JP2001200019A - 高分子化合物、反射防止膜材料及びパターン形成方法 - Google Patents
高分子化合物、反射防止膜材料及びパターン形成方法Info
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Abstract
ルホニル基を持つパーフルオロカーボンモノマーとを重
合してなる高分子化合物、及びその高分子化合物を含ん
でなる反射防止膜材料、並びにその材料によるレジスト
パターンの形成方法。 【効果】 本発明の光反射防止膜材料は、微細で寸法精
度及び合わせ精度が高く、再現性よくレジストパターン
を形成し得る。
Description
トを用いたフォトリソグラフィーにおいて、凹凸のある
基盤上にも高精度の微細加工を可能にする光反射防止膜
材料として有用な高分子化合物、及びこの高分子化合物
を含む光反射防止膜材料、これを用いてレジストパター
ンを形成する方法に関する。
LSIの高集積化と高速度化に伴い、パターンルールの
微細化が求められている中、現在汎用技術として用いら
れている光露光では、光源の波長に由来する本質的な解
像度の限界に近づきつつある。
光として、水銀灯のg線(436nm)もしくはi線
(365nm)を光源とする光露光が広く用いられてお
り、更なる微細化のための手段として、露光光を短波長
化する方法が有効とされてきた。このため、64Mビッ
ト(加工寸法が0.25μm以下)DRAM(ダイナミ
ック・ランダム・アクセス・メモリー)の量産プロセス
には、露光光源としてi線(365nm)に代わって短
波長のKrFエキシマレーザー(248nm)が利用さ
れるようになった。しかし、更に微細な加工技術(加工
寸法が0.2μm以下)を必要とする集積度256M及
び1G以上のDRAMの製造には、より短波長の光源が
必要とされ、特にArFエキシマレーザー(193n
m)を用いたフォトリソグラフィーが検討されてきてい
る。
て、色消しレンズ、或いは反射光学系などと、ブロード
バンド光との組み合わせのステッパーが開発された。し
かしながら、色消しレンズ或いは非球面の反射光学系の
精度が十分でなかったことから、単色光と屈折光学系レ
ンズの組み合わせが主流になった。ここで、半−波長露
光において、入射する光と、基盤からの反射光とが干渉
し、定在波を発生することは古くからよく知られた現象
である。定在波は、パターンの線幅などの寸法変動や、
形状の崩れなどを引き起こした。
波長化と共に定在波やハレーションを更に増幅させた。
ト材料に吸光剤を入れる方法、レジスト層上面(ARC
OR法、特開昭62−62520号、特開昭62−62
521号、特開昭60−38821号公報)や基盤面に
反射防止膜を敷く方法(BARC法、特開昭62−15
9143号公報)が提案された。ARCOR法はレジス
ト層上部に透明な反射防止膜を形成し、露光後剥離する
工程を含む方法であり、その簡便な方法で微細かつ高精
度及び合わせ精度の高いパターンを形成する方法であ
る。反射防止膜として低屈折率材料のパーフルオロアル
キル化合物(パーフルオロアルキルポリエーテル、パー
フルオロアルキルアミン)を用いると、レジスト−反射
防止膜界面の反射光が大幅に低減し、寸法精度が向上す
る。
は、有機物との相溶性が低いことから、塗布膜厚を制御
するための希釈液にはフロンなどが用いられているが、
周知の通りフロンは現在環境保全の観点からその使用が
問題となっている。また、上記化合物は均一な成膜性に
問題があり、反射防止膜としては十分であるとはいえな
かった。また、フォトレジスト層の現像前に、反射防止
膜をフロンで剥離しなければならなかった。そのため、
従来装置に反射防止膜剥離用のシステムの増設をしなけ
ればならず、フロン系溶剤のコストがかなりかさむなど
と実用面でのデメリットが大きかった。
行おうとすると、現像ユニットを使って剥離を行うのが
最も望ましい。フォトレジストの現像ユニットで用いら
れる溶液は、現像液であるアルカリ水溶液と、リンス液
である純水であるので、これらの溶液で容易に剥離でき
る反射防止膜材料が望ましいといえる。そのため、数多
くの水溶性の反射防止膜材料及びこれらを用いるパター
ン形成方法が提案された。例えば特開平6−27392
6、6−289620、7−160002、7−181
684、7−234514、7−295210、7−3
33855、8−44066、8−95253、8−1
79509、8−292562、8−320569、9
−50129、9−90615、9−236915、9
