JP2003155949A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

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JP2003155949A
JP2003155949A JP2001356471A JP2001356471A JP2003155949A JP 2003155949 A JP2003155949 A JP 2003155949A JP 2001356471 A JP2001356471 A JP 2001356471A JP 2001356471 A JP2001356471 A JP 2001356471A JP 2003155949 A JP2003155949 A JP 2003155949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの低減と制御の信頼性を確保しつ
つ、騒音やスモークの発生を抑制し、失火、白煙等の発
生を防止した内燃機関の燃料噴射制御装置を提供するこ
と。 【解決手段】 ベースパイロット噴射量QPL2Bを、
同噴射量、パイロット噴射時期AINJP2F、および
コモンレール圧力PCRの3つのパラメータに基づいて
補正し、最終パイロット噴射量QPL2Fを算出する
(S130〜S160)。つまり、エンジン運転状態に
影響の大きいベースパイロット噴射量QPL2Bを、パ
イロット噴射時期AINJP2Fに基づいて(筒内圧の
予測に基づいて)補正するので、筒内圧力センサを用い
る必要がない。また、実際の運転状態で、インターバル
の定数が暖機状態や気圧の変化等により変化して、パイ
ロット噴射時期が変化しても、パイロット噴射量を狙い
通りに最適に制御できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各気筒の燃焼室に
燃料を噴射するインジェクタを備えた内燃機関の燃料噴
射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディーゼルエンジンのコモンレ
ール式噴射システムでは、燃料ポンプにより加圧されて
コモンレールで蓄圧された所定圧の燃料を、各インジェ
クタから各気筒の燃焼室に噴射する。すなわち、各イン
ジェクタに設けたソレノイドの電磁弁に駆動パルス(駆
動信号)を与えると、各インジェクタ内で作動ピストン
が上昇して針弁がリフトし、燃料噴射ノズル先端の噴孔
が開き、燃料が各気筒の燃料室に噴射される。このよう
な噴射システムでは、通常、インジェクタによる燃料の
噴射量は、電磁弁にどの位の間(何ms)駆動パルスを
与えるかによって、すなわち駆動信号のパルス幅(噴射
期間)によって決まる。そのパルス幅で燃料噴射量を調
整するようになっている。また、一般に、ディーゼルエ
ンジンにおいては、低速、低負荷の機関運転状態で、イ
ンジェクタによる燃料噴射をメイン噴射と該メイン噴射
に先行するパイロット噴射とに分割して行うようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ディーゼルエンジンにおいては、同じ噴射期間であって
も、各気筒内の圧力(以下、「筒内圧」という。)の変
化によりパイロット噴射量が変化してしまう。すなわ
ち、機関運転状態に基づきマップを参照して設定される
パイロット噴射量指令値が同じである等噴射期間であっ
ても、筒内圧の変化によりパイロット噴射量が変化して
しまう。これにより、パイロット噴射量を狙い通りに制
御できなくなり、その結果、騒音やスモークの悪化、さ
らには失火、白煙等の不具合を引き起こしてしまう。こ
のようにパイロット噴射量が変化するのは、次のような
理由による。
【0004】ディーゼルエンジンのインジェクタは近年
高圧噴射化が進んでおり、それに伴い燃料噴射ノズルの
ノズルシートにかかる面圧低減が経年後の噴射量変化に
対して重要な課題である。この課題に対して、一般的に
は作動ピストン径を小さくする方向で対策している。こ
の場合、その背反として、ノズル下部で筒内圧を受ける
ことにより、初期の針弁上昇速度(作動ピストンの上昇
速度)が変化し、噴射量変化を引き起こしてしまう。例
えば、筒内圧が高くなるほど作動ピストンを上へ押す力
が増し、同ピストンの上昇速度(推力)が増す。その上
