JP2001207554A - 板材の接合部材及び板材の接合構造 - Google Patents

板材の接合部材及び板材の接合構造

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JP2001207554A JP2000023269A JP2000023269A JP2001207554A JP 2001207554 A JP2001207554 A JP 2001207554A JP 2000023269 A JP2000023269 A JP 2000023269A JP 2000023269 A JP2000023269 A JP 2000023269A JP 2001207554 A JP2001207554 A JP 2001207554A
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和信 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】板材の伸縮量を効果的に吸収することができる
ような状態に板材を確実に接合することができ、しか
も、板材の接合部分に目地溝を形成することができる板
材の接合部材及び板材の接合構造を提供する。 【解決手段】床板10の接合端面10aには、凹部10
bが形成されていると共に、各床板10の表面にはV字
状の多数の擬似溝(図示せず)が形成されている。接合
部材20は、上面に目地溝Aを形成する、床板10の接
合方向に伸縮自在の本体部21と、接合状態において隣
接する2枚の床板10の接合端面10aに形成された凹
部10bにそれぞれ嵌合する左右一対の凸部22と、本
体部21の圧縮状態を規制する規制部23とを備えてお
り、接合部材20の本体部21が規制部23によって所
定の圧縮状態に保持された状態で、接合部材20の一対
の凸部22が隣接する板材10の接合端面10aに形成
された凹部10bにそれぞれ嵌合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床板等の板材を
相互に接合するための接合部材及び接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、床を施工する場合は、多数の床板を相互に接合しな
がら敷設するのが一般的であり、図9(a)に示すよう
に、床板50の一方の接合端面51に雄実52を形成す
ると共に他方の接合端面51に雌実53を形成し、接合
しようとする床板50、50の雄実52と雌実53とを
相互に嵌合させることによって、隣接する床板50、5
0同士を相互に接合するようになっている。
【0003】ところで、上述したような床板の接合構造
では、同図(b)に示すように、一方の床板50の接合
端面51と他方の床板50の接合端面51とが相互に付
き合わされることになるので、このようにして多数の床
板50を接合しながら敷設することで床を施工すると、
室内の温湿度の変動等によって床板50が膨張(伸長)
した場合には、その膨張(伸長)量を吸収することがで
きず、図10(a)に示すように、床板50、50同士
の接合部分に突き上げが発生するといった問題がある。
【0004】このような床板50、50の接合部分にお
ける突き上げの発生を防止するために、余裕を持たせて
床板50、50同士を接合することも考えられるが、逆
に、室内の温湿度の変動によって床板50、50が収縮
した場合には、同図(b)に示すように、床板50、5
0同士の接合部分に隙間Lが発生し、床の外観が損なわ
れるといった問題がある。
【0005】このため、図11(a)に示すように、接
合部材60を介して床板50、50同士を相互に接合す
ることが行われている。この接合部材60は、同図
(b)に示すように、接合しようとする2枚の床板5
0、50の間に挟み込まれる軟質樹脂によって形成され
た本体部61と、この本体部61に一体的に連設された
左右一対の凸部62、62とから構成されており、床板
50、50の接合端面51、51に予め形成された凹部
(溝)54、54と接合部材60の凸部62、62とを
相互に嵌合させることによって、床板50、50の接合
端面51、51を軟質樹脂からなる本体部61に当接さ
せるようにして床板50、50同士を接合するものであ
る。
【0006】このような接合部材60を用いて床板5
0、50同士を接合すると、相互に接合された床板5
0、50の伸縮量を、軟質樹脂からなる本体部61によ
ってある程度吸収することができるので、床板50、5
0同士の接合部分における突き上げや隙間の発生を軽減
することができる。
【0007】ところで、床板50の伸縮量を接合部材6
