JP2001199018A - 農業用ポリオレフィン系多層フィルム - Google Patents

農業用ポリオレフィン系多層フィルム

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JP2001199018A
JP2001199018A JP2000014651A JP2000014651A JP2001199018A JP 2001199018 A JP2001199018 A JP 2001199018A JP 2000014651 A JP2000014651 A JP 2000014651A JP 2000014651 A JP2000014651 A JP 2000014651A JP 2001199018 A JP2001199018 A JP 2001199018A
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agricultural
film
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Yuichi Sekiguchi
雄一 関口
Toru Katsuura
徹 勝浦
Koichi Fukuda
浩一 福田
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JNC Petrochemical Corp
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Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紫外線吸収剤のブリードによる透明性低下お
よび紫外線透過抑制効果の低下が少なく、長期間にわた
り作物の病虫害の発生を抑制し、紫外線吸収剤の添加量
を増やしても得られたフィルムの変色が発生しない、防
曇性も良好な、園芸施設の被覆フィルムとして好適な農
業用ポリオレフィン系多層フィルムを提供する。 【解決手段】 少なくとも内層、中間層および外層を有
する多層構造の農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムで
あって、内層が特定のエチレン−酢酸ビニル共重合体の
組成物から構成され、中間層が紫外線吸収剤を組成物基
準で0.005〜3.5重量%、融点が100〜200
℃で平均分子量が1000以上であるヒンダードフェノ
ール系酸化防止剤を組成物基準で0.005〜1.0重
量%含有するポリオレフィン系樹脂の組成物から構成さ
れ、外層が特定密度の低密度ポリエチレンもしくはエチ
レン−α−オレフィン共重合体の組成物から構成され、
多層フィルム全体の波長280〜400nmの紫外線平
均透過率が10%以下であり、全光線透過率が70%以
上である農業用ポリオレフィン系多層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハウスやトンネル等
の園芸施設の被覆に用いる農業用ポリオレフィンフィル
ム系多層フィルムに関する。詳しくは、ハウスやトンネ
ルに用いても、紫外線吸収剤のブリードによる全光線透
過率の低下やヘーズの増大が少なく、ブリードした紫外
線吸収剤の流失等による紫外線透過抑制効果の低下が見
られず、紫外線吸収剤の添加量を増やしても樹脂の変色
が発生せず、更に防曇性が良好な農業用ポリオレフィン
系多層フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より紫外線を吸収する農業用オレフ
ィン系樹脂フィルムをハウス等の園芸施設に展張して作
物を栽培すると、灰色カビや菌核病等の発病抑制効果や
ミナミキイロアザミウマ等の害虫防除効果が得られるこ
とが知られている。紫外線を吸収する農業用オレフィン
系樹脂フィルムとしては紫外線吸収剤を練り込んだポリ
エチレン樹脂フィルム等が用いられているが、近年、健
康意識がたかまり農薬使用量の削減が求められるように
なり、紫外線を吸収する農業用オレフィン系樹脂フィル
ムの使用に改めて関心が集まっている。
【0003】しかしながら、従来の紫外線を吸収する農
業用オレフィン系樹脂フィルムにおいては、時間の経過
に伴いフィルム中から表面にブリードした紫外線吸収剤
によってフィルムの全光線透過率が低下し、作物の生育
に必要な可視光線量が低下して生育障害を生じたり、ブ
リードした紫外線吸収剤が失われて紫外線透過抑制効果
が低下し、紫外線透過量が増加して病虫害が発生したり
作物の生育が遅れる等の問題があった。紫外線吸収剤の
ブリードによりフィルムのヘーズが増大して、ハウス内
の栽培作物の生育状況が外から観察しにくい点も問題で
あった。また、紫外線吸収剤と酸化防止剤が共存する
と、場合によっては、得られたフィルムが時間の経過と
共に著しく変色し、商品価値を損なうという問題点があ
った。更に、紫外線を吸収する農業用ポリオレフィン系
樹脂フィルムには防曇性を付与するためにグリセリン系
防曇剤やソルビタン系防曇剤等が使用されてきたが、こ
