JP2001206550A - 板材搬送装置 - Google Patents
板材搬送装置Info
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Abstract
載山に板材保持部が干渉せずに積むことができ、また出
来るだけ綺麗に積むことができるものとする。 【解決手段】 搬送機械部1は、板材保持部4およびそ
の移動機構5を有する。板材積載領域Bにおいて、先に
積まれた板材Mに近接するまで下降させて積み作業を行
うものとする。この積み作業時に、いずれかの積載山C
1〜Cnに板材保持部4が干渉するか否かを判定する干
渉判定手段43を設ける。干渉する場合に、積み作業時
の最終下降位置を変更する下降位置変更手段44を設け
る。この変更された下降位置で板材を開放させる開放指
令手段46を設ける。
Description
板材搬出領域から板材積載領域に板材を1枚ずつ搬送
し、板材積載領域に複数の積載山を形成するように積み
作業を行う板材搬送装置に関する。
工された製品板材を、板材搬送装置で搬出し、所定の板
材積載領域に仕分け状態に積むことが行われている。図
9に概念図を示すように、板材加工機71および板材搬
送装置72は、いずれも数値制御式の制御装置73で制
御され、その制御は、加工プログラム74および搬送プ
ログラム75によって行われる。搬送プログラム75
は、加工プログラム74と一緒に、自動プログラム作成
装置76から出力される。この時点で、搬送プログラム
75には積載位置のデータとして各軸(X,Y,Z軸)
の座標データが記述される。このように作成される搬送
プログラム75は、複数種類生成される加工プログラム
74が順次実行されても、仕分け状態の積み時に支障が
生じないように生成される。
ム装置76で出力した後、現場でオプレータがスケジュ
ーラ77でスケジュールを作成する時に、加工プログラ
ム74の並べ替えを行うことがある。加工プログラム7
4と共に、搬送プログラム75も並べ替えられる。この
ような並べ替えは、素材の準備状況や、工具段取り等に
応じて行われる。したがって積載状態は、スケジュール
によって毎回変わることになり、自動プログラム作成装
置76で作成した積載位置のデータをそのまま使用する
と、積載した山に板材搬送装置72が干渉するという問
題が発生する。このような干渉は、板材搬送装置72で
板材を落下する位置を高くすると生じないが、高位置か
ら板材を落下させると、板材の落下位置がずれるため、
積載山が整わず、崩れることがある。
ても、既に積まれている積載山に板材保持部が干渉せず
に積むことができ、また出来るだけ綺麗に積むことので
きる板材搬送装置を提供することである。この発明の他
の目的は、板材積載領域を効果的に利用して積めるよう
にすることである。この発明のさらに他の目的は、無駄
な処理を省くことである。
形態に対応する図1を参照して説明する。この板材搬送
装置は、板材保持部(4)およびこの板材保持部(4)
を移動させる移動機構(5)を有する搬送機械部(1)
と、プログラム制御される搬送制御装置(2)とを備え
る。その基本動作として、板材保持部(4)の一部で板
材(M)を保持して、板材搬出領域(A)から板材積載
領域(B)に板材(M)を1枚ずつ搬送し、板材積載領
域(B))において、先に積まれた板材(M)に近接す
るまで板材保持部(4)を下降させて保持を開放する積
み作業を行い、複数の積載山(C1〜Cn)を形成す
る。この発明は、このような板材搬送装置であって、次
の事項を有するものである。すなわち、前記積み作業時
に、いずれかの積載山(C1〜Cn)に板材保持部
(4)が干渉するか否かを判定する干渉判定手段(4
3)と、干渉すると判定された場合に、積み作業におけ
る板材保持部(4)の最終下降位置を干渉しない位置に
変更する下降位置変更手段(44)と、変更された下降