0によって効果的に吸収するためには、床板50が膨張
(伸長)したときに本体部61がさらに圧縮されるよう
に、また、床板50が収縮したときには圧縮された本体
部61が復元して床板50の接合端面51から離反しな
いように、床板50、50を接合する際に、軟質樹脂か
らなる本体部61をある程度の圧縮状態に保持しておか
なければならない。
【0008】しかしながら、接合部材60の本体部61
が最適な圧縮状態になるように、床板50を接合するこ
とは難しく、床板50を敷設する現場施工者によっても
床の施工状態にムラが発生するので、上述したような接
合部材60を用いて床板50、50を接合したとして
も、床板50、50同士の接合部分における突き上げや
隙間の発生を確実に防止することができないのが現状で
ある。
【0009】また、床板50、50の接合部分には目地
溝が形成される場合が多く、特に、擬似溝が形成された
床板を使用する場合は、床板同士の接合部分にも擬似溝
と同様の目地溝を形成する必要があるが、上述したよう
な接合部材60を用いて床板50、50同士を接合した
場合は、床板50、50の接合部分に目地溝を形成する
ことができないといった問題がある。
【0010】そこで、この発明の課題は、板材の伸縮量
を効果的に吸収することができるような状態に板材を確
実に接合することができ、しかも、板材の接合部分に目
地溝を形成することができる板材の接合部材及び板材の
接合構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、この発明は、隣接する板材同士を相互
に接合する板材の接合部材であって、上面に目地溝が形
成された、前記板材の接合方向に伸縮自在の本体部と、
前記本体部に連設された、前記板材の接合端面にそれぞ
れ形成された凹部に嵌合する一対の凸部と、前記本体部
の圧縮状態を規制する規制部とを備え、前記規制部は、
接合後における前記板材の伸長力によって前記本体部の
圧縮規制状態が解除されるように、変形可能に形成され
ている板材の接合部材及びこの接合部材を介して隣接す
る板材同士を相互に接合する板材の接合構造であって、
隣接する前記板材は、それぞれの接合端面に凹部が形成
されており、前記接合部材の前記本体部が前記規制部に
よって所定の圧縮状態に保持された状態で、前記接合部
材の一対の前記凸部が隣接する前記板材の接合端面に形
成された前記凹部にそれぞれ嵌合している板材の接合構
造を提供するものである。
【0012】以上のように構成された接合部材を用いて
板材を接合すると、接合部材によって板材の接合部分に
目地溝が形成されると共に、規制部の存在によって、常
に本体部が所定の圧縮状態に保持されるように確実に板
材を接合することができ、しかも、接合後における板材
の伸長力によって規制部が変形することで、本体部がさ
らに圧縮可能な状態となるので、接合後における板材の
伸縮量を効果的に吸収することができる。
【0013】また、隣接する板材同士を相互に接合する
板材の接合部材であって、前記板材の接合方向に伸縮可
能な本体部と、前記本体部に連設された、隣接する前記
板材の接合端面にそれぞれ形成された凹部に嵌合する一
対の凸部と、前記本体部に連設された、一方の前記板材
の接合端面に連設された溝形成部にその下方側から当接
することで目地溝を形成する上下方向に変形可能な張出
片と、前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備
え、前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力に
よって前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、
変形可能に形成されている、請求項3に記載の接合部材
及びこの接合部材を介して隣接する板材同士を相互に接
合する板材の接合構造であって、隣接する前記板材は、
それぞれの接合端面に凹部が形成されていると共に、一
方の前記板材の接合端面には、前記接合部材とによって
目地溝を形成する溝形成部が連設されており、前記接合
部材の前記本体部が前記規制部によって所定の圧縮状態
に保持された状態で、前記接合部材の一対の前記凸部が
隣接する前記板材の接合端面に形成された前記凹部にそ
れぞれ嵌合している、請求項7に記載の板材の接合構造
によっても同様の効果を得ることができる。
【0014】特に、上面に目地溝が形成された、前記板
材の接合方向に伸縮自在の本体部と、前記本体部に連設
された、一方の前記板材の接合端面に形成された凹部に
嵌合する凸部と、前記本体部の圧縮状態を規制する規制
