JP2001199308A - シートベルト張力調整装置 - Google Patents

シートベルト張力調整装置

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JP2001199308A
JP2001199308A JP2000007376A JP2000007376A JP2001199308A JP 2001199308 A JP2001199308 A JP 2001199308A JP 2000007376 A JP2000007376 A JP 2000007376A JP 2000007376 A JP2000007376 A JP 2000007376A JP 2001199308 A JP2001199308 A JP 2001199308A
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seat belt
reel
pin
force
spring
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JP2000007376A
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Hideaki Yano
秀明 矢野
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Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60R22/44Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions
    • B60R2022/4413Belt retractors, e.g. reels with means for reducing belt tension during use under normal conditions by connecting the retracting spring to the belt reel by means of a transmission which decreases the spring force when the belt is pulled out, e.g. using conical pulleys

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートベルトの引き出し力・巻き取り力を任
意に設定できる機械式のシートベルト張力調整装置を提
供する。 【解決手段】 リーフスプリング1の付勢力は、付勢力
加減機構3及び減速機構4を介してシートベルトを巻き
取る方向のトルクをリール5に与える。付勢力加減機構
3は、スリット板11やカム板13、ピン15、レバー
17等からなる。カム板13には、渦巻状のカム溝13
gが形成されている。このカム溝13gには、ピン15
がスライド可能に係合する。ピン15は、カム溝13g
との係合位置に応じて、カム板13等の回転中心から離
れた半径上の位置をとる。したがって、カム溝13gの
形状を任意に設計することにより、このピン15の半径
上の位置R 2 に応じた付勢力加減率αを任意に設定でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等のシートベ
ルトの張力を調整する装置に関する。特には、シートベ
ルトの引き出し力・巻き取り力を任意に設定できる機械
式のシートベルト張力調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在自動車に搭載されている一般的なシ
ートベルトは、リーフスプリングを用いたテンションス
プリングを有している。リーフスプリングは渦巻状をし
ており、その内周側の一端は、ベルトを巻き取るリール
の軸に連結されている。リーフスプリングの外周側の端
は、シートベルトリトラクタのハウジングに固定されて
いる。このリーフスプリングの付勢力は、シートベルト
を巻き取る方向のトルクをリールに与える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記通常のシートベル
トリトラクタでは、ベルトの引き出し位置によって、ベ
ルトの張力が大幅に異なる。例えば、ベルトを巻き取り
きった位置では、リーフスプリングのひずみが小さくな
って付勢力が小さいためベルト張力が弱い。それに対し