位置で板材保持部(4)から板材(M)を開放させる開
放指令手段(46)とを設けたものである。この構成に
よると、板材搬出領域(A)の板材(M)は、板材保持
部(4)で保持され、移動機構(5)の移動により板材
積載領域(B)の上方に搬送される。この後、板材保持
部(4)を下降させる積み作業に移る。このとき、干渉
判定手段(43)は、板材積載領域(B)に既に積まれ
たいずれかの積載山(C1〜Cn)に板材保持部(4)
が干渉するか否かを判定する。干渉しない場合は、先に
積まれた板材(W)に近接するまで板材保持部(4)を
下降させて保持を開放する積み作業を行う。干渉すると
判定された場合は、下降位置変更手段(44)は、積み
作業における板材保持部(4)の最終下降位置を、干渉
しない位置に変更する。例えば、干渉しない範囲で出来
るだけ低い位置に変更する。この変更された位置まで板
材保持部(4)が下降すると、開放指令手段(46)
は、この下降位置で板材保持部(4)に板材を開放させ
る。この開放により板材(M)は落下して積まれること
になる。したがって、板材(M)の搬送順がスケジュー
ル変更されても、既に積まれている積載山(C1〜C
n)に板材保持部(4)が干渉せずに積むことができ
る。また、干渉する場合のみ最終下降位置を高い位置と
し、通常は、先に積まれた板材(M)に近接するまで板
材保持部(4)を下降させて保持を開放するので、出来
るだけ綺麗に積むことができる。
3)で干渉すると判定された場合に、積み作業における
板材保持部(4)の水平面上の位置を変更する平面位置
変更手段(45)を設けても良い。このように、水平面
上の位置を変更することで、板材積載領域(B)を効果
的に利用し、できるだけ落下高さが低くて済む積載山
(C1〜Cn)の位置を選ぶことができ、より一層綺麗
に積むことができる。
(2)は、複数の搬送プログラム(6)のうちの任意の
一つの搬送プログラム(6)に従って前記搬送機械部
(1)を制御するものであり、前記複数の搬送プログラ
ム(6)を前記搬送制御装置(2)に実行させる順序で
あるスケジュールを変更するスケジュール設定手段(3
5)を設け、前記干渉判定手段(43)および下降位置
変更手段(44)は、スケジュール変更された時のみに
起動するものとしても良い。平面位置変更手段(45)
も、スケジュール変更された時のみに起動するものとし
ても良い。この構成の場合、干渉判定手段(43)およ
び下降位置変更手段(44)は、スケジュール変更され
た時のみに起動するため、無駄な判定処理が省ける。ま
た、不測に下降位置が変更されることが防止される。こ
のように、干渉判定手段(43)および下降位置変更手
段(44)をスケジュール変更された時のみに起動する
構成は、例えば、下降位置変更手段(44)が、干渉す
ると判定された場合にオペレータの入力を待って動作を
行うものである場合等に、無駄に動作を止めることが防
止でき、効果的である。
記干渉判定手段(43)は、積載山(C1〜Cn)と板
材保持部(4)とを表示装置の画面に表示してオペレー
タによる干渉の判定を支援するものとし、前記下降位置
変更手段(44)および平面一変更手段(45)は、オ
ペレータで操作される入力手段からの入力によって変更
するものとしても良い。また、この発明の上記各構成の
場合に、前記複数の搬送プログラム(6)を作成する自
動プログラム作成装置(31)を備え、この自動プログ
ラム装置(31)は、前記板材搬出領域(B)を構成す
る板材加工機(3)の加工プログラム(7)を作成する
機能を併せ持つものとしても良い。
に説明する。この板材搬送装置は、搬送機械部1と、こ
の搬送機械部1を制御する搬送制御装置2とを備える。
搬送機械部1は、板材保持部4およびこの板材保持部4
を移動させる移動機構5を有するものである。この板材
搬送装置は、搬送制御装置2で搬送プログラム6を実行
