JP2001205548A - 片面研削装置および片面研削方法 - Google Patents

片面研削装置および片面研削方法

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JP2001205548A
JP2001205548A JP2000019774A JP2000019774A JP2001205548A JP 2001205548 A JP2001205548 A JP 2001205548A JP 2000019774 A JP2000019774 A JP 2000019774A JP 2000019774 A JP2000019774 A JP 2000019774A JP 2001205548 A JP2001205548 A JP 2001205548A
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cup
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wafer
grindstone
shaped grindstone
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JP2000019774A
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Tetsuo Okuyama
哲雄 奥山
Shiro Murai
史朗 村井
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Nippei Toyama Corp
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Nippei Toyama Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップ型砥石で被加工物を研削する際に、カ
ップ型砥石がウェーハに接触することによってウェーハ
に与えるダメージを極力少なくする。 【解決手段】 カップ型砥石3における砥石部3Aの幅
中心がウェーハSの回転中心に位置するようにカップ型
砥石3およびウェーハSが配置されている。カップ型砥
石3およびウェーハSを回転させてウェーハの片面研削
を行う。このとき、カップ型砥石3における砥石部3A
の周縁部とウェーハSの周縁部が、それらの接触点でな
す角が浅くなるようにカップ型砥石3とウェーハSが配
置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(集積回路)
付ウェーハの裏面加工などに用いられる片面研削装置お
よび片面研削方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ICチップを作成する場合、
鏡面シリコンウェーハ(以下、「ウェーハ」という)の
片面にIC(集積回路)を作製した後に、その裏面加工
としてウェーハの片面研削が行われる。この場合、まず
ウェーハの片面を荒砥石を備えたカップ型砥石などを用
いて荒削りする。荒削りが済んだら、その面をさらに仕
上砥石を備えたカップ型砥石によって研削して仕上処理
を行うというものである。
【0003】このようなウェーハの片面を研削する片面
研削装置として、従来においては図5に示すものがあっ
た。この片面研削装置51は、スピンドル52を有して
おり、スピンドル52にはカップ型砥石53が取り付け
られている。このカップ型砥石53は、ウェーハSを研
削する砥石部53Aおよびこの砥石部53Aを保持する
砥石保持部53Bを有している。この砥石保持部53B
がスピンドル52に固定されており、カップ型砥石53
は、スピンドル52とともに鉛直軸Z1周りに回転する
ようになっている。また、スピンドル52は、軸方向
(上下方向)送り移動可能であるとともに、水平方向に
送り移動可能となるようになっている。
【0004】一方、スピンドル52の下方には、被加工
物となるウェーハSを真空吸着する真空チャック54が
配設されている。真空チャック54は、回転テーブル5
5上に設けられており、回転テーブル55は、スピンド
ル52に対して相対移動可能な支持テーブル56に回転
自在に取り付けられている。この回転テーブル55は、
図示しないモータによって鉛直軸Z2回転駆動されるよ
うになっている。
【0005】また、この片面研削装置51においては、
回転速度に対して角速度が大きくなりすぎないように、
カップ型砥石53の砥石部53Aとしては、外側の径が
大径のものを使用されていた。そして、通常、この種の
カップ型砥石53の砥石部53Aの径は、ウェーハSの