て、ベルトを引き出しきった位置では、リーフスプリン
グのバネひずみが最大となって付勢力が高まるため、ま
た、リールに巻き付いているベルトの径が小さいためベ
ルトにかかる張力は大きくなる。このベルト張力変動の
ため、大柄な乗員に対してはベルトの圧迫力が強くて不
快である。あるいは、ベルトの巻き取り不良が、まれに
生じる等の不具合を従来より指摘されていた。
【0004】そこで、ベルト張力をベルトの引き出し位
置にかかわらず、極力一定とすることのできるシートベ
ルトリトラクタを開発する試みがなされてきた。例え
ば、実開昭58−203772号には、円錐形のプーリ
を用いたバネ付勢力均一化機構が提案されている。この
機構は、シートベルトの巻き取り限に近い位置では、ス
プリングの不勢力を増力してリールに伝える。一方、ベ
ルトの引き出し限に近い位置では、スプリングの付勢力
を減力してリールに伝える。このようにして、シートベ
ルトの張力を引き出し位置の如何に寄らず極力均一にす
ることができる。同様の円錐形プーリを有するシートベ
ルト張力調整装置は、USP5,730,385及び
5,803,400にも提案されている。しかしなが
ら、これらの装置はシートベルト張力を均一にすること
は可能であるが、シートベルト張力を任意に調整するこ
とはできない。また、上述のUSPに提案された装置で
は、落差の大きなベルト引き出し・巻き取りの力の切り
換えはできるが、滑らかで、変化の大きなベルト引き出
し・巻き取りの力の切り換えはできない。
【0005】このベルト張力変動の問題を上記リーフス
プリングを用いる機械式のシートベルトリトラクタの限
界と捉え、シートベルトのリールを電動機で駆動しよう
という考え方もある。この場合、確かにモータトルクを
任意に制御できれば、シートベルト張力を任意に設定で
きる。さらに、電磁石を用いてリールの回転付勢力を増
減させるとの提案もある。しかし、これら電気式のリト
ラクタは、リーフスプリング一個で用を済ませてきた機
械式リトラクタと比べて、多くの部品を必要とする。さ
らに、電気動力及び制御信号を伝達するための配線も必
要である。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、シートベルトの引き出し力・巻き取り
力を任意に設定できる機械式のシートベルト張力調整装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明のシートベルト張力調整装置は、 乗り物の
シートベルトの張力を調整する装置であって; シート
ベルトの巻き取られるリールと、 リールに与える回転
付勢力を生じさせるスプリングと、 リールとスプリン
グ間に介在する、リールの回転角位置Θに応じて、スプ
リングからリールに伝わる付勢力を加減する機構と、を
備え、 スプリングから付勢力加減機構への入力付勢力
をFIとし、付勢力加減機構からリールへの出力付勢力
をFOとし、FO/FI=αを付勢力加減率としたとき
に、上記付勢力加減機構中に、αを上記Θに応じた任意
の関数として設定するカムが設けられていることを特徴
とする。
【0008】本発明のシートベルト張力調整装置には、
付勢力加減率αをリールの回転角位置Θに応じた任意の
関数として設定するカムが設けられているので、テンシ
ョンスプリングの付勢力が上記Θによって変化するにも
かかわらず、シートベルトの張力(引き出し力・巻き取
り力)を任意の力に設定できる。また、機械式であるの
で、外部動力を得るためのモータ等の部品や外部との配
線は不要である。
【0009】本発明のシートベルト張力調整装置は、
上記スプリングが、一端が固定されたリーフスプリング
であり、 上記付勢力加減機構中に、リーフスプリング
の他端がオフセンターして固定される入力軸を有すると
ともに、 半径方向に延びるスリットを有するスリット
板と、 該スリット内を摺動するピンと、 該ピンが摺
動するカム溝を有するカム板と、 を備えるものとする
ことができる。
【0010】上記カム板のカムの形状を適に選択するこ
とにより、付勢力加減率αを任意に設定できる。また、
従来の円錐型プーリを有する装置よりも装置の寸法が小
さくて済む。
【0011】本発明のシートベルト張力調整装置におい
ては、上記付勢力加減機構とリールとの間に、リールか
ら付勢力加減機構側への回転伝達を減速する減速機構を
設けることもできる。
【0012】上記減速機構があると、リーフスプリング
の伸縮量が少なくて済む。また、カムの長さも短くて済
む。したがって、リーフスプリングの負荷が低くなると
