JP2001207893A - コモンレール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置 - Google Patents

コモンレール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置

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JP2001207893A JP2000013221A JP2000013221A JP2001207893A JP 2001207893 A JP2001207893 A JP 2001207893A JP 2000013221 A JP2000013221 A JP 2000013221A JP 2000013221 A JP2000013221 A JP 2000013221A JP 2001207893 A JP2001207893 A JP 2001207893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射用燃料をサプライポンプ4により高圧化
してコモンレール6に蓄え、コモンレール6から各気筒
の燃料噴射弁8に高圧燃料を供給し、各燃料噴射弁8か
ら高圧燃料を噴射させるようにしたディーゼルエンジン
のコモンレール式燃料噴射装置において、リターン背圧
にかかわらず、燃料噴射量を適正化する。 【解決手段】 リターン通路9,10内の燃料圧力であ
るリターン背圧を圧力センサ22により検出する。そし
て、検出されたリターン背圧に基づいて、燃料噴射弁8
の燃料噴射量を補正する。具体的には、リターン背圧が
高いほど、燃料噴射量を減少方向に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、噴射用燃料を高圧
化してコモンレールに蓄え、コモンレールから各気筒の
燃料噴射弁に高圧燃料を供給して、各燃料噴射弁から高
圧燃料を噴射させるようにしたディーゼルエンジンのコ
モンレール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のディーゼルエンジンの燃料噴射装
置として、特開平10−122022号公報に示される
ように、噴射用燃料をサプライポンプにより高圧化して
コモンレールに蓄え、コモンレールから各気筒の燃料噴
射弁に高圧燃料を供給して、各燃料噴射弁から高圧燃料
を噴射させるようにしたものがある。
【0003】燃料噴射弁においては、高圧燃料が導かれ
てその圧力を針弁閉弁方向に作用させる油圧室と燃料タ
ンクへのリターン通路との連通を電磁弁により制御する
ことにより、針弁を開閉動作させて、燃料噴射を制御す
るようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコモンレール式燃料噴射装置においては、リ
ターン通路内の燃料圧力であるリターン背圧の影響によ
り、リターン背圧が高くなると、電磁弁がその閉弁時に
バウンスを生じ、目標噴射量(駆動パルス幅)を同一に
しても、実噴射量にバラツキが発生し、これにより排気
性能悪化、スモーク発生等を生じるという問題点があっ
た。
【0005】このため、燃料噴射弁の本体の各種改良も
試みたが、コストアップや、大型化を招いてしまう。本
発明は、このような実状に鑑み、ハードの改良無しに、
制御にて噴射量の適正化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、噴射用燃料を高圧化してコモンレールに蓄
え、コモンレールから各気筒の燃料噴射弁に高圧燃料を
供給し、各燃料噴射弁にて、高圧燃料が導かれてその圧
力を針弁閉弁方向に作用させる油圧室とリターン通路と
の連通を電磁弁により制御することにより、針弁を開閉
動作させて、燃料噴射を制御するようにしたディーゼル
エンジンのコモンレール式燃料噴射装置において、図1
に示すように、前記リターン通路内の燃料圧力であるリ
ターン背圧を検出するリターン背圧検出手段と、検出さ
れたリターン背圧に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射量を
補正する燃料噴射量補正手段と、を設けて、コモンレー
ル式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置を構成する。
【0007】請求項2に係る発明では、前記燃料噴射量
補正手段は、リターン背圧が高いほど、燃料噴射量を減
少方向に補正することを特徴とする。請求項3に係る発
明では、前記燃料噴射量補正手段は、リターン背圧の
他、燃料噴射量に基づいて、燃料噴射量に対する補正係
数を算出することを特徴とする。
【0008】請求項4に係る発明では、前記燃料噴射量
補正手段は、リターン背圧の他、エンジン回転数に基づ
いて、燃料噴射量に対する補正係数を算出することを特
徴とする。
【0009】請求項5に係る発明では、前記燃料噴射量
補正手段は、パイロット噴射量とメイン噴射量とをそれ
ぞれ補正することを特徴とする。請求項6に係る発明で
は、前記燃料噴射弁は、噴孔部を開閉する針弁に対し高
圧燃料を開弁方向に作用されるノズル室と、針弁の基端
側に当接する油圧ピストンに対し高圧燃料を閉弁方向に
