JP2001200954A - 曲線配管の施工方法 - Google Patents

曲線配管の施工方法

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JP2001200954A
JP2001200954A JP2000010542A JP2000010542A JP2001200954A JP 2001200954 A JP2001200954 A JP 2001200954A JP 2000010542 A JP2000010542 A JP 2000010542A JP 2000010542 A JP2000010542 A JP 2000010542A JP 2001200954 A JP2001200954 A JP 2001200954A
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curved
substrate
fin
pipe
spiral tube
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JP2000010542A
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Michihiko Watanabe
充彦 渡辺
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】曲線部分の曲率が大きくなっても、螺旋管形成
部材の幅を小さくすることなく、破損せずに螺旋管を連
続的に製管できて、施工効率及び施工性に優れた曲線配
管の施工方法を提供する。 【解決手段】帯状基板11の片面にリブが立設され、帯
状基板11の両側端付近に係合接合部12,13が設け
られ、帯状基板11を螺旋状に巻回したときに隣接する
帯状基板の係合接合部12,13同士を係合接合するこ
とにより螺旋管を形成することのできる螺旋管形成部材
1を用いた曲線配管の施工方法であって、前記螺旋管形
成部材1として、前記帯状基板11が第1の基板部11
1と第2の基板部112からなり、該第1の基板部11
1と第2の基板部112間が幅方向に伸縮できるように
嵌合されたものを用いて、曲線配管の曲線部分の外周側
を形成する際には、該第1の基板部111と第2の基板
部112間が伸長状態をなすように螺旋管を形成し、曲
線配管の曲線部分の内周側を形成する際には、該第1の
基板部111と第2の基板部112間が収縮状態をなす
ように螺旋管を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅方向に伸縮自在
な螺旋管形成部材を用いた曲線配管の施工方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上下水道及びガス管等として使用される
既設管には、古くから金属管やヒューム管が使用されて
いる。このような既設管は、長期の使用によって老朽化
し、割れや腐食により漏水するおそれがある。このた
め、最近では、老朽化した埋設管等の既設管内に合成樹
脂管を挿入してライニングすることが行われている。
【0003】例えば、特公昭61−28493号公報に
記載されているように、管状物を形成するためものであ
って、相互に嵌合させることができる嵌合部を設け、螺
旋状に巻くことができる細長いストリップが知られてい
る。この方法では、細長いストリップを螺旋状に巻き隣
接する嵌合部同士を嵌合状態とすることにより螺旋管を
製造し、その螺旋管を既設管内に挿入することにより既
設管内面を螺旋管によってライニングするようになって
いる。
【0004】上記細長いストリップでは、例えば曲がっ
た既設管に沿って螺旋管を挿通させる場合には、既設管
内周面に螺旋管が接触することにより、螺旋管に大きな
抵抗力が作用する。このために、螺旋管に順次ストリッ
プが送給されることにより、螺旋管を構成するストリッ
プに螺旋方向への推進力が作用して、螺旋管には拡径す
るように力が加わる。これにより、螺旋管を構成してい
るストリップの幅方向に大きな引張力が作用し、その引
張力によりストリップの各嵌合部同士の嵌合状態が解除
されて、螺旋管が破損するおそれがある。
