JP2001200604A - 間仕切りのフレームおよび間仕切りのフレーム作成用のランナー - Google Patents

間仕切りのフレームおよび間仕切りのフレーム作成用のランナー

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JP2001200604A
JP2001200604A JP2000009708A JP2000009708A JP2001200604A JP 2001200604 A JP2001200604 A JP 2001200604A JP 2000009708 A JP2000009708 A JP 2000009708A JP 2000009708 A JP2000009708 A JP 2000009708A JP 2001200604 A JP2001200604 A JP 2001200604A
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stud
ceiling
floor
partition frame
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Shuichi Ichimatsu
秀一 一松
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井や床に凸部がある場合であっても、高い
精度で簡単に組み立て、設置することができる間仕切り
のフレームを提供すること。 【解決手段】 間仕切りフレーム18を構成する上ラン
ナー20は梁16の両側の天井12にそれぞれ固定さ
れ、下ランナー22は床14に固定され、接続ランナー
26は梁16の下面に固定されている。スタッド24
は、梁16の両側部分を除いて、上ランナー20の結合
部2004と下ランナー22の結合部2204に結合さ
れて複数立設されている。梁16の両側部分では、下ラ
ンナー22の結合部2204と接続ランナー26の下結
合部2604Bとに結合されて下スタッド28が立設さ
れ、また、上ランナー20の結合部2004と接続ラン
ナー26の上結合部2604Aとに結合されて上スタッ
ド30が立設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は間仕切りのフレーム
とこの間仕切りフレームに使用されるランナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】間仕切りは、直線状に延在する上ランナ
ーを天井に固定し、また直線状に延在する下ランナーを
床に固定し、これら上下のランナー間に間隔をおいて複
数のスタッドを立設し、これにより間仕切りのフレーム
を作り、次に、スタッドに下地材や壁材を取着すること
で構成される。一方、天井の一部に、下方に突出する梁
などの凸部(または段部あるいは膨出部)が位置している
場合や、段差があるような場合、凸部や段差の両側で上
ランナーは途切れざるを得ない。このよう場合、凸部の
両側の天井において、同一直線上に位置するようにそれ
ぞれ別々の上ランナーを固定しているのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、天井の一部
に凸部や段差が位置している場合、複数のスタッドの下
部は下ランナーにより連結され一体化されるが、複数の
スタッドの上部は、凸部や段差を境として別々の上ラン
ナーに固定され、一体化されないことになる。このよう
なことから、間仕切りフレームの組み立てや、建物躯体
への設置を簡単に行なえず、また、複数のスタッドの正
確な位置出しを行なえず、職人の技能により仕上げ精度
がばらつき、均一な精度の間仕切りフレームを施工する
ことが困難であった。このような不具合は、床に凸部や
段差があるような場合にも同様に起こる。本発明は前記
事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、
天井や床に凸部や段差がある場合であっても、高い精度
で簡単に組み立て、設置することができる間仕切りのフ
レームを提供することにある。また、本発明の目的は、
天井や床に凸部や段差がある場合に、高い精度で簡単に
組み立て、設置することができる間仕切りフレーム作成
用のランナーを提供することにある。
【0004】前記目的を達成するため本発明の間仕切り
のフレームは、天井に下方に突出する凸部がある場合、
凸部の下面に沿って延在し、その延在方向の両端が凸部
の両側から突出する接続ランナーが設けられ、前記凸部
の両側において、下ランナーと接続ランナー間に下スタ
ッドが立設されると共に、前記下スタッドと同一直線上
で上ランナーと接続ランナー間に上スタッドが立設され
ることを特徴とする。また、本発明の間仕切りのフレー
ムは、床に上方に突出する凸部がある場合、凸部の上面
に沿って延在し、その延在方向の両端が凸部の両側から
突出する接続ランナーが設けられ、前記凸部の両側にお
いて、下ランナーと接続ランナー間に下スタッドが立設
されると共に、前記下スタッドと同一直線上で上ランナ
ーと接続ランナー間に上スタッドが立設されることを特
徴とする。また、本発明の間仕切りのフレームは、天井
が、第1の天井部分と、前記第1の天井部分に段差を介
して接続され前記第1の天井部分よりも低い第2の天井
部分からなる場合、上ランナーは、第1の天井部分に固
定される第1上ランナーと、前記第2の天井部分に固定
される第2上ランナーとで構成され、前記第2上ランナ
ーが前記段差に臨む端部は第2の天井部分の端部よりも
突出するように設けられ、前記段差が臨む箇所におい
て、前記第2上ランナーが前記段差に臨む端部と下ラン
ナーとの間に下スタッドが立設されると共に、前記下ス
タッドと同一直線上で前記第2上ランナーが前記段差に
臨む端部と第1上ランナーとの間に上スタッドが立設さ
れることを特徴とする。また、本発明の間仕切りのフレ
ームは、床が、第1の床部分と、前記第1の床部分に段
差を介して接続され前記第1の床部分よりも低い第2の
床部分からなる場合、下ランナーは、第1の床部分に固
