JP2001207343A - 空気式紡績機 - Google Patents

空気式紡績機

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JP2001207343A
JP2001207343A JP2000021731A JP2000021731A JP2001207343A JP 2001207343 A JP2001207343 A JP 2001207343A JP 2000021731 A JP2000021731 A JP 2000021731A JP 2000021731 A JP2000021731 A JP 2000021731A JP 2001207343 A JP2001207343 A JP 2001207343A
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roller
yarn
spinning
pneumatic
spinning machine
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JP2000021731A
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English (en)
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Shigetoshi Ota
成利 太田
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸物性値の低下を招くことなく、紡績速度の
高速化を実現し得る空気式紡績機を提供する。 【解決手段】 エプロンベルトが掛けられたセカンドロ
ーラを対を有するドラフト装置と、その下流側に接近し
て配置された空気式加撚装置とを備えた空気式紡績機に
おいて、ドラフト装置におけるフロントトップローラの
被覆部を無段状円筒形状の弾性体とし、その被覆部の軸
方向長さを20〜28mmに、外径を28〜30mmに
設定するとともに、セカンドボトムローラに掛けられた
エプロンベルトの下流側端部の上面を、フロントローラ
対及びバックローラ対のニップ部分を結んだ高さからト
ップ側に3.5〜4.5mmずれた位置に設定し、セカ
ンドローラのエプロンベルトで挟持搬送した繊維束を、
フロントローラ対を介して空気式加撚装置の繊維導入口
に連続的に供給しながら300〜400m/分の速度で
紡績を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラフト装置及び
その下流側に接近して配置した空気式加撚装置を備えた
空気式紡績機に関し、特に、空気式加撚装置を使用して
高速で高品質な紡績糸を製造することができる空気式紡
績機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラフト装置によりスライバをド
ラフトした後、そのスライバを構成する繊維をドラフト
装置の下流側にある空気式加撚装置に連続的に供給する
ようにした空気式紡績機が知られている。ドラフト装置
には3線式、4線式又は5線式等があり、上下一対(ト
ップローラ及びボトムローラ)のローラ対を複数並設
し、各ローラ間の周速差によってスライバを延伸するよ
うになっている。ドラフト装置から出た繊維は空気式加
撚装置に導入され、該加撚装置内の空気旋回ノズルによ
り加撚されて紡績糸となる。尚、トップローラは開閉式
のドラフトクレードルに支持されており、ドラフトクレ
ードルを閉じた際、バネ等の付勢手段によりボトムロー
ラ側に圧接されるようになっている。
【0003】ドラフト装置におけるトップローラは、繊
維が接触する部分にゴム製の被覆部を備えている。通
常、各トップローラの被覆部は、共通の部品として構成
されている。即ち、最も上流側のバックローラから最も
下流側のフロントローラまで、被覆部の軸方向長さ
(幅)及び外径は全て均一なものとなっている。尚、セ
カンドローラとフロントローラとの間は最もドラフト比
が高く、セカンドトップローラ及びセカンドボトムロー
ラにはそれぞれ無端状のエプロンベルトが掛けられてお
り、上下一対のエプロンベルトによって繊維を挟持して
フロントローラに送るようになっている。
【0004】このようなドラフト装置においては、ロー
ラの回転により、ローラの周辺には随伴気流が発生す
