JP2001203600A - 携帯電話装置、及びその基準周波数の安定供給方法 - Google Patents

携帯電話装置、及びその基準周波数の安定供給方法

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JP2001203600A
JP2001203600A JP2000009698A JP2000009698A JP2001203600A JP 2001203600 A JP2001203600 A JP 2001203600A JP 2000009698 A JP2000009698 A JP 2000009698A JP 2000009698 A JP2000009698 A JP 2000009698A JP 2001203600 A JP2001203600 A JP 2001203600A
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03JTUNING RESONANT CIRCUITS; SELECTING RESONANT CIRCUITS
    • H03J7/00Automatic frequency control; Automatic scanning over a band of frequencies
    • H03J7/02Automatic frequency control
    • H03J7/026Means preventing a wrong working of the automatic frequency correction in case of fading or bad signal/noise ratio
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • H04B1/40Circuits
    • H04B1/403Circuits using the same oscillator for generating both the transmitter frequency and the receiver local oscillator frequency

Abstract

(57)【要約】 【解決すべき課題】 連続してAFC制御を行うことな
く消費電流の増大を防止し、かつ熱の影響があっても通
信状態を良好に保つことができる携帯電話装置を提供す
ること。 【課題を解決するための手段】 入力制御電圧に応じて
出力信号の周波数精度を適宜変更可能な基準周波数発生
部10と、温度変化に対して基準周波数発生部10より
きわめて高精度で、その出力周波数精度が規定値(携帯
電話の送受信可能となる範囲内の周波数精度)範囲内で
しか変動しない高精度基準周波数発生部13とを設け
る。AFC動作後の基準周波数発生部10から出力され
る基準周波数を高精度基準周波数発生部13からの出力
信号と比較して、基準周波数発生部10の出力信号の周
波数精度が規定値を満足しているか否かを判定する。満
足している場合には、基準周波数発生部10から出力さ
れる信号を基準周波数として用いる。一方、規定値を満
足していない場合は、高精度基準周波数発生部13から
出力される信号を基準周波数として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話装置に関
し、特に変更可能な基準周波数に基づいて無線チャネル
上で送受信する周波数を決定し、前記無線チャネルを介
して複数の基地局の各々との間で音声等の情報を変復調
して送受信する移動体通信システムの携帯電話装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のデジタル携帯電話装置
は、図12に示すように、共用部101と、受信部10
2と、送信部103と、周波数発生部104と、基準周
波数発生部105と、AFC部106と、変復調部10
7と、制御部108と、操作部109と、表示部110
と、送受器111とで構成されている。
【0003】アンテナを介して共用部101に受信され
た無線チャネル上の信号(搬送波信号)は、受信部10
2に渡され局発信号と混合されて中間周波数信号に置き
換えられ、さらに変復調部107とAFC部106とに
供給される。受信部102より供給された中間周波数信
号は、変復調部107にて復調され制御部108を通り
送受器111より音声信号として出力される。
【0004】一方、送受器111に入力された音声は、
制御部108を通って変復調部107にてデジタル変調
され、送信部103にて無線チャネル上の信号(搬送波
信号)に変換され、且つ、増幅された後、共用部101
に供給され送信される。
【0005】更に、通話を行うための便宜を提供する、
操作部109と、表示部110とが、制御部108に接
続されている。
【0006】周波数発生部104は、基準周波数発生部
105より基準周波数信号の供給を受けPLLにより基
準周波数信号の周波数精度に等しい精度で局発信号を発
生し、受信部102と、送信部103とに供給する。
【0007】基準周波数発生部105は、周囲温度に対
して、ある一定の範囲で安定した周波数を出力するよう
に要求されている。しかしながら、携帯電話装置は小
型,軽量及び安価にすることも求められており、基準周
波数発生部105の出力周波数精度,安定度をそれ程高
くすることができない。このため、局発信号の周波数も
変動し易く、無線チャネル上の所望の周波数で送受信で
きなくなることがある。
【0008】一方、デジタル移動体通信システムの各基
地局における基準周波数発生手段の出力周波数精度,安
定度は極めて高度であり、無線チャネル上で送受信され
る搬送波信号は規定周波数との周波数偏差を極めて少な
くすることができる。尚、その偏差量はわずかではある
が基地局ごとに異る。したがって、デジタル携帯電話装
置側では、自装置の送受信における周波数偏差を接続先
の基地局の搬送波信号の周波数偏差、すなわちそれに対
応する中間周波数信号の周波数偏差に一致させる必要が
あり、自装置の基準周波数に対してAFC制御(Automa
tic FrequencyControl:自動周波数制御)を行う。
【0009】従来の技術におけるAFC制御は、まず、
AFC部106が、決められた一つの初期制御信号を基
準周波数発生部105に送出し、基準周波数発生部10