【0005】そこで、上記の問題を解決するため、特開
平8−75042号公報に記載されているように、帯状
体同士をジョイナーで接続し、ジョイナーに伸縮機能を
持たせる手段が提案されている。
【0006】即ち、図7に示すように、帯板状(イ)
(イ)間に軟質塩化ビニル樹脂製のジョイナー(ロ)を
設け、ジョイナー(ロ)の突条(ハ)を帯板状(イ)の
凹溝(ニ)に挿入することにより帯板状(イ)(イ)同
士を結合して螺旋管を構成し、ジョイナー(ロ)の屈曲
変形部(ホ)の変形により既設管(へ)の曲線部分に対
応できるようにしたものである。
【0007】しかしながら、上記の手段は、既設管の曲
線部分の曲率が大して大きくない場合には有効である
が、既設管の曲線部分の曲率が大きくなると、帯板状の
幅を小さくする必要があり、幅の小さな帯板状を使用す
る結果、施工効率の低下が免れない欠点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解消し、曲線部分の曲率が大きくなっ
ても、螺旋管形成部材の幅を小さくすることなく、破損
せずに螺旋管を連続的に製管できて、施工効率及び施工
性に優れた曲線配管の施工方法を提供することを目的と
してなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、帯状基板の片面にリブが立設さ
れ、帯状基板の両側端付近に係合接合部が設けられ、帯
状基板を螺旋状に巻回したときに隣接する帯状基板の係
合接合部同士を係合接合することにより螺旋管を形成す
ることのできる螺旋管形成部材を用いた曲線配管の施工
方法であって、前記螺旋管形成部材として、前記帯状基
板が第1の基板部と第2の基板部からなり、該第1の基
板部と第2の基板部間が幅方向に伸縮できるように嵌合
されたものを用いて、曲線配管の曲線部分の外周側を形
成する際には、該第1の基板部と第2の基板部間が伸長
状態をなすように螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分
の内周側を形成する際には、該第1の基板部と第2の基
板部間が収縮状態をなすように螺旋管を形成する曲線配
管の施工方法である。
【0010】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、曲線配管の曲線部分の外周側を形成する際には、該
第1の基板部と第2の基板部間が伸長状態をなすように
螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の内周側を形成す
る際には、該第1の基板部と第2の基板部間が収縮状態
をなすように、曲線配管の曲線部分の曲率に応じて連続
的に螺旋管を形成する本発明1の曲線配管の施工方法。
【0011】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)
は、本発明1の螺旋管形成部材を用いて、該螺旋管形成
部材を挟着するゴムローラとフィンローラからなる接合
機構部を備え、該フィンローラが、回転可能とされた軸
と、その周囲に配設され、軸を回転することにより回転
可能とされた筒状体と、その上に配設された第1のフィ
ン部と第2のフィン部を備え、該第1のフィン部と第2
のフィン部を、前記筒状体の回転方向をかえることによ
り、離反する方向及び近接する方向にいずれにも移動可
能とされた螺旋管の製管機にて、曲線配管の曲線部分の
外周側を形成する際には、該第1のフィン部と第2のフ
ィン部を離反する方向に移動するようにして、前記の第
1の基板部と第2の基板部間が伸長状態をなすように螺
旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の内周側を形成する
際には、該第1のフィン部と第2のフィン部を近接する
方向に移動するようにして、前記の第1の基板部と第2
の基板部間が収縮状態をなすように螺旋管を形成する曲
線配管の施工方法である。
【0012】本願の請求項4に記載の発明(本発明4)
は、曲線配管の曲線部分の外周側を形成する際には、該
第1のフィン部と第2のフィン部を離反する方向に移動
するようにして、前記の第1の基板部と第2の基板部間
