JP2001205246A - 廃蛍光管処理装置 - Google Patents

廃蛍光管処理装置

Info

Publication number
JP2001205246A
JP2001205246A JP2000014621A JP2000014621A JP2001205246A JP 2001205246 A JP2001205246 A JP 2001205246A JP 2000014621 A JP2000014621 A JP 2000014621A JP 2000014621 A JP2000014621 A JP 2000014621A JP 2001205246 A JP2001205246 A JP 2001205246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste fluorescent
mercury
rotary kiln
fluorescent tube
fluorescent tubes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000014621A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Yasui
英二 安井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KANKYO AGENCY KK
Original Assignee
KANKYO AGENCY KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KANKYO AGENCY KK filed Critical KANKYO AGENCY KK
Priority to JP2000014621A priority Critical patent/JP2001205246A/ja
Publication of JP2001205246A publication Critical patent/JP2001205246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリキルンを使用して廃蛍光管の粉砕、
燃焼、冷却を一連の流れ作業として行い、低コストで廃
蛍光管を処理するコンパクトな廃蛍光管処理装置を提供
する。 【解決手段】 廃蛍光管を粉砕する粉砕装置1と、粉砕
した廃蛍光管を燃焼して水銀を気化させるロータリキル
ン3と、ロータリキルン3から発生した水銀蒸気を冷や
す冷却装置6とを有した廃蛍光管処理装置Aであって、
粉砕装置1で破砕した廃蛍光管を直接ロータリキルン3
に配送し、ロータリキルン3の燃焼によって水銀を蒸発
させ、燃焼後のガラス片を回収すると共に、蒸発した水
銀を冷却回収し、これら廃蛍光管の粉砕、廃蛍光管の燃
焼、水銀の回収を連続工程として行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリキルンを利
用した廃蛍光管処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】照明用として使用されている蛍光管はガ
ラス管内に水素ガス、アルゴンガス、水銀が封入され、
管壁には蛍光体が塗布されている。点灯時に電極から電
子が放出されると、この電子は水銀原子と衝突し、そし
て水銀電子は衝突エネルギーを受けて紫外線を発生、ガ
ラス管壁に塗布された蛍光物質に紫外線が当たることで
可視光を発生させている。この蛍光管には水銀(Hg)
が使用され、廃蛍光管を大量に粉砕処理すれば環境汚染
を生じるため、従来、工場、その他の事業所、ビル、デ
パート、ホテル等においては、使用後の廃蛍光管を回収
して、一般の産業廃棄物と区別して集積して処理してい
る。現在その処理方法としては主に湿式処理法と乾式処
理法が採用されている。湿式処理法とは、管内を水銀の
固化剤を含む洗浄液によって水洗処理し、処理水を濾
過、乾燥、洗浄を行なう方法であり、乾式処理法とは、
気流により管内を洗浄し、水銀を吹き飛ばして回収する
方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の湿式処理法においては、水銀を吸収した排水の処理
が困難であり、水銀を回収できないという問題があっ
た。乾式処理法では気流で吹き飛ばす蛍光物質が細かい
ため、集塵機に多大な費用とメンテナンスがかかるとい
う問題があった。本発明はかかる従来の問題点を解決す
るためになされたものであって、その目的とするところ