部とを備え、前記本体部は、他方の前記板材の接合端面
に固着されるようになっており、前記規制部は、接合後
における前記板材の伸長力によって前記本体部の圧縮規
制状態が解除されるように、変形可能に形成されてい
る、請求項2に記載の接合部材及びこの接合部材を介し
て隣接する板材同士を相互に接合する板材の接合構造で
あって、一方の前記板材は、その接合端面に凹部が形成
されており、前記接合部材の前記本体部が他方の前記板
材の接合端面に固着され、前記接合部材の前記本体部が
前記規制部によって所定の圧縮状態に保持された状態
で、前記接合部材の前記凸部が一方の前記板材の接合端
面に形成された前記凹部に嵌合している、請求項6に記
載の板材の接合構造にあっては、接合部材の本体部が一
方の板材の接合端面に固着されているので、板材同士の
接合力をさらに高めることができる。
【0015】また、隣接する板材同士を相互に接合する
板材の接合部材であって、前記板材の接合方向に伸縮可
能な本体部と、前記本体部に連設された、一方の前記板
材の接合端面に形成された凹部に嵌合する凸部と、前記
本体部に連設された、一方の前記板材の接合端面に連設
された溝形成部にその下方側から当接することで目地溝
を形成する上下方向に変形可能な張出片と、前記本体部
の圧縮状態を規制する規制部とを備え、前記本体部は、
他方の前記板材の接合端面に固着されるようになってお
り、前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力に
よって前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、
変形可能に形成されている、請求項4に記載の接合部材
及びこの接合部材を介して隣接する板材同士を相互に接
合する板材の接合構造であって、一方の前記板材の接合
端面には、凹部が形成されていると共に前記接合部材と
によって目地溝を形成する溝形成部が連設されており、
前記接合部材の前記本体部が他方の前記板材の接合端面
に固着され、前記接合部材の前記本体部が前記規制部に
よって所定の圧縮状態に保持された状態で、前記接合部
材の前記凸部が一方の前記板材の接合端面に形成された
前記凹部に嵌合している、請求項8に記載の板材の接合
構造によっても同様の効果を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図1には、隣接する2枚の床板10
が接合部材20を介して相互に接合された床板の接合構
造(状態)が示されている。
【0017】前記床板10は、図2に示すように、3プ
ライ合板や5プライ合板等からなる下部基材11の表面
に、中質繊維板(MDF)からなる上部基材12及び表
面化粧材13が順次積層されたものであり、2枚の床板
10の接合端面10aには、凹部10bがそれぞれ形成
されていると共に、各床板10の表面にはV字状の多数
の擬似溝(図示せず)が形成されている。
【0018】前記接合部材20は、ゴム系樹脂等の合成
樹脂を用いて押出成形された樹脂成形体であり、図2に
示すように、隣接する床板10間に挟み込まれる、床板
10の接合方向に伸縮自在の本体部21と、接合状態に
おいて隣接する2枚の床板10の接合端面10aに形成
された凹部10bにそれぞれ嵌合する左右一対の凸部2
2と、本体部21の圧縮状態を規制する規制部23とを
備えている。
【0019】前記本体部21は、床板10の接合状態に
おいて各床板10の接合端面10aに接触する左右一対
の対向板21aと、両対向板21aをその上端部で相互
に結合するV字状に屈曲した弾性変形可能な連結板21
bとから構成されており、隣接する2枚の床板10が相
互に接合された状態では、図1に示すように、隣接する
2枚の床板10間に連結板21bが露出することで、V
字状に屈曲した連結板21bによって床板10の接合部
分に目地溝Aが形成されるようになっている。
【0020】左右一対の前記凸部22は、本体部21に
おける一対の対向板21aの外面からそれぞれ外側に突
出するように、本体部21に一体成形されており、この
凸部22の上面及び下面には断面形状が鋸歯状の抜止部
が形成されている。従って、この凸部22が、床板10
の接合端面10aに形成された凹部10bに一旦嵌合す
ると、断面形状が鋸歯状の抜止部が凹部10bの内面に
食い込んで、嵌合した凸部22が凹部10bから容易に
抜けないようになっている。
【0021】前記規制部23は、一方の対向板21aの
内面から内側に突出するように本体部21に連設されて
おり、本体部21が床板10の接合方向に圧縮されたと
きに、その先端が他方の対向板21aの内面に当接する