5は、与えられた初期制御信号の値での周波数を発生す
る、AFC部106は、受信部102より供給された中
間周波数信号の周波数偏差に合致するように制御信号の
値を変化させ基準周波数発生部105を制御する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受信電
界状態が良好でない状態で上述のAFC制御を行うと、
基準周波数発生部の周波数が正確に基地局の周波数偏差
に合致しない場合がある。その理由は、受信電界が低い
状態ではフェージングの影響もあり、AFC部に供給さ
れる中間周波数信号に位相雑音が多く周波数カウントが
正確に行えず周波数比較を誤るからである。同様に受信
品質状態が良好でない状態で、AFC制御を行うと基準
周波数発生部の周波数が正確に基地局の周波数偏差に合
致しない場合がある。その理由は、干渉妨害波等により
受信品質が不良な状態では、AFC部に供給される中間
周波数信号に妨害波が重畳することにより周波数カウン
トが正確に行えず周波数比較を誤るからである。
【0011】これらの問題点の解決手段として、常にA
FC制御を動作させる手段があるが、消費電流が大きく
なり電池を電源に使用するデジタル携帯電話装置におい
ては好ましいものではない。
【0012】また、基準周波数発生部の制御は熱により
大きく影響を受ける事も知られている。携帯電話装置
は、移動に伴い外部環境温度が激変したり、通話中に送
信部が極端な熱を発生するので、温度変化範囲が広くな
る。従って、基準周波数発生部が温度変化に対しても広
範囲に亘って高安定度を必要とする。
【0013】この問題点を解決する方法として、温度変
化に対しても広範囲に亘って高安定度を持ち、かつ電圧
制御のできる基準周波数発生装置を用いることが考えら
れるが、双方の条件を満足するような周波数発生部は一
般的なものではない。
【0014】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決するものであって、連続してAFC制御を行うことな
く消費電流の増大を防止し、かつ熱の影響があっても通
信状態を良好に保つことができる携帯電話装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する本発明
は、携帯電話装置であって、基地局との通信のための出
力周波数を電圧制御信号により変更可能な基準周波数発
生手段と、常に周波数精度が規定値を満足する高精度基
準周波数発生手段と、前記基準周波数発生部の出力信号
の周波数精度が所定の規定値を満足しているか否かを判
定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記規定
値を満足している場合には、前記基準周波数発生手段の
出力信号を選択し、前記判定手段の判定結果が前記規定
値を満足していない場合には、前記高精度基準周波数発
生手段の出力信号を選択する選択手段とを有することを
特徴とする。
【0016】尚、上記判定に用いられる前記基準周波数
発生手段の出力信号は、前記基準周波数発生手段のAF
C動作後の出力信号であることが好ましい。
【0017】本発明は送受信特性に影響する携帯電話内
部の基準周波数発生部手段から出力される基準周波数に
ついて、熱による基準周波数の周波数ずれや、AFC動
作失敗等によりその基準周波数の周波数精度が規定値
(携帯電話の送受信可能となる範囲内の周波数精度)を
満足しなくなった場合、基準周波数を高精度基準周波数
発生手段の出力信号に基準周波数を切り替えることによ
り基準周波数を安定に供給することが可能となる。これ
により、長時間通話等による熱の影響があっても送受信
特性を良好に保つことができる特徴を持つ。
【0018】また、上記本発明において、前記高精度基
準周波数発生手段の出力信号を基準周波数として使用す
る時以外には、前記高精度基準周波数発生手段の電源を
断とし、前記高精度基準周波数発生手段の出力信号が基
準周波数として使用されている場合において、判定に用
いられる出力信号生成時以外の前記基準周波数発生手段
の電源を断とする電源制御手段を更に有するようにすれ
ば、消費電力を節減することが出来る。
【0019】上記目的を達成する本発明は、携帯電話装
置であって、基地局との通信のための出力周波数を電圧
制御信号により変更可能な基準周波数発生手段と、常に
周波数精度が所定の規定値を満足する高精度基準周波数
発生手段と、前記基準周波数発生手段のAFC動作後の
出力信号と前記高精度基準周波数発生手段の出力信号と
を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づ
いて、前記基準周波数発生手段のAFC動作後の出力信
号の周波数精度が所定の規定値を満足しているか否かを
判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果が前記規
定値を満足している場合には、前記基準周波数発生手段
の出力信号を選択し、前記判定手段の判定結果が前記規
定値を満足していない場合には、前記高精度基準周波数
発生手段の出力信号を選択する選択手段と、前記高精度
基準周波数発生手段の出力信号を基準周波数として使用
する場合、及び前記比較時に前記高精度基準周波数発生
手段の出力信号を使用する場合以外には前記高精度基準
周波数発生手段の電源を断とし、前記高精度基準周波数
発生手段の出力信号が基準周波数として使用されている
場合においてAFC動作時以外は前記基準周波数発生手
段の電源を断とする電源制御手段とを有することを特徴
とする。
【0020】また、上記本発明において、受信信号をも
とにRSSIを測定するRSSI測定手段と、予め所定
のRSSIしきい値を記憶し、前記RSSIしきい値と
前記RSSI測定手段で測定されたRSSI測定値とを
比較するRSSI比較手段とを更に有し、前記判定手段
は、前記RSSI比較手段の比較結果が、前記RSSI
測定値の方が前記RSSIしきい値よりも小く、かつ基
準周波数に前記基準周波数発生手段の出力信号が使われ
ている場合と、前記RSSI測定値の方が前記RSSI
しきい値よりも大きく、かつ基準周波数に前記高精度基
準周波数発生手段の出力信号が使われている場合とに判
定を行うように構成することにより、前記基準周波数発
生手段の出力信号と前記高精度基準周波数発生手段の出
力信号とを比較する回数が減り、さらなる消費電力の節
