JP2001203017A - 電気的接続装置 - Google Patents

電気的接続装置

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JP2001203017A
JP2001203017A JP2000013939A JP2000013939A JP2001203017A JP 2001203017 A JP2001203017 A JP 2001203017A JP 2000013939 A JP2000013939 A JP 2000013939A JP 2000013939 A JP2000013939 A JP 2000013939A JP 2001203017 A JP2001203017 A JP 2001203017A
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holder
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electrical connection
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connection
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JP2000013939A
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Isataka Yoshino
功高 吉野
Yasuhiro Kataoka
安弘 片岡
Hirokazu Nakayoshi
浩和 中吉
Kenji Munekata
憲二 宗方
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板間における電気的な接続をより小さ
いスペースで行うことができるとともに、配線基板同士
を確実に接続して機械的な保持力を維持することができ
る電気的接続装置を提供すること。 【解決手段】 第1配線基板P1と第2配線基板P2を
電気的に接続する電気的接続装置10であり、第1配線
基板P1に固定される第1ホルダー24と、第2配線基
板P2に固定され、第1ホルダー24に対して固定され
る第2ホルダー26とを有するホルダー装置20と、ホ
ルダー装置20により保持されて、第1配線基板P1の
導体パターン部と第2配線基板P2の導体パターン部を
電気的に接続する接続部材30と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1配線基板と第
2配線基板を電気的に接続する電気的接続装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板間の接続には、いわゆ
るボード−ボードコネクタを用いており、フレキシブル
配線基板とプリント配線基板には、フレキシブルコネク
タ等を用いている。このような従来のコネクタを用いる
場合には、プリント配線基板に接続ピン数に合わせたラ
ンドを設けて各接続ピンとランドの半田付けをしなけれ
ばならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このために、プリント
配線基板間の接続あるいはフレキシブル配線基板とプリ
ント配線基板の接続を行う作業性及び量産性を考慮した
場合には、半田付けを確実に行うためにランド間に設け
る最小のピッチが、現状ではたとえば0.4mm以上と
なり大きい。しかも、プリント配線基板あるいはフレキ
シブル配線基板の周辺部分に対して、これらのランドを
いわゆるペリフェラル状(直線状の配列)にするため
に、たとえば80ピン等の多くの接続ピンを用いてプリ
ント配線基板間の接続あるいはフレキシブル配線基板と
プリント配線基板の接続を行う場合においては、ランド
を設ける面積が非常に大きくなってしまうという問題が
ある。
【0004】配線基板上の配線ルールが、半導体のベア
チップをダイレクトに実装するにも関わらず、コネクタ
部分の面積は小さくならず、配線基板の小型化やその配
線基板を有する電子機器の小型化の弊害となっている。
そこで本発明は上記課題を解消するためになされたもの
であり、配線基板間における電気的な接続をより小さい
スペースで行うことができるとともに、配線基板同士を
確実に接続して機械的な保持力を維持することができる
電気的接続装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、第1
