JP2001200187A - 光揮性固形描画材 - Google Patents

光揮性固形描画材

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JP2001200187A JP2000009562A JP2000009562A JP2001200187A JP 2001200187 A JP2001200187 A JP 2001200187A JP 2000009562 A JP2000009562 A JP 2000009562A JP 2000009562 A JP2000009562 A JP 2000009562A JP 2001200187 A JP2001200187 A JP 2001200187A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記性や定着性が優れているとともに、より
強い光輝感と立体感を筆跡乃至塗膜に与えることができ
る固形描画材を提供する。 【解決手段】 必須成分として、ガラスフレーク顔料又
は金属被覆無機顔料、及びゲル化形成剤を含んでなる光
輝性固形描画材である。上記ガラスフレーク顔料又は金
属被覆無機顔料は、固形描画材全量に対して0.1〜4
0重量%含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筆記具、印刷イン
キ、塗料関連分野、化粧品関連分野などに好適に使用す
ることができる光輝性固形描画材において、特に、ゲル
化形成剤によりゲル化されたいわゆる固形マーカー(例
えば繰り出し式マーカー)等に適用できる光輝性固形描
画材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属石鹸などのゲル化形成剤によ
ってゲル化されたいわゆる固形マーカーなどの光輝性固
形描画材には、強い光輝感と立体感の筆跡乃至塗膜を持
つ光輝性固形描画材が提供されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の固形描画材と比較して、強い光輝感を持ち、さらには
従来の固形描画材にはなかった強い立体感を併せ持つ筆
跡乃至塗膜を得ることができる光揮性固形描画材、中で
もゲル化形成剤によりゲル化されたいわゆる固形マーカ
ーなどの光輝性固形描画材を提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
鋭意検討した結果、本発明は、ガラスフレーク顔料及び
/又は金属被覆無機顔料を含有する光輝性固形描画材を
採用した。特に、本発明は、必須成分として、ガラスフ
レーク顔料及びゲル化形成剤を含んでなる光輝性固形描
画材を採用した。また、本発明は、必須成分として、金
属被覆無機顔料及びゲル化形成剤を含んでなる光輝性固
形描画材を採用した。なお、本発明でいう「金属被覆無
機顔料」とは、金属及び金属酸化物のうち少なくともい
ずれか1つの物質が被覆された無機顔料を総称するもの
として定義される。
【0005】従って、上記のガラスフレーク顔料を含有
した固形マーカーなどの光輝性固形描画材は、従来の固
形描画材と比較して、強い光輝感と立体感を有する筆跡
乃至塗膜を得ることができる。
【0006】また、上記の金属被覆無機顔料を含有した
固形マーカーとしての光輝性固形描画材も、無機顔料が
金属蒸着等で着色されているため、従来の固形描画材と
比較して、強い光輝感と立体感を有する筆跡乃至塗膜を
得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】(ガラスフレーク顔料)本発明で
用いられるガラスフレーク顔料は、フレーク状ガラスが
金属などで被覆された構造からなり、光輝感と立体感を
有する顔料として定義される。一例を挙げれば、フレー
ク状ガラスが無電解メッキ法により金属で被覆されたガ
ラスフレーク顔料を使用することができる。例えば、銀
で被覆された東洋アルミニウム社製の商品名「メタシャ
インREFSX−2015PS」、「メタシャインRE
FSX−2025PS」、及び「メタシャインREFS
X−2040PS」、日本板硝子社製の商品名「メタシ
ャインRCFSX−5480PS」、「メタシャインRC
FSX−5230PS」「メタシャインRCFSX−51
50PS」、「メタシャインRCFSX−5090PS」
を例示することができる。
【0008】また、フレ−ク状ガラスがスパッタリング
法により金属で被覆されたガラスフレーク顔料も使用す