いう利点がある。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ説明す
る。なお、文中の“左右”等の方向は図示されている状
態における方向を意味する。図1は、本発明の1つの実
施の形態に係るシートベルト張力調整装置の構成を示す
分解斜視図である。このシートベルト張力調整装置は、
次の主要部を有する。 (1)ベルト張力を発生させるリーフスプリング1 (2)スリット板11やカム板13、ピン15、レバー
17等からなる付勢力加減機構3 (3)遊星歯車式の減速機構4 (4)シートベルト7を巻回するリール5
【0014】リーフスプリング1は、渦巻状をしてお
り、その内周側の一端は、ベルトを巻き取る付勢力加減
機構3のスリット板の軸11aに連結されている。リー
フスプリング1の外周側の端は、シートベルトリトラク
タのハウジング2に固定されている。このリーフスプリ
ング1の付勢力は、付勢力加減機構3及び減速機構4を
介して、シートベルトを巻き取る方向のトルクをリール
5に与える。
【0015】スリット板11は、円板状の本体11eを
有する。本体11eの中心部には、上述のスプリング1
が連結される入力軸11aが、立設されている。同入力
軸11aの芯部には、軸穴11cがスリット板11の裏
面に貫通するように形成されている。この軸穴11cに
は、後述するカム板13の軸13aが嵌合する。また、
スリット板11には、半径方向に延びるスリット11g
が形成されている。スリット11gは、本体11eを貫
通している。このスリットには、後述するピン15がス
ライド可能に係合する。
【0016】カム板13は、円板状の本体13eを有す
る。本体13eの中心部には、軸13aが立設されてい
る。この軸13aは、前述のスリット板11の軸穴11
cに嵌合し、スリット板11とカム板13は同芯で相対
回動可能である。この軸13aの芯部には、軸穴11c
がカム板13の裏面に貫通するように形成されている。
この軸穴13cには、後述するベース板19の細軸19
aが嵌合する。カム板13には、渦巻状のカム溝13g
が形成されている。カム溝13gは、本体13eを貫通
している。このカム溝13gには、次に述べるピン15
がスライド可能に係合する。
【0017】ピン15は、円柱形のものであり、その上
端部は、前述のスリット板11のスリット11gと係合
する。ピン15の中段部は、前述のカム板13のカム溝
13gと係合する。ピン15の下端部は、後述するレバ
ー17のスリット17eと係合する。このピン15は、
カム溝13gとの係合位置に応じて、カム板13等の回
転中心から離れた半径上の位置をとる。このピン15の
半径上の位置R 2 に応じた付勢力加減率αが得られる。
この付勢力加減率については、詳しくは後述する。
【0018】レバー17は、ほぼ長方形の板である。レ
バー17の中央部には、軸孔17cがレバー17を貫通
するように開けられている。この軸孔17cには、後述
するベース板19の太軸19cが嵌合する。レバー17
の図の上側の部分には、半径方向に延びるスリット17
eが形成されている。同スリット17eは、レバー17
を貫通している。このスリット17e内を上述のピン1
5の下端部がスライドする。レバー17の図の下側の端
部には、ピン孔17aがレバー17を貫通するように開
けられている。このピン孔17aには、後述するベース
板19のピン19eが嵌合する。
【0019】ベース板19は、円形の板である。ベース
板19の中心部には、太軸19cと細軸19aが立設さ
れている。細軸19aは、太軸19cの上に形成されて
いる。この細軸19aは、前述のカム板13の軸穴13
cに嵌合している。太軸19cはレバー17の軸孔17
cに嵌合している。ベース板19の表面(図の左側の
面)の図の下側の端部には、ピン19eが立設されてい
る。このピン19eは、レバー17のピン孔17aに嵌
合する。ベース板19の外周部には、4箇所90°振り
分けで、キー溝19gが上下方向に貫通するように形成
されている。このキー溝19gには、後述する内歯ギア
21のキー21cが嵌合する。
【0020】内歯ギア21は、リング状をしており、内
周に内歯21aを有する。この内歯21aは、後述する
遊星ギア23の外歯23aと噛合う。内歯ギア21の表
面の外周端部には、90°振り分けで4箇所のキー21
cが立設されている。これらのキー21cは、上述のベ
ース部材19のキー溝19gに嵌合する。
【0021】遊星ギア23は、外歯23aを有する。こ
の外歯23aは、上述の内歯ギア21の内歯21a及び
