JP3896917B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃焼室に燃料噴射する燃料噴射装置、特に、インジェクタの燃料溜に高圧燃料及び低圧燃料を選択的に供給することで、燃焼室への噴射率を変化させることができる燃料噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の燃焼室にインジェクタにより燃料噴射する燃料噴射装置として、蓄圧室を成すコモンレールに燃料供給源からの高圧燃料を供給し、蓄圧室に貯留された高圧燃料をインジェクタの電磁弁の開時に燃焼室に噴霧するコモンレール式燃料噴射装置が知られている。
このコモンレール式燃料噴射装置の内、特に、図7に示すように、インジェクタ100の燃料溜110に高圧燃料供給部120の高蓄圧室121及び低圧燃料供給部130の低蓄圧室131の各加圧燃料を切換え手段140を切換えることで選択的に供給できるコモンレール式燃料噴射装置が知られている。ここで、インジェクタ100はインジェクタ本体101内の下部に噴口を開閉可能な針弁102を収容し、同針弁102の上部には針弁に噴口閉弁力を付与するための制御燃料を給排可能に収容する受圧室103を形成する。この受圧室103には主噴射路170より制御燃料が供給され、しかも、インジェクタ電磁弁180を介して燃料タンク200に達する燃圧排出路190が接続されている。
【0003】
このコモンレール式燃料噴射装置は、高蓄圧室121に対して高圧ポンプ122及び図示しない調圧機構を備えた燃料供給源より高圧燃料を供給し、低蓄圧室131の燃料圧を調圧器160で調圧している。ここで切換え手段140は高圧燃料路123の開放時に高蓄圧室121の高圧燃料を高圧燃料路123及び主噴射路170を介し燃料溜110に供給し、高噴射率の噴射(図8の符号Ih)を可能としている。更に、低蓄圧室131には流動規制部150を備えた低圧燃料路132を介し主噴射路170の燃料が供給され調圧器160で調圧され、切換え手段140の閉鎖時には低蓄圧室131の低圧燃料が燃料溜110に供給され低噴射率の噴射(図8の符号Il)を可能としている。
【0004】
このようにコモンレール式燃料噴射装置は1噴射行程での噴射率を増減切換え可能であり、図8に実線で示すように、インジェクタ電磁弁180(図8ではインジェクタ電磁弁Aと記す)の開弁時期t1sに対して切換え手段140(図8では切換電磁弁Bと記す)の開弁時期t2sを所定ずれ時間αだけ遅れるように調整することで、初期噴射率を抑えたブーツ型噴射モードM1(IlとIhが連続する)を選択できる。あるいは、切換え手段140の開弁時期t2s’をインジェクタ電磁弁180の開弁時期t1sより前にずらすことで、高噴射率(針弁リフトに対応)の矩形噴射モードM2(Ihが連続する破線で示すモード)を選択できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、噴射初期の噴射率を抑制したブーツ型噴射モードM1となるように制御する場合、最初の低圧噴射を行なうためには、インジェクタ電磁弁180をオンにして、受圧室103の制御燃圧を急激に降下させる必要があるが、特に、低圧燃料噴射の場合、低圧燃料路132を介し低蓄圧室131の燃料が受圧室103に供給されており、噴射開始時の受圧室103の制御油圧Paの排出に時間がかかる。
【0006】
その結果、針弁102の上昇速度が遅くなり、初期の噴射は針弁102と弁座(シート)105間の隙間(後述の図3中の符号e1参照)が比較的小さい状態が継続することによる、いわゆるシート絞りの影響を多く受ける。このため、燃料の霧化状態が悪くなり、燃費の悪化や黒煙の排出が多くなっていた。また、燃圧排出路190の流出オリフィス104の径を大きく設定すれば、開弁速度を早めることは可能だが、閉弁速度が遅くなるため、燃費の悪化やHC、黒煙の排出が多くなる問題がある。
