JP2001200188A - 非焼成色鉛筆芯 - Google Patents

非焼成色鉛筆芯

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JP2001200188A
JP2001200188A JP2000007020A JP2000007020A JP2001200188A JP 2001200188 A JP2001200188 A JP 2001200188A JP 2000007020 A JP2000007020 A JP 2000007020A JP 2000007020 A JP2000007020 A JP 2000007020A JP 2001200188 A JP2001200188 A JP 2001200188A
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JP
Japan
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acid
yellow
weight
red
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JP2000007020A
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English (en)
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Makoto Tange
良 丹下
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Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた強度と発色性を満足すると共に、消し
ゴム消去性に優れた非焼成色鉛筆芯を提供すること。 【解決手段】 2級アミド型長鎖アシルアミノ酸及び/
又はその塩とリチウム石鹸とを併用した非焼成鉛筆芯。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも結合材
と着色材と体質材とを配合して成形され焼成することな
く得られる色鉛筆芯に関する。
【0002】
【従来技術】従来、非焼成色鉛筆芯は、一般に有機結合
材、タルクや炭酸カルシウムなどの体質材、ワックスや
金属石鹸などの潤滑材、各種無機系、有機系顔料などの
着色材、必要に応じて可塑剤や有機溶剤などを加え、三
本ロールなどで混練し、押出成形機などにより芯状に成
形後必要に応じて乾燥処理を施すなどして得られてい
る。
【0003】色鉛筆芯においては、筆跡の発色性を高め
るために低融点のワックスや油脂類、金属石鹸などを多
量に使用して芯体を摩耗しやすくすると、芯体としての
強度が低下してしまい、また、これらは粘着性のある物
質であるため紙面への粘着力が上がり、消しゴムによる
消去性も悪くなってしまうという問題点があった。この
ような筆跡の発色性と、芯体としての強度や消しゴムに
よる消去性を両立するために、過去様々な研究が成され
てきた。
【0004】一例を挙げると、特開平8−3503号公
報には、リチウム石鹸とセルロイドを併用する方法が挙
げられ、特開平8−3504号公報では、リチウム石鹸
と軟化点が110℃以下のワックスを併用する方法が挙
げられており、強度を低下させることなく発色性を向上
させる方法が検討されている。また、特公昭47−48
564号公報では消去性を悪くする主原因となるワック
スの使用を抑え、代わりに金属石鹸を用いることで消去
性を良くすることについて開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】リチウム石鹸と、セル
ロイドや軟化点が110℃以下のワックスを併用する従
来技術では、未だ満足できる筆跡の発色性と、芯体とし
ての強度や消しゴムによる消去性を両立するには至って
いなかった。また、ワックスの使用を抑え、代わりに金
属石鹸を用いるものでは、結局は筆跡の発色性を犠牲に
しており、発色性と消去性の両立を達成していないもの
であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、少なく
とも結合材と着色材と体質材とを配合して成形された非
焼成色鉛筆芯において、下記一般式(式2)で示される
2級アミド型長鎖アシルアミノ酸及び/又はその塩とリ
チウム石鹸とを併用したことを特徴とする非焼成色鉛筆
芯を要旨とする。
【0007】
【式2】
【0008】以下詳述する。上記の2級アミド型長鎖ア
シルアミノ酸塩は、飽和、不飽和の長鎖脂肪酸をアシル
化したものとアミノ酸とを結合させアミド化したものの
金属塩として得られる。長鎖脂肪族としては、カプリン