後述する太陽ギア25の外歯25aと噛合う。遊星ギア
23の軸芯と太陽ギア25の軸芯との間には、リトラク
タハウジング2に固定されているアーム24が掛け渡さ
れている。太陽ギア25は、遊星ギア23の外歯23a
と噛合う外歯25aを有する。太陽ギア25は、リール
5の端面に立設された軸5cに嵌合固定されている。
【0022】リール5は、シートベルト7の巻回される
胴部を有する。リール5の端部には、フランジ5aが設
けられている。このフランジ5aの中心に太陽ギア25
固定用の軸5cが立設されている。
【0023】スリット板11及びカム板13は、ベース
板19の細軸19aの周りに回動可能である。レバー1
7とベース板19は、ピン19eによって、ベース板1
9に対して回動不能となっている。ピン15は、スリッ
ト板11のスリット11g及びカム板13のカム溝13
g、レバー17のスリット17eに係合している。レバ
ー17がリール5の回動角に応じて回動すると、ピン1
5もそれに応じて回動する。スリット板11も、ピン1
5によって、レバー17と同期して回動する。このと
き、カム板13は、ピン15とカム溝13gの係合状況
に応じた回動位置をとる。
【0024】次に、このシートベルト張力調整装置の付
勢力加減率αについて説明する。まず、リーフスプリン
グ1は、スリット板11の軸11aに付勢力FIを加え
る。この力は、スリット11gに係合しているピン15
に伝わる。ピン15は、この力をさらにレバー17に伝
え、レバー17を介して、ベース板19に力を伝える。
ピン15の現在の半径方向位置をR2とする。トルクの
釣り合いから、FI×R1=FP×R2である。したがっ
て、FP=FI×(R1/R2)である。つまり、ピン15
からレバー17に伝わる力FPは、ピン15の半径方向
位置R2に応じて変わる。ここで、R2は、カム板13の
カム溝13gの形状とリール5の回転角位置によって決
定される。したがって、カム板13のカム溝13gの形
状を適当に設定することにより、ピン15からレバー1
7への力FPをリール回転角位置Θに応じて任意に設定
できる。
【0025】レバー17とベース板19は、ピン19e
によって、ベース板19に対して回動不能となってい
る。このため、ピン15からレバー17に伝わる力は、
直にベース板19に伝わる。したがって、ベース板19
に伝わる力もリール回転角位置Θに応じて任意に設定で
きる。また、同じように、ベース板19とキーによって
嵌合固定されている内歯ギア21にも同じ力が伝わる。
次に、この内歯ギア21の力は、遊星ギア23や太陽ギ
ア25等からなる減速機構4を介してリール5に伝わ
る。減速機構4の減速比等を調整することにより、ベー
ス板19からリール5に伝わる力を最適な値に設定でき
る。
【0026】以上の説明から、シートベルト張力調整装
置の付勢力加減率αは、スリット板11の軸11aの半
径R1、ピン15の半径方向位置R2、減速機構4の減速
比R C等から決定されることがわかる。このうち、半径
1、減速比RC、半径R3等は、装置に固有の値であ
り、最適な付勢力を得られるような値に設計されるが、
回動中には変化しない。一方、ピン15の半径方向位置
2は、装置の回動中に変化する値である。したがっ
て、回動中にR2を変化させることにより、スプリング
から付勢力加減機構への入力付勢力FIと付勢力加減機
構からリールへの出力付勢力FOの加減率αを、回動中
に変化させることができる。
【0027】図2は、カム板13上に形成されたカム溝
の様々な形状例を示す平面図である。また、これらの図
は、リーフスプリング1の回転角位置Θ´とピン15の
半径方向位置R2の関係を示すΘ´−R曲線と見ること
もできる。このように様々なカム溝形状とすることによ
り、付勢力加減率αを様々に設定することができる。
【0028】次に、図3を参照しつつベルト張力の変化
について説明する。図3は、シートベルトを引き出した
長さ“S”と、そのときの引き出し力“F”との関係を
示したS−F曲線である。実線41で示してあるのは、
従来のシートベルトの場合である。シートベルトが引き
出されることにより、リーフスプリング1の入力付勢力
が大きくなっていく様子が示されている。破線43及び
二点鎖線45で示してあるのが、本発明のカム板を使用
した場合である。この破線の例では、引き出し長さが長
くなっても、引き出し力がほぼ一定になっている。この
ような結果を得るためには、リール回転角位置Θが大き
くなるにつれて、ピン15の半径方向位置R2を徐々に
