JP2001204877A - 表示ユニット、図柄表示装置及び遊技機 - Google Patents

表示ユニット、図柄表示装置及び遊技機

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JP2001204877A
JP2001204877A JP2000018585A JP2000018585A JP2001204877A JP 2001204877 A JP2001204877 A JP 2001204877A JP 2000018585 A JP2000018585 A JP 2000018585A JP 2000018585 A JP2000018585 A JP 2000018585A JP 2001204877 A JP2001204877 A JP 2001204877A
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belt
pulley
driving pulley
optical sensor
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JP2000018585A
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Koji Fujisawa
孝治 藤澤
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SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
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SEVEN CORP KK
Seven Corp Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置において、プーリと図柄ベルト
とのスリップを防止し、高速回転や急激な加減速を可能
にすること。 【解決手段】 図柄ベルト12は、駆動プーリ72、従
動プーリ76、77及びテンションローラ82に巻回さ
れている。駆動プーリ72の突起72aが、その回転に
伴って図柄ベルト12の係合穴12bに係脱する。駆動
プーリ72の回転力は、駆動プーリ72と図柄ベルト1
2との摩擦及び係合穴12bに係合している突起72a
によって図柄ベルト12に伝達されて、これを回転させ
る。図柄ベルト12はテンションローラ82、係合穴1
2bと突起72aとの係合及び従動プーリ76、77の
フランジ76a、77aによって正確な軌道に沿って回
転する。突起72aが係合穴12bに係脱するので、駆
動プーリ72と図柄ベルト12とがスリップすることは
なく、高速回転や急激な加減速が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機における図
柄表示の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やスロットマシンなどの遊技
機に装備される図柄表示装置には、例えばステッピング
モータによってプーリを回転駆動し、そのプーリによっ
て無端ベルトを回転させて無端ベルトの表面に描かれた
図柄をスクロール表示するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プーリ
から無端ベルトへの力の伝達は両者間の摩擦によって行
われていたので、ときにスリップすることがあり、高速
回転や急激な加減速が難しかった。
【0004】また、プーリと無端ベルトとがスリップす
るので例えばプーリの回転量やモータのステップ数を累
積したのでは無端ベルトの回転位置を正確に特定できな
かった。このため、例えば図柄と一対一で対応する遮光
性のマークを無端ベルトの縁部に設けておき、それを光
センサにて検出してカウントすることで図柄の位置すな
わち無端ベルトの回転位置を特定していた。しかし、遮
光性物質の付着で誤動作を起こしやすい。
【0005】本発明は、図柄表示装置においてプーリに
て無端ベルトを回転させる際のスリップの発生を防止
し、スリップに起因する問題、特に高速回転や急激な加
減速を可能にするとともに確実に図柄の位置を把握させ