ことで、本体部21が必要以上に圧縮されないようにな
っている。
【0022】以上のように構成された接合部材20を用
いて隣接する2枚の床板10を接合しながら床下地材の
上に敷設するには、まず、一方の床板10の裏面に接着
剤を塗布した状態で床下地材の上に接着することで固定
した後、この床板10の接合端面10aに形成された凹
部10bに接合部材20の一方の凸部22を嵌合させな
がら、裏面に接着剤が塗布された他方の床板10の接合
端面10aに形成された凹部10bに接合部材20の他
方の凸部22を嵌合させて床下地材に接着すると、図1
に示すように、2枚の床材10が接合部材20を介して
相互に接合された状態で敷設される。
【0023】このとき、上述したように、規制部23の
先端が他方の対向板21aの内面に当接することで、本
体部21の圧縮状態が規制され、常に最適の圧縮状態
で、2枚の床板10が相互に接合されることになる。ま
た、2枚の床板10が相互に接合された状態では、図1
に示すように、2枚の床板10間に接合部材20の連結
板21bが露出し、この連結板21bによって床板10
の接合部分に目地溝Aが形成されることになる。
【0024】このようにして2枚の床板10が相互に接
合された後に、床板10が膨張(伸張)した場合は、図
3(a)に示すように、床板10の伸張力によって規制
部23が上方側または下方側のいずれか一方側に屈曲す
るように変形して、本体部21の圧縮規制状態が解除さ
れる。これに伴って、目地溝Aを形成している連結板2
1bが弾性変形することで本体部21が容易に圧縮さ
れ、床板10の伸張量を確実に吸収することができるの
で、床板10の接合部分に突き上げが発生することがな
い。
【0025】逆に、床板10が収縮した場合は、隣接す
る床板10同士が相互に離反することになるが、同図
(b)に示すように、本体部21に作用する引張力によ
って、予め屈曲状態にある連結板21bが伸長するよう
に弾性変形して、対向板21aの間隔が大きくなるの
で、床板10の接合端面10a間の広がりに本体部21
が確実に追従することができ、床板10の接合部分に隙
間が形成されることがない。
【0026】図4〜図6は他の実施形態を示している。
この床板30も上述した床板10と同様に、下部基材3
1、上部基材32及び表面化粧材33の3層構造の板材
によって形成されているが、双方の床板30の接合端面
30aに、単に凹部30bが形成されているだけではな
く、一方の床板30の接合端面30aには、その上部
に、後述する接合部材40とによって目地溝Aを形成す
る溝形成部30cが連設されていると共にその下部に張
出部30dが連設されており、他方の床板30の接合端
面30aの下部には前記張出部30dと係合する切欠部
30eが形成されている。
【0027】接合部材40は、接合部材20と同様に、
ゴム系樹脂等の合成樹脂を用いて押出成形された樹脂成
形体であり、図5に示すように、床板30の接合方向に
伸縮可能な本体部41と、接合状態において隣接する2
枚の床板30の接合端面30aに形成された凹部30b
にそれぞれ嵌合する一対の凸部42と、一方の床板30
の接合端面30aに連設された溝形成部30cとによっ
て目地溝Aを形成する張出片43と、本体部41の圧縮
状態を規制する規制部44とを備えている。
【0028】前記本体部41は、床板30の接合状態に
おいて他方の床板30の接合端面30aに接触する起立
板41aと、この起立板41aから一方の床板30側に
張りだす上方側に屈曲可能に形成された上位伸縮板41
b及び下方側に屈曲可能に形成された下位伸縮板41c
とから構成されており、この上位伸縮板41b及び下位
伸縮板41cが共に弾性変形することによって、本体部
41が床板30の接合方向に伸縮するようになってい
る。
【0029】一対の凸部42のうち、一方の凸部42は
上述した上位伸縮板41b及び下位伸縮板41cの先端
部に連設されていると共に他方の凸部42は起立板41
aに連設されており、各凸部42の上面及び下面には、
上述した接合部材20の凸部22と同様に、断面形状が
鋸歯状の抜止部が形成されている。
【0030】前記張出片43は、一方の床板30側に向
かって斜め下方に張り出すように、本体部41の上端部
に連設されており、図4に示すように、2枚の床板30
が接合された状態では、この張出片43が一方の床板3
0の接合端面30aに連設された溝形成部30cに下方
側から当接することで、床板30の接合部分にV字状の
目地溝Aが形成されるようになっている。また、この張
出片43は可撓性を有しており、上下方向に変形するこ
とができるようになっている。
【0031】前記規制部44は、起立板41aの下端部