は、ロータリキルンを使用して廃蛍光管の粉砕、燃焼、
冷却を一連の流れ作業として行い、低コストで廃蛍光管
を処理するコンパクトな廃蛍光管処理装置を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として本発明請求項1記載の廃蛍光管処理装置で
は、廃蛍光管を粉砕する粉砕装置と、粉砕した廃蛍光管
を燃焼して水銀を気化させるロータリキルンと、ロータ
リキルンから発生した水銀蒸気を冷やす冷却装置とを有
した廃蛍光管処理装置であって、粉砕装置で破砕した廃
蛍光管を直接ロータリキルンに配送し、ロータリキルン
の燃焼によって水銀を蒸発させ、燃焼後のガラス片を回
収すると共に、蒸発した水銀を冷却回収し、これら廃蛍
光管の粉砕、廃蛍光管の燃焼、水銀の回収を連続工程と
して行なう構成とした。
【0005】請求項2記載の廃蛍光管処理装置では、請
求項1記載の廃蛍光管処理装置において、燃焼によって
生じる水銀蒸気を水にくぐらせ、水銀を冷却させて水中
に沈殿させる構成とした。
【0006】請求項3記載の廃蛍光管処理装置では、請
求項1または2記載の廃蛍光管処理装置において、水銀
蒸気の排出を補助する排出ブロアーを設置した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態にかか
る廃蛍光管処理装置の説明図である。本発明の一実施の
形態にかかる廃蛍光管処理装置Aは図1に示すように、
廃蛍光管を粉砕する粉砕装置1と、廃蛍光管の粉砕輸送
を行なう破砕機2と、粉砕装置1に連結されて粉砕装置
1から供給されたガラス片を燃焼するロータリキルン3
と、ロータリキルン3の出口の下方に備えられたガラス
片の回収タンク4と、ロータリキルン3からの排ガスを
導くパイプ5と、パイプ5に接続された冷却装置6を主
要な構成としている。
【0008】前記粉砕装置1は廃蛍光管を収容するタン
ク7と、タンク下方の破砕機2とを有し、タンク7は廃
蛍光管内の物質が外部に飛散しないように密閉式となっ
ている。タンク7下方には、螺旋形のスクリューが回転
して廃蛍光管を粉砕しながら輸送する破砕機2が備えら
れ、タンクに投入された廃蛍光管が、下方に集約されて
スクリューで破砕されながらロータリキルンに送り込ま
れる。尚、破砕の方法は任意であり、スクリュー破砕機
の他、固定刃と可動刃、往復刃と回転刃、回転刃と回転
刃等のかみ合いよって廃蛍光管をせん断するせん断破砕
機、衝撃作用を利用する衝撃破砕機、圧縮作用を利用す
る圧縮破砕機等が使用可能である。破砕機2によって粉
砕されたガラス片はロータリキルン3に供給され、この
破砕機2は開閉弁で密閉しながらガラス片を供給し、ロ
ータリキルン内のガスが粉砕装置7内に逆流しないよう
に構成されている。
【0009】前記ロータリキルン3は、緩やかに回転す
る円筒形の炉の一方から廃棄物を投入し、バーナ9で焼
却しながら反対側へ燃え殻を出す形式の炉であり、キル
ン内に供給されたガラス片は、胴体の回転により回転方
向に持ち上げられ、上方から反転落下する動作をくり返
しながら攪拌され、高温ガスとの接触による熱交換を受
けつつ、ゆっくりと乾燥、熱分解、燃焼過程を経て排出
される。キルン胴体は、長さ/直径比の大きな円筒型
で、内面に耐火物がライニングされている。キルンの回
転は、通常0.5〜3(rpm)程度で被燃焼物の流れ
方向に1/100〜3/100程度に勾配が付けられて
いる。被燃焼物は入口フード側よりシールしながら供給
され、バーナ9は入口フード側に設置されている。ロー
タリキルン3の内部には不活性ガス容器(図示せず)か
ら窒素、二酸化炭素等の不活性ガスが送られ、破砕片は
これらの不活性ガス雰囲気中で加熱、燃焼される。
【0010】ロータリキルン3の出口には下方にガラス
片の収容タンク4が設置され、キルン出口から落下して
所定量に達すると取り出される。出口から排出される水
銀蒸気を含んだガスは、キルン出口に接続されたパイプ
5を経由して冷却水中10に導かれている。パイプ5は
冷却水中10に垂直に差し込まれ、パイプ5内のガスは
その圧力によってパイプ5先端から水中10に放出され
て冷却され、水銀は冷却装置6の下方に沈殿し、その他
のガスは外部に排出される。尚、冷却装置6の上方には
排出ブロアー11が設置されガスの排出を補助してい
る。この排出ブロアー11は冷却水よりも上流側のパイ
プ5内に設置しても良い。
【0011】次に本発明の廃蛍光管処理装置Aの作用を
説明する。粉砕装置1のタンク7に一般家庭、工場、事
業所、ビル、デパート、ホテル等から回収された廃蛍光
管を投入する。タンク7内では廃蛍光管が下方に落下