酸、ウンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリス
チン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル
酸、ステアリン酸、ナノデカン酸、アラキン酸、ベヘン
酸、リグノセリン酸、セロチン酸、ヘプタコサン酸、モ
ンタン酸、メリシン酸、ラクセル酸などが挙げられ、ア
シル基としては、炭素数は10〜18の場合、具体的に
はカプリノイル酸、ラウロイル基又はミリストイル基、
パルミストイル基、ステアロイル基が挙げられる。ま
た、アミノ酸としては、β−アラニン、γ−アミノ酪酸
等が挙げられる。具体例としては、アルカリ金属塩であ
るラウロイル−β−アラニンリチウム、ミリストイル−
β−アラニンリチウム、ラウロイル−β−アラニンナト
リウム、ミリストイル−β−アラニンナトリウム、ラウ
ロイル−β−アラニンカリウム、ミリストイル−β−ア
ラニンカリウムが、アルカリ土類金属塩であるラウロイ
ル−β−アラニンマグネシウム、ミリストイル−β−ア
ラニンマグネシウム、ラウロイル−β−アラニンカルシ
ウム、ミリストイル−β−アラニンカルシウム、パルミ
ストイル−β−アラニンカルシウムなどが挙げられる。
特にカルシウム塩であるものは潤滑性の高い白色の板状
結晶を生成する性質があり好適に使用できる。また、他
に2級アミド型長鎖アシルアミノ酸としては、Nω−長
鎖アシル塩基性アミノ酸があり、具体例としてはNε−
ラウロイルリジンなどが挙げられる。
【0009】2級アミド型長鎖アシルアミノ酸及び/又
はその塩の使用量は揮発溶剤分を除く全量に対して5〜
60重量%がよく、より好ましくは10〜50重量%が
用いられる。5重量%より少ないと劈開性が弱くなり摩
耗しにくくなるため、発色性や書き味が落ちてしまい、
60重量%を超えると強度の低下を招くと共に、相対的
に着色材や潤滑材の使用量が少なくなり、発色性が落ち
てしまう。
【0010】リチウム石鹸は、ステアリン酸リチウム、
ヒドロキシステアリン酸リチウム、ミリスチン酸リチウ
ム、ラウリン酸リチウム、パルミチン酸リチウムなどが
あり、いずれも高融点の金属石鹸である。このリチウム
石鹸の使用量は揮発溶剤分を除く全量に対して3〜30
重量%がよく、より好ましくは5〜20重量%が用いら
れる。3重量%より少ないと発色性や書き味が落ちてし
まい、30重量%を超えると発色性は上がるが強度の低
下を招いてしまう。
【0011】また、体質材として、例えば、炭酸カルシ
ウム、タルク、マイカ、窒化ホウ素、フッ化黒鉛、天然
黒鉛、リン酸マグネシウム、硫酸バリウム、チタン酸カ
リウムウィスカー、炭酸カルシウムウィスカー、二酸化
チタンウィスカー、硫酸マグネシウムウィスカー、硫酸
カルシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー
などを使用することができる。
【0012】結合材として、ニトロセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、酢酸セルロース、硝酸セルロー
ス等のセルロース誘導体、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリエチ
レン、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、ポリスチレン、アクリロニトリル−
スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、トラガントゴム、アラビアガム、グア
ーガム等の合成樹脂、天然樹脂等を使用することがで
き、これらの一種類もしくは二種類以上を組み合わせて
使用してもよい。
【0013】着色材としては、各種無機、有機を問わず
公知の染料や顔料を単独もしくは併用して使用すること
ができる。その具体例を挙げると染料としては、ローダ
ミンBベース(C.I.45170B)、ソルダンレッ
ド3R(C.I.21260)、メチルバイオレット2
Bベース(C.I.42535B)、ビクトリアブルー
F4R(C.I.42563B)、ニグロシンベースL
K(C.I.50415)、バリファーストイエロー#
3104(C.I.13900A)、バリファーストイ
エロー#3105(C.I.18690)、オリエント
スピリットブラックAB(C.I.50415)、バ
リファーストブラック#3804(C.I.1219
5)、バリファーストイエロー#1109、バリファー
ストオレンジ#2210、バリファーストレッド#13
20、バリファーストブルー#1605、バリファース
トバイオレット#1701、スピロンブラック GMH
スペシャル、スピロンイエローC−2GH、スピロンレ
ッドC−GH、スピロンレッドC−BH、スピロンブル
ーBPNH、スピロンブルーC−RH、スピロンバイオ
レットC−RH、S.P.T.オレンジ6、S.P.
