JP3762562B2 - 多方向操作スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータに用いされるマウス、その他オーディオ機器、ゲーム機器、カーナビゲーションシステム等に使用され、操作部材のプッシュ操作と傾倒操作とが可能な多方向操作スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の多方向操作スイッチを図24〜図26に基づいて説明すると、箱形をなす筺体51は、ハウジング52と上部カバー53とで構成されている。
そして、ハウジング52の底壁52aには、その中央部と中央部の両側にスイッチ部54、55、56が設けられている。
また、中央部に設けられたスイッチ部54は、底壁52aに取り付けられた固定接点部54aと、ハウジング52で支持された円形皿状の可動接点54bとで形成され、また、両側のスイッチ部55、56は、底壁52aに取り付けられた固定接点部55a、56aと、ハウジング52で支持された金属板からなる共用の可動接点55bで形成されている。
【0003】
また、操作部材57は、互いに分離された操作部58と、受け部59とで構成されている。
そして、操作部58は、筒状部58aと、筒状部58aの中心部に設けられた軸部58bとを有し、また、受け部59は、半球状の曲面部59aと、中心部に設けられた貫通孔59bとを有し、操作部58の軸部58bを貫通孔59bに挿通して、操作部58と受け部59とが組み合わされて操作部材57が形成されている。
そして、この操作部材57は、筺体51の収容部に筒状部58aと受け部59が収容されて、操作部58がプッシュ動作、及び傾倒動作可能に筺体51に取り付けられている。
また、軸部58bの先端部には、つまみ部60を取り付けて、操作部材57を操作可能としている。
【0004】
また、円筒状をなすコイルバネ61は、底壁51aと操作部58の筒状部58aとの間に介在され、このコイルバネ61のよって、操作部58を介して受け部59を上部カバー53に弾圧して、操作部材57を中立位置に保持している。
【0005】
そして、このように構成された多方向操作スイッチの動作は、先ず、図24の未作動状態で、図25に示すように、操作部材57を矢印A1方向にプッシュ動作すると、操作部58がコイルバネ61に抗して下方に移動し、操作部58の下部でスイッチ部54の可動接点54bを押圧して、スイッチ部54の接点がONに切り換えられる。
次に、このプッシュ動作を解除すると、操作部58はコイルバネ61により押し戻されて、図24の状態になると共に、可動接点54bは自己のバネ性で反転して、接点がOFFの状態に戻る。
【0006】
また、図24の未作動の状態で、図26に示すように、操作部材57を矢印A2方向に押圧して傾倒動作を行うと、操作部材57は受け部59を支点として、コイルバネ61に抗して傾倒し、筒状部68aの下部で可動接点55bを押して、可動接点55bを固定接点部55aに接触して、スイッチ部55の接点がONに切り換えられる。
次に、この傾倒動作を解除すると、操作部材57はコイルバネ61により押し戻されて、図24の状態になると共に、可動接点54bは自己のバネ性で戻り、接点がOFFの状態に戻る。
また、操作部材57を矢印A3方向に傾倒動作を行わしめた時は、前記と同様の原理により、可動接点55bが固定接点部56aに接触すると共に、傾倒動作の解除によって、図24に示す元の状態に戻るようになる。
【0007】
即ち、このような多方向操作スイッチにおいては、操作部材57が操作部58と受け部59の二部品で構成されているため、生産性が悪く、コスト高になるばかりか、筒状のコイルバネ61を使用するため、大型になるという問題がある。更に、二部品で構成されているため、操作部材57にガタツキが発生するという問題がある。
【0008】
そこで、部品点数を少なくするために、従来、図27〜図29に示すような多方向操作スイッチがあるが、この多方向操作スイッチを説明すると、箱形をなす筺体71は、ハウジング72と上部カバー73とで構成されている。
