JP2001199326A - 負圧ブースタへの負圧供給装置 - Google Patents
負圧ブースタへの負圧供給装置Info
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- JP2001199326A JP2001199326A JP2000013916A JP2000013916A JP2001199326A JP 2001199326 A JP2001199326 A JP 2001199326A JP 2000013916 A JP2000013916 A JP 2000013916A JP 2000013916 A JP2000013916 A JP 2000013916A JP 2001199326 A JP2001199326 A JP 2001199326A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】負圧ブースタおよび負圧源間の第1負圧通路に
設けられて負圧源側への空気の流通を許容する第1一方
向弁と、負圧ブースタおよび負圧源間の第2負圧通路に
設けられるサージタンクと、サージタンクおよび負圧ブ
ースタ間で第2負圧通路に設けられてサージタンク側へ
の空気の流通を許容する第2一方向弁とを備える負圧ブ
ースタへの負圧供給装置において、負圧源の負圧低下が
生じても負圧ブースタへの供給負圧の低下を回避し、負
圧ブースタの出力を安定化する。 【解決手段】サージタンク11および負圧源7間の第2
負圧通路9に負圧源7側への空気の流れを許容する第3
一方向弁14が設けられ、第2一方向弁12に直列接続
される開閉弁13がサージタンク11および負圧ブース
タ3間の第2負圧通路9に設けられ、負圧ブースタ3内
の負圧を検出する負圧検出器17の検出負圧が設定負圧
以下のときには制御ユニット16により開閉弁13が開
弁される。
設けられて負圧源側への空気の流通を許容する第1一方
向弁と、負圧ブースタおよび負圧源間の第2負圧通路に
設けられるサージタンクと、サージタンクおよび負圧ブ
ースタ間で第2負圧通路に設けられてサージタンク側へ
の空気の流通を許容する第2一方向弁とを備える負圧ブ
ースタへの負圧供給装置において、負圧源の負圧低下が
生じても負圧ブースタへの供給負圧の低下を回避し、負
圧ブースタの出力を安定化する。 【解決手段】サージタンク11および負圧源7間の第2
負圧通路9に負圧源7側への空気の流れを許容する第3
一方向弁14が設けられ、第2一方向弁12に直列接続
される開閉弁13がサージタンク11および負圧ブース
タ3間の第2負圧通路9に設けられ、負圧ブースタ3内
の負圧を検出する負圧検出器17の検出負圧が設定負圧
以下のときには制御ユニット16により開閉弁13が開
弁される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負圧ブースタおよ
び負圧源間を結ぶ第1負圧通路に設けられて前記負圧源
側への空気の流通を許容する第1一方向弁と、前記負圧
ブースタおよび負圧源間を結ぶ第2負圧通路に設けられ
るサージタンクと、該サージタンクおよび負圧ブースタ
間で第2負圧通路に設けられてサージタンク側への空気
の流通を許容する第2一方向弁とを備える負圧ブースタ
への負圧供給装置に関する。
び負圧源間を結ぶ第1負圧通路に設けられて前記負圧源
側への空気の流通を許容する第1一方向弁と、前記負圧
ブースタおよび負圧源間を結ぶ第2負圧通路に設けられ
るサージタンクと、該サージタンクおよび負圧ブースタ
間で第2負圧通路に設けられてサージタンク側への空気
の流通を許容する第2一方向弁とを備える負圧ブースタ
への負圧供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる装置は、たとえば特開昭5
8−149846号公報等で既に知られている。
8−149846号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の負圧供給装
置では、サージタンクおよび負圧源間に、負圧ブースタ
の負圧が所定値以上となったときに開弁する開閉弁が設
けられており、負圧ブースタの作動に応じて該負圧ブー
スタ内の負圧が低下したときには開閉弁を閉じることで
サージタンクへの負圧蓄積を停止して、負圧ブースタの
負圧回復を速めることで負圧ブースタの機能を速やかに
回復するようにしている。
置では、サージタンクおよび負圧源間に、負圧ブースタ
の負圧が所定値以上となったときに開弁する開閉弁が設
けられており、負圧ブースタの作動に応じて該負圧ブー
スタ内の負圧が低下したときには開閉弁を閉じることで
サージタンクへの負圧蓄積を停止して、負圧ブースタの