配線基板と第2配線基板を電気的に接続する電気的接続
装置であり、前記第1配線基板に固定される第1ホルダ
ーと、前記第2配線基板に固定され、前記第1ホルダー
に対して固定される第2ホルダーとを有するホルダー装
置と、前記ホルダー装置により保持されて、前記第1配
線基板の導体パターン部と前記第2配線基板の導体パタ
ーン部を電気的に接続する接続部材と、を備えることを
特徴とする電気的接続装置である。請求項1では、ホル
ダー装置の第1ホルダーは第1配線基板に固定される。
ホルダー装置の第2ホルダーは第2配線基板に固定され
る。接続部材は、ホルダー装置により保持されて、第1
配線基板の導体パターン部と第2配線基板の導体パター
ン部を電気的に接続するようになっている。これにより
ホルダー装置により保持されている接続部材だけで、第
1配線基板の導体パターン部と第2配線基板の導体パタ
ーン部を電気的に確実に接続することができる。そして
第1配線基板と第2配線基板は、ホルダー装置を用いて
機械的な保持力を維持しながら固定することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記接続部材は、前記第1配線基
板の導体パターン部の電極と前記第2配線基板の導体パ
ターン部の電極を電気的に接続する複数の導電性部分
と、前記導電性部分を間隔をおいて保持する電気絶縁性
の保持部分とを有する。請求項2では、接続部材の複数
の導電性部分が、第1配線基板の導体パターン部の電極
と第2配線基板の導体パターン部の電極を電気的に接続
する。電気絶縁性の保持部分は、これらの導電性部分を
間隔をおいて保持する。これらの導電性部分は第1配線
基板の導体パターン部の電極と第2配線基板の導体パタ
ーン部の電極の配置や大きさにおいて、電気絶縁性の保
持部分に設けることができるので、小さなスペースで、
第1配線基板と第2配線基板間のいわゆる多ピン接続を
実現することができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記第1ホルダーは穴を有し、前
記穴には前記第2ホルダーがはめ込まれて固定される。
請求項3では、第1ホルダーの穴には第2ホルダーがは
め込まれて固定される。これにより、第1ホルダーと第
2ホルダーの機械的な接続を確実に行うことができると
ともに、第1配線基板と第2配線基板の位置決めも確実
に行える。
【0008】請求項4の発明は、請求項3に記載の電気
的接続装置において、前記第1ホルダーは、前記第2ホ
ルダーを着脱自在に固定する固定部材を有する。請求項
4では、第1ホルダーの固定部材は第2ホルダーを着脱
自在に固定するようになっている。これにより第1配線
基板と第2配線基板を必要に応じて分離する場合に簡単
に行うことができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項4に記載の電気
的接続装置において、前記固定部材はバネであり、前記
第2ホルダーは溝を有し、前記バネは前記第2ホルダー
の前記溝にはめ込まれる。請求項5では、固定部材であ
るバネは第2ホルダーの溝にはめ込まれるようになって
いる。
【0010】請求項6の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記第1ホルダーは前記第1配線
基板に対して半田により固定され、前記第2ホルダーは
前記第2配線基板に対して半田により固定される。請求
項6では、第1ホルダーは第1配線基板に対して半田に
より固定されるとともに第2ホルダーも第2配線基板に
対して半田により固定される。これにより第1ホルダー
及び第2ホルダーはそれぞれ第1配線基板と第2配線基
板に対して半田により、他の接続部品を用いずに簡単に
固定することができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項1に記載の電気
的接続装置において、前記第2ホルダーは穴を有してお
り、前記穴には前記接続部材が収容される。請求項7で
は、第2ホルダーの穴には接続部材が収容される。これ
により接続部材はホルダー装置の中に確実に位置決めし
て保持することができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項2に記載の電気
的接続装置において、前記導電性部分の一端部が前記保
持部分の一方の面から突出しており、前記導電性部分の
他端部が前記保持部分の他方の面から突出していて、前
記導電性部分の一端部が前記第1配線基板の導体パター
ン部の電極に接触し、前記導電性部分の他端部が前記第