が伸長状態をなすように螺旋管を形成し、曲線配管の曲
線部分の内周側を形成する際には、該第1のフィン部と
第2のフィン部を近接する方向に移動するようにして、
前記の第1の基板部と第2の基板部間が収縮状態をなす
ように、曲線配管の曲線部分の曲率に応じて連続的に螺
旋管を形成する本発明3の曲線配管の施工方法である。
【0013】
【作用】本発明1の曲線配管の施工方法は、前記螺旋管
形成部材として、前記帯状基板が第1の基板部と第2の
基板部からなり、該第1の基板部と第2の基板部間が幅
方向に伸縮できるように嵌合されたものを用いて、曲線
配管の曲線部分の外周側を形成する際には、該第1の基
板部と第2の基板部間が伸長状態をなすように螺旋管を
形成し、曲線配管の曲線部分の内周側を形成する際に
は、該第1の基板部と第2の基板部間が収縮状態をなす
ように螺旋管を形成することにより、既設管の曲線部分
の曲率が大きくなっても、その内部にて、螺旋管形成部
材の幅を小さくしなくても、曲線配管の曲線部分の外周
側を第1の基板部と第2の基板部間を伸長状態となして
幅方向の引張力を吸収してその破損を回避できるので、
曲線配管の曲線部分の螺旋管を無理なく連続的に製管す
ることができて、施工効率及び施工性に優れている。
【0014】本発明2の曲線配管の施工方法は、曲線配
管の曲線部分の外周側を形成する際には、該第1の基板
部と第2の基板部間が伸長状態をなすように螺旋管を形
成し、曲線配管の曲線部分の内周側を形成する際には、
該第1の基板部と第2の基板部間が収縮状態をなすよう
に、曲線配管の曲線部分の曲率に応じて連続的に螺旋管
を形成することより、曲線配管の曲線部分の曲率に応じ
て螺旋管を無理なく連続的に製管することができて、施
工効率及び施工性に優れている。
【0015】本発明3の曲線配管の施工方法は、本発明
1の螺旋管形成部材を用いて、該螺旋管形成部材を挟着
するゴムローラとフィンローラからなる接合機構部を備
え、該フィンローラが、回転可能とされた軸と、その周
囲に配設され、軸を回転することにより回転可能とされ
た筒状体と、その上に配設された第1のフィン部と第2
のフィン部を備え、該第1のフィン部と第2のフィン部
を、前記筒状体の回転方向をかえることにより、離反す
る方向及び近接する方向にいずれにも移動可能とされた
螺旋管の製管機にて、曲線配管の曲線部分の外周側を形
成する際には、該第1のフィン部と第2のフィン部を離
反する方向に移動するようにして、前記の第1の基板部
と第2の基板部間が伸長状態をなすように螺旋管を形成
し、曲線配管の曲線部分の内周側を形成する際には、該
第1のフィン部と第2のフィン部を近接する方向に移動
するようにして、前記の第1の基板部と第2の基板部間
が収縮状態をなすように螺旋管を形成することにより、
既設管の曲線部分の曲率が大きくなっても、その内部に
て、螺旋管形成部材の幅を小さくしなくても、曲線配管
の曲線部分の外周側を、製管機の第1のフィン部と第2
のフィン部を離反する方向に移動するようにして第1の
基板部と第2の基板部間を伸長状態となして幅方向の引
張力を吸収してその破損を回避できるので、曲線配管の
曲線部分の螺旋管を無理なく連続的に製管することがで
きて、施工効率及び施工性に優れている。
【0016】本発明4の曲線配管の施工方法は、曲線配
管の曲線部分の外周側を形成する際には、該第1のフィ
ン部と第2のフィン部を離反する方向に移動するように
して、前記の第1の基板部と第2の基板部間が伸長状態
をなすように螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の内
周側を形成する際には、該第1のフィン部と第2のフィ
ン部を近接する方向に移動するようにして、前記の第1
の基板部と第2の基板部間が収縮状態をなすように、曲
線配管の曲線部分の曲率に応じて連続的に螺旋管を形成
することにより、曲線配管の曲線部分の曲率に応じて螺
旋管を無理なく連続的に製管することができて、施工効
率及び施工性に優れている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の曲線配管の施工
方法に使用される螺旋管形成部材の一例を説明する断面
図である。図1に示すように、この螺旋管形成部材1
