常輝度領域候補を前記異常輝度領域とし
て選択してもよい。
像するレンズ部と、前記レンズ部が結像した像を受光し
て電荷を蓄積するCCDとをさらに有してもよい。前記
測光部は、前記CCDが蓄積する電荷量を前記セル毎に
積分し、前記積分の結果得られた値から、各セルの前記
輝度を算出してもよい。
する重み記憶部と、前記セルが前記異常輝度領域に含ま
れる場合は、当該セルに対応した重みを小さくし、前記
小さくした重みを当該セルにおいて測定された前記輝度
に付与する重み付与部とをさらに備えてもよい。
度領域に含まれかつ前記画像の周辺部に位置する場合に
前記重みを零にしてもよい。また、前記重み付与部は、
前記セルが前記異常輝度領域に含まれかつ前記画像の中
心部に位置する場合に、前記重みを小さくしてもよい。
まれる前記セルに対応する前記重みを所定の数値で除算
し、その結果得られた値に基づいて前記重みを変更して
もよい。
辺部に位置する前記セルに対応する前記重みよりも大き
く、前記画像のうち前記中心部に位置する前記セルに対
応する前記重みよりも小さい数であってもよい。前記重
み付与部は、前記除算の結果が1未満である場合に、前
記重みを零に変更し、前記除法の結果が1以上である場
合に、前記重みを前記除算の結果得られた値に変更して
もよい。
の任意の点が接する前記セルの最大個数であってもよ
い。前記セルは四角形であってもよく、この場合、前記
所定のセルの数は、4つであってもよい。
出制御方法であって、被写体の画像を撮像する撮像段階
と、前記画像の領域毎の輝度を測定する測光段階と、前
記画像の周辺部から局所的に輝度が高い異常輝度領域を
検出する異常輝度領域検出段階と、前記異常輝度領域を
除いた前記画像の領域毎の前記輝度を加算し、前記画像
を撮影するときの露出値を算出する加算段階とを備え
る。
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
する機能を有するデジタルカメラ10の構成を示す。本
発明に特徴的な、露出値決定の機構については、図2で
詳述する。デジタルカメラ10は、主に撮像ユニット2
0、撮像制御ユニット40、処理ユニット60、表示ユ
ニット100、および操作ユニット110を含む。
する機構部材および電気部材を含む。撮像ユニット20
はまず、映像を取り込んで処理を施す撮影レンズ22、
絞り24、シャッタ26、光学LPF(ローパスフィル
タ)28、CCD30、および撮像信号処理部32を含
む。撮影レンズ22は、フォーカスレンズやズームレン
ズ等からなる。この構成により、被写体像がCCD30
の受光面上に結像する。結像した被写体像の光量に応
じ、CCD30の各センサエレメント(図示せず)に電
荷が蓄積される(以下その電荷を「蓄積電荷」とい
う)。蓄積電荷は、リードゲートパルスによってシフト
レジスタ(図示せず)に読み出され、レジスタ転送パル
スによって電圧信号として順次読み出される。
機能を有するので、シャッタ26のような機械式シャッ
タは必須ではない。電子シャッタ機能を実現するため
に、CCD30にシャッタゲートを介してシャッタドレ
インが設けられる。シャッタゲートを駆動すると蓄積電
荷がシャッタドレインに掃き出される。シャッタゲート
の制御により、各センサエレメントに電荷を蓄積するた
めの時間、すなわちシャッタスピードが制御できる。
わちアナログ信号は撮像信号処理部32でR、G、B成
分に色分解され、まずホワイトバランスが調整される。
つづいて撮像信号処理部32はガンマ補正を行い、必要
なタイミングでR、G、B信号を順次A/D変換し、そ
の結果得られたデジタルの画像データ(以下単に「デジ
タル画像データ」とよぶ)を処理ユニット60へ出力す
る。
4とストロボ36を有する。ファインダ34には図示し
ないLCDを内装してもよく、その場合、後述のメイン
CPU62等からの各種情報をファインダ34内に表示
できる。ストロボ36は、コンデンサ(図示せず)に蓄
えられたエネルギが放電管36aに供給されたときそれ
が発光することで機能する。
2、フォーカス駆動部44、絞り駆動部46、シャッタ
駆動部48、それらを制御する撮像系CPU50、測距
センサ52、および測光センサ54をもつ。ズーム駆動
部42などの駆動部は、それぞれステッピングモータ等
の駆動手段を有する。後述のレリーズスイッチ114の
押下に応じ、測距センサ52は被写体までの距離を測定
し、測光センサ54は被写体輝度を測定する。測定され
た距離のデータ(以下単に「測距データ」という)およ
び被写体輝度のデータ(以下単に「輝度データ」とい
