JP2002210708A - 木工用ドリル - Google Patents

木工用ドリル

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JP2002210708A
JP2002210708A JP2001015498A JP2001015498A JP2002210708A JP 2002210708 A JP2002210708 A JP 2002210708A JP 2001015498 A JP2001015498 A JP 2001015498A JP 2001015498 A JP2001015498 A JP 2001015498A JP 2002210708 A JP2002210708 A JP 2002210708A
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KOBAYASHI GIMUNE SEISAKUSHO KK
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KOBAYASHI GIMLET Manufacturing
KOBAYASHI GIMUNE SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主として電動ドリルなどに装着して使用する木
工用ドリルであって、先ネジによるドリル本体を被穿孔
物に引き込む力が適度なものを実現する。 【解決手段】螺旋状の切刃1aを形成するドリル本体1の
先端中心部に先細り形状の先ネジ2を突出形成する。先
ネジ2には、所定幅の帯状螺旋によって山6aと谷6bのネ
ジ状6を形成する。これにより、従来の木ネジ状の先ネ
ジに比較して引き込む力が小さく、切削抵抗とバランス
した引き込む力が発生、例えば穿孔の途中で止めて貫通
しない孔を開けるような作業を容易に行うことができる
木工用ドリルを実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電動ドリ
ルに装着して使用する木工用ドリルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の木工用ドリルは、図5の(a) に示
すように螺旋状の切刃を形成したドリル本体の先端中心
部に木ネジのような先ネジAを突出させている。また、
木ネジのような先ネジAの代わりに、図5の(b) に示す
ように三つ目錐のような角錐状の先端錐Bを突出させた
ものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の木ネジのような
先ネジAを備えたドリル本体を電動ドリルに装着して使
用すると、先ネジAが被穿孔物に食い込んでドリル本体
の全体を穿孔方向に引き込むように作用する。したがっ
て、従来の先ネジAを設けた木工用ドリルでは、例えば
貫通孔を小さな力で能率的に穿孔することができる。一
方で、引き込む力が強過ぎるため穿孔途中の微妙な位置
で停止させ、貫通しない一定深さの孔が開けにくいとい
う欠点があった。また、電動ドリルを高速回転で使用す
ると、引き込む力が強過ぎて初心者の場合対応ができず
危険であるという欠点もあった。通常作業者は、ドリル
が引き込まれるのを引っ張って耐えるといった状態で作
業が進められる。
【0004】先ネジAを備えた木工用ドリルの欠点を解
消するために、先端錐Bを突出させたものが使用され
る。先端錐Bには、穿孔の位置決めを行う作用があるが
ドリルを引き込む力はない。したがって、大きな力で電
動ドリルを穿孔位置に押し付けながら穿孔作業を行わな
ければならず、能率的に作業を進めることができなかっ
た。先端錐Bはその角Cが磨滅し易いために寿命が短
く、しばしば先端錐Bを再研磨して使用される。しかし
ながら、再研磨した先端錐Bはセンターが合いにくく、
多くの場合使用に耐えないのが実情である。
【0005】上記、従来技術の欠点に鑑み、本発明は比
較的小さな引き込み力を発生させることによって切削抵
抗とバランスし、軽い力で穿孔作業を行うことができる
とともに、作業中の任意位置で穿孔を中止し貫通させな
い一定深さの孔を容易に開けることができる木工用ドリ
ルを得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では 螺旋状の切刃1aを形成したドリル本体
1の先端中心部に突出させる先ネジ2に、所定幅の帯状
螺旋のネジ条6を形成する。このように、先ネジ2に帯
状螺旋のネジ条6を設けることによって穿孔作業中のド
リル本体1に、比較的小さな引き込み力を発生させるこ
とができる。ドリル本体1の直径やドリルの用途に適し
た引き込み力を発生させるためには、帯状螺旋の幅や螺
旋のピッチあるいは谷の深さを適宜に選定する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る木工用ドリル
の実施の形態を、添付の図面に基づいて説明する。図1
は、本発明を実施する木工用ドリル全体の正面図、図2
は、先ネジ部分のみの拡大図、図3は先ネジのみの縦断
面図である。
【0008】木工用ドリルのドリル本体1は、螺旋状の
切刃1aと、電動ドリルなどに装着するためのシャンク1b
を一体に形成し、切刃1aの先端部分に先ネジ2を形成し
ている。螺旋状の切刃1aの先端は中心から半径方向に延
びるすくい刃3となっているとともに、すくい刃3と向
き合う位置にけがき刃4を配置している。すくい刃3の
位置よりもけがき刃4が突出し、けがき刃4よりも先ネ
ジ2が突出している。したがって、ドリル本体1が回転
すると先ネジ2によって穿孔の位置決めが行われ、けが
き刃4によって孔の周囲をけがき、すくい刃3で被穿孔