は、幅方向に伸長し得るように形成された伸縮部を具備
する。この螺旋管形成用部材1は、帯状基板11を螺旋
状に巻回した際に外表面側となる片面側に突出するよう
に、その一側端に一方の係合接合部である凹溝部12が
突設され、他側端に他方の係合接合部である突条13が
突設されている。
【0018】凹溝部12は、フランジ部12aと、その
内面に形成された断面半円状の凹溝12bからなり、そ
れらが帯状部材1の長手方向に沿って設けられている。
突条13は、支柱部13aと、その先端に配設された半
球状の挿入部13bとからなり、それらが帯状部材1の
長手方向に沿って設けられている。
【0019】帯状基板11は、長手方向に沿って設けら
れた第1の基板部111と第2の基板部112とからな
り、両者間が幅方向に伸縮できるように嵌合されてい
る。第1の基板部111には、第2の基板部側の側端に
嵌合部111aが設けられている。嵌合部111aは二
股状とされ、且つ開口端内縁に抜止部111bが対設さ
れている。
【0020】第2の基板部112は、第1の基板部11
1側の側端に係止部112aが設けられており、第1の
基板部111の嵌合部111a内に摺動可能に挿入係止
されている。第2の基板部112の片面側には、断面T
形のリブ14が突設されている。
【0021】この螺旋管形成部材1を用いて、図6に示
すような既設管Kの曲線部分K2内において、形成する
曲線配管Pの曲線部分P2の外周側を形成する際には、
図2に示すように、第1の基板部111と第2の基板部
112とを幅方向に伸長した状態にて嵌合した状態の螺
旋管形成用部材1を帯状基板11の他の片面側が内側と
なるように螺旋状に巻回して、隣接する凹溝部12と突
条13とを係合接合して、伸長状態10をなすように螺
旋管を形成する。
【0022】又、形成する曲線配管Pの曲線部分P2の
内周側を形成する際には、図3に示すように、第1の基
板部111と第2の基板部112とが幅方向に収縮した
状態にて嵌合した状態の帯状部材1を螺旋状に巻回し、
隣接する凹溝部12と突条13間を係合接合して、収縮
状態10′をなすように螺旋管を形成する。
【0023】尚、この伸長状態10と収縮状態10′と
は相互になだらかに移行するように螺旋管を形成するこ
とはいうまでもない。このようにして、図6に示すよう
に、既設管K内の曲線部分K2において、伸長状態10
と収縮状態10′とが交互になだらかに移行するように
形成した螺旋管を順次形成することにより、曲線部分P
2の外周側が伸長状態10をなし、内周側が収縮状態1
0′をなす螺旋管からなる曲線配管Pを、その曲線部分
P2の曲率が大きくても施工効率よく施工することがで
きる。
【0024】尚、既設管Kの直線部分K1,K3内にお
ける、曲線配管Pの直線部分P1,P3の螺旋管を形成
する際には、図3に示すように、第1の基板部111と
第2の基板部112間を幅方向に収縮した状態にて嵌合
した状態の帯状部材1を螺旋状に巻回し、隣接する凹溝
部12と突条13間を係合接合して、全周にわたって収
縮状態10′をなすように螺旋管を連続的に形成するこ
とになる。
【0025】図4及び図5は、本発明の曲線配管の施工
方法に使用される螺旋管の製管機の一例を示す一部断面
図である。この螺旋管の製管機は、老朽化した既設配管
K内において、図1に示す螺旋管形成用部材1を用い
て、図2に示す伸長状態10と、図3に示す収縮状態1
0′とを交互に有する螺旋管を形成するための装置であ
る。
【0026】図4に示すように、この螺旋管の製管機
は、図1に示す螺旋管形成用部材1を螺旋状に巻回し、
その隣接する凹溝部12と突条13間を係合接合させて
螺旋管を形成するための接合機構部2を有している。接
合機構部2は、形成する螺旋管の内側に位置するゴムロ
ーラ21と、外側に位置するフィンローラ22からな
る。ゴムローラ21は油圧モータ211により駆動可能
とされており、フィンローラ22間に、螺旋管形成用部
材1を挟着して連続的に螺旋管を形成できるようになっ
ている。
【0027】図5に示すように、フィンローラ22は、
軸221と、軸221の周囲にベアリング222を介し
て配設された円筒状の芯部材223と、その芯部材22
3上に配設された第1のフィン部224と第2のフィン