う)は撮像系CPU50へ送られる。撮像系CPU50
は、ユーザから指示されたズーム倍率等の撮影情報に基
づき、ズーム駆動部42とフォーカス駆動部44を制御
して撮影レンズ22のズーム倍率とピントの調整を行
う。
シャッタ駆動部48を制御する。絞り駆動部46とシャ
ッタ駆動部48がそれぞれ絞り量の調整とシャッタ26
の開閉を行う。
件は、露出値に基づいてきまる。露出値決定の機構につ
いては、図2で詳述する。
てストロボ36の発光を制御し、同時に絞り26の絞り
量を調整する。ユーザが映像の取込を指示したとき、C
CD30が電荷蓄積を開始し、露出値から計算されたシ
ャッタ時間の経過後、蓄積電荷が撮像信号処理部32へ
出力される。
全体、とくに処理ユニット60自身を制御するメインC
PU62と、これによって制御されるメモリ制御部6
4、YC処理部70、オプション装置制御部74、圧縮
伸張処理部78、通信I/F部80を有する。メインC
PU62は、シリアル通信などにより、撮像系CPU5
0との間で必要な情報をやりとりする。メインCPU6
2の動作クロックは、クロック発生器88から与えられ
る。クロック発生器88は、撮像系CPU50、表示ユ
ニット100に対してもそれぞれ異なる周波数のクロッ
クを提供する。
84とタイマ86が併設されている。タイマ86は電池
でバックアップされ、つねに日時をカウントしている。
このカウント値から撮影日時に関する情報、その他の時
刻情報がメインCPU62に与えられる。キャラクタ生
成部84は、撮影日時、タイトル等の文字情報を発生
し、この文字情報が適宜撮影画像に合成される。
とメインメモリ68を制御する。不揮発性メモリ66
は、EEPROM(電気的消去およびプログラム可能な
ROM)やFLASHメモリなどで構成され、ユーザー
による設定情報や出荷時の調整値など、デジタルカメラ
10の電源がオフの間も保持すべきデータが格納されて
いる。不揮発性メモリ66には、場合によりメインCP
U62のブートプログラムやシステムプログラムなどが
格納されてもよい。一方、メインメモリ68は一般にD
RAMのように比較的安価で容量の大きなメモリで構成
される。メインメモリ68は、撮像ユニット20から出
力されたデータを格納するフレームメモリとしての機
能、各種プログラムをロードするシステムメモリとして
の機能、その他ワークエリアとしての機能をもつ。不揮
発性メモリ66とメインメモリ68は、処理ユニット6
0内外の各部とメインバス82を介してデータのやりと
りを行う。
YC変換を施し、輝度信号Yと色差(クロマ)信号B−
Y、R−Yを生成する。輝度信号と色差信号はメモリ制
御部64によってメインメモリ68に一旦格納される。
圧縮伸張処理部78はメインメモリ68から順次輝度信
号と色差信号を読み出して圧縮する。こうして圧縮され
たデータ(以下単に「圧縮データ」という)は、オプシ
ョン装置制御部74を介してオプション装置76の一種
であるメモリカードへ書き込まれる。
をもつ。エンコーダ72は輝度信号と色差信号を入力
し、これらをビデオ信号(NTSCやPAL信号)に変
換してビデオ出力端子90から出力する。オプション装
置76に記録されたデータからビデオ信号を生成する場
合、そのデータはまずオプション装置制御部74を介し
て圧縮伸張処理部78へ与えられる。つづいて、圧縮伸
張処理部78で必要な伸張処理が施されたデータはエン
コーダ72によってビデオ信号へ変換される。
装置76に認められる信号仕様およびメインバス82の
バス仕様にしたがい、メインバス82とオプション装置
76の間で必要な信号の生成、論理変換、または電圧変
換などを行う。デジタルカメラ10は、オプション装置
76として前述のメモリカードのほかに、例えばPCM
CIA準拠の標準的なI/Oカードをサポートしてもよ
い。その場合、オプション装置制御部74は、PCMC
IA用バス制御LSIなどで構成してもよい。
がサポートする通信仕様、たとえばUSB、RS−23
2C、イーサネットなどの仕様に応じたプロトコル変換
等の制御を行う。通信I/F部80は、必要に応じてド
ライバICを含み、ネットワークを含む外部機器とコネ
クタ92を介して通信する。そうした標準的な仕様のほ
かに、例えばプリンタ、カラオケ機、ゲーム機等の外部
機器との間で独自のI/Fによるデータ授受を行う構成
としてもよい。
2とLCDパネル104を有する。それらはLCDドラ
イバであるモニタドライバ106、パネルドライバ10
8によってそれぞれ制御される。LCDモニタ102
は、例えば2インチ程度の大きさでカメラ背面に設けら