【0007】
一方、矩形噴射モードM2においては、受圧室103に高圧燃料路190の高圧燃料が供給されており、噴射開始時の受圧室103の制御油圧の排出は速やかになされる。しかし、この矩形噴射モードM2での閉弁時期t1eにおいて、高圧コモンレール121から針弁102と対向する受圧室110に高圧燃料が流入している。ここで生じる噴口閉弁力は針弁102の下部側の燃料溜110に印加されている噴射圧(開弁圧)とのバランスに打ち勝つことにより、急激に閉弁作動することとなる。
【0008】
この結果、針弁102を急激に閉弁すると、受圧室103の制御油圧Paは図8に示すように急増する。このため、針弁102が弁座105に着座する着座速度が速くなり、着座速度が極度に高いと針弁102がバウンドし、例えば、図8に示すように、本来の着座時期trの後に針弁102がバウンドして不斉噴射Mbが生じ、不要な燃料を噴射したり、シート部の耐久性を損ねたりという問題が生じる。
本発明は、以上のような課題に基づき、噴射開始時の針弁の開弁速度を速め、閉弁時の針弁の着座速度の過度な増大化を抑え、これによって、燃費の悪化やHC、黒煙の排出の抑制及び不斉噴射の防止を達成できる燃料噴射装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、インジェクタ本体の噴口を開閉可能な針弁と、同針弁に制御燃料圧相当の噴口閉弁力を付与する受圧室と、上記針弁に噴射燃料圧相当の噴口開弁力を付与する燃料溜とを有したインジェクタと、上記燃料溜に高圧燃料供給部の高圧燃料及び低圧燃料供給部の低圧燃料を選択的に供給する燃料供給手段と、上記低圧燃料供給部の低圧燃料を上記受圧室に導く低圧流入路と、上記低圧燃料供給部の低圧燃料と同低圧燃料の流動する上記低圧流入路上の上流分岐部及び下流分岐部間において並列接続された増圧機構が低圧燃料の供給を受けて増圧した増圧燃料とを制御燃料圧として選択的に上記受圧室にのみ供給する制御油圧切換え手段と、上記受圧室を同受圧室より延出する油圧排出路と遮断することで針弁に加わる上記噴口閉弁力が上記噴口開弁力を上回るようにして針弁を閉切換えし、上記受圧室を油圧排出路に連通することで針弁に加わる上記噴口閉弁力が上記噴口開弁力を下回るようにして針弁を開切換えするインジェクタ制御弁と、を具備したことを特徴とする。
【0010】
このように、インジェクタ制御弁の制御油圧切換え手段からの制御油圧を針弁の少なくとも開切換え又は閉切換えに先立って増減調整して受圧室で受けるようにできる。例えば、閉切換え時の制御油圧を低圧燃料よりも高く高圧燃料よりも低い圧力とすることで、針弁の閉切換えにおける着座速度を比較的遅くして不斉噴射を防止でき、装置の耐久性を向上できる。更に、低圧燃料を用いて噴射開始する場合に、開切換え時の制御油圧を高圧燃料同等、又は前記閉切換え時の制御油圧よりも高い圧力とすることによって針弁の開切換えにおける開放速度が向上し、シート絞りにより霧化状態が悪化することを防止できる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の燃料噴射装置において、上記受圧室に印加される制御燃料相当の油圧は上記針弁の開切換えに先立つ圧力値の方が閉切換えに先立つ圧力値より高圧に設定されることを特徴とする。
このように、インジェクタ制御弁の制御油圧切換え手段からの制御油圧を針弁の開切換えに先立つ圧力値が閉切換えに先立つ圧力値より大きく、針弁の開切換えにおける開放速度が向上し、霧化状態の悪化を確実に防止でき、しかも、閉切換えに先立つ圧力値は中間圧力となり、着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1記載の燃料噴射装置において、上記針弁が開切換え中より閉切換えが行われるに先立ち、上記制御油圧切換え手段の増圧機構が増圧燃料供給作動することを特徴とする。