る。この随伴気流の影響は、最も周速が大きいフロント
ローラの周辺で最も大きくなる。特に近年における紡績
速度の高速化に伴い、フロントローラの周速も高速化す
る傾向にあり、それに伴って随伴気流の影響が無視でき
なくなっている。フロントローラの回転によって発生し
た随伴気流は、フロントローラ対のニップ部分の導入側
に達すると、ローラにより流路を遮られて両側方に拡散
する気流となる。この随伴気流は、ローラの回転速度が
大きくなる程大きくなり、またローラ被覆部の軸方向の
長さが長くなる程大きくなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の空
気式紡績機において、紡績速度を高速化すると、上述し
たフロントローラの回転による随伴気流が大きくなり、
それによってスライバを構成する繊維の拡散量が増大
し、生成した紡績糸の均斉度等の糸物性値が低下すると
いう問題があった。
【0006】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、糸物性値の低下を招くことなく紡績速度の高速化を
実現し得る空気式紡績機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、エプロンベルトが掛けられ
たセカンドローラ対を有するドラフト装置と、その下流
側に接近して配置された空気式加撚装置とを備えた空気
式紡績機において、セカンドボトムローラに掛けられた
エプロンベルトの下流側端部の上面高さを、フロントロ
ーラ対及びバックローラ対のニップ部分を結んだ高さか
らトップ側に3.5〜4.5mmずれた位置に設定した
ことを特徴とする。
【0008】この発明では、セカンドローラに掛けられ
たエプロンベルトから出たスライバを構成する繊維束
は、順次フロントローラ対のニップ部分に取り込まれて
下流側に送られる。その際、セカンドボトムローラに掛
けられたエプロンベルトの下流側端部の上面高さを、フ
ロントローラ対及びバックローラ対のニップ部分を結ん
だ高さからトップ側に3.5mm以上ずらすことによ
り、エプロンベルトの下流側端をフロントトップローラ
外周面に近付けることができるとともに、エプロンベル
トの下流端とフロントボトムローラとの距離を大きくす
ることができ、フロントローラのニップ部の導入側で側
方に拡散する随伴気流の影響を抑制できる。また、エプ
ロンベルトから出た繊維を、少し落下させつつフロント
ローラのニップ部分に円滑に供給することができる。従
って、エプロンベルトからフロントローラのニップ部分
に供給される繊維の飛散を抑制し、均斉度等の糸物性値
が良好な紡績糸を生成することができる。
【0009】また、上記のずらし量を4.5mmより大
きくすると、エプロンベルト出口からフロントローラの
ニップ部分までの距離が長くなり過ぎて、フロントロー
ラのニップ部分への円滑な繊維の供給が行われない。従
って、上記ずらし量を3.5〜4.5mmに設定するこ
とで、スライバを構成する繊維束の円滑な搬送を確保
し、側方に拡がる拡散気流によって飛散する繊維の量を
抑制し、エプロンベルトを出た繊維束を確実にフロント
ローラ対に取り込むことができる。
【0010】請求項2記載の発明は、ドラフト装置にお
けるフロントトップローラの被覆部を無段状円筒形状の
弾性体としたものとする。この発明では、スライバを構
成する繊維が接触する部分である被覆部を無段状円筒形
状の弾性体としたので、例えば被覆部を段付き形状に加
工する必要がなく加工が簡単になる。
【0011】請求項3記載の発明は、前記被覆部の軸方
向長さを20〜28mmに設定したものとする。この発
明では、被覆部の軸方向長さを20mm以上とすること
で、太番手の紡績糸を生成する場合でも、フロントロー
ラ対のニップ部分で帯状の繊維束全部を確実にニップす
ることができ、繊維を側方から逃すことなく確実に下流
側に送り出すことができる。被覆部の軸方向長さを20
mmより小さくすると、繊維束のニップ力が低下し、フ
ロントローラ対のニップ部分近傍において繊維の拡散量
(飛散量)が増大する。
【0012】また、被覆部の軸方向長さを28mm以下
とすることで、ニップ部分の導入側での随伴気流の拡散
を抑制することができ、その拡散気流による繊維の飛散
を抑制し、生成した紡績糸の均斉度等の糸物性値の低下
を防止することができる。
【0013】さらに、弾性体により構成された被覆部
は、フロントボトムローラに圧接された際に弾性変形
