JP2001208484A - 焼成生成物のためのクーラ - Google Patents

焼成生成物のためのクーラ

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JP2001208484A
JP2001208484A JP2000334671A JP2000334671A JP2001208484A JP 2001208484 A JP2001208484 A JP 2001208484A JP 2000334671 A JP2000334671 A JP 2000334671A JP 2000334671 A JP2000334671 A JP 2000334671A JP 2001208484 A JP2001208484 A JP 2001208484A
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JP2000334671A
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English (en)
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Klaus Klintworth
クラウス・クリントヴォルト
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Claudius Peters AG
Original Assignee
BMH Claudius Peters AG
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    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D15/00Handling or treating discharged material; Supports or receiving chambers therefor
    • F27D15/02Cooling
    • F27D15/0206Cooling with means to convey the charge
    • F27D15/0213Cooling with means to convey the charge comprising a cooling grate

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成生成物用のクーラのドライバにおける輸
送グレートの熱応力および摩耗を低減する。 【解決手段】 静止グレート(火格子)面(7)と空気が通
り抜けるコンベア(8)とで構成される焼成生成物のため
のクーラ。上記コンベアは、所定間隔を隔てて静止グレ
ート面上を動かされる複数のドライバ(9)を有する。グ
レート(7,8)に供給される供給流の背後に、前空間(30)
が形成され、この前空間は、下部境界が上記コンベア
(7,8)によって定められ、冷却されるべき生成物の傾斜
面(坂)を収容する。前空間内の生成物は、集中的に冷却
されるとともに、上記ドライバが熱い生成物の層に入っ
たときに、上記ドライバを保護するように取り囲む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】(例えばセメントクリンカなどの)焼成生
成物を、グレート(火格子)に載せて運ばれる焼成生成物
の層と上記グレートとに強制的に冷却空気を貫流するこ
とによって冷却する手法が知られている。このような公
知のクーラ(EP-B-606731;EP-A-718578;WO-A-8401616)で
は、静止グレート面が用いられ、この静止グレート面上
を生成物の層がコンベアによって輸送される。このコン
ベアは、静止グレートの両側に配置されて間にキャリー
ドライバを取り付けた1対のエンドレスコンベアチェー
ンからなり、上記キャリードライバは、輸送方向に直交
して設けられ、それらの上および間に在る生成物を輸送
方向、即ちクーラの長手方向に輸送する。ドライバ桁
は、熱い生成物で覆われているため、摩耗に曝される。
このことは、炉から出たばかりの冷却されるべき熱い生
成物がドライバに接触するクーラの最初の領域に特に当
てはまる。
【0002】グレート上に供給されるべき生成物の流れ
が、輸送グレートおよびそのドライバに直接接触する
と、著しい摩耗と大きな機械的応力が生じる。このこと
