JP2001207930A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
蓄圧式燃料噴射装置Info
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- F02M55/04—Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
Abstract
り、噴射弁の噴射により生じる圧力波をエンジンの運転
条件全域において減衰して、噴射時期、噴射量または噴
射率を高精度に制御可能な蓄圧式燃料噴射装置を提供す
る。 【解決手段】 コモンレール5の、蓄圧室5aと燃料供
給管4との間の燃料通路51の下流にダンパ室52を設
け、この中に軸方向に移動可能なダンパ53(緩衝部
材)を配置すると共に、ダンパ53の両側にばね54a
およびばね54b(付勢手段)を配置することにより上
流および下流の両方向に付勢している。さらに、ダンパ
53には上流側と下流側を常時連通するオリフィス53
a(連通路)を設けている。以上により、噴射弁の噴射
により生じる圧力波をエンジンの運転条件全域において
減衰できるので、圧力波の噴射への影響を排除でき、噴
射時期、噴射量または噴射率を高精度に制御可能な蓄圧
式燃料噴射装置を提供することができる。
Description
「エンジン」という)に使用される蓄圧式燃料噴射装置
に関するものである。
間に蓄圧室を有するコモンレールを設け、蓄圧室に蓄圧
された一定圧力の高圧燃料をエンジンの各気筒に設置さ
れた噴射弁に燃料通路を介して供給する蓄圧式燃料噴射
装置が知られている。ところがこのような蓄圧式燃料噴
射装置では、ある気筒に設置された噴射弁の開閉により
生じた圧力波が燃料通路内から蓄圧室を伝播して他の気
筒に設置された噴射弁に作用することにより、他の気筒
において噴射時期、噴射量または噴射率が変化すること
がある。また、噴射弁の開閉により生じた圧力波が燃料
通路と蓄圧室との接続部で反射し、燃料通路内を伝播し
て圧力波を生じた噴射弁に作用することにより、噴射弁
の次回の開弁タイミングが変化することがあるので、精
度の高い燃料噴射制御が行なえないという問題がある。
圧力波を生じた噴射弁および他の気筒に設置された噴射
弁に伝播する圧力波の伝播時間は燃料通路の径または長
さ等を調整することにより、エンジン回転数のある範囲
内では噴射弁の噴射時期に影響を及ぼさないタイミング
で圧力波を伝播することは可能である。しかし、エンジ
ンの回転数が変化すれば噴射弁の開閉時期も変化するの
でエンジンの全回転数域で噴射時期を高精度に制御する
ことは困難である。
り生じた圧力波により蓄圧室内燃料圧力が変動して噴射
弁における噴射時期、噴射量または噴射率に影響をおよ
ぼすことがある。
8−277764号公報に記載された従来技術において
は、燃料供給ポンプから蓄圧室へ燃料を供給する燃料通
路中および蓄圧室からエンジンの各気筒に設置された噴
射弁に高圧燃料を供給する燃料通路中の少なくとも一方
にオリフィスを設置している。また、特開平4−252
860号公報に記載された従来技術においては、蓄圧室
からエンジンの各気筒に設置された噴射弁に高圧燃料を
供給する燃料通路中に逆止弁を設置している。
ィスの場合以下に説明するような問題がある。蓄圧室・
噴射弁間燃料通路内の圧力波を減衰させるためにはオリ
フィス径は大きい方が良いが、そうすると蓄圧室内の圧
力脈動が大きくなり、それが他の気筒の噴射弁に伝播す
る。これにより他の気筒の噴射における噴射時期、噴射
量または噴射率にばらつきが生じる。反対にオリフィス
径を小さくすると蓄圧室内の圧力脈動は小さくなり、他
の気筒の噴射におよぼす影響は小さくなるが、蓄圧室・
噴射弁間燃料通路内の圧力波を減衰させる効果は低下
し、蓄圧室・噴射弁間燃料通路内に圧力波が残存する。
そのため次回の噴射において、噴射時期、噴射量または
噴射率にばらつきが生じる。以上から、オリフィス径を
最適化することによりエンジンの運転条件の一部分にお
いては、噴射時期、噴射量または噴射率のばらつきを小
さくすることができるが、エンジンの運転条件の全域に