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
記載の表示ユニットは、モータによって回転駆動される
駆動プーリと、軸を該駆動プーリとほぼ平行にして配さ
れる従動プーリと、複数種類の図柄が描かれた無端のベ
ルトであって前記駆動プーリ及び従動プーリに巻回され
る図柄ベルトとを備える表示ユニットにおいて、前記図
柄ベルトには、一方の縁に沿って一周する不透光性の遮
光域と、該遮光域に前記図柄ベルトの周方向に沿って等
間隔で配される係合穴とを設け、前記駆動プーリの外周
には、その周方向に沿い前記係合穴の間隔に対応するピ
ッチで配される突起を設け、前記係合穴を検出する光セ
ンサを備えている。
【0007】駆動プーリの外周に設けられている突起が
駆動プーリの回転に伴って図柄ベルトの係合穴に係脱す
ることで、図柄ベルトを回転させる。この図柄ベルトの
回転により図柄ベルトに描かれた図柄がスクロール表示
され、駆動プーリの停止に即応して図柄ベルトも停止
し、図柄が静止表示される。
【0008】駆動プーリの突起が図柄ベルトの係合穴に
係脱するので、駆動プーリと図柄ベルトとがスリップす
ることはなく、高速回転や急激な加減速が可能になる。
また、スリップが発生しないから、例えば駆動プーリの
回転量やモータのステップ数を累積することで図柄ベル
トの回転位置を正確に特定することも可能になる。
【0009】なお、図柄ベルトを回転させるための力
は、突起によって伝達される部分もあるが駆動プーリと
図柄ベルトとの摩擦を媒介とする部分も小さくはない。
よって突起が係脱する係合穴部分に過剰な力が作用し
て、例えば係合穴を引き延ばすようなおそれはない。た
だし、長期にわたる使用に際しては係合穴部分の劣化を
無視できなくなるので、摩擦による駆動力の伝達を主と
して、突起はスリップ防止に使用するのが好ましい設定
である。
【0010】さらに、この発明では、図柄ベルトには、
一方の縁に沿って一周する不透光性の遮光域が設けら
れ、係合穴はその遮光域に配されているので、光センサ
は、遮光域によって光が遮られるときと光が係合穴を通
過するときとでレベル変化することで、係合穴の通過を
検出できる。
【0011】従来技術では、マークで光を遮り、マーク
以外の部分は光を透過させる構成であったので、図柄ベ
ルトに付着した汚れなどをマークとして誤検出すること
があった。しかし、この発明では係合穴を検出するの
で、遮光域に汚れが付着しても光センサの検出には影響
がなく、係合穴は突起との係脱が繰り返されるから、こ
こが埃やごみなどで遮断されることはない。つまり、汚
れや異物の付着に起因する誤検出は生じない。
【0012】また、係合穴が位置検出用のマークを兼ね
るので、印刷などによるマークを設ける必要がなくな
る。請求項2記載の表示ユニットは、請求項1記載の表
示ユニットにおいて、前記係合穴とは別の穴であるが前
記遮光域の前記光センサによって検出される位置に配さ
れる原点穴を設けたので、図柄ベルトの初期位置を原点
穴に基づいて正確に決めることができる。
【0013】請求項3記載の図柄表示装置は、請求項1
又は2記載の表示ユニットを複数備えるのでスロットマ
シンや弾球遊技機に装備するのに適している。請求項4
記載の遊技機は、請求項3記載の図柄表示装置と、前記
モータの稼働を制御することにより前記図柄ベルトを回
転及び停止させる図柄制御装置であって、前記光センサ
の検出信号に基づいて前記図柄ベルトの回転位置を算出
し、該算出結果に基づいて前記図柄ベルトを目標停止位
置で停止させる制御を行う図柄制御装置とを備えるの
で、請求項1又は2の表示ユニットによる効果を十分に
発揮できる。
【0014】請求項5記載の遊技機は、請求項4記載の
遊技機において、判定条件の成立を前提として当たり外
れを判定する判定手段と、該判定結果に応じて前記図柄
表示装置に表示させる図柄を決定する図柄決定手段とを
備えるので、判定結果によって遊技者に有利な遊技状態
となる遊技機に好適である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例により発明
の実施の形態を説明する。図1に示すように、遊技機と
してのスロットマシン50は図柄表示装置10を備えて
いる。図柄表示装置10は3本の図柄ベルト12を並置
