JP2001208236A - 電磁制御バルブの制御装置 - Google Patents

電磁制御バルブの制御装置

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JP2001208236A JP2000019007A JP2000019007A JP2001208236A JP 2001208236 A JP2001208236 A JP 2001208236A JP 2000019007 A JP2000019007 A JP 2000019007A JP 2000019007 A JP2000019007 A JP 2000019007A JP 2001208236 A JP2001208236 A JP 2001208236A
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、電磁制御バルブの構造変
更を要することなく、バルブ体を閉動作した際の流体の
漏れ量を低減することにある。 【構成】 このため、この発明は、流路に介設したバル
ブ体をソレノイドの電磁力により開動作させるとともに
スプリングの弾性力により閉動作させる電磁制御バルブ
を設け、この電磁制御バルブのバルブ体を駆動条件の成
立時にデューティ比に応じて開動作させるとともに駆動
条件の不成立時にデューティ比を零として閉動作させる
ようソレノイドに供給する制御信号を制御する電磁制御
バルブの制御装置において、前記電磁制御バルブのバル
ブ体を駆動条件の不成立時に閉動作させる際に、駆動条
件不成立直前のデューティ比を一旦大きくしてから零と
して閉動作させるよう制御信号を制御する制御手段を設
けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】この発明は電磁制御バルブの
制御装置に係り、特に、電磁制御バルブの構造変更を要
することなくバルブ体を閉動作した際の流体の漏れ量を
低減し得る電磁制御バルブの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載されるエンジンには、吸入空
気やEGR、蒸発燃料であるエバポ等の流体の流量を制
御することを目的として種々の電磁制御バルブを備えて
いる。電磁制御バルブは、流路を開閉する弁体とこの弁
体を電磁力により開動作させるソレノイドと弾性力によ
り閉動作させるスプリングとを有し、制御装置により制
御される。
【0003】例えば、エンジンのエバポパージ制御用に
電磁制御バルブを使う場合には、図8に示す如く、各種
制御用センサから得られる情報により駆動条件の成立・
不成立を判断し、駆動条件の成立時にデューティ比を目
標値に移行させて電磁制御バルブのバルブ体をこの目標
値のデューティ比に応じて開動作させるとともに駆動条
件の不成立時にデューティ比を直ちに零として閉動作さ
せるようソレノイドに供給する制御信号を制御する。
【0004】このような電磁制御バルブの制御装置とし
ては、実開1993−10767号公報に開示されるも
のがある。この公報に開示されるものは、流路にデュー
ティ比で開閉される複数の電磁弁を並列に介設し、これ
ら電磁弁に夫々位相のずれたデューティ信号を送る制御
手段を設けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁制御バ
ルブは、一般的に、デューティ比が大きい場合にバルブ
開度が全開となるが、デューティ比が小さい場合にバル
ブ開度そのものが全開とならないので、スプリングによ
る閉動作方向の弾性力が弱くなる問題がある。
【0006】このため、電磁制御バルブは、駆動条件の
不成立によりバルブ体を閉動作させて駆動を停止する際
に、駆動条件不成立直前のデューティ比が大きい場合、
つまり開時間割合が長い場合は、スプリングによる閉動
作方向の弾性力が充分に働くいて良好な閉状態を得るこ
とができるが、駆動条件不成立直前のデューティ比が小
さい場合、つまり開時間割合が短い場合は、スプリング
による閉動作方向の弾性力が不充分となり、図8に波線
で示す如く閉状態が悪化して流体の漏れを生じる不都合
がある。
【0007】このように、電磁制御バルブは、小さなデ
ューティ比から停止する際、特に、図9に波線で示す如
く漏れ量が安定する最小デューティ比よりも小さいデュ
ーティ比から停止する際に、図9に(a)で示す如くデ
ューティ比の小さい領域において閉状態が悪化して漏れ
を生じる不都合がある。このような閉状態の悪化を改善
して漏れ量を減少させるためには、スプリングの弾性力
を強くすることにより、図9に(b)で示す如く改善す
ることができるものである。
【0008】しかし、スプリングの弾性力を強くした場