T.ブルー−111等の油性染料、ジャパノールファス
トブラックDコンク(C.I.ダイレクトブラック1
7)、ウォーターブラック100L(同19)、ウォー
ターブラックL−200(同19)、ウォーターブラッ
ク#7(同19)、カヤセットブラックW9(同1
9)、ダイレクトファストブラックB(同22)、ダイ
レクトファストブラックAB(同32)、ダイレクトデ
ィープブラックEX(同38)、ダイレクトディープブ
ラック(同38類似品)、ダイレクトファストブラック
コンク(同51)、カヤラススプラグレイVGN(同7
1)、カヤクダイレクトブリリアントエローG(C.
I.ダイレクトエロー4)ダイレクトファストエロー5
GL(同26)、アイゼンブリムラエローGCLH(同
44)、ダイレクトファストエローR(同50)、アイ
ゼンダイレクトファストレッドFH(C.I.ダイレク
トレッド1)、ニッポンファストスカーレットGSX
(同4)、ダイレクトファストスカーレット4BS(同
23)、アイゼンダイレクトデュリンBH(同31)、
ダイレクトスカーレットB(同37)、カヤクダイレク
トスカーレット3B(同39)、アイゼンブリムラビン
コンク2BLH(同75)、スミライトレッドF3B
(同80)、アイゼンブリムラレッド4BH(同81)
カヤラススプラルビンBL(同83)、カヤラスライト
レッドF5G(同225)、カヤラスライトレッドF5
B(同226)、カヤラスライトローズFR(同22
7)ダイレクトスカイブルー6B(C.I.ダイレクト
ブルー1)、ダイレクトスカイブルー5B(同15)、
ベンゾブリリアントスカイブルー8GS(同41)、ス
ミライトスプラブルーBRRコンク(同71)、ダイボ
ーゲンターコイズブルーS(同86)、ウォーターブル
ー#3(同86)、カヤラスターコイズブルーGL(同
86)、ダイワブルー215H(同87)、カヤラスス
プラブルーFF2GL(同106)、カヤラススプラブ
ルーFFRL(同108)カヤラススプラターコイズブ
ルーFBL(同199)などの直接染料や、アシッドブ
ルーブラック10B(C.I.アシッドブラック1)、
ニグロシン(同2)、ウォーターブラックR455(同
2)、ウォーターブラックR510(同2)、スミノー
ルミリングブラック8BX(同24)、カヤノールミリ
ングブラックVLG(同26)、カヤノールミリングブ
ラックBRコンク(同31)、ミツイナイロンブラック
GL(同52)、アイゼンオパールブラックWHエクス
トラコンク(同52)、スミランブラックWA(同5
2)、ラニルブラックBGエクストラコンク(同10
7)、カヤノールミリングブラックTLB(同10
9)、スミノールミリングブラックB(同109)、カ
ヤノールミリングブラックTLR(同110)、アイゼ
ンオパールブラックニューコンク(同119)、ウォー
ターブラック187−L(同154)アシッドイエロー
#10(C.I.アシッドエロー1)、カヤクアシッド
ブリリアントフラビンFF(同7:1)、カヤシルエロ
ーGG(同17)、キシレンライトエロー2G140%
(同17)、スミノールレベリングエローNR(同1
9)、ウォーターイエロー#1(同23)、ダイワター
トラジン(同25)、カヤクタートラジン(同23)、
スミノールファストエローR(同25)ダイアシッドラ
イトエロー2GP(同29)、スミノールミリングエロ
ーO(同38)、スミノールミリングエローMR(同4
2)、ウォ−ターイエロー#6(同42)、カヤノール
エローNFG(同49)、スミノールミリングエロー3
G(同72)、スミノールファストエローG(同6
1)、スミノールミリングエローG(同78)、カヤノ
ールエローN5G(同110)、スミノールミリングエ
ロー4G200%(同141)、カヤノールエローNG
