JP2001202689A - 記録媒体駆動装置及び記録媒体駆動方法 - Google Patents

記録媒体駆動装置及び記録媒体駆動方法

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JP2001202689A
JP2001202689A JP2000011800A JP2000011800A JP2001202689A JP 2001202689 A JP2001202689 A JP 2001202689A JP 2000011800 A JP2000011800 A JP 2000011800A JP 2000011800 A JP2000011800 A JP 2000011800A JP 2001202689 A JP2001202689 A JP 2001202689A
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motor
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signal
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Hiroshi Kanda
博史 神田
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NEC Gunma Ltd
Original Assignee
NEC Gunma Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体駆動装置の内部温度を下降させるこ
とができ,記録媒体に記録されたデータ信号の読み取り
又は記録媒体へのデータ信号の書き込みを記録媒体駆動
装置の内部温度に依存せず安定した品質で行うことが可
能になる記録媒体駆動装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 温度が示される温度信号S1を出力する
温度センサー2と,温度信号S1を入力し,しきい値
(55℃及び50℃)と温度信号S1とから得られる情
報信号S2を出力する温度監視部3と,CD−ROMを
回転させるスピンドルモーター5と,温度監視部3から
情報信号S2を入力し,情報信号S2によってモーター
の最高回転数を制御する制御信号S3を出力するモータ
ー制御部4と,CD−ROMに記録されたデータ信号を
読み取るピックアップユニット7とを有して,スピンド
ルモーター5の最高回転数を制御することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録媒体駆動装置に
関し,特に記録媒体を駆動させる速度を制御する記録媒
体駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体駆動装置の一形態,例えばCD
−ROMドライブは,CD−ROMメディア上に記録さ
れた信号情報をレーザーの反射の有無によって読み取る
装置である。ここで,レーザーはピックアップユニット
によって照射される。CD−ROMドライブは,大容量
の情報記録装置として情報処理装置に内蔵され広く使用
されている。近年はCD−ROMの読み取り速度向上の
ために,スピンドルモーターの回転数を上昇させる技術
が進歩している。そのスピンドルモーターの回転数が上
昇するにともない,スピンドルモーターやスピンドルモ
ーター制御部等のドライバーICからの発熱量も増大し
ている。更に,CD−ROMドライブを内蔵した情報処
理装置自体も小型化されてきている。
【0003】この情報処理装置の小型化によって,上述
のドライバーICが放熱するための放熱スペースが小さ
くなり,効率的にドライバーICから放熱を行うことが
困難になっている。更に,CD−ROMドライブを内蔵
した情報処理装置の内部電子機器は高速化や集積化が進
むことによって,これら内部電子機器が大きな発熱源と
なり,CD−ROMドライブに対する熱の影響は多大と
なってきている。元来,CD−ROMドライブ及びCD
−ROMメディアは熱に対し敏感である。すなわち,C
D−ROMドライブではピックアップユニットによって
照射されるレーザーの特性やスピンドルモーター等の可
動部分のグリース等に,熱は悪影響を及ぼす。また,C
