JP2001207748A - 面格子 - Google Patents

面格子

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JP2001207748A
JP2001207748A JP2000017701A JP2000017701A JP2001207748A JP 2001207748 A JP2001207748 A JP 2001207748A JP 2000017701 A JP2000017701 A JP 2000017701A JP 2000017701 A JP2000017701 A JP 2000017701A JP 2001207748 A JP2001207748 A JP 2001207748A
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    • E06DOORS, WINDOWS, SHUTTERS, OR ROLLER BLINDS IN GENERAL; LADDERS
    • E06BFIXED OR MOVABLE CLOSURES FOR OPENINGS IN BUILDINGS, VEHICLES, FENCES OR LIKE ENCLOSURES IN GENERAL, e.g. DOORS, WINDOWS, BLINDS, GATES
    • E06B9/00Screening or protective devices for wall or similar openings, with or without operating or securing mechanisms; Closures of similar construction
    • E06B9/01Grilles fixed to walls, doors, or windows; Grilles moving with doors or windows; Walls formed as grilles, e.g. claustra

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Grates (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内側から取り外すときの特殊構造部分を特に
必要とせず、取付作業がより容易でしかもより安価な防
犯・非常脱出用の面格子を提供すること。 【解決手段】 保持突起10が一方へ突出するように長
さ方向に沿って所定の間隔で多数形成された受け材1,
1を、保持突起10が外側に向く状態で建物の窓aの上
下又は左右に沿って固定し、両側部へ長さ方向に沿って
湾曲部20,20を有していてほぼチャンネル状に形成
された弾性を有するパネル2を、保持突起10が内部へ
押し込まれる状態で受材1,1の保持突起10へ取付
け、多数の押込み突起30が所定の間隔で形成された弾
性を有する押さえ材3の前記押し込み突起30を、受け
材1と対応する位置又はそれらの近傍において、隣接の
パネル2相互の間に嵌め込み状に押し込んだことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的には面格子に
関するものであり、さらに具体的には、格子の主体であ
る当該パネルが、外側から取り外すには困難で内側から
は比較的容易に取り外せるように構成された面格子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の多くの面格子は固定式であるが、
最近は外周枠部の内側に係止金具を設け、窓枠サッシに
形成された受け部に前記係止金具を係止させることによ
り、窓枠サッシへ取り付けるようにした一体型(外周枠
へ縦横の格子主体が固定されている構造)のアルミ合金
製の面格子が提案されている。前記面格子は、外側から
は取り外すことが困難で防犯上好ましく、火災その他の
災害が発生した場合のような非常時には、内側から前記
係止金具を窓枠サッシの受け部から外すことにより容易
に取り外すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の防犯・
非常時脱出用の面格子は、前述のような利点はあるけれ
ども、一体型で全体の重量が大きいため、取付作業は簡
単でなく、またその重量を格子側の係止金具と窓枠サッ
シ側の受け部とが負担するので破損し易かった。他方、
窓枠サッシへの面格子の係止部分を強固にするためには
構造が複雑になり高価であった。
【0004】本発明の目的は、内側から取り外すときの
特殊構造部分を特に必要とせず、取付作業がより容易で