負圧回復を速めることで負圧ブースタの機能を速やかに
回復するようにしている。
【0004】しかるに上記従来のものでは、負圧源が第
1一方向弁を介して負圧ブースタに接続されるとともに
サージタンクが第2一方向弁だけを介して負圧ブースタ
に接続されている。このためエンジンの吸気マニホール
ド等の負圧源の負圧が低下したときには負圧ブースタの
負圧も低下してしまい、負圧ブースタの出力が不安定で
ある。
1一方向弁を介して負圧ブースタに接続されるとともに
サージタンクが第2一方向弁だけを介して負圧ブースタ
に接続されている。このためエンジンの吸気マニホール
ド等の負圧源の負圧が低下したときには負圧ブースタの
負圧も低下してしまい、負圧ブースタの出力が不安定で
ある。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、負圧源の負圧低下が生じても負圧ブースタへ
の供給負圧の低下を回避し、負圧ブースタの出力を安定
化し得るようにした負圧ブースタへの負圧供給装置を提
供することを目的とする。
のであり、負圧源の負圧低下が生じても負圧ブースタへ
の供給負圧の低下を回避し、負圧ブースタの出力を安定
化し得るようにした負圧ブースタへの負圧供給装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、負圧ブースタおよび負圧源
間を結ぶ第1負圧通路に設けられて前記負圧源側への空
気の流通を許容する第1一方向弁と、前記負圧ブースタ
および負圧源間を結ぶ第2負圧通路に設けられるサージ
タンクと、該サージタンクおよび負圧ブースタ間で第2
負圧通路に設けられてサージタンク側への空気の流通を
許容する第2一方向弁とを備える負圧ブースタへの負圧
供給装置において、前記サージタンクおよび負圧源間で
前記第2負圧通路に設けられて前記負圧源側への空気の
流れを許容する第3一方向弁と、前記サージタンクおよ
び負圧ブースタ間で前記第2一方向弁に直列接続される
ようにして第2負圧通路に設けられる開閉弁と、前記負
圧ブースタ内の負圧を検出する負圧検出器と、該負圧検
出器で検出される負圧が第1の設定負圧以下のときに前
記開閉弁を開弁するようにして該開閉弁の開閉作動を制
御する制御ユニットとを含むことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、負圧ブースタおよび負圧源
間を結ぶ第1負圧通路に設けられて前記負圧源側への空
気の流通を許容する第1一方向弁と、前記負圧ブースタ
および負圧源間を結ぶ第2負圧通路に設けられるサージ
タンクと、該サージタンクおよび負圧ブースタ間で第2
負圧通路に設けられてサージタンク側への空気の流通を
許容する第2一方向弁とを備える負圧ブースタへの負圧
供給装置において、前記サージタンクおよび負圧源間で
前記第2負圧通路に設けられて前記負圧源側への空気の
流れを許容する第3一方向弁と、前記サージタンクおよ
び負圧ブースタ間で前記第2一方向弁に直列接続される
ようにして第2負圧通路に設けられる開閉弁と、前記負
圧ブースタ内の負圧を検出する負圧検出器と、該負圧検
出器で検出される負圧が第1の設定負圧以下のときに前
記開閉弁を開弁するようにして該開閉弁の開閉作動を制
御する制御ユニットとを含むことを特徴とする。
【0007】このような構成によれば、サージタンクお
よび負圧源間に設けられた第3一方向弁により開閉弁の
閉弁時にはサージタンクには負圧の低下を回避しつつ負
圧が蓄積されており、負圧ブースタの負圧が第1の設定
負圧以下となったときには開閉弁の開弁によりサージタ
ンクから負圧ブースタに負圧が供給されるので、負圧源
の負圧が低下しても負圧ブースタの負圧低下を回避し
て、負圧ブースタの出力を安定化することができる。
よび負圧源間に設けられた第3一方向弁により開閉弁の
閉弁時にはサージタンクには負圧の低下を回避しつつ負
圧が蓄積されており、負圧ブースタの負圧が第1の設定
負圧以下となったときには開閉弁の開弁によりサージタ
ンクから負圧ブースタに負圧が供給されるので、負圧源
の負圧が低下しても負圧ブースタの負圧低下を回避し
て、負圧ブースタの出力を安定化することができる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、前記制御ユニットは、負圧
ブースタの作動・非作動とは無関係に前記負圧検出器の
検出負圧に応じて前記開閉弁の開閉作動を制御すること
を特徴とし、かかる構成によれば、負圧ブースタの作動
・非作動にかかわらず、負圧ブースタの負圧低下が生じ
ることを回避し、負圧ブースタへの入力状況に無関係に
負圧ブースタの出力を常に安定化することができる。
記載の発明の構成に加えて、前記制御ユニットは、負圧