D−ROMメディアにおいて熱膨張によって反りや変形
が発生して,信号品質等に悪影響を及ぼす可能性が高
い。しかしながら,CD−ROMドライブにおいて重要
視されるべき熱対策については使用環境に委ねた,いわ
ゆる受け身の状態であった。
【0004】上述の問題を解決するとして,記録媒体駆
動装置が設置される従来の一般的な情報処理装置があ
る。その情報処理装置の内部を図4を参照して説明す
る。図4はCD−ROMドライブ1等の記録媒体駆動装
置が使用される一般的な情報処理装置8の内部である。
従来の一般的な情報処理装置8の内部においては,発生
する熱13の排気10にファン9を使用している。ファ
ン9による排気10にともない,吸気口11より吸気1
2を行う。特に発熱量の多いCPU14やLSI15等
の電子部品を効率的に冷却することのできる場所に,一
般的に吸気口11が設けられている。このため,CD−
ROMドライブ1を吸気口11近辺に設置することはで
きない。
【0005】上述の様にCD−ROMドライブ1を吸気
口からの吸気によって直接冷却できないことを解消する
対策として,CD−ROMドライブ1の発熱量に応じて
ファン9の風量を調節するという対策がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしCD−ROMド
ライブは多数の種類があり,風量を調節することによっ
てでは十分にCD−ROMドライブを冷却することがで
きない場合が多い。更に,CD−ROMドライブにおい
ては,大きな風量のファンを設置した場合には電力を多
く消費してしまう,大きな騒音を発生する等の問題があ
る。また,CD−ROMドライブを冷却するために必要
とする風量に満たないファン9が多く,この様なファン
を設置した場合には冷却能力不足の問題がある。また,
依然としてCD−ROMドライブではピックアップユニ
ットによって照射されるレーザーの特性やスピンドルモ
ーター等の可動部分のグリース等に,熱が悪影響を及ぼ
すという問題もある。更に,熱膨張によって記録媒体に
反りや変形が発生して信号品質等に悪影響を及ぼすとい
う問題もある。
【0007】以上の従来技術における問題に鑑み,本発
明は記録媒体駆動装置の内部温度を下降させることがで
き,記録媒体に記録されたデータ信号の読み取り又は記
録媒体へのデータ信号の書き込みを記録媒体駆動装置の
内部温度に依存せず安定した品質で行うことが可能にな
る記録媒体駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明の記録媒体駆動装置は,内部温度を検知し
温度が示される温度信号を出力する温度センサーと,温
度信号を入力し,予め設定されるしきい値と温度信号と
から得られる情報信号を出力する温度監視部と,記録媒
体に記録されたデータ信号を読み取る又は記録媒体にデ
ータ信号を書き込むために記録媒体を回転させるモータ
ーと,前記温度監視部から情報信号を入力し,情報信号
によってモーターの最高回転数を制御する制御信号を出
力するモーター制御部と,記録媒体に記録されたデータ
信号を読み取る又は記録媒体にデータ信号を書き込む記
録装置部分とを有して成り,モーターの回転数を制御す
ることを特徴とする。
【0009】本出願第1の発明の記録媒体駆動装置によ
れば,記録媒体駆動装置内部に設置される温度センサー
によって測定される温度と予め設定されるしきい値とを
比較してモーターの回転数を制御することができる。す
なわち,記録媒体駆動装置内部の温度が高い場合は,モ
ーターの回転数を小さくし,記録媒体駆動装置内部の温
度が高くない場合は,モーターの回転数を大きくする。
また,記録媒体駆動装置内部の温度が高いか否かは,予
め設定されるしきい値によって決定される。これによっ
て,記録媒体駆動装置内部の温度が過剰に高くなる可能
性を極めて少なくすることができる。したがって,記録
媒体に記録されたデータ信号の読み取り又は記録媒体へ
のデータ信号の書き込みを,記録媒体駆動装置の内部温
度に依存せず安定した品質で行うことが可能になる。ま
た,記録媒体駆動装置の発熱を抑えるために特別な構造
設計が必要とされず,筐体の設計コストを抑えることが
できることである。更に,記録媒体駆動装置専用のファ
ンを必要としないためファンから発生する騒音を低減さ
せることが可能になる。ここで内部温度とは,記録媒体