作用させる油圧室と、油圧室からリターン通路への油圧
逃がし口を開閉する電磁弁とを備えて構成されることを
特徴とする。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、燃料噴射
弁のリターン背圧を検出し、これに基づいて燃料噴射弁
の燃料噴射量を補正することで、ハードの改良無しに、
リターン背圧の変化にかかわらず、安定した量の燃料を
噴射供給することができる。
【0011】請求項2に係る発明によれば、リターン背
圧が高いほど、燃料噴射量を減少方向に補正すること
で、リターン背圧が高くなることによる実噴射量の増大
を的確に補正することができる。
【0012】請求項3に係る発明によれば、リターン背
圧の他、燃料噴射量に基づいて、燃料噴射量に対する補
正係数を算出することで、燃料噴射量が小さい領域での
ズレ量の増大に的確に対処することができる。
【0013】請求項4に係る発明によれば、リターン背
圧の他、エンジン回転数に基づいて、燃料噴射量に対す
る補正係数を算出することで、エンジン回転数の増大に
伴うコモンレール圧の増大によるズレ量の増大に的確に
対処することができる。
【0014】請求項5に係る発明によれば、着火遅れ期
間の短縮化によるNOx低減のため、メイン噴射に先立
ってパイロット噴射を行う場合に、パイロット噴射量と
メイン噴射量とをそれぞれ補正することで、いずれの噴
射についても噴射量を適正化できる。
【0015】請求項6に係る発明によれば、噴孔部を開
閉する針弁に対し高圧燃料を開弁方向に作用されるノズ
ル室と、針弁の基端側に当接する油圧ピストンに対し高
圧燃料を閉弁方向に作用させる油圧室と、油圧室からリ
ターン通路への逃がし口を開閉する電磁弁とを備えて構
成される燃料噴射弁において、特に問題となるリターン
背圧の影響を確実に回避できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て説明する。図2は本発明の一実施形態を示すディーゼ
ルエンジンの燃料噴射装置のシステム図である。
【0017】燃料タンク1内の燃料は吸入通路2により
燃料フィルタ3を介してエンジン駆動されるサプライポ
ンプ4に吸入され、サプライポンプ4によって加圧され
た高圧燃料は吐出通路5によりコモンレール(蓄圧室)
6に導かれて蓄えられる。
【0018】コモンレール6内の高圧燃料は各高圧燃料
供給通路7により気筒数分の燃料噴射弁8に供給され、
コントロールユニット20からの指令に基づき、各気筒
毎の所定の噴射タイミングにて、各燃料噴射弁8が開弁
作動して、高圧燃料がエンジンの各燃焼室内に噴射供給
される。燃料噴射量の制御については後述する。
【0019】各燃料噴射弁8での余剰燃料(リターン燃
料)は各リターン通路9により共通のリターン通路10
へ導かれ、このリターン通路10によって燃料タンク1
へ戻される。
【0020】また、コモンレール6内の燃料圧力(コモ
ンレール圧)Pcを制御するため、サプライポンプ4に
圧力制御弁11が設けられている。圧力制御弁11はコ
ントロールユニット20からのデューティ信号によって
サプライポンプ4から燃料タンク1への余剰燃料のリタ
ーン通路12への流路面積を調整するものであり、これ
によりコモンレール6側への燃料吐出量を調整して、コ
モンレール圧Pcを制御することができる。具体的に
は、エンジン回転数Neとエンジン負荷(アクセル開
度)Lとに応じて目標コモンレール圧を演算し、圧力セ
ンサ21により検出されるコモンレール圧Pcがこの目
標コモンレール圧と一致するように、圧力制御弁11を
介してコモンレール圧Pcをフィードバック制御する。
【0021】また、コモンレール6には燃料圧力規制用
のプレッシャリミッタ13が設けられ、余剰燃料はプレ
ッシャリミッタ13からもリターン通路10を経て燃料
タンク1へ戻される。
【0022】図3は燃料噴射弁8の模式的な構造図であ
る。燃料噴射弁8は、噴孔部31、噴孔部31に連なる
ノズル室32、ノズル室32へコモンレールから高圧燃
料供給通路7を介して高圧燃料を導く高圧燃料供給通路
33、噴孔部31とノズル室32と間のシート部に臨む
針弁34、針弁34を閉弁方向(図で下方)に付勢する
リターンスプリング35を備え、ノズル室32に導かれ
る燃料圧力は針弁34に対し開弁方向に作用するように
なっている。
【0023】また、針弁34の基端側ロッド部に当接す
る油圧ピストン36と、油圧ピストン36の背方の油圧
室37とを備え、油圧室37にはコモンレールからの高
圧燃料がオリフィス38を介して供給されるようになっ
ている。
【0024】更に、油圧室37は油圧逃がし口39を介
して弁室40に連通し、弁室40には、油圧逃がし口3
9を開閉する電磁弁41が設けられている。電磁弁41
は、油圧逃がし口39に相対させた弁体(アーマチュ
ア)42と、弁体42を油圧逃がし口39閉止方向に付
勢するリターンスプリング43と、弁体42をリターン
スプリング43の力に抗して吸引して開弁させる電磁コ
イル44とから構成されている。
【0025】そして、弁室40からリターン通路9が導
出されており、また、針弁34と油圧ピストン36との
間に洩れた燃料も洩れ燃料通路45を介して弁室40に
導かれた後、リターン通路9に導かれるようになってい