した形態で、各図柄ベルト12の表面には複数種類の図
柄(A、B、C・・・)が印刷されており、図柄ベルト
12の回転によって図柄がスクロール表示され図柄ベル
ト12の停止により静止表示される。
【0016】スロットマシン50の前面の上半部は、図
柄表示装置10の正面部分を臨ませる透明な表示窓52
を有する前面カバー54にて覆われている。また、前面
カバー54には、表示窓52の左側に縦一列に配されて
いるベット表示域56a〜56eが設けられている。そ
して、表示窓52には、水平方向の3本の賞ライン53
a、53b、53cと対角線に沿う2本の賞ライン53
d、53eが表示されており、各賞ライン53a〜53
eの左端は、それぞれベット表示域56a〜56eに接
続されている。
【0017】前面カバー54の下方には、遊技媒体とし
てスロットマシン50内に供給するための遊技球(パチ
ンコ球)を貯留する上皿57を備える皿扉59が、スロ
ットマシン50の本体側に対して扉状に開閉可能に取り
付けられている。皿扉59の背後には遊技球取込装置6
1(図1には示さない)が配されており、遊技球取込装
置61により上皿57に投入された遊技球(パチンコ
球)をスロットマシン50の内部に取り込むことができ
る。
【0018】皿扉59の左端部(上皿57の左側)には
クレジットスイッチ70が取り付けられている。皿扉5
9の右端部には、1回のゲームに投入する遊技球の個数
(ベット数)を選択するためのベットスイッチ60a、
60b、60cが取り付けられている。ベットスイッチ
60aをオン操作すると3単位(本実施例では1単位は
5個)の遊技球が、ベットスイッチ60bをオン操作す
ると1単位の遊技球が、ベットスイッチ60cをオン操
作すると2単位の遊技球が、それぞれ賭球としてスロッ
トマシン50に取り込まれる。
【0019】なお、遊技球をクレジットとしてスロット
マシン50に取り込ませてからゲームを行うことも可能
である。クレジットゲームを行う場合には、遊技者はク
レジットスイッチ70をオン操作すればよい。これによ
りクレジットゲームを実行可能となり、上皿57に遊技
球が投入されていれば(あるいは遊技球を投入すれ
ば)、スロットマシン50は、その遊技球をクレジット
として取込み、取り込んだ遊技球数(クレジット数)を
クレジット表示域71に表示する。また、ゲームの実行
に伴ってクレジット数が変化すればクレジット表示域7
1の表示も変更される。なお、クレジットゲームをやめ
る場合には、クレジットスイッチ70をオフ操作すれば
よい。その場合には、クレジット数に対応する個数の遊
技球が例えば上皿57に払い戻される。クレジットゲー
ムの場合、ベットスイッチ60a、60b、60cのオ
ン操作に応じて3単位、1単位あるいは2単位のクレジ
ットが減算される。
【0020】そして、操作されたベットスイッチ60a
〜60cに応じて有効な賞ライン53a〜53eが決ま
る。本実施例では、ベットスイッチ60b(1単位)な
ら図柄表示装置10の中央を横切る賞ライン53a(図
1でB、E、Hのライン)が有効とされ、ベットスイッ
チ60cならその上下2つの賞ライン53b、53c
(A、D、GとC、F、J)も合わせて3本の賞ライン
53a〜53cが有効とされ、ベットスイッチ60a
(3単位)ならさらに斜めの2本の賞ライン53d、5
3e(A、E、JとC、E、G)も合わせて5本の賞ラ
イン53a〜53eが有効とされる。
【0021】そして、このようにして有効とされた賞ラ
イン53a〜53eに接続されているベット表示域56
a〜56eが発光表示される。有効とされた賞ライン5
3a〜53eのベット表示域56a〜56eだけが発光
表示され、無効の賞ライン53a〜53eのベット表示
域56a〜56eは発光表示されない。
【0022】上皿57の手前側の縁部には、ゲーム開始
(すなわち図柄表示装置10の各図柄ベルト12の回転
の開始)を指示するためのスタートスイッチ62と図柄
表示装置10の各図柄ベルト12を停止させるためのス
トップスイッチ64a、64b、64cが取り付けられ
ている。
【0023】また上皿57の下方には、上皿57が満杯
状態になったときに使用される下皿66が配されてい
る。図柄表示装置10は図2に概要を示す表示ユニット
13を3ユニット並べて構成されている。
【0024】図3に示すように、表示ユニット13は基