大きくする必要がある。したがって、そのように溝を形
成すれば所望の引き出し力が得られる。
【0029】二点鎖線45で示す例では、従来のシート
ベルトと比べ、シートベルトの引き出し初期(巻き取り
後期)に引き出し力(巻き取り力)が大きくなり、中程
では小さくなり、最後に少し上昇している。巻き取り後
期に巻き取り力が大きくなると、シートベルトを取り外
したときに最後まで巻き取りが確実に行われ、収納性が
良いという利点がある。中程で引き出し力が小さけれ
ば、シートベルトの取付け時に必要以上の力を必要とせ
ずにスムーズな取付けが可能になる。最後に、引き出し
力が大きくなるということは、シートベルトが乗員にフ
ィットするという利点がある。このような結果を得たい
場合でも、カム溝の形状を所望の結果が得られるように
設計すれば可能である。
【0030】以上図1〜図3を参照しつつ、本発明の第
1の実施例に係るシートベルト装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、乗員の体
型(やせた人、太った人、背が高い人、背が低い人等)
や好みに合わせて付勢力加減機構と減速機構を調整する
ことによって、ベルト張力を任意に設定することができ
る。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、テンションスプリングの付勢力がリール回転
角位置Θによって変化するにもかかわらず、シートベル
トの張力(引き出し力・巻き取り力)を任意の力に設定
できる。また、機械式であるので、外部動力を得るため
のモータ等の部品や外部との配線が不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1の実施の形態に係るシートベルト張
力調整装置の構成を示す分解斜視図である。
【図2】カム板13上に形成されたカム溝の様々な形状
例を示す平面図である。
【図3】シートベルトを引き出した長さ“S”と、その
ときの引き出し力“F”との関係を示したS−F曲線で
ある。
【符号の説明】 1 リーフスプリング 2 リトラ
クタハウジング 3 付勢力加減機構 4 減速機
構 5 リール 5a フラン
ジ 5c 軸 7 シート
ベルト 11 スリット板 11a 入力軸 11c 軸穴 11e 本体 11g スリット 13 カム板 13a 軸 13c 軸穴 13e 本体 13g カム溝 15 ピン 17 レバー 17a ピン孔 17c 軸孔 17e スリット 19 ベース
板 19a 細軸 19c 太軸 19e ピン 19g キー溝 21 内歯ギア 21a 内歯 21c キー 23 遊星ギ
ア 24 アーム 25 太陽ギ
ア 31,33,35 カム溝 41 実線 43 破線 45 二点鎖

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗り物のシートベルトの張力を調整する
    装置であって;シートベルトの巻き取られるリールと、 リールに与える回転付勢力を生じさせるスプリングと、 リールとスプリング間に介在する、リールの回転角位置
    Θに応じて、スプリングからリールに伝わる付勢力を加
    減する機構と、を備え、 スプリングから付勢力加減機構への入力付勢力をFI
    し、付勢力加減機構からリールへの出力付勢力をFO
    し、FO/FI=αを付勢力加減率としたときに、上記付
    勢力加減機構中に、αを上記Θに応じた任意の関数とし
    て設定するカムが設けられていることを特徴とするシー
    トベルト張力調整装置。
  2. 【請求項2】 上記スプリングが、一端が固定されたリ
    ーフスプリングであり、 上記付勢力加減機構中に、リーフスプリングの他端がオ
    フセンターして固定される入力軸を有するとともに、 半径方向に延びるスリットを有するスリット板と、 該スリット内を摺動するピンと、 該ピンが摺動するカム溝を有するカム板と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のシートベルト
    張力調整装置。
  3. 【請求項3】 上記付勢力加減機構とリールとの間に、
    リールから付勢力加減機構側への回転伝達を減速する減
    速機構が設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2記載のシートベルト張力調整装置。
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