る。
【0026】次に噴射動作について説明する。図3
(A)に示すように、電磁弁41が閉じている状態(非
通電状態で、リターンスプリング43の力で弁体42に
より油圧逃がし口39を閉止している状態)では、コモ
ンレールからの高圧燃料がノズル室32と油圧室37と
に等しく導かれており、針弁34と油圧ピストン36と
の受圧面積の差により、燃料圧力が閉弁方向に作用する
結果、針弁34はリターンスプリング35によって閉弁
している(無噴射状態)。
【0027】この状態から、燃料噴射開始タイミングに
て、図3(B)に示すように、電磁弁41を開くと(電
磁コイル44に通電し、リターンスプリング43の力に
抗して弁体42をリフトして油圧逃がし口39を開く
と)、油圧室37の圧力が低下する結果、ノズル室32
の圧力により針弁34がリターンスプリング35の力に
抗してリフトして開弁することで、噴孔部31より燃料
が噴射される。
【0028】そして、燃料噴射終了タイミングにて、電
磁弁41を閉じると(電磁コイル44への通電を停止し
て、リターンスプリング43の力で弁体42により油圧
逃がし口39を閉じると)、油圧室37の圧力が再び上
昇する結果、針弁34が閉弁して、燃料噴射が終了す
る。
【0029】ここにおいて、燃料噴射弁8におけるリタ
ーン背圧(弁室40及びリターン通路9内の圧力)が増
大すると、図4に電磁弁41のバルブリフト特性を示す
ように、電磁弁41の閉弁動作時に、弁体44にバウン
スを生じ、油圧逃がし口44を確実かつ速やかに閉止す
ることができなくなる結果、針弁34の閉弁が遅れ、図
5にあるエンジン回転数でのリターン背圧による噴射量
特性を示すようにリターン背圧が大きくなるほど要求噴
射量に対し実際の噴射量が増大側にずれるという問題が
あることが、本発明者らの実験により確かめられてい
る。
【0030】そこで、本発明では、図2に示してあるよ
うに、リターン背圧検出手段として、リターン通路10
にリターン背圧Pb検出用の圧力センサ22を設けて、
その信号をコントロールユニット20に入力することに
より、コントロールユニット20での燃料噴射量制御に
際し、燃料噴射量をリターン背圧Pbにより補正するこ
ととする。
【0031】図6はコントロールユニット20にて実行
される燃料噴射量演算ルーチンのフローチャートであ
る。ステップ1(図にはS1と記す。以下同様)では、
エンジン回転数Ne、エンジン負荷(アクセル開度)L
及びコモンレール圧Pcを読込み、これらに基づいて、
パイロット噴射量Qpilot を演算する。
【0032】同様に、ステップ2では、メイン噴射量Q
mainを演算する。ステップ3では、エンジン回転数Ne
からマップを選択し、選択したマップを参照して、リタ
ーン背圧Pbとパイロット噴射量Qpilot とから、パイ
ロット噴射量に対する補正係数Kpilot を検索により求
める。
【0033】同様に、ステップ4では、エンジン回転数
Neからマップを選択し、選択したマップを参照して、
リターン背圧Pbとメイン噴射量Qmainとから、メイン
噴射量に対する補正係数Kmainを検索により求める。
【0034】ステップ5では、次式のごとく、パイロッ
ト噴射量Qpilot に補正係数Kpilot を乗じて、補正後
パイロット噴射量Qpilot2を求める。 Qpilot2=Qpilot ×Kpilot 同様に、ステップ6では、次式のごとく、メイン噴射量
Qmainに補正係数Kmainを乗じて、補正後メイン噴射量
Qmain2 を求める。
【0035】Qmain2 =Qmain×Kmain ここで、ステップ1,2の部分が燃料噴射量基本演算手
段に相当し、ステップ3〜6の部分が燃料噴射量補正手
段に相当する。
【0036】前記ステップ5,6にて算出された補正後
パイロット噴射量Qpilot2及び補正後メイン噴射量Qma
in2 はそれぞれ所定のレジスタにセットされ、各燃料噴
射弁8に対し、パイロット噴射タイミングにてQpilot2
相当のパルス幅の駆動パルス信号が出力され、またメイ
ン噴射タイミングにてQmain2 相当のパルス幅の駆動パ
ルス信号が出力されて、パイロット噴射及びメイン噴射
がなされる。
【0037】図7は代表的なエンジン回転数(例えば20
00rpm )での補正係数Kpilot ,Kmainマップの例を示
している。リターン背圧Pbが大きくなるほど、閉弁時
バウンスの影響で燃料噴射量が増量気味になることか
ら、補正係数Kpilot ,Kmainを1.0より小さく設定
している。逆に、リターン背圧Pbが小さな領域では、
補正係数Kpilot ,Kmainマップを1.0より大きく設
定している。
【0038】また、噴射量Qpilot ,Qmainが小さいほ
ど、影響が大きくなることから、より大きく補正するよ
うにしている。尚、補正係数Kpilot マップと補正係数
Kmainマップとは、同一の特性でよいが、パイロット噴
射はメイン噴射に比べ噴射量が小さいため、より細かく
補正できるように、別マップとする。
【0039】また、このマップはエンジン回転数毎(例
えば400rpm毎)に持つようにするとよく、その間の回転
数では、2つのマップより2点補間する。エンジン回転
数Neに応じて補正係数を異ならせるのは、コモンレー