板14にて各部分を支持する構造である。まず、基板1
4にステッピングモータ74が取り付けられ、その出力
軸に駆動プーリ72の中心部が連結されており、ステッ
ピングモータ74が稼働すると駆動プーリ72が回転す
る。駆動プーリ72の基板14側の外周には、その周方
向に沿って等ピッチで配された突起72aが設けられて
いる。
【0025】基板14の上辺側には2本の従動プーリ7
6、77が配されている。従動プーリ76、77は、そ
れぞれ図示しない軸を介して基板14に取り付けられて
おり、その軸を中心に回転自在である。また、従動プー
リ76、77は両端部にフランジ76a、77aを備え
ている。
【0026】従動プーリ77の下方では、軸体80が基
板14に取り付けられている。その軸80aは保持体8
1の軸受部81aに挿通されており、軸受部81aすな
わち保持体81を回転可能に支持している。保持体81
は一対の腕81bにてテンションローラ82を回転自在
に保持している。また、軸体80と保持体81との間に
は捻れコイルばね83が介装されていて、保持体81す
なわちテンションローラ82を背後側(矢印Aで示す方
向)に付勢している。
【0027】図柄ベルト12は、これら駆動プーリ7
2、従動プーリ76、77及びテンションローラ82に
巻回されて、保持されている。本実施例の場合、図柄ベ
ルト12は透明なプラスチックフィルムで、図柄(A、
B、C・・・)は透光性のカラー印刷によって設けら
れ、一方の縁に沿ってはアルミニウムの蒸着により不透
光性の遮光域12aが設けられている。遮光域12aに
は図柄ベルト12の周方向に沿って等間隔で配された係
合穴12bが設けられ、また1個の原点穴12cが設け
られている。係合穴12bの間隔は、駆動プーリ72の
突起72aのピッチに対応していて、図示するように突
起72aが係合穴12bに係合する。
【0028】駆動プーリ72と従動プーリ76の間には
コーン78が配され、基板14に取り付けられている。
このコーン78の内部には図示省略するランプが取り付
けられており、ランプの光はコーン78によって前方
(図柄ベルト12側)に放射される。この光は図柄ベル
ト12を透過して遊技者側に達する。
【0029】また、コーン78の前方、従動プーリ76
の下方では、発光素子(本実施例では発光ダイオード)
31aと受光素子(本実施例ではホトトランジスタ)3
1bとを対にしたホトカプラである光センサ31が、基
板14に取り付けられている。発光素子31aと受光素
子31bとは、図柄ベルト12を挟んで対面しており、
発光素子31aから受光素子31bに至る光路が係合穴
12b及び原点穴12cの移動経路を横断する位置関係
にある。
【0030】この表示ユニット13においては、ステッ
ピングモータ74が稼働すると駆動プーリ72が回転す
る。駆動プーリ72の回転に伴って図柄ベルト12の係
合穴12bに突起72aが係脱する。駆動プーリ72の
回転力は、駆動プーリ72と図柄ベルト12との摩擦及
び係合穴12bに係合している突起72aによって図柄
ベルト12に伝達されて、これを回転させる。図柄ベル
ト12はテンションローラ82によって緩みを防止され
(ピンと張った状態にされ)、係合穴12bと突起72
aとの係合及び従動プーリ76、77のフランジ76
a、77aによって軌道のずれを防止されるので、正確
な軌道に沿って回転する。
【0031】駆動プーリ72の突起72aが図柄ベルト
12の係合穴12bに係脱するので、駆動プーリ72と
図柄ベルト12とがスリップすることはなく、高速回転
や急激な加減速が可能になる。しかも、図柄ベルト12
を回転させるための力は、突起72aによって伝達され
る部分もあるが駆動プーリ72と図柄ベルト12との摩
擦を媒介とする部分も小さくはない。よって突起72a
が係脱する係合穴12b部分に過剰な力が作用して、例
えば係合穴12bを引き延ばすようなおそれはない。
【0032】図柄ベルト12が回転すると、係合穴12
b及び原点穴12cが次々と発光素子31aから受光素
子31bに至る光路を横断する。これにより、発光素子
31aの光が遮光域12aによって遮られる状態と、そ
の光が係合穴12bまたは原点穴12cを通過して受光
素子31bに達する状態とに変化するので、受光素子3
1bの出力レベルがパルス状に変化する。