部225からなる。芯部材223は、軸221を油圧モ
ータで回転させることにより周方向に回転させることが
できるようになっている。
【0028】芯部材223の中央部の外周面には、第1
のフィン部224側に第1のねじ部A1が周方向に沿っ
て設けられ、第2のフィン部224側に、第1の雄ねじ
部A1とは逆ねじの関係となる第2の雄ねじ部B1が設
けられている。第1のフィン部224の中央側の内周面
には第1の雄ねじ部A1に螺合する第1の雌ねじ部A2
が設けられている。第2のフィン部225の中央側の内
周面には第2の雄ねじ部B1に螺合する第1の雌ねじ部
B2が設けられている。
【0029】これにより、軸221の回転方向をかえる
ことにより、図5(a)に示すように第1のフィン部2
24と第2のフィン部225間が離反する方向に移動さ
せたり、図5(b)に示すように第1のフィン部224
と第2のフィン部225間が接近する方向に移動させた
りすることができるようになっている。
【0030】第1のフィン部224には、その外周面に
周方向に沿って突条224aが設けられており、第2の
フィン部225にも、その外周面に周方向に沿って突条
225aが設けられいる。
【0031】そして、図1に示す螺旋管形成用部材1を
用いて、図6に示すような曲線配管Pの曲線部分P2の
外周側を形成する際には、図5(a)に示すように第1
のフィン部224と第2のフィン部225間を離反する
方向に移動させておいて、螺旋管形成用部材1をゴムロ
ーラ21とフィンローラ22からなる接合機構部2の部
分を通過させて、螺旋状に巻回しつつ、その隣接する凹
溝部12と突条13間を係合接合させる。このとき、螺
旋管形成用部材1は第1のフィン部224の突条224
a及び第2のフィン部225の突条225aに案内され
て、第1の基板部111と第2の基板部112とが幅方
向に伸長した状態にて嵌合される。従って、第1の基板
部111と第2の基板部112とが幅方向に伸長した状
態にて嵌合された状態の螺旋管形成用部材1が帯状基板
11の他の片面側を内側とするように螺旋状に巻回さ
れ、隣接する凹溝部12と突条13間が係合接合されて
図2に示すような伸長状態10をなすように螺旋管が形
成される。
【0032】次に、図1に示す螺旋管形成用部材1を用
いて、図6に示すような曲線配管Pの曲線部分P2の内
周側を形成する際には、図5(b)に示すように第1の
フィン部224と第2のフィン部225間を近接する方
向に移動させておいて、螺旋管形成用部材1をゴムロー
ラ21とフィンローラ22からなる接合機構部2の部分
を通過させて、螺旋状に巻回しつつ、その隣接する凹溝
部12と突条13間を係合接合させる。このとき、螺旋
管形成用部材1は第1のフィン部224の突条224a
及び第2のフィン部225の突条225aに案内され
て、第1の基板部111と第2の基板部112とが幅方
向に収縮した状態にて嵌合される。従って、帯状基板1
1の他方の片面側が平滑な状態の螺旋管形成用部材1が
帯状基板11の他の片面側を内側とするように螺旋状に
巻回され、隣接する凹溝部12と突条13間が係合接合
されて図3に示すような収縮状態10′をなすように螺
旋管が形成される。
【0033】
【発明の効果】本発明の曲線配管の施工方法は、上記の
構成とされているので、曲線部分の曲率が大きくなって
も、螺旋管形成部材の幅を小さくすることなく、破損せ
ずに螺旋管を連続的に製管できて、施工効率及び施工性
に優れた曲線配管を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される螺旋管形成部材の一例を説
明する断面図である。
【図2】図1に示す螺旋管形成部材を用いて、伸長状態
をなすように形成した螺旋管を示す断面図である。
【図3】図1に示す螺旋管形成部材を用いて、収縮状態
をなすように形成した螺旋管を示す断面図である。
【図4】本発明に使用される螺旋管の製管機の一例を示
す一部断面図である。
【図5】図4に示す螺旋管の製管機を用いて、伸長状態
をなすように螺旋管を形成する状態を説明する一部断面
図である。
【図6】図4に示す螺旋管の製管機を用いて、収縮状態
をなすように螺旋管を形成する状態を説明する一部断面
図である。
【図7】従来のジョイナーに伸縮機能を持たせる手段の
