JP2001203398A - ペルチェ素子搭載用基板およびペルチェ素子搭載基板の製造方法 - Google Patents

ペルチェ素子搭載用基板およびペルチェ素子搭載基板の製造方法

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JP2001203398A
JP2001203398A JP2000009779A JP2000009779A JP2001203398A JP 2001203398 A JP2001203398 A JP 2001203398A JP 2000009779 A JP2000009779 A JP 2000009779A JP 2000009779 A JP2000009779 A JP 2000009779A JP 2001203398 A JP2001203398 A JP 2001203398A
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JP
Japan
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peltier element
heat sink
ceramic
mounting substrate
peltier
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JP2000009779A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Kosakata
明義 小阪田
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
Original Assignee
Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械的強度が高く、かつ高放熱特性を有する
ペルチェ素子搭載基板を提供する。 【解決手段】 金属などにより構成されるヒートシンク
107a,107b上の複数箇所に、両面がメタライズ
されたセラミック105a〜105lが銀ろう103a
〜103lにより接続される。そして、セラミック10
5a〜105lにペルチェ素子101a〜101kが配
置されることで、ペルチェ素子101a〜101kが直
列に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はペルチェ素子搭載
用基板およびペルチェ素子搭載基板の製造方法に関し、
特に機械的強度が高く、高放熱特性を有するペルチェ素
子搭載用基板およびペルチェ素子搭載基板の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ペルチェ素子を利用した冷却装置におい
ては、ペルチェ素子を絶縁するためのセラミック材が使
用される。ここで使用されるセラミックについては、冷
却装置の性能(熱効率)を向上させるため、高放熱、薄
型化が要求される。
【0003】図2は、ペルチェ素子が複数搭載された基
板の断面図である。図を参照して、セラミック基板20
3bの上の所定位置にメタル電極211g〜211lが
複数配置されており、メタル電極211g〜211lの
上にペルチェ素子201a〜201kの一方の側が接続
されている。ペルチェ素子201a〜201kの他方の
側にメタル電極211a〜211fが接続されている。
メタル電極211a〜211fはセラミック基板203
aに配置されている。
【0004】メタル電極211fに外部電極209が接
続されている。メタル電極211a〜211lにより、
ペルチェ素子201a〜201kが直列に接続されるこ
とになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図2のような構造を採
用した場合において、高放熱特性を得ようとすると、セ
ラミック基板203a,203bを薄くする必要があ
る。しかしながら、セラミック基板203a,203b
を薄くすると、ペルチェ素子搭載基板の機械的強度が弱
くなるという問題が生じる。
【0006】また、セラミック材料として高い放熱特性
を有するものを用いると、コストが高くなるという問題
がある。
【0007】そこで、図3に示されるように、図2のセ
ラミック基板203bにヒートシンク207を接合する
構造が考えられるが、この場合セラミック203bとヒ
ートシンク207との間が剥がれやすいという問題があ
る。
【0008】また、セラミック基板とヒートシンクとの
間の熱膨張の差によりそりが生じる可能性がある。さら
に接合面積が広いため、接合されない部分(ボイド)が
生じるおそれもある。
【0009】そこでこの発明は、機械的強度が高く、か
つ高放熱特性を有するペルチェ素子搭載用基板およびペ
ルチェ素子搭載基板の製造方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明のある局面に従うと、ペルチェ素子搭載用基板
は、ヒートシンクと、ヒートシンク上に複数個配置され
たセラミックとを備え、複数個配置されたセラミックの
各々にペルチェ素子が配置されることを特徴としてい
る。
【0011】この発明によると、ヒートシンク上に複数
個セラミックが配置され、セラミックの各々にペルチェ
素子が配置されることにより、機械的強度が高く、かつ
高放熱特性を有するペルチェ素子搭載用基板を提供する
ことが可能となる。
【0012】好ましくは、セラミックのヒートシンクに
向かう側はメタライズされており、セラミックは、ろう
材によりヒートシンクに接合される。
【0013】このようにろう材によりセラミックとヒー
トシンクとを接合することで、より高放熱特性を有する
ペルチェ素子搭載用基板を提供することが可能となる。
【0014】好ましくは、ろう材は銀ろうであることが
好ましい。銀ろうを用いると、高放熱特性を有するペル
チェ素子搭載用基板を製造することができるからであ
る。
【0015】好ましくは、セラミックのペルチェ素子に
向かう側はメタライズされており、ペルチェ素子の配線
に用いられる。
【0016】このように、セラミックのペルチェ素子に
向かう側をメタライズさせ、ペルチェ素子の配線に用い
ることで、より構造の簡単なペルチェ素子搭載用基板を
提供することが可能となる。
【0017】この発明の他の局面に従うと、ペルチェ素
子搭載基板の製造方法は、ヒートシンク上の複数箇所に
セラミックを配置する工程と、複数箇所に配置されたセ
ラミックのそれぞれにペルチェ素子を配置する工程とを
備える。
【0018】この発明によると、ヒートシンク上の複数
箇所にセラミックが配置され、複数箇所に配置されたセ
ラミックのそれぞれにペルチェ素子が配置されるため、
機械的強度が高くかつ高放熱特性を有するペルチェ素子
搭載基板を製造することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の1
つにおけるペルチェ素子搭載基板の断面図である。図を
参照して、ペルチェ素子搭載基板は、ヒートシンク10
7a,107bと、両面がメタライズされたセラミック