ここでの制御油圧切換え手段の増圧機構は、針弁が開切換え中より閉切換えする直前に増圧燃料供給作動して中間圧力を受圧室に供給でき、着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項1記載の燃料噴射装置において、上記制御油圧切換え手段の増圧機構は上記針弁の開切換え及び閉切換えに先立ち増圧燃料供給作動することを特徴とする。
ここでは、針弁の開切換え及び閉切換えに先立ち、増圧機構はそれぞれ増圧燃料供給作動し、これにより噴射時の霧化状態の悪化を防止でき、針弁の着座速度を比較的遅くして不斉噴射を防止でき、装置の耐久性を向上できという装置を比較的簡素な構成で達成できる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1記載の燃料噴射装置において、上記燃料供給手段が上記インジェクタ制御弁の開切換え後に、前期高圧燃料供給部の加圧燃料を前記燃料溜に供給するように切換えることを特徴とする。
【0015】
ここではインジェクタ制御弁の開切換え後に初期噴射率を抑えた低圧噴射期間を設定してブーツ型噴射モードでインジェクタを噴射駆動できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態としての燃料噴射装置を図1を参照して説明する。ここでの燃料噴射装置1は高圧と低圧の2つの蓄圧室を備えた燃料噴射装置であり、図示しない車両に搭載された多気筒ディーゼルエンジン(以後単にエンジンと記す)2に装着される。
エンジン2はそのエンジン本体3内の各燃焼室(1つのみ示した)4に燃料噴射装置1により後述のブーツ型噴射モードM1或いは矩形型噴射モードM2での燃料噴射を行う。
【0017】
燃料噴射装置1は、各燃焼室4に燃料噴射を行うインジェクタ5と、各インジェクタ5の燃料溜6に高圧燃料供給部PH、低圧燃料供給部PL及びインジェクタ切換制御部PSからなる燃料供給手段9と、燃料噴射装置1の噴射制御機能を有するコントローラ7とを備える。
ここで、各インジェクタ5は高圧燃料供給部PH、低圧燃料供給部PL及びインジェクタ切換制御部PSに対して並列的に同様に接続されることより、ここでは一つのインジェクタ5との接続構成を主に説明し、他のインジェクタの重複する説明を略す。
【0018】
インジェクタ5はそのインジェクタ本体11の下部に噴口8を形成され、同噴口8の内側に燃料溜6が形成される。図3に示すように、噴口8は針弁12によって開閉されることで燃料溜6の高圧燃料を噴射し、停止することができる。針弁12の他端である上端には噴射制御部を成す受圧室13が形成され、受圧室13には受圧ピストン14が針弁12を押圧可能に収容されている。
【0019】
燃料溜6はインジェクタ本体11内を貫通して延出する主噴射通路15に接続される。この主噴射通路15は高圧管路20及び低圧管路17に分岐して連通する。高圧管路20は切換え手段16を介し高圧貯留室を成す高圧コモンレール18に連結され、低圧管路17は流入規制部43を介し低蓄圧室を成す低圧コモンレール19に連結される。
インジェクタ5にはインジェクタ切換制御部PSを成す高圧管路20側の切換え手段16、受圧室13に連結される低圧流入路21側の制御油圧切換え手段58、油圧排出路23側のインジェクタ電磁弁22が連結される。
【0020】
図2に示すように、制御油圧切換え手段58は低圧流入路21に対して並列状に増圧機構部30を備える。増圧機構部30は大小の内径のシリンダ室301、302を備え、ここに大小の外径で一体化し、或いは2つの円筒で別体に形成された増圧ピストン303を収容する。大径のシリンダ室301の端部は低圧流入路21の上流分岐部(低圧コモンレール19側)b1に小径のシリンダ室302の端部は低圧流入路21の下流分岐部(受圧室13側)b2に連通する。大径シリンダ室301の小径シリンダ室302側部位には大径シリンダ室301の燃圧を開放する増圧機構作動電磁弁としての増圧電磁弁40を備えた油圧排出路50と、低圧流入路21の中間分岐部b3に絞り51を介し連通する調圧路52とが接続される。更に、低圧流入路21の下流分岐部b2と中間分岐部b3の間にはインジェクタ5側から低圧コモンレール19側への燃料流動を防止する逆止弁53が配設される。