することにより、板材保持部4の一部で板材Wを保持し
て、板材搬出領域Aから板材積載領域Bに板材Mを1枚
ずつ搬送し、板材積載領域Bにおいて、先に積まれた板
材Mに近接するまで板材保持部4を下降させて保持を開
放する積み作業を行い、複数の積載山C1〜Cnを形成
する。板材搬出領域Aは、板材加工機3のテーブル9上
の領域である。板材積載領域Bは、パレット10上、ま
たは台車(図示せず)上等の領域である。板材加工機3
は、加工プログラム7により加工機制御装置8で制御さ
れるものである。
を、図2,図3と共に説明する。板材加工機3は、テー
ブル9上で、素材となる板材Wから製品となる板材Mを
複数枚切り取る加工が可能なものである。板材加工機3
は、図示の例ではパンチプレスとされているが、この他
にレーザ加機等であっても良い。板材加工機3は、加工
位置Qで加工を行う加工手段12と、テーブル9上で板
材Wを移動させる送り手段13とを備えている。送り手
段13は、板材Wをワークホルダ14で把持して前後
(Y軸方向)および左右(X軸方向)に移動させる手段
であり、前後移動するキャリッジ15に、左右移動する
クロススライド16を設置し、クロススライド16に複
数のワークホルダ14を取付けたものとされている。
17が設けられ、両者の間に補助テーブル18が設置さ
れている。板材貯蔵装置17は、製品板材Mを仕分け状
態に積む板材積載領域Bと、素材集積領域E2と、残材
集積領域E3とを一列に並べて設けたものである。各領
域B,E1,E2は、これらの領域の並び方向に移動可
能なパレットを所定の位置に停止させた状態のパレット
上面で構成される。
5により、前後(Y軸方向)、左右(X軸方向)、およ
び上下(Z軸方向)の3軸方向に移動可能としたもので
ある。板材保持部4は、複数の吸着パッド19をパッド
支持フレーム20を平面的に並べて設け、板材Mを上面
より吸着可能としたものである。吸着パッド19は、吸
引装置(図示せず)に接続された真空吸着パッド、また
は磁気吸着力で吸着する電磁吸着パッドからなる。吸着
パッド19が真空吸着パッドである場合、各吸着パッド
19を個別の吸引路で真空源に接続したものとすること
が好ましい。複数の吸着パッド19のうちの一部のも
の、または全部のものを、小吸着パッド(図示せず)が
集まったパッド郡からなるものとし、個々の小吸着パッ
ド毎に別吸引路で真空源に接続したものとしても良い。
複数の吸着パッド19の配列範囲は、例えば矩形状の範
囲とされる。なお、板材保持部4は、吸着パッド19に
代えて、板材Mの縁部を掴むグリッパを設けたものであ
っても良い。
ても良いが、この例では、吸着パッド19の配列範囲を
拡縮可能なものとされている。具体的には、パッド支持
フレーム20は、固定フレーム部20aと可動フレーム
部20bとを有し、各フレーム部20a,20bに吸着
パッド19が取付けられている。可動フレーム部20b
は、一対のものが固定フレーム部20aの左右両側に設
けられ、各々拡縮駆動源で左右方向に進退自在なよう
に、可動フレーム部20aに支持されている。
21と、この前後移動台21に左右移動可能に設置され
た走行体22と、この走行体22に昇降自在に設置され
た昇降体23とを有し、昇降体23の下端に板材保持部
4が、そのパッド支持フレーム20の部分で取付けられ
ている。前後移動台21は、板材貯蔵装置17の左右両
側に設けられたレール24上を進退自在であり、Y軸駆
動源25で進退駆動される。走行体22の左右走行、お
よび昇降体23の昇降は、X軸駆動源26およびZ軸駆
動源27で行われる。各軸の駆動源25〜27にはサー
ボモータ等が用いれらる。
ラム7および搬送プログラム6は、自動プログラム作成
装置31により互いに対となって複数生成され、各々加
工プログラム記憶手段32および搬送プログラム記憶手
段33に記憶される。自動プログラム作成装置31は、
板取りの図形データと、板厚,材質,板材加工機3の条