を回避すべく、従来例(EP-B-676031,EP-A-718578)で
は、空気が貫流するグレート板からなる静止面上にまず
焼成生成物を落下させ、次いでこの焼成生成物を、付加
的な輸送手段なしで面の傾斜のみによって上記静止面か
ら輸送グレートの始点へと移動させるようにしている。
焼成生成物を予冷却するに十分な滞留時間を確保すべ
く、上記傾斜面は、緩く傾斜し、かつ長い距離を持たせ
ている。このことは、特に塊になりやすく、あるいは斜
面に塊り付き易い難しい焼成生成物の場合、クーラの均
一な操業という見地から問題を生じる。
【0003】上述のタイプの公知の他のクーラ(EP-A-72
6440)では、冷却されるべき生成物を供給する前に、既
に冷却された生成物の層をグレートの終点から始点に戻
すように供給するようにしている。グレートとドライバ
は、これらを覆う冷たい生成物の層によって、上に載っ
た熱い生成物の層から保護される。冷却された生成物を
戻して2倍の量の生成物を輸送するため、ランニングコ
ストが上昇する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、最初
の領域、特にドライバにおける輸送グレートの熱応力お
よび摩耗を低減することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1、
より好ましくは下位請求項に記載の特徴によって達成さ
れる。
【0006】本発明によれば、ドライバが、供給領域に
入る前に、生成物が直接流入しないように防がれ、集中
的に冷却される生成物の傾斜部を収容する前空間を通り
抜けるようになっている。ドライバが上記前空間に入る
や否や、ドライバは、前空間に蓄えられた生成物の一部
を輸送方向へ押し出す。輸送される生成物の他の部分
は、ドライバの上を越えてその背後に流れ込んで、傾斜
部に新たに流入する生成物と共に静止グレート面上に落
ち着く。この生成物は、それを先へ輸送すべく次のドラ
イバがやって来るまで、静止状態で冷却空気の冷却に曝
される。生成物は既に低温になっているので、次のドラ
イバは、予め冷却された生成物に接触するにすぎない。
これによって、ドライバは、全面に亘って冷却されてい
ない新たな生成物から(の接触を)遮断される。このこと
は、ドライバが生成物の放出限よりも上流側にある場合
のみならず、下流側にある場合にも当てはまる。なぜな
ら、ドライバは、生成物の層の下部から中間部の高さに
あり、この高さの範囲は主に予め冷却された生成物から
なり、冷却されていない新たな生成物は、上記層の上部
に流入して落ち着くからである。この簡単な手段は、冷
却されていない生成物によって生じる熱応力に対してド
ライバを有効に保護し、冷却されていない生成物の直接
衝突からドライバを保護する。このことは、静止グレー
ト面についても当てはまる。
【0007】焼結プラントのコンベアベルト上に塊状の
生成物を供給する装置(EP-A-359108)では、生成物の層
を、コンベアベルトから隔てて設けられた壁によって輸
送方向の反対側で境界を定められる山から引き離してい
る。輸送方向の反対側で、コンベアベルトと上記壁の下
端縁との間に形成されるオリフィスの領域に傾斜部が形
成される。この構成の効果は、燒結されるべき材料が分
離するのを容易に理解できない手法で防止することを企
図する。しかし、これは本発明とは全く関係がない。
【0008】可動グレートについては、グレート上の所
定距離で終わる冷却された傾斜面によって、供給領域の
境界を定める手法が知られている(US-A-4732561,DE-A-1
953415,DE-B-1108606)。しかし、この手法には、本発明
の技術思想は全く示唆されていない。
【0009】前空間の形状は、供給流が直接衝突しない
ような覆いグレートによって前空間の上部が覆われてい
る限り、重要ではない。しかし、傾斜面の高さを制限し
て、供給流を輸送方向と反対の側で規制する装置に縁を
作るのが適切であり、この縁から前空間が開口し、この
縁から斜面が輸送方向と反対側へ輸送グレートに向かっ
て下降する。この場合、前空間の高さを、前空間が傾斜
面を受け入れるに本質的に十分なような寸法にすること
が一般的に有利である。換言すれば、前空間の高さを、
どこにおいても上記縁から出る傾斜面の角度に対応する
高さに少なくとも略等しくするのが有利である。例え
ば、前空間の上部境界は、輸送方向と反対側に下降する