れ、現在の撮影や再生のモード、撮影や再生のズーム倍
率、電池残量、日時、モード設定のための画面、被写体
画像などを表示する。LCDパネル104は例えば小さ
な白黒LCDでカメラ上面に設けられ、画質(FINE
/NORMAL/BASICなど)、ストロボ発光/発
光禁止、標準撮影可能枚数、画素数、電池容量などの情
報を簡易的に表示する。
ルカメラ10の動作やそのモードなどを設定または指示
するために必要な機構および電気部材を含む。パワース
イッチ112は、デジタルカメラ10の電源のオンオフ
を決める。レリーズスイッチ114は、半押しと全押し
の二段階押し込み構造になっている。一例として、半押
しでAFおよびAEがロックし、全押しで撮影画像の取
込が行われ、必要な信号処理、データ圧縮等の後、メイ
ンメモリ68、オプション装置76等に記録される。操
作ユニット110はこれらのスイッチの他、回転式のモ
ードダイヤルや十字キーなどによる設定を受け付けても
よく、それらは図1において機能設定部116と総称さ
れている。操作ユニット110で指定できる動作または
機能の例として、「ファイルフォーマット」、「特殊効
果」、「印画」、「決定/保存」、「表示切換」等があ
る。ズームスイッチ118は、ズーム倍率を決める。
である。まずデジタルカメラ10のパワースイッチ11
2がオンされ、カメラ各部に電力が供給される。メイン
CPU62は、機能設定部116の状態を読み込むこと
で、デジタルカメラ10が撮影モードにあるか再生モー
ドにあるかを判断する。
PU62はレリーズスイッチ114の半押し状態を監視
する。半押し状態が検出されたとき、メインCPU62
は測光センサ54および測距センサ52からそれぞれ輝
度データと測距データを得る。得られたデータに基づい
て撮像制御ユニット40が動作し、撮影レンズ22のピ
ント、絞りなどの調整が行われる。調整が完了すると、
LCDモニタ102に「スタンバイ」などの文字を表示
してユーザーにその旨を伝え、つづいてレリーズスイッ
チ114の全押し状態を監視する。レリーズスイッチ1
14が全押しされると、所定のシャッタ時間をおいてシ
ャッタ26が閉じられ、CCD30の蓄積電荷が撮像信
号処理部32へ掃き出される。撮像信号処理部32によ
る処理の結果生成されたデジタル画像データはメインバ
ス82へ出力される。デジタル画像データは一旦メイン
メモリ68へ格納され、この後YC処理部70と圧縮伸
張処理部78で処理を受け、オプション装置制御部74
を経由してオプション装置76へ記録される。記録され
た画像は、フリーズされた状態でしばらくLCDモニタ
102に表示され、ユーザーは撮影画像を知ることがで
きる。以上で一連の撮影動作が完了する。
場合、メインCPU62は、メモリ制御部64を介して
メインメモリ68から最後に撮影した画像を読み出し、
これを表示ユニット100のLCDモニタ102へ表示
する。この状態でユーザーが機能設定部116にて「順
送り」、「逆送り」を指示すると、現在表示している画
像の前後に撮影された画像が読み出され、LCDモニタ
102へ表示される。
200の概略機能ブロックを示す。露出値決定部200
は一例として、図1の撮像制御ユニット40、メインC
PU62と、メインメモリ68や不揮発性メモリ66に
格納またはロードされたプログラムの連携によって実現
することができる。メインCPU62が内蔵メモリをも
つ場合にはそのメモリに必要なプログラムを格納し、諸
機能をファームウエアとして実現してもよい。図2は、
の各機能をひとまとまりの構成として記述したが、これ
らは実際には物理的にひとまとまりであるとは限らない
し、その必要もない。例えば、露出値決定部200は、
重み記憶部222を有さなくてもよく、この場合、重み
記憶部222が保持する情報を外部から入力してもよ
い。デジタルカメラ10において露出値決定部200の
機能を実現する設計には相当の自由度がある。
バッファメモリ202、演算部204、絶対基準値記憶
部208、積和回路206、異常輝度領域検出部21
0、重み記憶部222、及び重み付与部224を有す
る。
て結像された画像をマトリクス状の64個のセルに分割
し、セル毎の輝度を測定する。測光センサ54は、各セ
ルの輝度を示す輝度データをセルの位置を示す位置デー
タと対応付けてバッファメモリ202に格納する。位置
データは、画像における座標を示すデータであってもよ
いし、マトリクス状に配置されたセルに対して、縦また
は横に連続した番号を与え、これを位置データとしても
よい。いずれにせよ、位置データは、セルの位置を特定
できるデータであればよく、そのデータ内容は上記に限