そして、ハウジング72の底壁72aには、その中央部と中央部の両側にスイッチ部74、75、76が設けられている。
また、中央部に設けられたスイッチ部74は、底壁72aに取り付けられた固定接点部74aと、ハウジング72で支持されたバネ板からなる円形皿状の共用の可動接点74bとで形成され、また、両側のスイッチ部75、76は、底壁72aに取り付けられた固定接点部75a、76aと、共用の前記可動接点74bとで形成されている。
【0009】
また、操作部材77は、軸部77aと、軸部77aの下部に一体に設けられた鍔部77bと、鍔部77bの下部に設けられた三個の突部77c、77d、77eとで構成されている。
そして、この操作部材77は、軸部77aが筺体71から突出した状態で、筺体51の収容部に鍔部77bが収容されて、操作部材77がプッシュ動作、及び傾倒動作可能に筺体71に取り付けられている。
また、軸部77bの先端部には、つまみ部78を取り付けて、操作部材77を操作可能としている。
また、操作部材77は、中央部の突部77cが可動接点74bに押圧されて、操作部材77が中立位置に保持されている。
【0010】
そして、このように構成された多方向操作スイッチの動作は、先ず、図27の未作動状態で、図28に示すように、操作部材77を矢印A1方向にプッシュ動作すると、鍔部77bの下部の突部77cでスイッチ部74の可動接点74bを押圧して、スイッチ部74の接点がONに切り換えられる。
次に、このプッシュ動作を解除すると、可動接点74bは自己のバネ性で反転して、図27に示すように、接点がOFFの状態に戻ると共に、操作部材77が元の状態となる。
【0011】
また、図27の未作動の状態で、図29に示すように、操作部材77を矢印A2方向に押圧して傾倒動作を行うと、操作部材77は鍔部77bを支点として傾倒し、鍔部77bの下部の突部77dで可動接点74bを押して、可動接点74bを固定接点部75aに接触して、スイッチ部75の接点がONに切り換えられる。
次に、この傾倒動作を解除すると、可動接点74bは自己のバネ性で戻り、図27に示すように、接点がOFFの状態に戻ると共に、操作部材77も元状態に戻る。
また、操作部材77を矢印A3方向に傾倒動作を行わしめた時は、前記と同様の原理により、可動接点74bが固定接点部76aに接触すると共に、傾倒動作の解除によって、図27に示す元の状態に戻るようになる。
【0012】
即ち、後者の従来例では、部品点数が少ない反面、可動接点74aは円形皿状をなしているため、大型となるばかりか、操作部材77の中立位置での保持は、中央部の突部77cが可動接点74bで押された構成であるため、操作部材77の支持が弱く、操作部材77がガタツキ、また、操作部材77を傾倒動作させた時、小さい動作で可動接点74bが操作され、操作部材77の傾倒動作時における動作が小さく、操作感が悪いという問題がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、前者における従来の多方向操作スイッチにおいては、操作部材57が操作部58と受け部59の二部品で構成されているため、生産性が悪く、コスト高になるばかりか、筒状のコイルバネ61を使用するため、大型になるばかりか、操作部材57にガタツキが発生するという問題がある。
また、後者の従来の多方向操作スイッチにおいては、可動接点74aは円形皿状をなしているため、大型となるばかりか、操作部材77の中立位置での保持は、中央部の突部77cが可動接点74bで押された構成であるため、操作部材77の支持が弱く、操作部材77がガタツキ、また、操作部材77を傾倒動作させた時、小さい動作で可動接点74bが操作され、操作部材77の傾倒動作時における動作が小さく、操作感が悪いという問題がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の解決手段として、絶縁材からなり、上壁と底壁