【0033】スロットマシン50の制御系の構成は図4
に示すとおりである。この制御系の中枢となる制御装置
40は周知のCPU、ROM、RAM、乱数カウンタ、
入出力ポートなどを備えるマイクロコンピュータであ
り、詳細は後述するが、制御装置40は図柄制御装置に
該当し、また判定手段及び図柄決定手段としても機能す
る。
【0034】制御装置40には、ベットスイッチ60a
〜60c、クレジットスイッチ70、スタートスイッチ
62、ストップスイッチ64a〜64c、光センサ31
などのスイッチやセンサが接続されており、制御装置4
0はこれらの検出信号などを取得できる。
【0035】また、制御装置40には、クレジット表示
域71、ステッピングモータ74の駆動回路75、遊技
球取込装置61、払出装置42等の装置類も接続されて
おり、制御装置40はそれらの表示や動作を制御でき
る。なお、ステッピングモータ74の駆動回路75は基
板14に設けられており(基板14はプリント配線基盤
である。)、図4にはステッピングモータ74と駆動回
路75を一つずつ(1組)しか示していないが、実際に
は表示ユニット13の数だけ(本実施例では3組)備わ
っている。
【0036】上述したように図柄ベルト12が回転する
と光センサ31の出力(正確には受光素子31bの出
力)がパルス状に変化する。また、制御装置40は、ス
テッピングモータ74の回転速度(図柄ベルト12の回
転速度)を知ることができるので、それに基づいて係合
穴12bと原点穴12cによるパルス間隔と係合穴12
b同士のパルス間隔とを判別できる。したがって、制御
装置40は、光センサ31のパルス信号に基づいて図柄
ベルト12の回転位置(どの図柄がどの位置にあるか)
を演算できる。
【0037】駆動プーリ72はステッピングモータ74
に連結されているので両者の回転にずれが生じることは
なく、また駆動プーリ72と図柄ベルト12とは突起7
2aと係合穴12bとの係合によりスリップが生じない
から、光センサ31のパルス信号に基づく図柄ベルト1
2の回転位置の演算結果はきわめて正確になる。
【0038】制御装置40は、スロットマシン50にお
ける遊技の実行に関して様々な制御処理を実行するが、
それらのうちで本発明に関わりの深い処理についてのみ
説明する。まずスロットマシン50が起動されると、制
御装置40は起動時処理の一部として原点検出処理を実
行する。
【0039】図5に示すように、原点検出処理では、制
御装置40は、まず各表示ユニット13の駆動回路75
からステッピングモータ74へのパルス電力の供給を開
始させることで、3本の図柄ベルト12の回転を開始さ
せる(S101)。この際、いわゆる台形制御が行わ
れ、ステッピングモータ74は徐々に加速する。制御装
置40は、設定された回転速度までステッピングモータ
74が加速されたところで、ステッピングモータ74を
定速回転させる(S102)。
【0040】制御装置40は、全部のステッピングモー
タ74を定速回転にさせた後、スロットマシン50の正
面から見て左になる図柄ベルト12の原点穴12cが光
センサ31によって検出されるのを待ち(S103)、
これが検出されたなら左用の位置カウンタをクリアし
(S104)、左の図柄ベルト12を初期位置で停止さ
せる(S105)。続いて、中の図柄ベルト12の原点
穴12cが光センサ31によって検出されるのを待ち
(S106)、これが検出されたなら中用の位置カウン
タをクリアし(S107)、中の図柄ベルト12を初期
位置で停止させる(S108)。同様に、右の図柄ベル
ト12の原点穴12cが光センサ31によって検出され
るのを待ち(S109)、これが検出されたなら中用の
位置カウンタをクリアし(S110)、右の図柄ベルト
12を初期位置で停止させる(S111)。
【0041】なお、S104、S107、S110にて
位置カウンタをクリアした後は、各光センサ31からの
パルス信号が例えば立ち上がり変化する毎に、対応する
位置カウンタを1ずつインクリメントし、図柄ベルト1
2が1回転する毎に(本実施例では原点穴12cを検出
する毎に)対応する位置カウンタをクリアする。
【0042】スロットマシン50は、制御装置40によ
る起動時処理が済むとゲームを実行可能になる。ゲーム
の実行に際して制御装置40が実行するゲーム処理は図
6に示すとおりであり、制御装置40はベットスイッチ