2配線基板の導体パターン部の電極に接触している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0014】図1と図2は、本発明の電気的接続装置の
好ましい実施の形態を示している。図1では、電気的接
続装置10は、第1配線基板P1と第2配線基板P2を
位置決めしかつ固定している状態を示しており、図2
は、第1配線基板P1と第2配線基板P2が、分離され
た様子を示している。図3は、電気的接続装置10等を
示す分解斜視図である。図1と図2において、第1配線
基板P1と第2配線基板P2は、たとえば通常用いられ
ているプリント配線基板である。第1配線基板P1に
は、複数の電子部品11が搭載されている。第2配線基
板P2には電子部品13が搭載されている。
【0015】図1〜図3において、電気的接続装置10
は、第1配線基板P1と第2配線基板P2を位置決め
し、機械的な保持力を維持し、かつ電気的に接続する機
能を有している。電気的接続装置10は、図2に示すよ
うにホルダー装置20、接続部材30を有している。ホ
ルダー装置20は、図2と図3に示すように、第1ホル
ダー24と第2ホルダー26を有している。接続部材3
0はホルダー装置20の中に収容されて、第1配線基板
P1の導体パターン部40のエリア状の接続ランド領域
50と、第2配線基板P2の導体パターン部44のエリ
ア状の接続ランド領域60を電気的に接続する機能を有
している。
【0016】第1配線基板P1の例は図4に示してお
り、第2配線基板P2の例は図5に示している。図4
(A)の第1配線基板P1は、複数の電子部品11を搭
載しているとともに、導体パターン部40を有してい
る。導体パターン部40の中には、図4(B)に示すよ
うにエリア状の接続ランド領域50を有している。この
エリア状の接続ランド領域50内には、複数のランド
(電極)54が、たとえば二次元の格子状あるいは格子
十字状に配列されている。このように複数のランド54
が、エリア状の接続ランド領域50に集中して、たとえ
ば正方形状のエリア状の接続ランド領域50内に配列さ
れている。
【0017】一方、第2配線基板P2は、図5(A)に
示すように複数の電子部品13を搭載しているととも
に、導体パターン部44を有している。この導体パター
ン部44は、図5(B)のエリア状の接続ランド領域6
0を有している。エリア状の接続ランド領域60は、複
数のランド64を有している。複数のランド64は、図
4のランド54と同様にして、二次元格子状あるいは格
子十字状に配列されている。図4(B)のランド54と
図5(B)のランド64は、同じ所定ピッチで配列され
ている。図4と図5に示すように、第1配線基板P1と
第2配線基板P2には絶縁材としてソルダーレジスト7
0が塗布されている。図4(B)に示すように、エリア
状の接続ランド領域50の四隅位置には、固定用ランド
74が配置されている。同様にして図5(B)のエリア
状の接続ランド領域60の四隅にも、固定用のランド7
8が配置されている。
【0018】次に、図2のホルダー装置20の構造につ
いて説明する。図2と図3に示すホルダー装置20は、
上述したように第1ホルダー24と第2ホルダー26を
有している。第1ホルダー24と第2ホルダー26は、
電気絶縁性を有する材料、たとえばプラスチック、具体
的な例として、エポキシ、ポリカーボネート、アクリル
等により作られている。この例では、第1ホルダー24
は第2ホルダー26よりも寸法が大きく、第1ホルダー
24は第1配線基板P1側に固定されるとともに、第2
ホルダー26は第2配線基板P2に固定される。
【0019】図6、図7及び図8は、第1ホルダー24
を示している。図3と図6〜図8を参照して、第1ホル
ダー24の構造について説明する。第1ホルダー24は
電気絶縁性の外筐90と、クランプバネ状の固定部材9
2を有している。外筐90は図6において正方形もしく
は長方形状のものであり、穴94を有している。固定部
材92は、U字型の部材であって、たとえばリン青銅な
どのバネ材により作られている。固定部材92は、図7
と図8に示すように外筐90の両側の取り付け用の溝9
6に対して着脱可能にはめ込まれている。外筐90の脚
98が四隅に配置されているが、これらの脚98には、
保持用のランド99が固定されている。ランド99は、
たとえば銅にハンダメッキしたもの、銅にすずメッキし
たもの等により作られており、四隅のランド99は、図
3に示すように第1配線基板P1の固定用のランド74
に対して半田付けにより固定されるようになっている。
【0020】次に、図3と図9〜図11を参照して、第