(同135)、カヤノールミリングエロー5GW(同1
27)、カヤノ−ルミリングエロー6GW(同14
2)、スミトモファストスカーレットA(C.I.アシ
ッドレッド8)、カヤクシルクスカーレット(同9)、
ソーラールビンエクストラ(同14)、ダイワニューコ
クシン(同18)、ウォータースカーレット(同1
8)、ダイワ赤色102号(同18)、アイゼンボンソ
ーRH(同26)、ダイワ赤色2号(同27)、スミノ
ールレベリングブリリアントレッドS3B(同35)、
カヤシルルビノール3GS(同37)、アイゼンエリス
ロシン(同51)、カヤクアシッドローダミンFB(同
52)、ダイワ赤色106号(同52)、スミノールレ
ベリングルビノール3GP(同57)、ダイアシッドア
リザリンルビノールF3G200%(同82)、アリザ
リンルビノール5G(同83)、アイゼンエオシンGH
(同87)、ウォーターレッド#2(同87)、ダイワ
赤色103WB(同87)、ウォーターピンク#2(同
92)、アイゼンアシッドフロキシンPB(同92)、
ダイワ赤色104号(同92)、ローズベンガル(同9
4)、カヤノールミリングスカーレットFGW(同11
1)、カヤノールミリングルビン3BW(同129)、
スミノールミリングブリリアントレッド3BNコンク
(同131)、スミノールミリングブリリアントレッド
BS(同138)、アイゼンオパールピンクBH(同1
86)、スミノールブリリアントレッドBコンク(同2
49)、カヤクアシッドブリリアントレッド3BL(同
254)、カヤクアシッドブリリアントレッドBL(同
265)、カヤノールミリングレッドGW(同27
6)、ミツイアシッドバイオレット6BN(C.I.ア
シッドバイオレット15)、ミツイアシッドバイオレッ
トBN(同17)、ウォーターバイオレット#1(同4
9)、ウォーターバイオレット#5(同49)、ダイワ
紫1号(同49)、インキバイオレットL10(同4
9)、スミトモパテントピュァブルーVX(C.I.ア
シッドブルー1)、ウォーターブルー#106(同
1)、パテントブルーAF(同7)、ウォーターブルー
#9(同9)、ダイワ青色1号(同9)、インキブルー
L20(同9)、スプラノールブルーB(同15)、ウ
ォーターブルー#116(同15)、オリエントソルブ
ルブルーOBC(同22)、オリエントソルブルブル−
OBX(同22)、スミノ−ルレベリングブルー4GL
(同23)、ミツイナイロンファストブルーG(同2
5)、カヤシルブルーAGG(同40)、カヤシルブル
ーBR(同41)、ミツイアリザリンサフィロールSE
(同43)、スミノールレベリングスカイブルーRエク
ストラコンク(同62)、ミツイナイロンファストスカ
イブルーR(同78)、スミトモブリリアントインドシ
アニン6Bh/e(同83)、サンドランシアニンN−
6B350%(同90)、ウォーターブルー#115
(同90)、ウォーターブルー#105(同90)、オ
リエントソルブルブルーOBB(同93)、スプラノー
ルシアニン7BF(同100)、スミトモブリリアント
ブルー5G(同103)、アシッドブルー(同10
3)、アシランブリリアントブルーFFR(同10
4)、カヤノールミリングウルトラスカイSE(同11
2)、カヤノールミリングシアニン5R(同113)、
アイゼンオパールシアニン2GLH(同158)、ダイ
ワギニアグリーンB(C.I.アシッドグリ−ン3)ア
シッドブリリアントミリンググリーン(同9)、ダイワ
グリーン#70(同16)、カヤノールシアニングリー
ンG(同25)、スミノールミリンググリーンG(同2
7)、ウォーターオレンジ#17(C.I.アシッドオ
レンジ56)などの酸性染料、ウォーターイエロー#2
(C.I.フードエロ−3)、食品用黄色5号(C.