昇速度が増すと、作動ピストンが初期に早く上昇するの
で、噴孔から燃料が燃焼室にどっと噴射され、実際の噴
射量が狙いとする噴射量指令値よりも増えてしまう。
【0005】また、コモンレール式噴射システムでは、
機関運転状態に基づきパイロット噴射およびメイン噴射
の各噴射量および噴射期間を決めるマップをECUのR
OMに記憶させてある。このマップは、ある一定の噴射
時期つまり特定の筒内圧で計測した機関回転速度や負荷
(負荷率)等のデータに基づいて作成されている。その
ため、実際の運転状態では、ある「温間」に対して設定
されたパイロット噴射時期が、冷間運転、過渡運転、高
地での運転などで変化すると、パイロット噴射を実施し
ている時の筒内圧も刻々と変化する。このように筒内圧
が変化することで、パイロット噴射量の要求値が同じで
も、実際の噴射量(実噴射量)が変化してしまう。その
結果、マップで決まる狙いとするパイロット噴射量を噴
けなくなってしまう。このため、等噴射量(等噴射期
間)であっても、実噴射量が変化し、上述したような内
燃機関に様々不具合を引き起こしてしまう。ここにい
う、「温間」とは、基準状態という意味で、平地におい
て完全暖機で、安定した状態をいう。この「温間」を基
準に、例えばパイロット噴射でどの位の量の燃料を噴く
かを設定する「パイロット噴射量のマップ」等をECU
のROMに記憶させてある。また、パイロット噴射終了
時からメイン噴射開始時までを通常「インターバル」と
呼んでいる。このインターバルの定数は、エンジンの暖
機状態や気圧の変化等により変化する。この定数は、音
の要求或いは失火の要求等に基づきマップを参照して設
定される。
【0006】次に、筒内圧が変化すると何が問題になる
かについて、より詳しく説明する。もし、パイロット噴
射時期がいつも同じであれば、筒内圧の影響があっても
それほど問題ではない。その理由は、筒内圧は通常ある
波形で変化する。パイロット噴射時期がいつも同じであ
れば(いつも同じクランク角度の位置で燃料が噴かれて
いれば)、そのときの筒内圧はいつもほぼ同じである。
要は、パイロット噴射量を決めるマップがあって、その
マップさえ正しいものを作っておけば、パイロット噴射
量はそのマップの通りに噴ける。何が問題かというと、
インターバルが変化すると、パイロット噴射時期が変化
する。そうすると、筒内圧が刻々と変化するので、マッ
プでもっているパイロット噴射量の指令値が同じでも、
筒内圧が変化することで、パイロット噴射時期が変わ
る。これにより、実際の噴射量(実噴射量)が変化して
しまう。その結果、マップで決まる狙いとするパイロッ
ト噴射量を噴けなくなってしまう。つまり、インターバ
ルの定数を決める「温間」のマップをあるところで決め
ると、冷間時とか高地での走行時にインターバルが変化
することによって、同じ定数では通用しなくなり、パイ
ロット噴射量を最適に制御できなくなるのが問題であ
る。
【0007】ところで、燃焼室内の圧力(上記筒内圧)
に基づいて計算したパイロット噴射に伴う熱発生率のピ
ーク値が目標ピーク値と一致するように、パイロット噴
射量を補正する技術が、特開平11−141386号公
報に開示されている。ところが、この従来技術では、各
気筒の筒内圧を検出するための筒内圧力センサが、各気
筒の燃焼室に臨んで取り付けられている。実際、量産を
考えた場合、そのような筒内圧力センサを用いて各気筒
の筒内圧を検出するのは難しい。これは、そのような筒
内圧力センサは、燃焼室の高温、超高圧に晒されるの
で、耐久性と信頼性にかける。このため、長期にわたり
そのセンサを使ってパイロット噴射量を精度よく補正す
るのは困難であり、噴射量制御の信頼性を確保できない
とともに、筒内圧力センサを各気筒に取り付けなければ
ならず、製造コストが増大してしまう。
【0008】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してなされたもので、その目的は、製造コスト
の低減と制御の信頼性を確保しつつ、騒音やスモークの
発生を抑制し、失火、白煙等の発生を防止した内燃機関
の燃料噴射制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段およびその作用効果について記載する。請
求項1に係る発明は、各気筒の燃焼室に燃料を噴射する