から一方の床板30側に張り出すように本体部41に連
設されており、本体部41が床板30の接合方向に圧縮
されたときに、その先端が一方の床板30の接合端面3
0aに当接することで、本体部41が必要以上に圧縮さ
れないようになっている。
【0032】以上のように構成された接合部材40を用
いて隣接する2枚の床板30を接合しながら床下地材の
上に敷設するには、まず、他方の床板30の裏面に接着
剤を塗布した状態で床下地材の上に接着することで固定
した後、この床板30の接合端面30aに形成された凹
部30bに接合部材40の他方の凸部42を嵌合させな
がら、裏面に接着剤が塗布された一方の床板30の接合
端面30aに形成された凹部30bに接合部材40の一
方の凸部42を嵌合させて床下地材に接着すると、図4
に示すように、2枚の床材30が接合部材40を介して
相互に接合された状態で敷設される。
【0033】このとき、上述したように、規制部44の
先端が一方の床板30の接合端面30aに当接すること
で、本体部41の圧縮状態が規制された状態で、2枚の
床板30が相互に接合されることになる。また、2枚の
床板30が相互に接合された状態では、上述したよう
に、接合部材40の張出片43と一方の床板30の溝形
成部30cとによって、2枚の床板30の接合部分に目
地溝Aが形成されることになる。
【0034】また、床板30が相互に接合された状態で
は、図4に示すように、一方の床板30の接合端面30
aに連設された張出部30dが他方の床板30の接合端
面30aに形成された切欠部30eに完全に係合してい
るわけではなく、双方の床板30が接近可能な状態とな
っている。
【0035】このようにして2枚の床板30が相互に接
合された後に、床板30が膨張(伸張)した場合は、図
6(a)に示すように、床板30の伸張力によって規制
部44が上方に屈曲するように変形し、本体部41の圧
縮規制状態が解除される。これに伴って、本体部41の
上位伸縮板41b及び下位伸縮板41cがそれぞれ上下
方向に屈曲するように弾性変形することで本体部41が
圧縮され、床板30の伸張量を確実に吸収することがで
きるので、床板30の接合部分に突き上げが発生するこ
とがない。
【0036】このとき、張出片43は、溝形成部30c
によって強制的に押し下げられて下方側に撓んだ状態に
変形するので、張出片43と溝形成部30cとによって
形成される目地溝Aの幅が小さくなると共に、張出部3
0dが切欠部30eに完全に係合し、本体部41がそれ
以上圧縮されないようになっている。
【0037】逆に、床板30が収縮した場合は、同図
(b)に示すように、本体部41に引張力が作用するの
で、接合状態にある床板30同士が相互に離反すること
になるが、これに伴って、予め屈曲状態にある上位伸縮
板41b及び下位伸縮板41cが伸長するように弾性変
形するので、床板30の接合端面30a間の広がりに本
体部41が確実に追従することができ、しかも、張出片
43はある程度の張出長さを有しているので、溝形成部
30cに当接した状態は保持され、床板30の接合部分
に隙間が形成されることはない。ただし、張出片43と
溝形成部30cとによって形成された目地溝Aの幅は広
がることになる。
【0038】なお、上述した各実施形態では、双方の床
板10、30と接合部材20、40とが共に、凸部2
2、42と凹部10b、30bとが嵌合することで相互
に接合されるように構成されているが、これに限定され
るものではなく、例えば、最初の実施形態の場合は、図
7(a)、(b)に示すように、一方の凸部22を省略
すると共に、一方の床板10の接合端面10aには凹部
10bを形成せず、一方の対向板21aを一方の床板1
0の接合端面10aに溶着または接着剤等によって接着
することも可能であり、第2の実施形態の場合は、図8
(a)、(b)に示すように、本体部41の起立板41
aに連設されている凸部42を省略すると共に、他方の
床板30の接合端面30aには凹部30bを形成せず、
起立板41aを他方の床板30の接合端面30aに溶着
または接着剤等によって接着することも可能である。こ
のように、接合部材20、40を一方の床板の接合端面
に直接溶着または接着するようにしておくと、床板同士
の接合力をさらに高めることができる。
【0039】また、上述した実施形態では、木質材によ
って形成された床板10、30と、合成樹脂材料によっ
て形成された接合部材20、40とをそれぞれ別部材と
して構成しているが、床板を構成している木質材に接合
部材を一体的に形成することも可能である。その場合、
張出片等の変形可能な部位については、木質材に樹脂を
含浸させることによって強化すると共に可撓性を付与し
