JP2001205122A - 固形物の粉砕及び/又は混練方法 - Google Patents

固形物の粉砕及び/又は混練方法

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JP2001205122A
JP2001205122A JP2000022415A JP2000022415A JP2001205122A JP 2001205122 A JP2001205122 A JP 2001205122A JP 2000022415 A JP2000022415 A JP 2000022415A JP 2000022415 A JP2000022415 A JP 2000022415A JP 2001205122 A JP2001205122 A JP 2001205122A
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寿夫 三木
Masaaki Tsuzaki
真彰 津崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非引火性、高安定性、装置の耐圧性が小さく、
乾燥性に優れ、かつ、ミル内壁の被覆エラストマへの腐
食性が小さい、粉砕・混練用の分散媒体の提供。 【解決手段】ジクロロペンタフルオロプロパン:1〜6
0質量%と、(a)メトキシ−ノナフルオロブタン、
(b)パーフルオロヘキサン及び(c)デカフルオロペ
ンタンから選ばれる含フッ素化合物:40〜99質量%
とからなる混合媒体を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールミル等にお
いて分散媒体の存在下に固形物を粉砕及び/又は混練す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固形物の粉砕や混練は、セメント、ガラ
ス、セラミックスを始め、多くの産業分野において種々
の方法により行われているが、その一つにボールミル法
がある。ボールミル法には、湿式法と乾式法の2通りの
方法があるが、粉砕や混練される固形物の凝集を避けた
い場合や粒径を小さくしたい場合は湿式法が採用されて
いる場合が多い。
【0003】湿式法により固形物の粉砕や混練を行う場
合には、固形物の凝集を避け、粉砕を効率的に行うため
に分散媒体が使用されており、分散媒体としては様々な
ものが使用されている。その代表的なものとして、水が
使用されている。また、特開昭61−274399号公
報には、アルコール類、芳香族類、ケトン類を粉砕にお
ける分散媒体として使う方法も知られている。
【0004】更に、特開平5−254918号公報に
は、無機粉末のスラリーを製造する際に、フッ素元素を
含む溶剤と有機溶剤との混合溶剤を用いる方法が開示さ
れている。かかるフッ素元素を含む溶剤としては、ジク
ロロトリフロロエタン、モノクロロテトラフロロエタ
ン、テトラフロロエタン、ジクロロフィフスフロロプロ
パンが記載されている。
【0005】固形物の粉砕及び/又は混練における分散
媒体としての水は、非引火性で、固形物への影響が無い
こと、さらに、固形物は、粉砕や混練後に乾燥及び/又
は焼成などの工程を経て製品になることが多いため、残
存して製品に悪影響を及ぼすことがないなどのため分散
媒体として優れた適性を有している。しかし、水は沸点
が100℃と高く、また沸点における蒸発潜熱が226
4kJ/kgと高いため、乾燥に時間を必要とし、多く
のエネルギーを要するという欠点を有している。
【0006】更に、粉砕及び/又は混練する固形物の中
に水溶性の固形物を含む場合、固形物が水に溶解してし
まうため、上澄み液を除去することができず、乾燥に更
に多くの時間とエネルギーを要するという欠点を有して
いる。
【0007】上記のアルコール類、芳香族類、又はケト
ン類をからなる分散媒体は引火性であるため、該分散媒
体を用いる装置には、引火防止対策を講じなければなら
ないなど、装置費用の上昇や装置の大型化などの難点が
認められる。
【0008】更に、上記特開平5−254918号公報
に記載されたフッ素元素を含む溶剤は、それ単独で使用
した場合には、それぞれ下記するような問題点を有し、
必ずしも実用的でなかった。即ち、ジクロロトリフロロ
エタン、モノクロロテトラフロロエタン及びテトラフロ
ロエタンは、沸点がそれぞれ、28℃、−12℃、−2
6℃であり、数十度の温度にて行われる粉砕や混練では
圧力が上昇するため、装置の耐圧を増すなどの措置が必