れらの防曇剤では均一な水膜が得られにくい上、防曇性
の持続性も十分でないため、ハウス等に展張した際に水
滴が多数付着し、全光線透過率が低下し作物の生育に必
要な可視光線量が低下して生育障害を生じたり、作物に
水滴が落ちて病虫害が発生する等の問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、練り込まれ
た紫外線吸収剤のブリードによる全光線透過率の低下や
ヘーズの増大が少なく、ブリードした紫外線吸収剤の流
失等による紫外線透過抑制効果の低下が少なく、長期間
にわたり作物の病虫害の発生を抑制し、紫外線吸収剤の
添加量を増やしても得られたフィルムの変色が発生しな
い、防曇性も良好な、園芸施設の被覆に用いるフィルム
として好適な農業用ポリオレフィン系多層フィルムを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、これらの
問題点を解決すべく鋭意研究した結果、少なくとも内
層、中間層および外層を有する多層構造の農業用ポリオ
レフィン系樹脂フィルムであって、内層が特定のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の組成物から構成され、中間層
が紫外線吸収剤を組成物基準で0.005〜3.5重量
%、融点が100〜200℃で平均分子量が1000以
上であるヒンダードフェノール系酸化防止剤を組成物基
準で0.005〜1.0重量%含有するポリオレフィン
系樹脂の組成物から構成され、外層が特定密度の低密度
ポリエチレンもしくはエチレン−α−オレフィン共重合
体の組成物から構成され、多層フィルム全体の波長28
0〜400nmの紫外線平均透過率が10%以下であ
り、全光線透過率が70%以上である農業用ポリオレフ
ィン系多層フィルムが本課題を解決することを見出し本
発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は以下の構成を有する。 (1)少なくとも内層A、中間層Bおよび外層Cで構成
された多層構造を有する農業用ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムであって、内層Aが、酢酸ビニル含有量2〜10
重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の組成物から構
成され、中間層Bが、紫外線吸収剤を組成物基準で0.
005〜3.5重量%、融点が100〜200℃で平均
分子量が1000以上であるヒンダードフェノール系酸
化防止剤を組成物基準で0.005〜1.0重量%含有
するポリオレフィン系樹脂の組成物から構成され、外層
Cが密度0.800〜0.935g/cm3である低密
度ポリエチレンもしくはエチレン−α−オレフィン共重
合体の組成物から構成され、多層フィルム全体の波長2
80〜400nmの紫外線平均透過率が10%以下であ
り、全光線透過率が70%以上であることを特徴とする
農業用ポリオレフィン系多層フィルム。 (2)中間層Bを構成する組成物のポリオレフィン系樹
脂が、酢酸ビニル含有量10〜20重量%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体である請求項1記載の農業用ポリオ
レフィン系多層フィルム。 (3)中間層Bを構成する組成物が、更に下記式1で示
されるポリオキシエチレンアルキルアミン系化合物を組
成物基準で0.5〜5.0重量%を含有することを特徴
とする前記(1)項もしくは(2)項記載の農業用ポリ
オレフィン系多層フィルム。 (式中、R1は炭素数が8〜22のアルキル基、アルケ
ニル基またはアシル基、R2、R3は水素原子またはアシ
ル基、a及びbはa+b=2〜20となる1以上の整
数、nは2または3を示す。)
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィルム
は、少なくとも内層A、中間層Bおよび外層Cで構成さ
れた多層構造を有し、多層フィルム全体の波長280〜
400nmの紫外線平均透過率が10%以下、好ましく
は5%以下であり、全光線透過率が70%以上、好まし
くは80%以上、更に好ましくは90%以上の多層フィ
ルムである。波長280〜400nmの紫外線平均透過
率が10%を超えると作物の病虫害の発生を抑制する効
果が低下し、全光線透過率が70%未満では、作物の生
育が悪くなるおそれがある。なお、本発明の農業用ポリ
オレフィン系多層フィルムにおいて、内層は前記フィル
ムがハウス等園芸施設に展張される時に内側表面とな
り、外層は外側表面となる。
【0008】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいては、多層フィルム全体の波長280〜40
0nmの紫外線平均透過率を10%以下とするため、中
間層Bを構成するポリオレフィン系樹脂組成物に紫外線
吸収剤が組成物基準で0.005〜3.5重量%、好ま