ておく必要がある。
【0040】また、上述した各実施形態では、床板の接
合構造について説明したが、本発明は床板に限定される
ものではなく、壁板等、種々の板材を接合する場合に適
用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる接合部材を用いた床板の接合
構造を示す断面図である。
【図2】同上の床板と接合部材を示す断面図である。
【図3】(a)は床板の接合後に床板が膨張(伸長)し
た状態を示す断面図、(b)は床板の接合後に床板が収
縮した状態を示す断面図である。
【図4】他の実施形態である接合部材を用いた床板の接
合構造を示す断面図である。
【図5】同上の床板と接合部材を示す断面図である。
【図6】(a)は床板の接合後に床板が膨張(伸長)し
た状態を示す断面図、(b)は床板の接合後に床板が収
縮した状態を示す断面図である。
【図7】(a)、(b)は、他の実施形態を示す断面図
である。
【図8】(a)、(b)は、他の実施形態を示す断面図
である。
【図9】(a)、(b)は一般的な床板の接合構造を示
す断面図である。
【図10】(a)は同上の接合構造において床板が膨張
(伸長)した状態を示す断面図、(b)は同上の接合構
造において床板が収縮した状態を示す断面図である。
【図11】(a)、(b)は接合部材を用いた床板の接
合構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10、30 床板 10a、30a 接合端面 10b、30b 凹部 30c 溝形成部 30d 張出部 30e 切欠部 20、40 接合部材 21、41 本体部 21a 対向板 21b 連結板 22、42 凸部 23、44 規制部 43 張出片 A 目地溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 真由理 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DD02 FA03 FA11 GA55 GA72 HD11 LA09 MA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する板材同士を相互に接合する板材
    の接合部材であって、 上面に目地溝が形成された、前記板材の接合方向に伸縮
    自在の本体部と、 前記本体部に連設された、前記板材の接合端面にそれぞ
    れ形成された凹部に嵌合する一対の凸部と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されている板材の接合部材。
  2. 【請求項2】 隣接する板材同士を相互に接合する板材
    の接合部材であって、 上面に目地溝が形成された、前記板材の接合方向に伸縮
    自在の本体部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の接合端面に
    形成された凹部に嵌合する凸部と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記本体部は、他方の前記板材の接合端面に固着される
    ようになっており、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されている板材の接合部材。
  3. 【請求項3】 隣接する板材同士を相互に接合する板材
    の接合部材であって、 前記板材の接合方向に伸縮可能な本体部と、 前記本体部に連設された、隣接する前記板材の接合端面
    にそれぞれ形成された凹部に嵌合する一対の凸部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の接合端面に
    連設された溝形成部にその下方側から当接することで目
    地溝を形成する上下方向に変形可能な張出片と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されている板材の接合部材。
  4. 【請求項4】 隣接する板材同士を相互に接合する板材
    の接合部材であって、 前記板材の接合方向に伸縮可能な本体部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の接合端面に
    形成された凹部に嵌合する凸部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の接合端面に
    連設された溝形成部にその下方側から当接することで目
