JPH09285603A - 図柄表示装置 - Google Patents

図柄表示装置

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JPH09285603A
JPH09285603A JP8098617A JP9861796A JPH09285603A JP H09285603 A JPH09285603 A JP H09285603A JP 8098617 A JP8098617 A JP 8098617A JP 9861796 A JP9861796 A JP 9861796A JP H09285603 A JPH09285603 A JP H09285603A
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mark
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Minoru Miwa
稔 三輪
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Aiwa Lite Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置の表示ベルトへの汚れの付着を
防止すること 【解決手段】 表示ベルト52を裏面側から照らすため
の電球24を保持している照明枠22の上縁には、除電
フェルト23が取り付けられていて、除電フェルト23
は表示ベルト52の裏面に接触している。表示ベルト5
2の帯電は除電フェルト23によって防止され、帯電に
よるほこりの吸着は生じない。また、ほこりが付着して
も、除電ベルト23が取り払うので、表示ベルト52は
汚れから守られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、判定実行条件が成
立すると当たり外れを判定し該判定結果が当たりである
と遊技状態を変化させる弾球遊技機に、その判定結果を
表示するために装着される図柄表示装置であって、複数
の図柄を有して所定の軌道面に沿って回動する無端の表
示ベルトとこの表示ベルトを回転駆動する駆動機構とを
備える図柄表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、例えばパチンコ機やアレ
ンジボール式パチンコ機等の弾球遊技機においては、遊
技球が特定の入賞口に入賞したり特定の通過口を通過す
る等の判定実行条件の成立に伴う演算処理により、遊技
者にとって有利な特別遊技状態の成立(当たり)または
通常の遊技状態の維持(外れ)が判定されると、この判
定に応じた図柄の配列を表示する図柄表示装置を備える
ものがある。
【0003】この図柄表示装置としては、図柄が記載さ
れた表示ベルトを回動させ、その停止時に表示される図
柄で当たり外れを表示する形式の図柄表示装置が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、回動体
として表示ベルトを有する図柄表示装置では、ほこり等
が表示ベルトに付着して表面を汚すことがあった。表面
に汚れがあると見た目が良くないばかりでなく、汚れ
が、表示ベルトの回動位置を示すために設けられている
位置マークとして誤検出されて、表示ベルトの停止位置
が狂うおそれもあり、汚れ対策が求められていた。
【0005】本発明は、表示ベルトへの汚れの付着を防
止することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の図柄表示装置は、判定実
行条件が成立すると当たり外れを判定し該判定結果が当
たりであると遊技状態を変化させる弾球遊技機に装着さ
れ、前記判定結果を表示する図柄表示装置であって、複
数の図柄を有して所定の軌道面に沿って回動する無端の
表示ベルトと、該表示ベルトを回転駆動する駆動機構と
を備える図柄表示装置において、前記表示ベルトの面に
接触する除電フェルトを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の図柄表示装置は、請求項1
記載の図柄表示装置において、前記除電フェルトは、前
記表示ベルトの全幅にわたって前記表示ベルトと接触す
ることを特徴とする。請求項3記載の図柄表示装置は、
請求項1または2記載の図柄表示装置において、前記表
示ベルトに該表示ベルトの回動位置を示す位置マークを
設け、前記位置マークを検出するマークセンサを設け、
前記除電フェルトは前記位置マークが設けられている領
域に接触することを特徴とする。
【0008】請求項4記載の図柄表示装置は、請求項3
記載の図柄表示装置において、前記図柄には、その領域
が前記表示ベルトの縁部に及ぶ大図柄が含まれ、前記基
準マークおよび前記補正マークは前記大図柄の領域にな
