JP2001205512A - 穴明け加工機械 - Google Patents

穴明け加工機械

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JP2001205512A
JP2001205512A JP2000020271A JP2000020271A JP2001205512A JP 2001205512 A JP2001205512 A JP 2001205512A JP 2000020271 A JP2000020271 A JP 2000020271A JP 2000020271 A JP2000020271 A JP 2000020271A JP 2001205512 A JP2001205512 A JP 2001205512A
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Takao Kobayashi
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Shigeto Noma
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Shuichi Nakamura
秀一 中村
Toshiyuki Ando
敏行 安藤
Masahiro Goto
昌弘 後藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 切削工具とガイドブッシュとの軸合わせを行
う必要がなく、切削工具とガイドブッシュとの交換が簡
単で、小型で安価な加工機械を提供する。 【解決手段】 第一移動装置に切削工具20を備える工
具保持具22を着脱自在に取り付け、第二移動装置にガ
イドブッシュ24を保持するためのチャックを取り付け
る。工具保持具22には爪34を形成し、ガイドブッシ
ュ24に爪34と係合するための溝とを形成すると共
に、爪34を溝に保持するためのスプリング58を備え
る。ガイドブッシュ24と切削工具20とを嵌合させ
て、ガイドブッシュ24の溝と工具保持具22の爪34
とを係合させ、スプリング58によってこの係合状態を
保持する。これによって、穴明け加工機械に対してガイ
ドブッシュ24と切削工具20と工具保持具22を組み
合わせた状態で着脱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削工具を加工位
置に合致させるためのガイドブッシュを使用する穴明け
加工機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からガンドリルやガンリーマ等を用
いる穴明け加工機械においては、切削工具の回転時のブ
レを無くすと共にワークの加工箇所に切削工具の先端を
合致させるためのガイドブッシュを使用するものが知ら
れている。ここで、従来のガイドブッシュと切削工具の
関係の一例を図10に示す。切削工具70を保持した工
具保持具72は、回転手段74の主軸76に着脱自在に
取り付けられる。主軸76への工具保持具72の着脱
は、加工機械に備えられる工具自動交換装置78によっ
て行われる。一方、回転手段74から離れた位置に備え
られるブッシュホルダー80には、空間82の内径が異
なるガイドブッシュ84が多数取り付けられている。こ
のブッシュホルダー80は、切削工具70の軸中心とは
直角方向に移動可能に備えられている。
【0003】図10に示した例において、切削工具70
を交換する場合には、工具自動交換装置78によって工
具保持具72を主軸76から取り外し、次に工具保持具
72から切削工具70を外し、その後、新しい切削工具
70を工具保持具72に取り付け、切削工具70を取り
付けた工具保持具72を工具自動交換装置78によって
再び主軸76に固定する。切削工具70を交換した場合
は、新たな切削工具70の直径に合った内径のガイドブ
ッシュ84を切削工具70の軸方向に位置するように、
ブッシュホルダー80を移動させる。このように、切削
工具70がガイドブッシュ84とは離れた状態で交換さ
れるものにおいては、切削工具70の交換の度に、ブッ
シュホルダー80に取り付けた多数のガイドブッシュ8
4の中から、交換した切削工具70に合うブッシュホル
ダー80を探さなければならならかった。しかも、切削
工具70の軸中心とガイドブッシュ84の空間82の軸
中心とを合致させる作業を、交換の度に行わなければな
らないという欠点があった。なお、ブッシュホルダー8
0には、1個のガイドブッシュ84だけを取り付けるよ
うにしたものがあるが、この場合は切削工具70の交換
に伴って、ブッシュホルダー80に取り付けたガイドブ
ッシュ84を交換する。この場合においても前述と同
様、切削工具70の軸中心とガイドブッシュ84の空間
82の軸中心とを合致させる作業を、交換の度に行わな