亘って噴射時期、噴射量または噴射率のばらつきを小さ
くすることは困難である。一方、逆止弁を設置すると、
蓄圧室・噴射弁間燃料通路と蓄圧室との連通が断たれる
ので、噴射弁の開閉により生じた圧力波が蓄圧室を経由
して他の気筒に設置された噴射弁に伝播することは防止
できるが、発生した圧力波が逆止弁で反射され再び同じ
噴射弁に伝播する。このため、噴射弁と逆止弁との間に
圧力脈動が残存することにより、圧力波を生じた噴射弁
における次回噴射の噴射時期、噴射量または噴射率にば
らつきが生じるという問題がある。
構成でエンジンの運転条件の全域に亘って圧力波を容易
に減衰可能であり、噴射時期、噴射量または噴射率を高
精度に制御可能な蓄圧式燃料噴射装置を提供することを
目的とする。
する為、以下の技術的手段を採用する。
装置は、蓄圧室に蓄圧された高圧燃料を噴射弁に供給す
る第1燃料通路および燃料供給ポンプから前記蓄圧室に
燃料を供給する第2燃料通路の少なくとも一方に、前記
燃料通路の上流側と下流側の燃料圧力差に応じて前記燃
料通路内を移動可能な緩衝部材を設け、かつ前記緩衝部
材および前記燃料通路の少なくとも一方に、前記緩衝部
材の上流側と下流側を常時連通させる連通路を設けたも
のである。これにより、噴射弁における燃料噴射終了時
あるいは燃料供給ポンプの吐出弁における燃料吐出終了
時の水撃作用により生じる圧力波のために圧力脈動が発
生すると、前記燃料通路に設けた前記緩衝部材の上流側
と下流側を常時連通させる連通路のオリフィス効果によ
り、圧力脈動が減衰される。さらに、圧力脈動により、
前記緩衝部材の上流側と下流側に圧力差が生じると、前
記緩衝部材はこの圧力差のため速やかに圧力の低い側へ
移動して圧力差が解消され圧力脈動が減衰される。
装置は、前記第1燃料通路または前記第2燃料通路と前
記蓄圧室とを分離可能に連結するコネクタを設け、前記
コネクタの燃料通路中に前記緩衝部材を設けたものであ
る。これにより、請求項1と同様の効果が得られると共
に、前記コネクタ中に前記緩衝部材および前記連通路を
集約できるため、前記コモンレール自体の構造を簡素に
でき、複数機種に対して共通使用が可能になる。
装置は、請求項1または請求項2に記載された蓄圧式燃
料噴射装置において、前記緩衝部材を前記燃料通路の下
流方向に付勢する付勢手段を設けたものである。噴射弁
における噴射終了時の水撃作用により生じる圧力波のた
めに前記緩衝部材の下流側圧力が上流側圧力より高くな
る。この構成により、前記緩衝部材は燃料圧力から受け
る力により前記付勢手段に抗しつつ速やかに上流側へ移
動し、前記緩衝部材の下流側と上流側の圧力差は急速に
減少するので、前記連通路のオリフィス効果に加えて、
さらに、圧力脈動が効果的に減衰される。圧力脈動が減
衰された後は、前記緩衝部材は予め設定された前記付勢
手段の付勢力に応じた応答性をもって初期位置へ押し戻
され、次回の噴射に備えることができる。
装置は、請求項1または請求項2に記載された蓄圧式燃
料噴射装置において、前記緩衝部材を前記燃料通路の下
流方向および上流方向にそれぞれ付勢する付勢手段を設
けたものである。噴射弁における噴射終了時の水撃作用
により生じる圧力波のために、先ず前記緩衝部材の下流
側圧力が上流側圧力より高くなり、次にこの圧力波が前
記燃料通路の蓄圧室側端部で反射してこんどは前記緩衝
部材の上流側圧力が下流側圧力より高くなり、これが次
々に繰返される。この構成により、前記緩衝部材は燃料
圧力から受ける力により前記付勢手段のどちらか一方に
抗しつつ速やかに上流側あるいは下流側へ移動する。前
記緩衝部材が移動する度に前記緩衝部材の下流側と上流
側の圧力差は急速に減少するので、前記連通路のオリフ
ィス効果に加えて、さらに、圧力脈動が効果的に減衰さ
れる。しかも圧力脈動が減衰された後は、前記緩衝部材
は予め設定された前記付勢手段の付勢力に応じた応答性
をもって初期位置へ押し戻され、次回の噴射に備えるこ
とができる。
に基づいて説明する。
態による蓄圧式燃料噴射装置を図1および図2に示す。
なお、各図において、同一構成部分には同一符号を付し
てある。
概要を4気筒エンジンを例に示している。エンジン1に