−258452、9−258453、9−29122
8、9−325500、10−3001、10−176
23、10−69091、11−124531号公報、
特許第2643056、2878150、280354
9号公報が例示される。
防止膜の屈折率は、レジスト層の屈折率の平方根が理想
的である。KrFで用いられているポリヒドロキシスチ
レン系のレジスト層の屈折率は1.8であるため、理想
値が1.34である。ArFに用いられている脂環族系
レジスト層は、芳香環がなくなるため、一般的に芳香族
系ポリマーに比べて屈折率が低下する。例えば、ポリア
クリレートでは1.6となり、理想値が1.27にまで
低下する。このような低い屈折率を持つ材料は、テフロ
ン系の材料に限定されるが、上層反射防止膜はアルカリ
現像時に剥離が可能な方がプロセス的に有利であるた
め、前述の通り、水溶性材料であることが必要となる。
しかし、非常に疎水性の高いパーフルオロ系材料を水溶
性にするために、親水性置換基を導入すると、屈折率が
増加し、従来のものでは、KrFでは1.42前後、A
rFにおいては1.5前後の値が限界であった。従っ
て、KrFリソグラフィーで、0.20μm以下のパタ
ーニングでは、吸光剤と上層反射防止膜の組み合わせだ
けでは定在波の影響を抑えて寸法を制御することができ
なくなってきている。ArFリソグラフィーにおいて
は、前記理由により、現状では、上層反射防止膜の効果
は殆ど期待できず、KrFにおいても今後更なる線幅の
縮小により線幅の管理が厳しくなってくると、更なる屈
折率の低下が必要になってくると考えられる。
に設ける反射防止膜は、高い反射防止効果を得ることが
できる。下地の反射防止膜は、その下がp−SiやAl
などの高反射基盤の場合では、最適な屈折率(n値)、
吸光係数(k値)の材料を適切な膜厚に設定することに
よって、基盤からの反射を1%以下に低減でき、極めて
大きな効果を発揮することができる。例えば、レジスト
層の屈折率が1.8として、露光波長248nm、n
1.5、k0.55、膜厚55nmに設定すると、反射
率を0.5%以下にできる。しかしながら、下地に段差
がある場合は、段差上で反射防止膜の膜厚が大きく変動
する。下地の反射防止効果は、光の吸収だけでなく、干
渉効果も利用しているため、干渉効果が強い50〜60
nmの第一底辺はそれだけ反射防止効果も高いが、膜厚
の変動によって大きく反射率が変動する。反射防止膜材
料に用いるベースポリマーの分子量を上げて段差上での
膜厚変動を抑えたコンフォーマル性を高めた材料も提案
されている(特開平10−69072号公報)が、ベー
スポリマーの分子量が高くなると、スピンコート後のピ
ンホールが発生し易くなる問題や、濾過できなくなると
いった問題が生じ、また、コンフォーマル性が発揮でき
るのは比較的高さの低い段差に限定されるといったこと
もあり、万能ではない。
変動による反射率の変動が比較的小さい膜厚(80nm
以上)を採用する方法が一般的に採られる。また、反射
防止膜の下地がシリコン酸化膜や窒化膜などの透明膜
で、更にその透明膜の下に段差がある場合、透明膜の表
面がCMPなどで平坦化されていたとしても、反射が高
くなる部分が出現する。この場合も、反射率を安定化す
るために、前述と同様反射防止膜の膜厚を80nm以上
の厚膜にする必要がある。しかしながら、下地の反射防
止膜を80nm以上に設定すると、反射率が上昇し、最
大4%の反射が起きる。0.20μm以下の超微細加工
の寸法制御においては反射率を少なくとも2%以下にし
なければならず、下地の反射防止膜だけでは限界が生じ
ている。しかしながら、上層の反射防止膜との併用で更
に低減できると考えられ、上層反射防止膜の屈折率の更
なる低下が要求されているのである。
膜としての機能だけでなく、露光後の環境遮断膜として
の機能、或いは現像液との親和性を上げることによって
現像欠陥を防止するといった機能も有しており、今後ま
すます重要な材料になってくると思われる。
折率の問題だけでなく、透過率の問題がある。本発明者
らが種々検討した結果、KrF用に開発された反射防止
膜の殆どがArF光に対して強い吸収があることがわか
った。
レジストに光が到達しないため、感度が低下するという
問題が生じる。フェニル基などの芳香族や、ビニル基な
どの不飽和炭化水素基がArF光に対して強い吸収を持
つことは知られているが、カルボン酸アミドなども強い
吸収を持つ。このため、親水性置換基としてカルボン酸
のアミン塩や、カルボン酸アミドを含むフッ素系界面活
性剤或いはフッ素系ポリマーを添加し屈折率を下げてい