インジェクタを備えた内燃機関に適用され、前記インジ
ェクタによる燃料噴射をメイン噴射と該メイン噴射に先
行するパイロット噴射とに分割して行う内燃機関の燃料
噴射制御装置において、前記各気筒に対し燃料噴射が実
行される前に演算されるパイロット噴射量を、パイロッ
ト噴射時期に基づいて補正する噴射量補正手段を備える
ことを要旨とする。
【0010】通常パイロット噴射が行われるような上死
点前(上死点よりかなり前)では、筒内圧とパイロット
噴射時期とは強い相関があるので、パイロット噴射時期
で筒内圧を代用できる。本発明はこのことを利用し、各
気筒に対し燃料噴射が実行される前に演算されるパイロ
ット噴射量を、上記従来技術のように筒内圧力センサを
用いずに、パイロット噴射時期に基づいて(筒内圧の予
測に基づいて)補正するようにしている。
【0011】この構成により、上述したように、実際の
運転状態で、上記インターバルの定数がエンジンの暖機
状態や気圧の変化等により変化して、パイロット噴射時
期が変化したとしても、パイロット噴射量を狙い通りに
制御できる。また、上記従来技術のように筒内圧を検出
するための筒内圧力センサを各気筒の燃焼室に取り付け
る必要がない。したがって、製造コストの低減と制御の
信頼性を確保しつつ、騒音やスモークの発生を抑制し、
失火、白煙等の発生を防止することができる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記噴射量補正
手段は、前記パイロット噴射時期と前記インジェクタに
供給される燃料の圧力とに基づきパイロット噴射量補正
値を設定し、該パイロット噴射量補正値で前記パイロッ
ト噴射量を補正することを要旨とする。
【0013】この構成により、インジェクタに供給され
る燃料の圧力を考慮してパイロット噴射量を補正するこ
とができる。請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記パイ
ロット噴射量補正値は、前記パイロット噴射時期が上死
点より前になる程前記パイロット噴射量を増加させるよ
うに設定されるとともに、前記燃料の圧力が低くなる程
前記パイロット噴射量を増加させるように設定されるこ
とを要旨とする。
【0014】この構成により、パイロット噴射量を、パ
イロット噴射時期が上死点より前になる程増加するよう
に補正することができるとともに、燃料の圧力が低くな
る程増加するように補正することができる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置におい
て、前記燃料の圧力は、前記各気筒のインジェクタに接
続されたコモンレール内のコモンレール圧力であること
を要旨とする。
【0016】この構成により、パイロット噴射時期とコ
モンレール圧力とに基づいてパイロット噴射量を補正す
ることができる。請求項5に係る発明は、請求項2〜4
のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置に
おいて、前記噴射量補正手段は、前記パイロット噴射量
と前記燃料の圧力とに応じてパイロット噴射量補正係数
を設定し、該補正係数と前記パイロット噴射量補正値と
を掛け合わせて得られるパイロット噴射量最終補正量で
前記パイロット噴射量を補正することを要旨とする。
【0017】この構成により、パイロット噴射時期、燃
料の圧力(例えば、コモンレール圧力)、およびパイロ
ット噴射量の3つのパラメータに基づいて、パイロット
噴射量を最適に補正することができる。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項5に記載の
内燃機関の燃料噴射制御装置において、前記パイロット
噴射量補正係数は、前記パイロット噴射量が少なくなる
程小さい値に設定されるとともに、前記燃料の圧力が低
くなる程大きい値に設定されることを要旨とする。
【0019】この構成により、パイロット噴射量を、同
噴射量が少なくなる程増加するように補正することがで
きるとともに、燃料の圧力が低くなる程増加するように
補正することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内燃機関の燃
料噴射制御装置をディーゼルエンジンに適用した一実施
形態を、図面に基づいて説明する。