駆動装置の内部における温度のことである。また,しき
い値は記録媒体駆動装置の発熱を抑えるために不具合が
発生しない温度に設定する。すなわち,記録媒体駆動装
置内部の温度がしきい値以上の場合はモーターを低い回
転数で駆動させ,記録媒体駆動装置内部の温度がしきい
値未満の場合はモーターを高い回転数で駆動させる。更
に,このしきい値(以下,第一のしきい値と称す)とは
別のもう一つのしきい値(以下,第二のしきい値と称
す)を設定してもよい。すなわち,低い回転数で駆動さ
せていて,記録媒体駆動装置内部の温度が第二のしきい
値以下になった場合は,モーターを高い回転数で駆動さ
せる。記録媒体駆動装置内部の温度が第二のしきい値よ
りも大きい場合は,モーターを低い回転数で駆動させ
る。一般に第二のしきい値は第一のしきい値よりも小さ
い値に設定する。例えば第一のしきい値を55℃,第二
のしきい値を50℃と予め設定することができる。ただ
し,モーターを駆動する記録媒体駆動装置の特性と記録
媒体駆動装置が設けられる情報処理装置の内部温度との
関係で適宜設定する必要があり,第一のしきい値が55
℃第二のしきい値が50℃に限られるものではない。更
に第三第四と細かくしきい値を設定すれば,記録媒体駆
動装置内部の温度を更に細かく制御することが可能にな
る。
【0010】本出願第2の発明の記録媒体駆動装置は,
本出願第1の発明の記録媒体駆動装置において,前記温
度監視部は,前記温度センサーが感知した温度と予め設
定されるしきい値との大小を比較することを特徴とす
る。
【0011】したがって,本出願第2の発明の記録媒体
駆動装置によれば,記録媒体駆動装置内部の温度を監視
することができ,その温度としきい値との大小によって
記録媒体駆動装置内部の温度を制御することが可能にな
る。
【0012】本出願第3の発明の記録媒体駆動装置は,
本出願第1又は本出願第2の発明の記録媒体駆動装置に
おいて,前記温度センサーに感知された温度が予め設定
される第一のしきい値以上の場合は,前記モーター制御
部はモーターの最高回転数を抑制するむねの信号がモー
ターに出力されることを特徴とする。
【0013】したがって,本出願第3の発明の記録媒体
駆動装置によれば,記録媒体駆動装置内部の温度が第一
のしきい値以上になった場合にはモーターの回転数を小
さくすることによって記録媒体駆動装置内部の温度を下
げることが可能になる。ここでモーターの最高回転数と
は,モーターを回転させることのできる最高の回転数の
ことである。モーターの性能によってこの最高回転数は
決定されている。
【0014】本出願第4の発明の記録媒体駆動装置は,
本出願第1から本出願第3のいずれか一の発明の記録媒
体駆動装置において,前記温度センサーに感知された温
度が予め設定される第二のしきい値以下の場合は,前記
モーター制御部はモーターの最高回転数を抑制しないむ
ねの信号がモーターに出力されることを特徴とする。
【0015】したがって,本出願第4の発明の記録媒体
駆動装置によれば,記録媒体駆動装置内部の温度が第二
のしきい値以下になった場合にはモーターの回転数を大
きくすることによって記録媒体駆動装置内部の温度を制
御しつつ,記録媒体に記録されたデータ信号の読み取り
又は記録媒体へのデータ信号の書き込みを効率よく実行
することが可能になる。
【0016】本出願第5の発明の記録媒体駆動方法は,
モーターの最高回転数の制限を解除する第一手順と,温
度監視部によって温度センサーから検知される内部温度
が第一のしきい値以上か否かを判定する第二手順と,内
部温度が第一のしきい値未満の場合は第一手順に戻り,
内部温度が第一のしきい値以上の場合は次の手順に進む
第三手順と,モーターの最高回転数を制限する第四手順
と,温度監視部によって温度センサーから検知される内
部温度が第二のしきい値以下か否かを判定する第五手順
と,内部温度が第二のしきい値に比較して大きい場合は
第四手順に戻り,内部温度が第二のしきい値以下の場合
は第一手順に戻る第六手順と,を設定することを特徴と
する。
【0017】本出願第5の記録媒体駆動方法によれば,
記録媒体駆動装置内部に設置される温度センサーによっ
て測定される温度と予め設定されるしきい値とを比較し
てモーターの回転数を制御することができる。すなわ
ち,記録媒体駆動装置内部の温度が第一のしきい値に比