傾斜面によって形成することができる。或る場合、前空
間の高さを傾斜面の対応する高さよりも僅かに低くくし
て、傾斜面と前空間の上部境界との間に冷却空気が逃げ
る隙間を残さないようにするのが適切である。これによ
って、冷却空気が傾斜面の最も低い領域を通って逃げ出
すのを防止できる。さらに、グレートの輸送方向に測っ
た前空間の長さを、傾斜面の長さよりも僅かに短くし
て、塊状生成物がなくて空気が焼成生成物を冷却せずに
逃げうる領域を、傾斜面の出発端と前空間の境界の間に
形成しないようにすることが適切である。しかし、冷却
空気の逃げる可能性は、グレート面の空気透過性が、傾
斜面でいずれにせよ占めらている上記領域の遠い側で低
下し、あるいは閉塞されていることによってなくなる。
【0010】生成物を予冷却するに十分な滞留時間を与
えるに足る前空間の長さは、ドライバの前進速度に所望
の滞留時間を乗じた値に等しく、かつ、滞留時間は、少
なくとも0.5分〜3分であるのが適切である。ドライ
バの前進速度が0.5m/分の場合、0.6m〜1mの前
空間の長さが適切であることが判明した。ドライバ間の
長手方向の間隔も、0.6m〜1m程度とするのが適切
であるが、前空間の長さの0.8倍よりも長くなければ
ならない。
【0011】冷却空間を密封し、特に前空間を周囲雰囲
気に対して十分に密封するためには、前空間の上流側に
あってドライバが通過する閉鎖ダクトの長さは、ドライ
バ相互間の間隔に少なくとも等しくするのが適切であ
る。輸送流の境界は、輸送方向に向かって下降する傾斜
面によって適切に形成され、前空間および上記傾斜面が
始まる縁で終わっている。
【0012】下降する上記傾斜面は、通気グレート板を
備えているのが適切である。この傾斜面は、冒頭で述べ
た従来例とは対照的に、輸送グレートが生成物供給領域
から全く外れてしまうほど長くする必要はない。従っ
て、傾斜面は、短く設計することができ、これに対応し
て輸送方向に向かって急峻になって、傾斜面に接触する
生成物の挙動は、本質的に何ら問題を生じない。さら
に、傾斜面は移動できるので、例えば塊(所謂雪だるま)
になったり、塊になって輸送グレートに付着した生成物
を容易に除去することができる。この目的のためには、
一般に、間欠的な移動で十分である。特に、上記傾斜面
は、上記縁の近傍の枢軸の周りに旋回することができ
る。枢軸から遠い側で上記傾斜面の境界を定める隙間
は、隣り合う壁に可能な限り隣接していなければならな
い。従って、上記壁は、傾斜面の旋回軸に中心が一致す
る円の円弧の形状に適切に湾曲している。円弧状に湾曲
する上記壁は、通気されるグレート板で適切に形成さ
れ、このグレート板は、上記円弧に接近して多角形状に
配置されている。
【0013】静止グレート面とその上に配置されたコン
ベアチェーンとで構成される冷却グレートの場合、小さ
な生成物の粒子は、オリフィスや隙間を通ってグレート
内に落下する。これらの所謂グレート-スクリーニング
は、グレートの下方の空間から除去しなければならな
い。この目的のため、従来例では、例えば分離したドラ
ッグチューン-コンベアを用いていた。本発明では、閉
ループにしたグレートコンベアからなる下部ストランド
を、ドラッグチェーン-コンベアに用いて、構造を簡素
化している。この目的のため、上記下部ストランドは、
静止輸送面の上に直接または幾らかの隙間をあけて載せ
られ、グレート-スクリーニングは、上記静止輸送面上
を通過して、この上に載ったグレートコンベア-ドライ
バによって排出される。
【0014】本発明のこの技術思想の進展において、ド
ラッグチェーン-コンベアは、輸送グレートの始点まで
続いていてもよく、ドラッグチェーン-コンベアの静止
輸送面を形成する壁は、上方へ延びて、このコンベアの
始点に設けられた湾曲部の領域でこのコンベアと接触し
ている。これによって、ドラッグチェーン-コンベアに
よって運ばれる生成物が、静止グレート面、または上記
湾曲部領域にあって静止グレート面に続く内壁によって
受け取られるようになっている。少なくとも輸送桁の相
互間隔に対応する長さに亘ってコンベアを取り囲む内壁
および外壁は、グレートの下方の空間をコンベアに対し
て密封する。対応する密封構造は、コンベアの他方の湾
曲部領域にも設けられる。コンベアは、グレート面を離
れた後、湾曲部を走行し、内側のグレート面に隣接する
壁と、コンベアの下部ストランドと一緒にドラッグチェ
ーン-コンベアを形成する外側の壁との間の閉鎖ダクト