合には、図10に(b)で示す如く、デューティ比の小
さい領域において、デューティ比に対する流量特性が直
線性を失い、制御精度が損なわれる不都合がある。
【0009】このような不都合に対しては、特開平6−
117568号公報に開示されるものがある。この公報
に開示されるものは、ポペット状の弁体を弾性体を介し
て常開付勢するとともに、この弁体の一端側に自由状態
で弁座開口部に嵌合する小径の補助弁体を設け、弁スト
ロークの中間位置にて最大流量を得るとともに、弁体を
駆動するソレノイドが非通電状態のときの漏れ量を前記
開口部と補助弁体との嵌合に基づいて規制するものであ
る。
【0010】ところが、特開平6−117568号公報
に開示されるものは、弁体の弁ストローク量によって開
口面積を比例的に変化させるものであり、しかも、電磁
制御バルブの構造自体を変更しているため、構造が複雑
化してコストアップを招く不都合がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去すべく、流路に介設したバルブ体をソレ
ノイドの電磁力により開動作させるとともにスプリング
の弾性力により閉動作させる電磁制御バルブを設け、こ
の電磁制御バルブのバルブ体を駆動条件の成立時にデュ
ーティ比に応じて開動作させるとともに駆動条件の不成
立時にデューティ比を零として閉動作させるようソレノ
イドに供給する制御信号を制御する電磁制御バルブの制
御装置において、前記電磁制御バルブのバルブ体を駆動
条件の不成立時に閉動作させる際に、駆動条件不成立直
前のデューティ比を一旦大きくしてから零として閉動作
させるよう制御信号を制御する制御手段を設けたことを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の電磁制御バルブの制御
装置は、制御手段によって、電磁制御バルブのバルブ体
を駆動条件の不成立時に閉動作させる際に、駆動条件不
成立直前のデューティ比を一旦大きくしてから零として
閉動作させるようソレノイドに供給する制御信号を制御
することにより、駆動条件の不成立時に大きなデューテ
ィ比によってスプリングによる閉動作方向の弾性力をバ
ルブ体に充分に働かせて良好な閉状態を得ることがで
き、スプリングの弾性力を強くする必要がなく、また、
電磁制御バルブの構造を変更する必要がない。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいて、この発明の実施例を説
明する。図1〜図6は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図6において、2は図示しない車両に搭載さ
れたエンジンである。エンジン2は、吸気系としてエア
クリーナ4とターボチャージャ6とスロットルボディ8
と吸気マニホルド10を順次に接続し、燃焼室12に連
通する吸気通路14を設けている。また、エンジン2
は、排気系として排気マニホルド16と触媒コンバータ
18とを順次に接続し、燃焼室12に連通する排気通路
20を設けている。
【0014】前記エンジン2は、燃料系としてインジェ
クタ22を設けている。インジェクタ22は、燃料供給
通路24により燃料タンク(図示せず)内の燃料ポンプ
26に連絡されている。また、エンジン2は、点火機構
を構成するイグナイタ/イグニションコイル28を設け
ている。
【0015】エンジン2は、ターボチャージャ6を迂回
して吸気通路14を連通するエアバイパス通路30を設
け、エアバイパス通路30の途中にパイパスエア量を制
御するエアバイパスバルブ32を設け、エアバイパスバ
ルブ32を動作制御するエアバイパス制御バルブ34を
設けている。
【0016】エンジン2は、スロットルボディ8を迂回
して吸気通路14を連通するバイパス空気通路36を設
け、バイパス空気通路36の途中にパイパス空気量を制
御するアイドル制御バルブ(ISCバルブ)38を設け
ている。
【0017】エンジン2は、キャニスタ(図示せず)に
吸着保持された蒸発燃料であるエバポを吸気マニホルド
10に供給するパージ通路40を設け、パージ通路40
の途中にパージ量を制御するパージ制御バルブ42を設
けている。
【0018】エンジン2は、排気通路20から吸気通路
14に連通するEGR通路44を設け、EGR通路44
の途中にEGR量を制御するEGRバルブ46を設け、
EGRバルブ46を動作制御するEGR制御バルブ48
を設けている。
【0019】エンジン2には、冷却水温度(WTS)を
検出する水温センサ50を設け、エンジン回転数(CA
S)を検出するエンジン回転数センサ52を設け、ノッ
ク(KNK)を検出するノックセンサ54を設け、スロ