ブースタの作動・非作動とは無関係に前記負圧検出器の
検出負圧に応じて前記開閉弁の開閉作動を制御すること
を特徴とし、かかる構成によれば、負圧ブースタの作動
・非作動にかかわらず、負圧ブースタの負圧低下が生じ
ることを回避し、負圧ブースタへの入力状況に無関係に
負圧ブースタの出力を常に安定化することができる。
【0009】請求項3記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に加えて、前記負圧ブースタに連結される
ブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出器を
含み、前記制御ユニットは、該ブレーキ操作検出器でブ
レーキ操作を検出した際の前記負圧検出器の検出負圧に
応じて前記開閉弁の開閉作動を制御することを特徴と
し、かかる構成によれば、開閉弁の作動を最少限に抑
え、開閉弁の耐久性を向上することが可能となるととも
に、作動音が無闇に生じないようにして静音性の向上を
図ることができる。
の発明の構成に加えて、前記負圧ブースタに連結される
ブレーキペダルの操作を検出するブレーキ操作検出器を
含み、前記制御ユニットは、該ブレーキ操作検出器でブ
レーキ操作を検出した際の前記負圧検出器の検出負圧に
応じて前記開閉弁の開閉作動を制御することを特徴と
し、かかる構成によれば、開閉弁の作動を最少限に抑
え、開閉弁の耐久性を向上することが可能となるととも
に、作動音が無闇に生じないようにして静音性の向上を
図ることができる。
【0010】さらに請求項4記載の発明は、上記請求項
1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記負
圧源および前記サージタンク間で前記第2負圧通路に設
けられて前記第3一方向弁に直列接続される常開型電磁
弁を含み、前記制御ユニットは、前記負圧源の始動時に
前記ブレーキ操作検出器の検出負圧が第2の設定負圧に
達するまでは前記常開型電磁弁を閉弁することを特徴と
し、かかる構成によれば、負圧源の始動直後には、サー
ジタンクへの負圧蓄積を停止して負圧ブースタへの負圧
供給を優先することになり、負圧源の始動直後にブレー
キ操作したときに負圧ブースタを有効に倍力作動させる
ことができる。
1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記負
圧源および前記サージタンク間で前記第2負圧通路に設
けられて前記第3一方向弁に直列接続される常開型電磁
弁を含み、前記制御ユニットは、前記負圧源の始動時に
前記ブレーキ操作検出器の検出負圧が第2の設定負圧に
達するまでは前記常開型電磁弁を閉弁することを特徴と
し、かかる構成によれば、負圧源の始動直後には、サー
ジタンクへの負圧蓄積を停止して負圧ブースタへの負圧
供給を優先することになり、負圧源の始動直後にブレー
キ操作したときに負圧ブースタを有効に倍力作動させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明す
る。
【0012】図1において、ブレーキペダル1の操作入
力は入力杆2を介して負圧ブースタ3に入力され、該負
圧ブースタ3で増幅された操作力がマスタシリンダ4に
入力され、負圧ブースタ3のケーシング5は、車両のダ
ッシュボード6に固着される。
力は入力杆2を介して負圧ブースタ3に入力され、該負
圧ブースタ3で増幅された操作力がマスタシリンダ4に
入力され、負圧ブースタ3のケーシング5は、車両のダ
ッシュボード6に固着される。
【0013】車両に搭載されたエンジンの吸気マニホー
ルド等の負圧源7と、前記負圧ブースタ3とは、第1負
圧通路8を介して接続されるとともに第2負圧通路9を
介して接続される。第1負圧通路8には、負圧源7側へ
の空気の流通を許容する第1一方向弁10が設けられ、
第2負圧通路9には、負圧ブースタ3側から順に、第2
一方向弁12と、開閉弁である常閉型電磁弁13と、サ
ージタンク11と、第3一方向弁14と、常開型電磁弁
15とが、直列に接続されるようにして設けられる。而
して第2一方向弁12は、サージタンク11側への空気
の流通を許容するものであり、第3一方向弁14は、負
圧源7側への空気の流れを許容するものである。
ルド等の負圧源7と、前記負圧ブースタ3とは、第1負
圧通路8を介して接続されるとともに第2負圧通路9を
介して接続される。第1負圧通路8には、負圧源7側へ
の空気の流通を許容する第1一方向弁10が設けられ、
第2負圧通路9には、負圧ブースタ3側から順に、第2
一方向弁12と、開閉弁である常閉型電磁弁13と、サ
ージタンク11と、第3一方向弁14と、常開型電磁弁