るもの、或いはポリビニルピロリドンをバインダーポリ
マーとして使っているものはArFには使えないことを
知見した。
キサイドや、アルコール、アミンなどを親水性基として
使うことも考えられるが、アミンはレジストから発生し
た酸と中和して、T−トッププロファイルになり、他の
ものはレジストと混合してミキシングを起してしまっ
た。
光反射防止膜材料として微細で寸法精度及び合わせ精度
が高く、簡便でかつ環境問題もなく、生産性が高く、再
現性よくレジストパターンを形成することができる高分
子化合物、この高分子化合物を含む光反射防止膜材料及
びこれを用いたレジストパターンの形成方法を提供する
ことを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、スルホン酸、スルホン酸のアミン塩、スルホン酸
アミドは193nmに吸収がなく、ArFにおいても有
望な上層反射防止膜に用いるポリマーの水溶性置換基と
して有望であることがわかった。そこで、本発明者らは
スルホン酸がペンダントされたフッ素ポリマー、例えば
ナフィオンを反射防止膜材料として使うことを提案した
が、更に屈折率を低くするため、フッ素置換された環状
炭化水素を繰り返し単位に新たに導入することを検討
し、本発明に到達したものである。
程における微細加工に用いられる反射防止膜材料のベー
ス樹脂として好適な高分子化合物、及びこれを含む水溶
性反射防止膜材料、及び遠紫外線、KrFエキシマレー
ザー光(248nm)、ArFエキシマレーザー光(1
93nm)などの高エネルギー線を露光光源として用い
る際に好適なパターン形成方法に関するもので、[I]
環状のパーフルオロモノマーと側鎖にスルホニル基を持
つパーフルオロカーボンモノマーとを重合してなる高分
子化合物、[II]下記一般式(1)で示されることを
特徴とする高分子化合物、
1のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基
を示し、R2,R3はそれぞれフッ素原子又は炭素数1〜
10のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基
を示す。0<a<100、b=1、0≦c<20、0≦
d<20であり、Mは水素原子又はアミンを示す。) [III]下記一般式(2)で示される上記[II]に
記載の高分子化合物、
10のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基
を示し、nは1〜5の整数、a1,a2は0≦a1<1
00、0≦a2<100、0<a1+a2<100を満
足する数である。R2,R3,b,c,d,Mは上記と同
じ。) [IV]上記[I]〜[III]の高分子化合物を含ん
でなる反射防止膜材料、[V]上記[I]〜[III]
の高分子化合物と水を含んでなる水溶性反射防止膜材
料、[VI]フォトレジスト層の上層として上記[I
V]又は[V]の光反射防止膜材料からなる光反射防止
層を形成し、上記レジスト層を露光した後に上記光反射
防止層を除去することを特徴とするパターン形成方法を
提供する。
止膜として使用することにより、入射光の損失なしにレ
ジスト層表面での反射光を低減し、かつレジスト層での
光多重反射干渉によるパターン寸法精度の低下を防止し
得、しかも、水、或いはアルカリ現像液で剥離も簡便に
行うことができる。また、基本的に他の水溶性のバイン
ダーポリマーを必要としないため、フッ素含有量が高
く、屈折率が低く、ArFにおいても透明性が高いもの
である。
本発明の高分子化合物は、環状のパーフルオロモノマー
と側鎖にスルホニル基を持つパーフルオロカーボンモノ
マーとを重合してなるもので、かかる高分子化合物とし
ては、下記一般式(1)、特に下記一般式(2)で示さ
れるものが好適である。
原子等のヘテロ原子を主鎖又は側鎖に有してもよい炭素
数1〜21のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアル
キレン基であり、この場合、R1はR1が結合する2個の
炭素原子と共に合計炭素数3〜12、好ましくは3〜8
の環状構造を形成するように選定することが好ましい。
なお、フッ素化は、アルキレン基の水素原子の一部がフ
ッ素原子に置換されていてもよく、水素原子の全部がフ
ッ素原子で置換されていてもよいが、好ましくはアルキ
レン基の水素原子の全部がフッ素原子で置換されている
ことがよい。
にフッ素原子又は炭素数1〜10、特に1〜3のフッ素