定されない。
よって対応付けられている。また、他の形態としては、
輝度データと位置データのIDなどデータ固有の情報に
よって対応付けられてもよく、また対応する情報が1つ
のファイルに格納されていてもよい。いずれにせよ、輝
度データと位置データとを対応付けて格納すればよく、
これを実現するための設計の自由度は大きい。
とみなす基準の輝度を示す絶対基準値データを格納す
る。絶対基準値は、輝度の絶対的な値である。演算部2
04は、バッファメモリ202に格納された全てのセル
の輝度データを抽出し、全てのセルについて輝度平均を
算出し、輝度平均よりも所定の値だけ大きい相対基準値
を得る。演算部204はまた、絶対基準値記憶部208
から絶対基準値データを抽出し、絶対基準値及び相対基
準値に基づいて異常輝度とみなすしきい値を決定する。
例えば、絶対基準値が相対基準値よりも低い場合は、絶
対基準値をしきい値とし、相対基準値が絶対基準値より
も低い場合は、相対基準値をしきい値としてもよい。演
算部204は、しきい値を示すしきい値データを高輝度
セル検出部212に送る。
の平均輝度に基づいた相対基準値を考慮してしきい値を
決定する。従って、画像全体の輝度が低いあるいは高い
傾向にあるような画像に対しても、画像全体に最適な露
出値を決定することができる。
のように局所的に輝度が高い異常輝度領域を検出する。
異常輝度領域検出部210は、異常輝度領域候補検出部
214及び異常輝度領域選択部216を含む。
ァメモリ202に格納された全ての輝度データを抽出
し、演算部204からしきい値データを受け取る。異常
輝度領域候補検出部214は、しきい値よりも高い輝度
を示す高輝度セルを検出し、検出した高輝度セルの輝度
データに対応付けられた位置データをバッファメモリ2
02から高輝度位置データとして抽出する。異常輝度領
域候補検出部214は、画像においてセルの位置が連続
する複数の高輝度位置データを検出する。異常輝度領域
候補検出部214は、これらの高輝度位置データが占め
る領域を異常輝度領域候補とする。連続して配置される
セルに対する高輝度位置データが存在しない高輝度位置
データは、高輝度位置データ自体が示す領域すなわちそ
の高輝度位置データが示す1個のセルが占める領域を異
常輝度領域候補とする。異常輝度領域候補検出部214
は、異常輝度領域候補に含まれるセルの数及び各セルの
位置を示す異常輝度領域候補データを異常輝度領域選択
部216に送る。このように、所定の輝度異常のセルを
検出するので、異常輝度領域のみを忠実に切り出すこと
ができる。
域候補データを受け取る。異常輝度領域選択部216
は、最大セル数4を予め格納する。異常輝度領域選択部
216は、異常輝度領域候補データから4つ以下のセル
を有する異常輝度領域候補を異常輝度領域として選択す
る。異常輝度領域選択部216は、選択した異常輝度領
域に含まれるセルの位置を示す異常輝度領域位置データ
を重み付与部224へ送る。このように、比較的小さな
セルの輝度を測定し、所定のセル数以下の領域を異常輝
度領域とするので、高輝度が支配的となっている領域と
局所的に輝度の高い異常輝度領域とを区別することがで
きる。
準値が与えられ、重み記憶部222は、重み基準値を示
す重み基準値データを各セルの位置データと対応付けて
格納する。重み基準値の大きさは、画像におけるセルの
位置に依存する。
格納された重み基準値データを抽出し、異常輝度領域選
択部216から異常輝度領域位置データを受け取る。重
み付与部224は、重み基準値を各セルにおいて測定さ
れた輝度に加重すべき重みに変更する。すなわち、各セ
ルについて(式1)の演算を行って重みWiを算出す
る。
されている重み、ALiは各セルiの重み軽減係数であ
る。セルiが異常輝度領域に含まれない場合は、ALi
に1が代入される。セルiが異常輝度領域に含まれる場
合は、画像の周辺部のセルに対して与えられた重みの値
よりも大きく、かつ画像の中心部のセルに対して与えら
れた重みの値よりも小さい数がALiに代入される。例
えばALiに3が代入されてもよい。
満の場合、セルiの重みを0に変更し、Wiが1以上の
場合、セルiの重みをWiに変更する。従って、異常輝
度領域に含まれるセルがALiよりも大きな重み基準値
が与えられたセルである場合、輝度に加重される重みを
小さくし、異常輝度領域に含まれるセルがALiよりも
小さな重み基準値が与えられたセルである場合、このセ
ルの輝度を露出値の算出から除外することができる。重
み付与部224はまた、全てのセルの変更後の重み及び