ることができる。例えば、銀で被覆された東洋アルミニ
ウム社製の商品名「クリスタルカラ−GF2125」、
「クリスタルカラーGF2125−M」、「クリスタル
カラーGF2140」、「クリスタルカラーGF214
0−M」がある。また、ニッケル・クロム・モリブデン
で被覆された同社製の商品名「クリスタルカラーGF2
525」、「クリスタルカラーGF2525−M」、
「クリスタルカラーGF2540」、「クリスタルカラ
ーGF2540−M」がある。また、真鍮で被覆された
同社製の商品名「クリスタルカラーGF250」、銀合
金で被覆された同社製の商品名「クリスタルカラーGF
1345」、チタンで被覆された同社製の商品名「クリ
スタルカラーGF1445」がある。
【0009】本発明ではガラスフレーク顔料のメジアン
径は500μm以下、特に5〜100μmが好適であ
る。ガラスフレーク顔料のメジアン径が500μmを超
えると、筆記時滑りが発生し均一な筆跡乃至塗膜ができ
ない状態になるため好ましくない。メジアン径が5μm
未満の場合は、上記の粒子が小さすぎるため光輝性が低
下する。
【0010】本発明におけるガラスフレーク顔料は、固
形描画材全量に対して0.1〜40重量%含まれている
ことが好ましい。ガラスフレーク顔料が固形描画材物全
量に対して0.1重量%未満の場合は光輝性及び立体感
が充分でない。また、ガラスフレーク顔料が固形描画材
全量に対して40重量%を超えると、固形分が多くな
り、固形描画材としては粘度が上がりすぎ、流動性が低
下し、成形しにくい状態になり好ましくない。ガラスフ
レーク顔料の最適配合量は1〜20重量%である。
【0011】なお、ガラスフレーク顔料は1種又は2種
以上を混合して用いることができる。また、ガラスフレ
ーク顔料を、金属被覆無機顔料、アルミニウム顔料、パ
−ル顔料などの光輝性顔料と混合して用いることもでき
る。
【0012】(金属被覆無機顔料)本発明で用いる金属
被覆無機顔料とは、例えば金属蒸着等で金属及び又は金
属酸化物が被覆された無機顔料として構成されている。
一例を挙げれば、酸化鉄(III)が被覆されたアルミニウ
ムを用いることができる。例えばBASF株式会社製の
商品名「Paliocrom Gold L2000」、「Paliocrom Gold L
2002」、「Paliocrom Gold L2020」、「Paliocrom Gold
L2022」、「Paliocrom Gold L2025」「Paliocrom Oran
ge L2800」がある。また、酸化鉄(III)が被覆された雲
母を用いることができる。例えばBASF株式会社製の
商品名「Paliocrom Red Gold L2500」、「Paliocrom Re
d L4000」がある。また、アルミニウム−マンガン被覆
の雲母状酸化鉄(III) を用いることができる。例えばB
ASF株式会社製の商品名「Paliocrom Copper L3000」
及び「Paliocrom Copper L3001」がある。また、還元二
酸化チタンが被覆された雲母を用いることができる。例
えばBASF株式会社製の商品名「Paliocrom Blue Sil
ver L6000」、「Paliocrom Blue Silver L6001」があ
る。また、二酸化チタンが被覆された雲母も用いること
ができる。
【0013】上記の金属被覆無機顔料のメジアン径も、
ガラスフレーク顔料のメジアン径と同様に、500μm
以下、特に5〜100μmが好適である。金属被覆無機
顔料のメジアン径が5μm未満の場合は、上記の無機顔
料粒子が小さすぎるため光輝性に劣り、また500μm
を超えると筆記時滑りが発生し均一な塗膜ができない状
態になるため好ましくない。
【0014】金属被覆無機顔料の配合量も、ガラスフレ
ーク顔料と同様に、固形描画材全量に対して0.1〜4
0重量%含まれていることが好ましい。上記の無機顔料
が固形描画材全量に対して0.1重量%未満の場合は光
輝性が充分でない。また、上記の無機顔料が固形描画材
全量に対して40重量%を超えると、固形分多くなり、
固形描画材としては粘度が上がりすぎ、流動性が低下
し、成形しにくい状態になり好ましくない。上記の無機
顔料の最適配合量は1〜20重量%である。
【0015】なお、金属被覆無機顔料は1種又は2種以
上を混合して用いることができる。また、金属被覆無機
顔料を、ガラスフレーク顔料、アルミニウム顔料、パ−
ル顔料などの光輝性顔料と混合して用いることもでき
る。
【0016】(ゲル化形成剤)本発明ではゲル化形成剤