較して高い場合は,モーターの回転数を小さくし,記録
媒体駆動装置内部の温度が第一のしきい値に比較して高
くない場合は,モーターの回転数を大きくする。これに
よって,記録媒体駆動装置内部の温度が過剰に高くなる
可能性を極めて少なくすることができる。したがって,
記録媒体に記録されたデータ信号の読み取り又は記録媒
体へのデータ信号の書き込みを記録媒体駆動装置の内部
温度に依存せず安定した品質で行うことが可能になる。
また,記録媒体駆動装置の発熱を抑えるために特別な構
造設計を必要とせず,筐体の設計コストを抑えることが
できることである。更に,記録媒体駆動装置専用のファ
ンを必要としないためファンから発生する騒音を低減さ
せることが可能になる。ここで内部温度とは,記録媒体
駆動装置の内部における温度のことである。また,しき
い値は記録媒体駆動装置の発熱を抑えるために不具合が
発生しない温度に設定する。すなわち,記録媒体駆動装
置内部の温度がしきい値以上の場合はモーターを低い回
転数で駆動させ,記録媒体駆動装置内部の温度がしきい
値未満の場合はモーターを高い回転数で駆動させる。更
に,別のもう一つのしきい値である第二のしきい値を設
定する。すなわち,低い回転数で駆動させていて,記録
媒体駆動装置内部の温度が第二のしきい値以下になった
場合は,モーターを高い回転数で駆動させる。記録媒体
駆動装置内部の温度が第二のしきい値よりも大きい場合
は,モーターを低い回転数で駆動させる。一般に第二の
しきい値は第一のしきい値よりも小さい値に設定する。
例えば第一のしきい値を55℃,第二のしきい値を50
℃と予め設定することができる。ただし,モーターを駆
動する記録媒体駆動装置の特性と記録媒体駆動装置が設
けられる情報処理装置の内部温度との関係で適宜設定す
る必要があり,第一のしきい値が55℃第二のしきい値
が50℃に限られるものではない。更に第三第四と細か
くしきい値を設定することにより,記録媒体駆動装置内
部の温度を更に細かく制御することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】第一の実施の形態 本発明における第一の実施の形態の記録媒体駆動装置を
図1及び図2を参照して説明する。図1は,本実施の形
態のCD−ROMドライブ1の断面図である。図2は,
本実施の形態の記録媒体駆動装置の動作を示す流れ図で
ある。
【0019】本実施の形態に係る記録媒体駆動装置は,
温度センサー2と,温度監視部3と,スピンドルモータ
ー制御部4と,スピンドルモーター5と,ピックアップ
ユニット7とから構成される。そして,スピンドルモー
ター5上に,データ信号が記録されているCD−ROM
メディア6を配置する。温度センサー2は,内部温度を
検知しCD−ROMドライブ1の内部温度を示す温度信
号S1を出力する。温度監視部3は,温度信号S1とし
きい値を比較した結果を示す情報信号S2とを比較し情
報信号S2を出力する。スピンドルモーター制御部4
は,情報信号S2によってスピンドルモーター5の最高
回転数を制御する制御信号S3を出力する。スピンドル
モーター5は,CD−ROMメディア6に記録されたデ
ータ信号を効率よく読み取るためにCD−ROMメディ
ア6を回転させる。ピックアップユニット7は,回転す
るCD−ROMメディア6に記録されたデータ信号を読
み取る。
【0020】本実施の形態に係る記録媒体駆動装置で
は,CD−ROMドライブ1が動作しCD−ROMドラ
イブ1の内部温度が上昇するとあらかじめ設定されたし
きい値と内部温度とを比較する。内部温度がこのしきい
値を超えると,スピンドルモーター5の最高回転数を制
限して,スピンドルモーター5の発熱を抑制する。これ
ら一連の動作によって,CD−ROMドライブ1の内部
温度が下降し,CD−ROMメディア6に記録されたデ
ータ信号の読み取りを安定した品質で行うことができ
る。また,CD−ROMドライブ1の内部温度が下降し
てしきい値を下回るとスピンドルモーター5の最高回転
数の制限を解除する。このようにしてCD−ROMドラ
イブ1の内部温度の上昇を抑えることで,CD−ROM
メディア6に記録されたデータ信号を安定して読み取る
ことができる。
【0021】本実施の形態における記録媒体駆動装置の
動作について図1を参照して説明する。CD−ROMド
ライブ1内部にはデータ信号の記録されたCD−ROM