は各気筒の燃焼室に対応してそれぞれ噴射弁2が配置さ
れている。噴射弁2は、噴射制御用の電磁弁3がオン、
オフされることにより#1、#2、#3、#4の順番に
各気筒の燃焼室に燃料を噴射する。これら噴射弁2はそ
れぞれ燃料供給管4(第1燃料通路)を介して各気筒に
共通なコモンレール5に接続されている。コモンレール
5内に形成された蓄圧室5aには高圧燃料が所定圧力に
蓄圧されるようになっており、蓄圧室5aに蓄圧された
高圧燃料は、電磁弁3が開弁している間、燃料供給管4
を介して噴射弁2からエンジン1の各気筒の燃焼室に噴
射される。
低圧の燃料ポンプ9により吸い上げた燃料を加圧し、チ
ェックバルブ8(吐出弁)、燃料供給管6(第2燃料通
路)を介してコモンレール5に高圧燃料を供給してい
る。ECU11は、例えばエンジン回転数センサ12お
よびエンジン負荷センサ13によりエンジン回転数およ
びエンジン負荷の情報を入力し、これらのセンサ検出信
号により判断されるエンジン運転状態に応じて最適な噴
射時期、噴射量、噴射率を演算し、電磁弁3に制御信号
を送出する。またECU11は、エンジンの負荷や回転
数に応じて噴射圧力が最適値となるように燃料供給ポン
プ7の吐出量制御装置15に制御信号を送出する。また
ECU11は、コモンレールに設置された圧力センサ1
4からの信号がエンジン負荷や回転数に応じて設定下最
適値となるように吐出量制御装置15に制御信号を送出
し、燃料供給ポンプ7の燃料吐出量を制御している。
蓄圧室5aと燃料供給管4との間の燃料通路51の下流
にダンパ室52を設け、このダンパ室52内に燃料通路
51の軸方向に移動可能なダンパ53(緩衝部材)を配
置している。このダンパ53の上流側(蓄圧室5a側)
にばね54a(付勢手段)を、下流側(燃料供給管4
側)にばね54b(付勢手段)をそれぞれ配置して、ダ
ンパ53をダンパ室52の略中央部に保持している。ま
た、ダンパ53にはオリフィス53a(連通路)が設け
られ、オリフィス53aの上流側と下流側が常時連通し
ている。ストッパ55をコモンレール5に圧入等により
固定してダンパ53、ばね54aおよびばね54bをダ
ンパ室52内に保持している。また、ばね54aおよび
ばね54bはダンパ室52に組付けた時は圧縮状態であ
るため、ダンパ53は上流方向および下流方向の両方向
に付勢されている。また、ばね54aおよびばね54b
による付勢力は、噴射弁2の噴射特性に影響をおよぼす
ような大きさの圧力波がダンパ53に作用する力と比べ
て十分小さく設定されている。そのため、ばね54aお
よびばね54bによる付勢力がダンパ53の緩衝作用を
妨げることはない。
により生じた圧力波はオリフィス53aを通過すること
により減衰する。また、この圧力波のために、先ずダン
パ53の下流側圧力が上流側圧力より高くなると、ダン
パ53は燃料圧力から受ける力によりばね54aの付勢
力に抗しつつ速やかに上流側へ移動してダンパ53の下
流側と上流側の圧力差は急速に減少する。次にこの圧力
波が燃料通路51の蓄圧室5a側開口部で反射すると、
ダンパ53の上流側圧力が下流側圧力より高くなる。す
ると、ダンパ53は燃料圧力から受ける力によりばね5
4bの付勢力に抗しつつ速やかに下流側へ移動してダン
パ53の上流側と下流側の圧力差は急速に減少する。こ
れが次々に繰返されて圧力脈動が効果的に減衰される。
さらに、圧力脈動が消滅すると、ダンパ53は予め設定
されたばね54aおよびばね54bの付勢力に応じた応
答性をもって初期位置に押し戻され、次回噴射に備える
ことができる。従って、噴射弁2の開閉により生じた圧
力波が燃料供給管4から蓄圧室5aを経由して他の気筒
に設置された噴射弁2に伝播し噴射に影響を及ぼした
り、あるいは、圧力波が燃料供給管4内で反射を繰り返
して同じ噴射弁2の次回噴射に影響を及ぼすという不具
合を防止することができる。
波を減衰できるような噴射率範囲以外の噴射条件におい
ても、ダンパ53の緩衝作用により圧力波が減衰するの
で、噴射弁2の開閉により生じた圧力波が燃料供給管4
から蓄圧室5aを経由して他の気筒に設置された噴射弁
2に伝播し噴射に影響を及ぼしたり、あるいは、圧力波
が燃料供給管4内で反射を繰り返して同じ噴射弁2の次