60a〜60cのいずれかがオン操作させるのを待ち
(S301)、いずれかがオン操作されると、操作され
たベットスイッチ60a〜60cに応じた単位数の遊技
球を遊技球取込装置61に取り込ませる(S302)。
または、予めクレジットとして遊技球が取り込まれてい
る場合には、クレジットを減算する。また、このときに
操作されたベットスイッチ60a〜60cに応じて有効
な賞ライン53a〜53eの設定も行う。
【0043】そして、スタートスイッチ62がオン操作
されると(S303:YES)、制御装置40は、その
時の乱数カウンタの乱数値をRAMに記憶させる(S3
04)。続いて、ボーナスフラグF1が1にセットされ
ているか否かを判断し(S305)、これが1でない場
合には当たりフラグF2が1にセットされているか否か
を判断する(S306)。当たりフラグF2が1ではな
いときには、RAMに記憶させておいた乱数値が当たり
値と一致するか否かにより当たり外れを判定する(S3
07)。
【0044】判定が外れであれば(S307:NO)、
3つのステッピングモータ74を稼働させて3本の図柄
ベルト12を回転させる(S308)。そして、通常モ
ードでのベルト停止処理を実行する(S309)。ベル
ト停止処理では、ストップスイッチ64a〜64cのい
ずれかがオン操作される毎に操作されたストップスイッ
チ64a〜64cに対応する図柄ベルト12(正確には
ステッピングモータ74)を停止させる処理を3回繰り
返し、3本の図柄ベルト12を停止させる。
【0045】ただし、通常モードでのベルト停止処理に
おいては、制御装置40は、ストップスイッチ64a〜
64cの操作から図柄ベルト12を停止させるまでのタ
イミングを適宜に制御して、特賞となる賞組み合わせ
(本実施例の場合図柄「7」が有効な賞ライン53a〜
53eのいずれかに3つ並ぶ組み合わせ)の成立を許さ
ない。詳しくは、制御装置40は、ストップスイッチ6
4a〜64cが操作されたときの位置カウンタのカウン
ト値に基づいて図柄ベルト12の図柄「7」の現在位置
を演算し、少なくとも1本の図柄ベルト12の図柄
「7」が有効な賞ライン53a〜53eに停止しないよ
うに、図柄ベルト12の停止を制御する。したがって、
通常モードでは特賞となる賞組み合わせが成立すること
はない。
【0046】また、光センサ31のパルスの例えば立ち
上がりを起算点として、そこからステッピングモータ7
4が何ステップ回ると図柄が正確な停止位置になるかを
計算できるから、各図柄を正確な位置に(例えば賞ライ
ン53a、53b、53cが図柄の中心を横切る位置
に)停止させることができる。もちろん、図柄ベルト1
2の停止時の各図柄の位置も正確に認識できる。
【0047】ベルト停止処理にて3本の図柄ベルト12
を停止させた後、制御装置40は有効な賞ライン53a
〜53eに沿った3つの図柄により賞組み合わせ(この
場合は特賞以外)が成立しているか否かを判断し(S3
14)、賞組み合わせが成立していれば、払出装置42
に指示して、成立した賞組み合わせに応じた個数の遊技
球を賞球として排出させる(S316、クレジットゲー
ムなら賞球分だけクレジット数を加算しクレジット表示
域71の表示を更新する)。
【0048】S316の後または賞組み合わせが成立し
ていないときには(S314:NO)、制御装置40は
S301に回帰する。一方、判定が当たりの場合には
(S307:YES)、制御装置40は当たりフラグF
2を1にセットし(S310)、S311に進む。ま
た、既に当たりフラグF2が1にセットされていた場合
にも(S306:YES)、S311に進む。
【0049】S311では、制御装置40は、3つのス
テッピングモータ74を稼働させて3本の図柄ベルト1
2の回転を開始させる。次に制御装置40は、特賞モー
ドでのベルト停止処理を実行する(S312)。このベ
ルト停止処理でも、通常モードの場合と同様に、ストッ
プスイッチ64a〜64cのいずれかがオン操作される
毎に操作されたストップスイッチ64a〜64cに対応
する図柄ベルト12(正確にはステッピングモータ7
4)を停止させる処理を3回繰り返し、3本の図柄ベル
ト12を停止させる。ただし、特賞モードでは特賞とな
る賞組み合わせの成立を許すので、遊技者によってスト
ップスイッチ64a〜64cが操作されると、制御装置