【0021】図4は、ディーゼルエンジンおよびその燃
料噴射制御装置の概略構成を示している。ディーゼルエ
ンジン(以下、「エンジン」という。)2は、複数の気
筒(本実施形態では4つの気筒#1〜#4)を備えてい
る。図4では、4気筒のうち1気筒のみを示してある。
また、エンジン2には、各気筒#1〜#4の燃焼室3に
燃料を噴射するインジェクタ32がそれぞれ配設されて
いる。各インジェクタ32から各気筒#1〜#4の燃焼
室3への燃料噴射は、各インジェクタに設けた電磁弁3
2aを電子制御装置(以下,「ECU」という。)20
から出力されるインジェクタ駆動信号でオン、オフさせ
ることで制御される。
【0022】各インジェクタ32の電磁弁32aは、各
気筒#1〜#4に、主たる量の燃料噴射を行う「メイン
噴射」と、同メイン噴射の前に、着火を促進させるため
に微小量の燃料噴射を行う「パイロット噴射」とをそれ
ぞれ行うように制御される。
【0023】各気筒#1〜#4の燃焼室3には、吸気バ
ルブ4aを介して吸気通路4が接続されている。この吸
気通路4には、上流側より、エアクリーナ6、吸入空気
量を検出する吸入空気量センサ8、吸入空気の温度を検
出する吸気温センサ10、燃焼室3に導入される吸入空
気量を調整するスロットルバルブ14が設けられてい
る。
【0024】スロットルバルブ14は、駆動機構16に
よって開閉駆動される。駆動機構16は、ステップモー
タ18およびこのステップモータ18とスロットルバル
ブ14とを連結するギアを備える。ステップモータ18
は、ECU20によって駆動制御される。駆動機構16
には、スロットルバルブ14が全開位置となることでオ
ン状態となる全開スイッチ22が設けられている。
【0025】一方、各気筒#1〜#4の燃焼室3には、
排気バルブ24aを介して排気通路24が接続されてい
る。この排気通路24からはEGR(排気再循環)通路
26が分岐し、このEGR通路26は吸気通路4におけ
るスロットルバルブ14の下流側に接続されている。E
GR通路26には、ECU20により制御されるダイア
フラム等のアクチュエータ28によって開閉駆動される
EGR弁30が設けられている。
【0026】スロットルバルブ14によって吸入空気量
を、またこのEGR弁30によってEGR量をそれぞれ
調整することで、燃焼室3内に導入される吸入空気量と
EGR量との割合を自在に設定することが可能となる。
これにより、エンジン2の全運転領域にわたって適切な
吸入空気量及びEGR量の制御を行うことができる。
【0027】また、各気筒#1〜#4のインジェクタ3
2は、各気筒共通の蓄圧配管としてのコモンレール34
に接続されている。各インジェクタ32は、電磁弁32
aに入力されるインジェクタ駆動信号がオンの間、コモ
ンレール34内で蓄圧された所定圧の燃料が各インジェ
クタ32から各気筒の燃焼室3内へ噴射されるようにな
っている。コモンレール34は、供給配管35を介して
サプライポンプ36の吐出ポート36aに接続されてい
る。また、供給配管35の途中には、逆止弁37が設け
られている。この逆止弁37により、サプライポンプ3
6からコモンレール34への燃料の供給が許容され、か
つ、コモンレール34からサプライポンプ36への燃料
の逆流が規制されている。
【0028】サプライポンプ36は、吸入ポート36b
を介して燃料タンク38に接続されており、その途中に
はフィルタ39が設けられている。サプライポンプ36
は、燃料タンク38からフィルタ39を介して燃料を吸
入する。また、サプライポンプ36は、エンジン2の回
転に同期する図示しないカムによってプランジャを往復
運動せしめて、燃料圧力を要求される圧力にまで高めた
高圧燃料をコモンレール34に供給している。
【0029】サプライポンプ36の吐出ポート36a近
傍には、圧力制御弁40が設けられている。この圧力制
御弁40は、吐出ポート36aからコモンレール34へ
吐出される燃料圧力(すなわち噴射圧力)を制御するた
めのものである。この圧力制御弁40が開かれることに
より、吐出ポート36aから吐出されない分の余剰燃料
が、サプライポンプ36に設けられたリターンポート3
6cからリターン配管41を経て燃料タンク38へ戻さ
れるようになっている。
【0030】エンジン2の各燃焼室3には、グロープラ
グ42が配設されている。このグロープラグ42は、エ
