JP2001208801A - Icテスタのリーク電流補正方法およびその装置 - Google Patents

Icテスタのリーク電流補正方法およびその装置

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JP2001208801A
JP2001208801A JP2000014486A JP2000014486A JP2001208801A JP 2001208801 A JP2001208801 A JP 2001208801A JP 2000014486 A JP2000014486 A JP 2000014486A JP 2000014486 A JP2000014486 A JP 2000014486A JP 2001208801 A JP2001208801 A JP 2001208801A
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JP
Japan
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leakage current
tester
test
device under
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JP2000014486A
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English (en)
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Tatsuyuki Agata
立之 縣
Yosuke Kobayashi
陽介 小林
Toshihiko Moro
利彦 茂呂
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】静止電源電流を測定してICの良否を判定する
ICテスタにおいて、ピンエレクトロニクス部のリーク
電流により、静止電源電流の測定が不正確になるという
課題を解決する。 【解決手段】各テストパターンにおけるピンエレクトロ
ニクス部のリーク電流を予め測定して保存しておき、こ
の保存された値によりリーク電流の影響を補正するよう
にした。高価な部品を用いることなく簡単な構成でリー
ク電流の影響が除去できるので、正確にICの良否を判
定することができる。また、リレーを操作する場合に比
べて高速でテストが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ICの静止電源
電流を測定してそのICの良否を判定するICのテスト
方法および装置において、試験装置が発生するリーク電
流の影響を受けないICテスタのリーク電流補正方法お
よびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、CMOSLSIなどの良否を判定
するテスト方法として、Iddqテストが用いられるよ
うになってきた。Iddqテストとは、LSI内部の各
ノード状態に対応した静止電源電流を測定することによ
り、そのノードの開放や短絡故障を検出するものであ
る。
【0003】このようなIddqテストに用いるICテ
スタの構成を図2に示す。図2において、1は被測定デ
バイス(DUT)である。この被測定デバイス1の内部
には数多くの回路11が含まれている。Iddqはこれ
らの回路11が動作していないときに流れる静止電源電
流である。2は被測定デバイス1に電流を供給する電源
である。
【0004】3は電源2と被測定デバイス1の間に挿入
される電流測定部である。電流測定部3の内部には抵抗
31が置かれ、この両端電圧をアンプ32で検出するこ
とにより被測定デバイス1に流れる電流を検出する。4
は判定部であり、電流測定部3の出力が入力され、被測
定デバイス1が良品であるかどうかを判定する。5はピ
ンエレクトロニクスぶ(以下PE部という)であり、被
測定デバイス1の入出力端子に接続される。PE部5に
はドライバ51、コンパレータ52、アクティブロード
53およびリレー54が含まれている。これらの構成要
素は被測定デバイス1のテストパターンに応じて切り替
えながらテストを実行する。
【0005】このような構成において、Iddqテスト
を行うときにはドライバ51をハイインピーダンス状態
に設定して、電流測定部3により被測定デバイス1に流
れる電流を測定する。被測定デバイス1の内部で開放や
短絡が発生すると電流測定部3が測定する電流値が変化
するので、被測定デバイス1の良否を判定することがで
きる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなIddqテストには次のような問題点があった。I
ddqテストでは被測定デバイスに流れる電流値を正確
に測定しなければならない。ドライバ51は被測定デバ
イスに電流を流す(あるいは被測定デバイスから電流を
吸い込む)出力であるのでハイインピーダンスになるよ
うに設定するが、いくらかのリーク電流が発生する。ま
た、コンパレータ52、アクティブロード53からもリ
ーク電流が発生する。これらのリーク電流は被測定デバ
イス1に流れ込み(または被測定デバイス1から流れ出
し)、静止電源電流測定の誤差の原因になる。そのた
め、被測定デバイス1の良否を正確に判定できないとい
う問題点があった。
【0007】このような問題点をなくするために、Id
dq測定のときは例えばリレー54などによりPE部5
を被測定デバイスから切り離すようにする場合もあっ
た。しかしながら、リレーが動作するのには時間がかか
るので、測定時間が長くなってしまうという問題点があ
った。また、リーク電流を小さくするために、ドライバ
51、コンパレータ52、アクティブロード53などP
E部5の構成要素にリーク電流が小さい部品を用いる場
合もあった。しかし、このような部品は複雑なICプロ
セスを用いたり、製造時にトリミングを行う必要があっ
たりして、高価になるという問題点があった。
【0008】従って本発明が解決しようとする課題は、
PE部5のリーク電流の影響を受けないICテスタのリ
ーク電流補正方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、ICの静止電源電流を測定してその
ICの良否を判定するICのテスト方法において、各テ
ストパターンにおけるピンエレクトロニクス部のリーク
電流を予め測定して保存しておき、この保存された値に
よりリーク電流の影響を補正するようにしたものであ
る。
【0010】また、ICの静止電源電流を測定してその
ICの良否を判定するICテスタにおいて、ピンエレク
トロニクス部のリーク電流値をデジタルデータとして保
存するメモリを有し、このメモリに保存されたリーク電
流値により良否を判定するICに流れる電流値を補正す
るようにしたものである。そのため、高価な部品を使用