40は特別な作意なしに対応する図柄ベルト12を停止
させる。
【0050】制御装置40は、ベルト停止処理(特賞モ
ード)にて3本の図柄ベルト12を停止させた後、まず
有効な賞ライン53a〜53eに沿った3つの図柄によ
り特賞となる賞組み合わせが成立しているか否かを判断
する(S313)。特賞となる賞組み合わせが成立して
いないときには(S313:NO)、他の賞組み合わせ
が成立しているか否かを判断し(S314)、賞組み合
わせが成立していれば賞球を排出させる(S316、ク
レジットゲームなら賞球分だけクレジット数を加算しク
レジット表示域71の表示を更新)。S316の後また
は賞組み合わせが成立していないときには(S314:
NO)、制御装置40はS301に回帰する。
【0051】特賞となる賞組み合わせが成立していれば
(S313:YES)、ボーナスフラグF1を1にセッ
トし、当たりフラグF2を0にして(S315)、払出
装置42に特賞に対応する個数の賞球を排出させて(S
316、クレジットゲームなら賞球分だけクレジット数
を加算しクレジット表示域71の表示を更新)、S30
1に回帰する。
【0052】この特賞の成立によりボーナスフラグF1
が1にセットされるので、次のS305では肯定判断と
なり、ボーナスゲームが実行される(S317)。ボー
ナスゲームでも特賞モードが維持されて、制御装置40
は特賞の成立を許す。本実施例の場合、ボーナスゲーム
は12ゲームを1セットとして、それを3セット繰り返
す。ただし、各セットとも特賞が8回(1セット目では
ボーナスゲームが開始されるきっかけとなった特賞も含
む。)成立すればそのセットは終了である。3セット目
が終了すると(つまりボーナスゲームが終了すると)、
ボーナスフラグF1が0にされる。
【0053】以上のとおり、この実施例のスロットマシ
ン50に装備されている図柄表示装置10は、図柄ベル
ト12の縁に沿って設けられた不透光性の遮光域12a
に等間隔で係合穴12bを設け、駆動プーリ72の外周
には、係合穴12bの間隔に対応するピッチで配される
突起72aを設けてあるので、駆動プーリ72が回転す
ると突起72aが図柄ベルト12の係合穴12bに係脱
する。よって、駆動プーリ72と図柄ベルト12とがス
リップすることはなく、高速回転や急激な加減速が可能
になる。
【0054】さらに、係合穴12b及び原点穴12cを
光センサ31で検出し、光センサ31のパルスを位置カ
ウンタでカウントし、そのカウント値とステッピングモ
ータ74のステップ数とで図柄ベルト12の回転位置を
計算するので、図柄ベルト12をきわめて正確に停止さ
せることができる。
【0055】光センサ31にて検出される係合穴12b
は、突起72aとの係脱が繰り返されることにより、埃
やごみなどで詰まることはない。また遮光域12aに汚
れが付着しても光センサ31の検出には影響がない。よ
って汚れや異物の付着に起因する誤検出は生じない。
【0056】また、係合穴12bが位置検出用のマーク
を兼ねるので、印刷などによるマークを設ける必要がな
くなる。しかも、係合穴12bとは別に原点穴12cを
設けたので、原点穴12cに基づいて図柄ベルト12の
回転位置を正確に認識できる。その結果停止位置も正確
になる。
【0057】以上、実施例にしたがって本発明の実施の
形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるも
のではない。例えば実施例では制御装置40が当たり外
れの判定を行うとともに、図柄表示装置10の制御も行
っているが、当たり外れの判定を行う装置と図柄表示装
置10の制御を司る装置とを別々にしてもよい。
【0058】また実施例では本発明をスロットマシンに
適用しているが、パチンコ機等の弾球遊技機にも適用で
きる。遊技媒体としてパチンコ球以外、例えばコイン状
の金属片(いわゆるメダル)を用いてもよいし、媒体を
用いない形態、例えば点数などのデータで代用し、遊技
者には点数などを記録したカード等を交付する形態でも
構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のスロットマシンの正面図である。
【図2】 実施例の図柄表示装置の概要図である。
【図3】 実施例の表示ユニットの斜視図である。