ンジン2の始動直前にグローリレー42aに電流が流さ
れることにより赤熱し、これに燃料噴霧の一部が吹きつ
けられることで着火・燃焼を促進させる始動補助装置を
構成している。
【0031】エンジン2の図示していない出力軸には、
同出力軸の回転に同期し、その回転速度に対応したパル
ス信号を出力する回転数センサ44が設けられている。
このパルス信号はECU20に取り込まれる。
【0032】その他、ECU20には、吸入空気量セン
サ8,吸気温センサ10,アクセル開度センサ46によ
る各検出信号やIGスイッチ48のオン・オフ信号がそ
れぞれ入力される。また、ECU20には、スタータス
イッチ50のオン・オフ信号、シリンダブロック2bに
設けた冷却水温センサ52,トランスミッション(図示
略)に設けたシフトポジションセンサ54および車速セ
ンサ56による各検出信号がそれぞれ入力される。さら
に、ECU20には、リターン配管41に設けた燃温セ
ンサ58,コモンレール34に設けた燃圧センサ60の
各検出信号がそれぞれ入力されるようになっている。燃
圧センサ60からは、各インジェクタ32に供給される
燃料の圧力として、コモンレール34内の圧力であるコ
モンレール圧力PCRの検出信号が出力される。
【0033】このように、図2に示す燃料噴射制御装置
は、ECU20をはじめ、機関運転状態等を検出する上
記吸入空気量センサ8,吸気温センサ10,アクセル開
度センサ46、燃圧センサ60等の各種センサやスイッ
チ等を備えて構成される。
【0034】ECU20は、CPU、ROM、RAM、
バックアップRAM、入出力ポート等を備えるマイクロ
コンピュータを中心に構成されている。CPUはエンジ
ンの燃料噴射制御等の各種演算処理を実行する。ROM
は読み出し専用の記憶媒体である。RAMは読み出しと
書き込みが可能な揮発性の記憶媒体である。バックアッ
プRAMは、読み込みと書き込みが可能でかつエンジン
の停止後も記憶内容が保存される不揮発性の記憶媒体で
ある。
【0035】また、ECU20は、上記各センサ等から
出力される信号に基づき把握される運転状態等に応じ
て、上記圧力制御弁40やリリーフ弁の開閉制御の他、
各インジェクタ32の電磁弁32aを駆動制御して各イ
ンジェクタ32からの燃料の噴射制御を実行するように
なっている。またECU20は、必要量の燃料を一時に
噴射する「通常噴射」に加え、必要量の燃料を「パイロ
ット噴射」と「メイン噴射」との2度に分割して噴射す
る「分割噴射」を制御するようになっている。この分割
噴射は、所定の機関運転状態、例えば低回転、低負荷の
機関運転状態で実行されるようになっている。
【0036】次に、本実施形態において、ECU20に
より実行される燃料噴射制御について説明する。本実施
形態では、ECU20は、各気筒#1〜#4に対し燃料
噴射が実行される前に、各気筒に対しパイロット噴射量
および噴射時期と、メイン噴射量および噴射時期とをそ
れぞれ算出する。こうした計算処理は、エンジン回転速
度NE等、機関運転状態に基づきマップを参照して18
0°CA毎に実行される。
【0037】また、ECU20は、こうして算出した噴
射量や噴射時期から、各気筒#1〜#4の電磁弁32a
の制御時刻に換算する計算処理を行う。この計算処理に
より、各気筒#に対するパイロット噴射開始時刻、パイ
ロット噴射終了時刻、メイン噴射開始時刻、およびメイ
ン噴射終了時刻がそれぞれ算出される。これらの算出さ
れた各制御時刻は、ECU20のRAMの該当するメモ
リ領域にそれぞれ格納される。
【0038】そして、ECU20は、各気筒#1〜#4
について求めたパイロット噴射開始時期になると、対応
する気筒の電磁弁32aにインジェクタ駆動信号(駆動
パルス)を出力する。この駆動信号のパルス幅によって
パイロット噴射量が決まる。パイロット噴射終了後、所
定時間(所定のインターバル)が経過して各気筒#1〜
#4について求めたメイン噴射開始時期になると、EC
U20は、対応する気筒の電磁弁32aにインジェクタ
駆動信号を出力する。この駆動信号のパルス幅によって
メイン噴射量が決まる。
【0039】このような燃料噴射制御を実行する際に、
ECU20は、図1に示す「最終パイロット噴射量の算
出処理」を実行する。通常パイロット噴射が行われるよ
うな上死点前では、メイン噴射により筒内圧が上死点付