を用いている。ゲル化形成剤としては、脂肪族カルボン
酸又はその塩、およびN−脂肪酸アシルアミノ酸又はそ
の塩から選択された少なくとも一種が好適に用いられ
る。本発明では、ゲル化形成剤は単独で又は二種以上組
み合わせて使用できる。
【0017】脂肪族カルボン酸又はその塩において、脂
肪族カルボン酸成分としては、分枝を有していても、分
枝を有していなくてもよい。また、当該脂肪族カルボン
酸成分としては、炭素原子数は8乃至36(特に10乃
至20)であることが好ましい。脂肪族カルボン酸又は
その塩としては、脂肪族カルボン酸の塩が好適に用いら
れ、特に、脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩、脂肪族
カルボン酸のアンモニウム塩が最適である。
【0018】脂肪族カルボン酸又はその塩を構成する脂
肪族カルボン酸としては、例えば,カプリル酸、ペラル
ゴン酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、
ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、
メリシン酸などを挙げることができる。
【0019】脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩として
は、脂肪族カルボン酸のリチウム塩、カリウム塩及びナ
トリウム塩を用いることができる。具体的には、脂肪族
カルボン酸塩としては、特に、ミリスチン酸ナトリウ
ム、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム
又はこれらの混合物が好ましい。
【0020】また、N−脂肪酸アシルアミノ酸又はその
塩において、脂肪酸(脂肪族カルボン酸)成分として
は、上記脂肪族カルボン酸又はその塩を構成する脂肪族
カルボン酸が挙げられる。また、N−脂肪酸アシルアミ
ノ酸又はその塩において、アミノ酸成分としては、グル
タミン酸、アスパラギン酸、グリシン、アラニン等の脂
肪族アミノ酸が挙げられる。本発明では、これらの成分
両者のアシル化合物又はその塩が用いられている。
【0021】N−脂肪酸アシルアミノ酸又はその塩とし
ては、N−脂肪酸アシルアミノ酸の塩が好ましく、特
に、N−脂肪酸アシルアミノ酸のナトリウム塩、ジナト
リウム塩、モノトリエタノールアミン塩等が好適であ
る。N−脂肪酸アシルアミノ酸塩としては、N−ステア
ロイルーL−グルタミン酸モノナトリウムやN−混合脂
肪酸アシルーL−グルタミン酸モノナトリウムが例示で
き、これらが特に最適である。
【0022】ゲル化形成剤の使用量は、固形描画材全量
に対して3〜35重量%、好ましくは5〜27重量%で
ある。ゲル化形成剤の配合量が3重量%よりも少ないと
固形描画材が固まりにくくなりゲル硬度の点で支障が生
じる恐れがあり、一方、35重量%を超えるとゲル化調
整剤や揺変剤の働きを阻害する傾向があり、塗布性の点
でも好ましくない。
【0023】本発明では水溶性有機溶剤を用いることが
できる。水溶性有機溶剤としては、例えば、メチルアル
コール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコール等の一価アルコール類、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン等の脂肪族多価アルコール
類、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチ
レングリコール、トリプロピレングリコール等のグリコ
ール類、上記グリコール類のメチルエーテル、エチルエ
ーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテル、フェニル
エーテル等のグリコールエーテル類又はそれらのエステ
ル化物、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン
等のアミン類が挙げられる。水溶性有機溶剤は、単独で
又は二種以上組み合わせて使用できる。
【0024】本発明では水溶性樹脂を用いることができ
る。水溶性樹脂としては、例えば、ポリビニルアルコー
ル、、ポリビニルピロリドン、ポリN−ビニルアセトア
ミド等のビニル樹脂、カルボキシメチルセルロース、カ
ルボキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース等のセルロース系樹脂、可溶化デンプン、エーテル