を通過する。この段落で詳述される(請求項14〜16
に対応する)特徴は、適切な場合、本発明の他の特徴と
無関係に保護に値する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、有利な実施形態を示す
図面を参照しつつ次に詳細に説明される。輸送グレート
(火格子)1は、例えば円筒状のロータリキルンの排出端
に連なる供給通路3をもつハウジング2内に収容されて
いる。上記ハウジングは、破砕機5を収容する排出通路
4を有する。ハウジングの設計および冷却空気の供給と
排出の詳細は、公知なので説明を要しない。
【0016】上記輸送グレート1は、上面が静止グレー
ト面7をなす静止グレート部6と、静止グレート部6の
両側に1対の引張チェーンをもつコンベア8とを備え、
この引張チェーンは、それらの間に図示のように所謂輸
送桁9として設計されたドライバを案内する。引張チェ
ーンは、ホイール10によって支持され、かつ案内され
る。上記コンベアは、例えば1つまたは複数のコンベア
ウォームのような異なった形態に設計してもよい。いず
れにしても、輸送方向に互いに所定距離を隔てた複数の
ドライバが在ることが重要である。
【0017】静止グレート部6は、グレートの下方の加
圧空間14から供給される冷却空気が通るオリフィスを
有する。公知のように、グレートの下方の空間は、複数
の室に分割して、クーラの各部分に異なった冷却空気圧
を加えることができるようにしてもよい。その結果、静
止グレート部6を構成する要素に、ホースまたは管を接
続して直接冷却空気を供給できるようになる。詳細は公
知なので、説明を省略する。
【0018】図示の実施形態では、コンベアは閉ループ
をなすように導かれ、コンベアの上部ストランドは、静
止グレート面7の上を走行し、コンベアの下部ストラン
ド11は、グレートの下方の空間に戻っている。上下の
ストランドの間には、供給側の湾曲部12と排出側の湾
曲部とがある。これらの詳細は、更に後述する。
【0019】熱い焼成生成物は、キルンの流出口から供
給通路3に放出され、全体として矢印16で示すような
供給流を形成する。ここで、「供給流」という文言は、
決して生成物の流れの密度を指すものではない。
【0020】輸送グレート上に、生成物の層17が形成
され、この層は、静止グレート面7上に載るとともに、
輸送桁9の移動によって輸送方向18に運ばれる。輸送
桁9は、静止または僅かに移動する比較的冷たい生成物
の層が輸送桁と静止グレート面の間に形成されて、静止
グレート面の摩耗を低減するような高さ方向の適切な隙
間を静止グレート面7に対して有する。静止グレート面
は、滑り抵抗を生じさせて上記静止した生成物の層の形
成を促進する装置を更に備えることができる。即ち、生
成物と直接作用し合って生成物を保持または破砕する例
えば窪み、ポケット、横方向リブなどをグレート面に設け
ることができる。ドライバ9とグレート面7の間の隙間
は、50mm〜200mmであるのが適切である。生成物
の層の高さは、特に400mm〜1000mmであり、輸送桁
の高さは、100mm〜250mmである。
【0021】(輸送方向に対して)後方に在って、重い塊
の衝突が必ず予想される供給通路3の領域に、輸送方向
に向かって下降する傾斜面20が、輸送グレート上に設
けられている。この傾斜面20は、自身の冷却および上
に載る生成物の冷却のための冷却空気の接続手段をもつ
グレート板で形成される。上記傾斜面20は、油圧シリ
ンダとして参照番号22で示される適切な駆動手段によ
って、枢軸21の周りに旋回できる。クーラの動作中、
傾斜面20は、通常特定の傾斜位置で静止している。駆
動手段22は、種々の傾斜角を設定する役割を果たし、
特に塊になった生成物の排出を誘起し、促進するために
前後に旋回させられる。傾斜面は、所謂雪だるまができ
るのを防止するために、例えば所定時間間隔で間欠的に
旋回動作させることができる。
【0022】傾斜面20の背後に在る壁部23(図2参
照)は、傾斜面20の後端縁の円弧運動と調和する円弧
の形状をなし、上述と同様に通気されるグレート板で構
成される。
【0023】傾斜面20上に落下する生成物は、傾斜に
よって次第に傾斜面を滑り落ちつつ、冷却空気に曝され
る結果、集中的に冷却される。続いて、生成物は、輸送
グレート1上に落ちて、輸送グレート上に層17を形成
する。供給流の一部も、輸送グレート1上に直接または
輸送グレート上の層17上に落下する。しかし、上記供