減を図ることが出来る。
【0021】また、上記本発明において、受信信号の受
信品質を測定する測定手段と、予め所定の受信品質を記
憶し、前記受信品質と前記測定手段で測定された受信品
質とを比較する受信品質比較手段とを有し、前記判定手
段は、前記受信品質比較手段の比較結果が、前記測定手
段で測定された受信品質が前記予め記憶されている受信
品質よりも悪く、かつ基準周波数に前記基準周波数発生
手段の出力信号が使われている場合と、前記測定手段で
測定された受信品質が前記予め記憶されている受信品質
よりも良く、かつ基準周波数に高精度基準周波数発生手
段の出力信号が使われている場合とに判定を行うように
構成することにより、前記基準周波数発生手段の出力信
号と前記高精度基準周波数発生手段の出力信号とを比較
する回数が減り、さらなる消費電力の節減を図ることが
出来る。
【0022】上記目的を達成する本発明は、携帯電話装
置における基準周波数の安定供給方法であって、基地局
との通信のための出力周波数を電圧制御信号により変更
可能な基準周波数発生手段と、常に周波数精度が規定値
を満足する高精度基準周波数発生手段とを設けるステッ
プと、前記基準周波数発生部の出力信号の周波数精度が
所定の規定値を満足しているか否かを判定するステップ
と、前記判定結果が前記規定値を満足している場合に
は、前記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、前記
判定手段の判定結果が前記規定値を満足していない場合
には、前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を選択
するステップとを有することを特徴とする。
【0023】尚、前記判定に用いられる前記基準周波数
発生手段の出力信号は、前記基準周波数発生手段のAF
C動作後の出力信号であることが好ましい。
【0024】また、前記高精度基準周波数発生手段の出
力信号を基準周波数として使用する時以外には、前記高
精度基準周波数発生手段の電源を断とするステップと、
前記高精度基準周波数発生手段の出力信号が基準周波数
として使用されている場合において、判定に用いられる
出力信号生成時以外の前記基準周波数発生手段の電源を
断とするステップとを有することが好ましい。
【0025】上記目的を達成する本発明は、携帯電話装
置における基準周波数の安定供給方法であって、基地局
との通信のための出力周波数を電圧制御信号により変更
可能な基準周波数発生手段と、常に周波数精度が規定値
を満足する高精度基準周波数発生手段とを設けるステッ
プと、前記基準周波数発生手段のAFC動作後の出力信
号と前記高精度基準周波数発生手段の出力信号とを比較
するステップと、前記比較結果に基づいて、前記基準周
波数発生手段のAFC動作後の出力信号の周波数精度が
所定の規定値を満足しているか否かを判定するステップ
と、前記判定結果が前記規定値を満足している場合に
は、前記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、前記
判定手段の判定結果が前記規定値を満足していない場合
には、前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を選択
するステップと、前記高精度基準周波数発生手段の出力
信号を基準周波数として使用する場合、及び前記比較時
に前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を使用する
場合以外には前記高精度基準周波数発生手段の電源を断
とするステップと、前記高精度基準周波数発生手段の出
力信号が基準周波数として使用されている場合において
AFC動作時以外は前記基準周波数発生手段の電源を断
とするステップとを有することを特徴とする。
【0026】また、上記本発明において、受信信号をも
とにRSSIを測定するステップと、予め記憶された所
定のRSSIしきい値と前記測定されたRSSI測定値
とを比較するステップとを更に有し、前記所定の規定値
を満足しているか否かを判定するステップとこのステッ
プ以降のステップとは、前記RSSIの比較結果が、前
記RSSI測定値の方が前記RSSIしきい値よりも小
く、かつ基準周波数に前記基準周波数発生手段の出力信
号が使われている場合と、前記RSSI測定値の方が前
記RSSIしきい値よりも大きく、かつ基準周波数に高
精度基準周波数発生手段の出力信号が使われている場合
とのみ行われることが更に好ましい。
【0027】また、上記本発明において、受信信号の受
信品質を測定するステップと、予め記憶された受信品質
と前記測定された受信品質とを比較するステップとを更
に有し、前記所定の規定値を満足しているか否かを判定
するステップとこのステップ以降のステップとは、前記
受信品質の比較結果が、前記測定された受信品質が前記
予め記憶されている受信品質よりも悪く、かつ基準周波
数に前記基準周波数発生手段の出力信号が使われている
場合と、前記測定された受信品質が前記予め記憶されて
いる受信品質よりも良く、かつ基準周波数に高精度基準
周波数発生手段の出力信号が使われている場合とのみ行
われることが更に好ましい。
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】まず、第一の実施の形態について説明す
る。
【0029】図1は第一の実施の形態を示すブロック構
成図である。図1において、本実施形態の携帯電話装置
は、共用部1と、受信部2と、局部発信号発生部3と、
送信部4と、復調部5と、セレクタ6と、AFC部7
と、基準周波数発生部10と、変調部11と、制御部1
2と、高精度基準周波数発生部13と、周波数カウンタ
14と、判定部15と、表示部16と、操作部17と、
送受器18とから構成されている。また、AFC部7
は、周波数カウンタ8と、制御データ決定部9とを有す
る。
【0030】図示していない基地局から送信され、アン
テナを介して共用部1にて受信された無線チャネル上の
搬送波周波数の信号は、受信部2に渡され局発信号と混
合されて中間周波数信号に置き換えられ、さらに復調部
5及びAFC部7に供給される。受信部2より供給され
た中間周波数信号は、復調部5にて音声信号として復調
され制御部12を通り送受器18より音声情報が出力さ
れる。
【0031】一方、送受器18に入力された音声情報