重みに対応するセルの位置を示す重みデータを積和回路
206へ送る。
から全てのセルの輝度データを抽出する。積和回路20
6はまた、重み付与部224から重みデータを受け取
る。積和回路206は、輝度を加算して撮像ユニット2
0がこの画像を撮影するときの最適な露出値を決定す
る。このとき各セルの輝度に、それぞれのセルに与えら
れた重みを乗じる。すなわち、各セル毎の輝度に重みを
乗じ、加重された輝度の全セルの積分を算出する。積和
回路206は、算出された値を露出条件決定部226へ
送る。露出条件決定部226は、受けとった値に基づい
て、撮像ユニット20が撮影するときの絞り値及びシャ
ッタースピード等の露出条件を決定する。
う演算は、(式2)で表される。(式2)中のEVは露
出値、eviは、各セルiの輝度を示す。このように、
各セル毎に予め与えられた重み基準値をALiで除算し
て重みの値を変更し、全セルに対して変更後の重みと測
定値との積和を算出する。従って、異常輝度領域を考慮
して画像に最適な露出値を算出することができる。
に分割された画像300を示す。この場合、1つのセル
302の境界上の任意の点が接するセルの個数は、セル
の頂点位置において最大となり、最大セル数は4個であ
る。従って、この場合、異常輝度領域選択部216(図
2)は、最大セル数4を予め格納する。異常輝度領域選
択部216はまた、4個以下のセルからなる異常輝度領
域候補を選択して、異常輝度領域とする。
れぞれ重み基準値が与えられている。中心点320に近
いセルほど、大きな重み基準値が与えられている。画像
300の端から順に、第1領域310の各セルに対して
重み基準値1、第2領域312の各セルに対して重み基
準値2、第3領域314の各セルに対して重み基準値
4、及び第4領域316の各セルに対して重み基準値5
が与えられている。従って、中心点320に近い領域の
輝度ほど露出値の算出に大きく寄与する。主要被写体
は、比較的中心部に配置されることが多いので、このよ
うに中心点320に近い領域の輝度が露出値に大きく寄
与するように設定しておくことで、主要被写体に最適な
露出値を決定することができる。
輝度領域に対するALiとして3を格納しているので、
周辺部306に存在する異常輝度領域内のセル302の
Wiは、1未満の値となり、中心部304に存在する異
常輝度領域内のセル302のWiは、1以上の値とな
る。すなわち、中心部304に存在する異常輝度領域内
のセル302に対しては、重みを軽くし、周辺部306
に存在する異常輝度領域内のセル302に対しては、重
みを零にすることができる。各セルに与える重み基準値
及び重み付与部224が異常輝度領域に対するALiと
して与える数は任意に設定することができる。
た画像300を示す。このように、周辺部306に光源
が存在する場合、画像300全体の輝度平均は異常輝度
領域330によって大きくなる。従って、輝度平均に基
づいて露出値を算出した場合、主要被写体である人物の
領域に対しては小さ過ぎる露出値が算出される。しか
し、本実施の形態によれば、周辺部306に位置する異
常輝度領域330に含まれるセルの輝度は、露出値の算
出にあたって除外されるので、人物に最適な露出値で撮
影することができる。すなわち、比較的主要被写体が配
置されることの多い中心部304の露出が必要以上に小
さくなるのを防ぐことができる。
域330中のセルの輝度は重みが小さくなるが、除外さ
れることはない。従って、例えば、人物に直接光が当た
っている場合のように主要被写体が異常輝度領域330
を含む場合でも、主要被写体に最適な露出値を算出する
ことができる。
メラ10の動作を示すフローチャートである。撮影が開
始すると、撮影レンズ22は、画像300を結像する
(S100)。次に、測光センサ54は、画像を64個
のセルに分割し、セル毎の輝度を測定する(S10
2)。次に、異常輝度領域検出部210は、異常輝度領
域を検出する(S104)。次に、重み付与部224
は、重み基準値データ及び異常輝度領域位置データに基
づいて、重み基準値から各セルの輝度に加重すべき重み
を算出する(S106)。次に、重み付与部224は、
測定された各セル毎の輝度に対して、各セルに対して算
出された重みを乗じる。次に、露出値決定部226は、
加重された各セルの輝度を全てのセルについて積分し、
露出値を算出する。次に、露出条件決定部226は、こ
の画像に対する露出条件を決定する(S108)。次
に、決定された露出条件で画像300を撮影する(S1
10)。以上で、画像の撮影が終了する。このように、
撮影毎に輝度を調整するので、各画像に最適な露出値で