メディア6が配置され,スピンドルモーター5の回転に
よりCD−ROMメディア6を回転させ,CD−ROM
メディア6の記録面側にあるピックアップユニット7か
ら照射されるレーザーによる反射の有無によって記録さ
れたデータ信号を連続的に読み取る。CD−ROMドラ
イブ1が動作しているとき,CD−ROMドライブ1の
内部温度は,高回転で連続動作するスピンドルモーター
5からの発熱や,その他のデバイスが発する熱の影響に
よって徐々に上昇していく。CD−ROMドライブ1の
内部温度は温度センサー2が検知し,その内部温度値を
温度信号S1として温度監視部3に出力する。温度監視
部3ではあらかじめ設定されたしきい値と温度信号S1
とを比較し,その比較結果である情報信号S2をスピン
ドルモーター制御部4に出力する。スピンドルモーター
制御部4では情報信号S2の値を入力して,スピンドル
モーター5の最高回転数の制御を行う。情報信号S2の
値がしきい値を超えた場合,スピンドルモーター制御部
4はスピンドルモーター5の最高回転数を制限する制御
信号S3を出力し,スピンドルモーター5の最高回転数
は制限されてスピンドルモーター5からの発熱を抑制す
る。これによってCD−ROMドライブ1の内部温度が
下降する。スピンドルモーター5の最高回転数が制限さ
れた状態において,情報信号S2の値がしきい値を下回
った場合,スピンドルモーター制御部4はスピンドルモ
ーター5の最高回転数の制限を解除する制御信号S3を
スピンドルモーター5に出力する。この制御信号S3に
よって,スピンドルモーター5の最高回転数の制限を解
除する。以上の様にしてCD−ROMドライブ1の内部
温度を制御し,CD−ROMメディア6に記録されたデ
ータ信号を読み取ることができる。
【0022】つぎに本発明の記録媒体駆動装置の動作に
ついて図1のCD−ROMドライブ断面図を用いて説明
する。温度センサー2及び温度監視部3によって監視さ
れたCD−ROMドライブ1の内部温度と,スピンドル
モーター制御部4によって制御されるスピンドルモータ
ー5の最高回転数について,一連の動作を図2の流れ図
を参照して説明する。記録媒体駆動装置が動作を開始し
た後,A1ではスピンドルモーター5の最高回転数制限
を解除し(モードは「H」に設定される)A2の処理へ
移る。A2では,温度監視部3によって温度センサー2
が検知したCD−ROMドライブ1の内部温度が55℃
以上か否かを判定する。このときCD−ROMドライブ
1の内部温度が55℃以上になっておらずA2での条件
を満足していない場合は,A1に戻りスピンドルモータ
ー5は最高回転数で動作し続ける。すなわち,スピンド
ルモーター5が最高回転数で動作して,CD−ROMメ
ディア6に記録されたデータ信号を読み取る。この様に
スピンドルモーター5が最高回転数で動作し続けると,
CD−ROMドライブ1の内部温度は上昇してくる。一
方,CD−ROMドライブ1の内部温度が55℃以上と
なり条件を満足する場合はA3の処理へ移る。A3で
は,スピンドルモーター5の最高回転数を制限してA4
の処理へ移る。A4では,温度監視部3によって温度セ
ンサー2が検知したCD−ROMドライブ1の内部温度
が50℃以下か否かを判定する。このときCD−ROM
ドライブ1の内部温度が50℃以下になっておらずA4
での条件が満足していない場合は,A3に戻りスピンド
ルモーター5は更に最高回転数が制限される。すなわ
ち,スピンドルモーター5からの発熱を抑制したままC
D−ROMメディア6に記録されたデータ信号を読み取
る。一方,CD−ROMドライブ1の内部温度が50℃
以下となりA4での条件を満足する場合には,A1に戻
りスピンドルモーター5は最高回転数で回転し,CD−
ROMメディア6に記録されたデータ信号を読み取る。
以降記録媒体駆動装置の動作は以上の流れ図を繰り返
す。この流れ図では,A2での上限しきい値(第一のし
きい値)を55℃,A4での下限しきい値(第二のしき
い値)を50℃としたことによって,スピンドルモータ
ー5の最高回転数を制御する。この制御において制限解
除と制限との間で5℃の幅を設けることによって,スピ
ンドルモーター5の回転数が頻繁に切り替わる可能性を
少なくし,CD−ROMメディアに記録されたデータ信
号をスムーズに読み取ることができる。
【0023】本実施の形態では,A2での上限しきい値