15とが、直列に接続されるようにして設けられる。而
して第2一方向弁12は、サージタンク11側への空気
の流通を許容するものであり、第3一方向弁14は、負
圧源7側への空気の流れを許容するものである。
【0014】常閉型電磁弁13および常開型電磁弁15
の開閉作動は制御ユニット16で制御され、該制御ユニ
ット16には、負圧ブースタ3の負圧を検出すべく該負
圧ブースタ3のケーシング5に取り付けられた負圧検出
器17の検出負圧が入力されるとともに、ブレーキペダ
ル1の操作を検出するブレーキ操作検出器18の検出信
号が入力される。
の開閉作動は制御ユニット16で制御され、該制御ユニ
ット16には、負圧ブースタ3の負圧を検出すべく該負
圧ブースタ3のケーシング5に取り付けられた負圧検出
器17の検出負圧が入力されるとともに、ブレーキペダ
ル1の操作を検出するブレーキ操作検出器18の検出信
号が入力される。
【0015】而して制御ユニット16は、ブレーキ操作
検出器18がブレーキペダル1のブレーキ操作を検出し
た際の負圧検出器17の検出負圧が第1の設定負圧以下
のときに前記常閉型電磁弁13を開弁するようにして該
常閉型電磁弁13の開閉作動を制御するとともに、負圧
源7すなわち車両搭載エンジンが始動後に前記負圧検出
器17の検出負圧が第2の設定負圧に達するまでは前記
常開型電磁弁15を閉弁しておくようにして該常開型電
磁弁15の開閉作動を制御する。
検出器18がブレーキペダル1のブレーキ操作を検出し
た際の負圧検出器17の検出負圧が第1の設定負圧以下
のときに前記常閉型電磁弁13を開弁するようにして該
常閉型電磁弁13の開閉作動を制御するとともに、負圧
源7すなわち車両搭載エンジンが始動後に前記負圧検出
器17の検出負圧が第2の設定負圧に達するまでは前記
常開型電磁弁15を閉弁しておくようにして該常開型電
磁弁15の開閉作動を制御する。
【0016】次にこの実施例の作用について説明する
と、第2負圧通路9においてサージタンク11および負
圧源7間に設けられた第3一方向弁14により、常閉型
電磁弁13の閉弁時ならびに常開型電磁弁15の開弁時
には、負圧の低下を回避しつつサージタンク11に負圧
が蓄積されており、負圧ブースタ3の負圧が設定負圧以
下となったときには常閉型電磁弁13の開弁によりサー
ジタンク11から負圧ブースタ3に負圧が供給される。
したがって吸気マニホールド等の負圧源7の負圧が低下
しても、負圧ブースタ3の負圧低下を回避して該負圧ブ
ースタ3の出力を安定化することができる。
と、第2負圧通路9においてサージタンク11および負
圧源7間に設けられた第3一方向弁14により、常閉型
電磁弁13の閉弁時ならびに常開型電磁弁15の開弁時
には、負圧の低下を回避しつつサージタンク11に負圧
が蓄積されており、負圧ブースタ3の負圧が設定負圧以
下となったときには常閉型電磁弁13の開弁によりサー
ジタンク11から負圧ブースタ3に負圧が供給される。
したがって吸気マニホールド等の負圧源7の負圧が低下
しても、負圧ブースタ3の負圧低下を回避して該負圧ブ
ースタ3の出力を安定化することができる。
【0017】しかも制御ユニット16は、ブレーキ操作
検出器18でブレーキ操作を検出した際の負圧検出器1
7の検出負圧に応じて常閉型電磁弁13の開閉作動を制
御するので、常閉型電磁弁13の作動を最少限に抑える
ことができ、常閉型電磁弁13の耐久性を向上すること
が可能となるとともに、常閉型電磁弁13の作動音が無
闇に生じないようにして静音性の向上を図ることがで
き、常閉型電磁弁13を電力付勢する回数が減少するこ
とにより電力消費量を低減することもできる。
検出器18でブレーキ操作を検出した際の負圧検出器1
7の検出負圧に応じて常閉型電磁弁13の開閉作動を制
御するので、常閉型電磁弁13の作動を最少限に抑える
ことができ、常閉型電磁弁13の耐久性を向上すること
が可能となるとともに、常閉型電磁弁13の作動音が無
闇に生じないようにして静音性の向上を図ることがで
き、常閉型電磁弁13を電力付勢する回数が減少するこ
とにより電力消費量を低減することもできる。
【0018】またサージタンク11および負圧源7間の
第2負圧通路9に設けられる常開型電磁弁15は、負圧
源7すなわち車両搭載エンジンが始動後に負圧検出器1
7の検出負圧が第2の設定負圧に達するまでは閉弁する
ので、エンジンの始動直後には、サージタンク11への
負圧蓄積を停止して負圧ブースタ3への負圧供給を優先
することになり、エンジン始動直後にブレーキペダル1
を操作したときに負圧ブースタ3を有効に倍力作動させ
ることができる。
第2負圧通路9に設けられる常開型電磁弁15は、負圧
源7すなわち車両搭載エンジンが始動後に負圧検出器1