径よりも相当大きなものとされていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カップ型砥
石によってウェーハの片面研削を行う際、カップ型砥石
と接触するウェーハには、少なくないダメージを与え、
そのダメージが著しいときにはウェーハが割れるなど、
ウェーハを破損することもあった。ここで、従来の片面
研削装置では、カップ型砥石の径が大きくされている。
このため、カップ型砥石とウェーハが接触することによ
ってウェーハに与えるダメージがいきおい大きくなるも
のであった。
【0007】また、カップ型砥石でウェーハを研削する
際、ウェーハがカップ型砥石と接触する部分において、
ウェーハとカップ型砥石が相対的に移動する軌跡に沿っ
て、条痕と呼ばれる細かな傷がついてしまう。ここで、
前記従来のカップ型砥石においては、ウェーハよりも大
きい径のカップ型砥石を用いていたため、片面研削を行
った際にウェーハの研削面につく細かな傷が、ウェーハ
の半径方向に近い方向を向いてしまうようになる。この
ように、ウェーハの片面につく細かな傷がウェーハの半
径方向に近い方向を向いてついてしまうと、この条痕に
沿ってウェーハが割れやすくなるという問題もあった。
【0008】そこで、本発明の課題は、カップ型砥石で
被加工物を研削する際に、カップ型砥石がウェーハに接
触することによってウェーハに与えるダメージを極力少
なくすることにある。また、ウェーハの表面につく条痕
が、ウェーハの半径方向から遠い方向を向いて、言い換
えれば周縁に沿う方向に近い方向を向いてつくようにす
ることにより、研削加工後のウェーハが条痕に沿って割
れるなどの事態を回避できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決した本発
明は、カップ型砥石における砥石部が被加工物の回転中
心を通るように前記カップ型砥石および前記被加工物が
配置され、前記カップ型砥石を回転させるとともに、前
記被加工物を回転させて前記被加工物の片面研削を行う
片面研削装置において、前記被加工物を研削加工する際
における前記カップ型砥石の周縁部と前記被加工物の周
縁部が、それらの接触点でなす角が浅くなるように前記
カップ型砥石と前記被加工物が配置されていることを特
徴とするものである。
【0010】請求項1に係る発明においては、被加工物
を研削加工する際におけるカップ型砥石の周縁部と被加
工物の周縁部が、それらの接触点でなす角が浅くなるよ
うに、カップ型砥石と被加工物が配置されている。この
ため、被加工物の周縁部がカップ型砥石の周縁部と接触
する瞬間におけるダメージを少なくすることができる。
したがって、被加工物の研削を行っている際に被加工物
が割れるなどの被加工物の損傷を効果的に防止すること
ができる。
【0011】また、被加工物の被研削面に条痕が残って
おり、この条痕に沿って被加工物に損傷が生じることも
考えられる。仮にそのような事態が生じたとしても、被
加工物の表面につく条痕は被加工物の半径方向から遠
く、被加工物の周縁に沿う方向に近くなるようにできる
ようになる。このため、被加工物に生じる損傷は被加工
物の周縁の部分が欠ける程度で済むので、被加工物が中
央部分から割れるなど、大きな損傷となるのを防止する
ことができる。
【0012】また、請求項2に係る発明は、前記被加工
物を研削加工する際における前記カップ型砥石の周縁部
と前記被加工物の周縁部が、それらの接触点でなす角が
45度以下であることを特徴とする請求項1に記載の片
面研削装置である。
【0013】請求項2に係る発明においては、カップ型
砥石の周縁部と被加工物の周縁部が、それらの接触点で
なす角度が浅くなる際の具体的な角度を規定している。
ここで、45度以下と規定したのは、45度を超える
と、カップ型砥石の周縁部と被加工物の周縁部とが、そ
れらの接触点でなす角度が深くなりすぎる。その結果、
被加工物が損傷したり、被加工物の表面につく条痕が半
径方向に近くなりすぎて、条痕に沿って被加工物が割れ
てしまうなどの事態が生じることがあると考えられるか
らである。さらに、請求項3に係る発明のように、前記
被加工物を研削加工する際における前記カップ型砥石の
周縁部と前記被加工物の周縁部が、それらの接触点でな
す角が35度以下であることが望ましい。
【0014】さらに、請求項4に係る発明は、前記カッ
プ型砥石における研削面および前記被加工物における被
加工面がいずれも円形であり、前記カップ型砥石におけ
る研削面の径が、前記被加工物における被加工面の径の
1/2以上、前記被加工物における被加工面の径の7/
10以下であることを特徴とする請求項1に記載の片面
研削装置である。
【0015】カップ型砥石の研削面および被加工物の被
加工面は通常円形である。したがって、請求項4では、
カップ型砥石の研削面と被加工物の被加工面がいずれも