を55℃,A4での下限しきい値を50℃としたが,し
きい値をこれらの値に限定するものではない。これらし
きい値はスピンドルモーター5の回転数による記録媒体
駆動装置の温度の変動割合と,筐体内の温度とを考慮す
ることによって適宜設定する必要がある。
【0024】本実施の形態の記録媒体駆動装置では,例
としてCD−ROMの場合について説明した。しかし記
録媒体駆動装置としてCD−ROMだけでなく,CD−
R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RAM,P
D,MO等についても適用することができる。
【0025】以上本発明の実施の形態の記録媒体駆動装
置であるCD−ROMドライブ1によれば,温度を検知
し温度が示される温度信号S1を出力する温度センサー
2と,温度信号S1を入力し,予め設定されるしきい値
(55℃及び50℃)と温度信号S1とから得られる情
報信号S2を出力する温度監視部3と,記録媒体である
CD−ROMに記録されたデータ信号を読み取るために
記録媒体を回転させるモーターであるスピンドルモータ
ー5と,温度監視部3から情報信号S2を入力し,情報
信号S2によってモーターの最高回転数を制御する制御
信号S3を出力するモーター制御部4と,記録媒体であ
るCD−ROMに記録されたデータ信号を読み取る記録
装置部分であるピックアップユニット7とを有して成
り,モーターであるスピンドルモーター5の最高回転数
を制御することによって,CD−ROMドライブ1内部
に設置される温度センサー2によって測定される温度と
予め設定されるしきい値(55℃及び50℃)とを比較
してスピンドルモーター5の回転数を制御することがで
きる。すなわち,CD−ROMドライブ1内部の温度が
高い場合は,スピンドルモーター5の回転数を小さく
し,CD−ROMドライブ1内部の温度が高くない場合
は,スピンドルモーター5の回転数を大きくする。これ
によって,CD−ROMドライブ1内部の温度が過剰に
高くなる可能性を極めて少なくすることができる。した
がって,CD−ROMに記録されたデータ信号の読み取
りをCD−ROMドライブ1の内部温度に依存せず安定
した品質で行うことが可能になる。また,CD−ROM
ドライブ1の発熱を抑えるために特別な構造設計を必要
とせず,筐体の設計コストを抑えることができることで
ある。更に,CD−ROMドライブ1専用のファンを必
要としないためファンから発生する騒音を低減させるこ
とが可能になる。
【0026】第二の実施の形態 本発明における第二の実施の形態の記録媒体駆動装置を
図3を参照して説明する。図3は,固定磁気ディスクド
ライブの断面図である。第一の実施の形態に記載される
CD−ROMドライブと同様に,本実施の形態の固定磁
気ディスクドライブ16の場合についても第一の実施の
形態と同様の効果が得られる。
【0027】本実施の形態に係る記録媒体駆動装置は,
温度センサー20と,温度監視部21と,スピンドルモ
ーター制御部22と,ディスク17と,スピンドルモー
ター18と,ヘッド19とから構成される。温度センサ
ー20は,固定磁気ディスクドライブ16の内部温度を
検知し温度信号S4を出力する。温度監視部21は,温
度信号S4としきい値とを比較した結果を示す情報信号
S5を出力する。スピンドルモーター制御部22は,情
報信号S5を入力してスピンドルモーター18の最高回
転数を制御する制御信号S6を出力する。スピンドルモ
ーター18は,データ信号が記録されたディスク17を
回転させる。ヘッド19は,回転するディスク17に記
録されたデータ信号を読み取る。固定磁気ディスクドラ
イブ16は,ディスク17に磁場をかけることによって
データ信号を記録するものである。ディスク17はスピ
ンドルモーター18によって高速回転し,ヘッド19に
よってディスク17に記録されたデータ信号の読み取
り,及びディスク17に対するデータ信号の書き込みを
連続的に行う。
【0028】本実施の形態に係る記録媒体駆動装置であ
る固定磁気ディスクドライブ16の動作を図3を参照し
て説明する。固定磁気ディスクドライブ16の内部温度
は,高回転で連続動作するスピンドルモーター18から
の発熱及びその他のデバイスが発する熱の影響によって
徐々に上昇していく。このときの固定磁気ディスクドラ
イブ16の内部温度は温度センサー20が検知し,その