定される第1下ランナーと、前記第2の床部分に固定さ
れる第2下ランナーとで構成され、前記第1下ランナー
が前記段差に臨む端部は第1の床部分の端部よりも突出
するように設けられ、前記段差が臨む箇所において、前
記第1下ランナーが前記段差に臨む端部と第2下ランナ
ーとの間に下スタッドが立設されると共に、前記下スタ
ッドと同一直線上で前記第1下ランナーが前記段差に臨
む端部と上ランナーとの間に上スタッドが立設されるこ
とを特徴とする。また、本発明の間仕切りフレーム作成
用のランナーは、天井や床に凸部がある場合、直線状に
延在する帯状の平板鋼と、前記平板鋼の延在方向の両端
においてそれぞれ平板鋼の両面に突出されスタッドの端
部に結合される凸部とからなることを特徴とする。ま
た、本発明の間仕切りフレーム作成用のランナーは、天
井や床に段差がある場合、直線状に延在する帯状の平板
鋼と、前記平板鋼の延在方向の一方の端部においてそれ
ぞれ平板鋼の両面に突出されスタッドの端部に結合され
る凸部とからなることを特徴とする。以上のような本発
明の間仕切りのフレームおよび間仕切りフレーム作成用
のランナーによれば、凸部や段差の箇所において、上ラ
ンナーどうしや下ランナーどうしが一体的に連結され、
したがって、間仕切りのフレームを、高い精度で簡単に
組み立て、設置することが可能となる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、平坦な床と、凸部を有する
天井とにわたり設置される第1の実施の形態に係る間仕
切りフレームから説明する。図1は平坦な床と、凸部を
有する天井に間仕切りフレームが設置された状態の斜視
図、図2は同天井部分の正面図、図3は接続ランナー部
分の分解斜視図、図4は結合部の説明図を示す。図1に
おいて、12は天井、14は床を示し、天井12には梁
16が下方に突出しつつ水平方向に延在している。した
がって、本実施の形態では、梁16により凸部(または
段部あるいは膨出部)が形成されている。このような天
井12と床14とにわたり間仕切りフレーム18が設け
られている。前記間仕切りフレーム18は、上ランナー
20、下ランナー22、スタッド24、接続ランナー2
6、下スタッド28、上スタッド30などで構成されて
いる。
【0006】前記上ランナー20は、平面視した場合
に、梁16の幅方向両側の天井12において、互いに同
一直線上に延在するように2つ設けられ、これら2つの
上ランナー20はそれぞれ天井12に止め具T(図2参
照)を介して固定されている。前記上ランナー20は、
直線状に延在する基部2002と、基部2002の延在
方向に間隔をおいた箇所に設けられた複数の結合部20
04とで構成されている。前記結合部2004はスタッ
ド24の上端に結合可能に形成され、より詳細には、結
合部2004はスタッド24の端部に対してスタッド2
4の延在方向に摺動可能に結合できるように構成されて
いる。本実施の形態では、基部2002として、均一な
細幅で直線状に延在する帯状の平板鋼が用いられてい
る。また、結合部2004は、図4(A)に示すと同様の
帯状の平板鋼32が、図4(B)、(C)に示すように、両
側の側面部3202と、両側の側面部3202の両端を
接続する接続面部3204とを有するようにコ字状に屈
曲されることで形成されている。そして、側面部320
2の先端の差し込み片3206が基部2002に形成さ
れた穴に挿入され、その後、この差し込み片3206が
屈曲されることで、結合部2004が凸部(係合凸部)と
して基部2002に形成されている。なお、基部200
2として溝形鋼を用いるなど任意であり、また、結合部
2004はスタッド24の上端に結合されれば良く、凸
部などの形状に限定されない。
【0007】前記下ランナー22は、平面視した場合
に、前記2つの上ランナー20に重なる同一直線上に延
在するように床14に止め具Tを介して固定されてい
る。前記下ランナー22の構成は上ランナー20とほぼ
同一であり、直線状に延在する基部2202と、基部2
202の延在方向に間隔をおいた箇所に設けられた複数
の結合部2204とで構成されている。前記結合部22
04はスタッド24の下端に結合可能に形成され、より
詳細には、結合部2204はスタッド24の端部に対し
てスタッド24の延在方向に摺動可能に結合できるよう
に構成されている。前記基部2202として、上ランナ
ー20と同様に、均一な細幅で直線状に延在する帯状の
平板鋼が用いられている。前記結合部2204は、前記
結合部2004と同様で、図4に示すように帯状の平板
鋼32がコ字状に屈曲されることで形成され、凸部(係
合凸部)として形成されている。なお、基部2202と
して溝形鋼を用いるなど任意であり、また、結合部22
04はスタッド24の上端に結合されれば良く、凸部な
どの形状に限定されない。
【0008】前記スタッド24はその上下端部が対応す
る上ランナー20の結合部2004と下ランナー22の
結合部2204に結合されて複数設けられ、それぞれ鉛
直に立設されている。前記スタッド24として、本実施
の形態では、断面が正方形や長方形の角形鋼管が用いら
れている。なお、スタッド24の断面形状は中空状の部
材に限定されず、例えば、中実状の部材や、断面がコ字
状に屈曲された部材を用いるなど任意であり、このスタ
ッド24の断面形状に対応して前記結合部2004、2
204や後述する結合部2604の形状が決定される。
【0009】前記接続ランナー26は、平面視した場合
に、上ランナー20の延在方向と同一直線上で梁16
(凸部)の下面に沿って直線状に延在するように止め具T
(図2参照)を介して梁16の下面に固定され、接続ラン
ナー26の延在方向の両端は梁16の幅方向の両側から
それぞれ突出している。前記接続ランナー26は、図3
に示すように、直線状に延在する基部2602と、基部
2602の延在方向の両端に設けられた結合部2604
とで構成されている。前記結合部2604は前記スタッ
ド24の端部に結合可能に形成され、より詳細には、結
合部2604はスタッド24の端部に対してスタッド2
4の延在方向に摺動可能に結合できるように構成されて
