JP2001200823A - ね じ - Google Patents

ね じ

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JP2001200823A
JP2001200823A JP2000008449A JP2000008449A JP2001200823A JP 2001200823 A JP2001200823 A JP 2001200823A JP 2000008449 A JP2000008449 A JP 2000008449A JP 2000008449 A JP2000008449 A JP 2000008449A JP 2001200823 A JP2001200823 A JP 2001200823A
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JP
Japan
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screw
flank
screwed
tapered
thread
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JP2000008449A
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English (en)
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Kazuo Kitaura
和雄 北浦
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Yuusu Kitaura KK
Original Assignee
Yuusu Kitaura KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小片もしく粉状とされた木材、金属、セラミ
ック等の材料または繊維化された木材等を固めて成形し
てなる複合材料に対してねじ込まれる場合にも、所謂馬
鹿ねじの状態になりにくいねじを提供する。 【解決手段】 軸部2の外周に、外径が先細となるテー
パー状をなす雄ねじ4を設け、この雄ねじ4のねじ山5
のねじ1後端側のフランク6のフランク角αをねじ1先
端側のフランク7のフランク角βより小さくする。雄ね
じ4の外径が先細となるテーパー状となっているので、
前記複合材料等のように靱性が小さい材料に対してねじ
込むときも、所謂馬鹿ねじと言われる状態になりにく
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジに係り、特に
小片もしく粉状とされた木材、金属、セラミック等の材
料または繊維化された木材等を固めて成形してなる複合
材料に対して使用するに好適なねじに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護、森林資源の保護という
観点から、木材の消費量を低減するため、木材チップ
や、アルミ・鉄等の金属またはセラミックの粉体または
破砕物等の、小片または粉状とされた材料を合成樹脂バ
インダーを用いて高温高圧で成形してなる複合材料や、
繊維化された木材等を固めて成形してなる複合材料等が
多く使用されるようになって来ている。
【0003】一方、従来の一般のねじ類においては、そ
の軸部は、先端部は先細とされることはあるが、基本的
には均一な太さとされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記複合材料は、一般
に脆く、靱性に乏しいため、従来の基本的に軸部の太さ
が均一のねじをねじ込んだとき、所謂馬鹿ねじと言われ
る状態、すなわちねじの締め付けが効かない状態になり
やすく、特に一度ねじ込まれていたねじを取り外してか
ら再度ねじ込む場合には、馬鹿ねじの状態になりやすか
った。
【0005】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたもので、本発明の1つの目的は、前記複合材料
に対してねじ込まれる場合に、所謂馬鹿ねじの状態にな
りにくいねじを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、予め下穴を設ける必
要がないねじを提供することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、以下の説明か
ら明らかになろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるねじは、軸
部と、この軸部の外周に設けられた外径が先細となるテ
ーパー状をなす雄ねじとを有してなり、前記雄ねじのね
じ山のねじ後端側のフランクのフランク角はねじ先端側
のフランクのフランク角より小さくされるものである。
【0009】本発明のねじにおいては、雄ねじの外径が
先細となるテーパー状となっているので、前記複合材料
等のように靱性が小さい材料に対してねじ込むときも、
所謂馬鹿ねじと言われる状態になりにくく、またそれら
の材料にねじ込まれていたねじを取り外してから再度ね
じ込む場合にも、所謂馬鹿ねじの状態になりにくい。し
たがって、前記複合材料等に用いるに好適である。
【0010】また、ねじのねじ山のねじ後端側のフラン
クのフランク角が該ねじ山のねじ先端側のフランクのフ
ランク角より小さくされているので、被螺入材料等にね
じ込まれた後、引き抜き方向の力を受けたときの抵抗力
を大きくすることができる。
【0011】また、軸部の先端部にドリル部を設ける
か、または先端部を先鋭とすれば、ドリル部または先鋭
とされた軸部の先端部によって被螺入材料に穴を開け、
続いてその穴に雄ねじ部分を螺入することにより、被螺
入材料に予め下穴を設ける必要がなくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明する。
【0013】
【実施例】図1〜3は、本発明の第一実施例を示してい
る。この実施例において、ねじ1は、軸部2とこの軸部
2の後端部に設けられた頭部3とを有している。前記頭
部3には十字穴、すり割り等のドライバビットを嵌合す
るためのリセス(図示せず)が設けられている。前記軸
部2のうちの該軸部2の先端部および頭部3付近を除く
部分の外周には、先細となるテーパー状をなす雄ねじ4
が設けられている。図3によく示されるように、前記雄
ねじ4のねじ山5のねじ1後端側のフランク6のフラン
ク角αは、ねじ山5のねじ1先端側のフランク7のフラ
ンク角βより小さくされている。本実施例では、具体的
には、α=15度、β=45度とされている(ただし、
本発明においては、フランク角α,βの具体的数値はこ
れらの数値に限定されるものではない)。前記軸部2の
先端部には、溝8を有するドリル部9が設けられてい
る。
【0014】このねじ1においては、軸部2の先端部に
ドリル部9を設けられているので、被螺入材料(図示せ
ず)に対してドリル部9の先端を押し付けながら締め付
け方向に回転することにより、ドリル部9によってセル
フドリリングで該材料に穴を開け、続いてその穴に雄ね
じ4部分を螺入することができる。したがって、被螺入
材料に予め下穴を設ける必要がない。
【0015】また、雄ねじ4の外径が先細となるテーパ
ー状となっているので、前記小片もしく粉状とされた木
材、金属、セラミック等の材料または繊維化された木材
等を固めて成形してなる複合材料等のように靱性が小さ
い材料に対して螺入するときも、所謂馬鹿ねじと言われ
る状態になりにくく、それらの材料に一度ねじ込まれて
いたねじ1を取り外してから再度ねじ込む場合にも、所
謂馬鹿ねじの状態になりにくい。
【0016】また、ねじ山5のねじ1後端側のフランク
6のフランク角αがねじ山5のねじ1先端側のフランク
7のフランク角βより小さくされているので、被螺入材
料等にねじ込まれた後、引き抜き方向の力を受けたとき
の抵抗力を大きくすることができる。
【0017】なお、ドリル部9の形状は、前記第一実施
例のような形状のものに限られることはなく、押し付け
ながら回転したときに被螺入材料を削って穴を開けるこ
とができるものであればよく、一般に錐と呼ばれる形状
をなしていてもよい。
【0018】図4は、本発明の第二実施例を示してお
り、この実施例においては、ドリル部9は四方錐状をな
している。他の構成は前記第一実施例と同様である。本
実施例においても、前記第一実施例と同様の作用効果を
得ることができる。
【0019】前記各実施例においては、軸部2の先端部
にドリル部9を設けているが、本発明のねじにおいて
は、軸部2の先端部を、回転されてもドリルのように材
料を削る作用は果たさない形状で先鋭としてもよく、こ
の場合には、軸部2の先端部を被螺入材料に対して突き
立てたり、たたき込んだりした後、雄ねじ4を被螺入材
料にねじ込むことにより、被螺入材料に予め下穴を設け
る必要をなくすことができる。
【0020】また、被螺入材料に下穴を設けてもよい場
合は、ねじ1の先端部にドリル部9を設けたり、ねじ1
の先端部を先鋭としなくてもよい。
【0021】また、本発明のねじは、前記複合材料以外
の材料にも使用できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、(イ)小片もし
く粉状とされた木材、金属、セラミック等の材料または
繊維化された木材等を固めて成形してなる複合材料等に
対してねじ込まれる場合にも、所謂馬鹿ねじの状態にな
りにくい、(ロ)被螺入材料等にねじ込まれた後、引き
抜き方向の力を受けたときの抵抗力を大きくすることが
できる、(ハ)ねじの先端部にドリル部を設けたり、ね
じの先端部を先鋭とすれば、予め下穴を設ける必要がな
い、等の優れた効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるねじの第一実施例を示す側面図で
ある。
【図2】前記第一実施例を示す正面図である。
【図3】前記第一実施例のねじ山を示す拡大断面図であ
る。
【図4】本発明によるねじの第二実施例を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ねじ 2 軸部 4 雄ねじ 5 ねじ山 6 ねじ山のねじ後端側のフランク 7 ねじ山のねじ先端側のフランク 9 ドリル部 α フランク6のフランク角 β フランク7のフランク角