し、所定の面積をもってフロントボトムローラと接触す
る。フロントローラ対によって繊維束を良好に挟持して
搬送するためには、ニップ部分の接触領域での単位面積
当たりの接圧を所定値に維持する必要がある。フロント
トップローラの被覆部の軸方向長さを28mm以下とす
ることで、ニップ部分での接触面積を抑制できるので、
繊維束の良好な挟持搬送に必要な単位面積当たりの接圧
を得るために、フロントボトムローラに対してフロント
トップローラにかける荷重は小さくてよい。即ち、被覆
部の軸方向の長さを小さくすることで、フロントトップ
ローラ内の軸受にかかる荷重を小さくでき、荷重大によ
る軸受の寿命低下を防止することができる。
【0014】尚、被覆部の軸方向長さを約24〜26m
mとすることがより好ましい。
【0015】請求項4記載の発明は、前記被覆部の外径
を28〜30mmに設定したものとする。被覆部の外径
を28mm以下とすると、フロントトップローラ内の軸
受の径が小さくなり、その寿命が低下するが、28mm
以上とすることで、軸受の寿命を伸ばしてローラ回転を
高速化することができる。
【0016】また、被覆部の外径を30mm以下にする
ことにより、セカンドローラに掛けられたエプロンベル
トの繊維排出側先端及び空気式加撚装置の繊維導入口を
フロントローラ対のニップ部分により近付けて配置する
ことができる。従って、エプロンベルトを出た繊維のう
ち、フロントローラ対にニップされずに飛散する繊維の
量を抑制できるとともに、フロントローラ対を出た繊維
のうち、空気式加撚装置に導入されずに飛散する繊維の
量を抑制することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、空気式加撚装置の
下流側にある糸送り手段により紡績糸を引き出しつつ3
00〜400m/分の糸速度で紡績を行うものとする。
【実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面を用い
て説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら本実
施の形態に限定されるものではない。
【0018】まず、図4を用いて、本実施の形態に係る
空気式紡績機の全体構成について説明する。空気式紡績
機は、図4に示す紡績ユニット1が複数並設されて構成
されるが、本実施の形態では、1つの紡績ユニット1に
ついてのみ説明する。尚、紡績ユニット1の並設方向に
は、糸継装置及び/又は玉揚装置を搭載した作業台車が
走行自在に配設されており、糸継ぎ及び/又は玉揚げが
必要な紡績ユニット1の位置に停止して所定の作業を行
うようになっている。
【0019】紡績ユニット1は、繊維(糸)の上流側か
ら順に、ドラフト装置2、紡績部3、糸送り部4、糸貯
留装置(スラックチューブ)5、ヤーンクリヤラー6、
巻取装置7を備えている。ドラフト装置2は、ケンスC
から引き出したスライバSを延伸して所定太さの繊維束
とするものであり、上流側から順に、バックローラ1
4、サードローラ15、エプロンベルト16が掛けられ
たセカンドローラ17及びフロントローラ18の4つの
ドラフトローラを備えている。各ドラフトローラ14,
15,17,18は、上下一対のローラ(トップローラ
及びボトムローラ)より構成される。尚、ドラフト装置
2としては、4線式の他に3線式又は5線式等を使用す
ることもできる。
【0020】紡績部3は、ドラフト装置2から送られる
繊維束S’に旋回気流を作用させて加撚し、実撚り状の
紡績糸を生成する空気式加撚装置であり、フロントロー
ラ18の下流側に接近して配置されている。図5に示す
ように、紡績部3は、フロントローラ18から導入され
た繊維束S’に旋回気流を作用させる紡績ノズル部材8
と、中心線上に入口から出口まで続く糸通路24を有す
る中空ガイド軸体9とを備えている。紡績ノズル部材8
による噴出空気は、中空ガイド軸体9の先端付近に作用
するようになっている。
【0021】紡績ノズル部材8は、ドラフトされた繊維
束S’を導入する案内孔10を有し、案内孔10から排
出された繊維束S’の流路上にニードル(ガイド部材)
22を保持するニードルホルダ12と、ニードルホルダ
12の下流側に密着され、中空ガイド軸体9の先端部1
3を所定間隔を隔てて覆うノズルブロック(旋回流発生
部)19とを備えている。ノズルブロック19は、中空
ガイド軸体9の先端近傍に旋回気流を発生させるための