円形である場合に、カップ型砥石の研削面の径と被加工
物の被加工面の径から本発明を特定したものである。こ
のときにカップ型砥石の研削面の径が被加工物の被加工
面の径の1/2の場合には、カップ型砥石の周縁部と被
加工物の周縁部とがなす角が0度となる。また、カップ
型砥石の研削面の径が被加工物の被加工面の径の7/1
0である場合には、カップ型砥石の周縁部と被加工物の
周縁部とがなす角が約45度となる。さらに、請求項5
に係る発明のように、前記カップ型砥石における研削面
の径が、前記被加工物における被加工面の径の6/10
以下であることが望ましい。この場合、カップ型砥石の
周縁部と被加工物の周縁部とがなす角が約35度とな
る。
【0016】他方、請求項6に係る発明は、カップ型砥
石における砥石部が被加工物の回転中心を通るように前
記カップ型砥石および前記被加工物を配置し、前記カッ
プ型砥石を回転させるとともに、前記被加工物を回転さ
せて前記被加工物の片面研削を行う片面研削方法におい
て、
【0017】前記カップ型砥石の周縁部と前記被加工物
の周縁部がなす角が、それらの接触点で浅くなるように
前記カップ型砥石と前記被加工物が配置して、前記被加
工物の片面研削を行うことを特徴とする片面研削方法で
ある。
【0018】請求項6に係る発明によれば、被加工物を
研削加工する際におけるカップ型砥石の周縁部と被加工
物の周縁部が、それらの接触点でなす角が浅くなるよう
に、カップ型砥石と被加工物が配置する。そして、カッ
プ型砥石と被加工物を回転させて片面研削を行う。この
ため、被加工物の周縁部がカップ型砥石の周縁部と接触
する瞬間におけるダメージを少なくすることができる。
したがって、被加工物の研削を行っている際に被加工物
が割れるなどの被加工物の損傷を効果的に防止すること
ができる。
【0019】また、被加工物の被研削面に条痕が残って
おり、この条痕に沿って被加工物に損傷が生じることも
考えられる。仮にそのような事態が生じたとしても、被
加工物の表面につく条痕は被加工物の半径方向から遠
く、被加工物の周縁に沿う方向に近くなるようにできる
ようになる。このため、被加工物に生じる損傷は被加工
物の周縁の部分が欠ける程度で済むので、被加工物が中
央部分から割れるなど、大きな損傷となるのを防止する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明に
係る片面研削装置の全体を示す正面図である。図1に示
すように、本発明に係る片面研削装置1は、スピンドル
2を有しており、スピンドル2にはカップ型砥石3が取
り付けられている。このカップ型砥石3は、砥石部3A
および砥石保持部3Bから構成されている。砥石部3A
は、たとえば2〜3cmの幅を有するリング状に形成さ
れており、砥石保持部3Bに固定されている。砥石保持
部3Bを固定する際には、図示しないボルトが用いられ
ている。
【0021】また、砥石保持部3Bは、スピンドル2に
固定されており、スピンドル2とともに、砥石保持部3
Bが回転して砥石部3Aが鉛直軸Z1周りに回転するよ
うになっている。さらに、スピンドル2は、図示しない
スピンドル上下動モータおよびスピンドル上下動機構に
よって、軸方向(上下方向)に送り移動可能とされてい
る。さらに、スピンドル2は、図示しない水平移動機構
によって、水平方向に移動可能とされている。
【0022】一方、スピンドル2の下方にはウェーハS
を真空吸着する多孔質材で構成される真空チャック4が
配設されている。真空チャック4の下方には図示しない
吸引管が配設されており、この吸引管から真空チャック
4を介してウェーハSを吸引することによって、ウェー
ハSが真空吸着される。また、この真空チャック4は、
回転テーブル5上に配設されており、回転テーブル5
は、スピンドル2に対して相対移動可能な支持テーブル
6に回転自在に取り付けられている。この回転テーブル
5は、図示しない回転テーブル駆動モータによって鉛直
軸Z2周りに回転駆動されるようになっている。
【0023】また、研削加工が行われる際には、カップ
型砥石3は、砥石部3AウェーハSの回転中心を通るよ
うに、さらにいえば、砥石部3Aの幅中心がウェーハS
の回転中心に位置するように配置される。このとき、カ
ップ型砥石3の砥石部3Aにおける研削面の外側の径
は、ウェーハSの径の1/2以上、7/10以下(本実
施形態では7/10)とされている。このように、砥石
部3Aにおける研削面の外側の径が、ウェーハSの径の
およそ7/10とされていると、図3に実線で示すよう
に、カップ型砥石の砥石部3Aにおける研削面の周縁部
とウェーハSの周縁部が、それらの接触点でなす角θ1
が浅く、具体的にθ1はおよそ45度以下となる。ちな
みに、図3に2点鎖線で示す砥石部3A′のように、そ
の研削面における外側の径がウェーハSの径と同じであ