ル圧Pcに依存して補正係数を変化させるためである。
具体的には、エンジン回転数Neが大きいときほど、コ
モンレール圧Pcが大きくなるので、より大きく補正す
るためである。従って、エンジン回転数Neの代わり
に、コモンレール圧Pcをパラメータとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す機能ブロック図
【図2】 本発明の一実施形態を示すディーゼルエンジ
ンの燃料噴射装置のシステム図
【図3】 燃料噴射弁の模式的な構造図
【図4】 電磁弁のバルブリフト特性図
【図5】 リターン背圧による噴射量特性図
【図6】 燃料噴射量演算ルーチンのフローチャート
【図7】 噴射量補正係数マップを示す図
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 吸入通路 3 燃料フィルタ 4 サプライポンプ 5 吐出通路 6 コモンレール 7 高圧燃料供給通路 8 燃料噴射弁 9,10 リターン通路 11 圧力制御弁 12 リターン通路 13 プレッシャリミッタ 20 コントロールユニット 21 圧力センサ(コモンレール圧検出用) 22 圧力センサ(リターン背圧検出用) 31 噴孔部 32 ノズル室 33 高圧燃料供給通路 34 針弁 35 リターンスプリング 36 油圧ピストン 37 油圧室 38 オリフィス 39 油圧逃がし口 40 弁室 41 電磁弁 42 弁体 43 リターンスプリング 44 電磁コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 47/00 F02M 47/00 F 47/02 47/02 Fターム(参考) 3G066 AA07 AC09 BA23 CB16 CC08U CD26 CE22 CE29 DA01 DA09 DC01 DC04 DC09 DC11 DC18 3G301 HA02 JA21 JA24 LB17 MA11 MA18 MA23 NC06 ND41 NE06 PA17Z PB03Z PB08A PB08Z PE01Z PF03Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】噴射用燃料を高圧化してコモンレールに蓄
    え、コモンレールから各気筒の燃料噴射弁に高圧燃料を
    供給し、各燃料噴射弁にて、高圧燃料が導かれてその圧
    力を針弁閉弁方向に作用させる油圧室とリターン通路と
    の連通を電磁弁により制御することにより、針弁を開閉
    動作させて、燃料噴射を制御するようにしたディーゼル
    エンジンのコモンレール式燃料噴射装置において、 前記リターン通路内の燃料圧力であるリターン背圧を検
    出するリターン背圧検出手段と、検出されたリターン背
    圧に基づいて燃料噴射弁の燃料噴射量を補正する燃料噴
    射量補正手段と、を設けたことを特徴とするコモンレー
    ル式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置。
  2. 【請求項2】前記燃料噴射量補正手段は、リターン背圧
    が高いほど、燃料噴射量を減少方向に補正することを特
    徴とする請求項1記載のコモンレール式燃料噴射装置の
    燃料噴射量制御装置。
  3. 【請求項3】前記燃料噴射量補正手段は、リターン背圧
    の他、燃料噴射量に基づいて、燃料噴射量に対する補正
    係数を算出することを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載のコモンレール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装
    置。
  4. 【請求項4】前記燃料噴射量補正手段は、リターン背圧
    の他、エンジン回転数に基づいて、燃料噴射量に対する
    補正係数を算出することを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれか1つに記載のコモンレール式燃料噴射装置
    の燃料噴射量制御装置。
  5. 【請求項5】前記燃料噴射量補正手段は、パイロット噴
    射量とメイン噴射量とをそれぞれ補正することを特徴と
    する請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のコモン
    レール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御装置。
  6. 【請求項6】前記燃料噴射弁は、噴孔部を開閉する針弁
    に対し高圧燃料を開弁方向に作用されるノズル室と、針
    弁の基端側に当接する油圧ピストンに対し高圧燃料を閉
    弁方向に作用させる油圧室と、油圧室からリターン通路
    への油圧逃がし口を開閉する電磁弁とを備えて構成され
    ることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つ
    に記載のコモンレール式燃料噴射装置の燃料噴射量制御
    装置。
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