る前記表示ベルトの縁部の裏面に設けられていることを
特徴とする。
【0009】請求項5記載の図柄表示装置は、請求項3
または4記載の図柄表示装置において、前記表示ベルト
自体および前記図柄は透光性で、前記基準マークおよび
前記補正マークは遮光性であり、前記基準マークセンサ
および前記補正マークセンサは入射光を感知したときと
感知しないときとで出力レベルを変化させる光センサで
あることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】上記の構成になる請求項1記載の
図柄表示装置が装着される弾球遊技機は、判定実行条件
が成立すると当たり外れを判定し、判定結果が当たりで
あると遊技状態を変化させる。
【0011】判定実行条件は、例えば遊技球が特定の始
動口(始動入賞口)に入賞したり特定のゲートを通過し
たりすることによって成立するのが普通であるが、これ
ら以外で条件成立としてもかまわない。要は、当たり外
れの判定処理のきっかけとなる条件として、判定実行条
件が特定されていればよいのである。
【0012】また、遊技状態の変化の例としては、アタ
ッカーと呼ばれる大入賞口を閉鎖している普通遊技状態
から、アタッカーを開放して入賞の可能性をきわめて高
くする特別遊技状態への変更が例示されるが、これに限
らない。要は、当たりによって遊技状態が遊技者に有利
な状態となる等、何らかの遊技状態の変化があればよい
のである。
【0013】このような弾球遊技機に装着される請求項
1記載の図柄表示装置は、判定結果を表示する。具体的
には、駆動機構により表示ベルトを回転駆動し所定の軌
道面に沿って回動させ、表示ベルトを停止させた際に、
表示位置として設定されている位置に停止した図柄によ
って当たり外れが示される。普通は、3本の表示ベルト
を併置して、同じ図柄が横一列に3個揃えば当たりの表
示とされている。
【0014】表示ベルトにほこり等が付着するのは、プ
ーリ等との摩擦に伴って表示ベルトが帯電し、そのクー
ロン力でほこり等が引きつけられることによるのが多
い。したがって、表示ベルトの帯電を抑止すればほこり
等の付着を防ぐことができる。この図柄表示装置におい
ては、表示ベルトの面に接触する除電フェルトが、表示
ベルトの帯電を防ぐので、ほこり等の付着による汚れを
防止することができる。なお、除電フェルトは、導電性
のフェルトであれば使用できるが、金属蒸着、めっき系
不織布等は表示ベルトを傷めるおそれがあるので、使用
に適さない。従って、たとえば有機系の導電剤を含浸さ
せたものや繊維自体に導電性があるものが好ましく、こ
のようなものとしてはアキレス株式会社のSTポリ導電
性不織布がある。また、除電フェルトは、たとえば図柄
表示装置の本体側や弾球遊技機の本体側に接地されるの
が望ましい。
【0015】請求項2記載の図柄表示装置においては、
除電フェルトは、表示ベルトの全幅、すなわち一方の縁
から他方の縁にわたって表示ベルトと接触する。このよ
うにすれば、表示ベルトの回動に伴って、表示ベルトに
付着したほこり等を除電フェルトで捕らえて、除電フェ
ルトと接触する面全体をクリーニングすることができ
る。よって、ほこり等の付着による汚れをさらに良好に
防止することができる。
【0016】請求項3記載の図柄表示装置においては、
表示ベルトには、表示ベルトの回動位置を示す位置マー
クが設けられ、この位置マークを検出するマークセンサ
を設けている。このため、マークセンサの出力により表
示ベルトの回動位置を検出することができる。
【0017】そして、除電フェルトは位置マークが設け
られている領域に接触するので、マークセンサの検出対
象とされる領域における、ほこり等の付着による汚れを
良好に防止することができ、マークセンサの誤検出を防
ぐことができる。請求項4記載の図柄表示装置において
は、図柄には、その領域が表示ベルトの縁部に及ぶ大図
柄が含まれ、位置マークは大図柄の領域になる表示ベル
トの縁部の裏面に設けられているので、遊技者側から見
て位置マークが見えにくい。特に、透明あるいは半透明
のフィルムを表示ベルトとして使用する場合には、位置
マークが大図柄に覆われることになるので、きわめて有
効である。
【0018】請求項5記載の図柄表示装置においては、
表示ベルト自体および図柄は透光性で、位置マークは遮
光性であり、マークセンサは入射光を感知したときと感
知しないときとで出力レベルを変化させる光センサであ
る。遮光性の位置マークは印刷によって簡単に設けるこ
とができるので、表示ベルトの製造が簡単である。
【0019】
【具体例】次に、本発明の具体例により発明の実施の形
態を詳しく説明する。図1に示すように、この具体例の
図柄表示装置10は、本発明の遊技機としてのパチンコ
機12の遊技盤14のほぼ中央に取り付けられる。遊技
盤14には始動入賞口5や大入賞口7等も設置されてい