しくは0.01〜3.0重量%配合される。紫外線吸収
剤の配合量は、フィルムの厚さや用いる紫外線吸収剤の
種類により適宜選択されるが、0.005重量%未満で
は、前記紫外線平均透過率を10%以下にするのが難し
く、3.5重量%を超えると紫外線吸収剤のブリードに
よりフィルムの全光線透過率が低下したりヘーズが増大
するおそれがある。
【0009】本発明において用いられる、紫外線吸収剤
としては、通常、ポリオレフィン系樹脂に用いられる各
種の紫外線吸収剤が挙げられる。例えば、サリチル酸フ
ェニル系紫外線吸収剤としては、フェニルサリチレー
ト、パラオクチルフェニルサリチレート、p−t−ブチ
ルフェニルサリチレート等が挙げられる。ベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤としては、2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェ
ノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−
5−スルフォニックアシッド、2−ヒドロキシ−4−n
−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n
−ドデシロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−
ベンジロキシベンゾフェノン、ビス(5−ベンゾイル−
4−ヒドロキシ−2−メトキシフェニル)メタン、2,
2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、
2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾ
フェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノンおよび2−ヒドロキシ−4−メトキシ−2’
−カルボキシベンゾフェノン等が挙げられる。
【0010】ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として
は、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベ
ンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メ
チルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェ
ニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t
−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2,2’−
メチレン−ビス[4−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)−6−(2N−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)フェノール]、メチル−3−[3−t−ブチル−5
−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−ヒド
ロキシフェニル]プロピオネート−ポリエチレングリコ
ールとの縮合物および2−(2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール・コポリマー等が挙げられる。
【0011】オキザリックアシッドアニリド系紫外線吸
収剤としては、N,N’−ジエチルオキザリックアシッ
ド−ビス−アニリド、2−エトキシ−2’−エチルオキ
ザリックアシッド−ビス−アニリド、2−エトキシ−5
−t−ブチル−2’−エチルオキザリックアシッド−ビ
ス−アニリドおよび2−エトキシ−5−t−ブチル−
2’−エチル−4’−t−ブチルオキザリックアシッド
−ビス−アニリド等が挙げられる。
【0012】フォルムアミジン系紫外線吸収剤として
は、N−(4−エトキシカルボニルフェニル)−N’−
メチル−N’−フェニルフォルムアミジン、N−(4−
エトキシカルボニルフェニル)−N’−エチル−N’−
フェニルフォルムアミジン、N−(4−エトキシカルボ
ニルフェニル)−N’−エトキシル−N’−フェニルフ
ォルムアミジンおよびN−(4−エトキシカルボニルフ
ェニル)−N’,N’−ジフェニルフォルムアミジン等
が挙げられる。
【0013】ヒドロキシベンゾエート系紫外線吸収剤と
しては、2,4−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、
2,6−ジ−t−ブチルフェニル−3’,5’−ジ−t
−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、n−ヘキサ