は、制御部12を通って変調部11にて変調され、送信
部4にて無線チャネル上の搬送波周波数の信号に変換、
増幅された後、共用部1に供給され図示していない基地
局へ送信される。さらに、通話を行うための便宜を提供
する、、表示部16と操作部17とが、制御部12に接
続されている。
【0032】基準周波数発生部10は、入力制御電圧に
応じて出力信号の周波数精度を適宜変更可能な電子部品
である。具体的には、VC−TCXO(電圧制御型温度
補償水晶発振器)等である。
【0033】AFC部7の周波数カウンタ8は、受信部
2を介して中間周波数にダウンコンバートされた受信信
号と基準周波数発生部10の出力信号を分周した信号と
を比較し、その誤差を出力する。
【0034】制御データ決定部9は、周波数カウンタ8
で計測した値をもとに基準周波数発生部10の制御電圧
を決定する。
【0035】高精度基準周波数発生部13は、温度変化
に対して基準周波数発生部10よりきわめて高精度で、
その出力周波数精度が規定値(携帯電話の送受信可能と
なる範囲内の周波数精度)範囲内でしか変動しない電子
部品である。具体的には、OCXO(恒温槍付水晶発振
器)等である。
【0036】周波数カウンタ14は、基準周波数発生部
10の出力を高精度基準周波数発生部13の出力と比較
することにより、基準周波数発生部10の出力の誤差を
比較する。
【0037】判定部15は、周波数カウンタ14の出力
をもとにして、基準周波数発生部10の周波数精度が規
定値範囲内に入っているか否か判定する。
【0038】セレクタ6は、制御部12に従い、入力さ
れる基準周波数発生部10の出力信号か、または高精度
基準周波数発生部13の出力信号のいずれかの出力信号
を選択するデータセレクタである。
【0039】局発信号発生部3は、セレクタ6から出力
された基準周波数をもとに局発信号を生成し、受信部2
と送信部4とに出力する。
【0040】続いて、本実施の形態における、基準周波
数発生部10の出力信号と高精度基準周波数発生部13
の出力信号との切り替えの構成について更に詳細に説明
する。
【0041】基地局の搬送波周波数の周波数偏差に携帯
電話装置の基準周波数を一致させるためのAFC動作完
了後、制御部12は基準周波数発生部10の出力と高精
度基準周波数発生部13の出力信号とを周波数カウンタ
14で比較するように設定する。高精度基準周波数発生
部13は、温度変化に対して基準周波数発生部10より
きわめて高精度で、その出力周波数精度は規定値(携帯
電話の送受信可能となる範囲内の周波数精度)範囲内で
しか変動しないので、高精度基準周波数発生部13の出
力信号を基準に基準周波数発生部10の出力信号の誤差
を計測する。そして、その周波数誤差が規定値以内に入
っているか否か判定部15で判定させる。
【0042】仮に判定部15の判定結果から基準周波数
発生部10の出力信号の周波数精度が規定値を満足して
いる場合、制御部12はセレクタ6の出力を基準周波数
発生部10の出力とするよう制御する。つまり、基準周
波数を基準周波数発生部10の出力信号とするように制
御する。一方、判定部15の判定結果から基準周波数発
生部10の出力信号の周波数精度が規定値を満足してい
ない場合、制御部12はセレクタ6の出力を高精度基準
周波数発生部13の出力とするよう制御する。つまり、
基準周波数を高精度基準周波数発生部13の出力信号と
するように制御する。
【0043】次に、本実施の形態の制御動作について、
図2及び図3の制御フローチャートを用いて説明する。
【0044】まず図2について説明する。図2は、基準
周波数に基準周波数発生部10の出力信号を使っていた
場合のフローチャートである。
【0045】まず、セレクタ6の出力には基準周波数発
生部10の信号が出力されているものとする(ステップ
100)。
【0046】制御部12は、基地局側から受信した信号
をもとにした中間周波数信号と基準周波数発生部10の
出力信号とを比較し、その偏差データから制御データ決
定部9の出力の信号により基準周波数発生部10の周波
数偏差が基地局の搬送波周波数の周波数偏差になるよう
にAFC動作完了する(通常基地局の送信する信号のも
とになる基準周波数はきわめて安定度の高い基準周波数
発生器から出力されるので、携帯電話装置の基準周波数
発生部10出力信号の周波数精度が設定規定値以内に入
るように行う)(ステップ101)。
【0047】続いて、基準周波数発生部10の出力信号
と高精度基準周波数発生部13の出力信号とを比較する
(ステップ102)。比較結果を判定部15にて判定す
る(ステップ103)。判定の結果、基準周波数発生部
10の出力信号周波数精度が規定値を満足している場
合、基準周波数に基準周波数発生部10出力を選ぶよう
にする、つまりセレクタ6は現設定のままの制御を行う
(ステップ104)。一方、基準周波数発生部10の出
力信号周波数精度が規定値を満足していない場合、基準
周波数に高精度基準周波数発生部13出力を選ぶように
設定し、つまりセレクタ6の出力には高精度基準周波数
発生部13信号が出力されるように制御する(ステップ
105)。
【0048】次に、図3について説明する。図3は、基
準周波数に高精度基準周波数発生部13の出力信号が使
用している場合のフローチャートである。
【0049】まず、セレクタ6の出力には高精度基準周
波数発生部13の信号が出力されている(ステップ20
0)。
【0050】制御部12は、基準周波数発生部10の出
力信号によりAFC動作を開始してAFC動作完了後
(ステップ201)、周波数カウンタ14により、基準
周波数発生部10の出力信号と高精度基準周波数発生部
13の出力信号とを比較する(ステップ202)。
【0051】その比較結果から判定部15により基準周
波数発生部10の周波数精度が規定値を満足しているか
判定する(ステップ203)。判定の結果、基準周波数
発生部10出力信号の周波数精度が規定値を満足してい
る場合、基準周波数に基準周波数発生部10の出力信号
が使われるようにする、つまり、セレクタ6の出力に基
準周波数発生部10の出力信号が出力するように制御す
る(ステップ204)。一方、基準周波数発生部10出
力信号の周波数精度が規定値を満足していない場合、基
準周波数に高精度基準周波数発生部13の出力信号が使
われるようにする、つまりセレクタ6の設定を現設定の
ままになるように制御する(ステップ205)。