しかもより安価な防犯・非常脱出用の面格子を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る面格子は、
前述の課題を解決するため以下のように構成したもので
ある。すなわち、請求項1に記載の面格子は、基部両端
にくびれ状のスロット部11を有する保持突起10が一
方へ突出するように長さ方向に沿って所定の間隔で多数
形成され、前記保持突起10が建物の外側へ向きかつ相
互の保持突起10が互いに重なる状態で、建物の窓aの
外側の上下にほぼ水平に又は前記窓aの外側の左右にほ
ぼ垂直に固定された受け材1,1と、両側部へ長さ方向
に沿って断面凸円弧状の湾曲部20,20を有していて
ほぼチャンネル状に形成され、前記保持突起10が内部
へ押し込まれる状態で前記受材1,1の保持突起10へ
被せられた弾性を有する多数のパネル2と、両脚板3
4,34に頂部の両端方向へほぼ円弧状に突出する突出
部32を有する多数の押込み突起30が所定の間隔で形
成され、前記各受け材1,1と対応する位置又はそれら
の近傍において、前記押し込み突起30が隣接のパネル
2相互の間に嵌め込み状に押し込まれたほぼU字状断面
の弾性を有する押さえ材3,3と、を備えたことを特徴
としている。
【0006】請求項2に記載の面格子は、基部両端にく
びれ状のスロット部11を有する保持突起10が一方へ
突出するように長さ方向に沿って所定の間隔で多数形成
され、前記保持突起10が建物の外側へ向きかつ相互の
保持突起10が互いに重なる状態で、建物の窓aの外側
の上下にほぼ水平に又は前記窓aの外側の左右にほぼ垂
直に固定された受け材1,1と、両側部へ長さ方向に沿
って断面円弧状の湾曲部20,20を有していてほぼチ
ャンネル状に形成され、チャンネル形状が建物の外側へ
向く状態で前記保持突起10相互の間へ嵌め込み状に押
し込まれた弾性を有する多数のパネル2と、両脚板3
4,34に頂部の両端方向へほぼ円弧状に突出する突出
部32を有する多数の押込み突起30が所定の間隔で形
成され、前記各受け材1,1と対応する位置又はそれら
の近傍において、前記押し込み突起30が各パネル2の
内部に嵌め込み状に押し込まれたほぼU字状断面の弾性
を有する押さえ材3,3と、を備えたことを特徴として
いる。
【0007】請求項3に記載の面格子は、請求項1又は
2の面格子において、受け材1,1が、ねじやねじ釘等
の適数の固定具4により窓aの周囲の壁面bへ固定され
ており、固定具4がパネル2と対応する部分に位置して
いることを特徴としている。
【0008】請求項4に記載の面格子は、請求項1〜3
のいずれかの面格子において、パネル2の窓aと面する
面の適所には、当該窓aと面する部分が平滑な押出補助
材5が取り付けられていることを特徴としている。
【0009】請求項5に記載の面格子は、各パネル2に
取り付けられている押出補助材5が、それらのパネル2
とほぼ直角に交差する状態で一体に連続していることを
特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明に
係る面格子の好ましい実施形態を説明する。 第1実施形態 図1は本発明による第1実施形態の面格子を建物の窓に
取り付けた状態の正面図、図2は図1の矢印A−Aに沿
う拡大断面図、図3は図2と同様な状態における拡大分
解断面図、図4は図1の矢印B−Bに沿う部分拡大断面
図である。
【0011】1,1は、アルミニウム合金板や軽量鉄板
等の弾性を有するU字状断面の部材からなる受け材であ
り、プレスにより板を所定形状に裁断し、これを図5の
ように断面ほぼU字状に成形することによって製造され
たものである。受け材1の両脚板14,14には、頂部
両端へ凸円弧状の突出部12を有し、基部両端に円弧状
にくびれたスロット部11を有するほぼ均一なサイズの
保持突起10が、互いに重なるように一定の間隔で多数
形成されている。凸円弧状の突出部12とそれに連続す
る凹円弧状のスロット部11とは、全体としてS字状を
形成している。なお、各保持突起10の中央部にはそれ
ぞれ円弧状の切り欠き13が形成されている。
【0012】前述の受け材1,1は、各保持突起10が
建物の外側へ向きかつ相互の保持突起10が互いに重な
る状態で、建物の窓aの外側の上下の壁面bヘほぼ水平
に平行するように固定されている。この実施形態の受け
材1,1は、保持突起10と対応する部分(すなわち、
後述のパネル2と対応する部分)において、ねじ,ねじ
釘等の複数の固定具4により窓aの周囲の壁面bへ固定
されていて、固定具4が建物の外側からはどの位置にあ
るか見えないようになっている。各受け材1の壁面b側
に面する面には、固定時の便宜(仮止め等)のために所
要の位置に剥離紙の付いた両面粘着テープを付着させて
おくことができる。