る。
【0020】図1および図5に示すように、図柄表示装
置10は、3つの表示ユニット16が並置された構造で
あり、各表示ユニット16はケース18に収容されて遊
技盤14に取付けられている。この図柄表示装置10で
は、各表示ユニット16の図柄が横一列で同一となれば
大当たりの表示とされる。
【0021】図2、図3、図4および図5に示すよう
に、各表示ユニット16はプリント回路を有するプリン
ト基板20を備えている。このプリント基板20は、ま
た表示ユニット16の各部を支持する支持部材を兼ねて
いる。プリント基板20には、矩形コーン状の照明枠2
2が取り付けられており、各照明枠22は、それぞれ一
対の電球24を保持している。
【0022】図2、図3および図4に示すように、プリ
ント基板20には、ステッピングモータ26、発光部と
受光部とを備える光センサ29、30が取り付けられて
いる。図4に示すように、プリント基板20にはステッ
ピングモータ26、電球24および光センサ29、30
用の配線32、34、36がプリントされている。図4
および図5に示すように、プリント基板20にはコネク
タ38が設けられており、各配線32、34、36はコ
ネクタ38を介してモータ制御基板42に接続されてい
る。
【0023】図3および図4に示すように、ステッピン
グモータ26には駆動プーリ44が取り付けられてい
る。詳しくは、ステッピングモータ26の出力軸27a
に固着された連結板27bに、駆動プーリ44のハブ4
6がビス48で取り付けられている。また、プリント基
板20にはアイドラプーリ50が軸心廻りに回動自在に
取り付けられており、アイドラプーリ50の軸心と駆動
プーリ44の軸心とはほぼ平行である。
【0024】図2、図3および図4に示すように、駆動
プーリ44とアイドラプーリ50とには、プラスチック
フィルム製で無端の表示ベルト52が巻回されている。
また、照明枠22の上縁には、除電フェルト23(ST
ポリ導電性不織布、アキレス株式会社)が取り付けら
れ、除電フェルト23は図示しない配線でアースされて
いる。図3に示すように、除電フェルト23の幅は表示
ベルト52の幅をわずかに上回っている。そして、図4
に示すように、除電フェルト23は、表示ベルト52の
内側の面(裏面)に接触している。つまり、除電フェル
ト23は、表示ベルト52の全幅にわたって接触してい
る。これにより表示ベルト52の帯電は防止され、帯電
によるほこり等の吸着は生じない。また、ほこり等が付
着しても、表示ベルト52の回動に伴って除電フェルト
23が取り払うので、表示ベルト52は汚れから守られ
ることになる。
【0025】図2および図6に示すように、この表示ベ
ルト52の表面には、当たり表示用となる8個の当たり
図柄54と外れ表示用となる13個の外れ図柄55との
合計21個の図柄が描かれている。当たり図柄54は表
示ベルト52の幅いっぱいに描かれ、外れ図柄55は円
形で、表示ベルト52の中心に沿って配されている。
【0026】図6に示すように、隣接する当たり図柄5
4および外れ図柄55の芯−芯の距離dはいずれも等し
く、ステッピングモータ26の36ステップ分の回動量
に相当している。また、図2および図6に示すように、
表示ベルト52の裏面には、一方の縁部56に沿って、
1個の基準マーク58と7個の補正マーク60が設けら
れている。基準マーク58は補正マーク60のほぼ2倍
の長さ(表示ベルト52の巻回方向長さ)である。表示
ベルト52自体は光を十分に透過させ、当たり図柄54
も半透明の印刷となっているが、基準マーク58および
補正マーク60は殆ど光を透過させない。また、基準マ
ーク58および補正マーク60は当たり図柄54の裏面
に位置していて、当たり図柄54によって覆われており
表側からはほとんど視認できない。
【0027】図2、図4および図5に示すように、表示
ベルト52の内側には回動軸部62をプリント基板20
に軸支されたテンションパーツ64が配されている。こ
のテンションパーツ64には、回動軸部62とは反対の
端部に一対のテンションローラ66が装着されている。
これらテンションローラ66は、軸心廻りに回動自在で
ある。また、図2および図4に示すように、テンション
パーツ64の回動軸部62には、捻りばね68が外嵌さ
れている。この捻りばね68の一方の端部はプリント基
板20に固定され、他方の端部は回動軸部62とテンシ
ョンローラ66との間に配された腕部70に当接されて
いる。この捻りばね68の付勢力により、テンションパ
ーツ64は、図4に示されるように表示ベルト52を内
側から外側に押圧して表示ベルト52のたるみを防止し
ている。
【0028】図4に示すように、表示ベルト52は、駆
動プーリ44、アイドラプーリ50およびテンションロ
ーラ66によって支承されている。また、表示ベルト5