近で一気に上昇する前であり、筒内圧とパイロット噴射
時期とは強い相関があるので、パイロット噴射時期で筒
内圧を代用できる。本処理ではこのことを利用し、各気
筒に対し燃料噴射が実行される前に演算されるパイロッ
ト噴射量をパイロット噴射時期に基づいて補正するよう
にしている。つまり、各気筒に対して算出したパイロッ
ト噴射量(ベースパイロット噴射量QPL2B)を、パ
イロット噴射時期で筒内圧を代用して(各気筒の筒内圧
の予測に基づいて)補正する。そのために、ECU20
は、ベースパイロット噴射量QPL2Bを3つのパラメ
ータに基づいて補正して最終パイロット噴射量QPL2
Fを算出するようになっている。3つのパラメータは、
パイロット噴射時期AINJP2F、燃圧センサ60で
検出されるコモンレール圧力PCR、およびベースパイ
ロット噴射量QPL2Bである。
【0040】次に、ECU20の実行する図1に示す
「最終パイロット噴射量の算出処理」について説明す
る。本処理は一定クランク角毎(180°CA毎)の割
り込みで実行される。
【0041】本処理が開始されると、まず、回転数セン
サ44により検出されるエンジン回転速度NE、燃圧セ
ンサ60で検出されるコモンレール圧力PCR等、制御
に必要なデータがECU20のRAM内の作業領域に読
み込まれる。
【0042】まず、ステップS100では、ベースパイ
ロット噴射量QPL2Bを、エンジン回転速度NEおよ
び最終噴射量QFINに基づき、ROMに記憶されたマ
ップを参照して算出する。ここにいう最終噴射量QFI
Nは、実際には負荷(負荷率)に当たる。こうして、通
常の温間におけるベースパイロット噴射量QPL2Bが
算出される。
【0043】この後、ステップS110に進み、ベース
パイロット噴射量QPL2Bが最小パイロット噴射量Q
PL2MN以下であるか否かを判定する。最小パイロッ
ト噴射量QPL2MNは下限ガード値である。ステップ
S100で算出されたベースパイロット噴射量QPL2
Bがあまりに噴射量が少ないと、インジェクタ32の能
力上噴けなくなるというハード上の制約があるため、ス
テップS110での判定を行っている。
【0044】ステップS110の判定結果がYESの場
合には、ステップS120に進む。このステップS12
0では、ベースパイロット噴射量QPL2Bを「0」に
するとともに、パイロット噴射量最終補正量QAIJP
L2を「0」にして、本処理を一旦終了する。この場
合、ECU20は、パイロット噴射は行わず、メイン噴
射のみを行う。
【0045】ステップS110の判定結果がNOの場
合、すなわちベースパイロット噴射量QPL2Bが最小
パイロット噴射量QPL2MNより大きい場合には、ス
テップS130に進む。このステップS130では、ベ
ースパイロット噴射量QPL2Bとコモンレール圧力P
CRとからパイロット噴射量補正係数MQPCP2を算
出する。すなわち、ベースパイロット噴射量QPL2B
とコモンレール圧力PCRとに基づき、図3に示すマッ
プを参照してパイロット噴射量補正係数MQPCP2を
算出する。
【0046】このパイロット噴射量補正係数MQPCP
2は、ベースパイロット噴射量QPL2Bが少なくなる
程小さい値に設定されるとともに、コモンレール圧力P
CRが低くなる程大きい値に設定される。例えば、ベー
スパイロット噴射量QPL2Bが2(mm3/st)
で、コモンレール圧力PCRが30(MPa)の場合、
パイロット噴射量補正係数MQPCP2は0.85の値
に設定される。このような設定にしているのは、ベース
パイロット噴射量QPL2Bが少なくなるほど、筒内圧
の影響を受け易くなり、コモンレールPCRが低くなる
ほど、筒内圧の影響を受け易くなるからである。
【0047】この後、ステップS140に進み、パイロ
ット噴射時期AINJP2Fとコモンレール圧力PCR
とからパイロット噴射量補正値QPCIJP2を算出す
る。すなわち、パイロット噴射時期AINJP2Fとコ
モンレール圧力PCRとに基づき、図2に示すマップを
参照してパイロット噴射量補正値QPCIJP2を算出
する。このパイロット噴射量補正値QPCIJP2は、
上死点より前になる程ベースパイロット噴射量QPL2
Bを増加させるように設定されるとともに、コモンレー
ル圧力PCRが低くなる程同噴射量QPL2Bを増加さ