要になり、装置費用の上昇や装置の形状が大きくなる。
【0009】一方、上記ジクロロフィフスフロロプロパ
ン(以下、本発明では、より一般的名称であるジクロロ
ペンタフルオロプロパンという。)は、沸点が54℃で
あるため、装置の耐圧への影響が少ない点で優れるとと
もに、沸点における蒸発潜熱が147kJ/kgであ
り、前述の水(沸点での蒸発潜熱:2264kJ/k
g)と比較して乾燥性にも優れることが本発明者の検討
により確認された。
【0010】しかし、ジクロロペンタフルオロプロパン
は、一般にエラストマーに対する腐食性が大きく、ボー
ルミルなどによる固形物の粉砕、混合の場合、ミル内で
激しく動くボールからミルの損傷を防ぐために、ミルの
内壁に衝撃吸収を目的として被覆されたエラストマーに
対して、腐食の問題をひきおこす現象がみられる。
【0011】このように、従来、分散媒体として知られ
るフッ素元素を含む溶剤は、それぞれ問題点を有し、分
散媒体としては決して満足できるものではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、少な
くとも1種類以上の固形物を粉砕及び/又は混練する際
に、非引火性で、固形物への影響が無く、安定性が高
く、装置の耐圧への影響が小さく、優れた乾燥性をも
ち、更には、ボールミル等に被覆されているエラストマ
ーに対しても腐食などの問題を生起しない分散媒体を使
用した粉砕及び/又は混練方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために種々の物質について検討を重ねた結果、
本発明を完成するに到った。すなわち、本発明は、固形
物を分散媒体の存在下に粉砕及び/又は混練する方法に
おいて、分散媒体が、ジクロロペンタフルオロプロパン
の1〜60質量%と、下記の(a)〜(c)から選ばれる
含フッ素化合物の少なくとも1種類の40〜99質量%
との混合媒体、又は該混合媒体を主成分とする組成物で
あることを特徴とする固形物の粉砕及び/又は混練方法
に関する。 (a)メトキシ−ノナフルオロブタン、(b)パーフル
オロヘキサン、(c)デカフルオロペンタン。
【0014】本発明において使用される上記特定の組成
を有する混合媒体は、非引火性であり、通常の粉砕や混
練における温度では、安定性が大きい。また、沸点の面
でも装置内での圧力上昇も小さく、蒸発潜熱が小さいた
め乾燥に要するエネルギーが小さい上に、ボールミル等
に被覆されているエラストマーに対しても腐食などの問
題を生起しないことが見出された。更にかかる分散媒体
は、固形物に対する影響が小さいため、水溶性の固形物
に対しても優れた分散媒体になり、上記本発明の目的を
充分に達成するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について更に詳し
く説明をする。本発明における分散媒体に使用されるジ
クロロペンタフルオロプロパン(以下、R225ともい
う。)は、分子式CHClで表される化合物で
あり、CFCFCHCl(以下、R225caと
もいう。)及びCClFCF CHClF(以下、R
225cbともいう。)の異性体を有する。本発明で
は、かかるR225ca及びR225cbの単独又は混
合物のいずれも使用できるが、好ましくは、両者の混合
物が好ましい。混合割合は、擬共沸組成物となるR22
5ca/R225cb=1〜99質量%/1〜99質量
%が好ましい。特には、R225ca/R225cb=
40〜60質量%/40〜60質量%が適切である。な
お、擬共沸組成物とは、組成物を蒸留し凝縮するサイク
ルを繰り返してもその組成物の組成変動が小さい組成物
を意味する。
【0016】本発明において上記R225は、上記のよ
うに(a)〜(c)の含フッ素化合物と混合して使用さ
れる。この場合、R225と含フッ素化合物とは、前者
1〜60質量%と後者40〜99質量%であることが必
要である。
【0017】上記で使用される(a)のメトキシ−ノナ
フルオロブタンは、沸点が61℃で、該沸点での蒸発潜
熱が126kJ/kgである。メトキシ−ノナフルオロ
ブタンは、示性式COCHで表される化合物
で、(CFCFCFOCHやCFCF
CFOCHなどの幾つかの異性体を有する。本
発明では、かかる異性体の1種でも、又は2種以上の混
合物としても使用できるが、なかでも、(CF
FCFOCHとCFCFCFCFOCH
との混合物が好ましい。例えば、(CFCFCF
OCH/CFCFCFCFOCH=50