2が駆動プーリ44とアイドラプーリ50との間を移動
する際には、基準マーク58および補正マーク60が光
センサ29、30の検出域を横断する構成である。この
ため、光センサ29、30の出力レベルは、基準マーク
58および補正マーク60が通過する毎にハイ/ローの
変化をすることになる。
【0029】図7に示すように、光センサ29、30の
出力信号は、入出力ポート80を経てCPU82に入力
される構成である。CPU82には、CPU82の動作
プログラム等を格納しているROM81、CPU82の
ワークエリアとなるRAM83、もう一方の入出力ポー
ト85が接続されている。また、入出力ポート80に
は、ステッピングモータ26に駆動パルスを送出する駆
動回路84が接続され、各駆動回路84にはステッピン
グモータ26が接続されている。
【0030】さらに、入出力ポート85は、パチンコ機
12の主制御基板90に設けられた入出力ポート91を
介して、パチンコ機12の全体的な制御を司るゲーム用
CPU92に接続されている。なお、ゲーム用CPU9
2には、周知のROM93、RAM94が接続されてい
る。
【0031】このような構成により、CPU82は、光
センサ29、30の出力信号を取得可能であり、CPU
82は、光センサ29と光センサ30の出力レベルが共
にローレベルとなった(以下、基準位置信号が入力され
たともいう)ときを基準マーク58の検出と判定し、光
センサ30だけがローレベルとなった(以下、補正位置
信号が入力されたともいう)ときを補正マーク60の検
出と判定する。このことから明らかなように、光センサ
30が補正マーク60検出用のセンサとして機能し、光
センサ29、30が協同して基準マーク58検出用のセ
ンサとして機能している。
【0032】また、CPU82は、各駆動回路84を介
して各ステッピングモータ26の回転方向、回転速度、
回転量(ステップ数)および停止を制御できる。そし
て、CPU82には、ゲーム用CPU92からの図柄指
令が入力される構成であり、CPU82は、この図柄指
令に従って、各ステッピングモータ26を制御し、それ
により各表示ユニット16における図柄表示を制御でき
る。
【0033】ゲーム用CPU92は、図示しない判定用
ランダムカウンタを内蔵しており、遊技盤14に設けら
れている始動入賞口5からの入賞信号が入力される毎
に、判定用ランダムカウンタのカウント値が予め設定さ
れている当たり値と一致するかを判定する。
【0034】ここで、カウント値が当たり値と一致すれ
ば、ゲーム用CPU92は、当たり用の図柄と表示パタ
ーンを決定し、決定した図柄および表示パターンを図柄
指令としてCPU82に送出する。そして、図柄表示装
置10において、この表示パターンにしたがって当たり
の表示が確定するまでの時間を待ってから、例えば大入
賞口7を開放する等の大当たり処理を実行する。
【0035】また、カウント値が当たり値と一致しなけ
れば、ゲーム用CPU92は、外れ表示用の図柄の配置
と表示パターンを決定し、これを図柄指令としてCPU
82に送出する。CPU82は、各ステッピングモータ
26を回転させることにより各表示ベルト52を回転さ
せ、図柄指令に応じた当たりまたは外れの図柄配列とな
る回転位置で各表示ベルト52を停止させるのである。
次に、この表示ベルト52の回動と停止について説明す
る。
【0036】図8に示すように、通常動作においては、
CPU82は、ゲーム用CPU92から図柄指令が送ら
れてくるのを待ち(S410)、図柄指令を取得すると
(S410:YES)、駆動回路84、84、84に信
号を送ってステッピングモータ26、26、26をスタ
ート変動させる(S420)。
【0037】次に、CPU82は、ゲーム用CPU92
から指示された表示パターンにしたがって、ステッピン
グモータ26、26、26の回転速度を変化させる等の
処理を行い、ステッピングモータ26、26、26を順
に停止させることにより、3本の表示ベルト52、5
2、52を順に停止させる。
【0038】この通常動作の処理を通じて、CPU82
は、光センサ29、30からの信号レベルの変化を監視
していて、基準位置信号または補正位置信号が入力され
る毎に、図9に示される位置補正処理を実行している。
図9に示すように、位置補正処理では、CPU92は、
まずマークカウントを更新する(S510)。
【0039】マークカウントとしては、基準マーク58
から数えて何番目の補正マーク60、すなわちどの当た
り図柄54が光センサ29を通過したかを表す図柄カウ
ントと、表示ベルト52が何回転したかを表す回動数カ
ウントとがある。図柄カウントは基準位置信号が入力さ
れる毎に0にリセットされ、補正位置信号が入力される
毎に1ずつインクリメントされる。回動数カウントは通
常動作のS420の処理がなされる毎に0にリセットさ
れ、基準位置信号が入力される毎に(つまり図柄カウン