【0013】2は両側部へ長さ方向に沿って断面凸円弧
状の湾曲部20,20を有し、ほぼチャンネル状に形成
された弾性を有するパネルであり、各パネル2は、前記
保持突起10が内部へ強く押し込まれた状態で前記受け
材1,1の保持突起10へ被せられて保持されている。
この実施形態において、パネル2は焼付け塗装された薄
い(厚さ0.6〜1.0mm程度)アルミニウム合金板
である。
【0014】3は、両脚板34,34に頂部両端へ凸円
弧状の突出部32を有するほぼ均一なサイズの多数の押
込み突起30が、一定の間隔で形成されたほぼU字状断
面の弾性を有する押さえ材である。この実施形態におけ
る押さえ材3は、アルミニウム合金板を所定形状に裁断
してU字状断面になるように成形したものである。各押
さえ材3は、前記パネル2を介して受け材1,1と相対
するように設置されており、各押し込み突起30が隣接
のパネル2相互の間に嵌め込み状に強く押し込まれてい
る。すなわち、図3で示すように、押し込み突起30の
幅W(押さえ材3の長さ方向に沿う幅)は、保持突起1
0,10に保持されている隣合うパネル2,2相互の間
隔wよりもやや大きく設定されている。また、押さえ材
3は、押さえ突起30,30相互の間においてパネル2
を保持突起10へ押し付けるように作用している。
【0015】この実施形態における押さえ材3は、受け
材1と共通に使用されるように同様に製造されている。
したがって、押さえ材3の両脚板34,34に形成され
ている各押込み突起30は、基部両端に円弧状にくびれ
たスロット部31を有し、突出部12とそれに連続する
凹円弧状のスロット部11とは、全体としてS字状を形
成しており、各脚板34,34相互の押し込み突起30
は互いに重なるようになっている。また、各押し込み突
起30の中央部にはそれぞれ円弧状の切り欠き43が形
成されている。
【0016】各パネル2の窓aと面する部分の内側に
は、図1及び図5で示すように、パネル2の長さ方向の
中央寄り部分に窓a側へ面する部分が平滑な押出補助材
5が押し込み状に取り付けられている。この実施形態に
おいて、押出補助材5は面格子を補強するように一体に
連続しており、受け材1と同様な材質で同様に構成され
ている。したがって、両脚板54,54には保持突起1
0と同様な形状の突起50を有しており、この突起50
の部分にパネル2が嵌め込み状に被せられている。各受
け材1,各パネル2,各押さえ材3及び押出補助材5の
各端部には、合成樹脂製のキャップ21,15,35,
55がそれぞれ被せられている。
【0017】第1実施形態の面格子は、先ず受け材1,
1を窓aの外側の上下に沿ってそれぞれ水平に固定する
とともに、中央部寄り位置へ水平になるように押出補助
材5の両端を適当な手段(例えば両面接着テープ等)仮
止めし、次いで図3のように、上下の受け材1,1のそ
れぞれ対応する保持突起10及び押出補助材5の突起5
0へ各パネル2を図示の状態に嵌め合わせて保持させた
後、前記受け材1,1へ重なるように、各押さえ材3,
3の押し込み突起30を隣合うパネル2,2相互の間に
押し込むことにより、組み立て並びに取付けが完了す
る。前期組み立て及び取付けの際には、押出補助材5を
前述のように仮止めすることに代えて、あらかじめ押出
補助材5に各パネル2を取り付けておき、各パネル2の
上下の端部を受け材1の保持突起10へ一斉に嵌め合わ
せてもよい。面格子による視界の遮蔽率は、パネル2の
幅やパネル2の設置間隔(受け材1の保持突起10の形
成間隔)を適宜選択することにより任意に設定される。
【0018】受け材1,1の保持突起10へパネル2を
被せて保持させるとき、弾性を有するパネル2はチャン
ネルの開口幅が広がり、保持突起10がパネル2を保持
した状態では、各パネル2の湾曲部20,20が弾性に
より保持突起10を掴んだ状態になる。押出補助材5も
保持突起10と同様な状態でパネル2の内部に保持され
る。この状態におけるパネル2の保持突起10への保持
力は、パネル2の弾性を一定とすれば、パネル2の内側
のサイズ(幅)と保持突起10の幅(一方の突出部12
から他方の突出部12までの距離)の差(後者が大き
い)による。
【0019】押さえ材3の押し込み突起30を隣接のパ
ネル2,2の間に押し込むとき、押さえ材3の押し込み
突起30の部分は両脚板34,34が開く方向へ所定量
変形する。それらの変形は、当該部材の弾性によって押
し込み終了とともに一部が復元するため、パネル2,2
は押え横材3の押込み突起30によって両側の保持突起
10,10の端部へ強く押し付けられる。他方、押込み
突起30の部分における脚板34,34に対しては、パ
ネル2の湾曲部20の復元方向への弾力が常時作用す
る。
【0020】第1実施形態の面格子によれば、以上のよ