質量%/50質量%の混合物が挙げられる。具体例とし
て、上記R225の30質量%とメトキシ−ノナフルオ
ロブタンの70質量%からなる混合媒体は、沸点58℃
であり、その蒸発潜熱は147kJ/kgであり、水
(沸点:100℃、沸点での蒸発潜熱:2264kJ/
kg)と比較して、乾燥性の面でエネルギー効率に優れ
ている。
【0018】上記で使用される(b)のパーフルオロヘ
キサンは、分子式C14で表される化合物であり、
ノルマルパーフルオロヘキサン及びイソパーフルオロヘ
キサンなどの異性体がある。本発明では、かかる異性体
の1種でも、又は2種以上の混合物としても使用できる
が、なかでも、ノルマルパーフルオロヘキサンとノルマ
ルパーフルオロヘキサンとイソパーフルオロヘキサンと
の混合物が好ましい。例えば、前者/後者=80質量%
/20質量%が挙げられる。具体例として、上記R22
5の40質量%とパーフルオロヘキサンの60質量%か
らなる混合媒体は、沸点50℃であり、その蒸発潜熱は
113kJ/kgであり、水(沸点:100℃、沸点で
の蒸発潜熱:2264kJ/kg)と比較して、乾燥性
の面でエネルギー効率に優れている。
【0019】上記で使用される(c)のデカフルオロペ
ンタンは、分子式C10で表される化合物であ
り、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフ
ルオロペンタン及び1,1,1,2,2,3,3,5,
5,5−デカフルオロペンタンなどの異性体がある。本
発明では、かかる異性体の1種でも、又は2種以上の混
合物としても使用できるが、なかでも、1,1,1,
2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロペンタンが
好ましい。具体例として、上記R225の30質量%と
デカフルオロペンタンの70質量%からなる混合媒体
は、沸点52℃で、その蒸発潜熱は134kJ/kgで
あり、水(沸点:100℃、沸点での蒸発潜熱:226
4kJ/kg)と比較して、乾燥性の面でエネルギー効
率に優れている。
【0020】本発明で使用される上記混合媒体は、もち
ろん、それ単独でも使用できるが、該混合媒体を主成分
とする組成物としても使用することができる。組成物と
しても使用する場合は、アルコール、炭化水素(前記の
(b)及び(c)を除く。)、ケトン及びエーテル(前
記の(a)を除く。)から選ばれる少なくとも1種類の
物質と併用することができる。これらのアルコール、炭
化水素、ケトン及びエーテルとしては、その沸点が、好
ましくは20〜120℃、特には、20〜100℃を有
するものが適切である。併用する物質の使用量は、上記
混合媒体の100質量部に対し、0.1〜10質量部、
特には、0.5〜5質量部であるのが適切である。上記
範囲外の使用量は、上記混合媒体の分散媒体としての有
利性が損なわれるので好ましくない。
【0021】上記で使用されるアルコールの好ましい例
としては、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノールなどの炭素数が1〜3の低級アル
コールが挙げられる。炭化水素の好ましい例としては、
ノルマルペンタン、イソペンタン、シクロペンタン、ノ
ルマルヘキサン、シクロへキサンなどの炭素数が5〜6
の低級炭化水素が挙げられる。ケトンの好ましい例とし
ては、アセトン、メチルエチルケトンなどの炭素数が3
〜5のケトンが挙げられる。また、エーテルの好ましい
例としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジプロピルエーテルなどの炭素数が4〜6のエーテ
ルが挙げられる。
【0022】本発明で使用する分散媒体には、本発明の
目的を阻害しない範囲で他の物質を含有してもよく、例
えば、一般に「バインダー」と呼ばれる物質等が挙げら
れる。本発明において、分散媒体を使用して固形物の粉
砕及び/又は混練する場合、その方法、手段及び装置は
限定されるものではなく、各種のものが使用できる。例
えば、粉砕及び/又は混練には、ボールミルなどが使用
できる。分散媒体の使用量は、対象とする固形物の種類
及び粉砕、混練の目的などによっても異なるが、固形物
100質量部当たり、好ましくは、200〜500質量
部である。
【0023】本発明の分散媒体は、上記したように、ボ
ールミル内に被覆されるエラストマーに対する腐食性が
小さいが、後記する実施例により、各種エラストマーに
対する極めて小さい腐食性が実証されるように優れたも