【0021】
増圧電磁弁40はコントローラ7の駆動信号でオンオフ作動して油圧排出路50及び大径のシリンダ室301間を開閉し、増圧ピストン303の大径部の表裏面に圧力差を生じさせて増圧ピストン303を図中左側に加圧作動させ、下流分岐部(インジェクタ側)b2側の燃圧を加圧できる。
なお、符号54は増圧ピストン303を上流分岐部(低圧コモンレール19側)b1に戻す戻しばねを示す。
【0022】
高圧燃料供給部PHは、燃料タンク24と、同燃料タンク24の燃料を高圧コモンレール18に圧送する供給管25と、供給管25上に配備され、燃料タンク24の燃料をフィルタ26を介し吸入して高圧化し、高圧コモンレール18に圧送する燃圧ポンプ27とを備える。
燃圧ポンプ27はポンプ本体内に各気筒と連結されるプランジャ室28及び各プランジャ室28内で加圧作動する各プランジャ29を備え、各プランジャ29はポンプカム軸31、図示しない回転伝達系を介しエンジンのクランク軸32により駆動される。
【0023】
プランジャ室28は供給管25の流入部251と流出部252及び戻し路33が連結され、戻し路33は戻し電磁弁34により開閉される。これにより戻し路33の戻し燃料量を所定デューティー比Durで調整し、高圧コモンレール18の高圧燃料を目標燃料圧である高圧コモンレール圧Phcrに増減調整している。
高圧コモンレール18は気筒配列方向(紙面垂直方向)に向けた状態でエンジン本体3に支持され、供給管25からの高圧燃料を貯留し、各インジェクタ5に向う高圧管路20を分岐して延出し、各インジェクタ5の燃料溜6に高圧燃料を供給し、高噴射率の噴射を可能としている。
【0024】
高圧管路20の途中の切換え手段16はインジェクタ切換制御部PSの一部を成し、高圧管路20を断続可能な弁体35を備える。この弁体35はこれに遮断力を付与する遮断ピストン36が対設され、遮断ピストン36は切換え圧受室37に嵌合する。切換え圧受室37は絞り38を備えた流入路39を介し低圧コモンレール19の低圧管路17に連通し、しかも切換え弁46を介し、低圧戻し路47を経て燃料タンク24に連通する。
【0025】
このような切換え手段16は切換え弁41がオフ時に、低圧戻し路42を遮断して低圧コモンレール19の低圧燃料Plcrを切換え圧受室37に滞留させ、その燃圧相当の遮断力を遮断ピストン36を介して弁体35に付与し、高圧管路20を遮断し、この際、燃料溜6に低圧管路17よりの低圧燃料を供給できる。逆に切換え弁41がオン時に、低圧戻し路42を開放して切換え圧受室37の低圧燃料を低圧戻し路42に排出して弁体35への遮断力を排除し、高圧管路20を連通させ、この際、燃料溜6に高圧コモンレール18よりの高圧燃料を供給できる。
低圧燃料供給部PLは主噴射通路15より分岐して延出する低圧管路17と、その低圧管路17の途中に配備された流入規制部43と流入端側の低圧コモンレール19とで構成される。
【0026】
流入規制部43は分岐路17上に絞り44と逆止弁45を並列配備している。逆止弁45は主噴射通路15の高圧燃料が低圧コモンレール19に流入するのを阻止し、絞り44は主噴射通路15より低圧コモンレール19に流入する燃料の流入を規制することで、後述の調圧弁46と協働して低圧コモンレール19の燃圧を低圧化して保持することを可能としている。更に、低圧コモンレール19には調圧弁46を介して燃料タンク24に達する低圧ドレーン路47が連結される。この調圧弁46は流入規制部43との協働作用により低圧コモンレール21の燃料圧を所定の低圧値に調圧保持し、しかも、切換え弁41の遮断時に、低圧燃料を逆止弁45を通して燃料溜6に供給し、低噴射率の噴射を可能としている。
