JP2001202853A - スイッチ構造 - Google Patents

スイッチ構造

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JP2001202853A
JP2001202853A JP2000007743A JP2000007743A JP2001202853A JP 2001202853 A JP2001202853 A JP 2001202853A JP 2000007743 A JP2000007743 A JP 2000007743A JP 2000007743 A JP2000007743 A JP 2000007743A JP 2001202853 A JP2001202853 A JP 2001202853A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の押し領域に区画した一体物の枠状押し
部材に、複数のスイッチ機能を持たせる。 【解決する手段】 押しボタン22を包囲して無端状に連
続した枠状の押し部材4を配備し、該押し部材は複数の
押し領域40、40に区画され、1つの押し領域を押すと押
し部材4全体が傾いて所望のスイッチ操作ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、プロジェクター等に実
施されるスイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、スイッチ構造において、円形の大型押しボタンを周
方向に複数の押し領域に区画し、1つの押し領域を押す
ことによって、押しボタン全体を傾けて、対応するスイ
ッチを動作させることが実施されている。これは、押し
ボタンの中心にボタンの揺動中心を位置させることがで
き、技術的に問題はない。
【0003】ところが、1つの押しボタンを包囲して、
リング状の押しボタンを配備し、該リング状押しボタン
を複数の押し領域に区画して、押し領域毎に異なるスイ
ッチ操作をしようとしても、リング状押しボタン全体を
揺動させることは、リング中央に別個のスイッチが位置
しているため、リング状押しボタンの揺動支点の位置の
問題から実現出来できなかった。このため、環状に配置
した複数のスイッチは夫々独立したものとせざる得ず、
部品点数が増えて組立も手間が掛かり、又、デザイン的
にもスッキリとしない問題があった。
【0004】本発明は、1つの押しボタンを包囲して、
枠状の1つものの押し部材を配備し、該枠状押し部材を
複数の押し領域に区画して、押し領域毎に異なるスイッ
チ操作が可能なスイッチ構造を明らかにするものであ
る。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明のスイッチ構造は、押し
ボタン(22)を包囲して無端状に連続した枠状の押し部材
(4)を配備し、該押し部材(4)は複数の押し領域(40)(4
0)に区画され、1つの押し領域を押すと押し部材(4)全
体が傾いて所望のスイッチ操作ができるスイッチ構造で
あって、押しボタン(22)及び押し部材(4)の各押し領域
(40)(40)に対応してスイッチ(11)(11)(11)を配備した基
板(1)上に、押しボタン(22)をスイッチ(11)に対して接
触離間可能に支持した支持体(2)を載せ、該支持体(2)
の上に受け体(3)を介して押し部材(4)を載せ、押し部
材(4)の受け体(3)からの離間を防止しつつ、バネ(37)
によって押し部材(4)を基板(1)に対して平行に保持し
つつ基板(1)から離れる方向に付勢しており、押しボタ
ン(22)及び押し部材(4)の各押し領域(40)(40)には、各
スイッチ(11)との対応位置にスイッチ(11)を押圧するた
めの押し片(43)が突設されている。
【0006】
【作用及び効果】枠状の押し部材(4)に区画された押し
領域(40)(40)毎に、異なるスイッチ(11)(11)の操作がで
きるため、夫々独立した押しボタンでスイッチ操作する
スイッチ構造に較べて、部品点数を減らすことができ、
又、組立も簡単である。更に、枠状に連続した押し部材
(4)は、独立した押しボタンを枠状に配列することに較
べてデザイン的にスッキリする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、プロジェクターのスイッ
チ操作部の平面図であり、図2はスイッチ操作部の分解
斜面図である。本発明のスイッチ構造は、スイッチ郡を
配置したプリント配線基板(1)に、押しボタン郡を具え
た支持体(2)を被せ、支持体(2)の上に受け体(3)を介
して押し片(43)をセットしている。図2において、基板
(1)及び支持体(2)は、斜め上方から見下ろした図であ
るが、受け体(3)及び押し部材(4)は、斜め下から見上
げた図である。
【0008】支持体(2)は、押しボタン(22)(23)(24)(2
5)(26)、受け体(3)及び押し部材(4)以外の部分が化粧
板(10)で覆われている。支持体(2)は、矩形フレーム(2
1)の中央部に5個、左右に夫々3個ずつ、更に一側縁外