デシル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ゾエートおよびn−オクタデシル−3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシベンゾエート等が挙げられる。
【0014】シアノアクリレート系紫外線吸収剤として
は、エチル−2−シアノ−3,3−ジ−フェニルアクリ
レート、オクチル−2−シアノ−3,3−ジ−フェニル
アクリレート等が挙げられる。その他の紫外線吸収剤と
しては、2,2’−チオビス(4−t−オクチルフェノ
ラート))−n−ブチルアミンニッケルII、ヒドロキノ
ン、ヒドロサリチレート、無機系の酸化チタン等が挙げ
られる。これら紫外線吸収剤の中ではベンゾトリアゾー
ル系が好適に用いられる。これら紫外線吸収剤は、単独
で用いても2種類以上を併用してもよい。
【0015】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいては、中間層Bを構成するポリオレフィン系
樹脂組成物に、融点100〜200℃で平均分子量が1
000以上であるヒンダードフェノール系酸化防止剤
が、組成物基準で0.005〜1.0重量%、好ましく
は0.005〜0.5重量%配合される。前記ヒンダー
ドフェノール系酸化防止剤の融点が100℃未満である
とフィルムにブリードによる白化が発生しやすく、20
0℃を超えるとフィルム製造時の酸化防止剤の分散が悪
くなる。また、前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤
の平均分子量が1000未満であると時間の経過に伴い
フィルムが変色しやすい。
【0016】中間層Bを構成するポリオレフィン系樹脂
組成物中の前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤の配
合量が0.005重量%未満であるとフィルム製造時の
熱安定性が不十分であり、1.0重量%を超えるとフィ
ルムのコストが上がる割にフィルム製造時の熱安定効果
や時間の経過に伴うフィルムの変色防止効果は上がらな
い。前記ヒンダードフェノール系酸化防止剤としては、
ペンタエリスリチル−テトラキス(3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
やトリス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオニルオキシエチル]イソシアヌ
レート等が挙げられる。
【0017】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいて、中間層Bに用いられるポリオレフィン系
樹脂としては、、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン等のα−オレフィンの結晶性単独重合
体、これら2種以上のα−オレフィンの結晶性、低結晶
性もしくは非晶性共重合体、前記α−オレフィンの1種
以上と酢酸ビニル等との共重合体が挙げられ、これらの
樹脂は単独で用いても、2種以上の樹脂を混合して用い
てもよい。中でも、プロピレンの結晶性単独重合体、プ
ロピレンと他のα−オレフィンとの結晶性、低結晶性も
しくは非晶性共重合体、密度0.880〜0.935g
/cm3の低密度ポリエチレン、密度0.940〜0.
965g/cm3の高密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体が透明性、耐候性および価格の面から
好ましく、更にはエチレン−酢酸ビニル共重合体で酢酸
ビニル含有量が30重量%以下のものが透明性、柔軟性
の点で好ましい。
【0018】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいては、中間層Bを構成する組成物のポリオレ
フィン系樹脂が、酢酸ビニル含有量10〜20重量%の
エチレン−酢酸ビニル共重合体であると、紫外線吸収
剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、防曇剤等添加
剤との相溶性に優れるためフィルムの透明性も低下しに
くく、フィルムの成形性も良好なため特に好ましい。
【0019】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいては、中間層Bを構成する組成物に、防曇剤
を添加することができる。前記の防曇剤としては、非イ
オン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系
界面活性剤、両性界面活性剤等から、防曇剤のエステル
化度、アルキル基の鎖長、アルキレンオキサイドの付加
モル数、またはそれらの純度を変化させることによって
得られるものが挙げられる。それらの例としてソルビタ
ンモノラウレート、ジグリセリンセスキラウレート、グ
リセリンモノオレート等の多価アルコールの部分カルボ
ン酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート
等の多価アルコールの部分カルボン酸エステルのポリオ
キシエチレン誘導体、アミン類および脂肪酸アミド類が
挙げられ、これらは単独使用でも2種以上の併用でもよ
い。
【0020】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいては、中間層Bを構成する組成物に下記式1
で示されるポリオキシエチレンアルキルアミン系化合物
を更に添加すると、得られる農業用ポリオレフィン系多
層フィルムの表面に均一な水膜が得られ易く防曇持続性
が特に良好となるので好ましい。 (式中、R1は炭素数が8〜22のアルキル基、アルケ
ニル基またはアシル基、R2、R3は水素原子またはアシ
ル基、a及びbはa+b=2〜20となる1以上の整
数、nは2または3を示す。)
【0021】前記ポリオキシエチレンアルキルアミン系
化合物の具体的例としては、ポリオキシエチレン(2モ
ル)ステアリルアミンモノステアレート、ポリオキシエ
チレン(2モル)ステアリルアミンセスキステアレー
ト、ポリオキシエチレン(2モル)ステアリルアミンモ
ノベヘネート、ポリオキシエチレン(2モル)ラウリル
アミンモノステアレート、ポリオキシエチレン(8モ
ル)ステアリルアミンジステアレート、ポリオキシエチ
レン(2モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン
(4モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチレン(2
モル)ステアリン酸アミド、ポリオキシエチレン(2モ
ル)ステアリン酸アミドモノステアレート、ポリオキシ
エチレン(8モル)ステアリルアミン、ポリオキシエチ
レン(2モル)ラウリルアミン、ポリオキシエチレン
(2モル)牛脂アミン等のアルキルアミン類、ポリオキ
シエチレンラウリル酸アミド等の脂肪酸アミド等が挙げ
られる。これらは、単独で使用しても、2種類以上の混
合物として使用しても差し支えない。
【0022】前記防曇剤は、中間層Bを構成するポリオ
レフィン系樹脂組成物に対して組成物基準で0.5〜
5.0重量%配合されるのが好ましい。中間層Bを構成
する組成物中の防曇剤の配合量が0.5重量%未満であ
ると防曇持続性に欠け、5.0重量%を超えると透明
性、ベタツキ、フィルムの解反作業性に悪影響を与える
おそれがある。
【0023】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいて、内層Aに用いられる樹脂は、酢酸ビニル
含有量2〜10重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
である。前記エチレン−酢酸ビニル共重合体は透明性を
有し、中間層Bに用いられるポリオレフィン系樹脂との
接着性が良好であり、この構成により防曇剤や防霧剤等
は農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムの内側表面で効
果的に機能する。前記内層Aを構成する樹脂としては、
前記エチレン−酢酸ビニル共重合体の他に、更に柔軟性
を向上させるためのエチレン−α−オレフィン系共重合
体やジエン系共重合体等の弾性共重合体を添加した樹脂
も用いることができる。
【0024】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムにおいて、外層Cを構成する樹脂は、密度0.80
0〜0.935g/cm3である低密度ポリエチレンま
たはエチレン−α−オレフィン共重合体である。前記エ
チレン−α−オレフィン共重合体は外部から加えられる
力、熱、光に対して耐性を有し、中間層Bに用いられる
ポリオレフィン系樹脂との接着性が良好であり、この構
成により農業用ポリオレフィン系樹脂フィルムの外側表
面は汚れにくく、長期にわたり高い全光線透過率を保持
する。前記外層Cを構成する樹脂としては、前記低密度
ポリエチレンまたはエチレン−α−オレフィン共重合体
の他に、更に柔軟性を向上させるためのジエン系共重合
体等の弾性共重合体を添加した樹脂も用いることができ
る。
【0025】前記の中間層Bを構成するポリオレフィン
系樹脂組成物には、前記の樹脂、紫外線吸収剤、ヒンダ
ードフェノール系酸化防止剤および防曇剤の他に、必要
に応じて上記以外の紫外線吸収剤、酸化防止剤および防
曇剤、更に柔軟性を向上させるためのエチレン−α−オ
レフィン系共重合体やジエン系共重合体等の弾性共重合
体、保温剤、防霧剤、熱安定剤、耐候剤、スリップ剤、
アンチブロッキング剤、帯電防止剤および顔料等の各種
添加剤を添加してもよい。また、内層Aおよび外層Cを
構成する組成物にも、必要に応じて、保温剤、防曇剤、
防霧剤、熱安定剤、酸化防止剤、耐候剤、紫外線吸収
剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、帯電防止剤お
よび顔料等の各種添加剤を添加することができる。