ものである。
【0022】ノズルブロック19は、円筒状に形成され
ており、ニードルホルダ12と同心状に組み付けられて
いる。ノズルブロック19の内部には、ニードルホルダ
12から供給される繊維束S’に旋回流を作用させるた
めの紡績室20が形成されており、紡績室20内に中空
ガイド軸体9の先端部13が同軸状に収容されるように
なっている。尚、中空ガイド軸体9は、その先端が、ニ
ードル11の下流側端と略一致する位置までノズルブロ
ック19内に挿入される。
【0023】また、ノズルブロック19には、紡績室2
0内に旋回流を発生させるための旋回ノズル21が複数
形成されている。旋回ノズル21は、ノズルブロック1
9の径方向外側から紡績室20内に連通する径細の孔で
あり、繊維束S’の送り方向(下流側)に傾斜して形成
されている。複数の旋回ノズル21は紡績室20の接線
上に形成されており、旋回流を、例えば紡績室20内で
平面視左回り(反時計回り)方向22に流すようになっ
ている。尚、旋回ノズル21は、図示しない電磁バルブ
を介して、図示しない外部の圧縮空気供給源に接続され
ている。
【0024】中空ガイド軸体9の先端部13は、上流側
に向かって次第に縮径する円錐状(先細り形状)になっ
ており、先端に形成された開口23をニードル11に対
向するように配置されている。中空ガイド軸体9の糸通
路24は、糸排出側(下流側)に向けて末拡がり状に形
成されている。
【0025】また、中空ガイド軸体9は、紡績室20内
で旋回流が作用させられた繊維束S’を吸引して糸通路
24内に導入するための吸引力発生手段27を備えてい
る。吸引力発生手段27は、糸通路24の途中に圧空を
噴射する糸出しノズル(補助ノズル)36を備えてい
る。具体的には、糸出しノズル28は、糸通路24の円
周方向に複数個形成されており、糸通路24内に、旋回
空気を流すように形成されている。
【0026】中空ガイド軸体9の内部には、排出口26
近傍から先端側に延びて糸出しノズル28に連通するエ
ア通路29が形成されている。エア通路29は、糸通路
24を取り囲むように形成され、複数の糸出しノズル2
8の全てに共通して連通している。エア通路29は、排
出口26側で圧気供給路30に接続されている。
【0027】尚、中空ガイド軸体9は、中空ガイド支持
ブロック31に挿着されており、中空ガイド支持ブロッ
ク31とノズルブロック19との間には、中空ガイド軸
体9の一部を取り囲むような空気室32が形成されてい
る。空気室32は、中空ガイド軸体9の先端部13とノ
ズルブロック19との間の間隔を介して空気室26と連
通しており、旋回ノズル21から噴射された空気は、先
端部13の外周面に沿って空気室26に排出され、該空
気室26を介して外部に排出されるようになっている。
【0028】図4に示すように、紡績部3の下流側にあ
る糸送り部4は、紡績部3から排出される紡績糸Yを引
き出すとともに巻取装置7側に送るものであり、積極駆
動するデリベリローラ(駆動ローラ)39と、デリベリ
ローラ33に接触・離反自在なニップローラ(従動ロー
ラ)40とから成る。
【0029】糸送り部4から送られた紡績糸Yは、巻取
装置7においてトラバースされつつ所定形状のパッケー
ジPに巻き取られる。尚、糸送り部4の下流側に配置さ
れた糸貯留装置Aは、図示しない糸継装置によって糸継
ぎを行う際の紡績糸Yの弛みを吸収するための吸引装置
である。ヤーンクリヤラー6は、走行する紡績糸Yの糸
欠点を検出するためのものであり、巻取中(紡績中)の
紡績糸Yの太さに応じた検出信号を常時出力する。ヤー
ンクリヤラー6によって糸欠点が検出されると、糸送り
部4の下流側にある図示しないカッターにより紡績糸Y
を強制的に切断し、糸欠点を除去して糸継ぎを行った
後、巻取り(紡績)が再開される。
【0030】次に、本発明の特徴点であるドラフト装置
2について、図1〜図3を用いて詳細に説明する。図2
に示すように、ドラフト装置2における各ローラ14,
15,17,18は、それぞれ上下一対のローラ(バッ
クトップローラ14a及びバックボトムローラ14b、
サードトップローラ15a及びサードボトムローラ15
b、セカンドトップローラ17a及びセカンドボトムロ
ーラ17b、フロントトップローラ18a及びフロント
ボトムローラ18b)を有している。各ボトムローラは
図示しない駆動源により積極駆動し、各トップローラは
各ボトムローラに接触して従動回転することにより、上