側に1つの押しボタン(22)(23)(24)(25)(26)が夫々弾性
支え片(24)に支えられてフレーム(21)と同一面で支持さ
れている。支持体(2)は全体が合成樹脂にて一体成形さ
れている。
【0009】フレーム(21)中央の5つの押しボタン(22)
(23)は、正方形の中心とその4隅に位置する様に配置さ
れている。基板(1)の上のスイッチ(11)は、上記支持体
(2)の各押しボタン(22)(23)(24)(25)(26)との対応位置
に配置されている。上記押しボタン郡の内、本発明に関
わりがあるのは中央の5つのスイッチ(22)(23)であっ
て、以下の説明のスイッチとは該5つのスイッチ又は該
5つのスイッチの内の何れかのスイッチを指す。
【0010】受け体(3)は、リング部材(30)の外周面に
前記正方形の4隅に位置する4つのスイッチ(23)(23)(2
3)(23)が嵌まる半円状の4つの凹み部(31)を開設し、内
周面に等間隔に4つの突片(32)(32)、(33)(33)を内向き
水平に突設している。各突片(32)(33)の基端に後記する
押し部材(4)の抜止め片(41)が嵌まる孔(35)及び中央部
に押し部材(4)の押し片(43)が嵌まる孔(34)が開設され
ている。
【0011】又、対向する1組みの突片(33)(33)の先端
部から両側に薄肉の支え片(37a)(37a)が突設され、該支
え片(37a)は、押し部材(4)を付勢するバネ(37)とな
る。リング部材(30)には他の1組みの突片(33)(33)の基
端の孔(35)に接近して受け片(36)が下向きに突設されて
いる。4つの突片(32)(32)(33)(33)間には、前記中央の
押しボタン(22)が嵌まる余裕がある。上記受け体(3)
は、全体が合成樹脂にて一体成形されている。
【0012】押し部材(4)は、受け体(3)のリング部材
(30)に少し余裕のある状態に嵌まるリング状に形成さ
れ、中央の孔(46)には上記押しボタン(22)が嵌まる。図
4に示す如く、押し部材(4)の上面に、該押し部材(4)
を等間隔に4つの押し領域(40)(40)(40)(40)に区画する
線(45)(45)(45)(45)が施されている。
【0013】押し部材(4)には、各押し領域(40)の中央
位置に対応して前記受け体(3)の孔(34)に嵌まる4本の
押し片(43)、押し片(43)(43)間に受け体(3)の支え片(3
7a)に当たる4本の当り片(44)、外周縁に受け体(3)の
孔(35)に嵌まる4本の抜止め片(41)が夫々押し部材(4)
の軸心に沿って下向きに突設されている(図2、図3に
おいて、4本の押し片(43)の夫々が下端が外側に開く様
に見えるのは、遠近感を表わそうとした結果である)。
抜止め片(41)の先端には、受け体(3)の受け片(36)に引
っ掛かって押し部材(4)の受け体(3)からの脱出を防止
する爪片(42)が突設されている。
【0014】押し部材(4)を受け体(3)に嵌めて、爪片
(42)が受け片(36)に引っ掛かった状態で、押し片(43)は
受け体(3)の突片(32)(33)から下方に同じ長さだけ臨出
し、4つの当り片(44)は夫々受け体(3)の支え片(37a)
に当たって該支え片(37a)を少し下方に撓ませており、
この状態で押し部材(4)と各突片(32)(33)との間には押
し片(43)がスイッチ(11)を動作させるために必要な押し
代に対して十分なクリアランスが確保されている。4つ
の当り片(44)と4つの支え片(37a)との接触位置は、略
90゜離れており、押し部材(4)は、偏りなく基板(1)
がら離れる方向に付勢されている。上記押し部材(4)
は、全体が合成樹脂にて一体成形されている。
【0015】然して、受け体(3)を支持体(2)の上から
基板(1)に固定する。固定方法は問わないが、例えば受
け体(3)の裏面にビス用ボス(図示せず)を設け、基板
(1)の裏面を貫通させたビスを該ボスに螺合して取り付
けできる。
【0016】受け体(3)に押し部材(4)を嵌め込み、受
け体(3)の押し片(43)及び抜止め片(41)を受け体(3)の
孔(34)(35)に嵌め込む。抜止め片(41)は先端の爪片(42)
が受け片(36)の内面に接して弾性変形しながら下降し、
爪片(42)が受け片(36)の下に達すると弾性復帰して爪片
(42)が受け片(36)に引っ掛かる。押し部材(4)の当り片
(44)が受け体(3)の支え片(37a)を少し押して撓ませ
る。
【0017】押し部材(4)の4つの押し領域(40)の何れ
が1つの押し領域(40)を押すと、該押し領域(40)下面の
押し片(43)の両側の当り片(44)(44)が支え片(37a)(37a)
を下方に押して大きく撓ませ、押し部材(4)全体が傾
く。押圧側の押し片(43)が対応するスイッチ(11)を押し
て該スイッチ(11)を動作させる。押し部材(4)への押圧
を解除すると、支え片(37a)が弾性復帰して押し部材
(4)は受け体(3)に対して平行姿勢に戻る。
【0018】枠状の押し部材(4)に区画された押し領域
(40)(40)毎に、異なるスイッチ(11)(11)の操作ができる
