JP2001199333A - 腰掛け - Google Patents

腰掛け

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JP2001199333A
JP2001199333A JP2000008590A JP2000008590A JP2001199333A JP 2001199333 A JP2001199333 A JP 2001199333A JP 2000008590 A JP2000008590 A JP 2000008590A JP 2000008590 A JP2000008590 A JP 2000008590A JP 2001199333 A JP2001199333 A JP 2001199333A
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frame
cushion
stool
vehicle
passengers
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JP2000008590A
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English (en)
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Takeshi Kawasaki
健 川崎
Yoko Ishimura
陽子 石村
Yoko Aizu
葉子 相津
Michio Sehata
美智夫 瀬畑
Kenji Kobayashi
健治 小林
Kazuhiro Makino
和宏 牧野
Hideyuki Nakamura
英之 中村
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内の混雑具合に応じて腰掛けを提供する。 【解決手段】 車両の1階F1や2階に設けられる腰掛
け50,60はフレーム100に対して、座布団13
0,140が跳ね上げ自在に取り付けられている。混雑
時には座布団130,140を跳ね上げて、収容能力の
向上を図る。フレーム100にクッション120を巻き
付け、腰掛け可能としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両をはじめ、
バス、船舶や建築物など限られた場所に不特定多数の人
間が使用する腰掛けに関する。
【0002】
【従来の技術】通勤・通学時には、電車は大変に混雑す
る。最も混雑する際に座席を設置するよりも、立席にし
て少しでも多くの乗客を運ぶことが必要である。このた
め、一部の車両では閑散時のみ使用可能な折り畳み腰掛
を配置して、混雑時の定員増加に寄与している。これ
は、例えば、東日本旅客鉄道の204系900代電車
(「車両技術193号」1991年2月)をあげることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通勤・通学時には、鉄
道車両は大変混雑する。このため、場合によっては定員
を超えて乗車しようとする乗客が駅に積み残されること
もある。通勤・通学時に多くの乗客を運ぶことを目的と
する場合、広い設置場所を必要とする割には乗車定員増
には寄与しない腰掛けを省略し、立席のみとすることが
有効である。しかしながら、通勤・通学時を除いた閑散
時には多くの乗客を運ぶ必要がないので、より快適に乗
車するために腰掛けが必要である。このように、同じ線
区を走る車両であっても、時間帯によって求められる機
能が異なる。
【0004】また、混雑時に立っている乗客は、走行中
に生じる電車のゆれや乗降客の流れにより前後左右から
押されるので、不安定な状況にさらされている。このた
め、立っている乗客は、車両に固定された部材につかま
ることによりどのような状況でも自分自身の安定を保て
るようにしている。車両に固定された部材の例として
は、標準的な体型の大人の目線程度の高さに存在する吊
革や吊り輪、出入口に多く配置されている握り棒などで
ある。しかし、乗車定員を超える乗客が乗車するもっと
も混雑したときには、乗客数と比べて吊革の数が不足す
ると同時に、身動きが取れないことから握り棒にもつか
まることができない乗客が多くなる。これらの乗客は不
意の電車のゆれや乗降客の流れに対して不安定であるの
で、安全上問題である。また、吊革に手が届かない小さ
な子供やお年寄りは体を支えるべき部材が全くないとい
ってもよい。
【0005】さらに、通勤距離の延長に伴って、混雑し
た車両に立ったまま乗車する時間が増加している。立っ
たまま長時間乗車することは、快適さと逆行することに
なり、苦痛を増加させる。
【0006】一方、閑散時においても、隣接した駅へ行
く場合には、乗車と同時に腰掛けに座り、数分の後に立
ちあがり下車するのは面倒であるという意識が強い。こ
のために出入口付近に乗客がかたまり、乗降客の流れを
妨げ、乗降に時間がかかる。このため、定時運行に支障
が生じる恐れがある。
【0007】しかしその反面、閑散時に長距離を乗車す
る乗客や年長者は、快適な腰掛けを利用したいという願
いが強い。本発明の目的は、閑散時には腰掛けとなり、
混雑時には安全のために身体を支えたり腰をおろさずに
腰掛ける機能を有する腰掛けを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、折りたたん
だ場合にも腰を下ろさずに腰掛けることができる、折り