2ホルダー26の構造について説明する。第2ホルダー
26は、外筐100を有しており、外筐100は長方形
あるいは正方形状のものである。外筐100は穴102
を有している。穴102の中には、図3に示す接続部材
30が収容されるようになっている。この第2ホルダー
26の外筐100は図6の第1ホルダー24の穴94に
はめ込まれるようになっている。図10と図11に示す
ように、第2ホルダー26は、両側にクランプ溝103
を有している。このクランプ溝103には、図6に示す
固定部材92の部分92Aが着脱可能にはめ込まれるよ
うになっている。すなわち第2ホルダー26の外筐10
0が図6の第1ホルダー24の外筐90の穴94にはめ
込まれると、固定部材92の部分92A,92Aが、図
11のクランプ溝103,103にそれぞれはめ込まれ
るのである。このようにして、第2ホルダー26は第1
ホルダー24に対して着脱可能に機械的な保持力を発揮
して固定することができる。
【0021】図10に示すように、各クランプ溝103
の位置には、別のニゲ穴105が形成されている。第1
配線基板P1と第2配線基板P2がホルダー装置20に
より電気的に接続されて図3の接続部材30が圧縮され
た時に、この接続部材30の絶縁性の保持部分30Aの
一部分が、このニゲ穴105から外側に逃げることがで
きるようになっている。図6〜図8に示す第1ホルダー
24は、いわゆる雌型ホルダーとも呼ばれており、図9
〜図11に示す第2ホルダー26は、雄型ホルダーとも
呼ぶ。図10と図11に示すように、第2ホルダー26
の脚106が外筐100の四隅に配置されている。この
脚106にはそれぞれ保持用のランド108が固定され
ている。このランド108は、図7のランド99と同様
の材料により作られており、ランド108は、図3に示
すように第2配線基板P2の固定用のランド78に対し
て半田付けにより固定することができる。
【0022】次に、図3に示す接続部材30の構造につ
いて説明する。接続部材30は、電気絶縁性の保持部分
30Aと複数本の導電性部分30Bを有している。導電
性部分30Bは、この実施の形態ではピン形状のもので
あり、たとえば真鍮により作られている。この真鍮製の
導電性部分30Bの直径は、たとえば30μmあるいは
40μmであり、その表面にはAuめっきが施されてい
る。電気絶縁性の保持部分30Aは、複数本の導電性部
分30Bを所定のピッチで平行に配列して保持してい
る。電気絶縁性の保持部分30Aは、電気絶縁性を有す
る、たとえばシリコンゴムにより作られている。
【0023】図12は、この接続部材30を用いて、第
1配線基板P1と第2配線基板P2のそれぞれのランド
(電極)54,64が電気的に接続されている様子を示
している。導電性部分30Bの一端部がランド54にそ
れぞれ電気的に接続されている。導電性部分30Bの他
端部が、ランド64に電気的に接続されている。導電性
部分30Bの一端部と他端部は、電気絶縁性の保持部分
の一方の面30Cと他方の面30Dから所定量だけ突出
している。このように導電性部分30Bの一端部と他端
部がそれぞれ電気絶縁性の保持部分30Aから突出して
いるので、各導電性部分30Bはランド54,64に電
気的に確実に接続することができる。しかもこれらの導
電性部分30Bが、たとえば所定のピッチで配列されて
いるとともに、ランド54,64の配列に沿って位置し
ているので、対応するランド54,64は、少なくとも
1本もしくは複数本の導電性部分30Bにより確実に電
気的に接続することができる。この接続部材30は、た
とえば信越ポリマー株式会社製の製品番号がGB−Ma
trixタイプのものを使用することができる。
【0024】次に、図3を参照しながら、第1配線基板
P1の導体パターン部40のエリア状の接続ランド領域
50のランドが、第2配線基板P2の導体パターン部4
4のエリア状の接続ランド領域60のランドに対して電
気的に接続される接続方法について説明する。まず第1
配線基板P1に対してクリーム半田を印刷し、他の電子
部品11と同じようにして、第1配線基板P1の固定用
ランド74に対して、第1ホルダー24のランド99を
それぞれマウントする。そしてこの第1配線基板P1と
第1ホルダー24をリフロー炉に流して、第1ホルダー
24を第1配線基板P1に対して半田付けにより固定す
る。同様にして第2配線基板P2にクリーム半田を印刷
し、電子部品13と同様にして第2ホルダー26の固定
用ランド78に対して第2ホルダー26のランド108
をマウントする。そして第2配線基板P2と第2ホルダ