を有する筺体と、該筺体の前記底壁に設けられた複数個のスイッチ部と、プッシュ動作、及び傾倒動作可能に前記筺体に取り付けられた操作部材と、該操作部材と前記筺体の前記底壁に設けられた前記スイッチ部との間に配設され、前記操作部材を中立位置に復帰させるためのバネ部材とを備え、前記操作部材は、前記筺体の前記上壁から外方に突出するつまみ部と、前記筺体内に位置し、前記上壁に当接する受け部と、該受け部の両側から張り出した一対の腕部とで構成され、前記バネ部材は、基部と、該基部の両側に設けられた一対の弾性腕部とで構成され、前記バネ部材の前記基部を前記スイッチ部の上面側で段違いに形成された前記底壁の上段部に載置すると共に、前記一対の弾性腕部をそれぞれ前記一対の腕部に掛け止めし、前記バネ部材により前記受け部を前記上壁に弾圧して、前記操作部材を中立位置に保持し、また、前記操作部材のプッシュ動作時には、前記バネ部材に抗して前記操作部材により前記スイッチ部の少なくとも一つを操作し、更に、前記操作部材の傾倒動作時には、前記バネ部材に抗して前記操作部材により前記スイッチ部の少なくとも一つを操作すると共に、前記操作部材によるプッシュ動作、或いは傾倒動作を解除した時、前記操作部材が前記バネ部材により中立位置に復帰するようにした構成とした。
また、第2の解決手段として、前記操作部材には、中央部の下部と前記腕部の下部から伸びる突部を設け、該突部を前記バネ部材の孔に挿通して、前記突部により前記スイッチ部を操作するようにした構成とした。
また、第3の解決手段として、前記バネ部材の前記一対の弾性腕部は、前記基部の両側から反り上げて形成し、反り上げられた前記一対の弾性腕部で前記一対の腕部の端部を押し上げるようにした構成とした。
また、第4の解決手段として、前記バネ部材を板バネで構成した。
また、第5の解決手段として、前記板バネには、前記操作部材の前記突部を挿通可能な孔が形成されている構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の多方向操作スイッチを図1〜図23に基づいて説明すると、図1〜図23は何れも本発明の多方向操作スイッチを示し、図1は平面図、図2は正面図、図3は側面図、図4は一部を切り欠きした平面図、図5は図4の5−5線における断面図、図6はハウジングにバネ部材を組み込んだ状態を示す平面図、図7は図6の7−7線における断面図、図8は図6の8−8線における断面図、図9は図6の9−9線における断面図、図10はハウジングの平面図、図11は図10の11−11線における断面図、図12は図10の12−12線における断面図、図13は図10の13−13線における断面図、図14はバネ部材の平面図、図15はバネ部材の正面図、図16はバネ部材の側面図、図17は操作部材の平面図、図18は操作部材の正面図、図19は操作部材の下面図、図20は操作部材の側面図、図21は上部カバーの平面図、図22は上部カバーの一部切り欠き正面図、図23は上部カバーの一部切り欠き側面図である。
【0016】
次に、本発明の多方向操作スイッチの構成を図1〜図23に基づいて説明すると、絶縁材からなる箱形をなす筺体1は、ハウジング2と上部カバー3とで構成されている。
そして、ハウジング2は、特に、図10〜図13に示すように、段違いに形成された底壁2aと側壁2bとで構成された矩形状の収容部2cと、側壁2bの上端に設けられた複数個の凸部2dとを有する。
また、上部カバー3は、特に、図21〜図23に示すように、矩形状の上壁3aと、上壁3aの中央部に設けられた矩形状の孔3bと、上壁3aの周囲に設けられた複数個の孔3cと、上壁3aから下方に伸びる複数個の脚部3d、3eとを有している。
そして、この上部カバー3は、脚部3d、3eをハウジング2の収容部2c内に位置すると共に、孔3cに凸部2dを挿通して、凸部2dの先端をカシメて、上部カバー3とハウジング2とを組み合わせて、筺体1が形成されている。
【0017】