【図4】 実施例のスロットマシンの制御系のブロック
図である。
【図5】 実施例のスロットマシンの制御装置が実行す
る原点検出処理のフローチャートである。
【図6】 実施例のスロットマシンの制御装置が実行す
るゲーム処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10…図柄表示装置、12…図柄ベルト、12a…遮光
域、12b…係合穴、12c…原点穴、13…表示ユニ
ット、31…光センサ、31a…発光素子、31b…受
光素子、40…制御装置(図柄制御装置、判定手段、図
柄決定手段)、50…スロットマシン(遊技機)、72
…駆動プーリ、72a…突起、74…ステッピングモー
タ、76、77…従動プーリ、82…テンションローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転駆動される駆動プー
    リと、軸を該駆動プーリとほぼ平行にして配される従動
    プーリと、複数種類の図柄が描かれた無端のベルトであ
    って前記駆動プーリ及び従動プーリに巻回される図柄ベ
    ルトとを備える表示ユニットにおいて、 前記図柄ベルトには、一方の縁に沿って一周する不透光
    性の遮光域と、該遮光域に前記図柄ベルトの周方向に沿
    って等間隔で配される係合穴とを設け、 前記駆動プーリの外周には、その周方向に沿い前記係合
    穴の間隔に対応するピッチで配される突起を設け、 前記係合穴を検出する光センサを備えたことを特徴とす
    る表示ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示ユニットにおいて、 前記係合穴とは別の穴であるが前記遮光域の前記光セン
    サによって検出される位置に配される原点穴を設けたこ
    とを特徴とする表示ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の表示ユニットを複
    数備えることを特徴とする図柄表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の図柄表示装置と、 前記モータの稼働を制御することにより前記図柄ベルト
    を回転及び停止させる図柄制御装置であって、前記光セ
    ンサの検出信号に基づいて前記図柄ベルトの回転位置を
    算出し、該算出結果に基づいて前記図柄ベルトを目標停
    止位置で停止させる制御を行う図柄制御装置とを備える
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の遊技機において、 判定条件の成立を前提として当たり外れを判定する判定
    手段と、 該判定結果に応じて前記図柄表示装置に表示させる図柄
    を決定する図柄決定手段とを備えることを特徴とする遊
    技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080811A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Heiwa Corp パチンコ球を用いた回胴式遊技機
JP2009202004A (ja) * 2009-06-15 2009-09-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
US8758129B2 (en) 2010-10-06 2014-06-24 Aristocrat Technologies Australia Pty Limited Gaming system and method of gaming in which symbol reels selectively rotate in less than a full rotation

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JP2009202004A (ja) * 2009-06-15 2009-09-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
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