7の検出負圧が第2の設定負圧に達するまでは閉弁する
ので、エンジンの始動直後には、サージタンク11への
負圧蓄積を停止して負圧ブースタ3への負圧供給を優先
することになり、エンジン始動直後にブレーキペダル1
を操作したときに負圧ブースタ3を有効に倍力作動させ
ることができる。
【0019】本発明の他の実施例として、ブレーキ操作
検出器18の検出信号とは無関係、すなわち負圧ブース
タ3の作動・非作動とは無関係に、負圧検出器17の検
出負圧に応じて常閉型電磁弁13の開閉作動を制御ユニ
ット16で制御するようにしてもよく、そうすれば、負
圧ブースタ3の作動・非作動にかかわらず、負圧ブース
タ3の負圧低下が生じることを回避し、負圧ブースタ3
への入力状況に無関係に負圧ブースタ3の出力を常に安
定化することができる。
検出器18の検出信号とは無関係、すなわち負圧ブース
タ3の作動・非作動とは無関係に、負圧検出器17の検
出負圧に応じて常閉型電磁弁13の開閉作動を制御ユニ
ット16で制御するようにしてもよく、そうすれば、負
圧ブースタ3の作動・非作動にかかわらず、負圧ブース
タ3の負圧低下が生じることを回避し、負圧ブースタ3
への入力状況に無関係に負圧ブースタ3の出力を常に安
定化することができる。
【0020】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0021】たとえば開閉弁である常閉型電磁弁13
が、第2一方向弁12および負圧ブースタ3間で第2負
圧通路9に設けられてもよく、また常開型電磁弁15が
第3一方向弁14およびサージタンク11間で第2負圧
通路9に設けられてもよい。
が、第2一方向弁12および負圧ブースタ3間で第2負
圧通路9に設けられてもよく、また常開型電磁弁15が
第3一方向弁14およびサージタンク11間で第2負圧
通路9に設けられてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、負圧ブースタの負圧が設定負圧以下となったときに
は開閉弁の開弁によりサージタンクから負圧ブースタに
負圧が供給されるようにし、負圧源の負圧が低下しても
負圧ブースタの負圧低下を回避して、負圧ブースタの出
力を安定化することができる。
ば、負圧ブースタの負圧が設定負圧以下となったときに
は開閉弁の開弁によりサージタンクから負圧ブースタに
負圧が供給されるようにし、負圧源の負圧が低下しても
負圧ブースタの負圧低下を回避して、負圧ブースタの出
力を安定化することができる。
【0023】また請求項2記載の発明によれば、負圧ブ
ースタの作動・非作動にかかわらず、負圧ブースタの負
圧低下が生じることを回避し、負圧ブースタへの入力状
況に無関係に負圧ブースタの出力を常に安定化すること
ができる。
ースタの作動・非作動にかかわらず、負圧ブースタの負
圧低下が生じることを回避し、負圧ブースタへの入力状
況に無関係に負圧ブースタの出力を常に安定化すること
ができる。
【0024】請求項3記載の発明によれば、開閉弁の作
動を最少限に抑え、開閉弁の耐久性を向上することが可
能となるとともに、作動音が無闇に生じないようにして
静音性の向上を図ることができる。
動を最少限に抑え、開閉弁の耐久性を向上することが可
能となるとともに、作動音が無闇に生じないようにして
静音性の向上を図ることができる。
【0025】さらに請求項4記載の発明によれば、負圧
源の始動直後にブレーキ操作したときに負圧ブースタを
有効に倍力作動させることができる。
源の始動直後にブレーキ操作したときに負圧ブースタを
有効に倍力作動させることができる。
【図1】負圧供給装置の構成を示す回路図である。
1・・・ブレーキペダル 3・・・負圧ブースタ 7・・・負圧源 8・・・第1負圧通路 9・・・第2負圧通路 10・・・第1一方向弁 11・・・サージタンク 12・・・第2一方向弁 13・・・開閉弁としての常閉型電磁弁 14・・・第3一方向弁 15・・・常開型電磁弁 16・・・制御ユニット 17・・・負圧検出器 18・・・ブレーキ操作検出器
フロントページの続き (72)発明者 林 章二 長野県上田市大字国分840番地 日信工業 株式会社内 Fターム(参考) 3D048 BB23 CC26 HH11 HH27 HH37 HH66 KK09 RR06 RR35 3D049 BB42 HH08 HH20 HH30 HH42 KK09 RR04 RR13
Claims (4)
- 【請求項1】 負圧ブースタ(3)および負圧源(7)
間を結ぶ第1負圧通路(8)に設けられて前記負圧源
(7)側への空気の流通を許容する第1一方向弁(1
0)と、前記負圧ブースタ(3)および負圧源(7)間
を結ぶ第2負圧通路(9)に設けられるサージタンク