I.フードエロー3)食品用赤色3号(C.I.フード
レッド14)、食品用青色2号(C.I.アシッドブル
ー74)、食品用緑色2号(C.I.アシッドグリーン
5)などの食用染料、マラカイトグリーン(C.I.4
2000)、ビクトリアブルーFB(C.I.4404
5)、メチルバイオレットFN(C.I.4253
5)、ローダミンF4G(C.I.45160)、ロー
ダミン6GCP(C.I.45160)などの塩基性染
料がある。
【0014】顔料としては従来公知の顔料が使用でき、
具体例としては、SpecialBlack 6、同S
170、同S610、同5、同4、同4A、同550、
同35、同250、同100、Printex 150
T、同U、同V、同140U、同140V、同95、同
90、同85、同80、同75、同55、同45、同
P、同XE2、同L6、同L、同300、同30、同
3、同35、同25、同200、同A、同G(以上、デ
グサ・ジャパン(株)製)、#2400B、#235
0、#2300、#2200B、#1000、#95
0、#900、#850、#MCF88,MA600、
MA100、MA7、MA11、#50、#52、#4
5、#44、#40、#33、#32、#30、CF
9、#20B、#4000B(以上、三菱化成工業
(株)製)、MONARCH 1300、同1100、
同1000、同900、同880、同800、同70
0、MOGULL、REGAL 400R、同660
R、同500R、同330R、同300R、同99R、
ELFTEX 8、同12、BLACK PEARLS
2000(以上、米国、キャボットCo.LTD
製)、Raven7000、同5750、同5250、
同5000、同3500、同2000、同1500、同
1255、同1250、同1200、同1170、同1
060、同1040、同1035、同1020、同10
00、同890H、同890、同850、同790、同
780、同760、同500、同450、同430、同
420、同410、同22、同16、同14、同825
Oil Beads 、同H20、同C、Conduc
tex 975、同900、同SC(以上、コロンビヤ
ン・カーボン日本(株)製)などのカーボンブラック、
KA−10、同10P、同15、同20、同30、同3
5、同60、同80、同90、KR−310、同38
0、同460、同480(以上、チタン工業(株)
製)、P25(日本アエロジル(株)製)などの酸化チ
タン、また、黒色酸化鉄、黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、群
青、紺青、コバルトブルー、クロムグリーン、酸化クロ
ムなどの無機顔料、ハンザエロー−10G、同5G、同
3G、同4、同GR、同A、ベンジジンエロー、パ−マ
ネントエローNCG、タートラジンレーキ、キノリンエ
ロー、スダーン1、パ−マネントオレンジ、インダスレ
ンブリリアントオレンジGN、パーマネントブラウンF
G、パラブラウン、パーマネントレッド4R、ファイヤ
ーレッド、ブリリアントカーミンBS、ピラゾロンレッ
ド、レーキレッドC、キナクリドンレッド、ブリリアン
トカーミン6B、ボルドー5B、チオインジゴレッド、
ファストバイオレットB、ジオキサンバイオレット、ア
ルカリブルーレーキ、フタロシアニンブルー、インジ
ゴ、アシッドグリーンレーキ、フタロシアニングリーン
などの有機顔料などが挙げられる。また、この他に硫化
亜鉛、珪酸亜鉛、硫酸亜鉛カドミウム、硫化カルシウ
ム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カルシウムな
どの無機蛍光顔料、その他公知の有機蛍光顔料が挙げら
れる。これら着色剤は、単独或いは、他との組み合わせ
により使用できる。また、顔料の周りに樹脂を付着させ
た加工顔料を用いることもできる。加工顔料の一例とし
て、MICROLITHA、MICROLITH K、
MICROLITH T、MICROLITHWA、M
ICROLITH AB(以上 CIBA−GEIGY
社(スイス)製)などが挙げられる。
【0015】その他の材料として、従来色鉛筆芯に添加
されているものを特に制限なく使用することができる。
例えば、カルナバワックス、密ろう、木ろうなどの天然
系ワックス類、パラフィンワックス、ワセリン、マイク