畳み可能な腰掛けを設置すること、によって達成でき
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例を図1から
図3により説明する。図1は、本発明の鉄道車両の概要
を示す側面図、図2は図1のA-A断面図である。側面
を構成する側構体12、屋根を構成する屋根構体14、
床部材を構成する台枠10、長手方向の端部を構成する
妻構体16からなる。側構体12、屋根構体14、台枠
10は、それぞれ複数の押し出し形材を接合して構成し
ている。押し出し形材の長手方向を車体の長手方向にし
ている。押し出し形材はアルミニウム合金製の中空形材
である。
【0010】各車両は両端に出入口20を設け、出入口
間はフロア18を設けて2階建てとする。駅ホームの高
さ基準を満たすため、出入口20の床面22の高さは2
階建て車両の2階Fと1階Fの間の高さになる。車
両長手方向において出入口を配置する部分では、2階建
てを構成することは不可能であり、出入口の下部と上部
に出入口として使用できない空間が生じる。出入口20
から2階へは階段42を設け、1階には階段40を設け
てある。
【0011】出入口20の直下に存在する空間には、台
車30を配置する。台車30は、ひとつの台車で隣接す
る2つの車両を支持する連接台車30とする。このこと
により、従来の2階建て車両の車端部に存在していた1
階建ての部分を構成する必要がなくなる。これは、出入
口を除くと実質的な2階建てのみの車両を構成するの
で、乗車効率を向上させる。
【0012】連接台車30を用いると、軌道側の制約か
ら、車輪1つあたりに作用する質量である軸重を一定以
下にする必要がある。連接台車は、ひとつの台車で隣接
する車両を半分ずつ、実質1両分の質量を支持する必要
があるので、軸重は増加する。このため、一両の車体長
さを短くすることにより支持するべき質量を低減し、軸
重を制約以内の質量まで低減する。一車両あたりの長さ
を短くすることは、車両各部位から出入口までの距離が
短くなるので、乗降に必要な時間が低減できる。
【0013】2階では、腰掛けを線路(車両の進行方向)
に対して並行に配置する。位置は、窓際や車体中央とす
る。1階では、腰掛けを枕木に対して並行に配置する。
このように、適切に腰掛けの配置方向や位置を決定する
ことにより、乗客の移動を円滑にすると同時に、立ち客
を保護することもできる。
【0014】図3に、腰掛け60の構成を模式的に示
す。腰掛け60は、外周を構成するフレーム100、支
柱110、フレーム100を包み込むクッション120
及び腰掛け座布団(シート)130,140により構成
する。フレーム100は腰掛け60に作用する荷重を受
け持つ主たる部材であり、U字を上下逆にした形状を呈
し、腰掛けの外周にわたって配置する。フレーム100
の高さは、標準的な体型の大人の臀部より若干低い高さ
とする。幅は、設置する腰掛け座布団の数に依存する。
フレームは腰掛けに作用する荷重の大部分を支持する事
ができる程度に剛性や強度が高い。
【0015】フレーム100の上辺には、その外周にク
ッション120が巻かれている。クッション120の材
質は、フレーム100や支柱110と比較して柔らか
い。また、クッション120の外径はフレーム100や
支柱110と比較して大きい。支柱110は、フレーム
の幅が広い場合に、フレームに作用する荷重を支持する
ことを補助する目的で、フレームの両端に存在するフレ
ーム支柱の間に設置してフレーム上辺と鉄道車両構体の
床面18を結合する。
【0016】腰掛け座布団130,140は、フレーム
支柱とフレーム支柱の間、フレーム支柱と支柱の間、支
柱と支柱の間などに設置する。本実施例では、図の左側
から1人用腰掛け座布団130、2人用腰掛け座布団1
40、1人用腰掛け座布団130の腰掛け座布団が配置
されている。腰掛け座布団は、跳ね上げ式になってお
り、使用しない場合にはフレームが構成する空間に格納
される。しかし、使用する場合には乗客が自ら格納され
ていた腰掛け座布団を倒し、着席する。
【0017】かかる構成において、通勤・通学時の最も
混雑する場合には腰掛け座布団をはねあげて、できるだ
け多くの乗客が乗車することができる。一方、閑散時の
乗客が少ない場合には腰掛け座布団を倒して腰掛けるこ
とができる。さらに、混雑時にはフレームの上辺に、標
準的な体型の大人ならば腰を下ろすことなく腰掛けるこ
とができる。腰掛けるフレームの上辺にはやわらかなク
ッションが巻かれているので、身体の一部分を圧迫する
ことがなく、快適に身を任せることができる。また、吊
革に手が届かない子供や年長者は、フレームやクッショ
ンにつかまることにより、走行中のゆれや乗降客の流れ
に対して自分自身の身体を安定させることができる。さ
らに、走行中の不意なゆれなどにより、万が一腰掛けに
ぶつかった場合でも、フレームの上辺にはクッションが
巻いてあるので、大きな障害を負う機会は低減される。
【0018】本実施例において、腰掛け座布団は、図の
左から1人用、2人用、1人用のものが配置されてい
る。本実施例はひとつの例を示すだけであるので、図2
の腰掛け50のように、1人用の座布団130を2個並
べたものや、3人用、4人用の腰掛け座布団もありうる
し、腰掛け座布団一つしか存在しない腰掛けも十分同等
の機能を果たすことができる。
【0019】図4により、第2の実施例を示す。この腰
掛け60aにあっては、フレーム100の一部の支柱1