トがリセットされる毎に)1ずつインクリメントされ
る。したがって、CPU82は、回動数カウントに基づ
いて各表示ベルト52の回動数を知り、図柄カウントに
基づいて、各当たり図柄54の回動位置を知ることがで
きる。
【0040】次に、CPU82は、各駆動回路84、8
4、84からステッピングモータ26、26、26に送
出した駆動パルス数、すなわち各ステッピングモータ2
6、26、26のステップ数とマークカウントとを照合
して(S520)、両者にずれがないかを判定する(S
530)。
【0041】ステップ520の処理は、基準位置信号の
入力(基準マーク58の検出)および補正位置信号の入
力(補正マーク60の検出)がある毎に、こうした誤差
の有無を判定する処理である。そして、表示ベルト52
の回動量とステッピングモータ26の回転量(ステップ
数)とが一致しなければ(S530:YES)、以後ス
テッピングモータ26に供給する予定の駆動パルス数を
補正し(S540)、この位置補正処理を一旦終了す
る。
【0042】このように基準位置信号の入力および補正
位置信号の入力がある毎に補正処理を行うので、ステッ
ピングモータ26の回転量(ステップ数)を制御して、
表示ベルト52を正確に停止させることができる。この
具体例では、ゲーム用CPU92とは別にステッピング
モータ26の制御用のCPU82を設けているので、ゲ
ーム用CPU92としては、図柄指令を送出するだけで
よく、その負担は軽減され、その分の処理能力を例えば
ゲームの制御に振り向けることができる。また、図柄表
示装置10に専用のCPU82を設けたので、従来より
もきめ細かくステッピングモータ26の回転量(ステッ
プ数)や回転速度を制御したり、いわゆるリーチアクシ
ョンのバリエーションを増やすなど、表示動作の自由度
を高めることができる。
【0043】ステッピングモータ26のステップ数に基
づいて表示ベルト52の停止位置を決定するが、ステッ
ピング数は、表示ベルト52の回動位置を示す基準マー
ク58および補正マーク60を検出して補正されてい
る。ステッピングモータ26のステップ数に頼るだけで
は、実際の表示ベルト52の回動位置とステップ数から
算出される回動位置とに誤差を生じるおそれがあるが、
基準マーク58および補正マーク60を利用することで
この誤差を防止できる。
【0044】このように、表示ベルト52の回動位置を
正確に検出するために欠かせない、基準マーク58およ
び補正マーク60が設けられている表示ベルト52の裏
面には、除電フェルト23が常時接触している。このた
め、表示ベルト52が帯電してほこり等を吸着すること
は防止される。また、表示ベルト52にほこり等が付着
しても、除電フェルト23によって取り払われる。
【0045】したがって、表示ベルト52にほこり等が
付着することは防止され、表示ベルト52が汚れること
はない。除電フェルト23が表示ベルト52の裏面に接
触しているので、基準マーク58および補正マーク60
が設けられている領域は常に清浄とされ、汚れが基準マ
ーク58あるいは補正マーク60として誤検出されるこ
ともない。
【0046】以上、具体例に従って、本発明の実施の形
態について詳しく説明したが、本発明はこのような具体
例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
例えば、具体例では、光センサ30に基準マーク58用
のセンサと補正マーク60用のセンサを兼ねさせている
が、専用のセンサを設けてもよい。また、基準マークお
よび補正マーク部分は光を透過させない構成として、光
センサの出力レベルがローとなったときにマーク検出と
しているが、この構造を逆にして光センサの出力レベル
がハイとなったときにマーク検出とすることも可能であ
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の図
柄表示装置によれば、表示ベルトの面に接触する除電フ
ェルトが、表示ベルトの帯電を防ぐので、ほこり等の付
着による汚れを防止することができる。
【0048】請求項2記載の図柄表示装置によれば、表
示ベルトに付着したほこり等を除電フェルトで捕らえ
て、除電フェルトと接触する面全体をクリーニングする
ことができる。よって、ほこり等の付着による汚れをさ
らに良好に防止することができる。
【0049】請求項3記載の図柄表示装置によれば、マ
ークセンサの検出対象とされる領域における、ほこり等
の付着による汚れを良好に防止することができ、マーク
センサの誤検出を防ぐことができる。請求項4記載の図
柄表示装置では、図柄には、その領域が表示ベルトの縁
部に及ぶ大図柄が含まれ、位置マークは大図柄の領域に
なる表示ベルトの縁部の裏面に設けられているので、遊
技者側から見て位置マークが見えにくい。特に、透明あ