【0026】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムの厚さは、使用する場所や耐用年数により異なる
が、一般的に0.05〜0.3mm程度のものが好適に
用いられる。本発明の農業用ポリオレフィン系樹脂フィ
ルムの内層と外層の厚みは特に限定されるものではない
が、全層厚みの5〜50%の範囲が好適に用いられる。
【0027】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィ
ルムは、公知のインフレーション法により製造すること
ができる。また、内層Aと外層Cとの間に中間層Bを設け
た3層構造の多層フィルムの他に、保温剤を付与した層
等を積層した4層以上の構造を有する多層フィルムであ
ってよい。本発明の農業用ポリオレフィン系多層フィル
ムは、農業用ハウスやトンネルの被覆用以外のマルチン
グ用や袋掛け用等の用途に使用しても良い。また、本発
明の農業用ポリオレフィン系多層フィルムは、表面に防
塵塗布剤等を塗布・乾燥し塗膜を形成させても構わな
い。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例により説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】実施例、比較例で得られたフィルムの特性
は以下の方法により評価した。 (1)紫外線吸収性 日立U−3210分光度計を使用し、製造直後および展
張後12ヶ月後のフィルムの紫外線透過率を測定した。
測定波長領域280nm〜400nmの平均透過率を求
め、平均透過率0〜5%未満を紫外線吸収性A、平均透
過率5〜10%未満をB、平均透過率10〜15%未満
をC、平均透過率15%以上をDと評価した。フィルム
の紫外線透過抑制効果はA、B、C、Dの順で低くな
る。
【0030】(2)全光線透過率とヘーズ 積分球式光線透過率測定装置(スガ試験機(株)製)を
使用し、JIS K7105「プラスチックの光学的特
性試験方法」により製造直後および製造後3ヶ月間室温
下で放置後のフィルムの全光線透過率とヘーズ(曇価)
を測定し透明性を評価した。全光線透過率の数値が大き
い程、可視光線が透過し易く、ヘーズの数値が小さいほ
ど透視し易い。
【0031】(3)変色 積分球式光線透過率測定装置(スガ試験機(株)製)を
使用し、JIS−K−7105「プラスチックの光学的
特性試験方法」により、製造直後および製造後80℃×
10日間放置した後のサンプルの色差a*とb*を測定
し、放置した後のサンプルの色差から製造直後の色差を
差し引いて、Δa*およびΔb*とし変色の尺度とした。
数値が小さいほど、変色が起こっていない。
【0032】(4)防曇性 1997年に千葉市の圃場において、実施例および比較
例で得られた各フィルムをそれぞれ、長さ8m幅4.5
mのパイプハウスに展張し、2ヶ月後の1998年2
月、4ヶ月後の1998年4月に該フィルムの防曇性を
下記基準1〜5に準じて評価した。数字が大きい程、防
曇性が良いことを表し、4ヶ月後の防曇性が良いものほ
ど、防曇持続性が良いことを表す。 5:水滴の付着がなく均一に水膜状に濡れている。 4:フィルム全体の10%以下の面積に水滴が付着して
いる。 3:フィルム全体の10%以上30%未満の面積に水滴
が付着している。 2:フィルム全体の30%以上50%未満の面積に水滴
が付着している。 1:フィルム全体の50%以上の面積に水滴が付着して
いる。
【0033】実施例1〜8、比較例1〜5 65mmφ押出機1台と45mmφ押出機2台を有する
3種3層インフレーション押出装置を用い、成形温度1
70℃、ブロー比2.5にて、厚さ0.1mmの3層か
らなる積層フィルムを製膜した。積層フィルムの各層の
厚さ比は、外層:中間層:内層=1:3:1である。各
フィルムの変動配合組成と上記測定試験に基づく評価結
果を表1と表2に示す。
【0034】表1と表2に記載された各フィルムの配合
例のベース樹脂の記号と内容は以下の通りである。な
お、ベース樹脂の特性は以下の方法により測定した。 メルトフローレート(MFR) JIS K 7210に従って190℃、21.18N
の条件で測定した。 密度 JIS K 7112に従って測定した。 ・LDPE:低密度ホ゜リエチレン、MFR=0.8g/10分,密度=0.92g/cm
3 ・EVA(15):酢酸ヒ゛ニル含有量15重量%のエチレン酢酸ヒ゛ニル共
重合体、 MFR=1.0g/10分、密度=0.94g/cm3。 EVA(5):酢酸ヒ゛ニル含有量5重量%のエチレン酢酸ヒ゛ニル共重合
体、 MFR=1.5g/10分、密度=0.93g/cm3
【0035】表1と表2に記載された各フィルムの前記
ベース樹脂等の変動配合組成を除く共通配合組成は、フ
ッ素系界面活性剤(ハ゜ーフルオロアルキルエチレンオキシト゛付加物)0.2重
量%、フェノール系安定剤(テトラキス[メチレン-3-(3',5'-シ゛-t-
フ゛チル-4'-ヒト゛ロキシフェニル)フ゜ロヒ゜オネート]メタン)0.1重量%、リン系