画像を撮影することができる。
104)における露出値決定部200の詳細な動作を示
すフローチャートである。演算部204は、バッファメ
モリ202に格納された輝度データから画像300に含
まれる全てのセル302の平均輝度を算出する(S20
0)。次に、演算部204は、絶対基準値及び相対基準
値に基づいて異常輝度領域とみなすしきい値を決定する
(S202)。次に、異常輝度領域候補検出部214
は、しきい値よりも高い輝度を示す高輝度セルを検出
し、このセルに対応する位置データを高輝度位置データ
としてバッファメモリ202から抽出する。次に、連続
して配置された高輝度セルを検出し、この高輝度セルが
占める領域を異常輝度領域候補とする。また、連続して
配置されたセルが存在しないセルは、そのセル自体すな
わちセル1個を異常輝度領域候補とする(S204)。
次に、異常輝度領域選択部216は、異常輝度領域候補
検出部214から受け取った異常輝度領域候補のうち、
その領域が占めるセル数が4以下の異常輝度領域候補を
異常輝度領域として選択する(S206)。
められているので、所定の面積以上の領域が高輝度な場
合は、高輝度が支配的な画像と認識し、高輝度な領域が
所定の面積以下の場合は、異常輝度領域と認識できる。
すなわち、同じ輝度を示すセルについて、高輝度が支配
的な領域であるか、異常輝度領域であるかを判断するこ
とができる。従って、露出値算出にあたって、高輝度が
支配的な領域に対しては、全体の輝度を下げ、異常輝度
領域に対しては、異常輝度領域の輝度が全体の輝度に影
響を与えないよう、異常輝度領域の輝度の寄与を小さく
することができる。
54が測光するセルの他の形状を示す。画像300は、
三角形セル340に分割される。この場合、三角形セル
340の境界上の任意の点が接する三角形セル340の
最大個数は、6個である。従って、異常輝度領域選択部
216は最大セル数6を記憶し、異常輝度領域候補検出
部214から受け取った異常輝度領域候補からセルの数
が6以下の異常輝度領域候補を異常輝度領域として選択
する。
54が測光するセルのさらに他の形状を示す。画像30
0は、六角形セル342に分割される。この場合、六角
形セル342の境界上の任意の点が接する六角形セル3
42の最大個数は、3個である。従って、異常輝度領域
選択部216は、最大セル数3を記憶し、異常輝度領域
候補検出部214から受け取った異常輝度領域候補から
セルの数が3以下の異常輝度領域候補を異常輝度領域と
して選択する。
補検出部214は、高輝度セルを検出し、この高輝度セ
ルに隣接するセルの輝度データに基づいて、輝度が不連
続となる点を検出してもよい。この場合、輝度が不連続
となる点を異常輝度領域候補の境界とする。異常輝度領
域候補検出部214はまた、境界を含むセルまでのセル
数を異常輝度領域候補に含まれるセル数として設定す
る。異常輝度領域候補検出部214は、異常輝度領域に
含まれるセル数とその位置を示す異常輝度領域候補デー
タを異常輝度領域選択部216に送る。本実施形態おい
ても、異常領域を忠実に検出することができる。
メラ10の例を用いて本発明を説明した。しかしなが
ら、本発明は、動画を撮影するビデオカメラに用いるこ
ともできる。ビデオカメラの全体の構成は第1実施形態
において説明したデジタルカメラ10の全体の構成とほ
ぼ同様であるので説明を省略する。但し、ビデオカメラ
の場合は、図1のオプション装置76がビデオテープで
あってもよい。ビデオカメラの他の構成及び動作は、図
1から図6を用いて説明した第1実施形態におけるデジ
タルカメラ10の構成及び動作とほぼ同様であるので説
明を省略する。
技術的な範囲はこれらの記載には限定されない。これら
の実施の形態に多様な変更または改良を加うることは当
業者には理解されるところである。
形態においては、撮像装置は、デジタルカメラ10及び
ビデオカメラであったが、スチルカメラであってもよ
く、静止画及び動画の両方を撮影可能なデジタルカメラ
であってもよい。いずれの場合も、露出値決定部200
が搭載され、露出値決定部200によって露出値が算出
される。
いては、測光センサ54によって各セルの輝度を測定し
たが、測光センサのかわりに、CCD30が蓄積する電
荷量を各セル毎に積分し、積分の結果得られた値を利用
して各セルの輝度を算出してもよい。
いては、画像を所定の面積のセルに分割したが、セル
は、CCDが有する1素子でもよい。
いては、重み付与部224は、重み記憶部222から全
てのデータを抽出して重みを変更する演算を行ったが、
重み付与部224は、異常輝度領域に含まれるセルにつ