回噴射に影響を及ぼすという不具合を防止することがで
きる。従って、エンジン1の運転状件の全域において、
噴射時期、噴射量または噴射率を高精度に制御可能な蓄
圧式燃料噴射装置を実現することができる。
態による蓄圧式燃料噴射装置を図3および図4に示す。
なお、各図において、同一構成部分には同一符号を付し
てある。
を減衰するダンパ室52をコモンレール5内に設けてい
たが、この第2の実施形態においては、ダンパ室52を
コモンレール5と燃料供給管4とを連結するコネクタ1
5内に設けている。
料通路151の下流にダンパ室52を設け、このダンパ
室52内に燃料通路151の軸方向に移動可能なダンパ
53(緩衝部材)を配置すると共に、このダンパ53の
上流側(蓄圧室5a側)にばね54a(付勢手段)を、
下流側(燃料供給管4側)にばね54b(付勢手段)を
それぞれ配置して、ダンパ53をダンパ室52の略中央
部に保持している。また、ダンパ53にはオリフィス5
3a(連通路)が設けられ、オリフィス53aの上流側
と下流側が常時連通している。ストッパ55をコネクタ
15に圧入等により固定してダンパ53、ばね54aお
よびばね54bをダンパ室52内に保持している。ま
た、ばね54aおよびばね54bはダンパ室52に組付
けた時は圧縮状態であるため、ダンパ53は上流方向お
よび下流方向の両方向に付勢されている。また、ばね5
4aおよびばね54bによる付勢力は、噴射弁2の噴射
特性に影響をおよぼすような大きさの圧力波がダンパ5
3に作用する力と比べて十分小さく設定されている。そ
のため、ばね54aおよびばね54bによる付勢力がダ
ンパ53の緩衝作用を妨げることはない。
により生じた圧力波はオリフィス53aを通過すること
により減衰する。また、この圧力波のために、先ずダン
パ53の下流側圧力が上流側圧力より高くなると、ダン
パ53は燃料圧力から受ける力によりばね54aの付勢
力に抗しつつ速やかに上流側へ移動してダンパ53の下
流側と上流側の圧力差は急速に減少する。次にこの圧力
波が燃料通路51の蓄圧室5a側開口部で反射すると、
ダンパ53の上流側圧力が下流側圧力より高くなる。す
ると、ダンパ53は燃料圧力から受ける力によりばね5
4bの付勢力に抗しつつ速やかに下流側へ移動してダン
パ53の上流側と下流側の圧力差は急速に減少する。こ
れが次々に繰返されて圧力脈動が効果的に減衰される。
さらに、圧力脈動が消滅すると、ダンパ53は予め設定
されたばね54aおよびばね54bの付勢力に応じた応
答性をもって初期位置に押し戻され、次回噴射に備える
ことができる。従って、噴射弁2の開閉により生じた圧
力波が燃料供給管4から蓄圧室5aを経由して他の気筒
に設置された噴射弁2に伝播し噴射に影響を及ぼした
り、あるいは、圧力波が燃料供給管4内で反射を繰り返
して同じ噴射弁2の次回噴射に影響を及ぼすという不具
合を防止することができる。
波を減衰できるような噴射率範囲以外の噴射条件におい
ても、ダンパ53の緩衝作用により圧力波が減衰するの
で、噴射弁2の開閉により生じた圧力波が燃料供給管4
から蓄圧室5aを経由して他の気筒に設置された噴射弁
2に伝播し噴射に影響を及ぼしたり、あるいは、圧力波
が燃料供給管4内で反射を繰り返して同じ噴射弁2の次
回噴射に影響を及ぼすという不具合を防止することがで
きる。従って、エンジン1の運転状件の全域において、
噴射時期、噴射量または噴射率を高精度に制御可能な蓄
圧式燃料噴射装置を実現することができる。
ジンに搭載する場合やエンジンの仕様を変更する場合
は、オリフィス53aやばね54aおよびばね54bの
特性を変更する必要がある。第2の実施形態においては
コネクタ15の両端にネジ部152、153を設け、ダ
ンパ室52をコモンレール5自体から分離してコネクタ
15に組込み、コモンレール5とは分離可能な連結構造
としている。これにより、コモンレール5は共通使用と
しコネクタ15を変更するだけで、他機種のエンジン対
応やエンジンの仕様変更対応が容易に可能となる。
は、連通路としてダンパ53にオリフィス53aを設け
ているが、図5に示すように、ダンパ53の側面に少な
くとも1個以上の溝53bを設けて連通路としても良