いる。本実施の形態では、基部2602として、均一な
細幅で直線状に延在する帯状の平板鋼が用いられてい
る。前記結合部2604は、梁16の幅方向の外側方に
位置するように基部2602の延在方向の両端でその両
面にそれぞれ、上方に臨ませた上結合部2604Aおよ
び下方に臨ませた下結合部2604Bとして設けられて
いる。前記結合部2604は、前記結合部2004、2
204と同様で、図4に示すように帯状の平板鋼32が
コ字状に屈曲されることで形成され、凸部(係合凸部)と
して形成されている。なお、基部2602として溝形鋼
を用いるなど任意であり、また、結合部2604はスタ
ッド24の端部に結合されれば良く、凸部などの形状に
限定されない。
【0010】そして、梁16の幅方向の外側において、
下ランナー22の結合部2204と接続ランナー26の
下結合部2604Bとに、その上下端を結合して下スタ
ッド28が鉛直に設けられている。また、前記下スタッ
ド28と同一直線上で上ランナー20の結合部2004
と接続ランナー26の上結合部2604Aとに、その上
下端を結合して上スタッド30が鉛直に設けられてい
る。前記下スタッド28と上スタッド30は、前記スタ
ッド24と同一の角形鋼管が適宜長さに切断して用いら
れている。
【0011】つぎに、前記間仕切りフレーム18の組み
立てについて説明する。まず、天井12と床14に形成
すべき間仕切りの中心位置に墨出しを行い、墨出し線S
1を付けておく。また、同様に、梁16の下面にも墨出
し線S2を付けておく。次に、現場の床において、2つ
の上ランナー20を、梁16の幅に対応した間隔をおい
て同一直線上に並べ、それら2つの上ランナー20の間
かつ下方に、上ランナー20と同一直線上に位置するよ
うに接続ランナー26を並べる。また、下ランナー22
を2つの上ランナー20および接続ランナー26に平行
させて並べる。なお、上ランナー20と下ランナー22
は適宜長さで形成されているが、下ランナー22を配設
するにあたり、梁16の下方部分では(接続ランナー2
6に対向する部分では)、下ランナー22の長手方向両
端が梁16の幅方向外方に位置するように(接続ランナ
ー26の延在方向の両端の外方に位置するように)組み
立てられる。
【0012】そして、複数のスタッド24の両端を、接
続ランナー26両端の結合部2604に対応する箇所を
除いて、2つの上ランナー20の結合部2004と、下
ランナー22の結合部2204とに結合させる。すなわ
ち、梁16の両側箇所を通るスタッドを除いて、複数の
スタッド24の両端を、2つの上ランナー20と下ラン
ナー22とに結合させる。また、下ランナー22の結合
部2204と接続ランナー26の下結合部2604Bと
に、その上下端を結合して下スタッド28を配設し、上
ランナー20の結合部2004と接続ランナー26の上
結合部2604Aとに、その上下端を結合して上スタッ
ド30を配設する。これにより間仕切りフレーム18が
組み立てられる。なお、下スタッド28は、床14と梁
16下面との間の寸法よりも僅かに小さい寸法になるよ
うに、スタッド24が現場にて切断して用いられ、上ス
タッド30は天井12と梁16下面との間の寸法よりも
僅かに小さい寸法にスタッド24が切断して用いられ
る。
【0013】次に、組み立てられた間仕切りフレーム1
8を起立させる。この場合、上ランナー20の結合部2
004をスタッド24の上端に押し込んでおくと、上ラ
ンナー20と下ランナー22との間の間隔が狭まり、ま
た、接続ランナー26の下結合部2604Bを下スタッ
ド28の上端に押し込んでおくと、接続ランナー26と
下ランナー22との間の間隔が狭まり、現場での起立作
業が円滑に行なわれる。次に、間仕切りを形成する箇所
において、結合部2004をスタッド24の上端から引
き出し、2つの上ランナー20を梁16を跨がせて天井
12に位置させ、また、下結合部2604Bを下スタッ
ド28の上端から引き出し、接続ランナー26を梁16
の下面に位置させ、さらに、下ランナー22を床14に
位置させ、前記墨出し線S1、S2に沿って位置出しす
る。
【0014】次に、止め具40を用いて2つの上ランナ
ー20を天井12に、接続ランナー26を梁16の下面
に、下ランナー22を床14に固定する。これにより間
仕切りフレーム18が建物躯体に固定され、設置され
る。次に、間仕切りフレーム18の両側において、下地
材や壁材を、複数のスタッド24や下スタッド28、上
スタッド30に取り付け、間仕切りが形成される。な
お、以上の間仕切りフレーム18の組み立て、設置方法
はあくまでも一例である。すなわち、間仕切りフレーム
18の組み立て、設置方法の手順は種々考えられ、ま
た、結合部2004,2204,2604の形状や形態
が変われば、これら結合部2004,2204,260
4の形状や形態に応じた種々の方法が採用される。
【0015】本実施の形態に係る間仕切りフレーム18
によれば、天井12の一部に梁16が下方に突出してい
る場合であっても、下スタッド28と上スタッド30を
含む複数のスタッド24の上部が、接続ランナー16を
介して上ランナー20に一体的に結合される。そして、
複数のスタッド24の下部が下ランナー22に一体的に
結合されることから、複数のスタッド24の上部と下部
がそれぞれ一体化された間仕切りフレーム18が得られ
る。したがって、本実施の形態によれば、間仕切りフレ
ーム18の組み立てや、建物躯体への設置を簡単に行な
えるようになる。また、複数のスタッド24の正確な位
置出しも、上ランナー20、下ランナー22、接続ラン
ナー26を対応する墨出し線S1、S2に合わせること
で簡単になされ、したがって、仕上げ精度にばらつきの
ない均一な精度で誰もが間仕切りフレーム18を施工す
ることが可能となる。
【0016】つぎに、天井と、凸部を有する床とにわた
り設置される第2の実施の形態に係る間仕切りフレーム
について説明する。なお、以下に述べる第2乃至第4の
実施の形態では、第1の実施の形態と同様な箇所、部材
に同一の符号を付して説明する。図5は平坦な天井と、
凸部を有する床に間仕切りフレームが設置された状態の
正面図を示す。床14には凸部36が上方に突出しつつ