化デンプン、エステル化デンプン、アルファ化デンプ
ン、酸化デンプン、酵素変性デキストリン、酸分解デン
プン、焙焼デキストリン等のデンプン類、スチレン−マ
レイン酸共重合体、メチルビニルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸共重合体、ス
チレン−無水マレイン酸共重合体、アクリル−スチレン
共重合体等が挙げられる。水溶性樹脂は単独で又は二種
以上組み合わせて使用できる。
【0025】本発明では着色剤を用いることができる。
着色剤を用いることにより、固形描画材の色を種々の色
に調整することができる。着色剤としては、ガラスフレ
ーク顔料や金属被覆無機顔料と反応せず、また、このよ
うなガラスフレーク顔料や金属被覆無機顔料の発色に影
響を与えないものを用いることが重要である。なお、本
発明では着色剤を配合しない光輝性固形描画材も含まれ
る。
【0026】着色剤としては、酸性染料、直接染料、塩
基性染料等の水溶性染料(トリフェニルメタン系、キサ
ンテン系、アントラキノン系、金属錯体系、銅フタロシ
アニン系等)、フタロシアニン、キナクリドン、カーボ
ンブラック、酸化チタン等の有機顔料又は無機顔料、或
いは蛍光顔料、樹脂エマルション、着色樹脂エマルショ
ン等を使用できる。また、顔料分散体としても配合する
こともできる。着色剤は一種類又は二種類以上を混合し
て使用することができる。
【0027】また、その他の必要に応じて、ベンゾチア
ゾリン系、ペンタクロロフェノール系等の防腐防黴剤、
ゲル調整剤、揺変剤、溶解助剤、各種界面活性剤等の添
加剤を適宜添加することができる。
【0028】本発明の固形描画材の製造方法は、基本的
には上記の各成分を混合して調製することができる。例
えば、ガラスフレーク顔料及び/又は金属被覆無機顔
料、ゲル化形成剤以外の原料を加熱下で混合した後、ガ
ラスフレーク顔料及び/又は金属被覆無機顔料、ゲル化
形成剤を加えて加熱下で混合して、冷却することにより
調製することができる。なお、冷却に際して、混合物を
気密性の高い容器を用いると、所定の形状の固形描画材
を得ることができる。なお、本発明の固形マーカーとし
ての固形描画材は、これらの成分を用い、公知の製法に
従って製造することができる。
【0029】本発明の固形描画材は、特定の光輝性顔料
を用いることから、優れた筆記性とより高い光輝性を発
揮することができる。特に、筆記性に関しては、紙、金
属、セラミック、プラスチック、ガラス等のあらゆる材
質に適用できる。
【0030】また、付着性に優れ、しかも付着後の筆跡
乃至塗膜は色移りや光輝性顔料の脱落はしない。さら
に、従来の固形マーカーよりも取り扱いに優れている。
【0031】本発明の光輝性固形描画材は、筆記具分
野、印刷関連分野、塗料関連分野、化粧品関連分野など
において用いられ、筆記具用、描画用、塗布具用等各種
用途で有用である。また、本発明は、ゲル化形成剤を含
有する固形マーカー以外の、ガラスフレーク顔料及び又
は金属被覆無機顔料を含む光輝性固形描画材に広く適用
することができる。
【0032】
【実施例】表1に示す組成及び配合量で、まず光輝性顔
料、ゲル形成剤以外の物質を投入し、80〜90℃で溶
解分散させた後、光輝性顔料とゲル形成剤を投入し、8
0〜90℃で保ちながら約1時間攪拌する。これを気密
性の高い容器に流し込み、冷却固化させてから固形物を
取り出した。
【0033】
【表1】
【0034】表1中、各原料組成は下記の通りである。 (光輝性顔料) I:ガラスフレーク顔料、商品名「メタシャインREF
SX−2040PS」、東洋アルミニウム株式会社製、
メジアン径約40μm II:ガラスフレーク顔料、商品名「メタシャインREF
SX−5230PS」、東洋アルミニウム株式会社製、
メジアン径約230μm III:金属被覆無機顔料(黄色)、商品名「Paliocrom G
old L2002」、BASF株式会社製、メジアン径約20
μm IV:パ−ル顔料、商品名「Iriodin103」、メルクジャパ
ン株式会社製、平均粒子径約10〜50μm (ゲル化形成剤) I:ステアリン酸ナトリウム II:パルミチン酸ナトリウム III:N-脂肪酸アシルアミノ酸アルカリ塩、商品名「ア
ミソフトHS−11」、味の素株式会社製 (水溶性樹脂) I:カルボキシメチルセルロース、商品名「CMC11
05」、ダイセル化学工業株式会社製、 II:ポリビニルピロリドン、商品名「ルビスコールK−
30」、BASF社製 III:ビニルメチルエーテルー無水マレイン酸共重合