例を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 螺旋管形成部材 2 接合機構部 10 伸長状態 10′ 収縮状態 11 帯状基板 12 凹溝部(係合接合部) 13 突条(係合接合部) 22 フィンローラ 111 第1の帯状基板 112 第2の帯状基板 221 軸 223 筒状体 224 第1のフィン部 225 第2のフィン部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状基板の片面にリブが立設され、帯状
    基板の両側端付近に係合接合部が設けられ、帯状基板を
    螺旋状に巻回したときに隣接する帯状基板の係合接合部
    同士を係合接合することにより螺旋管を形成することの
    できる螺旋管形成部材を用いた曲線配管の施工方法であ
    って、前記螺旋管形成部材として、前記帯状基板が第1
    の基板部と第2の基板部からなり、該第1の基板部と第
    2の基板部間が幅方向に伸縮できるように嵌合されたも
    のを用いて、曲線配管の曲線部分の外周側を形成する際
    には、該第1の基板部と第2の基板部間が伸長状態をな
    すように螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の内周側
    を形成する際には、該第1の基板部と第2の基板部間が
    収縮状態をなすように螺旋管を形成することを特徴とす
    る曲線配管の施工方法。
  2. 【請求項2】 曲線配管の曲線部分の外周側を形成する
    際には、該第1の基板部と第2の基板部間が伸長状態を
    なすように螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の内周
    側を形成する際には、該第1の基板部と第2の基板部間
    が収縮状態をなすように、曲線配管の曲線部分の曲率に
    応じて連続的に螺旋管を形成することを特徴とする請求
    項1に記載の曲線配管の施工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の螺旋管形成部材を用い
    て、該螺旋管形成部材を挟着するゴムローラとフィンロ
    ーラからなる接合機構部を備え、該フィンローラが、回
    転可能とされた軸と、その周囲に配設され、軸を回転す
    ることにより回転可能とされた筒状体と、その上に配設
    された第1のフィン部と第2のフィン部を備え、該第1
    のフィン部と第2のフィン部を、前記筒状体の回転方向
    をかえることにより、離反する方向及び近接する方向に
    いずれにも移動可能とされた螺旋管の製管機にて、曲線
    配管の曲線部分の外周側を形成する際には、該第1のフ
    ィン部と第2のフィン部を離反する方向に移動するよう
    にして、前記の第1の基板部と第2の基板部間が伸長状
    態をなすように螺旋管を形成し、曲線配管の曲線部分の
    内周側を形成する際には、該第1のフィン部と第2のフ
    ィン部を近接する方向に移動するようにして、前記の第
    1の基板部と第2の基板部間が収縮状態をなすように螺
    旋管を形成することを特徴とする曲線配管の施工方法。
  4. 【請求項4】 曲線配管の曲線部分の外周側を形成する
    際には、該第1のフィン部と第2のフィン部を離反する
    方向に移動するようにして、前記の第1の基板部と第2
    の基板部間が伸長状態をなすように螺旋管を形成し、曲
    線配管の曲線部分の内周側を形成する際には、該第1の
    フィン部と第2のフィン部を近接する方向に移動するよ
    うにして、前記の第1の基板部と第2の基板部間が収縮
    状態をなすように、曲線配管の曲線部分の曲率に応じて
    連続的に螺旋管を形成することを特徴とする請求項3に
    記載の曲線配管の施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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