ければならないという欠点がある。
【0004】この欠点を克服するものとして、切削工具
70にガイドブッシュ84を組み合わせた状態で、切削
工具70を着脱するようにしたものが従来から提案され
ている。この従来例を図11に示す。工具保持具72の
外周には溝86(図10で示した工具保持具72にも設
けられている)が設けられ、ガイドブッシュ84の外周
にも溝88が形成されている。切削工具70をガイドブ
ッシュ84の空間82に挿入して、切削工具70とガイ
ドブッシュ84とを組み合わせた状態とする。加工機械
に備えられる工具自動交換装置90は、工具保持具72
の外周の溝86と嵌合し、工具保持具72を保持するた
めの第一保持機構92を有している。この工具自動交換
装置90はまた、ガイドブッシュ84の外周の溝88と
嵌合するための第二保持機構94を有している。この工
具自動交換装置90は、図11で矢印方向に往復移動可
能であり、この工具自動交換装置90の移動方向は、回
転手段74の主軸76の回転中心軸と平行に設定する。
ブッシュホルダー80には、複数の大きさのガイドブッ
シュ84を嵌合するための複数の穴96が形成されてい
る。このブッシュホルダー80は、切削工具70の軸中
心とは直角方向に移動可能に備えられている。
【0005】図11において、切削工具70を工具保持
具72に取り付け、ガイドブッシュ84をブッシュホル
ダー80に取り付ける場合について説明する。先ず、切
削工具70とガイドブッシュ84とを一体に組み合わせ
た状態にしておき、工具自動交換装置90の第一保持機
構92で工具保持具72を保持すると共に、ガイドブッ
シュ84を第二保持機構94で保持する。そして、工具
保持具72を回転手段74の主軸76に取り付ける。そ
の後、第一保持機構92を工具保持具72から外し、第
二保持機構94でガイドブッシュ84を保持したまま工
具自動交換装置90を図11で下方に移動させる。それ
によって、ガイドブッシュ84はブッシュホルダー80
の穴96に嵌合する。この場合、ガイドブッシュ84が
嵌合する穴96は、ブッシュホルダー80に設けた多数
の穴96の中から適宜に選定しておく。工具自動交換装
置90の下方への移動の途中で、ガイドブッシュ84は
切削工具70から外れる。切削工具70とガイドブッシ
ュ84とを取り外す場合には、前述の逆の操作を行い、
切削工具70とガイドブッシュ84とを組み合わせた状
態にして、両者を一緒に外す。このように、切削工具7
0とガイドブッシュ84とを一体に組み合わせて着脱す
ることによって、切削工具70とガイドブッシュ84と
の軸中心を合わせる作業を省略することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示した工具自
動交換装置90には、第一保持機構92と第二保持機構
94から成る2個の保持機構を備えているため、工具自
動交換装置90は構造が複雑となり、大きな体積を占め
しかもコストが高くなるという欠点があった。更に、ブ
ッシュホルダー80の近くに、ガイドブッシュ84を保
持するための第二保持機構94が接近する位置に移動し
てくるため、第二保持機構94とブッシュホルダー80
とが接触しないように工夫しなければならなかった。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、切削工具とガイドブッシュとの軸合わせを行う必要
がなく、切削工具とガイドブッシュとの交換が簡単で、
小型で安価な穴明け加工機械を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転手段と、その回転手段に対して着脱自
在な工具保持具と、その工具保持具に対して着脱自在な
切削工具と、その切削工具と嵌合するガイドブッシュと
を有する穴明け加工機械において、同一軸方向に沿って
共に移動可能な第一移動装置並びに第二移動装置とを有
し、前記第一移動装置に前記回転手段を固定し、前記第
二移動装置に前記ガイドブッシュを保持するための保持
手段を備え、前記工具保持具に第一係合手段を備え、前
記ガイドブッシュに第二係合手段を備え、それら第一係
合手段と第二係合手段とが係合した状態を保つための保
留手段を前記工具保持具または前記ガイドブッシュに備
え、前記工具保持具に前記切削工具を取り付けた状態で
しかも前記切削工具に前記ガイドブッシュを嵌合した状
態で、前記工具保持具の第一係合手段と前記ガイドブッ
シュの第二係合手段とを係合係脱させるようにしたもの
である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る穴明け加工機械の一実施形態を
示す部分断面正面図、図2は図1に使用する工具保持具
とガイドブッシュとの組み合わせ状態を示す構成図であ
る。本発明に係る穴明け加工機械は、2本の平行なガイ
ドレール10と、その2本の平行なガイドレール10に