また、プッシュ型のスイッチ部4、5、6は、図4、図5に示すように、それぞれ固定接点部4a、5a、6aと、皿状の可動接点4b、5b、6bとで構成されている。
そして、スイッチ部4は、底壁2bの中央部に形成されると共に、スイッチ部5、6は、底壁2aの中央部の両側、即ち、スイッチ部4の両側に形成されている。
即ち、固定接点部4aが底壁2aの中央部に取り付けられると共に、固定接点部5a、6aがその両側に取り付けられ、また、ハウジング2で支持された可動接点4b、5b、6bが固定接点部4a、5a、6aに対向した状態で配置されている。
この可動接点4b、5b、6bは、固定接点部4a、5a、6aとは反対側に突出する皿状に金属板をプレス加工したものである。
そして、前述の上部カバー3から伸びる脚部3dが可動接点5b、6bの周縁部に対向しており、ハウジング2の底壁2aからの抜けを防止されている。
【0018】
また、板バネからなる帯状のバネ部材7は、特に、図14〜図16に示すように、平坦状の基部7aと、基部7aの両側から反り上げて形成されて一対の弾性腕部7b、7bと、基部7aの中央部に設けられた孔7cと、一対の弾性腕部7bに設けられた掛け止め用の孔7dとを有している。
そして、このバネ部材7は、特に、図4、図6〜図9に示すように、基部7aを底壁2aの上段部に載置して、設置されており、前述の上部カバー3の脚部3eとで挟持されている。
【0019】
また、合成樹脂の成型品からなる舟形の操作部材8は、つまみ部8aと、つまみ部8aの下部に一体に設けられ、上面に曲面部を有する受け部8bと、受け部8bの両側から張り出した一対の腕部8cと、腕部8cの下部に設けられた三個の突部8d、8e、8fとで構成されている。
また、中央の突部8dは、両側の突部8e、8fよりも操作部材8のプッシュ動作方向に若干長く形成されている。
そして、この操作部材8は、つまみ部8aが筺体1から突出した状態で、筺体1の収容部2cに受け部8bと腕部8cが収容されて、操作部材8がプッシュ動作、及び傾倒動作可能に筺体1に取り付けられている。
また、操作部材8の取付構造は、操作部材8と底壁2aとの間に位置したバネ部材7の弾性腕部7bに設けた孔7dに、操作部材8の凸部8e、8fを挿通して、一対の弾性腕部7bを一対の腕部8cに掛け止めし、そして、基部7aが底壁2aに弾接した状態で、一対の弾性腕部7bによって一対の腕部8cの端部を押し上げて、受け部8bを上壁3aに弾圧して、操作部材8が中立位置に保持された状態となっている。
この時、凸部8e、8fは、スイッチ部5、6の可動接点5b、6bに対向すると共に、凸部8dは、孔7cを貫通して、スイッチ部4の可動接点4bに対向した状態となっている。
【0020】
そして、このように構成された多方向操作スイッチの動作は、先ず、図5の未作動状態で、操作部材8を矢印P1方向にプッシュ動作すると、操作部材8は、バネ部材7の弾性腕部7bに抗して下方に移動し、突部8dで可動接点4bを押圧して、可動接点4bが固定接点部4aに接触して、スイッチ部4の接点がONに切り換えられる。
この時、突部8e、8fは、突部8dよりもプッシュ動作方向に対して短く形成されているので、スイッチ部5、及び6がONになることはない。
次に、このプッシュ動作を解除すると、可動接点4bは自己のバネ性で反転して、接点がOFFの状態に戻ると共に、操作部材8が弾性腕部7bにより押し戻されて、元の中立位置の状態となる。
【0021】
また、図5の未作動の状態で、操作部材87を矢印P2方向に押圧して傾倒動作を行うと、操作部材8は突部8dの先端を支点として点線で示すように弾性腕部7bに抗して傾倒し、すると、突部8eで可動接点5bを押して、可動接点5bを固定接点部5aに接触して、スイッチ部5の接点がONに切り換えられる。次に、この傾倒動作を解除すると、可動接点5bは自己のバネ性で戻り、接点がOFFの状態に戻ると共に、操作部材8も弾性腕部7bにより押し戻されて、元の中立位置の状態に戻る。
また、操作部材8を矢印P3方向に傾倒動作を行わしめた時は、前記と同様の原理により、可動接点6bが固定接点部6aに接触すると共に、傾倒動作の解除によって、元の状態に戻るようになる。