ットルボディ8に設けたスロットルバルブ(図示せず)
のスロットル開度(TS)を検出するスロットルセンサ
56を設け、吸気マニホルド10の圧力(PS)を検出
する圧力センサ58を設け、吸気マニホルド10の吸気
温度(ATS)を検出する吸気温センサ60を設け、排
気マニホルド16の排気中の酸素濃度を検出するO2 セ
ンサ62を設けている。
【0020】インジェクタ22と燃料ポンプ26とイグ
ナイタ/イグニションコイル28とエアバイパス制御バ
ルブ34とアイドル制御バルブ38とパージ制御バルブ
42とEGR制御バルブ48と水温センサ50とエンジ
ン回転数センサ52とノックセンサ54とスロットルセ
ンサ56と圧力センサ58と吸気温センサ60とO2セ
ンサ62とは、制御装置64を構成する制御手段66に
接続されている。
【0021】制御手段66には、前記燃料ポンプ28の
燃料ポンプリレー68とラジエータクーリングファン7
0のラジエータファンリレー72とエアコン(A/C)
コンプレッサー74と自動変速機(AT)コントローラ
76とメインリレー78とチェックエンジンランプ80
とが接続され、また、バッテリ電圧やイグニションスイ
ッチ等の信号を入力するエンジン用信号部82が接続さ
れている。
【0022】制御手段66は、水温センサ50等からの
信号によって、インジェクタ22、燃料ポンプ26、イ
グナイタ/イグニションコイル28、エアバイパス制御
バルブ34、アイドル制御バルブ38、パージ制御バル
ブ42、EGR制御バルブ48の動作を制御し、燃料噴
射量(空燃比)、点火時期、過給圧、アイドル回転数、
パージ量、EGR量等を制御する。
【0023】このエンジン2には、吸入空気や蒸発燃料
であるエバポ、EGR等の流体の流量を制御することを
目的として、エアバイパス制御バルブ34、アイドル制
御バルブ38、パージ制御バルブ42、EGR制御バル
ブ48等を備えている。例えば、EGR制御バルブ48
は、図3に示す如く、排気通路20から吸気通路14に
連通するEGR通路44の途中に設けたEGRバルブ4
6を動作制御する。
【0024】前記エアバイパス制御バルブ34、アイド
ル制御バルブ38、パージ制御バルブ42、EGR制御
バルブ48等は、図4に示す如く、電磁制御バルブ84
からなる。電磁制御バルブ84は、本体86内の流路8
8にバルブ開口90を設け、このバルブ開口90を開閉
するバルブ体92をダイヤフラム94により保持して設
け、バルブ体92を電磁力により開動作させるソレノイ
ド96をコア98の周囲に設け、バルブ体92を弾性力
により閉動作させるスプリング100をコア98との間
に介設し、ソレノイド96を制御装置64の制御手段6
6に接続している。
【0025】電磁制御バルブ84は、図5に示す如く、
1定周期でソレノイド96に供給される制御信号である
電圧デューティ信号のON・OFFによりバルブ体92
を開動作・閉動作され、1サイクルあたりに電圧デュー
ティ信号がONされる割合(開時間割合:デューティ
比)によりバルブ体92を開動作する。
【0026】制御手段66は、水温センサ50等の各種
制御用センサから得られる情報により駆動条件の成立・
不成立を判断し、電磁制御バルブ84のバルブ体92を
駆動条件の成立時にデューティ比Dに応じて開動作させ
るとともに駆動条件の不成立時にデューティ比Dを零と
して閉動作させるよう、ソレノイド96に供給される制
御信号である電圧デューティ信号のON・OFFを制御
する。
【0027】この電磁制御バルブ84の制御装置84
は、バルブ体92を駆動条件の不成立時に閉動作させる
際に、駆動条件不成立直前のデューティ比Dを一旦大き
くしてから零として閉動作させるよう、ソレノイド96
に供給される電圧デューティ信号のON・OFFを制御
する。
【0028】このとき、制御手段66は、電磁制御バル
ブ84のバルブ体92を駆動条件の不成立時に閉動作さ
せる際に、駆動条件不成立直前のデューティ比Dが判定
値E以下の場合には、駆動条件不成立直前のデューティ
比Dを一旦前記判定値Eを越えるまで大きくしてから零
として閉動作させるよう、ソレノイド96に供給される
電圧デューティ信号のON・OFFを制御する。
【0029】次に、電磁制御バルブ84の制御を図1・
図2に従って説明する。
【0030】制御装置64は、図1に示す如く、制御が
スタート(200)すると、水温センサ50等の各種制
御用センサからエンジン状態の(情報)パラメータを読
み込み(202)、駆動条件が成立するか否かを判断す
る(204)。
【0031】駆動条件が成立して判断(204)がYE
Sの場合は、読み込んだパラメータから目標値であるデ
ューティ比Dを演算し、電磁制御バルブ84のバルブ体