することなく、高速でテストすることができる。
【発明の実施の形態】以下に、図に基づいて発明を詳細
に説明する。図1は本発明に係るICテスタのリーク電
流補正方法およびその装置の一実施例を示す構成図であ
る。なお、図2と同じ要素には同一符号を付し、説明を
省略する。図1において、6はメモリでありPE部5の
リーク電流に関するデジタルデータが格納されている。
7は制御部であり、メモリ6の読み出し・書きこみを制
御する。また、制御部7はICテスタのテストパターン
制御に連動している。8はDA変換器であり、制御部7
によって読み出されたメモリ6のデジタルデータをアナ
ログ信号に変換する。9は加算器であり、電流測定部3
の出力とDA変換器8の出力を加算する。加算器9の出
力は判定部4に入力され、被測定デバイス1の良否を判
定する。
【0011】次に、この実施例の動作を説明する。まず
良否を判定する被測定デバイスと同じ種類のデバイスを
被測定デバイス1の位置に接続し、全てのPE部5のリ
レー54をオンにする。そして、被測定デバイスに設定
される全てのテストパターンについて電流測定部3によ
り被測定デバイスに流れる電流を測定して、この電流を
1とする。この電流I1は被測定デバイス1の静止電源
電流とPE部5のリーク電流を加算した電流値になる。
【0012】次に、設定されたテストパターンの状態を
保持するために必要なピンを除き、全てのPE部5のリ
レー54をオフにして、同じように全てのテストパター
ンについて被測定デバイスに流れる電流を測定して、こ
の電流をI2とする。このときは全てのPE部5は切り
離されているのでPE部5に起因するリーク電流は存在
せず、電流I2はそのときに接続されている被測定デバ
イスの静止電源電流そのものになる。従って、電流I=
1―I2を演算することにより、PE部5が発生するリ
ーク電流を計算することができる。制御部7によりこれ
らの演算を行い、かつメモリ6にこの電流Iの符号を反
転した値を書きこむ。
【0013】次に、良否を判定したい被測定デバイスを
接続し、全てのPE部5のリレー54をオンにする。そ
して、全てのテストパターンについて被測定デバイスに
流れる電流値を測定する。このとき、各テストパターン
の測定で電流検出部3で被測定デバイス1に流れる電流
を測定し、制御部7によってメモリ6からそのテストパ
ターンに対応するリーク電流の値を読み出してDA変換
器8でアナログ信号に変換し、加算器9で電流検出部3
の出力と加算する。
【0014】全てのPE部5が接続されているので、電
流検出部3の出力は被測定デバイス1の静止電源電流と
そのテストパターンでのリーク電流が加算された電流値
であり、前述したようにメモリ6にはリーク電流の符号
を反転した電流値が格納されているので、加算器9の出
力にはリーク電流による影響が除かれた静止電源電流そ
のものの値が得られる。この静止電源電流を判定部4に
入力して、被測定デバイスの良否を判定する。
【0015】この実施例では、リーク電流の値をメモリ
から読み出してアナログ信号に変換し、それを電流検出
部3の出力と加算するという処理をしなければならない
が、リレー54をオンオフする時間に比べてずっと早い
速度で処理することができるので、測定時間が長くなる
ことはない。
【0016】なお、この実施例ではリーク電流値をアナ
ログ信号に変換して電流検出部3の出力と加算してリー
ク電流の影響を除くようにしたが、電流検出部3の出力
をデジタル値に変換して、デジタル演算でリーク電流を
差し引くようにしてもよい。要するに、各テストパター
ンのリーク電流の値を予め測定して保存しておき、この
保存した値を用いてリーク電流の影響を取り除くような
構成であればよい。
【0017】また、PE部5のリレー54をオン/オフ
したときの電流検出部3の出力の差からPE部5のリー
ク電流値を求めるようにしたが、必ずしもこの方法によ
る必要はない。要は、PE部5のリーク電流が求められ
ればよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば、各テストパターンにおけるピンエレク
トロニクス部のリーク電流を予め測定して保存してお
き、テストすべきICに流れる電流値をこの保存したリ
ーク電流値で補正するようにした。そのため、ピンエレ
クトロニクス部のリーク電流の影響を受けることなく高
精度でテストを行うことができるという効果がある。ま
た、リレーなどによりピンエレクトロニクス部を切り離
す方式に比べて、高速でテストできるという効果もあ
る。更に、リーク電流が少ない高価な部品を使用する必
要がないので、安価に構成できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来のICテスタの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 被測定デバイス 2 電源 3 電流検出部 4 判定部 5 PE部 54 リレー 6 メモリ 7 制御部 9 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AB02 AB05 AF02 AF06 2G032 AA01 AB00 AD01 AL16 9A001 BZ05 JJ45 KK37 LL05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ICの静止電源電流を測定してそのICの
    良否を判定するICのテスト方法において、各テストパ
    ターンにおけるピンエレクトロニクス部のリーク電流を
    予め測定して保存しておき、この保存された値によりリ
    ーク電流の影響を補正するようにしたことを特徴とする
    ICテスタのリーク電流補正方法。
  2. 【請求項2】ICの静止電源電流を測定してそのICの
    良否を判定するICテスタにおいて、ピンエレクトロニ
    クス部のリーク電流値をデジタルデータとして保存する
    メモリを有し、このメモリに保存されたリーク電流値に
    より良否を判定するICに流れる電流値を補正するよう
    にしたことを特徴とするICテスタのリーク電流補正装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298426A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nec Electronics Corp 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008298426A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Nec Electronics Corp 半導体装置

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