い。
内壁面に少なくとも1個以上の溝52aを設けて連通路
としても良い。
けると共に、ダンパ室52の内壁面に溝52aを設けて
連通路としても良い。
形態においては、ばね54aおよびばね54bは取付け
た時に圧縮状態としているが、これらを自由状態(弾性
変形していない状態)としても、噴射により生じる圧力
波を減衰する効果が得られる。
を設置し、ばね54bを省略しても良い。この場合、ば
ね54aは取付けた時に圧縮状態または自由状態のどち
らでも良い。
形態においては、蓄圧室5aと噴射弁2との間にダンパ
53を設置しているが、第1および第2の実施形態のダ
ンパ53に加えて、燃料供給ポンプ7と蓄圧室5aとの
間にダンパを設置しても良い。この場合、噴射弁2の開
閉により生じた圧力波の噴射への影響が防止できるだけ
でなく、燃料供給ポンプ7の吐出弁8の開閉により生じ
る圧力波により蓄圧室5a内の燃料圧力が変動すること
を防止することもできるので、噴射時期、噴射量または
噴射率をより高精度に制御可能な蓄圧式燃料噴射装置を
実現することができる。
装置を示す模式的システム構成図である。
部分断面図である。
装置を示す模式的システム構成図である。
図である。
(a)のV−V線断面図である。
(a)のVI−VI線断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 燃料供給ポンプと、前記燃料供給ポンプ
から供給される燃料を蓄圧する蓄圧室を有するコモンレ
ールと、内燃機関の各気筒毎に設けられる噴射弁と、前
記蓄圧室に蓄圧された高圧燃料を前記噴射弁に供給する
第1燃料通路と、前記燃料供給ポンプから前記蓄圧室に
燃料を供給する第2燃料通路とを備えた蓄圧式燃料噴射
装置において、前記第1燃料通路および前記第2燃料通
路の少なくとも一方に、前記燃料通路の上流側と下流側
の燃料圧力差に応じて前記燃料通路内を移動可能な緩衝
部材を設け、かつ前記緩衝部材および前記燃料通路の少
なくとも一方に、前記緩衝部材の上流側と下流側を常時
連通させる連通路を設けたことを特徴とする蓄圧式燃料
噴射装置。 - 【請求項2】 前記第1燃料通路または前記第2燃料通
路と前記蓄圧室とを分離可能に連結するコネクタを設
け、前記コネクタの燃料通路中に前記緩衝部材を設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装
置。 - 【請求項3】 前記緩衝部材を前記燃料通路の下流方向
に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置。 - 【請求項4】 前記緩衝部材を前記燃料通路の下流方向
および上流方向にそれぞれ付勢する付勢手段を設けたこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の蓄圧式
燃料噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016670A JP4061803B2 (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000016670A JP4061803B2 (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001207930A true JP2001207930A (ja) | 2001-08-03 |
JP4061803B2 JP4061803B2 (ja) | 2008-03-19 |
Family
ID=18543772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000016670A Expired - Fee Related JP4061803B2 (ja) | 2000-01-26 | 2000-01-26 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP4061803B2 (ja) |
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