下の両ローラ間でスライバSを挟持して下流側に送るよ
うになっている。各トップローラ14a,15a,17
a,18aは、ボトムローラに対して開閉自在なドラフ
トクレードル35に回転自在に支持されており、ドラフ
トクレードル35を閉じて各トップローラを各ボトムロ
ーラに当接した際、図示しない付勢手段(ズプリング)
により各トップローラがボトムローラ側に所定の圧力で
押圧される。
【0031】スライバSは、各ローラ間の周速差によっ
て所定の延伸比で延伸される。回転速度はフロントロー
ラ18が最も大きく、延伸比もセカンドローラ17とフ
ロントローラ18との間が約数十倍と最も大きくなって
いる。尚、セカンドローラ対17a,17bには、それ
ぞれ浮遊繊維を制御するためのエプロンベルト16,1
6が掛けられている。上下のエプロンベルト16,16
の内部には、それぞれベルト16の下流側端部の位置を
規定するテンサー部材16a,16bが設けられてい
る。テンサー部材16a,16bの位置を調整すること
により、エプロンベルト16,16の下流側端部の高さ
とフロントローラ18に近付く方向の位置を調整するこ
とができる。
【0032】バック,サード,フロントの各トップロー
ラ14a,15a,18aには、スライバSを構成する
繊維が接触する部分であるゴム製の被覆部14c,15
c,18cがそれぞれ嵌着されている。被覆部14c,
15c,18cは、軸方向に沿って外径が一定である無
段状円筒形状であり、ローラ軸に嵌められて、ボトムロ
ーラの回転に伴ってローラ軸とともに回転する。セカン
ドローラ17については、ゴム製のエプロンベルト16
が繊維に接触する被覆部となっている。
【0033】本例では、図1に示すように、バックロー
ラ14からセカンドローラ17までの各トップローラの
被覆部14c,15c,16,18cの軸方向長さ
(幅)d1,d2,d3は全て32mmとなっている。
フロントローラ18のみトップローラ18aの軸方向長
さ(幅)d4は短くなっている。d4の値は、20〜2
8mmに設定されている。
【0034】また、図2に示すように、バックローラ1
4からセカンドローラ17までの各トップローラの被覆
部14c,15c,16の外径r1,r2,r3は全て
28mmで等しくなっている。被覆部の軸方向長さ及び
外径を等しくすることで、部品の共通化を可能としてい
る。フロントローラ18の被覆部18aは、外径r4が
28〜30mmに設定されている。
【0035】バックローラ対14のニップ部分(トップ
ローラ14aとボトムローラ14bとの接触部分)と、
フロントローラ18対のニップ部分(トップローラ18
aとボトムローラ18bとの接触部分)を結んだ平面を
Fとすると、サードローラ対15のニップ部分は同一平
面F内にあるが、セカンドローラ対17のニップ部分
(上下のエプロンベルト16,16の接触部分における
上流端であって、上流側からの繊維が最初に取り込まれ
る部分)の高さは、平面Fよりトップ側に少し(2〜3
mm)ずれた位置に設定されている。また、テンサー部
材16bにより規定される、ボトム側のエプロンベルト
16の下流側(排出側)端部の高さHは、平面Fからト
ップ側に3.5〜4.5mmずれた位置に設定されてい
る。
【0036】次に、以上のように構成される紡績機の作
用について説明する。各紡績ユニット1では、ケンスC
からスライバSが引き出され、ドラフトされた後、紡績
部3における旋回空気流を用いて、大部分の繊維が巻付
き繊維である実撚り状の紡績糸Yが生成され、巻取装置
7においてパッケージPに巻き取られる。まず、通常の
紡績状態(実撚り紡績)について説明する。旋回ノズル
21からの圧空噴射によって、紡績部3の導入口にが吸
引流が発生している。その吸引流により、ドラフト装置
2から送り出された繊維束S’はニードルホルダ12の
案内孔に導入される。導入された繊維束S’は、ニード
ル11の周囲に沿って下流側に送られ、中空ガイド軸体
9先端付近に形成された紡績室20に入る。
【0037】紡績室20内に吸い込まれた繊維束S’を
構成する繊維は、中空ガイド軸体9の先端付近に噴射さ
れている旋回ノズル21からの高速旋回流の作用を受け
て加撚される。旋回ノズル21による旋回流は、旋回し
ながら繊維束S’の送り方向(下流側)に流れ、その作
用を受けた繊維束S’は緩い仮撚り状態となって中空ガ
イド軸体9の糸通路24に導入される。その際、ニード