値を温度信号S4として温度監視部21に出力する。温
度監視部21では,予め設定したしきい値と温度信号S
4とを比較する。その結果である情報信号S5をスピン
ドルモーター制御部22に出力する。スピンドルモータ
ー制御部22では,情報信号S5の値をもとにスピンド
ルモーター18の最高回転数を制御する。情報信号S5
の値がしきい値を超えた場合,スピンドルモーター制御
部22はスピンドルモーター18の最高回転数を制限す
る制御信号S6をスピンドルモーター18に出力する。
するとスピンドルモーター18の最高回転数は制限され
る。これによってスピンドルモーター18からの発熱が
抑制され,固定磁気ディスクドライブ16の内部温度が
下降する。
【0029】スピンドルモーター18の最高回転数が制
限された状態で,情報信号S5の値がしきい値を下回っ
た場合,スピンドルモーター制御部22はスピンドルモ
ーター18の最高回転数の制限を解除する制御信号S6
をスピンドルモーター18に出力する。するとスピンド
ルモーター18の最高回転数の制限が解除される。以上
のようにして固定磁気ディスク16の内部温度を制御す
ることによって,ディスク17に記録されたデータ信号
の読み取り又はディスク17に対するデータ信号の書き
込みを安定した品質で行うことができる。また,本実施
の形態に係る記録媒体駆動装置によれば,固定ディスク
ドライブ16の熱による悪影響を回避することができ
る。
【0030】本実施の形態の記録媒体駆動装置では,例
として固定磁気ディスクの場合について説明した。しか
し記録媒体駆動装置は固定磁気ディスクだけでなく,C
D−R,CD−RW,DVD−ROM,DVD−RA
M,PD,MO等についても適用することができる。
【0031】以上本発明の実施の形態の記録媒体駆動装
置である固定磁気ディスクドライブ16によれば,温度
を検知し温度が示される温度信号S4を出力する温度セ
ンサー20と,温度信号S4を入力し,予め設定される
しきい値(55℃及び50℃)と温度信号S4とから得
られる情報信号S5を出力する温度監視部21と,記録
媒体であるディスク17に記録されたデータ信号を読み
取る又は記録媒体であるディスク17にデータ信号を書
き込むために記録媒体である磁気ディスク17を回転さ
せるモーターであるスピンドルモーター18と,温度監
視部21から情報信号S5を入力し,情報信号S5によ
ってモーターであるスピンドルモーター18の最高回転
数を制御する制御信号S6を出力するモーター制御部で
あるスピンドルモーター制御部22と,記録媒体である
ディスク17に記録されたデータ信号を読み取る又は記
録媒体であるディスク17にデータ信号を書き込む記録
装置部分であるヘッド19とを有して成り,モーターで
あるスピンドルモーター18の最高回転数を制御するこ
とによって,固定磁気ディスクドライブ16内部に設置
される温度センサー20によって測定される温度と予め
設定されるしきい値(55℃及び50℃)とを比較して
スピンドルモーター18の回転数を制御することができ
る。すなわち,固定磁気ディスクドライブ16内部の温
度が高い場合は,スピンドルモーター18の回転数を小
さくし,固定磁気ディスクドライブ16内部の温度が高
くない場合は,スピンドルモーター18の回転数を大き
くする。これによって,固定磁気ディスクドライブ16
内部の温度が過剰に高くなる可能性を極めて少なくする
ことができる。したがって,記録媒体に記録されたデー
タ信号の読み取り又は記録媒体へのデータ信号の書き込
みを固定磁気ディスクドライブ16の内部温度に依存せ
ず安定した品質で行うことが可能になる。また,固定磁
気ディスクドライブ16の発熱を抑えるために特別な構
造設計を必要とせず,筐体の設計コストを抑えることが
できることである。更に,固定磁気ディスクドライブ1
6専用のファンを必要としないためファンから発生する
騒音を低減させることが可能になる。
【0032】
【発明の効果】以上によって本発明の記録媒体駆動装置
では,記録媒体駆動装置の内部温度を下降させることが
でき,記録媒体に記録されたデータ信号の読み取り又は
記録媒体へのデータ信号の書き込みを,記録媒体駆動装
置の内部温度に依存せず安定した品質で行うことが可能
になる。また,記録媒体駆動装置の発熱を抑えるために
特別な構造設計を必要とせず,筐体の設計コストを抑え