ー26をリフロー炉に流して第2ホルダー26を第2配
線基板P2に対して半田付けにより固定する。以上のよ
うにして、第1配線基板P1に対して第1ホルダー24
を固定し、第2配線基板P2に対して第2ホルダー26
を固定する。
【0025】次に、図3の接続部材30が、第2ホルダ
ー26の穴102内にはめ込まれる。そして、第1ホル
ダー24の穴94の中に、第2ホルダー26を挿入し
て、第1ホルダー24の固定部材92の部分92Aを第
2ホルダー26の溝103にはめ込む。これにより、第
2ホルダー26は第1ホルダー24の中において、固定
部材92を用いて確実に保持しこの機械的な保持力を維
持できるとともに、第1ホルダー24と第2ホルダー2
6の位置合わせ、すなわち第1配線基板P1と第2配線
基板P2のそれぞれのエリア状の接続ランド領域50と
60の位置合わせを確実に行うことができる。
【0026】尚、第1ホルダー24と第2ホルダー26
は、たとえばプラスチックのモールドにより作られてい
るので、その形状精度を十分確保していることから、第
1配線基板P1と第2配線基板P2の位置合わせは精度
よく行える。第1配線基板P1の4つのランド74は、
第1配線基板P1の導体パターン部の配線を妨げないよ
うな形で設けられている。同様にして第2配線基板P2
の4つのランド78も、導体パターン部44の配線を妨
げない位置に配置されている。
【0027】このようにして、第1ホルダー24に対し
て第2ホルダー26がはめ込まれて保持力が維持される
と、導電性部分30Bは、図12に例示するように、第
1配線基板P1のランド54と第2配線基板P2のラン
ド64を電気的に確実に接続することができる。この場
合に電気絶縁性の保持部分30Aは圧縮されるのである
が、この電気絶縁性の保持部分30Aが圧縮されても、
この保持部分30Aの一部分は図10に示すニゲ穴10
5を通じて第2ホルダー26の外側に逃げることができ
る。もしも第1配線基板P1と第2配線基板P2の電気
的接続を離す必要がある場合には、第2ホルダー26を
第1ホルダー24から固定部材92の弾性力に抗して引
き離せば簡単に外すことができる。各導電性部分30B
の端部は対応するランド54,64に対しては半田付け
する必要がないので、その接続部材30を第2ホルダー
26の中から簡単に取り外すことができる。
【0028】図13と図14は、第1配線基板P1と第
1ホルダー24及びエリア状の接続ランド領域50を示
している。図15と図16は、第2配線基板P2と第2
ホルダー26及びエリア状の接続ランド領域60の例を
示している。図13において、エリア状の接続ランド領
域50における各ランド54のピッチSは、たとえば
0.8mmピッチであり、外筐90の幅W1とW2は、
それぞれ12mmである。このランド54の直径はたと
えば0.3mmであり、上述したようにピッチS(0.
8mm)ピッチで二次元格子状に配列されている。図1
3に示す外筐90の例では、たとえば74ピンの接続が
可能である。ただしソルダーレジストの塗布厚は、メッ
キ厚以下である。第1配線基板P1と第2配線基板P2
におけるランドのファインピッチ化にともない、面積当
たりの接続ピン数はさらに増加することができる。
【0029】図15においては、やはりランド64の直
径がたとえば0.3mmであり、ピッチSは0.8mm
である。第2ホルダー26の外筐100の幅W4とW5
はたとえば10mmである。外筐100の幅W3はたと
えば1mmである。
【0030】本発明の実施の形態では、上下基板と機械
的に保持する第1と第2ホルダーと、基板上のランド間
を電気的に接続する接続部材に分けることで、配線基板
上の配線ルールをそのまま用いた形で、接続ランドを対
向する上下の配線基板の両方に作製可能となり、この部
分を接続部材で接続することにより、省スペース化と多
ピン接続化がを実現できる。また、両側にホルダー設け
ることで、接続部材の問題点である保持力の維持もでき
る。しかも基板との半田付け作業が減ることで、実装コ
ストを下げることが可能となる。
【0031】配線基板としては、ガラス布にエポキシ樹
脂を含浸して作製されたガラス・エポキシシートに銅配
線された基板、アラミド不織布にエポキシ樹脂を含浸し
て作製されたアラミド・エポキシシートに銅配線された
基板、紙にフェノール樹脂を含浸して作製された紙・フ
ェノールシートに銅配線された基板などのプリント配線
基板や、ポリイミドに銅配線されたフレキシブル配線基
板などが採用できる。しかも配線基板の形態は、例え
ば、片面配線基板、両面配線基板、及びビルドアップ基
板のような多層配線基板を用いることができる。各ラン