ロクリスタリンワックス、キャデリラワックス、カスタ
ーワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワック
ス、ジステアリルケトン、ケトンワックスなどの合成系
ワックス類、ラード、牛脂硬化油、魚硬化油などの油脂
類、ステアリン酸やステアリン酸アルミニウム、ステア
リン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム等の高級
脂肪酸およびその塩類などを使用することができるが、
これら、ワックス類、油脂類、高級脂肪酸等は消しゴム
による消去性に影響するため、できる限り使用しないこ
とが望ましいが、混練や押出成形などの加工性を高める
ためなどに使用する場合は、揮発溶剤分を除く全量に対
して5重量%以下での使用が好ましい。5重量%を超え
ると発色性は上がるが著しい消去性の低下を招いてしま
う。
【0016】更に、この他に、リン酸トリクレジル、フ
タル酸ジメチル、フタル酸ジアリル、ジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、プロピレンカーボネート等
の可塑剤、流動パラフィン、スピンドル油、マシン油等
の液状油、メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソ
ブチルケトン、水等の溶剤などを使用することもでき
る。
【0017】
【作用】通常、ワックスや金属石鹸といった粘着性の物
質を用いると、摩耗により芯体から離脱する物質塊の単
位を大きくでき、また、紙面への粘着力を高め顔料や体
質材を紙面へ付着しやすくし、更に、芯体と被筆記面で
ある紙面との摩擦係数を小さくして書き味を滑らかにす
ることができる。本発明で用いられる2級アミド型長鎖
アシルアミノ酸及び/又はその塩は、板状の結晶構造で
劈開性を有しているため潤滑性が高く、自己摩耗性の高
い体質材であり、紙面への粘着力がなくとも、紙面との
摩擦のみで芯体の摩耗を促進させることができる。そこ
で、更に高融点、低粘着力の潤滑剤であるリチウム石鹸
を用いることで、芯体の強度を維持したまま摩耗の単位
を大きくする効果を与えつつも、紙面への粘着を抑え、
良好な消去性を損なうことなく発色性を上げることがで
きるものと考えられる。
【0018】
【実施例】 <実施例1> ニトロセルロース樹脂(結合材) 15重量部 ラウロイル−β−アラニンカルシウム(2級アミド型長鎖アシルアミノ酸塩) 35重量部 ステアリン酸リチウム(リチウム石鹸) 10重量部 フタロシアニンブルー(着色材) 40重量部 メチルエチルケトン(溶剤) 100重量部 上記材料を3本ロールで溶剤量を調節しながら混練後、
細線状に押出成形し乾燥機にて80℃で約8時間乾燥し
て溶剤を除去し、直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を
得た。
【0019】<実施例2〜3>実施例1において、ラウ
ロイル−β−アラニンカルシウムの使用量を8部、65
部に各々代えた以外は全て実施例1と同じとして直径が
1.3mmの青色の色鉛筆芯を得た。
【0020】<実施例4〜5>実施例1において、ステ
アリン酸リチウムの使用量を5部、20部に各々代えた
以外は全て実施例1と同じとして直径が1.3mmの青
色の色鉛筆芯を得た。
【0021】 <実施例6> ニトロセルロース樹脂(結合材) 15重量部 ラウロイル−β−アラニンカルシウム(2級アミド型長鎖アシルアミノ酸塩) 35重量部 ステアリン酸リチウム(リチウム石鹸) 7重量部 ポリエチレンワックス(ワックス) 3重量部 フタロシアニンブルー(着色材) 40重量部 メチルエチルケトン(溶剤) 100重量部 上記材料を実施例1と同様に処理して、直径が1.3m
mの青色の色鉛筆芯を得た。
【0022】<実施例7>実施例6において、ポリエチ
レンワックスの使用量を6部に代えた以外は全て実施例
6と同じとして直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を得
た。
【0023】<実施例8>実施例1において、ラウロイ
ル−β−アラニンカルシウム35重量部に代えてNε−
ラウロイルリジン(2級アミド型長鎖アシルアミノ酸)
を35重量部使用した以外は全て実施例1と同じとして