化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。な
お、このフッ素化も一部又は全部であり、好ましくは全
部である。
00、好ましくは1≦a≦10、0≦c<20、好まし
くは0≦c<10、0≦d<20、好ましくは0≦d<
10の数であり、また、a1,a2は0≦a1<10
0、好ましくは0≦a1≦10、0≦a2<100、好
ましくは0≦a2≦10であり、0<a1+a2<10
0、好ましくは1≦a1+a2≦10である。なお、n
は1〜5の整数、好ましくは2〜7の整数である。
ン成分としては、水溶性有機アミノ化合物が望ましく、
例えば、アンモニア、トリス(ヒドロキシメチル)アミ
ノメタン、ピリジン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラ
エチルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウ
ム、水酸化テトラブチルアンモニウム、コリン、2,
2’,2’’−ニトロトリエタノール、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.0]オクタン(DABCO)、1,5−ジア
ザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(D
BU)、1−デオキシ−1−(2−ヒドロキシエチルア
ミノ)−D−グルシトール、1−デオキシ−1−(メチ
ルアミノ)−D−ガラクチトールなどが例示される。更
に屈折率を低くするためにパーフルオロ有機アミン化合
物を用いることもでき、炭素数1〜20の、1級、2
級、3級のアルキルアミン化合物、或いはアルカノール
アミン化合物が挙げられる。具体的には、パーフルオロ
トリエチルアミン、パーフルオロトリエタノールアミ
ン、パーフルオロトリプロピルアミン、パーフルオロト
リブチルアミン、パーフルオロペンチルアミン、トリフ
ルオロエチルアミン、トリフルオロプロピルアミン、
4,4,4−トリフルオロ−DL−バリン、5,5,5
−トリフルオロ−DL−レウシンなどが挙げられる。こ
の水溶性有機アミノ化合物は、一般式(1)又は(2)
で示される化合物のスルホン酸基1モルに対して0.0
1〜10モル、特に0.1〜5モル添加することが望ま
しい。
返し単位
子量は、1,000〜1,000,000、特に2,0
00〜100,000であることが好ましい。
モノマーと下記式(4)のモノマーとを常法に従って共
重合することによって得られる。
同じ。)
のものが挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上
を組み合わせて配合し得る。
合、一般的には上記モノマー類と溶媒を混合し、触媒を
添加して、場合によっては加熱或いは冷却しながら重合
反応を行う。重合反応は開始剤(或いは触媒)の種類、
開始の方法(光、熱、放射線、プラズマなど)、重合条
件(温度、圧力、濃度、溶媒、添加物)などによっても
支配される。本発明の高分子化合物の重合においては、
AIBNなどのラジカルによって重合が開始されるラジ
カル共重合、アルキルリチウムなどの触媒を用いたイオ
ン重合(アニオン重合)などが一般的である。これらの
重合は、その常法に従って行うことができる。
末端がスルホン酸フッ化塩になっているが、水酸化ナト
リウム、次いで酸処理によって式(6)のスルホン酸に
することができる。式(6)の重合体にアミン化合物を
添加すると、式(7)に示す重合物になるが、アミンの
添加によって水和性が大幅に向上する。なお、アミンは
末端スルホン酸基1モルに対して0.1〜5モル添加す
ることが望ましい。
として上記高分子化合物を含むものである。この場合、
本発明の高分子化合物のみを使用することもできるが、
成膜性を向上させるために各種の水溶性ポリマー、例え
ばポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキシ
ド、アミロース、デキストラン、セルロース、プルラン
などを上記高分子化合物100重量部に対して0〜30
0重量部添加することは任意である。
上させるために慣用されている界面活性剤を添加するこ
とができる。なお、その添加量は、本発明の効果を妨げ
ない範囲で通常量とすることができる。
ロアルキルポリオキシエチレンエタノール、フッ素化ア
ルキルエステル、パーフルオロアルキルアミンオキサイ
ド、含フッ素オルガノシロキサン系化合物等が挙げられ
る。例えばフロラード「FC−430」、「FC−43
