JPS6119658B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6119658B2
JPS6119658B2 JP9760677A JP9760677A JPS6119658B2 JP S6119658 B2 JPS6119658 B2 JP S6119658B2 JP 9760677 A JP9760677 A JP 9760677A JP 9760677 A JP9760677 A JP 9760677A JP S6119658 B2 JPS6119658 B2 JP S6119658B2
Authority
JP
Japan
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water
paint
weight
aerosol
propellant
Prior art date
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Expired
Application number
JP9760677A
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English (en)
Other versions
JPS5431445A (en
Inventor
Yutaka Mori
Katsuhiko Matsuo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinto Paint Co Ltd filed Critical Shinto Paint Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水分散性樹脂を使用した新規な水系エ
アゾール塗料に関するものである。
現在一般に使用されているエアゾール塗料は全
て有機溶剤および有機溶剤可溶型樹脂を用いたい
わゆる溶剤型のエアゾール塗料であり、火炎長、
爆発限界ともに強燃性(通産省告示第557号によ
る)に属するものであるため、その取扱い方によ
り事故が発生することがあり弱燃性への変換が強
く望まれている。
このため、一部のエアゾール塗料では溶剤とし
てトリクレン、パークレンなどの塩素化合物を使
用し、噴射剤としてフロンなどを使用して弱燃性
(通産省告示第557号による。以下同様とする)以
下にしたものもあるが、これらは溶剤、噴射剤と
もに有毒であつたり、オゾン破壊などの問題を有
するものであり、弱燃性のエアゾール塗料として
はいまだ不充分なものである。
また水溶性樹脂を展色剤主成分としたエアゾー
ル塗料も種々検討されているようであるが、この
場合水の外に使用する有機溶剤の量を少なくする
と弱燃性以下となるが霧化不良のために塗膜の発
泡によるピンホール、タレ等が生じ実用となら
ず、逆に有機溶剤量を多くすると霧化が良好とな
り、塗膜も良好となるがエアゾール塗料そのもの
が強燃性となり水溶性樹脂を使用した意味がなく
なつてしまう。
本発明者らは前記の如き問題を解決すべく鋭意
研究の結果本発明を完成したものである。
すなわち本発明はジメチルエーテルとの接触に
より増粘する水揮散空気酸化型水分散性樹脂を展
色剤主成分とし、20重量%以下の有機溶媒および
80重量%以上の水からなる溶媒、および不可溶性
噴射剤としてジメチルエーテルを含む水系エアゾ
ール塗料が弱燃性〜微燃性で人体に対する有害性
もなく、臭気も少なく、低公害で大気汚染の心配
もほとんどない等多くのすぐれた効果を示すこと
を見い出したことにある。
さらに本発明の特長を詳述すると本発明では塗
料の展色剤主成分として水可溶性噴射剤としての
ジメチルエーテルにより増粘し、チクソトロピー
を有する水分散型樹脂を用いるので充填後該樹脂
と該噴射剤が接触して増粘するめエアゾール缶内
での他の不溶性成分例えば顔料の沈澱を防止して
安定化させると共に、塗装に当たつてはそのチク
ソトロピツクな性質が微粒化を助けるため有機溶
剤だけからなる溶媒を用いる必要がなく、80%以
上が水からなり他が有機溶媒からなる混合溶媒を
用いても塗料の霧化に何の支障もなく、容易に塗
装を可能にしたものである。
また塗装された後は最初極く微量の残留水可溶
性噴射剤が塗膜のタレを防止する一方、該噴射剤
が蒸発するに従つて塗料は元の流動性を取り戻し
平滑な塗膜が得られるものである。
本発明で展色剤主成分として使用される水分散
性樹脂とは水可溶性噴射剤としてのジメチルエー
テルと接触することにより増粘する水揮散空気酸
化型水散性アルキド樹脂であり、ジメチルエーテ
ルの一部が水中に分散された樹脂粒子に侵入する
ことにより樹脂粒子が膨潤し、粒径が増大するこ
とにより増粘する水分散性樹脂で、完全な水溶性
樹脂は含まない。
本発明で使用しうる水分散性樹脂としては例え
ば大日本インキ化学社製ウオーターゾルF−
317、318、319、333;日本触媒社製アロロン
No.1、No.2、No.26、No.27、No.580、No.585が
ある。
本発明で使用する混合溶媒は80量量%以上が水
であり20重量%以下が有機溶剤である、かかる有
機溶剤としては水溶性のものでイソプロピルアル
コール、n−プロポキシプロパノール、ジアセト
ンアルコール、テキサノール(イーストマン・コ
ダツク社製、商品名)、オクチルアルコール、ブ
チルセロソルブ、ジムチルホルムアミド、トリエ
チルアミン等が好適である。
溶媒中の水の量が80重量%未満のときは、有機
溶剤量が20重量%を越えることになるので弱燃性
以下になりにくく、弱燃性以下にするにはノズル
等に特別の工夫が必要となる。
本発明は使用する噴射剤としては水分散性樹脂
を増粘させるような水可溶性の噴射剤であればよ
くジメチルエーテルなどが好適である。
また本発明のエアゾール塗料には前記したよう
な成分の外に主展色剤と相溶するような水性樹脂
一般のエアゾール塗料に使用する顔料(例えば酸
化チタン、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カ
オリン、シリケート)、液状ドライヤー(例えば
ナフテン酸コバルト、ナフテン酸鉛、オクチル酸
コバルト、オクチル酸鉛)および分散剤、消泡剤
等の添加剤を併用できることは勿論である。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例 1 水分散性樹脂(42%水分散液)(アロロン580