うに各パネル2が各受け材1及び押さえ材1により強固
に保持されるているので、格子の主体であるパネル2
は、足場のわるい外側から引き剥がす場合には容易に取
り外すことができない。また、ねじやねじ釘等の各固定
具4はパネル2と対応する位置(窓aの外側から見ると
パネル2の裏側)に取り付けられている。したがって、
これらの固定具4はパネル2の遮蔽により外側からは見
えなくなっており、かつ、押さえ部材3やパネル2を取
り外さない限り外側から取り外すことができなくなって
いるので、固定具4を外側から取り外すことによって面
格子を取り外すことはできない。
【0021】他方、建物の内側にはパネル2に対する押
出し力を貯えるための十分な空間があるため、窓aに面
するパネル2の中央部(長さ方向の中央部)又は中央寄
り部分を内側から足で強く蹴るか、あるいは手近な器物
等で外側へ強く打ち出す(押し出す)と、当該パネル2
は力が加わった部分が外側に向けて突出するように曲が
る(変形する)。同時に、受け材1と押さえ材3とで挟
まれている上下の端部が受け材1及び押さえ材3から抜
けて外側に落下するので、パネル2は比較的容易に取り
外し又は排除することができる。したがって、防犯上好
ましくまた非常時の脱出の際にも便利である。また、前
述のようにパネル2の窓aと面する部分には一体に連続
する押出補助材5が取り付けられているので、パネル2
の押出補助材5の部分に対して押出し力を加えることに
より、パネル2を一斉にかつ円滑に取り外すことができ
る。以上に対して、パネル2の長さ方向中央部を外側か
ら強く内側に押しても、パネル2は曲がる空間が十分で
ないので受け材1と押さえ材3とで挟まれている部分が
抜け出すことはない。
【0022】第1実施形態の面格子は、窓aの上下に水
平に受け材1,1を固定するとともに押出補助材5を仮
止めした後、上下の受け材1,1のそれぞれ対応する保
持突起10と押出補助材5の対応する突起50へ各パネ
ル2を嵌め合わせて保持させ、受け材1,1に沿うよう
に各押さえ材3,3の押し込み突起30を隣合うパネル
2,2相互の間に押し込むことにより取付けが完了する
ので、取付作業が非常に簡単で作業性がよいとともに、
取り付けや組み立てのために特に熟練を要しない。
【0023】第2実施形態 図5は本発明に係る面格子の第2実施形態を示す部分断
面図である。この実施形態の面格子は、受け材1の保持
突起10の形状が第1実施形態における受け材1の保持
突起10とは若干異なっており、保持突起10の両端の
凸円弧状の突出部12の基端部(くびれ状のスロット部
11との連続部)が鋭角状となっている。押さえ材3は
第1実施形態のものとほぼ同様な構成であり、押さえ材
3と受け材1は構成を異にしている。この実施形態の面
格子は、受け材1における保持突起10の突出部12の
基部が鋭角状になっているため、保持突起10によるパ
ネル2の保持力がより強固である。第2実施形態の面格
子のその他の構成や作用,効果は、第1実施形態の面格
子とほぼ同様であるので、それらの説明は省略する。
【0024】第3実施形態 図6は本発明に係る面格子の第3実施形態を示す部分断
面図である。この実施形態の面格子では、第1実施形態
の面格子と比べた場合、パネル2が押さえ材3の各押さ
え突起30へ嵌め付けらた状態で、受け材1の保持突起
10相互の間に保持されており、当該各パネル2が逆向
きになっている点で異なっている。この面格子は、平行
な二本の押さえ材3の各押さえ突起30へパネル2を嵌
め合わせるように被せ、窓aの上下の壁面bへそれぞれ
水平に固定した受け材1,1に対して、各隣合う保持突
起10,10の間に前記パネル2が仰向け状に嵌め込ま
れるように、各パネル2を一斉に押し込むことによって
組み立てられる。各パネル2は、それらの湾曲部20,
20は押さえ材3の押さえ突起30により、隣合う保持
突起10,10の基部へ強く押し付けられた状態にな
る。すなわち、各パネル2は保持突起10,10と押さ
え突起30とで強く挟まれた状態で保持される。
【0025】この実施形態の面格子においては、パネル
2が外側を向いていてその背面が窓a側に面しているの
で、パネル2へ第1実施形態の面格子におけるような押
出補助材5は設けられていない。各パネル2がより薄肉
である場合には、パネル2の窓aへ面する部分(背面
側)へ例えば受け材1とほぼ同様な構成の押出補助材を
取り付けるか、あるいは、パネル2の背面側から嵌め付
けるように他の押出補助材を取り付けるのが好ましい。
【0026】第3実施形態の面格子では、押さえ材3の
押さえ突起30へパネル2を被せて保持させるとき、弾
性を有するパネル2はチャンネルの開口幅が広がり、押
さえ突起30がパネル2を保持した状態では、各パネル