【0027】
インジェクタ5の受圧室13の受圧ピストン14には低圧コモンレール19側に連通する低圧流入路21よりの低圧燃料が制御油圧として導入されている。インジェクタ電磁弁22のオフ時において、油圧排出路23が遮断し、受圧ピストン14は低圧燃料相当の閉弁力を針弁12に加え、燃料噴射は停止状態に保持される。逆にインジェクタ電磁弁22のオン時において、低圧戻し路23が開放され、受圧室13の燃料は油圧排出路23に排除され、受圧ピストン14に加わる閉弁力が開弁力を下回り、針弁12が開作動して燃料噴射が成される。
【0028】
コントローラ7はその入出力回路に多数のポートを有し、エンジンの運転情報を検出するための各種センサを接続しており、特に、エンジン2のアクセルペダル開度θaを検出するアクセルペダル開度センサ48と、クランク角情報Δθを検出するクランク角センサ49と、水温wtを検出する水温センサ55と、排気ガス温度Tgを検出する温度センサ56、大気圧paを検出する大気圧センサ57とが接続される。ここでクランク角情報Δθはコントローラ7においてエンジン回転数Neの導出に用いられる。
【0029】
次に、図1の燃料噴射装置の作動をコントローラ7の制御処理に沿って説明する。
図示しない車両のエンジン2の駆動時において、コントローラ7は複数の制御系、例えば、燃料噴射系、燃料供給系で適宜駆動されている関連機器、センサ類の自己チェック結果を取込み、これが正常であったか否かを確認し、正常(OK)では図示しないエンジン制御処理ルーチンを実行し、その途中で図6に示す燃料噴射制御ルーチンを実行する。
【0030】
燃料噴射制御ルーチンのステップs1に達すると、最新のデータ、例えば、クランク角度Δθ、エンジン回転数Ne、排気ガス温度Tg、水温wt、大気圧pa等が取り込まれ、それぞれ記憶処理される。
【0031】
ステップs2ではアクセルペダル開度θa、エンジン回転数Neに基づき、ブーツ型噴射モードM1、又は矩形噴射モードM2のいずれかを選択する。ステップs3において、選択された噴射モードがいずれかの噴射モードか判定され、矩形型噴射モードM2の場合にはステップs8に、ブーツ型噴射モードM1の場合ステップs4に進む。
ステップs4では、エンジン回転数Neとアクセルペダル開度θaに応じた基本燃料噴射量INJb、水温wtや大気圧paの各補正値dt(低温域で比較的大きな補正値となる)、dpより目標燃料噴射量qtarget(=INJb+dt+dp)を導出する。
【0032】
ステップs5では高低コモンレールの燃圧Phcr、Plcrをエンジン回転数Neと目標燃料噴射量qtargetより図3(a)、(b)のコモンレール圧マップm1、m2で導出し、これら値相当の出力(デューティー比)を高圧コモンレール18側の戻し電磁弁34、低圧コモンレール19の調圧弁46の図示しないコモンレール圧ドライバーにセットする。
ステップs6ではインジェクタ電磁弁22の噴射開始時期t1s(図5参照)および切換え弁41の切換え時期t2s(図5の開弁時期参照)をエンジン回転数Neに応じて図4(c)の噴射時期マップm3で導出する。
【0033】
更に、導出されたt1sとt2sより低圧噴射期間α(=t1s−t2s)を求め、低圧コモンレールの燃圧Plcrと低圧噴射期間Δtinjとより、低圧噴射期間に噴射される低圧燃料噴射量を算出する。そして、目標燃料噴射量qtargetから低圧燃料噴射量を差し引いた高圧燃料噴射量を求めて、目標高圧燃料噴射量と高圧コモンレール18の圧力Phcrよりインジェクタ電磁弁22及び切換弁41の閉弁時期t1e、t2eを導出する。
更に、ステップs6ではインジェクタ電磁弁22駆動後のずれ期間g経過時に増圧電磁弁40をオフする増圧電磁弁開弁時期ta(=t1s+g)と、インジェクタ電磁弁22の閉弁時期t1eに対して先行処理期間kだけ先立つ付勢開始時期tb(=t1e−k)と、インジェクタ電磁弁22閉弁後の所定の経過期間γの経過時に増圧電磁弁40をオンする閉弁付勢開始時期tc(=t1e+γ)とを順次算出する。