ドには、表面の酸化を防止するため、例えばNiめっき
+Auめっきが施されている。
【0032】配線基板上で、ランドへの配線の引き回し
は、導電ラバーとの接続時において、他ランドとのショ
ート防止のため、ソルダーレジストが施されているか、
ランド内ビア接続により、配線引き回しを表面からなく
した構造となっている。このビア接続とは、配線基板の
表層のパターンと内層のパターンを接続する場合におい
て、レーザーまたはケミカルエッチングにより、表層に
穴を明け、その後Cuメッキすることで、上下間の導通
を取ることで、配線基板の表面には、引きまわしの配線
がなくなった構造となっている。但し、ソルダーレジス
トの厚みは、めっきされたランド高さよりも低いものと
なっている。両ホルダー下面には、基板上のホルダー固
定ランドに対応する形で、金属ランドまたは、リードが
設けられている。
【0033】異方性導電ラバーとも呼んでいる接続部材
は、シリコーンなどのゴムに、真鍮などの金属線が、ラ
バー先端からはみ出すように格子状に配列された形で挿
入されており、このラバーが、雌雄ホルダー内で、クラ
ンプ時に圧縮されることで、上下の導通を得る。金属線
の先端部は、酸化防止のためAuめっきされている。基
板間の接続において、両基板を固定するためのホルダー
部と上下基板と導通を得るための接続部に機能を分割す
ることで、基板上の微細な配線ルールが、そのまま使用
できるため、これまでの半田付けのコネクタよりも薄型
及び小スペース化そして多ピン化が可能である。
【0034】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではない。上述した実施の形態では図3に示す
ように第1ホルダー24と第2ホルダー26は、長方形
あるいは正方形状の形態を有しているが、それに限ら
ず、円形状あるいは楕円形状あるいはその他の形状を有
していても勿論構わない。固定部材92は、ほぼU字型
のクランプバネであるが、これに限らず板状のバネのよ
うな他の形状のものを採用することも勿論可能である。
接続部材では立方体あるいは直方体状の電気絶縁性の保
持部分に対して複数の導電性部分を平行に配列している
が、これに限らず他の形状のものも採用することができ
る。
【0035】第1ホルダー24が第1配線基板P1に対
して固定する方式としては、半田付けに限らず他の方
式、たとえば接着剤により固定することも可能である。
また第2ホルダー26が第2配線基板P2に対して固定
する方式としても、半田付けに限らずたとえば接着剤に
より固定してもよい。第1配線基板P1と第2配線基板
P2は、いわゆるプリント配線基板を例に挙げている
が、これに限らず、第1配線基板P1と第2配線基板P
2の少なくとも一方がフレキシブル配線基板であっても
勿論構わない。エリア状の接続ランド領域50,60が
長方形状あるいは正方形状になっているが、これに限ら
ず円形状あるいは楕円形状あるいはその他の形状であっ
ても勿論構わない。
【0036】このように第1配線基板P1と第2配線基
板P2が電気的接続装置10により電気的に接続され、
かつ位置決め及び保持力が維持されるのであるが、この
ような電気的接続装置10は、たとえば電子機器に搭載
される3枚以上の複数枚の配線基板の電気的な接続に用
いることができる。電子機器としては、たとえば携帯型
のコンピュータ、携帯型の情報通信端末、携帯電話、デ
ジタルカメラ、ビデオカメラ等である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配線基板間における電気的な接続をより小さいスペース
で行うことができるとともに、配線基板同士を確実に接
続して機械的な保持力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気的接続装置と第1配線基板と第2
配線基板を示しており、電気的接続装置が第1配線基板
と第2配線基板を接続している様子を示す図。
【図2】第1配線基板と第2配線基板が分離された様子
を示す図。
【図3】第1配線基板、第2配線基板及び電気的接続装
置を示す分解斜視図。
【図4】第1配線基板の形状例を示す図。
【図5】第2配線基板の形状例を示す図。
【図6】第1ホルダーの形状例を示す上面図。
【図7】第1ホルダーを示す正面図。
【図8】第1ホルダーを示す側面図。
【図9】第2ホルダーを示す上面図。
【図10】第2ホルダーを示す正面図。
【図11】第2ホルダーを示す側面図。
【図12】第1配線基板のランドと第2配線基板のラン
ドが接続部材により電気的に接続されている様子を示す