直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を得た。
【0024】<実施例9>実施例1において、ラウロイ
ル−β−アラニンカルシウム35重量部を20重量部に
代え、さらにNε−ラウロイルリジンを15重量部使用
した以外は全て実施例1と同じとして直径が1.3mm
の青色の色鉛筆芯を得た。
【0025】<比較例1>実施例1において、ラウロイ
ル−β−アラニンカルシウム35重量部に代えてタルク
を35重量部使用した以外は全て実施例1と同じとして
直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を得た。
【0026】<比較例2>実施例1において、ステアリ
ン酸リチウム10重量部に代えてステアリン酸アルミニ
ウムを10重量部使用した以外は全て実施例1と同じと
して直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を得た。
【0027】<比較例3>実施例1において、ステアリ
ン酸リチウム10重量部に代えてポリエチレンワックス
を10重量部使用した以外は全て実施例1と同じとして
直径が1.3mmの青色の色鉛筆芯を得た。
【0028】 <比較例4> セルロイド(結合材) 15重量部 タルク(体質材) 30重量部 ステアリン酸リチウム(リチウム石鹸) 10重量部 ステアリン酸アミド(脂肪族アミド) 5重量部 フタロシアニンブルー(着色材) 40重量部 メチルエチルケトン(溶剤) 100重量部 上記材料を実施例1と同様に処理して、直径が1.3m
mの青色の色鉛筆芯を得た。
【0029】以上各例で得られた非焼成色鉛筆芯の各特
性を表1に示す。強度についてはJIS S6005の
測定方法に準じて曲げ強さ(単位;MPa)を測定し、
発色性については代用特性としての濃度(単位;D)を
同じくJIS S6005の測定方法に準じて測定し
た。消去性については、芯をシャープペンシルに入れJ
IS S6005で使用されるレコード式画線機で荷重
300g、筆記角度75゜で筆記し、得られた着色紙に
対して垂直に当たるように荷重500gで合成ゴム系の
シャープペンシル用円柱状消しゴム(PDE−1消しゴ
ム、ゴム硬度;約74、直径;7.1mm、高さ;10
mm、ぺんてる(株)製)を用いて10往復させた後、
着色部の濃度(C)と消去部の濃度(M)を測定し下記
式にて消去率;E(単位;%)を算出する。 E=(1−M/C)×100 このとき、得られた消去率の値が高いほど消去性が良い
ことを表している。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明は、優れた発色性
と消去性を併せ持ち、発色性と消去性の逆相関を改善す
ると共に、強度も優れた非焼成色鉛筆芯を提供すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB01 AB02 AD01 AD03 AD05 AD06 AD07 AD08 AD10 AD11 AD15 AE05 AF07 BA03 BA04 BA10 BA13 BA16 BA17 BA18 BA19 BA22 BA23 BA24 BA29 BA30 BA31 BA32 BA35 BA36 BA37 BA38 BC07 BC19 BC36 BC60 BD04 BE01 BE03 BE04 BE05 BE07 CA09 DA04 EA15 EA16 EA17 EA18 EA19 EA21 EA28 GA31

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結合材と着色材と体質材とを
    配合して成形された非焼成色鉛筆芯において、下記一般
    式(式1)で示される2級アミド型長鎖アシルアミノ酸
    及び/又はその塩とリチウム石鹸とを併用したことを特
    徴とする非焼成色鉛筆芯。 【式1】
JP2000007020A 2000-01-14 2000-01-14 非焼成色鉛筆芯 Pending JP2001200188A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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