給流の一部は、比較的小さな破片からなるうえ、輸送桁
が生成物の層17で広く覆われて保護されているので、
衝突しても輸送桁9に大した荷重を加えない。また、こ
の小さい破片(粒子)から放出される熱量も、この破片が
大きい(粗い)破片よりも急速に冷却されるので、それほ
ど大きくない。ともかく、これらの破片は、傾斜面20
で予め冷却された後に輸送グレートに達する。
【0024】傾斜面20の前部下端の下方には、既に述
べた前空間30が在り、この前空間は、コンベアグレー
トによって下部の境界が定められ、生成物の層17に向
かって開放されている。上記前空間のオリフィスは、傾
斜面20の前端31にによって境界を定められ、上記前
端31は、一点鎖線で示される鉛直線32によって、キ
ルンおよび傾斜面20から落下する生成物からなる供給
流が直接輸送グレートに接触しうる限界を定める。
【0025】前空間30は、生成物の層17に向かって
開放されているので、生成物は、特に図3,4に一点鎖
線33で示されるような傾斜角度で前空間内に積み上げ
られる。従って、縁31の高さが、坂(傾斜面)33の大
きさを決める。縁1は、一般に、隣接する生成物の層1
7よりも低い高さでなければならない。しかし、このこ
とが必要でない場合、即ち、坂34の表面33が縁31
からでなく、より低い箇所から出ている場合もありう
る。上記縁31は、先鋭な縁である必要がないのは勿論
である。
【0026】静止グレート部6は、前空間30の下方に
も存在する。この静止グレート部も、図3〜図6の静止
グレート部6のダクト35で示すように、前空間30の
領域で通気されている。静止グレート部6の通気される
部分は、(輸送方向に関して)後方にある前空間30の境
界の近傍で終わっている。静止グレート部6は、上記前
空間の後方で通気されない部分37に続いており、この
部分は、殆ど隙間をあけずにコンベア8に隣接している
のが適切である。また、この領域には、コンベア8の上
方に極隣接して壁38がある。互いに対向する壁37,
38によって形成されてコンベア8を取り囲むダクト
は、輸送桁の輸送方向の間隔に少なくとも相当する長さ
を有し、このダクト内に、壁37,38の間を通る空気
の流出を大幅に阻止する少なくとも1つの輸送桁9が常
に存在するようになっている。従って、壁37,38の
対向面は、それらの間にある輸送桁9と一緒に流入空気
の流出を阻止する障壁を形成する。
【0027】前空間30に収容される生成物の山34
は、集中的な冷却に曝される。この冷却は、冷却空気に
曝される生成物の量がより少ないので、境界線32の外
側の生成物層17の領域におけるよりも集中的である。
例えば冷却空気流によって引き起こされる圧力差が増加
することによって、冷却空気流が上記生成物の山を特に
集中的に流れ抜けるように留意すべきである。この目的
のため、前空間30の坂34の上方に特別な空気取出口
40を設けることができる。上記坂の領域は、主により
小さな粒子の生成物からなるので、冷却も特に効果的で
ある。
【0028】前空間30に収容された坂の材料(生成物)
34は、通過する輸送桁9によって間欠的に運ばれる。
しかし、輸送桁が前空間を通り過ぎるとき、輸送桁の前
方および上にある生成物は、輸送桁の後方の空き空間に
流れ込んで、静止グレート面7上に落ち着く。この生成
物は、次の輸送桁がやって来るときまで著しく冷却され
る。輸送桁は、自由な生成物層17に入ると、生成物を
大幅に輸送して、この生成物で覆われるので、輸送桁
は、この場所で暫くの間、より熱い生成物の直接の影響
から大幅に保護され続ける。
【0029】前空間は、内部にある生成物が予冷却され
るに十分な時間、滞留するように、輸送方向に十分長く
なければならない。滞留時間は、通常、数分である。前
空間の長さが、輸送桁の略半分から2倍の長さであるの
が適切であるという事実が判明した。縁31の高さは、
前空間30の全長が坂34によって占められるように選
択するのが適切である。このことは、空間を経済的に用
いるという観点から適切である。このようにすることに
よって、冷却空気が、坂と前空間の後端36との間の隙
間から逃げるという情況も防がれる。図4はこのような
構造を示しており、ここでは、前空間30の長さが、坂
の長さよりも少し短くなっていて、前空間30の後壁3
6が、坂を切り取って冷却空気を密封する。しかし、坂
の周りからの冷却空気の流出は、静止グレート部6の通
気部分から非通気部分37への移行部によっても防止さ