1」(いずれも住友スリーエム(株)製)、サーフロン
「S−141」、「S−145」、「S−381」、
「S−383」(いずれも旭硝子(株)製)、ユニダイ
ン「DS−401」、「DS−403」、「DS−45
1」(いずれもダイキン工業(株)製)、メガファック
「F−8151」、「F−171」、「F−172」、
「F−173」、「F−177」(いずれも大日本イン
キ工業(株)製)、「X−70−092」、「X−70
−093」(いずれも信越化学工業(株)製)等を挙げ
ることができる。好ましくは、フロラード「FC−43
0」(住友スリーエム(株)製)、「X−70−09
3」(信越化学工業(株)製)が挙げられる。
し易く、マイクロバブルと呼ばれるミクロン単位の微細
な泡がパタ−ン欠陥を発生させるといわれている。マイ
クロバブルを低減させるためには、消泡剤を添加する方
法が一般的である。水溶液用の消泡剤としては、大豆
油、コーン油、オリーブ油、アマニ油、ヒマシ油、ラー
ド油などの天然油脂類、アミルアルコール、オクチルア
ルコールなどの長鎖アルコール類、シリコーン樹脂類な
どが一般的に知られているが、これらのものは、水和性
が低い、或いは全く水和しない材料である。前記材料
は、消泡性に優れるが、水溶性材料に添加して、スピン
コーティングで成膜するときに、塗りムラが生じ、均一
に成膜できない。スピンコーティングにより均一に成膜
するためには、水和性が高い消泡剤が必要である。本発
明において、水和性の高い消泡剤として、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、n−ヘキシルアルコール、エチレングリコール
などのアルコール類、又は下記一般式(8)、(9)で
示されるアセチレン系消泡剤を効果量用いることができ
る。
R18はそれぞれ同一又は異種の水素原子或いは炭素数1
〜20のアルキル基、R15,R16,R20は炭素数1〜1
0のアルキレン基、m,k,pは0〜20の整数であ
る。
トパターンを形成するためには、公知の方法を採用し
得、例えば図1に示すリソグラフィー工程により行うこ
とができる。まず、基盤1上層上にスピンコート等の方
法でフォトレジスト層2を形成し(A)、場合によって
はプリベークを行い、このフォトレジスト層2の上に本
発明の光反射防止膜材料をスピンコート等の方法で塗布
して、場合によっては更にプリベークを行い、光反射防
止層3を形成する(B)。光反射防止層3に波長180
〜500nmの紫外線4を縮小投影露光法によりパター
ン形状に露光し、即ち図1(C)においてA部分を露光
し、次いで光反射防止層3を除去し、現像液を用いて現
像する方法によりレジストパターン5を形成することが
できる(D)。露光後、場合によってはポストエクスポ
ジュアーベーク(PEB)を行ってもよいが、レジスト
層が化学増幅型レジスト層である場合は、PEB工程が
必須となる。この場合、光反射防止層を除去後、PEB
を行ってもよく、PEB後、光反射防止層を除去しても
よい。
は、純水を使うことができる。更に、光反射防止層の除
去は、通常のフォトレジスト現像ユニットの利用が可能
であり、純水でリンスすることができるし、PEB後の
剥離であれば現像と同時に剥離することができる。
果について図2,3を参照して説明すると、図2に示す
ように、基盤1にレジスト層2を形成しただけでは、入
射光I0が空気−レジスト界面でかなりの反射Ir1が起
こり、入射光量が損失すると共に、レジスト層2内に入
った光がレジスト層−基盤界面で反射Ir2し、この反
射光Ir2がレジスト層−空気界面で再度反射Ir3する
ことが繰り返されるため、レジスト層で光多重反射干渉
が生じる。
ト層2上に本発明の光反射防止膜3を形成することによ
り、入射光I0の空気−光反射防止膜界面での反射I
r4、光反射防止膜−レジスト層界面での反射Ir5を低
減し得るので入射光量の損失が減少し、またIr6とI
r7は光の位相が逆になるように光反射防止膜層3の膜
厚が設定されているので、互いに弱め合い、レジスト層
2内での光多重干渉が抑制される。
対する屈折率をn、露光光の波長をλとすると、光反射
防止膜の屈折率n’を√n、その膜厚をλ/4n’の奇
数倍に近づけるほど、反射率が低減し、定在波の影響を
低減できる。
的に説明するが、本発明は下記の例に制限されるもので
はない。なお、下記例で使用したモノマー1〜5は下記
の通りである。
ー5 25gをジオキサン120mLに溶解させ、十分
に系中の酸素を除去した後、開始剤AIBN0.74g
を仕込み、100℃で24時間重合反応を行った。