せるように設定されている。例えば、パイロット噴射時
期AINJP2Fが50(°CA BTDC)でかつコ
モンレールPCRが30(MPa)の場合、パイロット
噴射量補正値QPCIJP2はベースパイロット噴射量
QPL2Bを1.5倍する値に設定される。
【0048】この後、ステップS150に進み、ステッ
プS130で算出したパイロット噴射量補正係数MQP
CP2とステップS140で算出したパイロット噴射量
補正値QPCIJP2とを掛け合わせてパイロット噴射
量最終補正量QAIJPL2を算出する。
【0049】この後、ステップS160に進み、ベース
パイロット噴射量QPL2Bとパイロット噴射量最終補
正量QAIJPL2とを加算して最終パイロット噴射量
QPL2Fを算出する。この後、本処理を一旦終了す
る。
【0050】この後、ECU20は、上記処理で算出し
た最終パイロット噴射量QPL2Fとパイロット噴射時
期AINJP2Fとからパイロット噴射開始時刻とパイ
ロット噴射終了時刻とを算出し、RAMの該当するメモ
リ領域に格納する。各気筒#1〜#4について求めたパ
イロット噴射開始時期になると、対応する気筒のインジ
ェクタ32の電磁弁32aにインジェクタ駆動信号を出
力し、パイロット噴射が実行される。
【0051】なお、本実施形態では、「噴射量補正手
段」は、ステップS130〜160に相当する。以上の
ように構成された一実施形態によれば、以下の作用効果
を奏する。
【0052】(イ)パイロット噴射時期AINJP2F
で筒内圧を代用して、ベースパイロット噴射量QPL2
Bを補正するようにしている(ステップS130〜16
0)。つまり、エンジン運転状態に影響の大きいベース
パイロット噴射量QPL2Bを、パイロット噴射時期A
INJP2Fに基づいて(筒内圧の予測に基づいて)補
正するようにしているので、上記従来技術のように筒内
圧力センサを用いる必要がない。
【0053】また、ベースパイロット噴射量QPL2B
を、同噴射量、パイロット噴射時期AINJP2F、お
よびコモンレール圧力PCRの3つのパラメータに基づ
いて補正し、最終パイロット噴射量QPL2Fを算出す
るようにしている(S130〜S160)。このため、
実際の運転状態で、上記インターバルの定数がエンジン
の暖機状態や気圧の変化等により変化して、パイロット
噴射時期が変化したとしても、パイロット噴射量を狙い
通りに最適に制御することができる。したがって、製造
コストの低減と制御の信頼性を確保しつつ、騒音やスモ
ークの発生を抑制し、失火、白煙等の発生を防止するこ
とができる。 (ロ)2次元マップを2つ(図2のマップと図3のマッ
プ)組み合わせてパイロット噴射量最終補正値QAIJ
PL2を算出するようにしているので、上記3つのパラ
メータに基づいてパイロット噴射量の補正値を算出する
ための3次元マップを作る必要がない。これにより、製
造がより一層容易になるとともに、より一層のコスト低
減を図ることができる。
【0054】(ハ)パイロット噴射時期AINJP2F
とコモンレール圧力PCRとからパイロット噴射量補正
値QPCIJP2を算出するので(ステップS14
0)、コモンレール圧力PCR(燃料の圧力)を考慮し
てパイロット噴射量を補正することができる。
【0055】(ニ)パイロット噴射量補正係数MQPC
P2とパイロット噴射量補正値QPCIJP2とを掛け
合わせてパイロット噴射量最終補正量QAIJPL2を
算出するので(ステップS150)、上記3つのパラメ
ータに基づいて、ベースパイロット噴射量QPL2Bを
最適に補正することができる。
【0056】[変形例]なお、この発明は以下のように変
更して具体化することもできる。 ・上記一実施形態では、本発明をディーゼルエンジンに
適用した例を示したが、本発明は、各インジェクタによ
る燃料噴射をメイン噴射とパイロット噴射に分割して行
う全ての内燃機関に適用できる。
【0057】・上記一実施形態では、本発明を4気筒の
ディーゼルエンジンに適用した例を示したが、4気筒以
外のディーゼルエンジンにも本発明は適用可能である。 ・上記一実施形態では、パイロット噴射時期AINJP
2F、コモンレール圧力PCR、およびベースパイロッ
ト噴射量QPL2Bの3つのパラメータに基づいて補正
しているが、本発明はこの構成に限定されない。パイロ
ット噴射時期のみに基づいて、或いはパイロット噴射時