図。
【図13】第1配線基板と第1ホルダーを示す平面図。
【図14】第1ホルダーと第1配線基板を示す側面図。
【図15】第2ホルダーと第2配線基板を示す平面図。
【図16】第2ホルダーと第2配線基板を示す側面図。
【符号の説明】
10・・・電気的接続装置、20・・・ホルダー装置、
24・・・第1ホルダー、26・・・第2ホルダー、3
0・・・接続部材、30A・・・絶縁性の保持部分、3
0B・・・導電性部分、50・・・エリア状の接続ラン
ド領域、54,64・・・ランド、60・・・エリア状
の接続ランド領域、90,100・・・外筐、92・・
・固定部材、94,102・・・穴、P1・・・第1配
線基板、P2・・・第2配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中吉 浩和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 宗方 憲二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA05 AA16 BB22 CC02 CC22 DD26 EE02 EE18 FF07 GG02 GG06 GG09 HH01 HH17 HH18 HH22 HH30 5E344 AA01 BB06 CD18 CD27 CD38 DD08 EE12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1配線基板と第2配線基板を電気的に
    接続する電気的接続装置であり、 前記第1配線基板に固定される第1ホルダーと、前記第
    2配線基板に固定され、前記第1ホルダーに対して固定
    される第2ホルダーとを有するホルダー装置と、 前記ホルダー装置により保持されて、前記第1配線基板
    の導体パターン部と前記第2配線基板の導体パターン部
    を電気的に接続する接続部材と、を備えることを特徴と
    する電気的接続装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部材は、前記第1配線基板の導
    体パターン部の電極と前記第2配線基板の導体パターン
    部の電極を電気的に接続する複数の導電性部分と、前記
    導電性部分を間隔をおいて保持する電気絶縁性の保持部
    分とを有する請求項1に記載の電気的接続装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ホルダーは穴を有し、前記穴に
    は前記第2ホルダーがはめ込まれて固定される請求項1
    に記載の電気的接続装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ホルダーは、前記第2ホルダー
    を着脱自在に固定する固定部材を有する請求項3に記載
    の電気的接続装置。
  5. 【請求項5】 前記固定部材はバネであり、前記第2ホ
    ルダーは溝を有し、前記バネは前記第2ホルダーの前記
    溝にはめ込まれる請求項4に記載の電気的接続装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ホルダーは前記第1配線基板に
    対して半田により固定され、前記第2ホルダーは前記第
    2配線基板に対して半田により固定される請求項1に記
    載の電気的接続装置。
  7. 【請求項7】 前記第2ホルダーは穴を有しており、前
    記穴には前記接続部材が収容される請求項1に記載の電
    気的接続装置。
  8. 【請求項8】 前記導電性部分の一端部が前記保持部分
    の一方の面から突出しており、前記導電性部分の他端部
    が前記保持部分の他方の面から突出していて、前記導電
    性部分の一端部が前記第1配線基板の導体パターン部の
    電極に接触し、前記導電性部分の他端部が前記第2配線
    基板の導体パターン部の電極に接触している請求項2に
    記載の電気的接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108367A (ja) * 2004-10-05 2006-04-20 Nec Saitama Ltd 三次元基板間接続部品及びその実装構造
WO2022153684A1 (ja) * 2021-01-14 2022-07-21 株式会社ジャパンディスプレイ 調光装置

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