水平方向に延在しており、このような天井12と床14
とにわたり間仕切りフレーム18Aが設けられている。
前記間仕切りフレーム18Aは、前記間仕切りフレーム
18とほぼ同様に、上ランナー20、下ランナー22、
スタッド24、接続ランナー26、下スタッド28、上
スタッド30などで構成されている。
【0017】前記上ランナー20は天井12に設けら
れ、下ランナー22は凸部36の両側の床にそれぞれ設
けられ、この2つの下ランナー22は、凸部36の幅方
向両側において、互いに同一直線上に延在するように配
設されている。前記上ランナー20と下ランナー22の
構成は、前記実施の形態と同様であり、直線状に延在す
る基部2002、2202と、基部2002、2202
の延在方向に間隔をおいた箇所に設けられた複数の結合
部2004、2204とで構成されている。そして、凸
部36の幅方向の外側において、上ランナー20と各下
ランナー22の結合部2004、2204とにわたり、
前記実施の形態と同様な構成のスタッド24が鉛直に複
数立設されている。
【0018】前記接続ランナー26は、平面視した場合
に、下ランナー22の延在方向と同一直線上で凸部36
の上面に沿って直線状に延在するように止め具T(図2
参照)を介して凸部36の上面に固定され、接続ランナ
ー26の延在方向の両端は凸部36の幅方向の両側から
それぞれ突出している。前記接続ランナー26は、前記
実施の形態と同様であり、図3に示すように、直線状に
延在する基部2602と、基部2602の延在方向の両
端の両面に設けられた結合部2604とで構成され、こ
の結合部2604は上方に臨む上結合部2604Aと、
下方に臨む下結合部2604Bとで構成されている。な
お、前記上ランナー20と下ランナー22ならびに接続
ランナー26の基部2002、2202、2602とし
て、均一な細幅で直線状に延在する帯状の平板鋼が用い
られている。また、結合部2004、2204、260
4は、図4に示すように帯状の平板鋼32がコ字状に屈
曲されることで形成され、凸部(係合凸部)として形成さ
れている。なお、スタッド24の断面形状に対応してこ
れら結合部2004,2204,2604の形状や形態
が適宜決定される。
【0019】そして、凸部36の幅方向の外側に臨ませ
て、下ランナー22の結合部2204と接続ランナー2
6の下結合部2604Bとに、その上下端を結合して下
スタッド28が鉛直に設けられている。また、前記下ス
タッド28と同一直線上で上ランナー20の結合部20
04と接続ランナー26の上結合部2604Aとに、そ
の上下端を結合して上スタッド30が鉛直に設けられて
いる。なお、前記実施の形態と同様に、下スタッド28
と上スタッド30は前記スタッド24が適宜長さに切断
して用いられている。
【0020】つぎに、前記間仕切りフレーム18Aの組
み立てについて説明する。天井12と床14に形成すべ
き間仕切りの中心位置に墨出しを行って墨出し線を付
け、また、同様に、凸部36の上面にも墨出し線を付け
ておく。次に、現場において、2つの下ランナー22
を、凸部36の幅に対応した間隔をおいて同一直線上に
並べ、それら2つの下ランナー22の間かつ上方に、下
ランナー22と同一直線上に位置するように接続ランナ
ー26を並べる。また、上ランナー20を2つの下ラン
ナー22および接続ランナー26に平行させて並べる。
なお、上ランナー20と下ランナー22は適宜長さで形
成されているが、上ランナー20を配設するにあたり、
凸部36の上方部分では(接続ランナー26に対向する
部分では)、上ランナー20の長手方向両端が凸部36
の幅方向外方に位置するように(接続ランナー26の延
在方向の両端の外方に位置するように)組み立てられ
る。
【0021】そして、複数のスタッド24の両端を、接
続ランナー26両端の結合部2604に対応する箇所を
除いて、上ランナー20の結合部2004と、2つの下
ランナー22の結合部2204とに結合させる。また、
下ランナー22の結合部2204と接続ランナー26の
下結合部2604Bとに、その上下端を結合して下スタ
ッド28を配設し、上ランナー20の結合部2004と
接続ランナー26の上結合部2604とに、その上下端
を結合して上スタッド30を配設する。これにより間仕
切りフレーム18Aが組み立てられる。
【0022】次に、組み立てられた間仕切りフレーム1
8Aを起立させる。この場合、上ランナー20の結合部
2004をスタッド24および上スタッド30の上端に
押し込んでおくと、上ランナー20と下ランナー22と
の間の間隔が狭まり、現場での起立作業が円滑に行なわ
れる。次に、間仕切りを形成する箇所において、結合部
2004をスタッド24の上端から引き出し、上ランナ
ー20を天井12に位置させ、また、下結合部2604
Bを下スタッド28の上端に押し込み、接続ランナー2
6を凸部36の上面に位置させ、さらに、2つの下ラン
ナー22を凸部36を跨がせて床14に位置させ、前記
墨出し線に沿って位置出しする。
【0023】次に、止め具を用いて上ランナー20を天
井12に、接続ランナー26を凸部36の上面に、2つ
の下ランナー22を床14に固定する。これにより間仕
切りフレーム18Aが建物躯体に固定され、設置され
る。次に、間仕切りフレーム18Aの両側において、下
地材や壁材を、複数のスタッド24や下スタッド、上ス
タッド30に取り付け、間仕切りが形成される。なお、
以上の間仕切りフレーム18Aの組み立て、設置方法は
あくまでも一例である。すなわち、間仕切りフレーム1
8Aの組み立て、設置方法の手順は種々考えられ、ま
た、結合部2004,2204,2604の形状や形態
が変われば、これら結合部2004,2204,260
4の形状や形態に応じた種々の方法が採用される。
【0024】本実施の形態に係る間仕切りフレーム18
Aによれば、床14の一部に凸部36が上方に突出して
いる場合であっても、下スタッド28と上スタッド30
を含む複数のスタッド24の下部が、接続ランナー16
を介して下ランナー22に一体的に結合される。そし
て、複数のスタッド24の上部が上ランナー20に一体