混合物をトルエンに注ぎ、得られた重合体を沈澱させ
た。1/10Nの水酸化ナトリウム水溶液に重合体を溶
解させ、脱水後メタノールに溶解させ、1/10Nの硝
酸水溶液で処理して、水洗の後乾燥して白色重合体を得
た。このようにして得られた20gの白色重合体は光散
乱法により重量平均分子量が23,000g/molで
あり、GPC溶出曲線より分散度(=Mw/Mn)が
2.30の重合体であることが確認できた。
法で白色重合体を得た。光散乱法により重量平均分子量
が25,000g/molであり、GPC溶出曲線より
分散度(=Mw/Mn)が2.30の重合体であること
が確認できた。
法で白色重合体を得た。光散乱法により重量平均分子量
が15,000g/molであり、GPC溶出曲線より
分散度(=Mw/Mn)が2.70の重合体であること
が確認できた。
法で白色重合体を得た。光散乱法により重量平均分子量
が36,000g/molであり、GPC溶出曲線より
分散度(=Mw/Mn)が1.90の重合体であること
が確認できた。
物、表1に示すアミン化合物を純水に十分に溶解させ、
0.1ミクロンサイズのフィルターで濾過して反射防止
膜溶液を作成した。
液をディスペンスし、はじめに300rpmで3秒間、
その後3,000rpmで20秒間シリコンウェハー或
いは合成石英ウェハーを回転させ、膜厚46nmの反射
防止膜を形成し、分光エリプソメトリで膜厚と屈折率、
分光光度計で透過率を測定した。結果を表1に示す。K
rFだけでなく、ArFにおいても高い透過率と、低い
屈折率が確認できた。
ジストSEPR401(信越化学工業製、膜透過率30
%/μm)を、8インチのSi基盤上に回転数を変えな
がらスピンコートし、100℃、時間90秒の条件でプ
リベークした。その上に反射防止膜材料をディスペンス
し、はじめに300rpmで3秒間、その後3,000
rpmで20秒間ウェハーを回転させ、反射防止膜を形
成した。
コン社製S202A、NA0.6)でラインとスペース
幅がそれぞれ0.20μmになるパターンを露光し、そ
の後温度110℃、時間90秒でポストエクスポジュア
ーベークし、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサ
イド2.38重量%の現像液で温度23℃、時間60秒
で静止パドル現像を行い、純水リンスを行った。
明の反射防止膜を使うことにより、定在波による線幅の
振幅を抑えることが可能であることが確認できた。
法精度及び合わせ精度が高く、再現性よくレジストパタ
ーンを形成し得る。
一説明図である。
態の説明図である。
の説明図である。
けるレジスト層膜厚とレジスト線幅との関係を示すグラ
フである。
Claims (6)
- 【請求項1】 環状のパーフルオロモノマーと側鎖にス
ルホニル基を持つパーフルオロカーボンモノマーとを重
合してなる高分子化合物。 - 【請求項2】 下記一般式(1)で示されることを特徴
とする高分子化合物。 【化1】 (式中、R1はヘテロ原子を含んでもよい炭素数1〜2
1のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキレン基
を示し、R2,R3はそれぞれフッ素原子又は炭素数1〜
10のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基
を示す。0<a<100、b=1、0≦c<20、0≦
d<20であり、Mは水素原子又はアミンを示す。) - 【請求項3】 下記一般式(2)で示される請求項2記
載の高分子化合物。 【化2】 (式中、R4,R5はそれぞれフッ素原子又は炭素数1〜
10のフッ素化された直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基
を示し、nは1〜5の整数、a1,a2は0≦a1<1
00、0≦a2<100、0<a1+a2<100を満
足する数である。R2,R3,b,c,d,Mは上記と同
じ。) - 【請求項4】 請求項1,2又は3で表される高分子化
合物を含んでなる反射防止膜材料。 - 【請求項5】 請求項1,2又は3で表される高分子化
合物と水を含んでなる水溶性反射防止膜材料。 - 【請求項6】 フォトレジスト層の上層として請求項4
又は5記載の光反射防止膜材料からなる光反射防止層を
形成し、上記レジスト層を露光した後に上記光反射防止
層を除去することを特徴とするパターン形成方法。
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