れば、カップ型砥石における砥石部3A′の周縁部とウ
ェーハSの周縁部がなす角θ2は60度と大きくなる。
【0024】また、参考として、図3に、従来用いられ
ていたカップ型砥石における砥石部53Aの例を一点鎖
線で示す。従来のカップ型砥石における砥石部53Aの
外側の径は、ウェーハSの径のおよそ2倍である。この
ときカップ型砥石の砥石部53Aにおける研削面の周縁
部とウェーハSの周縁部が、それらの接触点でなす角θ
3は、65.5度とさらに大きなものとなっている。
【0025】次に、本実施形態に係る片面研削装置の作
用を説明する。本実施形態に係る片面研削装置1におい
て、ウェーハSの片面の研削を行う際には、まず荒研削
を行う。荒研削の際には、砥石部3Aとして荒砥石が用
いられたカップ型砥石3がスピンドル2に固定される。
一方、回転テーブル5上の真空チャック4には、加工対
象となるウェーハSを真空吸着させる。こうしてカップ
型砥石3およびウェーハSをセットしたら、図示しない
水平移動機構によって、スピンドル2およびカップ型砥
石3を真空チャック4に真空吸着されたウェーハSの上
方に移動させる。
【0026】続いて、スピンドル2およびカップ型砥石
3を図1に示す鉛直軸Z1周りに回転させるとともに、
回転テーブル5および真空チャック4に真空吸着された
ウェーハSを鉛直軸Z2周りに回転させる。それと同時
に、スピンドル2およびカップ型砥石3を下降させ、カ
ップ型砥石3における砥石部3Aの研削面を接触させ
て、ウェーハSの片面研削を開始する。なお、片面研削
を行っている間、図示しないノズルから加工液がウェー
ハSの被研削面に噴射されている。
【0027】このとき、砥石部3Aの研削面周縁部とウ
ェーハSの周縁部が、それらの接触点でなす角度が浅く
設定されているので、ウェーハSの周縁部がカップ型砥
石の周縁部と接触する瞬間におけるダメージを少なくす
ることができる。したがって、ウェーハSの研削を行っ
ている際にウェーハSが割れるなどの被加工物の損傷を
効果的に防止することができる。
【0028】また、ウェーハSの片面研削が行われてい
る間、ウェーハSの被加工面は研削されるとともに、ウ
ェーハSの被加工面の周縁部近傍には、細かな条痕Jが
残る。ここで、本実施形態において、ウェーハSの被加
工面に残る条痕Jの向きは、図4に示すように、ウェー
ハSの半径方向の向きから遠く、周縁に沿う方向に近い
方向を向くようになる。したがって、ウェーハSの研削
が終了した後に条痕Jが残っており、仮にその条痕Jに
沿ってウェーハSが損傷するとしても、その条痕Jに沿
ってウェーハSの周縁部が欠ける程度で済み、ウェーハ
Sが割れるなどの事態を防止することができる。
【0029】こうして、荒研削が終了したら、荒研削用
のカップ型砥石3から、仕上研削用のカップ型砥石に交
換する。その後、同様の手順によって仕上研削を行うも
のである。なお、たとえば荒研削用の砥石としてメッシ
ュサイズが♯600程度の荒いものを用い、仕上研削用
の砥石としてメッシュサイズが♯20000程度のもの
を用いることができる。また、荒研削と仕上研削の間に
♯1200程度の中ほどの荒さの砥石によって荒研削を
行うようにしてもよい。
【0030】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるもの
ではない。たとえば、スピンドルに砥石を取り付けてい
るが、これを自動工具交換装置によって交換可能とする
ことができる。この態様では、荒研削から仕上研削まで
連続して行うことができる点において好適である。
【0031】また、前記実施形態では、ウェーハを下側
から真空吸着して、上側にカップ型砥石を配設している
が、これを逆転させた態様とすることもできる。また、
カップ型砥石における砥石部の径は、ウェーハの径の7
/10以下としているが、6/10以下とするのがさら
に好適である。
【0032】あるいは、カップ型砥石は通常その研削面
の外周は円形とされているが、たとえば楕円形などの態
様とすることを妨げるものではない。また、被加工物に
ついても、円形に限定されるわけではない。これらのと
き、カップ型砥石を回転させて被加工物の片面研削を行
う際、カップ型砥石の周縁部と被加工物の周縁部が、そ
れらの接触点でなす角は変化することになる。本発明で
は、このときに一番浅くなる角度が、本発明にいう「浅
く」、具体的にたとえば45度以下となるようにされて
いればよい。さらに、望ましくは35度以下とすればよ
い。
【0033】
【発明の効果】以上のとおり、本発明のうちの請求項1
に係る発明によれば、被加工物の周縁部がカップ型砥石
の周縁部と接触する瞬間におけるダメージを少なくする
ことができる。したがって、被加工物の研削を行ってい
る際に被加工物が割れるなどの被加工物の損傷を効果的