【0052】このような制御を行うことで、携帯電話装
置内部の基準周波数は常に規定の周波数精度を保つの
で、携帯電話装置は常に良好な通信状態を保つことがで
き、また長時間通話等による熱の影響があっても送受信
特性を良好に保つことができる。
【0053】尚、本実施例において、基準周波数発生部
10出力信号の周波数精度の検出として、高精度基準周
波数発生部13の出力信号を基準に基準周波数発生部1
0の出力信号の誤差を計測したが、予め規定値を満足す
る範囲のカウント値を定めておき、そのカウント値と基
準周波数発生部10の出力信号のカウント値とを比較す
るように構成しても良い。
【0054】第二の実施の形態について説明する。
【0055】図4は第二の実施の形態における主要部の
ブロック図である。尚、第一の実施の形態と同様なもの
については、同じ図番を付して説明を省略する。
【0056】第二の実施の形態では、上述した第一の実
施の形態に加え、基準周波数発生部10及び高精度基準
周波数発生部13の電源をON,OFFする電子スイッ
チを設けたことを特徴とする。その電子スイッチは、ス
イッチ素子20及び21からなり、それぞれ制御部12
に従い、基準周波数発生部10と高精度基準周波数発生
部13とをON,OFFするトランジスタスイッチ等で
ある。
【0057】これらのスイッチ素子は、図5及び図6に
示される如く、高精度基準周波数発生部13が、その出
力信号を基準周波数発生部10の出力信号と比較する場
合(基準周波数発生部10の周波数精度が規定値を満足
しているか判定する)と、出力信号を基準周波数として
使用する場合以外は、消費電流節減のため電源OFFと
なるように制御される。また、基準周波数発生部10
は、高精度基準周波数発生部13の出力信号が基準周波
数として使用されている時にはAFC動作時以外は電源
OFFとして制御される。これらの動作により、消費電
流を節減する。
【0058】上述の動作を図7及び図8の制御フローチ
ャートを用いて説明する。
【0059】まず、図7について説明する。図7は、基
準周波数として基準周波数発生部10の出力信号が使わ
れている場合のフローチャートである。
【0060】まず、セレクタ6の出力には基準周波数発
生部10の信号が出力されているものとする(ステップ
300)。
【0061】制御部12は、基地局側から受信した信号
をもとにした中間周波数信号と基準周波数発生部10の
出力信号とを比較し、その偏差データから制御データ決
定部9の出力の信号により基準周波数発生部10の周波
数偏差が基地局の搬送波周波数の周波数偏差になるよう
にAFC動作完了する(通常基地局の送信する信号のも
とになる基準周波数はきわめて安定度の高い基準周波数
発生器から出力されるので、携帯電話装置の基準周波数
発生部10出力信号の周波数精度が設定規定値以内に入
るように行う)(ステップ301)。
【0062】続いて、高精度基準周波数発生部13の電
源をONにし(ステップ302)、基準周波数発生部1
0の出力信号と高精度基準周波数発生部13の出力信号
とを比較する(ステップ303)。そして、比較結果を
判定部15にて判定する(ステップ304)。
【0063】判定の結果、基準周波数発生部10の出力
信号周波数精度が規定値を満足している場合、高精度基
準周波数発生部13の電源をOFFにし(ステップ30
5)、基準周波数に基準周波数発生部10出力を選ぶよ
うにする、つまりセレクタ6は現設定のままの制御を行
う(ステップ306)。一方、基準周波数発生部10の
出力信号周波数精度が規定値を満足していない場合、基
準周波数に高精度基準周波数発生部13出力を選ぶよう
に設定し、つまりセレクタ6の出力には高精度基準周波
数発生部13信号が出力されるように制御する(ステッ
プ307)。そして、基準周波数発生部10の電源をO
FFにする(ステップ308)。
【0064】次に、図8について説明する。図8は、基
準周波数として高精度基準周波数発生部13の出力信号
が使われている場合のフローチャートである。
【0065】まず、セレクタ6の出力には高精度基準周
波数発生部13の信号が出力されている(ステップ40
0)。
【0066】制御部12は、基準周波数発生部10の電
源をONにし(ステップ401)、基準周波数発生部1
0の出力信号によりAFC動作を開始してAFC動作完
了させる(ステップ402)。そして、基準周波数発生
部10の出力信号と高精度基準周波数発生部13の出力
信号とを比較する(ステップ403)。その比較結果か
ら判定部15により基準周波数発生部10の周波数精度
が規定値を満足しているか判定する(ステップ40
4)。
【0067】判定の結果、基準周波数発生部10出力信
号の周波数精度が規定値を満足している場合、基準周波
数に基準周波数発生部10の出力信号が使われるように
する、つまり、セレクタ6の出力に基準周波数発生部1
0の出力信号が出力するように制御する(ステップ40
5)。そして、高精度基準周波数発生部13の電源をO
FFにする(ステップ406)。一方、基準周波数発生
部10出力信号の周波数精度が規定値を満足していない
場合、基準周波数に高精度基準周波数発生部13の出力
信号が使われるようにする、つまりセレクタ6の設定を
現設定のままになるように制御する(ステップ40
7)。そして、基準周波数発生部10の電源をOFFに
する(ステップ408)。
【0068】このよな構成にすることにより、消費電力
の節減を図ることが出来る。
【0069】第三の実施の形態について説明する。
【0070】図9は第三の実施の形態の主要部を示すブ
ロック図である。尚、第一の実施の形態及び第二の実施
の形態と同様なものについては、同じ図番を付して説明
を省略する。
【0071】第三の実施形態は、上述した第一の実施の
形態及び第二の実施の形態に加えて、復調部5にRSS
I測定部30を設け、AFC動作後に必ず基準周波数発
生部10の出力信号と高精度基準周波数発生部13の出
力信号とを比較する動作を行わず、RSSI値の変化に
より基準周波数発生部10の出力信号と高精度基準周波
数発生部13の出力信号とを比較する動作を行い、電力
消費を更に少なくできることを特徴とする。
【0072】RSSI測定部30は、受信信号をもとに
RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信
信号強度信号)を測定するブロックである。