沿って移動自在な第一移動装置12と第二移動装置14
とを備えている。第一移動装置12には、主軸16を有
する回転手段18が固定されており、その主軸16の先
端には切削工具20を保持する工具保持具22が着脱自
在に取り付けられている。第二移動装置14には、ガイ
ドブッシュ24を保持するための保持手段としてのチャ
ック26が取り付けられている。
【0010】図2並びに図3に示すように、工具保持具
22は筒状のボディ28を有し、そのボディ28の側面
の軸方向の中心位置には切削工具20を嵌合させるため
の穴30が形成されている。筒状のボディ28の穴30
が開口している側面には、ボディ28の直径より径小の
嵌合突出部32が形成されている。筒状のボディ28に
おいて、嵌合突出部32に近い先端位置の外壁には外側
に突出する係合手段としての複数個の爪34が形成され
ている。筒状のボディ28において、嵌合突出部32と
は遠い位置の外壁に、円周にわたる外周溝36とその外
周溝36を横断して配置される位置決め溝38とが形成
されている。穴明け加工機械には更に、図1及び図2に
示すように、工具保持具22の外周溝36及び位置決め
溝38と嵌合する保持機構40を有する工具自動交換装
置42が備えられている。本発明では工具自動交換装置
42は、切削工具20の中心軸と同軸方向に移動させる
必要はない。保持機構40が外周溝36及び位置決め溝
38と嵌合する構造や、工具自動交換装置42が工具保
持具22を回転させる機構は従来から既知であるので、
ここではその説明を省略する。
【0011】ガイドブッシュ24の断面を図2に示す。
ガイドブッシュ24は、筒状部44の一端にフランジ部
46を一体に形成した本体部材48と、フランジ部46
と接合するための環状の覆い部材50とから成る。本体
部材48と環状の覆い部材50とから成るガイドブッシ
ュ24には、切削工具20が嵌合挿通できるように軸方
向に貫通穴52が形成されている。貫通穴52の途中の
フランジ部46に該当する位置には、前記嵌合突出部3
2と嵌合するための凹部54が形成されている。フラン
ジ部46における覆い部材50に対向する面に、同一半
径上に複数個の穴56が形成され、各穴56には保留手
段としてのスプリング58が備えられている。本体部材
48のフランジ部46に覆い部材50を接合させて、そ
れらフランジ部46と覆い部材50とを接合固定させる
が、その際にフランジ部46と覆い部材50との間に平
板環状のカラー60を装着し、そのカラー60はスプリ
ング58によって覆い部材50側に押圧される。
【0012】図4はガイドブッシュ24の覆い部材50
の図2のQ方向からの側面図であり、図5は図4のガイ
ドブッシュ24に工具保持具22を嵌合させた状態を示
す要部構成図である。覆い部材50は、図4に示すよう
に中空円盤形状であり、その内側縁には半径方向に伸び
る複数個の切欠62が形成されている。切削工具20を
ガイドブッシュ24に対して覆い部材50側から貫通穴
52に挿入して(ガイドブッシュ24を工具保持具22
に接近させ)、工具保持具22の爪34が覆い部材50
の切欠62を挿通するようにする(図5)。
【0013】ここで、覆い部材50の切欠62に工具保
持具22の爪34が挿入する前の状態の断面図を図6に
示し、図6の状態から工具保持具22の爪34を覆い部
材50の切欠62を挿通した後の状態の断面図を図7に
示す。図6及び図7に示すように、覆い部材50におい
て、フランジ部46に対向する側の面には前記カラー6
0のストッパとしての第一段部64が形成される。一
方、フランジ部46において、覆い部材50に対向する
側にカラー60のストッパとしての段部66が形成され
る。図6に示すように、覆い部材50の切欠62に工具
保持具22の爪34が挿入される前の状態においては、
スプリング58によって覆い部材50側に付勢されるカ
ラー60は、覆い部材50の第一段部64に接触させら
れている。
【0014】図6の状態から、工具保持具22の爪34
が覆い部材50の切欠62を経てガイドブッシュ24の
内部に挿入されると、爪34がスプリング58に抗して
カラー60を押して図7の状態となる。カラー60が段
部66に接触する位置が、爪34(工具保持具22)が
ガイドブッシュ24内に最大に挿入できる位置である。
図6と図7は、図5においてO−A線の位置、即ち覆い
部材50の切欠62と工具保持具22の爪34とが同一
軸方向に一致した場合にのみ、工具保持具22の爪34
がガイドブッシュ24の内部と外部との間を出し入れす
ることができる。
【0015】図5におけるO−A線の位置でしかも図7
の状態から、ガイドブッシュ24と工具保持具22と
を、図5のO点を中心として相対的に回転させ、図5に
おけるO−B線上に爪34がある位置を経て、図5にお
けるO−C線上に爪34がある位置まで回転させる。図
5におけるO−A線の位置からは、一方の方向には回転