的に結合されることから、複数のスタッド24の上部と
下部がそれぞれ一体化された間仕切りフレーム18Aが
得られる。したがって、本実施の形態によれば、間仕切
りフレーム18Aの組み立てや、建物躯体への設置を簡
単に行なえ、また、複数のスタッド24の正確な位置出
しも、上ランナー20、下ランナー22、接続ランナー
26を対応する墨出し線に合わせることで簡単になさ
れ、仕上げ精度にばらつきのない均一な精度で誰もが間
仕切りフレーム18Aを施工することが可能となる。
【0025】次に、平坦な床と、段差を有する天井とに
わたり設置される第3の実施の形態に係る間仕切りフレ
ームから説明する。図6は平坦な床と、段差を有する天
井に間仕切りフレームが設置された状態の正面図を示
す。天井12は、第1の天井部分12Aと、この第1の
天井部分12Aに段差40を介して接続され第1の天井
部分12Aよりも低い第2の天井部分12Bを有してお
り、このような天井12と平坦な床14とにわたり間仕
切りフレーム18Bが設けられている。前記間仕切りフ
レーム18Bは、上ランナー20、下ランナー22、ス
タッド24、下スタッド28、上スタッド30などで構
成されている。
【0026】前記下ランナー22は床14に設けられ、
前記上ランナー20は、第1の天井部分12Aに固定さ
れる第1上ランナー20Aと、第2の天井部分12Bに
固定される第2上ランナー20Bとで構成され、これら
2つの上ランナー20A、20Bは、段差40の両側に
おいて、互いに同一直線上に延在するように配設されて
いる。前記第2上ランナー20Bが前記段差40に臨む
端部は第2の天井部分12Bの端部よりも突出するよう
に設けられ、この第2上ランナー20Bの端部を除い
て、前記第1上ランナー20A、第2上ランナー20
B、下ランナー22、スタッド24の構成は前記実施の
形態とほぼ同様である。すなわち、第2上ランナー20
Bが前記段差40に臨む端部を除いて、第1上ランナー
20Aと第2上ランナー20Bと下ランナー22は、そ
れぞれ直線状に延在する基部2002、2202と、基
部2002、2202の延在方向に間隔をおいた箇所に
設けられた複数の結合部2004、2204とで構成さ
れ、スタッド24は断面が矩形の角形鋼管により構成さ
れている。
【0027】そして、第2上ランナー20Bが前記段差
40に臨む端部を除いて、第1上ランナー20Aの結合
部2004と下ランナー22の結合部とに上下端を結合
してスタッド24が立設され、また、第2上ランナー2
0Bの結合部2004と下ランナー22の結合部とに上
下端を結合してスタッド24が立設されている。なお、
第2の天井部分12Bは第1の天井部分12Aよりも低
いので、第2上ランナーと下ランナー22との間に立設
されるスタッド24は、第1上ランナー20Aと下ラン
ナー22との間に立設されるスタッド24よりも短く形
成されている。
【0028】前記第2の天井部分12Bの端部よりも突
出し第2上ランナー20Bが前記段差40に臨む端部に
は、上方に臨む上結合部2004Aと、下方に臨む下結
合部2004Bとが形成されている。なお、前記第1上
ランナー20A、第2上ランナー20B、下ランナー2
2の基部2002、2202、2602として、均一な
細幅で直線状に延在する帯状の平板鋼が用いられてい
る。また、結合部2004A、2004B、2204
は、図4に示すように帯状の平板鋼32がコ字状に屈曲
されることで形成され、係合凸部として形成されてい
る。。なお、スタッド24の断面形状に対応してこれら
結合部2004A、2004B、2204の形状や形態
が適宜決定される。
【0029】そして、段差40に臨む箇所において、第
2上ランナー20Bの下結合部2004Bと下ランナー
22の結合部2204とに、その上下端を結合して下ス
タッド28が鉛直に設けられている。また、前記下スタ
ッド28と同一直線上で第1上ランナー20Aの結合部
2004と第2上ランナー20Bの上結合部2004A
とに、その上下端を結合して上スタッド30が鉛直に設
けられている。なお、前記実施の形態と同様に、下スタ
ッド28と上スタッド30は前記スタッド24が適宜長
さに切断して用いられている。また、下ランナー22は
段差40の下方箇所において連続して延在するように配
置されている。
【0030】つぎに、前記間仕切りフレーム18Bの組
み立てについて説明する。第1天井部分12A、第2天
井部分12B、床14に形成すべき間仕切りの中心位置
に墨出しを行って墨出し線を付ける。次に、現場におい
て、第1上ランナー20Aと第2上ランナー20Bとを
平行に段差をつけて並べ、これら上ランナー20A、2
0Bに平行させて下ランナー22を並べる。
【0031】そして、複数のスタッド24の両端を、第
2上ランナー20B両端の上下の結合部2004A、結
合部2004Bに対応する箇所を除いて、第1上ランナ
ー20Aと第2上ランナー20Bの結合部2004と、
下ランナー22の結合部2204とに結合させる。ま
た、第2上ランナー20Bの下結合部2004Bと下ラ
ンナー22の結合部2204とに、その上下端を結合し
て下スタッド28を配設し、第2上ランナー20Bの上
結合部2004Aと第1上ランナー20Aの結合部20
04とに、その上下端を結合して上スタッド30を配設
する。これにより間仕切りフレーム18Aが組み立てら
れる。
【0032】次に、組み立てられた間仕切りフレーム1
8Bを起立させる。この場合、第1上ランナー20Aと
第2上ランナー20Bの結合部2004をスタッド24
および上スタッド30の上端に押し込んでおくと、第
1、第2上ランナー20A、20Bと下ランナー22と
の間の間隔が狭まり、現場での起立作業が円滑に行なわ
れる。次に、間仕切りを形成する箇所において、結合部
2004をスタッド24の上端から引き出し、第1、第
2上ランナー20A、20Bを第1、第2天井部分12
A、12Bに位置させ、前記墨出し線に沿って位置出し
する。
【0033】次に、止め具を用いて第1、第2上ランナ
ー20A、20Bをそれぞれ第1、第2天井部分12
A、12Bに、下ランナー22を床14に固定する。こ