【0073】記憶部31はRSSI測定部30から読み
出したRSSI値を記憶し、基準周波数発生部10の出
力信号と高精度基準周波数発生回路13の出力信号とを
比較するか決定するためのRSSIしきい値が記憶され
ている回路である。
【0074】一般的に携帯電話装置の基準周波数の周波
数がずれると、言い換えると接続先の基地局搬送波周波
数に合致しなくなると、携帯電話装置のRSSI値はア
ンテナで受信する受信電力が大きくならない限り小さく
なり劣化するはずである。
【0075】そこで、AFC動作後のRSSI値を記憶
部31で記憶しておき、測定したRSSI値が記憶部3
1で記憶しているRSSIしきい値より小さく、かつ基
準周波数に基準周波数発生部10の出力信号が使われて
いるとき、基準周波数発生部10の出力信号と高精度基
準周波数発生部13の出力信号を比較して、基準周波数
の周波数精度が規定値を満足していないとき、高精度基
準周波数発生部13の出力信号を基準周波数にするよう
制御する。
【0076】一方、AFC動作後、測定したRSSI値
が記憶部31に記憶されているRSSIしきい値より大
きく、かつ基準周波数に高精度基準周波数発生部13の
出力信号が使われているとき、基準周波数発生部10の
出力信号と高精度基準周波数発生部13の出力信号とを
比較して、基準周波数の周波数精度が規定値を満足して
いるとき、基準周波数発生部10出力信号を基準周波数
にするよう制御する。
【0077】次に、これらの動作を図10及び図11の
制御フローチャートを用いて説明する。
【0078】まず、図10について説明する。図10
は、基準周波数として基準周波数発生部10の出力信号
が使われている場合のフローチャートである。
【0079】セレクタ6の出力には基準周波数発生部1
0の信号が出力されている(ステップ500)。
【0080】制御部12は、AFC動作完了後(ステッ
プ501)、RSSI測定部20にて算出したRSSI
値と記憶部21で設定されているRSSIしきい値とを
比較する(ステップ502)。
【0081】比較の結果、算出されたRSSI値がRS
SIしきい値より高ければ現設定を維持し終了する。一
方、RSSI値がRSSIしきい値より低ければ高精度
基準周波数発生部13の電源をONにする(ステップ5
03)。
【0082】続いて、基準周波数発生部10の出力信号
と高精度基準周波数発生部13の出力信号とを比較する
(ステップ504)。そして、比較結果を判定部15に
て判定する(ステップ505)。
【0083】判定の結果、基準周波数発生部10の出力
信号周波数精度が規定値を満足している場合、高精度基
準周波数発生部13の電源をOFFにし(ステップ50
6)、基準周波数に基準周波数発生部10出力を選ぶよ
うにする、つまりセレクタ6は現設定のままの制御を行
う(ステップ507)。一方、基準周波数発生部10の
出力信号周波数精度が規定値を満足していない場合、基
準周波数に高精度基準周波数発生部13出力を選ぶよう
に設定し、つまりセレクタ6の出力には高精度基準周波
数発生部13信号が出力されるように制御する(ステッ
プ508)。そして、基準周波数発生部10の電源をO
FFにする(ステップ509)。
【0084】次に、図11について説明する。図11
は、基準周波数として高精度基準周波数発生部13の出
力信号が使われている場合のフローチャートである。
【0085】まず、セレクタ6の出力には高精度基準周
波数発生部13の信号が出力されている(ステップ60
0)。
【0086】制御部12は、基準周波数発生部10の電
源ONにして基準周波数発生部10の出力信号によりA
FC動作を開始し(ステップ601)、AFC動作完了
させる(ステップ602)。
【0087】続いて、RSSI測定部20にて算出した
RSSI値と記憶部21で設定されたRSSIしきい値
とを比較し(ステップ603)、RSSI値がRSSI
しきい値より低ければ現設定のを維持し、基準周波数発
生部10の電源をOFFにする(ステップ610)。
【0088】一方、RSSI値がRSSIしきい値より
高ければ、基準周波数発生部10の出力信号と高精度基
準周波数発生部13の出力信号とを比較する(ステップ
604)。そして、その比較結果を判定部15により、
基準周波数発生部10の周波数精度が規定値を満足して
いるか判定する(ステップ605)。
【0089】判定の結果、基準周波数発生部10出力信
号の周波数精度が規定値を満足している場合、基準周波
数に基準周波数発生部10の出力信号が使われるように
する。つまり、セレクタ6の出力に基準周波数発生部1
0の出力信号が出力するように制御する(ステップ60
6)。そして、高精度基準周波数発生部13の電源をO
FFにする(ステップ607)。一方、基準周波数発生
部10出力信号の周波数精度が規定値を満足していない
場合、基準周波数発生部10の電源をOFFにする(ス
テップ608)。そして、基準周波数に高精度基準周波
数発生部13の出力信号が使われるようにする。つまり
セレクタ6の設定を現設定のままになるように制御する
(ステップ609)。
【0090】このように動作することにより、更なる電
力消費の削減を図ることが出来る尚、本実施の形態で
は、基準周波数発生部10の出力信号と高精度基準周波
数発生部13の出力信号とを比較する動作の開始条件の
比較値として、RSSI値を用いたが、受信信号の受信
品質値(ビットエラーレート等)の測定ブロックから測
定される受信品質値を用いて上記と同様な制御を行う事
もできる。この場合、復調部5で推定した受信データ誤
り率情報等を制御部12に供給し、判定させれば良い。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、常に受信状態を良好に
保てるという効果を奏する。その理由は、基準周波数発
生部10の出力信号の周波数精度を高精度基準周波数発
生部13の出力信号を用いて調べることにより、AFC
動作を失敗した基準周波数の周波数精度が規定値以内に
入っていない場合に基準周波数に高精度基準周波数を使
用するよう制御することで、基準周波数の周波数精度が
常に安定に保たれ、受信状態が良好に保てるからであ
る。
【0092】また、本発明によれば、熱による受信状態
の劣化を防ぎ、長時間の通話が可能となるという効果を
奏する。その理由は、熱により基準周波数発生部10の
出力信号の周波数精度が制御できなくなったとしても、