    地溝を形成する上下方向に変形可能な張出片と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記本体部は、他方の前記板材の接合端面に固着される
    ようになっており、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されている板材の接合部材。
  5. 【請求項5】 隣接する板材同士を、接合部材を介して
    相互に接合する板材の接合構造であって、 隣接する前記板材は、それぞれの接合端面に凹部が形成
    されており、 前記接合部材は、 上面に目地溝が形成された、前記板材の接合方向に伸縮
    自在の本体部と、 前記本体部に連設された、前記板材の接合端面にそれぞ
    れ形成された前記凹部に嵌合する一対の凸部と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されており、 前記接合部材の前記本体部が前記規制部によって所定の
    圧縮状態に保持された状態で、前記接合部材の一対の前
    記凸部が隣接する前記板材の接合端面に形成された前記
    凹部にそれぞれ嵌合している板材の接合構造。
  6. 【請求項6】 隣接する板材同士を、接合部材を介して
    相互に接合する板材の接合構造であって、 一方の前記板材は、その接合端面に凹部が形成されてお
    り、 前記接合部材は、 上面に目地溝が形成された、前記板材の接合方向に伸縮
    自在の本体部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の前記凹部に
    嵌合する凸部と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されており、 前記接合部材の前記本体部が他方の前記板材の接合端面
    に固着され、前記接合部材の前記本体部が前記規制部に
    よって所定の圧縮状態に保持された状態で、前記接合部
    材の前記凸部が一方の前記板材の接合端面に形成された
    前記凹部に嵌合している板材の接合構造。
  7. 【請求項7】 隣接する板材同士を、接合部材を介して
    相互に接合する板材の接合構造であって、 隣接する前記板材は、それぞれの接合端面に凹部が形成
    されていると共に、一方の前記板材の接合端面には、前
    記接合部材とによって目地溝を形成する溝形成部が連設
    されており、 前記接合部材は、 前記板材の接合方向に伸縮可能な本体部と、 前記本体部に連設された、隣接する前記板材の接合端面
    にそれぞれ形成された前記凹部に嵌合する一対の凸部
    と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の前記溝形成
    部にその下方側から当接することで前記目地溝を形成す
    る上下方向に変形可能な張出片と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されており、 前記接合部材の前記本体部が前記規制部によって所定の
    圧縮状態に保持された状態で、前記接合部材の一対の前
    記凸部が隣接する前記板材の接合端面に形成された前記
    凹部にそれぞれ嵌合している板材の接合構造。
  8. 【請求項8】 隣接する板材同士を、接合部材を介して
    相互に接合する板材の接合構造であって、 一方の前記板材の接合端面には、凹部が形成されている
    と共に前記接合部材とによって目地溝を形成する溝形成
    部が連設されており、 前記接合部材は、 前記板材の接合方向に伸縮可能な本体部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の前記凹部に
    嵌合する凸部と、 前記本体部に連設された、一方の前記板材の前記溝形成
    部にその下方側から当接することで前記目地溝を形成す
    る上下方向に変形可能な張出片と、 前記本体部の圧縮状態を規制する規制部とを備え、 前記規制部は、接合後における前記板材の伸長力によっ
    て前記本体部の圧縮規制状態が解除されるように、変形
    可能に形成されており、 前記接合部材の前記本体部が他方の前記板材の接合端面
    に固着され、前記接合部材の前記本体部が前記規制部に
    よって所定の圧縮状態に保持された状態で、前記接合部
    材の前記凸部が一方の前記板材の接合端面に形成された
    前記凹部に嵌合している板材の接合構造。
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