れ、上記非通気部分37は、図3に示すように必ず坂3
4の長さの範囲内にある。
【0030】図4から、前空間は必ずしも傾斜面20の
下方に設ける必要はなく、例えば鉛直壁42に設けても
よいことが判る。この場合も、前空間は直接の供給流の
境界32の背後に設けられる。
【0031】図5の実施形態において、前空間30の上
部壁43は、坂の角度33(図3)に従って配置されて、
前空間は本質的に坂によって完全に満たされる。図6の
実施形態とは対照的に、上部壁43の角度は、一点鎖線
で示された坂33の角度よりも少し急峻で、生成物の山
が隙間なしで壁43に隣接することを保証するようにな
っている。この構成によって、下方から前空間に入った
冷却空気は、坂全体を通り抜け、冷却空気は坂の厚い部
分でも確実に通り抜ける。図6も、生成物層の高さが、
前空間の境界を定める縁31の高さに必ずしも達しなく
てよいことを示している。
【0032】湾曲部13において、静止グレート部6に
は、コンベア8の内側に寄り掛る壁50が続いている。
この壁は、2つの輸送桁9の間隔に少なくとも相当する
部分において、コンベアの外側に対応して寄り掛かる壁
51と一緒に密封ダクトを構成する。壁51は、コンベ
アの下部ストランド11の領域において、壁52に続い
ており、輸送桁は、壁52によって形成される面に載
り、あるいはこの面に対して僅かな隙間をもつ。この構
成によって、上記コンベアは、いかなるグレート-スク
リーニングも運び去るドラッグチェーン-コンベアを壁
52と一緒になって形成する。
【0033】グレート-スクリーニングを上部にある生
成物の層に再び供給するべく、壁52は、湾曲部12の
領域で壁53となって連続している。コンベア8の傾き
が上記湾曲部12で鉛直方向に近づくや否や、コンベア
の内側においても、転向ロータ54によって図示のよう
に境界が確実に存在するように考慮しなければならない
が、湾曲部13の壁50に対応する壁によって境界を形
成することもできる。コンベアによって運ばれるグレー
ト-スクリーニングは、こうして静止グレート部の上面
に達し、考えられる最も簡単な方法で生成物の流れに戻
ってくる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 クーラ全体の長手方向断面図である。
【図2】 供給領域の拡大図である。
【図3】 種々に設計された前空間をもつ供給領域の部
分詳細図である。
【図4】 種々に設計された前空間をもつ供給領域の部
分詳細図である。
【図5】 種々に設計された前空間をもつ供給領域の部
分詳細図である。
【図6】 種々に設計された前空間をもつ供給領域の部
分詳細図である。
【符号の説明】
1 輸送グレート 2 ハウジング 3 供給通路 4 排出通路 5 破砕機 6 静止グレート部 7 静止グレート面 8 コンベア 9 輸送桁 10 ホイール 11 下部ストランド 12,13 湾曲部 14 加圧空間 15 壁 16 供給流 17生成物の層 18 輸送方向 20 傾斜面 21 枢軸 22 油圧シリンダ 50,51,52,53 壁 54 転向ローラ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却空気が貫流する生成物の層を輸送す
    るための輸送グレート(1)をもつ焼成生成物のクーラで
    あって、このクーラは、生成物を供給する供給領域を有
    するとともに、静止グレート面(7)、およびこの静止グ
    レート面上を互いに所定間隔を隔てて動かされる複数の
    ドライバ(9)と、生成物の供給流を制限すべく輸送方向(1
    8)の反対側に形成された装置(20,42)と、生成物が直接流
    入しないように防止され、上記ドライバが供給領域に入
    る前に内部を通り抜け、上記静止グレートによって下方
    の境界が定められる前空間(30)とからなるコンベアで構
    成されるクーラにおいて、 上記前空間(30)は、生成物の傾斜面がこの前空間(30)の
    内部に形成される程度に生成物の層(17)に向かって開放
    されているとともに、上記傾斜面(34)を集中的に冷却す
    る装置が設けられていることを特徴とするクーラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクーラにおいて、上記
    供給流を制限する装置は、縁(31)を有し、この縁から上