基準周波数に高精度基準周波数を使用するように制御す
ることで、基準周波数の周波数精度が常に安定に保たれ
るためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第一の実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図2は基準周波数に基準周波数発生部10の出
力信号を使っていた場合の動作フローチャートである。
【図3】図3は基準周波数に高精度基準周波数発生部1
3の出力信号が使用している場合の動作フローチャート
である。
【図4】図4は第二の実施の形態における主要部のブロ
ック図である。
【図5】図5はスイッチ素子の制御動作を説明するため
の図である。
【図6】図6はスイッチ素子の制御動作を説明するため
の図である。
【図7】図7は基準周波数として基準周波数発生部10
の出力信号が使われている場合の動作フローチャートで
ある。
【図8】図8は基準周波数として高精度基準周波数発生
部13の出力信号が使われている場合の動作フローチャ
ートである。
【図9】図9は第三の実施の形態の主要部を示すブロッ
ク図である。
【図10】図10は基準周波数として基準周波数発生部
10の出力信号が使われている場合の動作フローチャー
トである。
【図11】図11は基準周波数として高精度基準周波数
発生部13の出力信号が使われている場合の動作フロー
チャートである。
【図12】図12は従来の技術を説明する為の図であ
る。
【符号の説明】
1 共用部 2 受信部 3 局部発信号発生部 4 送信部 5 復調部 6 セレクタ 7 AFC部 8 周波数カウンタ 9 制御データ決定部 10 基準周波数発生部 11 変調部 12 制御部 13 高精度基準周波数発生部 14 周波数カウンタ 15 判定部 16 表示部 17 操作部 18 送受器 20 スイッチ素子 21 スイッチ素子 30 RSSI測定部 31 記憶部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話装置であって、 基地局との通信のための出力周波数を電圧制御信号によ
    り変更可能な基準周波数発生手段と、 常に周波数精度が規定値を満足する高精度基準周波数発
    生手段と、 前記基準周波数発生部の出力信号の周波数精度が所定の
    規定値を満足しているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果が前記規定値を満足している場
    合には、前記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、
    前記判定手段の判定結果が前記規定値を満足していない
    場合には、前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を
    選択する選択手段とを有することを特徴とする携帯電話
    装置。
  2. 【請求項2】 前記判定に用いられる前記基準周波数発
    生手段の出力信号が、前記基準周波数発生手段のAFC
    動作後の出力信号であることを特徴とする請求項1に記
    載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記高精度基準周波数発生手段の出力信
    号を基準周波数として使用する時以外には、前記高精度
    基準周波数発生手段の電源を断とし、 前記高精度基準周波数発生手段の出力信号が基準周波数
    として使用されている場合において、判定に用いられる
    出力信号生成時以外の前記基準周波数発生手段の電源を
    断とする電源制御手段を更に有することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載の携帯電話装置。
  4. 【請求項4】 携帯電話装置であって、 基地局との通信のための出力周波数を電圧制御信号によ
    り変更可能な基準周波数発生手段と、 常に周波数精度が所定の規定値を満足する高精度基準周
    波数発生手段と、 前記基準周波数発生手段のAFC動作後の出力信号と前
    記高精度基準周波数発生手段の出力信号とを比較する比
    較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づいて、前記基準周波数発
    生手段のAFC動作後の出力信号の周波数精度が所定の
    規定値を満足しているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果が前記規定値を満足している場
    合には、前記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、
    前記判定手段の判定結果が前記規定値を満足していない
    場合には、前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を
    選択する選択手段と、 前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を基準周波数
    として使用する場合、及び前記比較時に前記高精度基準
    周波数発生手段の出力信号を使用する場合以外には前記
    高精度基準周波数発生手段の電源を断とし、前記高精度
    基準周波数発生手段の出力信号が基準周波数として使用
    されている場合においてAFC動作時以外は前記基準周
    波数発生手段の電源を断とする電源制御手段とを有する
    ことを特徴とする携帯電話装置。
  5. 【請求項5】 受信信号をもとにRSSIを測定するR
    SSI測定手段と、 予め所定のRSSIしきい値を記憶し、前記RSSIし
    きい値と前記RSSI測定手段で測定されたRSSI測
    定値とを比較するRSSI比較手段とを更に有し、 前記判定手段は、前記RSSI比較手段の比較結果が、
    前記RSSI測定値の方が前記RSSIしきい値よりも
    小く、かつ基準周波数に前記基準周波数発生手段の出力
    信号が使われている場合と、前記RSSI測定値の方が
    前記RSSIしきい値よりも大きく、かつ基準周波数に
    高精度基準周波数発生手段の出力信号が使われている場