期とコモンレール圧力に基づいて、或いはパイロット噴
射時期とパイロット噴射量に基づいてベースパイロット
噴射量を補正する場合にも本発明は適用可能である。
【0058】・図2および図3の両マップ中における数
値は一例として示したものであり、本発明はそれらの数
値に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態による燃料噴射制御の実行手順を
示すフローチャート。
【図2】 同制御に用いるパイロット噴射量補正値のマ
ップを示す説明図。
【図3】 同制御に用いるパイロット噴射量補正係数の
マップを示す説明図。
【図4】 一実施形態に係るディーゼルエンジンおよび
その燃料噴射制御装置の概略を示す構成図。
【符号の説明】
2…4気筒ディーゼルエンジン、3…燃焼室,20…電
子制御装置(ECU)、32…インジェクタ、32a…
電磁弁。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 51/00 F02M 51/00 A Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 BA02 BA23 BA61 CE13 DA09 DA10 DC04 DC09 DC11 DC14 DC18 3G301 HA02 HA13 JA21 KA06 LB11 MA18 MA23 PA01Z PA10Z PB08Z PE01Z PE08Z PF01Z PF03Z PF07Z PF16Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒の燃焼室に燃料を噴射するインジ
    ェクタを備えた内燃機関に適用され、前記インジェクタ
    による燃料噴射をメイン噴射と該メイン噴射に先行する
    パイロット噴射とに分割して行う内燃機関の燃料噴射制
    御装置において、 前記各気筒に対し燃料噴射が実行される前に演算される
    パイロット噴射量を、パイロット噴射時期に基づいて補
    正する噴射量補正手段を備えることを特徴とする内燃機
    関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射量補正手段は、前記パイロット
    噴射時期と前記インジェクタに供給される燃料の圧力と
    に基づきパイロット噴射量補正値を設定し、該パイロッ
    ト噴射量補正値で前記パイロット噴射量を補正すること
    を特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記パイロット噴射量補正値は、前記パ
    イロット噴射時期が上死点より前になる程前記パイロッ
    ト噴射量を増加させるように設定されるとともに、前記
    燃料の圧力が低くなる程前記パイロット噴射量を増加さ
    せるように設定されることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  4. 【請求項4】 前記燃料の圧力は、前記各気筒のインジ
    ェクタに接続されたコモンレール内のコモンレール圧力
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載の内燃機関の燃料噴射制御装置。
  5. 【請求項5】 前記噴射量補正手段は、前記パイロット
    噴射量と前記燃料の圧力とに応じてパイロット噴射量補
    正係数を設定し、該補正係数と前記パイロット噴射量補
    正値とを掛け合わせて得られるパイロット噴射量最終補
    正量で前記パイロット噴射量を補正することを特徴とす
    る請求項2〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の燃料
    噴射制御装置。
  6. 【請求項6】 前記パイロット噴射量補正係数は、前記
    パイロット噴射量が少なくなる程小さい値に設定される
    とともに、前記燃料の圧力が低くなる程大きい値に設定
    されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の燃
    料噴射制御装置。
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