に防止することができる。
【0034】また、請求項2および請求項3に係る発明
によれば、より好適に被加工物の周縁部がカップ型砥石
の周縁部と接触する瞬間におけるダメージを少なくする
ことができる。被加工物の研削を行っている際に被加工
物が割れるなどの被加工物の損傷をより効果的に防止す
ることができる。
【0035】さらに、請求項4および請求項5に係る発
明によれば、カップ型砥石の研削面と被加工物の被加工
面がいずれも円形である場合に、より好適に被加工物の
周縁部がカップ型砥石の周縁部と接触する瞬間における
ダメージを少なくすることができる。被加工物の研削を
行っている際に被加工物が割れるなどの被加工物の損傷
をより効果的に防止することができる。
【0036】また、請求項6に係る発明によれば、被加
工物の周縁部がカップ型砥石の周縁部と接触する瞬間に
おけるダメージを少なくすることができる。したがっ
て、被加工物の研削を行っている際に被加工物が割れる
などの被加工物の損傷を効果的に防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る片面研削装置の要部正面断面図で
ある。
【図2】本発明に係る片面研削装置の研削部分の平面図
である。
【図3】カップ型砥石周縁部とウェーハの周縁部とがな
す角の関係を説明するための説明図である。
【図4】研削後のウェーハの被加工面における条痕を模
式的に示す図である。
【図5】従来の片面研削装置の要部正面断面図である。
【符号の説明】
1 片面研削装置 2 スピンドル 3 カップ型砥石 3A 砥石部 3B 砥石保持部 4 真空チャック 5 回転テーブル 6 支持テーブル S ウェーハ J 条痕

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップ型砥石における砥石部が被加工物
    の回転中心を通るように前記カップ型砥石および前記被
    加工物が配置され、前記カップ型砥石を回転させるとと
    もに、前記被加工物を回転させて前記被加工物の片面研
    削を行う片面研削装置において、 前記被加工物を研削加工する際における前記カップ型砥
    石の周縁部と前記被加工物の周縁部が、それらの接触点
    でなす角が浅くなるように前記カップ型砥石と前記被加
    工物が配置されていることを特徴とする片面研削装置。
  2. 【請求項2】 前記被加工物を研削加工する際における
    前記カップ型砥石の周縁部と前記被加工物の周縁部が、
    それらの接触点でなす角が45度以下であることを特徴
    とする請求項1に記載の片面研削装置。
  3. 【請求項3】 前記被加工物を研削加工する際における
    前記カップ型砥石の周縁部と前記被加工物の周縁部が、
    それらの接触点でなす角が35度以下であることを特徴
    とする請求項1に記載の片面研削装置。
  4. 【請求項4】 前記カップ型砥石における研削面および
    前記被加工物における被加工面がいずれも円形であり、
    前記カップ型砥石における研削面の径が、前記被加工物
    における被加工面の径の1/2以上、前記被加工物にお
    ける被加工面の径の7/10以下であることを特徴とす
    る請求項1に記載の片面研削装置。
  5. 【請求項5】 前記カップ型砥石における研削面の径
    が、前記被加工物における被加工面の径の6/10以下
    であることを特徴とする請求項4に記載の片面研削装置
  6. 【請求項6】 カップ型砥石における砥石部が被加工物
    の回転中心を通るように前記カップ型砥石および前記被
    加工物を配置し、前記カップ型砥石を回転させるととも
    に、前記被加工物を回転させて前記被加工物の片面研削
    を行う片面研削方法において、 前記カップ型砥石の周縁部と前記被加工物の周縁部が、
    それらの接触点でなす角が浅くなるように前記カップ型
    砥石と前記被加工物を配置して、前記被加工物の片面研
    削を行うことを特徴とする片面研削方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214279A (ja) * 2008-03-13 2009-09-24 Nikon Corp 研削装置
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JP2014042959A (ja) * 2012-08-27 2014-03-13 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
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