92を演算した目標値であるデューティ比Dに応じて開
動作させるようソレノイド96に供給される制御信号で
ある電圧デューティ信号のON・OFFを制御し(20
6)、デューティ比Dが判定値Eを越えているか否かを
判断する(208)。この判定値Eは、図9に波線で示
す如く、漏れ量が安定する最小デューティ比Dに設定す
る。
【0032】デューティ比Dが判定値Eを越えて判断
(208)がYESの場合は、フラグを「0」とし(2
10)、駆動条件の成立の判断(204)にリターンす
る。デューティ比Dが判定値E以下で判断(208)が
NOの場合は、フラグを「1」とし(212)、駆動条
件の成立の判断(204)にリターンする。
【0033】前記駆動条件が不成立で判断(204)が
NOの場合は、フラグが「1」であるか否かを判断する
(214)。
【0034】フラグが「1」で判断(214)がYES
の場合は、図2に示す如く、デューティ比Dを一旦前記
判定値Eを越えるまで大きくしてから零として閉動作さ
せるよう、ソレノイド96に供給する電圧デューティ信
号のON・OFFをデューティアップ終了制御し(21
6)、エンドにする(218)。
【0035】フラグが「0」で判断(214)がNOの
場合は、デューティ比Dを直ちに零として閉動作させる
よう、ソレノイド96に供給する電圧デューティ信号の
ON・OFFを通常終了制御し(220)、エンドにす
る(218)。
【0036】このように、電磁制御バルブ84の制御装
置64は、制御手段66によって、電磁制御バルブ84
のバルブ体92を駆動条件の不成立時に閉動作させる際
に、駆動条件不成立直前のデューティ比Dが判定値E以
下の場合には、駆動条件不成立直前のデューティ比Dを
一旦判定値Eを越えるまで大きくしてから零として閉動
作させるよう、ソレノイド96に供給すれる電圧デュー
ティ信号のON・OFFを制御する。
【0037】これにより、電磁制御バルブ84の制御装
置64は、駆動条件の不成立時に大きなデューティ比D
によってスプリング100による閉動作方向の弾性力を
バルブ体92に充分に働かせて良好な閉状態を得ること
ができ、スプリング100の弾性力を強くする必要がな
く、また、電磁制御バルブ84の構造を変更する必要が
ない。
【0038】このため、この電磁制御バルブ84の制御
装置64は、電磁制御バルブ84の構造変更を要するこ
となく、バルブ体92を閉動作した際の流体の漏れ量を
低減することができる。また、この電磁制御バルブ84
の制御装置64は、スプリング100の弾性力を強くす
る必要や電磁制御バルブ84の構造を変更する必要がな
いことにより、コストアップを招くことがなく、制御手
段66のプログラムの変更によって漏れ量を減少するこ
とができ、既存の電磁制御バルブ84にも実施すること
ができる。
【0039】なお、駆動条件不成立直前のデューティ比
Dを大きくする期間tは、実流量の変動を防止するため
に、極力短い時間、少ない回数とする。
【0040】また、この実施例においては、駆動条件不
成立直前のデューティ比Dを漏れ量が安定する最小デュ
ーティ比Dに設定した判定値Eを越えるまで大きくした
が、駆動条件不成立直前のデューティ比Dに設定値Fを
加算し、あるいは、補正値Gを乗算することにより大き
くすることができる。
【0041】さらに、この実施例においては、駆動条件
不成立直前のデューティ比Dが判定値E以下の場合に
は、駆動条件不成立直前のデューティ比Dを一旦判定値
Eを越えるまで大きくしてから零としてバルブ体92を
閉動作させたが、駆動条件不成立直前のデューティ比D
の値にかかわらず、一旦大きくしてから零としてバルブ
体92を閉動作させることもできる。
【0042】さらにまた、この実施例においては、通常
終了制御(220)時にデューティ比Dを直ちに零とし
て閉動作させたが、図2に一点鎖線で示す如く、駆動条
件不成立直前のデューティ比Dを期間tだけ保持するこ
とにより、デューティアップ終了制御(216)時の閉
動作時期とタイミングを合わせることもできる。
【0043】図7は、第2実施例を示すものである。第
2実施例の電磁制御バルブ84の制御装置64は、駆動
条件の成立中に、各種制御用センサから読み込まれるエ
ンジン状態の(情報)パラメータの変化状況を監視し、
パラメータの変化状況から駆動条件の不成立を予測す
る。
【0044】制御装置64は、駆動条件の成立中にパラ
メータの変化状況から駆動条件の不成立を予測される際
に、この予測される駆動条件不成立直前のデューティ比
Dが判定値E以下の場合には、駆動条件不成立直前のデ
ューティ比Dを一旦判定値Eを越えるまで大きくしてか
ら零として閉動作させるよう、ソレノイド96に供給す
れる電圧デューティ信号のON・OFFを制御する。