のである。本発明において、粉砕及び/又は混練の対象
とされる固形物の種類は限定されるものではなく、無機
物又は有機物、低分子物又は高分子物、天然物又は合成
物のいずれであってもよい。また、対象となる固形物の
粒度も限定されるものではなく、例えば、数十ミクロン
〜数十ミリメートルの固形物の粉砕及び又は混練に適用
できる。また、本発明での粉砕、混練は、必ずしもその
ように表現されない操作でも、破砕、混合、撹拌など、
実質上粉砕及び/又は混練を伴う場合には全て対象とさ
れるものである。
【0024】本発明で、対象とされる好ましい代表的な
固形物は、セメント、ガラス、セラミックスなどの分野
にて要求される、各種の鉱物、酸化物、水酸化物、炭酸
化物、金属などである。なかでも、本発明では、分散媒
体として水を使用した場合に問題であった水溶性の物質
を含む固形物の粉砕、混練にもエネルギー効率の良い乾
燥ができ、著しく有利である。
【0025】
【実施例】以下に本発明について、実施例をあげて更に
具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定
して解釈されるものでないことはもちろんである。例
1、例3〜6、例9、及び例12〜17は実施例であ
り、例2、例7〜8、及び例10〜11は比較例であ
る。
【0026】[例1]ボールミルの内壁に被覆される各
種エラストマーを、温度50℃に設定したR225(R
225ca/R225cb=50質量%/50質量%)
とCOCH((CFCFCFOCH
/CFCFCFCFOCH=50質量%/5
0質量%)との、前者/後者の質量比が30質量%/7
0質量%である混合媒体(以下、媒体Aという。)中に
3日間浸漬し、浸漬後に測定したエラストマーの重量変
化率と寸法変化率を表1に示す。
【0027】[例2]例1において、媒体Aの代わり
に、R225(R225ca/R225cb=50質量
%/50質量%)(以下、媒体aという。)を使用した
ほかは、例1と同様に実施し、測定されたエラストマー
の重量変化率と寸法変化率を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】[例3]例1において、媒体Aの代わり
に、R225(R225ca/R225cb=50質量
%/50質量%)とC614[CF(CFCF
/CFCF CF(CF=80質量%/20
質量%]との,前者/後者の質量比が40質量%/60
質量%の混合媒体(以下、媒体Bという。)を使用した
ほかは、例1と同様に実施し、測定されたエラストマー
の重量変化率と寸法変化率を表2に示す。
【0030】[例4]例1において、媒体Aの代わり
に、R225(R225ca/R225cb=50質量
%/50質量%)とCFCHFCHFCFCF
の、前者/後者の質量比が30質量%/70質量%の混
合媒体(以下、媒体Cという。)を使用したほかは、例
1と同様に実施し、測定されたエラストマーの重量変化
率と寸法変化率を表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】[例5]例1において、媒体Aの代わり
に、R225(R225ca/R225cb=50質量
%/50質量%)と、COCH[(CF
CFCFOCH/CFCFCFCFOCH
=50質量%/50質量%]と、エタノールとの,そ
れぞれの質量比が29質量%/68質量%/3質量%の
混合媒体(以下、媒体Dという。)を使用したほかは,
例1と同様に実施し、測定されたエラストマーの重量変
化率と寸法変化率を表3に示す。
【0033】
【表3】
【0034】[例6]いずれも非水溶性である、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、炭酸バリウム及び二酸化マンガ
ンを、それぞれ50gづつを入れたボールミルに、分散
媒体として、上記媒体Aを300g投入した。1時間の
粉砕・混練後、10分間静置した後、上澄み液を約50
g除去し、15cm×15cmの大きさのステンレス製
バットにボールミル内の混合物を移した。このバットを
60℃に設定した恒温槽内に放置し、重量変化を測定す
ることによって測定された乾燥時間を表4に示す。
【0035】[例7]例6において、分散媒体として、
媒体Aの代わりに、媒体aを使用したほかは例6と同様
の操作を行い、測定した乾燥時間を表4に示す。
【0036】[例8]例6において、分散媒体として、
媒体Aの代わりに、水(以下、媒体bという。)を使用