体、商品名「ガントレッツAN−119」、GAF社製 IV:エーテル化デンプン、商品名「キプロガムF50
0」、日澱化学株式会社製 (水溶性有機溶剤) I:グリセリン II:プロピレングリコールモノメチルエーテル III:エチルアルコール IV:ジエチレングリコール (顔料ベース) I:C.I.Pigment Orange 16の4
0wt%濃度水分散体、商品名「エマコールKSオレン
ジR」、山陽色素株式会社製 II:C.I.Pigment Yellow 14の4
0wt%濃度水分散体、商品名「エマコールKSエロー
GB」、山陽色素株式会社製 (防腐防黴剤) I:2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、商品名「プ
ロクセルXL−2」、アビシア株式会社製 II:商品名「デンシルP」、アビシア株式会社製 (ゲル調整剤)ノニオン系界面活性剤、商品名「エマル
ゲン905」、花王株式会社製 (揺変剤)シリカ、商品名「アエロジルR202」、日
本アエロジル株式会社製 (溶解助剤)クエン酸
【0035】(評価試験)次に、これらの固形描画材
(固形マーカー)を用いて、下記の試験を行った。これ
らの評価結果は表1に示した。
【0036】(光輝感及び立体感)これらの固形描画材
を用いて市販の黒画用紙に筆記し、各固形描画材の光輝
感及び立体感についてそれぞれ評価した。光輝感は筆記
状態を目視観察により行い、光輝感の強いものを○、光
輝感が小さいものを△、光輝感がないものを×として評
価した。また立体感についても筆記状態を目視観察によ
り行い、立体感があるものを○、立体感がないものを×
として評価した。表1にそれらの結果を示す。
【0037】(定着性試験)実施例及び比較例に係る試
験サンプルの固形描画材を用いて市販の黒画用紙に筆記
し乾燥後、その筆跡の上に市販のセロテープを貼り、剥
がした後の状態を目視で観察し、以下の評価基準により
定着性を評価した。 ・○:筆跡上に光輝性顔料が残存し、セロテープを剥が
す前の光輝感が失われていない。 ・×:筆跡上に光輝性顔料が剥がれ、セロテープを剥が
す前の光輝感が失われている。
【0038】(筆記性試験)実施例及び比較例に係る試
験サンプルの固形描画材を用いて市販の黒画用紙に筆記
し、その書き味を以下の評価基準により評価して、筆記
性を評価した。 ・○:書き味が滑らかである。 ・×:書き味が重い。
【0039】表1より、実施例に係る光輝性固形描画材
は、強い光輝性及び立体性を有する筆跡を形成すること
ができ、しかも、定着性が優れている。また、筆記性も
良好である。
【0040】なお、上記実施例は、固形描画材として適
用したものであるが、その他の筆記具、印刷関連分野、
塗料関連分野、化粧品関連分野などのも用いることがで
きる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、必須成分として、ガラスフレ
ーク顔料及びゲル化形成剤を含んでなる光輝性固形描画
材であるので、従来の固形描画材と比較して、より強い
光輝感と立体感を持つ従来にない独特の筆跡乃至塗膜を
得ることができる。
【0042】また、必須成分として、金属被覆無機顔料
及びゲル化形成剤を含んでなる光輝性固形描画材も、光
輝性が失われることなく、強い光輝感を持つ筆跡乃至塗
膜を得ることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必須成分として、ガラスフレーク顔料及
    びゲル化形成剤を含んでなる光輝性固形描画材。
  2. 【請求項2】 必須成分として、金属被覆無機顔料及び
    ゲル化形成剤を含んでなる光輝性固形描画材。
  3. 【請求項3】 さらに着色剤が含まれている請求項1又
    は2記載の光輝性固形描画材。
  4. 【請求項4】 ガラスフレーク顔料が、固形描画材全量
    に対して0.1〜40重量%含まれている請求項1又は
    3記載の光輝性固形描画材。
  5. 【請求項5】 金属被覆無機顔料が、固形描画材全量に
    対して0.1〜40重量%含まれている請求項2又は3
    記載の光輝性固形描画材。
  6. 【請求項6】 ゲル化形成剤が、脂肪族カルボン酸又は
    その塩、およびN−脂肪酸アシルアミノ酸又はその塩か
    ら選択された少なくとも一種である請求項1乃至5のい
    ずれかの項に記載の光輝性固形描画材。
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