【0045】このように、第2実施例の制御装置64
は、駆動条件の成立中に駆動条件の不成立を予測して、
駆動条件不成立直前のデューティ比Dを一旦判定値Eを
越えるまで大きすることにより、通常終了制御(22
0)時のバルブ体92の閉動作時期にタイミングを合わ
せてデューティアップ終了制御(216)時にバルブ体
92を閉動作させることができ、通常終了制御(22
0)時とデューティアップ終了制御(216)時とのバ
ルブ体92の閉動作時期を同期させることができる。
【0046】
【発明の効果】このように、この発明の電磁制御バルブ
の制御装置は、電磁制御バルブのバルブ体を駆動条件の
不成立時に閉動作させる際に、大きなデューティ比によ
りスプリングによる閉動作方向の弾性力を充分に働かせ
て良好な閉状態を得ることができ、スプリングの弾性力
を強くする必要がなく、また、電磁制御バルブの構造を
変更する必要がない。
【0047】このため、この電磁制御バルブの制御装置
は、電磁制御バルブの構造変更を要することなく、バル
ブ体を閉動作した際の流体の漏れ量を低減することがで
きる。また、この電磁制御バルブの制御装置、スプリン
グの弾性力を強くする必要や電磁制御バルブの構造を変
更する必要がないことにより、コストアップを招くこと
がなく、制御手段のプログラムの変更によって漏れ量を
減少することができ、既存の電磁制御バルブにも実施す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す電磁制御バルブの
制御のフローチャートである。
【図2】駆動条件とデューティ比とのタイミングチャー
トである。
【図3】EGR制御バルブの構成を示す図である。
【図4】電磁制御バルブの断面図である。
【図5】1サイクルあたりの開弁時間を示すタイミング
チャートである。
【図6】電磁制御バルブの制御装置のブロック図であ
る。
【図7】第2実施例を示す駆動条件とデューティ比との
タイミングチャートである。
【図8】従来例を示す駆動条件とデューティ比と流量と
のタイミングチャートである。
【図9】デューティ比と漏れ量との関係を示す図であ
る。
【図10】デューティ比と流量との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 エンジン 4 エアクリーナ 6 ターボチャージャ 8 スロットルボディ 10 吸気マニホルド 14 吸気通路 16 排気マニホルド 18 触媒コンバータ 20 排気通路 34 エアバイパス制御バルブ 38 アイドル制御バルブ 42 パージ制御バルブ 48 EGR制御バルブ 64 制御装置 66 制御手段 84 電磁制御バルブ 86 本体 88 流路 90 バルブ開口 92 バルブ体 94 ダイヤフラム 96 ソレノイド 98 コア 100 スプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路に介設したバルブ体をソレノイドの
    電磁力により開動作させるとともにスプリングの弾性力
    により閉動作させる電磁制御バルブを設け、この電磁制
    御バルブのバルブ体を駆動条件の成立時にデューティ比
    に応じて開動作させるとともに駆動条件の不成立時にデ
    ューティ比を零として閉動作させるようソレノイドに供
    給する制御信号を制御する電磁制御バルブの制御装置に
    おいて、前記電磁制御バルブのバルブ体を駆動条件の不
    成立時に閉動作させる際に、駆動条件不成立直前のデュ
    ーティ比を一旦大きくしてから零として閉動作させるよ
    う制御信号を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
    る電磁制御バルブの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記電磁制御バルブの
    バルブ体を駆動条件の不成立時に閉動作させる際に、駆
    動条件不成立直前のデューティ比が判定値以下の場合に
    は、駆動条件不成立直前のデューティ比を一旦前記判定
    値を越えるまで大きくしてから零として閉動作させるよ
    う制御信号を制御する制御手段であることを特徴とする
    請求項1に記載の電磁制御バルブの制御装置。
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CN111895160A (zh) * 2020-07-15 2020-11-06 苏州巩诚电器技术有限公司 电磁开关阀的控制装置及其控制方法

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