るいは半透明のフィルムを表示ベルトとして使用する場
合には、位置マークが大図柄に覆われることになるの
で、きわめて有効である。
【0050】請求項5記載の図柄表示装置によれば、遮
光性のマークは印刷によって簡単に設けることができる
ので、表示ベルトの製造が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 具体例のパチンコ機の正面図である。
【図2】 具体例の図柄表示装置の表示ユニットの分解
斜視図である。
【図3】 具体例の図柄表示装置の表示ユニットの正面
図である。
【図4】 具体例の図柄表示装置の表示ユニットの側面
図である。
【図5】 具体例の図柄表示装置の横断面図である。
【図6】 具体例の図柄表示装置の表示ベルトを平面的
に展開した説明図である。
【図7】 具体例の図柄表示装置の制御機構のブロック
図である。
【図8】 図柄表示装置のCPUが実行する通常動作処
理のフローチャートである。
【図9】 図柄表示装置のCPUが実行する位置補正処
理のフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・図柄表示装置、12・・・パチンコ機(弾球
遊技機)、14・・・遊技盤、16・・・表示ユニッ
ト、18・・・ケース、20・・・基板、22・・・照
明枠、23・・・除電フェルト、26・・・ステッピン
グモータ(駆動機構)、29・・・光センサ(マークセ
ンサ)、30・・・光センサ(マークセンサ)、42・
・・モータ制御基板、44・・・駆動プーリ(駆動機
構)、50・・・アイドラプーリ(駆動機構)、52・
・・表示ベルト、54・・・当たり図柄(大図柄)、5
5・・・外れ図柄、56・・・縁部、58・・・基準マ
ーク(位置マーク)、60・・・補正マーク(位置マー
ク)、66・・・テンションローラ、80・・・入出力
ポート、82・・・CPU、84・・・駆動回路、85
・・・入出力ポート、90・・・主制御基板、91・・
・入出力ポート、92・・・ゲーム用CPU。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 判定実行条件が成立すると当たり外れを
    判定し該判定結果が当たりであると遊技状態を変化させ
    る弾球遊技機に装着され、前記判定結果を表示する図柄
    表示装置であって、 複数の図柄を有して所定の軌道面に沿って回動する無端
    の表示ベルトと、該表示ベルトを回転駆動する駆動機構
    とを備える図柄表示装置において、 前記表示ベルトの面に接触する除電フェルトを設けたこ
    とを特徴とする図柄表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の図柄表示装置において、 前記除電フェルトは、前記表示ベルトの全幅にわたって
    前記表示ベルトと接触することを特徴とする図柄表示装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の図柄表示装置に
    おいて、 前記表示ベルトに該表示ベルトの回動位置を示す位置マ
    ークを設け、 前記位置マークを検出するマークセンサを設け、 前記除電フェルトは前記位置マークが設けられている領
    域に接触することを特徴とする図柄表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の図柄表示装置において、 前記図柄には、その領域が前記表示ベルトの縁部に及ぶ
    大図柄が含まれ、 前記位置マークは前記大図柄の領域になる前記表示ベル
    トの縁部の裏面に設けられていることを特徴とする図柄
    表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の図柄表示装置に
    おいて、 前記表示ベルト自体および前記図柄は透光性で、 前記位置マークは遮光性であり、 前記マークセンサは入射光を感知したときと感知しない
    ときとで出力レベルを変化させる光センサであることを
    特徴とする図柄表示装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008129917A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の冷温表示装置
JP2008129918A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機の冷温表示装置
JP2010240237A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機の演出表示装置

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