    記前空間(30)の境界(43)が出ていることを特徴とするク
    ーラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のクーラにおい
    て、上記前空間(30)の高さは、上記傾斜面(34)を受け入
    れるに本質的に十分な寸法になっていることを特徴とす
    るクーラ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    クーラにおいて、上記前空間(30)の長さは、上記傾斜面
    の長さよりも僅かに短いことを特徴とするクーラ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の
    クーラにおいて、上記前空間(30)の長さは、上記コンベ
    ア(8)の前進速度に0.5〜3単位時間を乗じた値である
    ことを特徴とするクーラ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の
    クーラにおいて、ドライバ(9)の間隔は、上記前空間(3
    9)の長さの0.8倍であることを特徴とするクーラ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の
    クーラにおいて、上記ドライバ(9)は、上記前空間(30)
    の上流側の密封ダクトを通って走行し、この密封ダクト
    の長さは、少なくとも上記ドライバ間の間隔に等しいこ
    とを特徴とするクーラ。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1つに記載の
    クーラにおいて、輸送方向に下降する傾斜面(20)によっ
    て、縁(31)が形成されることを特徴とするクーラ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のクーラにおいて、上記
    傾斜面(20)は、通気されるグレート板によって形成され
    ることを特徴とするクーラ。
  10. 【請求項10】 請求項8または9に記載のクーラにお
    いて、上記傾斜面(20)は、間欠的に動くことができるこ
    とを特徴とするクーラ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のクーラにおいて、
    上記傾斜面(20)は、上記縁(31)の近傍の枢軸(21)の周り
    に旋回できることをことを特徴とするクーラ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のクーラにおいて、
    円弧の形状で湾曲し、円弧の中心が上記枢軸(21)である
    壁(23)は、上記傾斜面(20)の枢軸(21)から遠い側の端部
    の極近傍にあることを特徴とするクーラ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のクーラにおいて、
    円弧の形状で湾曲する上記壁(23)は、円弧の近傍に多角
    形状に置かれた通気されるグレート板であることを特徴
    とするクーラ。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13のいずれか1つに記
    載のクーラにおいて、上記コンベアの下部ストランド(1
    1)は、ドラッグチェーンコンベアを構成することを特徴
    とするクーラ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のクーラにおいて、
    上記ドラッグチェーンコンベア(11)は、輸送グレート
    (1)の始点まで連続していることを特徴とするクーラ。
  16. 【請求項16】 請求項14または15に記載のクーラ
    において、上記コンベア(8)は、上記静止グレート面(7)
    を離れた後、このコンベアの湾曲部(13)の領域を走行
    し、静止グレート面に内部で隣接する壁(50)と、前方の
    壁(52)および上記下部ストランド(11)と一緒にドレッグ
    チェーン-コンベアを形成する外壁(51)との間の密封ダ
    クトを通過することを特徴とするクーラ。
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