するが、他方の方向には回転しないように設定されてい
る。図5のO−B線の位置の要部断面図を図8に示す。
図8では、覆い部材50におけるフランジ部46に対向
する側の面には、前記爪34がスプリング58によって
ガイドブッシュ24の外側に押し出されないためのスト
ッパとしての第二段部68(図4,図5及び図8)が形
成される。この第二段部68の位置は、前記第一段部6
4の位置と比べて、やや小さな半径方向位置でしかもフ
ランジ部46からの距離がやや離れた位置に形成され
る。
【0016】図7の状態(図5のO−A線の位置)か
ら、工具保持具22とガイドブッシュ24とを相対的に
回転させ、図5におけるO−C線上に爪34がある位置
まで回転させる。図5のO−C線の位置の断面図を図9
に示す。図5のO−C線の位置では、それ以上回転しな
いように設定されている。図9では、覆い部材50にお
けるフランジ部46に対向する側の面には、前記爪34
が係合するための係合手段としての溝69が形成されて
いる。この溝69の位置は、前記第二段部68と比べ
て、半径方向の位置は同じであるが、フランジ部46か
らの距離はやや離れた位置に形成される。カラー60を
介在させたスプリング58の押圧力によって、工具保持
具22の爪34は覆い部材50の溝69に係合する。工
具保持具22の爪34が覆い部材50の溝69に係合し
た状態では、工具保持具22とガイドブッシュ24とを
相対的に回転させようとしても、工具保持具22の爪3
4が覆い部材50の溝69から外れないので、工具保持
具22とガイドブッシュ24とは相対的に回転すること
はない。このように、爪34を溝69に係合させ、しか
もカラー60を介在させたスプリング58の押圧力によ
って、切削工具20を固定した工具保持具22とガイド
ブッシュ24とを固定状態(図9の状態)に保つことが
できる。これによって、切削工具20と工具保持具22
とガイドブッシュ24とを一体に結合することができ
る。この結合した状態のものを穴明け切削機械に着脱す
ることができる。
【0017】次に、図9の状態から工具保持具22とガ
イドブッシュ24との固定状態を外す場合には、図1に
示す第二移動装置14を第一移動装置12に近づけて、
チャック26でガイドブッシュ24を保持する。その
後、図9での状態から爪34が溝69から抜け出る長さ
だけ、第二移動装置14を第一移動装置12に近付ける
(工具保持具22とガイドブッシュ24とを互いに近付
ける)。なお、第一移動装置12も第二移動装置14
も、工具保持具22に取り付けられた切削工具20の軸
中心と平行に移動するように設定されている。第二移動
装置14を第一移動装置12に近付けると、工具保持具
22の爪34がスプリング58に抗してカラー60を押
し、爪34が覆い部材50の溝69から係脱し、工具保
持具22とガイドブッシュ24とは相対的に回転可能な
状態となる。その後、工具保持具22を主軸16の割出
し機構によって回転させ、工具保持具22とガイドブッ
シュ24とを前回と反対方向に相対的に回転させる。こ
れによって、図8の状態(図5のO−B線の位置)を経
て、図7の状態(図5のO−A線の位置)となる。
【0018】図7の状態(図5のO−A線の位置)にな
ると、覆い部材50の切欠62を通して、工具保持具2
2の爪34がガイドブッシュ24の外側に出ることが可
能となる。その後、第二移動装置14を第一移動装置1
2から離れる方向に移動させることによって、工具保持
具22とガイドブッシュ24とが離れる。その後更に、
第二移動装置14が第一移動装置12から離れると、ガ
イドブッシュ24は切削工具20から外れて、所定の位
置まで移動させられる。切削工具20とガイドブッシュ
24とは離れるまでは嵌合状態にあり、しかも切削工具
20の軸中心と貫通穴52の軸中心とは同一軸上にある
ので、切削工具20とガイドブッシュ24とは離れても
軸合わせを行う必要がない。
【0019】なお、前記説明では工具保持具22に爪3
4を設け、ガイドブッシュ24に切欠62やスプリング
58やカラー60や溝69を設けたが、ガイドブッシュ
24に爪34を設け、工具保持具22に切欠62やスプ
リング58やカラー60や溝69を設けるようにしても
良い。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る穴明け加工
機械によれば、切削工具とガイドブッシュとの軸合わせ
を行う必要がないという従来の利点を有する。本発明で
は、切削工具と嵌合するガイドブッシュを切削工具を保
持した工具保持具に対して着脱させるので、工具自動交
換装置には1個の保持機構を備えるだけで良く、しかも
切削工具の移動方向に対して直角方向に移動するブッシ
ュホルダーを省略することができる。よって、従来のも
のと比べて構造が簡単になって、小型化と低コストが可
能になる。本発明では更に、ガイドブッシュを保持機構