安定剤(トリス(2,4-シ゛-t-フ゛チルフェニル)フォスファイト)0.1重量%、ヒン
タ゛ート゛アミン系耐候剤(ヒ゛ス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ヒ゜ヘ゜リシ゛ル)セハ゛
ケート)0.3重量%である。表1と表2に記載された配合量
のwt%は重量%を意味する。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明の農業用ポリオレフィン系多層フ
ィルムは、時間の経過による紫外線透過抑制効果の低下
が無く、かつフィルム表面への紫外線吸収剤のブリード
アウトによる透明性低下が極めて少なく、防曇性が良好
で、保管時の変色の発生がないので、ハウス、トンネル
等の農業用被覆材として好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/32 103 B32B 27/32 103 C08K 5/17 C08K 5/17 C08L 23/02 C08L 23/02 23/08 23/08 //(C08L 23/02 (C08L 23/02 71:02) 71:02) (C08L 23/08 (C08L 23/08 71:02) 71:02) (72)発明者 福田 浩一 千葉県市原市五井海岸5番地の1 チッソ 石油化学株式会社加工品開発研究所内 Fターム(参考) 2B024 DB01 EA01 2B029 EC02 EC09 EC20 4F100 AK03B AK06C AK35B AK62C AK68A AK68B BA03 BA07 BA10A BA10C CA06B CA07B CA10B GB01 JA04B JA07B JA13C JD09 JL07 JN01 YY00 YY00B YY00C 4J002 BB031 BB051 BB061 BB121 BB141 BB151 BB171 CH052 CH053 DE136 EC046 EE036 EJ066 EJ067 EN128 EP026 ER006 ET006 EU176 EU197 EV236 EV266 FD052 FD056 FD077 FD200 FD203 FD208 GA01 GF00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内層A、中間層Bおよび外層
    Cで構成された多層構造を有する農業用ポリオレフィン
    系樹脂フィルムであって、内層Aが、酢酸ビニル含有量
    2〜10重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体の組成
    物から構成され、中間層Bが、紫外線吸収剤を組成物基
    準で0.005〜3.5重量%、融点が100〜200
    ℃で平均分子量が1000以上であるヒンダードフェノ
    ール系酸化防止剤を組成物基準で0.005〜1.0重
    量%含有するポリオレフィン系樹脂の組成物から構成さ
    れ、外層Cが密度0.800〜0.935g/cm3
    ある低密度ポリエチレンもしくはエチレン−α−オレフ
    ィン共重合体の組成物から構成され、多層フィルム全体
    の波長280〜400nmの紫外線平均透過率が10%
    以下であり、全光線透過率が70%以上であることを特
    徴とする農業用ポリオレフィン系多層フィルム。
  2. 【請求項2】 中間層Bを構成する組成物のポリオレフ
    ィン系樹脂が、酢酸ビニル含有量10〜20重量%のエ
    チレン−酢酸ビニル共重合体である請求項1記載の農業
    用ポリオレフィン系多層フィルム。
  3. 【請求項3】 中間層Bを構成する組成物が、更に下記
    式1で示されるポリオキシエチレンアルキルアミン系化
    合物を組成物基準で0.5〜5.0重量%を含有するこ
    とを特徴とする請求項1もしくは2記載の農業用ポリオ
    レフィン系多層フィルム。 (式中、R1は炭素数が8〜22のアルキル基、アルケ
    ニル基またはアシル基、R2、R3は水素原子またはアシ
    ル基、a及びbはa+b=2〜20となる1以上の整
    数、nは2または3を示す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017061078A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 三和化学株式会社 紫外線遮蔽性樹脂フィルム、シーラント及び樹脂フィルムの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017061078A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 三和化学株式会社 紫外線遮蔽性樹脂フィルム、シーラント及び樹脂フィルムの製造方法

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