れにより間仕切りフレーム18Aが建物躯体に固定さ
れ、設置される。次に、間仕切りフレーム18Aの両側
において、下地材や壁材を、複数のスタッド24や下ス
タッド28、上スタッド30に取り付け、間仕切りが形
成される。なお、以上の間仕切りフレーム18Bの組み
立て、設置方法はあくまでも一例である。すなわち、間
仕切りフレーム18Bの組み立て、設置方法の手順は種
々考えられ、また、結合部2004,2004A、20
04B、2204の形状や形態が変われば、これら結合
部2004,2004A、2004B、2204の形状
や形態に応じた種々の方法が採用される。
【0034】本実施の形態に係る間仕切りフレーム18
Bによれば、天井12に段差40がある場合であって
も、段差40に臨む箇所において、第1上ランナー20
Aと第2上ランナー20Bとが上スタッド30および下
スタッド28を介して一体的に連結される。したがっ
て、下スタッド28および上スタッド30を含む複数の
スタッド24の上部が第1上ランナー20Aと第2上ラ
ンナー20Bにより一体的に結合され、複数のスタッド
24の下部が下ランナー22に一体的に結合され、これ
により複数のスタッド24の上部と下部がそれぞれ一体
化された間仕切りフレーム18Bが得られる。したがっ
て、本実施の形態によれば、間仕切りフレーム18Bの
組み立てや、建物躯体への設置を簡単に行なえ、また、
複数のスタッド24の正確な位置出しも、第1、第2第
上ランナー20A、20B、下ランナー22を対応する
墨出し線に合わせることで簡単になされ、仕上げ精度に
ばらつきのない均一な精度で誰もが間仕切りフレーム1
8Bを施工することが可能となる。
【0035】次に、平坦な天井と、段差を有する床とに
わたり設置される第4の実施の形態に係る間仕切りフレ
ームから説明する。図7は平坦な天井と、段差を有する
床に間仕切りフレームが設置された状態の正面図を示
す。床14は、第1の床部分14Aと、この第1の床部
分14Aに段差50を介して接続され第1の床部分14
Aよりも低い第2の床部分14Bを有しており、このよ
うな床14と平坦な天井12とにわたり間仕切りフレー
ム18Cが設けられている。前記間仕切りフレーム18
Cは、上ランナー20、下ランナー22、スタッド2
4、下スタッド28、上スタッド30などで構成されて
いる。
【0036】前記上ランナー20は天井12に設けら
れ、前記下ランナー22は、第1の床部分14Aに固定
される第1下ランナー22Aと、第2の床部分14Bに
固定される第2下ランナー22Bとで構成され、これら
2つの下ランナー22A、22Bは、段差50の両側に
おいて、互いに同一直線上に延在するように配設されて
いる。前記第1下ランナー22Aが前記段差50に臨む
端部は第1の床部分14Aの端部よりも突出するように
設けられ、この第1下ランナー22Aの端部を除いて、
上ランナー20、第1下ランナー22A、第2下ランナ
ー22B、スタッド24の構成は前記第1の実施の形態
とほぼ同様である。すなわち、第1下ランナー22Aが
前記段差50に臨む端部を除いて、上ランナー20と第
1下ランナー22Aと第2下ランナー22Bは、それぞ
れ直線状に延在する基部2002、2202と、基部2
002、2202の延在方向に間隔をおいた箇所に設け
られた複数の結合部2004、2204とで構成され、
スタッド24は断面が矩形の角形鋼管により構成されて
いる。
【0037】そして、第1下ランナー22Aが前記段差
50に臨む端部を除いて、上ランナー20の結合部20
04と第1下ランナー22Aの結合部2204とに上下
端を結合してスタッド24が立設され、また、上ランナ
ー20の結合部2004と第2下ランナー22Bの結合
部2204とに上下端を結合してスタッド24が立設さ
れている。なお、第2の床部分14Bは第1の床部分1
4Aよりも低いので、上ランナー20と第1下ランナー
22Aとの間に立設されるスタッド24は、上ランナー
20と第2下ランナー22Bとの間に立設されるスタッ
ド24よりも短く形成されている。
【0038】前記第1の床部分14Aの端部よりも突出
し第1下ランナー22Aが前記段差50に臨む端部に
は、上方に臨む上結合部2204Aと、下方に臨む下結
合部2204Bとが形成されている。なお、前記上ラン
ナー20、第1下ランナー22A、第2下ランナー22
Bの基部2002、2202、2602として、均一な
細幅で直線状に延在する帯状の平板鋼が用いられてい
る。また、結合部2004、2204A、2204B、
2204は、図4に示すように帯状の平板鋼32がコ字
状に屈曲されることで形成され、係合凸部として形成さ
れている。。なお、スタッド24の断面形状に対応して
これら結合部2004、2004A、2004B、22
04の形状や形態が適宜決定される。
【0039】そして、段差50に臨む箇所において、第
1下ランナー22Aの下結合部2204Bと、第2下ラ
ンナー22Bの結合部2204とに、その上下端を結合
して下スタッド28が鉛直に設けられている。また、前
記下スタッド28と同一直線上で、上ランナー20の結
合部2004と、第1下ランナー22Aの上結合部22
04Aとに、その上下端を結合して上スタッド30が鉛
直に設けられている。なお、前記実施の形態と同様に、
下スタッド28と上スタッド30は前記スタッド24が
適宜長さに切断して用いられている。また、上ランナー
20は段差50の上方箇所において連続して延在するよ
うに配置されている。
【0040】つぎに、前記間仕切りフレーム18Cの組
み立てについて説明する。天井12、第1床部分14
A、第2床部分14Bに形成すべき間仕切りの中心位置
に墨出しを行って墨出し線を付ける。次に、現場におい
て、第1下ランナー22Aと第2下ランナー22Bとを
平行に段差をつけて並べ、これら下ランナー22A、2
2Bに平行させて上ランナー20を並べる。
【0041】そして、複数のスタッド24の両端を、第
1下ランナー22A両端の上下の結合部2204A、結
合部2204Bに対応する箇所を除いて、第1下ランナ
ー22Aと第2下ランナー22Bの結合部2204と、
上ランナー20の結合部2004とに結合させる。ま