材を削りながら排出することによって穿孔が行われる。
図示実施形態のドリル本体1には、シャンク部分に六角
棒状のチャック部5を形成し、電動ドリルなどに容易に
着脱することができるようにしている。
【0009】本発明では、先細り形状に形成した先ネジ
2に所定幅の帯状螺旋のネジ条6を形成する。図示例の
先ネジ2では、帯状螺旋のネジ条6を形成することによ
って平滑な表面である山6aと谷6bが形成されるようにし
ている。このような帯状螺旋のネジ条6を形成した先ネ
ジでは、被穿孔材に対する食い込みが少なくなり、ドリ
ル本体1に対して弱い引き込み力を発生させる。したが
って、穿孔作業に際して、ドリル本体1が強く引き込ま
れるようなことがなく、しかも切削抵抗に打ち勝つ強い
力で押し付ける必要がなくなる。
【0010】帯状螺旋のネジ条6を形成した先ネジによ
って発生する引き込み力が、穿孔作業時にドリル本体1
で発生する切削抵抗とバランスするのが最も好ましい状
態である。このように、切削抵抗とバランスする引き込
み力を発生させることによってドリルによる微妙な穿孔
作業が可能となる。すなわち、穿孔の途中で作業を止め
ることにより一定深さの孔を穿孔するような使い方が可
能となる。
【0011】帯状螺旋のネジ条6による引き込み力は、
ネジ条6の山6aの高さh、換言すれば谷6bの深さ及び山
6aと谷6bの幅W1,W2あるいはピッチ、先ネジ2の全体形
状など種々の要因によって決定されることになる。した
がって、この山6aの高さhと山6aと谷6bの幅W1,W2、帯
状螺旋のピッチなどをドリルの用途や径によって適宜選
定することによって最適条件の木工用ドリルを得ること
ができる。もっとも、先ネジ2の基本形状は先細りの形
状である。そのため、例えば一定ピッチの帯状螺旋のネ
ジ条6を形成すると、リード角は先ネジ2の先端部と基
部では変化することになる。帯状螺旋のピッチは、必ず
しも先ネジ2の全長にわたって一定である必要はなく、
多少変化するものであってもよい。
【0012】先ネジ2に形成するネジ条6が帯状螺旋で
あることの特長の一つとして、螺旋の山6aが磨滅しにく
いことがあげられる。すなわち、先ネジ2の外周となる
螺旋の山6aは、幅が広いため被穿孔材との間で磨滅しに
くく、長期間使用しても山6aの高さhを一定に保ち、先
ネジとしての機能を維持することができる。
【0013】図4は変形の実施形態を示すもので、先ネ
ジ2全体を先細りの形状に形成し、その外表面に螺旋状
の溝7を形成したものである。螺旋状の溝7が幅の広い
ものであると、図1や図2に示す実施形態のものと実質
的に同一となるが、溝7は特に広い幅のものでなくても
よい。先細り形状とした先ネジ2の外表面に、所定のピ
ッチで溝7を形成することによって、平滑な表面に溝が
刻設された態様の先ネジが形成される。先ネジ2の外表
面に形成する螺旋状の溝7は適宜の溝形状、ピッチ、リ
ード角で形成することができる。溝7の断面形状は、図
4では底丸の溝としているが、例えば角形溝や三角溝と
することもできる。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の木工用ドリルに
よれば、穿孔時に先ネジによってドリルを過大な力で引
き込む力が作用せず、かつ切削抵抗とバランスのとれた
程度の引き込み力を作用させることができるため、軽い
力で微妙な穿孔作業を行うことができる。また、先ネジ
に形成したネジ条が帯状螺旋であって山の幅が広く形成
されるため、先ネジの山が磨滅しにくく長期間安定した
状態を維持することができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1に
記載の発明と同等の効果を奏し、先ネジ外表面に占める
山の面積比率が大きくなるため、より磨滅しにくく耐久
性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る木工用ドリル全体の正面
図、
【図2】図2は、図1の先ネジ部分のみの拡大図、
【図3】図3は、先ネジのみを拡大した縦断面図、
【図4】図4は、従来の木工用ドリルの一例を示す先ネ
ジ部分のみの正面図。
【符号の説明】
1…ドリル本体、 1a…切刃、 1b…シャンク、 2…
先ネジ、 3…すくい刃、 4…けがき刃、 5…チャ
ック部、 6…ネジ条、 6a…山、 6b…谷、7…溝。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月6日(2001.2.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る木工用ドリル全体の正面
図、
【図2】図2は、図1の先ネジ部分のみの拡大図、
【図3】図3は、先ネジのみを拡大した縦断面図、
【図4】図4は、変形の実施形態を示す先ネジ部分のみ
の拡大図、
【図5】図5は、従来の木工用ドリルの一例を示す先ネ
ジ部分のみの正面図。
【符号の説明】 1…ドリル本体、 1a…切刃、 1b…シャンク、 2…
先ネジ、 3…すくい刃、 4…けがき刃、 5…チャ
ック部、 6…ネジ条、 6a…山、 6b…谷、7…溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】螺旋状の切刃を形成したドリル本体の先端
    中心部に突出させる先ネジに、所定幅の帯状螺旋のネジ
    条を形成したことを特徴とする木工用ドリル。
  2. 【請求項2】螺旋状の切刃を形成したドリル本体の先端
    中心部に全体を先細り形状の先ネジを突出させ、該先ネ
    ジの外表面に所定ピッチで螺旋状の溝を形成したことを
    特徴とする木工用ドリル。
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