2の湾曲部20,20が弾性により突起30を掴んだ状
態になる。押さえ材3の押さえ突起30に保持された各
パネル2を受け材1の保持突起10,10相互の間に押
し込む際、受け材1の各保持突起10の部分は両脚板1
4,14が開く方向へ所定量変形する。それらの変形
は、当該部材の弾性によって押し込み終了とともに一部
が復元するため、パネル2,2は押え横材3の押込み突
起30によって両側の保持突起10,10の端部へ強く
押し付けられる。
【0027】第3実施形態の保持突起も、パネル2の長
さ方向の中央部分を内側から外側へ強く押し出せば外側
に突出するように当該部分が曲がり、パネル2の上下の
端部が受け材1及び押さえ材3から抜けて外れる。この
実施形態の面格子の他の構成や作用,効果は、第1実施
形態の面格子とほぼ同様であるのでそれらの説明は省略
する。
【0028】第4実施形態 図7は本発明に係る面格子の第4実施形態を示す部分断
面図である。この実施形態の面格子は、各パネル2に取
り付けられた押出補助材5が一体に連続せずにそれぞれ
独立しており、窓aに面する部分には合成樹脂製等のキ
ャップ56が被せられている。これらの押出補助材5
は、パネル2を受け材1に組み付ける前にパネル2へあ
らかじめ取り付けておく。この実施形態では、パネル2
を内側から押出して取り外す際、各パネル2毎にに取り
外すのに適するため、押出しの力はより小さくて済む。
この実施形態の面格子の他の構成や作用,効果は、第1
実施形態の面格子とほぼ同様であるのでそれらの説明は
省略する。
【0029】第5実施形態 図8は本発明に係る面格子の第5実施形態を示す正面図
である。この実施形態では、受け材1を方形の窓aの両
側に沿って垂直に固定し、これらの受け材1に各パネル
2を水平方向へ沿うように取り付け、各受け材1と対応
する位置へ押さえ材3を取り付けている。各パネル2の
長さ方向の中央部には、受け材1と同様な構成の補強を
兼ねた押出補助材5がパネル2と直角に交差するように
取り付けられている。この実施形態の面格子の他の構成
や作用,効果は、第1実施形態の面格子とほぼ同様であ
るのでそれらの説明は省略する。
【0030】その他の実施形態 パネル2は弾性を有していれば、前述のようなアルミニ
ウム合金板でなく、例えばポリカーボネートその他のプ
ラスチック成形板を使用することができる。また、パネ
ル2は両側部に湾曲部20,20を有していて全体とし
てほぼチャンネル状に形成されていれば十分であり、補
強や美観のために湾曲部20以外の部分へ長さ方向に沿
って小さな溝を形成することができるほか、適当な色彩
に着色することができる。押出補助材5は、前述のよう
な金属板でなく、パネル2の内部へ嵌め込まれる形状
(第3実施形態の面格子では、パネル2が背面から嵌め
込まれる形状)のプラスチック成形品を使用することが
できる。各受け材1を窓aの周囲の壁面bに固定具4に
より固定する場合において、パネル2の数と対応する数
の固定具4を使用する必要はなく、各固定具4が有する
固定力が強力である場合には、各受け材1をパネル2の
数より少ない数の固定具4を用いて壁面bへ固定すれば
十分である。
【0031】
【発明の効果】請求項1及び2の発明に係る面格子によ
れば、各パネル2が各受け材1及び押さえ材1により強
固に保持されるているので、格子の主体であるパネル2
は、足場がわるくしかもパネル2と窓との間の空間が小
さ外側からは、容易に取り外すことができない。他方、
建物の内側にはパネル2に対する押出し力を貯えるため
の十分な空間があるので、窓aに面するパネル2の中央
部(長さ方向の中央部)又は中央寄り部分を内側から外
側へ強く押し出すと、当該パネル2は力が加わった部分
が外側に向けて突出するように曲がる(変形する)。同
時に、受け材1と押さえ材3とで挟まれている上下の端
部が受け材1及び押さえ材3から抜けて外側に落下する
ので、パネル2は比較的容易に取り外し又は排除するこ
とができる。したがって、防犯上好ましくまた非常時の
脱出の際にも便利である。また、取付作業が非常に簡単
で作業性がよいとともに、取り付けや組み立てのために
特に熟練を要しない。
【0032】請求項3の発明に係る面格子によれば、ね
じやねじ釘等の各固定具4はパネル2と対応する位置に
取り付けられている。したがって、これらの固定具4は
パネル2の遮蔽により外側からは見えなくなっており、
かつ、押さえ部材3やパネル2を取り外さない限り外側
から取り外すことができなくなっているので、固定具4
を外側から取り外すことによって面格子を取り外すこと
はできない。
【0033】請求項4の発明に係る面格子によれば、パ
ネル2の窓aと面する内側に押出補助材5が設けられて