    合とに判定を行うように構成されていることを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれかに記載の携帯電話装
    置。
  6. 【請求項6】 受信信号の受信品質を測定する測定手段
    と、 予め所定の受信品質を記憶し、前記受信品質と前記測定
    手段で測定された受信品質とを比較する受信品質比較手
    段とを更に有し、 前記判定手段は、前記受信品質比較手段の比較結果が、
    前記測定手段で測定された受信品質が前記予め記憶され
    ている受信品質よりも悪く、かつ基準周波数に前記基準
    周波数発生手段の出力信号が使われている場合と、前記
    測定手段で測定された受信品質が前記予め記憶されてい
    る受信品質よりも良く、かつ基準周波数に高精度基準周
    波数発生手段の出力信号が使われている場合とに判定を
    行うように構成されていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれかに記載の携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 携帯電話装置における基準周波数の安定
    供給方法であって、 基地局との通信のための出力周波数を電圧制御信号によ
    り変更可能な基準周波数発生手段と、常に周波数精度が
    規定値を満足する高精度基準周波数発生手段とを設ける
    ステップと、 前記基準周波数発生部の出力信号の周波数精度が所定の
    規定値を満足しているか否かを判定するステップと、 前記判定結果が前記規定値を満足している場合には、前
    記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、前記判定手
    段の判定結果が前記規定値を満足していない場合には、
    前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を選択するス
    テップとを有することを特徴とする基準周波数の安定供
    給方法。
  8. 【請求項8】 前記判定に用いられる前記基準周波数発
    生手段の出力信号が、前記基準周波数発生手段のAFC
    動作後の出力信号であることを特徴とする請求項7に記
    載の基準周波数の安定供給方法。
  9. 【請求項9】 前記高精度基準周波数発生手段の出力信
    号を基準周波数として使用する時以外には、前記高精度
    基準周波数発生手段の電源を断とするステップと、 前記高精度基準周波数発生手段の出力信号が基準周波数
    として使用されている場合において、判定に用いられる
    出力信号生成時以外の前記基準周波数発生手段の電源を
    断とするステップとを有することを特徴とする請求項7
    又は請求項8に記載の基準周波数の安定供給方法。
  10. 【請求項10】 携帯電話装置における基準周波数の安
    定供給方法であって、 基地局との通信のための出力周波数を電圧制御信号によ
    り変更可能な基準周波数発生手段と、常に周波数精度が
    規定値を満足する高精度基準周波数発生手段とを設ける
    ステップと、 前記基準周波数発生手段のAFC動作後の出力信号と前
    記高精度基準周波数発生手段の出力信号とを比較するス
    テップと、 前記比較結果に基づいて、前記基準周波数発生手段のA
    FC動作後の出力信号の周波数精度が所定の規定値を満
    足しているか否かを判定するステップと、 前記判定結果が前記規定値を満足している場合には、前
    記基準周波数発生手段の出力信号を選択し、前記判定手
    段の判定結果が前記規定値を満足していない場合には、
    前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を選択するス
    テップと、 前記高精度基準周波数発生手段の出力信号を基準周波数
    として使用する場合、及び前記比較時に前記高精度基準
    周波数発生手段の出力信号を使用する場合以外には前記
    高精度基準周波数発生手段の電源を断とするステップ
    と、 前記高精度基準周波数発生手段の出力信号が基準周波数
    として使用されている場合においてAFC動作時以外は
    前記基準周波数発生手段の電源を断とするステップとを
    有することを特徴とする基準周波数の安定供給方法。
  11. 【請求項11】 受信信号をもとにRSSIを測定する
    ステップと、 予め記憶された所定のRSSIしきい値と前記測定され
    たRSSI測定値とを比較するステップとを更に有し、 前記所定の規定値を満足しているか否かを判定するステ
    ップとこのステップ以降のステップとは、前記RSSI
    の比較結果が、前記RSSI測定値の方が前記RSSI
    しきい値よりも小く、かつ基準周波数に前記基準周波数
    発生手段の出力信号が使われている場合と、前記RSS
    I測定値の方が前記RSSIしきい値よりも大きく、か
    つ基準周波数に高精度基準周波数発生手段の出力信号が
    使われている場合とのみ行われることを特徴とする請求
    項7から請求項10のいずれかに記載の基準周波数の安
    定供給方法。
  12. 【請求項12】 受信信号の受信品質を測定するステッ
    プと、 予め記憶された受信品質と前記測定された受信品質とを
    比較するステップとを更に有し、 前記所定の規定値を満足しているか否かを判定するステ
    ップとこのステップ以降のステップとは、前記受信品質
    の比較結果が、前記測定された受信品質が前記予め記憶
    されている受信品質よりも悪く、かつ基準周波数に前記
    基準周波数発生手段の出力信号が使われている場合と、
    前記測定された受信品質が前記予め記憶されている受信
    品質よりも良く、かつ基準周波数に高精度基準周波数発
    生手段の出力信号が使われている場合とのみ行われるこ
    とを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記
    載の基準周波数の安定供給方法。
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