で保持しなくても済み、しかもブッシュホルダーを省略
することができるめ、ガイドブッシュの所定の設定位置
に空間ができ、ブッシュホルダーに代えてガイドブッシ
ュを保持するチャックを用いることができる。この結
果、多数のブッシュホルダーの穴の中からガイドブッシ
ュの外径に合致する穴を探さなければならないという従
来の作業を省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穴明け加工機械の一実施形態を示
す部分断面正面図である。
【図2】図1に使用する工具保持具とガイドブッシュと
の組み合わせ状態を示す構成図である。
【図3】図2のP方向からの工具保持具の側面図であ
る。
【図4】図2のQ方向からのガイドブッシュの側面図で
ある。
【図5】工具保持具とガイドブッシュとを嵌合させた状
態の要部構成図である。
【図6】ガイドブッシュの切欠に工具保持具の爪を挿入
する前の状態を示す断面図である。
【図7】ガイドブッシュの切欠に工具保持具の爪を挿入
した状態であって図5のO−A線の位置に爪がある状態
を示す要部断面図である。
【図8】図5においてO−B線の位置を爪が通過する状
態を示す要部断面図である。
【図9】図5においてO−C線の位置に爪がある状態を
示す要部断面図である。
【図10】従来のガイドブッシュと切削工具の関係の一
例を示す構成図である。
【図11】従来のガイドブッシュと切削工具の関係のそ
の他の例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 ガイドレール 12 第一移動装置 14 第二移動装置 18 回転手段 20 切削工具 22 工具保持具 24 ガイドブッシュ 26 チャック 34 爪 48 本体部材 50 覆い部材 58 スプリング 62 切欠 69 溝
フロントページの続き (72)発明者 榊原 正弘 静岡県浜松市高丘東1−10−55株式会社新 機械技研内 (72)発明者 小林 高夫 愛知県安城市藤井町高根10番地アイシン・ エイ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 野間 重人 愛知県安城市藤井町高根10番地アイシン・ エイ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 中村 秀一 愛知県安城市藤井町高根10番地アイシン・ エイ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 安藤 敏行 愛知県安城市藤井町高根10番地アイシン・ エイ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 後藤 昌弘 愛知県安城市藤井町高根10番地アイシン・ エイ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 3C016 FA36 3C036 BB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転手段と、その回転手段に対して着脱
    自在な工具保持具と、その工具保持具に対して着脱自在
    な切削工具と、その切削工具と嵌合するガイドブッシュ
    とを有する穴明け加工機械において、同一軸方向に沿っ
    て共に移動可能な第一移動装置並びに第二移動装置とを
    有し、前記第一移動装置に前記回転手段を固定し、前記
    第二移動装置に前記ガイドブッシュを保持するための保
    持手段を備え、前記工具保持具に第一係合手段を備え、
    前記ガイドブッシュに第二係合手段を備え、それら第一
    係合手段と第二係合手段とが係合した状態を保つための
    保留手段を前記工具保持具または前記ガイドブッシュに
    備え、前記工具保持具に前記切削工具を取り付けた状態
    でしかも前記切削工具に前記ガイドブッシュを嵌合した
    状態で、前記工具保持具の第一係合手段と前記ガイドブ
    ッシュの第二係合手段とを係合係脱させることを特徴と
    する穴明け加工機械。
  2. 【請求項2】 一方の係合手段が爪であり、他方の係合
    手段が溝であり、前記保持手段が前記爪を前記溝に係合
    した状態を保持するためのスプリングであることを特徴
    とする請求項1記載の穴明け加工機械。
  3. 【請求項3】 前記ガイドブッシュが筒状の本体部材と
    環状の覆い部材とから成り、その覆い部材に前記爪が挿
    通する切欠と前記溝とを形成し、前記本体部材と前記覆
    い部材との接合位置において前記爪を本体部材の反対側
    に押圧するためのスプリングを備えたことを特徴とする
    請求項2記載の穴明け加工機械。
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