(11)と、該サージタンク(11)および負圧ブース
タ(3)間で第2負圧通路(9)に設けられてサージタ
ンク(11)側への空気の流通を許容する第2一方向弁
(12)とを備える負圧ブースタへの負圧供給装置にお
いて、前記サージタンク(11)および負圧源(7)間
で前記第2負圧通路(9)に設けられて前記負圧源
(7)側への空気の流れを許容する第3一方向弁(1
4)と、前記サージタンク(11)および負圧ブースタ
(3)間で前記第2一方向弁(12)に直列接続される
ようにして第2負圧通路(9)に設けられる開閉弁(1
3)と、前記負圧ブースタ(3)内の負圧を検出する負
圧検出器(17)と、該負圧検出器(17)で検出され
る負圧が第1の設定負圧以下のときに前記開閉弁(1
3)を開弁するようにして該開閉弁(13)の開閉作動
を制御する制御ユニット(16)とを含むことを特徴と
する負圧ブースタへの負圧供給装置。 - 【請求項2】 前記制御ユニット(16)は、負圧ブー
スタ(3)の作動・非作動とは無関係に前記負圧検出器
(17)の検出負圧に応じて前記開閉弁(13)の開閉
作動を制御することを特徴とする請求項1記載の負圧ブ
ースタへの負圧供給装置。 - 【請求項3】 前記負圧ブースタ(3)に連結されるブ
レーキペダル(1)の操作を検出するブレーキ操作検出
器(18)を含み、前記制御ユニット(16)は、該ブ
レーキ操作検出器(18)でブレーキ操作を検出した際
の前記負圧検出器(17)の検出負圧に応じて前記開閉
弁(13)の開閉作動を制御することを特徴とする請求
項1記載の負圧ブースタへの負圧供給装置。 - 【請求項4】 前記負圧源(7)および前記サージタン
ク(11)間で前記第2負圧通路(9)に設けられて前
記第3一方向弁(14)に直列接続される常開型電磁弁
(15)を含み、前記制御ユニット(16)は、前記負
圧源(7)の始動後に前記ブレーキ操作検出器(18)
の検出負圧が第2の設定負圧に達するまでは前記常開型
電磁弁(15)を閉弁することを特徴とする請求項1〜
3のいずれかに記載の負圧ブースタへの負圧供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000013916A JP2001199326A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 負圧ブースタへの負圧供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000013916A JP2001199326A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 負圧ブースタへの負圧供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001199326A true JP2001199326A (ja) | 2001-07-24 |
Family
ID=18541445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000013916A Pending JP2001199326A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 負圧ブースタへの負圧供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001199326A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009533260A (ja) * | 2006-04-14 | 2009-09-17 | ワイケイ フエン, | 真空アシストポンプシステム |
CN107883993A (zh) * | 2017-09-22 | 2018-04-06 | 北京机械设备研究所 | 一种用于研究气压骤降影响的试验装置及试验方法 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000013916A patent/JP2001199326A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101267826B1 (ko) | 2006-04-14 | 2013-05-27 | 윈 리 | 진공 보조 펌프 시스템 |
US8789364B2 (en) | 2006-04-14 | 2014-07-29 | Waikei Huen | Vacuum assist pump system |
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