ル11が中心繊維束の役目を一時的に果たすとともに、
ニードル11によって繊維束S’に掛けられた撚りがフ
ロントローラ方向へ伝播するのが防止される。従って、
無撚りの芯繊維の形成を阻止するとともに、フロントロ
ーラから送り出される繊維束S’が撚り込まれることが
なく、旋回気流によって振り回された繊維が後続の繊維
に巻き付きつつ、大部分が巻付き繊維となる実撚り状の
糸が順次生成される。
【0038】このようにして生成された実撚り状の糸
は、中空ガイド軸体9の糸通路24を通り、その排出口
26から排出される。このような通常の実撚り紡績にお
いては、中空ガイド軸体9の糸通路24に圧空を噴射す
る糸出しノズル28は非作動となっており、糸出しノズ
ル28から糸通路に圧空噴射は行われていない。
【0039】中空ガイド軸体9(紡績部3)から排出さ
れた紡績糸は、デリベリローラ33とニップローラ34
との間に挟持されて引き出された後、巻取装置7におい
てパッケージPに巻き取られる。巻取中の紡績糸は、ヤ
ーンクリヤラー6によって糸欠点の有無が常時監視さ
れ、糸欠点が検出されると、糸を直ちに切断するととも
に、図示しない作業台車に搭載された糸継装置によって
紡出側の糸と巻取側の糸との糸継ぎが行われる。
【0040】次に、最初に紡績を開始する際又は糸切断
時に紡績を再開する際の糸出し紡績について説明する。
上記のような紡績開始時には、駆動を開始したドラフト
装置2から繊維束S’を引き込んで紡績糸Yとして排出
する必要があるため、紡績部3内の旋回ノズル21だけ
でなく、中空ガイド軸体内の糸出しノズル28も作動状
態とする。即ち、紡績開始時における糸出し紡績では、
旋回ノズル21及び糸出しノズル28から圧空の噴射が
行われている。中空ガイド軸体9の糸通路24は、末広
がり状になっているので、糸出しノズル28からの圧空
噴射により、糸通路24の導入口付近には吸引流が発生
している。
【0041】従って、旋回ノズル21の吸引流によって
案内孔に導入され、ニードル11に沿って紡績室20に
導入された繊維束S’を構成する繊維は、糸出しノズル
28からの圧空噴射により発生している吸引気流によっ
て、中空ガイド軸体9の先端から糸通路24内に引き込
まれる。その際、中空ガイド軸体9の先端部における旋
回ノズル21による旋回流と、その旋回方向とは逆方向
の糸出しノズル28による旋回流とにより結束紡績が行
われ、結束紡績糸として中空ガイド軸体9の排出口26
から排出される。これによって、中空ガイド軸体9の糸
通路24を逆方向に通す種糸を必要とせずに、紡績開始
時の糸出し紡績を行うことができる。
【0042】尚、本例では、糸出しノズル28は、旋回
ノズル21とは逆方向となる旋回流を発生させるものと
したが、これに限るものではなく、排出口26方向に旋
回することなく流れる直流状気流を発生させるものでも
よい。要するに、糸出し紡績時に、旋回ノズル21及び
糸出しノズル28からの圧空を使って、中空ガイド軸体
9の排出口26から糸として排出できればよい。
【0043】このようにして糸出し紡績により紡績部3
から糸を取り出した後は、玉揚装置により、その糸をパ
ッケージPを構成するボビンに掛けた後、或いは糸継装
置により、その糸とパッケージP側の糸とを糸継ぎした
後、通常の巻き取り動作を開始することができる。尚、
糸継ぎ装置によって糸継ぎする際、紡出側の糸がデリベ
リローラとニップローラとに挟持された後は糸出しノズ
ル28からの圧空噴射が停止され、上述した通常の実撚
り紡績が行われる。この糸継ぎ動作において、糸出し紡
績によって生成された結束紡績糸は全て除去され、紡出
側の実撚り状の糸とパッケージP側の実撚り糸とが、公
知のノッティング或いはスプサイシング等の糸継装置に
よって糸継ぎされるようになっている。
【0044】次に、以上のようにして紡績される際のド
ラフト装置2の作用について説明する。ドラフト装置2
においては、各ローラの回転により、各ローラの周辺に
は随伴気流が発生する。この随伴気流は、最も回転速度
が大きいフロントローラにおいて最も強くなっており、
以下、このフロントローラ周辺の随伴気流の影響につい
て説明する。
【0045】フロントトップローラ及びフロントボトム
ローラの周辺には、それぞれ周面に沿って回転方向に向
かう随伴気流が発生する。トップ側及びボトム側の周面
に沿った随伴気流は、フロントローラ対のニップ部分で
その進行が遮られて、ローラ軸方向に側方に向かって拡