日本触媒社製、油長28の水揮散空気酸化型サフ
ラワー油変性水分散性アルキド樹脂)
100 重量部 水 76 〃 イソプロピルアルコール 24 〃 液状ドライヤー(オクチル酸コバルト、金属
量8%) 0.3 〃 消泡剤(ノプコ8034:サンノプコ社製商品
名) 0.2 〃 まず、上記〜をデイスパーで均一に撹拌混
合してクリヤー塗料を作成した。
つぎに、できたクリヤー塗料150mlと噴射剤と
してのジメチルエーテル(ガス)150mlを常法に
より一般のエアゾール塗料用のバルブを使用した
エアゾール塗料缶に充填して本発明の水系エアゾ
ール塗料を得た。この塗料の混合溶媒中の水の量
は84.9重量%であつた。
このようにして得た上記エアゾール塗料の引火
性および塗装性をテストしたところ火炎長は30cm
以下の弱燃性であり、また噴射塗装性、塗膜状態
も極めて良好であつた。
実施例 2 水分散性樹脂(42%水分散液)(アロロン580
日本触媒社製、油長28の水揮散空気酸化型サフ
ラワー油変性水分散性アルキド樹脂)
44.5重量部 炭酸カルシウム 25.0 〃 酸化チタン 10.0 〃 分散剤(タモール731:ローム・アンド・ハ
ース社製商品名) 1.0 〃 消泡剤(ノプコ8034) 0.2 〃 イソプロピルアルコール 10.0 〃 水 23.0 〃 まず上〜をサンドグラインドミルにて分散
させ、次にを添加してデイゾルバーで均一に撹
拌混合して塗料を作成した。
つぎに実施例1と同様にして充填し本発明の水
系エアゾール塗料を得た。この塗料の溶媒中の水
の量は83.2重量%であつた。
このようにして得た上記エアゾール塗料の引火
性および塗装性をテオトしたところ火炎長は30cm
以下の弱燃性であり、また噴射塗装性、塗膜状態
も極めて良好であつた。
実施例 3 イソプロピルアルコールの代わりに水を使用し
た以外は実施例2と同様にして本発明の水系エア
ゾール塗料を得た。
この塗料の溶媒は水が100%である。
このようにして得た上記エアゾール塗料の引火
性および塗装性をテストしたところ火炎長は15cm
以下の微燃性であり、霧化の程度は実施例2より
は若干荒いが乾燥後は良好な塗膜が得られた。
実施例 4 水分散性樹脂(42%水分溶液)(アロロン585
日本触媒社製、油長27の水揮散空気酸化型サフ
ラワー油変性水分散性アルキド樹脂)
100 重量部 水 68.5 〃 イソプロピルアルコール 29.5 〃 消泡剤(ノプコ8034) 0.4 〃 液状ドライヤー(オクチル酸鉛、金属量24
%) 1.0 〃 まず上記〜をデイスパーで均一に撹拌混合
してクリヤー塗料を作成した。
つぎにできたクリヤー塗料150mlと噴射剤とし
てのジメチルエーテル(ガス)150mlを常法によ
りステム口径0.45mm、ハウジング口径1.0×0.42mm
のバルブを使用したエアゾール塗料缶に充填して
本発明の水系エアゾール塗料を得た。
この塗料の溶媒中の水の量は81.1重量%であつ
た。
このようにして得た上記エアゾール塗料の引火
性および塗装性をテストしたところ火炎長は35cm
以下の弱燃性であり、また噴射塗装性、塗膜状態
も極めて良好であつた。
※通産省告示第557号による燃性区分 火炎長(cm) 不燃性 0 難燃性 5未満 微燃性 25〃 弱燃性 45〃 強燃性 45以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ジメチルエーテルとの接触により増粘する水
    揮散空気酸化型水分散性アルキド樹脂を展色剤主
    成分とし、20重量%以下の水可溶性有機溶媒およ
    び80重量%以上の水からなる溶媒、および水可溶
    性噴射剤としてジメチルエーテルを含む水系エア
    ゾール塗料。
JP9760677A 1977-08-15 1977-08-15 Aqueous aerosol coating material Granted JPS5431445A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9760677A JPS5431445A (en) 1977-08-15 1977-08-15 Aqueous aerosol coating material

Applications Claiming Priority (1)

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JP9760677A JPS5431445A (en) 1977-08-15 1977-08-15 Aqueous aerosol coating material

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JPS5431445A JPS5431445A (en) 1979-03-08
JPS6119658B2 true JPS6119658B2 (ja) 1986-05-19

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JP9760677A Granted JPS5431445A (en) 1977-08-15 1977-08-15 Aqueous aerosol coating material

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JPH0420999Y2 (ja) * 1986-04-23 1992-05-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62258738A (ja) * 1986-04-30 1987-11-11 Kanpe Katei Toryo Kk 水性エマルジヨン型エアゾ−ル組成物
JP5860939B2 (ja) * 2014-09-10 2016-02-16 株式会社槌屋 水性エアゾール塗料原液及び水性エアゾール塗料組成物

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JPH0420999Y2 (ja) * 1986-04-23 1992-05-13

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JPS5431445A (en) 1979-03-08

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