件、板材搬送装置の条件等を入力することで、各プログ
ラム7,6を自動生成するコンピュータ装置であり、入
力操作手段34を有している。自動プログラム作成装置
31は、作図支援手段を有しており、いわゆるCAD/
CAM装置で構成される。各プログラム記憶手段32,
33に記憶された複数の加工プログラム7および搬送プ
ログラム33は、スケジュール設定手段35で設定され
た順序で、加工機制御装置8および搬送制御装置2でそ
れぞれ実行される。スケジュール設定手段35は、初期
設定された実行順であるスケジュールを、入力操作手段
37の入力により、スケジュール変更部36で変更可能
とされている。
読して実行するプログラム実行手段38を有し、プログ
ラム実行手段38に、移動機構5の各軸(X〜Z)方向
の動作を各々制御するX軸制御部39,Y軸制御部4
0,およびZ軸制御部41と、保持制御部42とが設け
られている。各軸制御部39〜41は、各々図2,図3
のX軸駆動源26,Y軸駆動源25,およびZ軸駆動源
27を制御するものであり、搬送プログラム6の各軸の
移動指令の座標値に移動させる制御を行う。これら各軸
制御部39〜41は、搬送プログラム6の移動指令の座
標値を、プログラム実行手段38の外部からの指令で変
更可能なものとされている。保持制御部42は、搬送プ
ログラム6の指令に従い、板材保持部4を保持状態と保
持解除状態とに切換制御する手段であり、板材保持部4
が吸着パッド19を有するものである場合、その吸着パ
ッド19を吸着状態と吸着解除状態とに切換制御する。
行手段38の他に、干渉判定手段43、加工位置変更手
段44、平面位置変更手段45、および開放指令手段4
6を設けたものである。干渉判定手段43は、板材Mを
板材積載領域Bに積む作業時に、いずれかの積載山C1
〜Cnに板材保持部4が干渉するか否かを判定する手段
である。下降位置変更手段44は、干渉判定手段43で
干渉すると判定された場合に、積み作業における板材保
持部4の最終下降位置を、干渉しない位置に変更する手
段である。この最終下降位置は、搬送プログラム6に設
定された座標値であり、この座標値を変更する。具体的
には、搬送プログラム6に設定されたZ軸座標値に対し
て、Z軸制御部41で出力する指令を異なる値に変更す
る。平面位置変更手段45は、干渉判定手段43で干渉
すると判定された場合に、積み作業における板材保持部
4を下降させるX軸方向およびY軸方向の位置を変更す
る手段であり、オペレータの入力等によって変更可能と
されている。平面位置変更手段45は、必ずしも設けな
くても良い。開放指令手段46は、変更された下降位置
で、板材保持部4から板材Mを開放させる手段であり、
板材保持部4が変更された下降位置に達した後、板材保
持部4に開放指令を与える。この開放指令は、具体的に
は吸着パッド19の吸引を解除する指令である。
装置は、基本的には、図1に鎖線で示すように、板材搬
出領域Aで板材Mを板材保持部4で保持し、移動機構5
で板材保持部4を上昇させ、板材保持部4を板材積載領
域B上の指令位置まで移動させた後、板材保持部4をZ
軸方向の指令位置まで下降させる。ここで板材保持部4
による保持を開放することで、板材Mを、板材積載領域
Bの先に積まれた板材Mの積載山C1〜Cn上、または
板材積載領域Bの未積載部に積む。このときの板材保持
部4の最終下降位置は、先に積まれた板材Mに近接する
位置、または接する位置であり、搬送プログラム6のZ
軸座標値で指令される。板材Mを開放した板材保持部4
は、上昇の後、板材搬出領域Aまで移動し、下降して次
の板材Mを保持する。
持部4が板材搬出領域Aから板材積載領域B上の指令位
置まで移動した後、板材保持部4が指令値まで下降する
と、板材保持部4がいずれかの積載山C1〜Cnに干渉
するか否かを、干渉判定手段43が判定する。判定処理