散する。このような拡散気流によって、セカンドローラ
のエプロンベルトとフロントローラとの間において、繊
維が飛散して、生成された紡績糸の均斉度等の劣化を招
くことがある。
【0046】このようなドラフト装置2に起因する糸物
性値の低下を防止し、更なる紡績速度の高速化を達成す
るためには、セカンドローラのボトム側エプロンベルト
の上面高さ、フロントローラの被覆部の幅及び外径の相
互関係が重要である。即ち、セカンドローラのボトム側
エプロンベルトの上面高さが低い場合、エプロンベルト
からフロントローラ対のニップ部分に繊維が円滑に供給
されず、フロントローラの回転による随伴気流の影響も
大きくなり、繊維の飛散量増大し、糸物性値が低下する
ことがある。また、セカンドローラのボトム側エプロン
ベルトの上面高さが高過ぎる場合には、エプロンベルト
の導入側から排出側への上り傾斜が大きくなり、繊維の
円滑な搬送が行えず、糸物性値が低下することがある。
【0047】さらに、フロントローラの被覆部の幅も上
記随伴気流の拡散に影響し、その幅が大き過ぎると、側
方に拡がる拡散気流の逃げが困難となり、繊維に対する
拡散気流の影響が増大する。また、被覆部の幅を大きく
すると、接触部分の単位面積当たりの圧力を維持するた
めに、ボトムローラに対してトップローラを大きな力で
押圧する必要があり、それによってフロントトップロー
ラ内の軸受にかかる荷重が大きくなり寿命が低下すると
いう問題がある。逆に、フロントローラの被覆部の幅が
小さ過ぎると、フロントローラ対で帯状になった繊維を
確実に挟持することができず、挟持されない繊維が飛散
することがある。
【0048】また、フロントローラの被覆部の外径の影
響については、外径を小さくすると、フロントローラを
回転自在に支持する軸受の径が小さくなり、その寿命が
低下するという問題がある。逆に、被覆部の外径が大き
過ぎると、フロントローラの上下流に位置する、エプロ
ンベルト及び紡績部3をフロントローラ対のニップ部分
に近付けることができないという問題がある。これによ
って、エプロンベルトとフロントローラとの間での繊維
の飛散量が増大したり、ドラフト装置2を出て紡績部3
供給される繊維の周囲への飛散量が増大するという事態
が発生する。
【0049】特に、本実施の形態のように、紡績部3
が、糸通路24を有する中空ガイド軸体9と、該中空ガ
イド軸体9の先端部に向けて圧空を噴射し旋回気流を発
生させる旋回ノズル21と、中空ガイド軸体9の先端に
対向するガイド部材21とを備え、旋回気流21により
繊維束に付与された撚りがガイド部材21(撚り止め部
材)に阻止されてフロントローラ18まで伝播しないよ
うな紡績方法の場合、フロントローラ18を出た繊維束
は、紡績部3の繊維束導入口(案内孔10)に作用する
吸引流(旋回気流21によって生じる吸引流)のみで引
き込まれる。従って、紡績部3をフロントローラ18に
近付けることができることは、旋回ノズルによって付与
された撚りがフロントローラ18まで伝播する紡績方法
の場合と比べて、紡績部3に正常に取り込まれない繊維
束(ファイバーロス)を減少させるという意味で大変重
要なこととなる。
【0050】そこで、本実施の形態では、テンサー部材
16bの位置を規定することにより、セカンドボトムロ
ーラに掛けられたエプロンベルトの下流側端部の上面高
さを、平面Fの高さからトップ側に3.5〜4.5mm
ずれた位置に設定するとともに、フロントトップローラ
の被覆部の幅(軸方向の長さ)を20〜28mm、外径
を28〜30mmに設定したことにより、糸物性値が低
下することなく、紡績速度の高速化を可能とした。
【0051】
【実施例】以下に、図7〜9を用いて、フロントトップ
ローラ18aのローラ幅d4及びローラ外周径r4、更
にテンサー部材16bにより規定されるボトムエプロン
16の上面高さHを変更して行った実験結果について説
明する。
【0052】図7には、綿100%、カード、太さ40
番手の紡出条件において、2種類のローラ18aを使っ
て、テンサー部材16bの高さ(ボトムエプロン16の
高さ)を変えながら、紡績速度300m/分と350m
/分とで紡績を行って得た糸物性値表を示す。この表か
ら、ボトムエプロン高さHが2.88mmや3.38m
mの場合に比べて、3.5mm以上、即ち3.88mm
とした場合、均斉度、Thin(正常な太さに対して5
0%以上細い箇所の発生回数)、Thick(正常な太
さに対して50%以上太い箇所の発生回数)、Nep