また、操作部材8のプッシュ動作方向への押圧と傾倒動作とをほぼ同時に行い、スイッチ部4とスイッチ部5、又は6との両方をONにするように操作することも可能である。
【0022】
なお、上記実施例においては、操作部材8の中立位置への復帰用としてバネ部材7を、板バネで構成したもので説明したが、これの限らず、中央の突部8dから両側の突部8e、8fに向けて伸び、突部8e、8fの周辺部を上部カバー3側に付勢する線バネで構成しても良い。
また、中央のスイッチ部4の回りにスイッチ部5、6とは直交する方向に、更にスイッチ部を設けても良い。
【0023】
【発明の効果】
本発明の多方向操作スイッチにおいて、操作部材8は、つまみ部8aと受け部8bと一対の腕部8cとで構成すると共に、バネ部材7は、基部7aと基部8aの両側に設けられた一対の弾性腕部7bとで構成し、バネ部材7の基部7aを筺体1の底壁2aに載置すると共に、一対の弾性腕部7bをそれぞれ一対の腕部8cに掛け止めし、バネ部材7により受け部8bを筺体1の上壁3aに弾圧して、操作部材8を中立位置に保持し、また、操作部材8のプッシュ動作時、バネ部材7に抗して操作部材8によりスイッチ部4、5、6の少なくとも一つを操作し、更に、操作部材8の傾倒動作時、バネ部材7に抗して操作部材8によりスイッチ部4、5、6の少なくとも一つを操作すると共に、操作部材8によるプッシュ動作、或いは傾倒動作を解除した時、操作部材8がバネ部材7により中立位置に復帰するようにした構成としたため、前記従来の前者に比して、操作部材8の部品点数が少なく、生産性が良く、安価であるばかりか、バネ部材7を使用することにより、コイルバネ61に比して、小型の多方向操作スイッチを提供できる。
また、上記構成により、前記従来の後者に比して、バネ部材7による操作部材8の保持が確実となり、操作部材8のガタツキが無いばかりか、操作部材8の大きな傾倒動作が可能となり、操作性の良好な多方向操作スイッチを提供できる。
【0024】
また、操作部材8には、中央部の下部と腕部8cの下部から伸びる突部8d、8e、8fを設け、突部8d、8e、8fによりスイッチ部4、5、6を直接操作するようにしたため、突部8d、8e、8fによる可動接点4b、5b、6bの押圧操作を確実に出来、明瞭なクリック感を得られ、操作性、及び動作が確実な多方向操作スイッチを提供できる。
また、バネ部材7の一対の弾性腕部7bは、基部7aの両側から反り上げて形成し、反り上げられた一対の弾性腕部7bで一対の腕部8cの端部を押し上げるようにしたため、バネ部材7による操作部材8の押し上げ動作が良好で、操作部材8の中立位置での保持が確実となるばかりか、操作部材8の傾倒動作を大きくでき、操作性の良好な多方向操作スイッチを提供できる。
また、バネ部材7を板バネで構成することにより、組立性が良くなると共に、操作部材8の復帰動作の良好な多方向操作スイッチを提供できる。
また、板バネからなるバネ部材7に、突部8d、8e、8fを挿通する孔7c、7dを設けたため、突部8e、8fを挿通するだけで孔7dの周囲が操作部材8に当接できて、操作部材8の押し上げ作用を構成でき、組立性が良く、安価な多方向操作スイッチを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多方向操作スイッチの平面図。
【図2】本発明の多方向操作スイッチの正面図。
【図3】本発明の多方向操作スイッチの側面図。
【図4】本発明の多方向操作スイッチの一部を切り欠きした平面図。
【図5】図4の5−5線における断面図。
【図6】本発明の多方向操作スイッチに係り、ハウジングにバネ部材を組み込んだ状態を示す平面図。
【図7】図6の7−7線における断面図。
【図8】図6の8−8線における断面図。
【図9】図6の9−9線における断面図。
【図10】本発明の多方向操作スイッチのハウジングの平面図。
【図11】図10の11−11線における断面図。