を行う時期は、板材保持部4がある程度下降するまでの
間であれば良く、X軸移動時であっても、X,Y軸の移
動完了時であっても良い。板材保持部4が平面範囲の拡
縮動作を行うものである場合は、干渉判定手段43によ
る干渉の判定は、その最大拡大範囲に対して行うように
しても良く、また板材保持部4の現在の拡縮動作状態を
搬送プログラム6などから得て、現在の拡縮状態の平面
範囲に対して行うようにしても良い。干渉判定手段43
で干渉すると判定された場合は、下降位置変更手段44
は、板材保持部4の最終下降位置を、積載山C1〜Cn
に干渉しない位置に変更するように、Z軸制御部41に
指令を与える。この変更後の最終下降位置は、例えば、
板材保持部4と対応する平面範囲の積載山C1〜Cnの
中で、最も高い積載山C1〜Cnよりも若干上方となる
高さ位置とされる。この変更後の最終下降位置まで板材
保持部4が下降すると、開放指令手段46は板材保持部
4による板材Mの保持を開放させる。保持の開放された
板材Mは、落下して直下の積載山C1〜Cnの上等に積
まれる。
〜Cnに板材保持部4が干渉することなく、積むことが
できる。また、干渉する場合のみ最終下降位置を高い位
置とし、通常は、先に積まれた板材Wに近接するまで板
材保持部4を下降させて保持を開放するので、出来るだ
け綺麗に積むことができる。
載領域Bに積まれた積載山C1〜Cnの高さを、板材M
が積載される都度更新して管理し、その積載山C1〜C
nと板材保持部4との干渉を判定するものである。この
高さ管理は、一例を挙げれば、次のように行われる。
さ管理部47を有し、高さ管理部47は図5に示す処理
を行う。すなわち、同図(B)に示すように、板材積載
領域Bを縦横のマトリクス状に区分し、マトリクスデー
タ記憶手段(図示せず)には、各区分b11〜bmn(m,
nは任意の自然数である。)毎に高さデータの記憶領域
を設定する。各回の板材搬送時に、同図(A)に示す処
理を行う。まず、次に板材Mを積むデータとして、積み
位置(X座標,Y座標)と、積み品である板材Mの縦横
のサイズと、板材Mの板厚とを取り込む(S1)。これ
らのデータは、搬送プログラム6または加工プログラム
32から得られる。処理の簡易のため、板材Mの形状に
かかわらず、板材Mが収まる最小の矩形の縦横サイズを
用いる。つぎに、マトリクスデータ記憶手段の各区分b
11〜bmnの高さデータのうち、板材Mの積み位置に対し
て平面的に重なり部分の生じる区分b11〜bmnの高さデ
ータを取り込む(S2)。平面的に重なり部分の生じる
区分であるか否かは、板材Mの積み位置(X座標,Y座
標)と縦横サイズから区別される。このように取り込ま
れた積み作業で使用するマトリクス区分b11〜bmn(図
示の例ではb11〜b43)の内の最大高さを算出する。こ
の後、搬送プログラム6の積み時の高さ指令値を上記の
最大高さと比較し、最大高さに確実に干渉しない範囲で
できるだけ低い高さ(最大高さに所定の余裕高さを加算
した高さ)に、高さ指令値を変更する(S3)。このよ
うに変更された高さ指令値まで板材Mを下降させて積ん
だ後、その積み作業に使用したマトリクス区分b11〜b
mnの高さデータを、板厚分だけ加算した値に更新する
(S4)。
することにより、センサを使用しなくても満杯検知を行
うことが可能になり、また板材保持部4の干渉も防ぐこ
とができる。なお、上記の説明は、平面位置変更手段4
5を用いずに、板材保持部4の最終下降位置の高さだけ
を下降位置変更手段44で自動変更するように説明した
が、図5と共に示した高さ管理は、平面位置変更手段4
5を用いて板材積み位置の平面位置を変える場合にも使
用できる。ただし、その場合は、ステップS4で高さを
更新するマトリクス区分b11〜bmnは、実際に積み作業
に使用したマトリクス区分とする。
す。この例では、干渉判定手段43は積載状態画面表示
部48を有するものとされ、図1の下降位置変更手段4