た、第1下ランナー22Aの下結合部2204Bと第2
下ランナー22Bの結合部2204とに、その上下端を
結合して下スタッド28を配設し、上ランナー20の結
合部2004と第1下ランナー22Aの上結合部220
4Aとに、その上下端を結合して上スタッド30を配設
する。これにより間仕切りフレーム18Cが組み立てら
れる。
【0042】次に、組み立てられた間仕切りフレーム1
8Cを起立させる。この場合、上ランナー22の結合部
2004をスタッド24および上スタッド30の上端に
押し込んでおくと、上ランナー20と第1、第2下ラン
ナー22A、22Bとの間の間隔が狭まり、現場での起
立作業が円滑に行なわれる。次に、間仕切りを形成する
箇所において、結合部2004をスタッド24の上端か
ら引き出し、上ランナー20を天井12に位置させ、第
1、第2下ランナー22A、22Bを第1、第2床部分
14A、14Bに位置させ、前記墨出し線に沿って位置
出しする。
【0043】次に、止め具を用いて上ランナー20を天
井に、第1、第2下ランナー22A、22Bをそれぞれ
第1、第2床部分14A、14Bに固定する。これによ
り間仕切りフレーム18Cが建物躯体に固定され、設置
される。次に、間仕切りフレーム18Cの両側におい
て、下地材や壁材を、複数のスタッド24や下スタッ
ド、上スタッド30に取り付け、間仕切りが形成され
る。なお、以上の間仕切りフレーム18Cの組み立て、
設置方法はあくまでも一例である。すなわち、間仕切り
フレーム18Cの組み立て、設置方法の手順は種々考え
られ、また、結合部2004,2204、2204A、
2204Bの形状や形態が変われば、これら結合部20
04,2204、2204A、2204Bの形状や形態
に応じた種々の方法が採用される。
【0044】本実施の形態に係る間仕切りフレーム18
Cによれば、床14に段差50がある場合であっても、
段差50に臨む箇所において、第1下ランナー22Aと
第2下ランナー22Bとが上スタッド30および下スタ
ッド28を介して一体的に連結される。したがって、下
スタッド28および上スタッド30を含む複数のスタッ
ド24の下部が第1下ランナー22Aと第2下ランナー
22Bにより一体的に結合され、複数のスタッド24の
上部が上ランナー20に一体的に結合され、これにより
複数のスタッド24の上部と下部がそれぞれ一体化され
た間仕切りフレーム18Cが得られる。したがって、本
実施の形態によれば、間仕切りフレーム18Cの組み立
てや、建物躯体への設置を簡単に行なえ、また、複数の
スタッド24の正確な位置出しも、第1、第2下ランナ
ー20A、20B、上ランナー20を対応する墨出し線
に合わせることで簡単になされ、仕上げ精度にばらつき
のない均一な精度で誰もが間仕切りフレーム18Cを施
工することが可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明の間
仕切りのフレームおよび間仕切りフレーム作成用のラン
ナーによれば、天井や床に凸部や段差がある場合であっ
ても、凸部や段差の箇所において、上ランナーどうしや
下ランナーどうしが一体的に連結され、したがって、間
仕切りのフレームを、高い精度で簡単に組み立て、設置
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】平坦な床と、凸部を有する天井に間仕切りフレ
ームが設置された状態の斜視図である。
【図2】平坦な床と、凸部を有する天井に間仕切りフレ
ームが設置された状態の天井部分の正面図である。
【図3】接続ランナー部分の分解斜視図である。
【図4】(A)乃至(C)は結合部の説明図を示す。
【図5】平坦な天井と、凸部を有する床に間仕切りフレ
ームが設置された状態の正面図である。
【図6】平坦な床と、段差を有する天井に間仕切りフレ
ームが設置された状態の正面図である。
【図7】平坦な天井と、段差を有する床に間仕切りフレ
ームが設置された状態の正面図である。
【符号の説明】 12 天井 14 床 16、36 凸部 18、18A、18B、18C 間仕切りフレーム 20 上ランナー 22 下ランナー 24 スタッド 40、50 段差

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に突出する凸部が形成された天井に
    固定される上ランナーと、床に固定される下ランナー
    と、前記上下のランナー間に立設される複数のスタッド
    とからなる間仕切りのフレームであって、 前記上ランナーは、前記凸部の両側の天井においてそれ
    ぞれ設けられ、 これら2つの上ランナーと前記下ランナーとの間に前記
    スタッドが複数立設され、 前記凸部の下面に沿って延在し、その延在方向の両端が
    凸部の両側から突出する接続ランナーが設けられ、 前記凸部の両側において、下ランナーと接続ランナー間
    に下スタッドが立設されると共に、前記下スタッドと同
    一直線上で上ランナーと接続ランナー間に上スタッドが
    立設される、 ことを特徴とする間仕切りのフレーム。
  2. 【請求項2】 天井に固定される上ランナーと、上方に
    突出する凸部が形成された床に固定される下ランナー
    と、前記上下のランナー間に立設される複数のスタッド
    とからなる間仕切りのフレームであって、 前記下ランナーは、前記凸部の両側の床においてそれぞ
    れ設けられ、 これら2つの下ランナーと前記上ランナーとの間に前記
    スタッドが複数立設され、 前記凸部の上面に沿って延在し、その延在方向の両端が
    凸部の両側から突出する接続ランナーが設けられ、 前記凸部の両側において、下ランナーと接続ランナー間
    に下スタッドが立設されると共に、前記下スタッドと同
    一直線上で上ランナーと接続ランナー間に上スタッドが
    立設される、 ことを特徴とする間仕切りのフレーム。
  3. 【請求項3】 前記上ランナーには該上ランナーの延在
    方向に間隔をおいて複数の結合部が設けられ、前記下ラ
    ンナーには該下ランナーの延在方向に間隔をおいて複数