いてのみ重みを変更し、それ以外の重みデータはそのま
ま積和回路206へ送ってもよい。
いては、異常輝度領域の最大セル数は、セルの境界上の
任意の点が接するセルの最大数であったが、最大セル数
は、これよりも大きい数に設定されてもよい。
いては、測光センサ54は、マトリクス状に配置された
同じ大きさのセル毎の輝度を測定したが、セルの大きさ
は統一されていなくてもよい。例えば、中心部304の
セルよりも周辺部306のセルが大きくてもよい。
いては、異常輝度領域候補検出部214は、所定の面積
以下の領域を異常輝度領域に決定したが、異常輝度領域
候補検出部214は、所定の面積として画像の中心部3
04及び周辺部306に位置する異常輝度領域に対して
異なる面積を格納してもよい。
常輝度領域検出部210は、画像300に含まれる全て
のセル302から異常輝度領域330を検出したが、異
常輝度領域検出部210は、画像300の周辺部306
のみから異常輝度領域330を検出してもよい。
いては、中心点320に近い領域ほど重みを高く設定し
たが、主要被写体が配置される可能性の高い領域の重み
が高くなればよく、重みの設定については、これに限定
されるものではない。例えば、重み付与部224及び積
和回路206における露出値を決定する演算において、
中心部304に異常輝度領域330が位置する場合、異
常輝度領域330に含まれるセルの輝度を除外してもよ
く、また例えば、周辺部306に異常輝度領域330が
位置する場合、異常輝度領域330に含まれるセルの輝
度を加味してもよい。また、画像中のセルの数と配置、
重みの値、及びALiの値についても本実施の形態に限
定されるものではなく、これらの設定には、相当の自由
度がある。
よれば輝度レベルに基づいて露出値を決定することがで
きる。
図である。
0を示す図である。
を示す図である。
0の動作を示すフローチャートである。
詳細な動作を示すフローチャートである。
るセルの他の形状を示す図である。
るセルのさらに他の形状を示す図である。
…撮影レンズ 24…絞り 26…シャッタ 2
8…光学LPF 30…CCD 32…撮像信号処
理部 34…ファインダ 36…ストロボ 36
a…放電管 40…撮像制御ユニット 42…ズー
ム駆動部 44…フォーカス駆動部46…絞り駆動部
48…シャッタ駆動部 50…撮像系CPU
52…測距センサ 54…測光センサ 60…処理
ユニット 62…メインCPU 64…メモリ制御
部 66…不揮発性メモリ 68…メインメモリ7
0…YC処理部 72…エンコーダ 74…オプシ
ョン装置制御部76…オプション装置 78…圧縮伸
張処理部 80…通信I/F部 82…メインバス
84…キャラクタ生成部 86…タイマ 88
…クロック発生器 90…ビデオ出力端子 92…
コネクタ 100…表示ユニット 110…操作ユ
ニット 200…露出値決定部 202…バッファ
メモリ 204…演算部 206…積和回路 2
08…絶対基準値記憶部210…異常輝度領域検出部
214…異常輝度領域候補検出部 216…異常輝
度領域選択部 218…最大セル数記憶部 222
…重み記憶部224…重み付与部 226…露出条件
決定部 300…画像 302…セル 304…
中心部 306…周辺部 310…第1領域 3
12…第2領域 314…第3領域 316…第4
領域 320…中心点
Claims (17)
- 【請求項1】 露出を制御する撮像装置であって、 被写体の画像を撮像する撮像ユニットと、 前記画像の領域毎の輝度を測定する測光部と、 前記画像から局所的に輝度が高い異常輝度領域を検出す
る異常輝度領域検出部と、 前記異常輝度領域を除いた前記画像の領域毎の前記輝度
を加算し、前記画像を撮影するときの露出値を算出する
加算回路とを備えることを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記異常輝度領域検出部は、前記画像の
うち所定の輝度以上の領域を異常輝度領域候補として検
出する異常輝度領域候補検出部を有することを特徴とす
る請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項3】 前記異常輝度領域検出部は、前記異常輝
度領域候補の面積が所定の面積以下の場合に、当該異常
輝度領域候補を前記異常輝度領域として選択する異常輝
度領域選択部をさらに有することを特徴とする請求項1
または2に記載の撮像装置。 - 【請求項4】 異常輝度とみなす絶対基準値を予め保持
する絶対基準値記憶部と、 前記測光部によって測定された前記輝度から前記画像全