【0034】
ステップs7ではインジェクタ電磁弁22の噴射開始時期t1s、切換え弁41の切換え時期t2s、今回の低圧噴射期間α及びインジェクタ電磁弁22及び切換え弁41の閉弁時期t1e、t2eに相当する情報を含む出力が燃料噴射用ドライバ(図示せず)にセットされる。
更に、増圧電磁弁40の増圧電磁弁開弁時期ta(=t1s+g)、付勢開始時期tb(=t1e−k)、閉弁付勢開始時期tc(=t1e+γ)に相当する情報を含む出力が増圧用ドライバ(図示せず)にセットされ、この回の制御を終了させ、リターンする。
【0035】
これに応じて燃料噴射用ドライバはクランク角Δθ信号に基き、インジェクタ電磁弁22、切換え弁41及び増圧電磁弁40の各ドライバを駆動させ、カウントアップに応じて切換え出力を発して、ブーツ型噴射モードM1(図5参照)でインジェクタ5が噴射駆動する。
ステップs8の通常制御処理では矩形噴射モードM2での制御に入る。
ここでは基本燃料噴射量INJb、目標燃料噴射量qtarget(=INJb+dt+dp)を順次算出する。
【0036】
更に、高コモンレールの燃圧Phcrはエンジン回転数Neと目標燃料噴射量qtargetより図示しない通常時コモンレール圧マップで導出し、この値相当の出力(デューティー比)を高圧コモンレール18側の戻し電磁弁34(低圧コモンレール19の調圧弁46は停止)に出力し、高コモンレールの燃圧Phcrを確保する。
更に、インジェクタ電磁弁22の噴射開始時期t1s(図5参照)をエンジン回転数Neに応じて図示しない通常時噴射時期マップで導出する。更に、切換え弁41の切換え時期t2s’を、図5に示すように、噴射開始時期t1sより期間jだけ先立つ開弁時期として設定する。更に、高圧噴射期間β及び閉弁時期t1e、t2eがブーツ型噴射の場合と同様に導出される。
【0037】
次いで導出された開弁時期t1s、切換え時期t2s’ 、閉弁時期t1e、t2eに相当する情報を含む出力が燃料噴射用ドライバ(図示せず)にセットされ、更に、ブーツ型噴射の場合と同様に、増圧電磁弁40の増圧電磁弁開弁時期ta、付勢開始時期tb、閉弁付勢開始時期tcが導出され、各時期に相当する情報を含む出力が増圧用ドライバ(図示せず)にセットされ、この回の制御を終了させ、リターンする。
これに応じて燃料噴射用ドライバはクランク角Δθ信号に基き、インジェクタ電磁弁22、切換え弁41及び増圧電磁弁40を駆動し、図5に2点鎖線で示す矩形噴射モードM2でインジェクタ5が噴射駆動する。
【0038】
特に、ブーツ型噴射モードM1及び矩形噴射モードM2での各インジェクタ5の開駆動時において、増圧電磁弁40を開切換え時である噴射開始時期t1sに先立って、即ち、前行程での閉弁付勢開始時期tc(=t1e+γ)以後オンし、制御油圧切換え手段58の増圧機構部30を加圧作動させることで、受圧室(噴射制御部)13の制御燃圧PAを十分高圧となるように、即ち、高圧コモンレール18の燃圧Phcrと同等圧、あるいはそれを上回る高圧に加圧作動している。
【0039】
このように制御油圧を高圧コモンレール18による高圧燃料(図5ではPhcr≒PA)とすることで、破線で示した低圧コモンレール19の制御燃圧(Plcr)と比較して圧力差δが十分に大きくなり、制御燃料の受圧室(噴射制御部)13からの排出速度が従来より速くなり、針弁下部に印加されている噴射燃料の圧力(開弁圧)とのバランスが応答性良く、いち早く崩れるため、針弁12の上昇速度(開放速度)が向上する。即ち、図5に破線で示すような低燃料圧Plcrの場合の噴射率(≒針弁リフト)の変化に対し、実線で示すような高圧燃料(図5ではPhcr≒PA)の場合、 針弁12の上昇速度(開放速度)が十分に早められている。即ち、図3に示すような弁座501と針弁12の隙間e1が比較的速やかに増大することとなる。なお、図5中の符号p1の段部は増圧電磁弁40のオフがずれ期間g経過することで、この間、受圧室13の燃圧が下がりきらない状態を示す。