    の結合部が設けられ、前記上下のランナー間に立設され
    る複数のスタッドは、その上下端が前記上ランナーの結
    合部と下ランナーの結合部に結合することで支持され、
    前記凸部の両側から突出する前記接続ランナーの両端に
    は、それぞれ上方に臨ませた上結合部と下方に臨ませた
    下結合部が設けられ、前記下スタッドは、その上下端が
    接続ランナーの下結合部と下ランナーの結合部に結合す
    ることで支持され、前記上スタッドは、その上下端が上
    ランナーの結合部と接続ランナーの上結合部に結合する
    ことで支持されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の間仕切りのフレーム。
  4. 【請求項4】 第1の天井部分と、前記第1の天井部分
    に段差を介して接続され前記第1の天井部分よりも低い
    第2の天井部分を有する天井に固定される上ランナー
    と、床に固定される下ランナーと、前記上下のランナー
    間に立設される複数のスタッドとからなる間仕切りのフ
    レームであって、 前記上ランナーは、第1の天井部分に固定される第1上
    ランナーと、前記第2の天井部分に固定される第2上ラ
    ンナーとで構成され、 前記第2上ランナーが前記段差に臨む端部は第2の天井
    部分の端部よりも突出するように設けられ、 前記下ランナーと第1上ランナーとの間、及び、前記下
    ランナーと第2上ランナーとの間に前記スタッドが複数
    立設され、 前記段差が臨む箇所において、前記第2上ランナーが前
    記段差に臨む端部と下ランナーとの間に下スタッドが立
    設されると共に、前記下スタッドと同一直線上で前記第
    2上ランナーが前記段差に臨む端部と第1上ランナーと
    の間に上スタッドが立設される、 ことを特徴とする間仕切りのフレーム。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2上ランナーには該上ラン
    ナーの延在方向に間隔をおいて複数の結合部が設けら
    れ、前記下ランナーには該下ランナーの延在方向に間隔
    をおいて複数の結合部が設けられ、前記第1、第2上ラ
    ンナーと下ランナー間に立設される複数のスタッドは、
    その上下端が前記第1、第2上ランナーの結合部と下ラ
    ンナーの結合部に結合することで支持され、前記第2上
    ランナーが前記段差に臨む端部には、上方に臨ませた上
    結合部と下方に臨ませた下結合部が設けられ、前記下ス
    タッドは、その上下端が前記第2上ランナーの前記下結
    合部と下ランナーの結合部に結合することで支持され、
    前記上スタッドは、その上下端が第1上ランナーの結合
    部と前記第2上ランナーの前記上結合部とに結合するこ
    とで支持されていることを特徴とする請求項4記載の間
    仕切りのフレーム。
  6. 【請求項6】 第1の床部分と、前記第1の床部分に段
    差を介して接続され前記第1の床部分よりも低い第2の
    床部分を有する床に固定される下ランナーと、天井に固
    定される上ランナーと、前記上下のランナー間に立設さ
    れる複数のスタッドとからなる間仕切りのフレームであ
    って、 前記下ランナーは、第1の床部分に固定される第1下ラ
    ンナーと、前記第2の床部分に固定される第2下ランナ
    ーとで構成され、 前記第1下ランナーが前記段差に臨む端部は第1の床部
    分の端部よりも突出するように設けられ、 前記第1下ランナーと上ランナーとの間、及び、前記第
    2下ランナーと上ランナーとの間に前記スタッドが複数
    立設され、 前記段差が臨む箇所において、前記第1下ランナーが前
    記段差に臨む端部と第2下ランナーとの間に下スタッド
    が立設されると共に、前記下スタッドと同一直線上で前
    記第1下ランナーが前記段差に臨む端部と上ランナーと
    の間に上スタッドが立設される、 ことを特徴とする間仕切りのフレーム。
  7. 【請求項7】 前記上ランナーには該上ランナーの延在
    方向に間隔をおいて複数の結合部が設けられ、前記第
    1、第2下ランナーには該下ランナーの延在方向に間隔
    をおいて複数の結合部が設けられ、前記上ランナーと第
    1、第2下ランナー間に立設される複数のスタッドは、
    その上下端が前記第1、第2上ランナーの結合部と下ラ
    ンナーの結合部に結合することで支持され、前記第1下
    ランナーが前記段差に臨む端部には、上方に臨ませた上
    結合部と下方に臨ませた下結合部が設けられ、前記下ス
    タッドは、その上下端が前記第1下ランナーの前記下結
    合部と第2下ランナーの結合部に結合することで支持さ
    れ、前記上スタッドは、その上下端が上ランナーの結合
    部と前記第1下ランナーの前記上結合部とに結合するこ
    とで支持されていることを特徴とする請求項6記載の間
    仕切りのフレーム。
  8. 【請求項8】 凸部を有する天井や床に、間仕切りフレ
    ームを構成するスタッドを立設するための間仕切りフレ
    ーム作成用のランナーであって、 直線状に延在する帯状の平板鋼と、 前記平板鋼の延在方向の両端においてそれぞれ平板鋼の
    両面に突出されスタッドの端部に結合される凸部と、 からなることを特徴とする間仕切りフレーム作成用のラ
    ンナー。
  9. 【請求項9】 段差を有する天井や床に、間仕切りフレ
    ームを構成するスタッドを立設するための間仕切りフレ
    ーム作成用のランナーであって、 直線状に延在する帯状の平板鋼と、 前記平板鋼の延在方向の一方の端部においてそれぞれ平
    板鋼の両面に突出されスタッドの端部に結合される凸部
    と、 からなることを特徴とする間仕切りフレーム作成用のラ
    ンナー。
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