し、フィーダ等で破砕機2に集約され破砕される。この
とき、タンク7内は密閉されているので、破砕された廃
蛍光管の水銀は外部に飛散しない。タンク下方の破砕機
2で破砕されたガラス片はロータリキルンに送られ燃焼
される。破砕機2には開閉弁が備えられているので、ガ
ラス片の供給時には開き、その他の場合には閉じロータ
リキルン3の燃焼ガスが粉砕装置1内に逆流しないよう
に構成されている。ガラス片は自動制御されたプッシャ
ーフィーダ等で定量供給することも可能であり、ロータ
リキルンへの供給量を制御することにより無人運転が可
能となる。
【0012】ロータリキルン3内では水銀の気化する9
00℃前後に保たれ、水銀が付着したガラス片がキルン
内を回転しながら燃焼される。ガラス片はキルン内で攪
拌されながら下流に向かい、出口から落下して回収タン
ク4に収容され、水銀は蒸気となって出口に連結された
パイプ5に排出される。パイプ5内のガスはその圧力に
よってパイプ5先端から水中10に放出されて冷却さ
れ、水銀は冷却装置6の下方に沈殿し、その他のガスは
外部に排出される。本発明の廃蛍光管処理装置Aは粉砕
装置、ロータリキルン、冷却装置を連結し、廃蛍光管の
粉砕、廃蛍光管の燃焼、水銀の回収を連続工程として行
なうので、センサー等でロータリキルンへのガラス片の
供給量を制御すれば無人運転が可能となる。
【0013】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、前記実施の形
態では廃蛍光管を処理する方法について説明したが、そ
の他水銀ランプ、電池、電化製品等の水銀の除去装置と
して使用することもできる。また、前記実施の形態では
熱源としてバーナーを使用したが、電気を使用すること
も可能である。さらに、水銀蒸気の冷却方法は任意であ
り、水を使用する場合の他、空冷とすることも可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】以上、説明したように本発明請求項1記
載の廃蛍光管処理装置においては、ロータリキルンを使
用するので、一定量ごとに区切って処理するバッチ式
(間欠運転)と違い、連続運転することができる。その
ため熱ロスが少なく経済的である。また、ロータリキル
ンを使用するので対象廃棄物の範囲が広く、混合処理が
可能である。さらに、粉砕装置、ロータリキルン、冷却
装置を直結して廃蛍光管の粉砕、廃蛍光管の燃焼、水銀
の回収を連続工程として行なうので、効率的であり、装
置全体がコンパクトになる。ロータリキルンへのガラス
片の供給量をセンサー等により自動制御すれば、無人運
転が可能となる。
【0015】請求項2記載の廃蛍光管処理装置において
は、燃焼によって生じる水銀蒸気を水にくぐらせ、水銀
を冷却させて水中に沈殿させる構成としたので、冷却装
置が簡単な構造となり、水銀の回収を容易に行なうこと
ができる。
【0016】請求項3記載の廃蛍光管処理装置において
は、水銀蒸気の排出を補助する排出ブロアーを設置した
ので、水銀蒸気の冷却・排出がスムーズに行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態にかかる廃蛍光管処理装
置の説明図である。
【符号の説明】
A 廃蛍光管処理装置 1 粉砕装置 2 破砕機 3 ロータリキルン 4 回収タンク 5 パイプ 6 冷却装置 7 タンク 9 バーナ 10 水中 11 ブロアー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃蛍光管を粉砕する粉砕装置と、粉砕し
    た廃蛍光管を燃焼して水銀を気化させるロータリキルン
    と、ロータリキルンから発生した水銀蒸気を冷やす冷却
    装置とを有した廃蛍光管処理装置であって、 粉砕装置で破砕した廃蛍光管を直接ロータリキルンに配
    送し、ロータリキルンの燃焼によって水銀を蒸発させ、
    燃焼後のガラス片を回収すると共に、蒸発した水銀を冷
    却回収し、これら廃蛍光管の粉砕、廃蛍光管の燃焼、水
    銀の回収を連続工程として行なうことを特徴とする廃蛍
    光管処理装置。
  2. 【請求項2】 燃焼によって生じる水銀蒸気を水にくぐ
    らせ、水銀を冷却させて水中に沈殿させることを特徴と
    する請求項1記載の廃蛍光管処理装置。
  3. 【請求項3】 水銀蒸気の排出を補助する排出ブロアー
    を設置したことを特徴とする請求項1または2記載の廃
    蛍光管処理装置。