ため、夫々独立した押しボタンでスイッチ操作するスイ
ッチ構造に較べて、部品点数を減らすことができ、又、
押し部材(4)を受け体(3)に嵌め込むだけてよいから組
立も簡単である。更に、枠状に連続した押し部材(4)
は、独立した押しボタンを枠状に配列することに較べて
デザイン的にスッキリとする。
【0019】尚、本発明の実施に際し、押し部材(4)は
リング状に限らず、押し領域が4つの場合は、四角形状
枠体、押し領域が5つの場合は、五角形等、1つの押し
ボタン(22)を包囲して無端状に繋がった枠状であればよ
い。
【0020】又、実施例では、受け体(3)にバネ作用を
有する支え片(37a)を形成し、押し部材(4)に該支え片
(37a)を押す当り片(44)を設けたが、押し部材(4)にバ
ネ作用を有する支え片を形成し、受け体(3)に該支え片
を押す当り片を設けることもできる。
【0021】更に、実施例では、押し部材(4)に抜止め
片(41)を形成し、受け体(3)に該抜止め片(41)の爪片(4
2)に引っ掛かる受け片(36)を形成したが、受け体(3)に
抜止め片を形成し、押し部材(4)に該抜止め片先端の爪
片に引っ掛かる受け片を形成することもできる。
【0022】本発明は上記実施例の構成に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ操作部の平面図である。
【図2】基板、支持体、受け体及び押し部材の分解斜面
図である。
【図3】受け体及び押し部材を斜め下方から見上げた状
態の斜面図である。
【図4】受け体及び押し部材を斜め上方から見下ろした
状態の斜面図である。
【図5】受け体と押し部材の組立状態の断面図である。
【符号の説明】
(1) 基板 (11) スイッチ (2) 支持体 (22) 押しボタン (3) 受け体 (37) バネ (37a) 支え片 (4) 押し部材 (40) 押し領域 (41) 抜止め片 (42) 爪片 (43) 押し片 (44) 当り片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押しボタン(22)を包囲して無端状に連続
    した枠状の押し部材(4)を配備し、該押し部材(4)は複
    数の押し領域(40)(40)に区画され、1つの押し領域を押
    すと押し部材(4)全体が傾いて所望のスイッチ操作がで
    きるスイッチ構造であって、押しボタン(22)及び押し部
    材(4)の各押し領域(40)(40)に対応してスイッチ(11)(1
    1)(11)を配備した基板(1)上に、押しボタン(22)をスイ
    ッチ(11)に対して接触離間可能に支持した支持体(2)を
    載せ、該支持体(2)の上に受け体(3)を介して押し部材
    (4)を載せ、押し部材(4)の受け体(3)からの離間を防
    止しつつ、バネ(37)によって押し部材(4)を基板(1)に
    対して平行に保持しつつ基板(1)から離れる方向に付勢
    しており、押しボタン(22)及び押し部材(4)の各押し領
    域(40)(40)には、各スイッチ(11)との対応位置にスイッ
    チ(11)を押圧するための押し片(43)が突設されているス
    イッチ構造。
  2. 【請求項2】 押し部材(4)には複数の抜止め片(41)、
    スイッチ押圧用の複数の押し片(43)及び複数の当り片(4
    4)が押し部材(4)の軸心とほぼ並行に突設され、受け体
    (3)には、押し部材(4)の抜止め片(41)が貫通する孔(3
    5)、該抜止め片(41)先端の爪片(42)が引っ掛かる受け片
    (36)、押し片(43)が貫通する孔(34)及び押し部材(4)の
    当り片(44)が当たって弾性変形し押し部材(4)を基板
    (1)から離れる方向に付勢するバネ(37)が設けられてい
    る請求項1に記載のスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 押し部材(4)はリング状を呈して等間隔
    に4つの押し領域(40)に区画され、各押し領域(40)の略
    中央部に押し片(43)が位置し、各押し片(43)の両側に1
    つづつバネ(37)が位置している請求項1又は2に記載の
    スイッチ構造。
  4. 【請求項4】 抜止め片(41)、押し片(43)及び当り片(4
    4)は合成樹脂にて押し部材(4)と一体成型され、バネ(3
    7)は合成樹脂にて受け体(3)と一体成型されている請求
    項2又は3に記載のスイッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007311308A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Sharp Corp キー装置
JP2008130419A (ja) * 2006-11-22 2008-06-05 Saxa Inc 押釦スイッチの構造

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