10aはフレーム100と天井14を結合する。かかる
構成において、フレームと天井を結合する支柱は、フレ
ーム上辺に腰掛ける、あるいは、立っている乗客が安定
のためにつかまることができる。
【0020】第3の実施例を図5により説明する。この
腰掛け60bにあっては、クッション120aは、第1
の実施例のようにフレーム100の上辺だけに巻き付け
られているのではなく、フレーム100の全体に巻き付
けられている。かかる構成により、フレームの高さより
身長が低い子供や、大人の脚などが不意にフレームに衝
突して傷害を負う危険を低減する。
【0021】第4の実施例を図6により説明する。この
腰掛け60cにあっては、クッション120は、支柱1
10ごとに分割してフレーム100に巻き付ける。かか
る構成により、最も煩雑な形状をしているフレームと支
柱が結合するT字部のクッションが不用になる。このた
め、取付け費用が低減できる。
【0022】第5の実施例を図7により説明する。この
腰掛け60dにあっては、腰掛け座布団130,140
は、フレーム100で構成した面に対して対称に両側の
面A,B方向に倒れて使用できる。かかる構成により、
腰掛けを車両幅方向における中央に配置した際に、どち
らの面からでも座ることができるので、利便性が向上す
る。
【0023】本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲の
各請求項に記載の文言あるいは課題を解決するための手
段の項に記載の文言に限定されず、当業者がそれから容
易に置き換えられる範囲にも及ぶものである。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、混雑時には座席を折り
たたんで腰を下ろさずに座ることができ、閑散時には十
分な数の腰掛けを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する車両の側面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の一実施例の側面図。
【図4】本発明の一実施例の側面図。
【図5】本発明の一実施例の側面図。
【図6】本発明の一実施例の側面図。
【図7】本発明の一実施例の側面図。
【符号の説明】
1 鉄道車両構体 60 腰掛け 100 フレーム 110 支柱 120 クッション 130,140 腰掛け座布団
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相津 葉子 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 瀬畑 美智夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 小林 健治 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 牧野 和宏 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 (72)発明者 中村 英之 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸事業所内 Fターム(参考) 3B087 CA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下逆U字型をしたフレームと、フレー
    ムの上辺と床面を結合することによりフレームの強度を
    補助する支柱と、フレームの上辺においてフレームの外
    周をとりまくように設置されたクッションと、フレーム
    のU字型で構成する面に格納される腰掛け座布団を備
    え、腰掛け座布団はヒンジにより支柱やフレームと結合
    して跳ね上げ自在に取り付けられ、使用しないときはフ
    レームで構成された面に自動的に格納され、使用すると
    きは使用したい人間が容易に腰掛け座布団を倒して使用
    することが出来、立っている人間が腰を下ろさなくても
    クッションに座ることができること、を特徴とする腰掛
    け。
  2. 【請求項2】 請求項1の腰掛けにおいて、支柱がフレ
    ームと天井を結合していること、を特徴とする腰掛け。
  3. 【請求項3】 請求項1の腰掛けにおいて、フレームの
    すべての部分にクッションが巻かれていること、を特徴
    とする腰掛け。
  4. 【請求項4】 請求項1の腰掛けにおいて、支柱とフレ
    ームが結合している部分にはクッションが配置されてい
    ないこと、を特徴とする腰掛け。
  5. 【請求項5】 請求項1の腰掛けにおいて、腰掛け座布
    団をフレームを境にしてどちらの面にでも座ることがで
    きること、を特徴とする腰掛け。
JP2000008590A 2000-01-18 2000-01-18 腰掛け Pending JP2001199333A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101396206B1 (ko) 2012-10-19 2014-05-19 한국철도기술연구원 공기 순환 기능을 갖는 복층식 열차

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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