【図12】図10の12−12線における断面図。
【図13】図10の13−13線における断面図。
【図14】本発明の多方向操作スイッチのバネ部材の平面図。
【図15】本発明の多方向操作スイッチのバネ部材の正面図。
【図16】本発明の多方向操作スイッチのバネ部材の側面図。
【図17】本発明の多方向操作スイッチの操作部材の平面図。
【図18】本発明の多方向操作スイッチの操作部材の正面図。
【図19】本発明の多方向操作スイッチの操作部材の下面図。
【図20】本発明の多方向操作スイッチの操作部材の側面図。
【図21】本発明の多方向操作スイッチの上部カバーの平面図。
【図22】本発明の多方向操作スイッチの上部カバーの一部切り欠き正面図。
【図23】本発明の多方向操作スイッチの上部カバーの一部切り欠き側面図。
【図24】従来の多方向操作スイッチの断面図。
【図25】従来の多方向操作スイッチの操作を示す説明図。
【図26】従来の多方向操作スイッチの操作を示す説明図。
【図27】従来の多方向操作スイッチの断面図。
【図28】従来の多方向操作スイッチの操作を示す説明図。
【図29】従来の多方向操作スイッチの操作を示す説明図。
【符号の説明】
1 筺体
2 ハウジング
2a 底壁
2b 側壁
2c 収容部
2d 凸部
3 上部カバー
3a 上壁
3b 孔
3c 孔
3d 脚部
3e 脚部
4 スイッチ部
4a 固定接点部
4b 可動接点
5 スイッチ部
5a 固定接点部
5b 可動接点
6 スイッチ部
6a 固定接点部
6b 可動接点
7 バネ部材
7a 基部
7b 弾性腕部
7c 孔
7d 孔
8 操作部材
8a つまみ部
8b 受け部
8c 腕部
8d 突部
8e 突部
8f 突部

Claims (5)

  1. 絶縁材からなり、上壁と底壁を有する筺体と、該筺体の前記底壁に設けられた複数個のスイッチ部と、プッシュ動作、及び傾倒動作可能に前記筺体に取り付けられた操作部材と、該操作部材と前記筺体の前記底壁に設けられた前記スイッチ部との間に配設され、前記操作部材を中立位置に復帰させるためのバネ部材とを備え、前記操作部材は、前記筺体の前記上壁から外方に突出するつまみ部と、前記筺体内に位置し、前記上壁に当接する受け部と、該受け部の両側から張り出した一対の腕部とで構成され、前記バネ部材は、基部と、該基部の両側に設けられた一対の弾性腕部とで構成され、前記バネ部材の前記基部を前記スイッチ部の上面側で段違いに形成された前記底壁の上段部に載置すると共に、前記一対の弾性腕部をそれぞれ前記一対の腕部に掛け止めし、前記バネ部材により前記受け部を前記上壁に弾圧して、前記操作部材を中立位置に保持し、また、前記操作部材のプッシュ動作時には、前記バネ部材に抗して前記操作部材により前記スイッチ部の少なくとも一つを操作し、更に、前記操作部材の傾倒動作時には、前記バネ部材に抗して前記操作部材により前記スイッチ部の少なくとも一つを操作すると共に、前記操作部材によるプッシュ動作、或いは傾倒動作を解除した時、前記操作部材が前記バネ部材により中立位置に復帰するようにしたことを特徴とする多方向操作スイッチ。
  2. 前記操作部材には、中央部の下部と前記腕部の下部から伸びる突部を設け、該突部により前記スイッチ部を直接操作するようにしたことを特徴とする請求項1記載の多方向操作スイッチ。
  3. 前記バネ部材の前記一対の弾性腕部は、前記基部の両側から反り上げて形成し、反り上げられた前記一対の弾性腕部で前記一対の腕部の端部を押し上げるようにしたことを特徴とする請求項1、又は2記載の多方向操作スイッチ。
  4. 前記バネ部材を板バネで構成したことを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の多方向操作スイッチ。
  5. 前記板バネには、前記操作部材の前記突部を挿通可能な孔が形成されていることを特徴とする請求項4記載の多方向操作スイッチ。
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