105a〜105lと、セラミック105a〜105l
に接続される複数のペルチェ素子101a〜101kと
から構成される。
【0020】セラミック105a〜105lは、銀(A
g)ろう材103a〜103lによりヒートシンク10
7a,107bに接続される。
【0021】また、セラミック105fのメタライズさ
れている面に外部電極109が接続されている。セラミ
ック105a〜105lのメタライズされた一方の面
は、銀ろう材103a〜103lによりヒートシンク1
07a,107bに接続されるために用いられており、
メタライズされたもう一方の面はペルチェ素子101a
〜101kの配線に用いられている。
【0022】以上のように、本実施の形態においてはペ
ルチェ素子搭載基板がヒートシンクを備えており、ヒー
トシンクの上にセラミックが複数個配置されている。そ
して、セラミックの各々の上にペルチェ素子が配置され
ている。
【0023】このように、ヒートシンクが用いられるた
め、高放熱特性を有するペルチェ素子搭載基板を提供す
ることが可能となっている。また、絶縁確保のためにセ
ラミックが使用されているが、セラミックを使用するの
はペルチェ素子を搭載する部分のみであるため、セラミ
ックの使用量を最小限にすることができる。
【0024】また、セラミックのヒートシンクに向かう
側およびペルチェ素子に向かう側がメタライズされてい
る。これにより、ヒートシンクに向かう側においては銀
ろうなどのろう材を用いることにより、ヒートシンクと
セラミックとを接合することができる。なお、ろう材と
して他の材料を用いてもよいが、銀ろうを用いると特に
放熱効果が高くなる。
【0025】また、セラミックのペルチェ素子に向かう
側がペルチェ素子の配線に用いられているため、ペルチ
ェ素子搭載基板の構造を簡単にすることができる。
【0026】なお、金属スプレーや真空蒸着などにより
メタライズを行なってもよいし、めっきを行なってもよ
い。また、メタライズ層の形成にはタングステン
(W)、モリブデン(Mo)などの金属を用いることが
望ましい。
【0027】なお、ヒートシンクを構成する材料とし
て、Cu、Al、Mo、W、Cu/Mo、Cu/Wなど
の金属を用いてもよいし、Cu−SiC(銅炭化シリコ
ン)などの金属セラミック複合体を用いてもよい。
【0028】また、セラミック材として、アルミナ、窒
化アルミニウム、窒化珪素などを用いることができる。
【0029】表1は、本実施の形態における効果を説明
するための図である。本実施の形態においてヒートシン
クの材料と、セラミックの材料とを適宜選択し、T
ype1〜4の4種類のペルチェ素子搭載基板を作製し
て、それぞれの熱抵抗を測定した。
【0030】また、対比(Ref.)として、ヒートシ
ンクを用いずに、セラミックの素材をAlNとしたもの
を作製し、その熱抵抗を測定している。なお、この場合
においてAlN基板の厚みは1.0mmであり、AlN
基板上はタングステン(W)によりメタライズされ、そ
の上にニッケル(Ni)めっきが行なわれている。
【0031】また、Type1〜4のそれぞれにおい
て、ヒートシンクの厚みは1.0mm、セラミックの厚
みは0.2mmとしている。
【0032】
【表1】
【0033】表に示されるように、Type1〜4のそ
れぞれのヒートシンクの材料をCu、Cu/Mo、C
u、Cu/Moとし、セラミックの材料を、AlN、A
lN、Al23、Al23としたところ、それぞれの熱
抵抗は、0.56、0.65、0.86、0.94とな
った。なお、対比(Ref.)に用いたペルチェ素子搭
載用基板の熱抵抗が1であるものとする。
【0034】このように、本実施の形態によると、ヒー
トシンク上にペルチェ素子サイズのセラミックを分散し
て搭載した構造を採用することで、熱特性が優れかつ機
械的強度にも優れたペルチェ素子搭載用基板を低コスト
で製造することが可能となった。
【0035】また、セラミックが分散されているので熱
膨張による基板のそりの発生が防がれる。さらに接合面
積も小さくなるためボイドの発生も防止される。
【0036】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の1つにおけるペルチェ
素子搭載基板の断面図である。
【図2】 第1の従来例におけるペルチェ素子搭載基板
の断面図である。
【図3】 第2の従来例におけるペルチェ素子搭載基板
の断面図である。
【符号の説明】
101a〜101k ペルチェ素子、103a〜103
l 銀ろう、105a〜105l セラミック、107
a,107b ヒートシンク、109 外部電極。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシンクと、 前記ヒートシンク上に複数個配置されたセラミックとを
    備え、 前記複数個配置されたセラミックの各々にペルチェ素子
    が配置されることを特徴とする、ペルチェ素子搭載用基
    板。
  2. 【請求項2】 前記セラミックの前記ヒートシンクに向
    かう側はメタライズされており、 前記セラミックは、ろう材により前記ヒートシンクに接
    合される、請求項1に記載のペルチェ素子搭載用基板。
  3. 【請求項3】 前記ろう材は銀ろうである、請求項2に
    記載のペルチェ素子搭載用基板。
  4. 【請求項4】 前記セラミックの前記ペルチェ素子に向
    かう側はメタライズされており、前記ペルチェ素子の配
    線に用いられる、請求項1〜3のいずれかに記載のペル
    チェ素子搭載用基板。
  5. 【請求項5】 ヒートシンク上の複数箇所にセラミック
    を配置する工程と、 前記複数箇所に配置されたセラミックのそれぞれにペル
    チェ素子を配置する工程とを備えた、ペルチェ素子搭載
    基板の製造方法。
JP2000009779A 2000-01-19 2000-01-19 ペルチェ素子搭載用基板およびペルチェ素子搭載基板の製造方法 Withdrawn JP2001203398A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007063168A1 (de) * 2007-12-19 2009-07-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Thermoelektrisches Modul und thermoelektrischer Generator

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007063168A1 (de) * 2007-12-19 2009-07-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Thermoelektrisches Modul und thermoelektrischer Generator

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Effective date: 20070403