4および平面位置変更手段45は、オペレータが操作す
る入力操作手段49の入力で、積み位置の指令値を変え
るものとされている。積載状態画面表示部48は、CR
Tまたは液晶表示装置等の表示装置50の画面に、板材
積載領域B上の積載山C1〜Cnと、板材保持部4とを
描画し、かつ板材保持部4の位置は、入力操作手段49
からのオペレータの入力で位置変更すると、画面上にお
いても変更されるものとする。また、上記の描画は、3
次元で表現した図と、各方向から見た図(上面,側面,
正面から見た図)とを切り換えて、または画面の別部分
に同時表示して、積載イメージを確認できるようにす
る。このような積載状態画面表示部48を設けることに
より、板材保持部4が積載山C1〜Cnと干渉するか否
かをオペレータの入力で確認し、干渉しない位置へ平面
的に移動させることができる。すなわち、オペレータ
は、平面位置変更手段45で各軸方向に板材保持部4を
移動させて、積み位置を画面上で確認しながら、積み位
置を決定することができる。
に、いずれかの積載山に板材保持部が干渉するか否かを
判定する干渉判定手段と、干渉すると判定された場合
に、積み作業における板材保持部の最終下降位置を干渉
しない位置に変更する下降位置変更手段と、変更された
下降位置で板材保持部から板材を開放させる開放指令手
段とを設けたものであるため、スケジュール変更されて
も、既に積まれている積載山に板材保持部が干渉せずに
積むことができ、また出来るだけ綺麗に積むことができ
る。前記干渉判定手段で干渉するとされた場合に、積み
作業における板材保持部の水平面上の位置を変更する平
面位置変更手段を設けた場合は、板材積載領域を効果的
に利用して積むことができる。前記制御装置は、複数の
搬送プログラムのうちの任意の一つの搬送プログラムに
従って前記機械部を制御するものであり、前記複数の搬
送プログラムを前記制御装置に実行させる順序であるス
ケジュールを変更するスケジュール設定手段を設け、前
記干渉判定手段および下降位置変更手段は、スケジュー
ル変更された時に起動するものとした場合は、無駄な処
理を省くことができる。
概念構成を示す説明図である。
ある。
る。
る。
図である。
ある。
る。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 板材保持部およびこの板材保持部を移動
させる移動機構を有する搬送機械部と、プログラム制御
される搬送制御装置とを備え、板材保持部の一部で板材
を保持して、板材搬出領域から板材積載領域に板材を1
枚ずつ搬送し、板材積載領域において、先に積まれた板
材に近接するまで板材保持部を下降させて保持を開放す
る積み作業を行い、複数の積載山を形成する板材搬送装
置であって、前記積み作業時に、いずれかの積載山に板
材保持部が干渉するか否かを判定する干渉判定手段と、
干渉すると判定された場合に、積み作業における板材保
持部の最終下降位置を干渉しない位置に変更する下降位
置変更手段と、変更された下降位置で板材保持部から板
材を開放させる開放指令手段とを設けた板材搬送装置。 - 【請求項2】 前記干渉判定手段で干渉するとされた場
合に、積み作業における板材保持部の水平面上の位置を
変更する平面位置変更手段を設けた請求項1記載の板材
搬送装置。 - 【請求項3】 前記搬送制御装置は、複数の搬送プログ
ラムのうちの任意の一つの搬送プログラムに従って前記
搬送機械部を制御するものであり、前記複数の搬送プロ
グラムを前記制御装置に実行させる順序であるスケジュ
ールを変更するスケジュール設定手段を設け、前記干渉
判定手段および下降位置変更手段は、スケジュール変更
された時に起動するものとした請求項1または請求項2
記載の板材搬送装置。
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