したほかは、例6と同様の操作を行い、測定した乾燥時
間を表4に示す。
【0037】[例9]酸化亜鉛、酸化アルミニウム、炭
酸バリウム及び水溶性の硝酸カリウムを、それぞれ50
gづつを入れたボールミルに、分散媒体として、媒体A
を300g投入した。1時間の粉砕・混練後、10分間
精置した後、上澄み液を約50g除去し、15cm×1
5cmの大きさのステンレス製バットにボールミル内の
混合物を移した。このバットを60℃に設定した恒温槽
内に放置し、重量変化を測定することによって測定され
た乾燥時間を表5に示す。
【0038】[例10]例9において、分散媒体とし
て、媒体Aの代わりに、媒体aを使用したほかは、例9
と同様の操作を行い、測定した乾燥時間を表5に示す。
【0039】[例11]例9において、分散媒体とし
て、媒体Aの代わりに、媒体bを使用し、かつ、水溶性
の硝酸カリウムの損失を避けるため、上澄み液の除去を
行わないほかは、例9と同様の操作を行い、測定した乾
燥時間を表5に示す。
【0040】[例12]例6において、分散媒体とし
て、媒体Bを同量使用したほかは、例6と同様に実施
し、測定された乾燥時間を表4に示す。
【0041】[例13]例9において、媒体Aの代わり
に、媒体Bを同量使用したほかは例9と同様にし、測定
された乾燥時間を表5に示す。
【0042】[例14]例6において、分散媒体とし
て、媒体Cを同量使用したほかは、例6と同様に実施
し、測定された乾燥時間を表4に示す。
【0043】[例15]例9において、媒体Aの代わり
に、媒体Cを同量使用したほかは例9と同様にし、測定
された乾燥時間を表5に示す。
【0044】[例16]例6において、分散媒体とし
て、媒体Dを同量使用したほかは、例6と同様に実施
し、測定された乾燥時間を表4に示す。
【0045】[例17]例9において、媒体Aの代わり
に、媒体Dを同量使用したほかは、例9と同様に実施
し、測定された乾燥時間を表5に示す。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【発明の効果】本発明の固形物の粉砕及び/又は混練方
法における分散媒体は、ミルの内壁に被覆されたエラス
トマーへの影響が小さく、かつ、非引火性で、固形物へ
の影響が無く、安定性が高い。また、沸点が比較的大き
いので装置内での圧力上昇も小さく、蒸発潜熱が小さい
ため乾燥に要するエネルギーが小さく、更には、固形物
に対する溶解性が小さいため、水溶性の固形物の粉砕、
混練にも適する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固形物を分散媒体の存在下に粉砕及び/又
    は混練する方法において、分散媒体が、ジクロロペンタ
    フルオロプロパンの1〜60質量%と、下記の(a)〜
    (c)から選ばれる含フッ素化合物の少なくとも1種類
    の40〜99質量%との混合媒体又は該混合媒体を主成
    分とする組成物であることを特徴とする固形物の粉砕及
    び/又は混練方法。 (a)メトキシ−ノナフルオロブタン、 (b)パーフルオロヘキサン、 (c)デカフルオロペンタン。
  2. 【請求項2】前記分散媒体が、アルコール、炭化水素
    (前記の(b)及び(c)を除く。)、ケトン及びエー
    テル(前記の(a)を除く。)から選ばれる少なくとも
    1種類を含む請求項1に記載の固形物の粉砕及び/又は
    混練方法。
  3. 【請求項3】固形物の少なくとも1種類が水溶性である
    請求項1又は2に記載の固形物の粉砕及び/又は混練方
    法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506693A (ja) * 2007-12-18 2011-03-03 バイエル・マテリアルサイエンス・アクチェンゲゼルシャフト 低モノマー有機ポリイソシアネートの製造方法
JP2014177377A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Agc Seimi Chemical Co Ltd ガレート複合酸化物の製造方法
JP2016087478A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 旭硝子株式会社 固形物の粉砕および/または混練用分散媒体組成物

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