(正常な太さに対して200%以上太い箇所の発生回
数)の全ての項目において良好な結果となることが分か
る。また、紡績速度を高速(350m/分)にしても、
各項目の測定結果はさほど低下しないことが分かる。
【0053】図8,9には、ボトムエプロン16の高さ
Hを3.88mmで一定に維持しつつ、ローラ18aの
幅を段階的に変更して行った比較結果を示す。尚、図
8,9における紡出条件は、図7の場合と全く同じであ
るが、原料であるスライバの生産メーカーは異なるた
め、図7と図8,9間での糸物性値の比較は行わないこ
ととする。
【0054】図8は紡績速度300m/分の場合におい
て、図9は紡績速度350m/分の場合において、ロー
ラ18aの幅を20mm〜28mmの5段階に変更して
糸物性値の各項目を比較したものである。これらの表か
ら、いずれの紡績速度においても、ローラ18aの幅を
24〜26mmとした場合が特に糸物性値が優れている
ことが分かる。従って、図8,図9に示す結果より、フ
ロントトップローラ18aの幅は24〜26mmに設定
するのが糸物性値の上で最も優れていると言える。尚、
糸強力及び伸度についても比較を行ったが、ローラ幅の
変更に応じてそれらの値が変化するという傾向は見出せ
なかった。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるので、
以下のような効果を奏する。本発明によれば、特に30
0〜400m/分の高速紡績下においても、フロントロ
ーラ周辺の随伴気流の拡散により繊維が飛散するのを抑
制し、即ち、繊維がエプロンベルトからフロントローラ
対を介して空気式加撚装置に供給される際の拡散を抑制
することにより、均斉度等の糸物性値が良好な紡績糸を
生成することができる。また、フロントトップローラの
ローラ軸に装着される被覆部を簡単な加工で形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のドラフト装置を示す概略平面図
である。
【図2】図1のドラフト装置を示す概略側面図である。
【図3】図2のドラフト装置の要部を示す拡大図であ
る。
【図4】図1のドラフト装置を使用した紡績ユニットの
構成を示す斜視図である。
【図5】空気式加撚装置(紡績部)を示す断面図であ
る。
【図6】図5の要部説明図である。
【図7】糸物性値の比較結果を示す図である。
【図8】糸物性値の比較結果を示す図である。
【図9】糸物性値の比較結果を示す図である。
【符号の説明】
P…パッケージ、S…スライバ、S’…繊維束、Y…紡
績糸、16…エプロンベルト、17…セカンドローラ、
18…フロントローラ、18a…フロントトップロー
ラ、18c…被覆部、d4…フロントトップローラ径、
d4…フロントトップローラ幅

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エプロンベルトが掛けられたセカンドロ
    ーラ対を有するドラフト装置と、その下流側に接近して
    配置された空気式加撚装置とを備えた空気式紡績機にお
    いて、セカンドボトムローラに掛けられたエプロンベル
    トの下流側端部の上面高さを、フロントローラ対及びバ
    ックローラ対のニップ部分を結んだ高さからトップ側に
    3.5〜4.5mmずれた位置に設定したことを特徴と
    する空気式紡績機。
  2. 【請求項2】 ドラフト装置におけるフロントトップロ
    ーラの被覆部を無段状円筒形状の弾性体とした請求項1
    記載の空気式紡績機。
  3. 【請求項3】 前記被覆部の軸方向長さを20〜28m
    mに設定した請求項2記載の空気式紡績機。
  4. 【請求項4】 前記被覆部の外径を28〜30mmに設
    定した請求項2又は3記載の空気式紡績機。
  5. 【請求項5】 空気式加撚装置の下流側にある糸送り手
    段により紡績糸を引き出しつつ300〜400m/分の
    糸速度で紡績を行う請求項1〜4のいずれかに記載の空
    気式紡績機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103014930B (zh) * 2011-09-21 2016-05-25 村田机械株式会社 纺纱单元及纺纱机械

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