体の輝度平均を算出し、前記輝度平均よりも所定の値大
きい相対輝度を求め、前記絶対基準値及び前記相対輝度
に基づいて前記所定の輝度を決定する演算部とをさらに
備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記
載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記異常輝度領域検出部は、光源を含む
領域を前記異常輝度領域として検出することを特徴とす
る請求項1乃至4のいずれかに記載の撮像装置。 - 【請求項6】 前記異常輝度領域検出部は、前記輝度が
不連続な値となる点を前記異常輝度領域の境界とするこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の撮像
装置。 - 【請求項7】 前記測光部は、前記画像をマトリクス状
のセルに分割し、前記セル毎の輝度を測定することを特
徴とする請求項1乃至6に記載の撮像装置。 - 【請求項8】 前記異常輝度領域候補検出部は、前記所
定の輝度以上の輝度を示すセルを検出することを特徴と
する請求項7に記載の撮像装置。 - 【請求項9】 前記異常輝度領域選択部は、前記異常輝
度領域候補に含まれる前記セルの数が所定のセル数以下
の場合に、当該異常輝度領域候補を前記異常輝度領域と
して選択することを特徴とする請求項7または8に記載
の撮像装置。 - 【請求項10】 前記撮像ユニットは、 前記被写体の像を結像するレンズ部と、 前記レンズ部が結像した像を受光して電荷を蓄積するC
CDとをさらに有し、 前記測光部は、前記CCDが蓄積する電荷量を前記セル
毎に積分し、前記積分の結果得られた値から、各セルの
前記輝度を算出することを特徴とする請求項7乃至9の
いずれかに記載の撮像装置。 - 【請求項11】 前記セルの位置に対応した重みを予め
格納する重み記憶部と、 前記セルが前記異常輝度領域に含まれる場合は、当該セ
ルに対応した重みを小さくし、前記小さくした重みを当
該セルにおいて測定された前記輝度に付与する重み付与
部とをさらに備えることを特徴とする請求項7乃至10
のいずれかに記載の撮像装置。 - 【請求項12】 前記重み付与部は、前記セルが前記異
常輝度領域に含まれかつ前記画像の周辺部に位置する場
合に前記重みを零にし、前記セルが前記異常輝度領域に
含まれかつ前記画像の中心部に位置する場合に、前記重
みを小さくすることを特徴とする請求項11に記載の撮
像装置。 - 【請求項13】 前記重み付与部は、前記異常輝度領域
に含まれる前記セルに対応する前記重みを所定の数値で
除算し、その結果得られた値に基づいて前記重みを変更
することを特徴とする請求項11または12に記載の撮
像装置。 - 【請求項14】 前記所定の数値は、前記画像のうち前
記周辺部に位置する前記セルに対応する前記重みよりも
大きく、前記画像のうち前記中心部に位置する前記セル
に対応する前記重みよりも小さい数であり、 前記重み付与部は、前記除算の結果が1未満である場合
に、前記重みを零に変更し、前記除法の結果が1以上で
ある場合に、前記重みを前記除算の結果得られた値に変
更することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。 - 【請求項15】 前記所定のセルの数は、前記セルの境
界上の任意の点が接する前記セルの最大個数であること
を特徴とする請求項8乃至14のいずれかに記載の撮像
装置。 - 【請求項16】 前記セルは四角形であって、前記所定
のセルの数は、4つであることを特徴とする請求項15
に記載の撮像装置。 - 【請求項17】 露出を制御する露出制御方法であっ
て、 被写体の画像を撮像する撮像段階と、 前記画像の領域毎の輝度を測定する測光段階と、 前記画像の周辺部から局所的に輝度が高い異常輝度領域
を検出する異常輝度領域検出段階と、 前記異常輝度領域を除いた前記画像の領域毎の前記輝度
を加算し、前記画像を撮影するときの露出値を算出する
加算段階とを備えることを特徴とする露出制御方法。
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JP2009100252A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Mitsubishi Electric Corp | 撮像装置 |
-
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