いるので、パネル2の押出補助材5の部分に対して押出
し力を加えることにより、パネル2をより円滑に取り外
すことができる。
【0034】請求項5の発明に係る面格子によれば、各
パネル2に取り付けられている押出補助材5が一体に連
続いるので、面格子が補強されるとともに、内側から各
パネル2を一斉に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の面格子を建物の窓
に取り付けた状態の正面図である。
【図2】図1の矢印A−Aに沿う拡大断面図である。
【図3】図2の状態における部分分解断面図である。
【図4】図1の矢印B−Bに沿う部分拡大断面図であ
る。
【図5】本発明に係る面格子の第2実施形態を示す部分
断面図である。
【図6】本発明に係る面格子の第3実施形態を示す部分
断面図である。
【図7】本発明に係る面格子の第4実施形態を示す部分
断面図である。
【図8】本発明に係る面格子の第5実施形態を示す正面
図である。
【符号の説明】
a 窓 b 壁面 1 受け材 10 保持突起 11 スロット部 12 突出部 13 切り欠き 14 脚板 15,21,35,55,56 キャップ 2 パネル 20 湾曲部 3 押さえ材 30 押し込み突起 31 スロット部 32 突出部 33 切り欠き 34 脚板 4 固定具 5 押出補助材 50 突起 54 脚板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部両端にくびれ状のスロット部11を
    有する保持突起10が一方へ突出するように長さ方向に
    沿って所定の間隔で多数形成され、前記保持突起10が
    建物の外側へ向きかつ相互の保持突起10が互いに重な
    る状態で、建物の窓aの外側の上下にほぼ水平に又は前
    記窓aの外側左右にほぼ垂直に固定された受け材1,1
    と、 両側部へ長さ方向に沿って断面凸円弧状の湾曲部20,
    20を有していてほぼチャンネル状に形成され、前記保
    持突起10が内部へ押し込まれる状態で前記受材1,1
    の保持突起10へ被せられた弾性を有する多数のパネル
    2と、 両脚板34,34に頂部の両端方向へほぼ円弧状に突出
    する突出部32を有する多数の押込み突起30が所定の
    間隔で形成され、前記各受け材1,1と対応する位置又
    はそれらの近傍において、前記押し込み突起30が隣接
    のパネル2相互の間に嵌め込み状に押し込まれたほぼU
    字状断面の弾性を有する押さえ材3,3と、 を備えたことを特徴とする面格子。
  2. 【請求項2】 基部両端にくびれ状のスロット部11を
    有する保持突起10が一方へ突出するように長さ方向に
    沿って所定の間隔で多数形成され、前記保持突起10が
    建物の外側へ向きかつ相互の保持突起10が互いに重な
    る状態で、建物の窓aの外側の上下にほぼ水平に又は前
    記窓aの外側の左右にほぼ垂直に固定された受け材1,
    1と、 両側部へ長さ方向に沿って断面円弧状の湾曲部20,2
    0を有していてほぼチャンネル状に形成され、チャンネ
    ル形状が建物の外側へ向く状態で前記保持突起10相互
    の間へ嵌め込み状に押し込まれた弾性を有する多数のパ
    ネル2と、 両脚板34,34に頂部の両端方向へほぼ円弧状に突出
    する突出部32を有する多数の押込み突起30が所定の
    間隔で形成され、前記各受け材1,1と対応する位置又
    はそれらの近傍において、前記押し込み突起30が各パ
    ネル2の内部に嵌め込み状に押し込まれたほぼU字状断
    面の弾性を有する押さえ材3,3と、 を備えたことを特徴とする面格子。
  3. 【請求項3】 受け材1,1は、ねじやねじ釘等の適数
    の固定具4により窓aの周囲の壁面bへ固定されてお
    り、固定具4はパネル2と対応する部分に位置している
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の面格子。
  4. 【請求項4】 パネル2の窓aと面する面の適所には、
    当該窓aと面する部分が平滑な押出補助材5が取り付け
    られていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか
    に記載の面格子。
  5. 【請求項5】 各パネル2に取り付けられている押出補
    助材5は、それらのパネル2とほぼ直角に交差する状態
    で一体に連続していることを特徴とする、請求項4に記
    載の面格子。
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