ることができることである。更に,記録媒体駆動装置専
用のファンを必要としないためファンから発生する騒音
を低減させる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における第一の実施の形態の記録媒体
駆動装置の断面図である。
【図2】 本発明における第一の実施の形態の記録媒体
駆動装置の動作を示す流れ図である。
【図3】 本発明における第二の実施の形態の記録媒体
駆動装置の断面図である。
【図4】 従来の一般的な情報処理装置の内部を示す図
である。
【符号の説明】
1 CD−ROMドライブ 2 温度センサー 3 温度監視部 4 スピンドルモーター制御部 5 スピンドルモーター 6 CD−ROMメディア 7 ピックアップユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部温度を検知し温度が示される温度信
    号を出力する温度センサーと,温度信号を入力し,予め
    設定されるしきい値と温度信号とから得られる情報信号
    を出力する温度監視部と,記録媒体に記録されたデータ
    信号を読み取る又は記録媒体にデータ信号を書き込むた
    めに記録媒体を回転させるモーターと,前記温度監視部
    から情報信号を入力し,情報信号によってモーターの最
    高回転数を制御する制御信号を出力するモーター制御部
    と,記録媒体に記録されたデータ信号を読み取る又は記
    録媒体にデータ信号を書き込む記録装置部分とを有して
    成り,モーターの回転数を制御することを特徴とする記
    録媒体駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記温度監視部は,前記温度センサーが
    感知した温度と予め設定されるしきい値との大小を比較
    することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記温度センサーに感知された温度が予
    め設定される第一のしきい値以上の場合は,前記モータ
    ー制御部はモーターの最高回転数を抑制するむねの信号
    がモーターに出力されることを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の記録媒体駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記温度センサーに感知された温度が予
    め設定される第二のしきい値以下の場合は,前記モータ
    ー制御部はモーターの最高回転数を抑制しないむねの信
    号がモーターに出力されることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3のいずれか一に記載の記録媒体駆動装置。
  5. 【請求項5】 モーターの最高回転数の制限を解除する
    第一手順と,温度監視部によって温度センサーから検知
    される内部温度が第一のしきい値以上か否かを判定する
    第二手順と,内部温度が第一のしきい値未満の場合は第
    一手順に戻り,内部温度が第一のしきい値以上の場合は
    次の手順に進む第三手順と,モーターの最高回転数を制
    限する第四手順と,温度監視部によって温度センサーか
    ら検知される内部温度が第二のしきい値以下か否かを判
    定する第五手順と,内部温度が第二のしきい値に比較し
    て大きい場合は第四手順に戻り,内部温度が第二のしき
    い値以下の場合は第一手順に戻る第六手順と,を設定す
    ることを特徴とする記録媒体駆動方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7423942B2 (en) 2003-08-08 2008-09-09 Hitachi-Lg Data Storage, Inc. Optical disc device for recording different types of optical discs and data recording method for optical disc device
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