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸部と、この軸部の外周に設けられた外
    径が先細となるテーパー状をなす雄ねじと、前記軸部の
    先端部に設けられたドリル部とを有してなり、前記雄ね
    じのねじ山のねじ後端側のフランクのフランク角はねじ
    先端側のフランクのフランク角より小さくされているこ
    とを特徴とするねじ。
  2. 【請求項2】 軸部と、この軸部の外周に設けられた外
    径が先細となるテーパー状をなす雄ねじとを有してな
    り、前記軸部の先端部は先鋭とされており、前記雄ねじ
    のねじ山のねじ後端側のフランクのフランク角はねじ先
    端側のフランクのフランク角より小さくされていること
    を特徴とするねじ。
  3. 【請求項3】 小片または粉状とされた材料を固めて成
    形してなる複合材料にねじ込まれる請求項1または2記
    載のねじ。
  4. 【請求項4】 複合材料は、小片もしく粉状とされた材
    料を合成樹脂バインダを用いて加圧成形してなる請求項
    3記載のねじ。
  5. 【請求項5】 複合材料は、木材の小片を含む材料を成
    形してなる請求項3または4記載のねじ。
  6. 【請求項6】 繊維化された木材を固めて成形してなる
    複合材料にねじ込まれる請求項1または2記載のねじ。
  7. 【請求項7】 軸部と、この軸部の外周に設けられた外
    径が先細となるテーパー状をなす雄ねじとを有してな
    り、前記雄ねじのねじ山のねじ後端側のフランクのフラ
    ンク角はねじ先端側のフランクのフランク角より小さく
    されており、小片または粉状とされた材料を固めて成形
    してなる複合材料にねじ込まれることを特徴とするね
    じ。
  8. 【請求項8】 複合材料は、小片もしく粉状とされた材
    料を合成樹脂バインダを用いて加圧成形してなる請求項
    7記載のねじ。
  9. 【請求項9】 複合材料は、木材の小片を含む材料を成
    形してなる請求項7または8記載のねじ。
  10. 【請求項10】 軸部と、この軸部の外周に設けられた
    外径が先細となるテーパー状をなす雄ねじとを有してな
    り、前記雄ねじのねじ山のねじ後端側のフランクのフラ
    ンク角はねじ先端側のフランクのフランク角より小さく
    されており、繊維化された木材を固めて成形してなる複
    合材料にねじ込まれることを特徴とするねじ。
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