【0040】
このように、従来のように受圧室13の開弁時の燃圧が低いことに起因し、針弁がフルリフト途中において、隙間e1が拡大せず、シート絞りが生じて霧化状態が悪化するという不適切な事態の発生を確実に防止でき、針弁の上昇期間が短縮されると共に、フルリフトに至るまでの時間も短縮され、適切な燃料噴射が可能となる。
更に、このようなブーツ型噴射モードM1及び矩形噴射モードM2でのインジェクタ5の閉弁時期t1eにおいて、この閉弁時期t1eに対して先行処理期間kだけ先立つ付勢開始時期tb(=t1e−k)に増圧電磁弁40をオンする。これにより、受圧室15の制御燃圧は先行処理期間kの期間幅に応じて増加し、中間圧力Pmcrとなる。
【0041】
ここで中間圧力Pmcrは低圧コモンレールの燃圧Plcrより大きく、高圧コモンレール18の圧力Phcrより小さく設定され、ここでは、 中間圧力Pmcr{≒(Plcr+Phcr)/2}に設定される。
即ち、ここでの制御燃料相当の油圧PAは針弁12の開切換え(t1s)に先立つ圧力値(圧力Phcr)の方が閉切換え(t1e)に先立つ圧力値(中間圧力Pmcr)より高圧に設定される。即ち、 高圧コモンレール18の圧力Phcrより小さく中間圧力Pmcrが設定されるので、 中間圧力Pmcrを受けた針弁12の着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
【0042】
なお、図5には、図7の従来装置における受圧室103の制御燃圧PAの変動を破線で示した(図7の制御燃圧Paと同一)。ここでは受圧室103の制御燃圧が急増し、着座時期trが本実施形態における着座時期tr’と比較して速まり、結果として、不斉噴射Mbが発生するという状態を示しているが、このような状態を図1の燃料噴射装置は確実に防止でき、このような針弁12及び弁座501を含む燃料噴射装置1全体としての耐久性が向上する。
【0043】
更に、図1の燃料噴射装置1の制御油圧切換え手段58は、針弁12が開切換え中より閉切換えする直前に増圧燃料供給作動して中間圧力pmcrを受圧室13に供給でき、着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
更に、 図1の燃料噴射装置1は、針弁12の開切換え(噴射開始時期t1s、切換え時期t2s)、閉切換え(閉弁時期t1e、t2e)に先立ち、制御油圧切換え手段58の増圧機構部30はそれぞれ増圧燃料供給作動し、これにより噴射時の霧化状態の悪化を防止でき、針弁の着座速度を比較的遅くして不斉噴射を防止でき、装置の耐久性を向上できという装置を比較的簡素な構成で達成できる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、インジェクタ制御弁の制御油圧切換え手段からの制御油圧を針弁の少なくとも開切換え又は閉切換えに先立って増減調整して受圧室で受けるようにできる。例えば、閉切換え時の制御油圧を低圧燃料よりも高く高圧燃料よりも低い圧力とすることで、針弁の閉切換えにおける着座速度を比較的遅くして不斉噴射を防止でき、装置の耐久性を向上できる。
【0045】
請求項2の発明は、インジェクタ制御弁の制御油圧切換え手段からの制御油圧を針弁の開切換えに先立つ圧力値が閉切換えに先立つ圧力値より大きく、針弁の開切換えにおける開放速度が向上し、霧化状態の悪化を確実に防止でき、しかも、閉切換えに先立つ圧力値は中間圧力となり、着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
【0046】
請求項3の発明での制御油圧切換え手段の増圧機構は、針弁が開切換え中より閉切換えする直前に増圧燃料供給作動して中間圧力を受圧室に供給でき、着座速度を適度に抑制でき、応答性を保持した上で不斉噴射を抑制できる。