JP2000014621A 2000-01-24 2000-01-24 廃蛍光管処理装置 Pending JP2001205246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014621A JP2001205246A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 廃蛍光管処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000014621A JP2001205246A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 廃蛍光管処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001205246A true JP2001205246A (ja) 2001-07-31

Family

ID=18542061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000014621A Pending JP2001205246A (ja) 2000-01-24 2000-01-24 廃蛍光管処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001205246A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102699008A (zh) * 2012-06-12 2012-10-03 清华大学 一种可用于多种电子废物的机械物理处理方法
JP2015187305A (ja) * 2011-09-20 2015-10-29 Jx日鉱日石金属株式会社 インジウム又はインジウム合金の回収方法及び装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015187305A (ja) * 2011-09-20 2015-10-29 Jx日鉱日石金属株式会社 インジウム又はインジウム合金の回収方法及び装置
CN102699008A (zh) * 2012-06-12 2012-10-03 清华大学 一种可用于多种电子废物的机械物理处理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090145000A1 (en) System for purifying contaminated soil
JP2006513396A (ja) 感染性廃棄物焼却/溶融一体型処理システム(burningandmeltingsystemofinfectiontrash)
JPH10165924A (ja) ゴミ等の乾燥装置及び乾燥方法
JP2001205246A (ja) 廃蛍光管処理装置
CN109052889A (zh) 间接加热可移动式工业污泥连续热解方法及碳化装置
JPH1183315A (ja) ごみ処理方法およびごみ処理システム
JP2008255748A (ja) アスコン工場における産廃焼却施設の設置による省エネ方法
JP2006055679A (ja) 揮発性有機化合物に汚染された土壌を効率的に浄化する方法。
JP2002243122A (ja) 廃棄物処理システム並びにその運転方法
JP2004230372A (ja) 蛍光管等の水銀含有廃棄物からの水銀除去方法およびその装置
KR101724297B1 (ko) 폐수은 램프의 텅스텐 전극 회수장치
JP2004049974A (ja) 汚泥の処理方法とそのシステム及び施設
JP2009178621A (ja) 油汚染土壌の浄化方法および浄化装置
CN208703938U (zh) 一种用于炼油厂的新型焚烧炉
CN219272629U (zh) 一种氮化炉烟气处理系统
JP2002089813A (ja) 灰溶融炉の排ガス処理方法およびその装置
JP2004049973A (ja) 汚泥の処理方法とその施設
KR102607367B1 (ko) 굴뚝 없는 쓰레기 순산소 플라즈마 소각 발전시스템
JP2002221304A (ja) 廃棄物処理システム
JP2004174372A (ja) 有機塩素化合物の無害化処理方法
JP2000169860A (ja) 廃棄物の熱分解油回収方法及び装置
JP2002186998A (ja) 汚物乾燥処理装置
JP3452132B2 (ja) 含水性被処理物の熱処理装置
KR20210028451A (ko) 유기성 폐기물의 재 활용성을 높인 유기성 폐기물 처리 장치
JP5550932B2 (ja) 汚染土壌の加熱処理方法