【0047】
請求項4の発明は、針弁の開切換え及び閉切換えに先立ち、増圧機構はそれぞれ増圧燃料供給作動し、これにより噴射時の霧化状態の悪化を防止でき、針弁の着座速度を比較的遅くして不斉噴射を防止でき、装置の耐久性を向上できという装置を比較的簡素な構成で達成できる。
【0048】
請求項5の発明は、インジェクタ制御弁の開切換え後に初期噴射率を抑えた低圧噴射期間を設定してブーツ型噴射モードでインジェクタを噴射駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての燃料噴射装置の概略構成図である。
【図2】図1の燃料噴射装置が用いる制御油圧切換え手段の概略構成図である。
【図3】図1の燃料噴射装置が用いるインジェクタの部分切欠断面図である。
【図4】図1の燃料噴射装置が用いるマップの特性線図であり、(a)のマップは低コモンレール圧Plcrを、(b)のマップは高コモンレール圧Phcrを、(c)のマップは噴射時期の演算に用いる。
【図5】図1の燃料燃料噴射装置の弁駆動特性、噴射率特性説明図である。
【図6】図1の燃料噴射装置の燃料噴射制御ルーチンのフローチャートである。
【図7】従来の燃料噴射装置の概略構成図である。
【図8】燃料噴射装置の弁駆動特性、噴射率特性説明図である。
【符号の説明】
1 燃料噴射装置
2 エンジン
4 燃焼室
5 インジェクタ
6 燃料溜
8 噴口
9 燃料供給手段
11 インジェクタ本体
12 針弁
13 受圧室
17 低圧管路
21 低圧流入路
22 インジェクタ制御弁
23 油圧排出路
30 増圧機構部
58 制御油圧切換え手段
PA 制御燃料圧
PH 高圧燃料供給部
PL 低圧燃料供給部

Claims (5)

  1. インジェクタ本体の噴口を開閉可能な針弁と、同針弁に制御燃料圧相当の噴口閉弁力を付与する受圧室と、上記針弁に噴射燃料圧相当の噴口開弁力を付与する燃料溜とを有したインジェクタと、
    上記燃料溜に高圧燃料供給部の高圧燃料及び低圧燃料供給部の低圧燃料を選択的に供給する燃料供給手段と、
    上記低圧燃料供給部の低圧燃料を上記受圧室に導く低圧流入路と、
    上記低圧燃料供給部の低圧燃料と同低圧燃料の流動する上記低圧流入路上の上流分岐部及び下流分岐部間において並列接続された増圧機構が低圧燃料の供給を受けて増圧した増圧燃料とを制御燃料圧として選択的に上記受圧室にのみ供給する制御油圧切換え手段と、
    上記受圧室を同受圧室より延出する油圧排出路と遮断することで針弁に加わる上記噴口閉弁力が上記噴口開弁力を上回るようにして針弁を閉切換えし、上記受圧室を油圧排出路に連通することで針弁に加わる上記噴口閉弁力が上記噴口開弁力を下回るようにして針弁を開切換えするインジェクタ制御弁と、を具備したことを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 請求項1記載の燃料噴射装置において、
    上記受圧室に印加される制御燃料相当の油圧は上記針弁の開切換えに先立つ圧力値の方が閉切換えに先立つ圧力値より高圧に設定されることを特徴とする燃料噴射装置。
  3. 請求項1記載の燃料噴射装置において、
    上記針弁が開切換え中より閉切換えが行われるに先立ち、上記制御油圧切換え手段の増圧機構が増圧燃料供給作動することを特徴とする燃料噴射装置。
  4. 請求項1記載の燃料噴射装置において、
    上記制御油圧切換え手段の増圧機構は上記針弁の開切換え及び閉切換えに先立ち増圧燃料供給作動することを特徴とする燃料噴射装置。
  5. 請求項1記載の燃料噴射装置において、
    上記燃料供給手段が上記インジェクタ制御弁の開切換え後に、上記高圧燃料供給部の加圧燃料を上記燃料溜に供給するように切換えることを特徴とする燃料噴射装置。
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