JP2001198072A - 清掃具 - Google Patents

清掃具

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JP2001198072A
JP2001198072A JP2000009514A JP2000009514A JP2001198072A JP 2001198072 A JP2001198072 A JP 2001198072A JP 2000009514 A JP2000009514 A JP 2000009514A JP 2000009514 A JP2000009514 A JP 2000009514A JP 2001198072 A JP2001198072 A JP 2001198072A
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cleaning sheet
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JP2000009514A
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English (en)
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Eiichi Hoshino
栄一 星野
Sachiko Aoki
幸子 青木
Yoichi Suzuki
陽一 鈴木
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に作業性良く清掃することができ、携
帯性にも優れた清掃具を提供すること。 【解決手段】 第1発明の清掃具は、第1清掃シート1
と、第2清掃シート2と、第1及び第2の両清掃シート
1,2間に存する、内部に薬剤3が封入された薬剤収納
袋4とからなり、第1清掃シート1と薬剤収納袋4との
間に、手又は器具を挿入可能な挿入空間5が形成されて
おり、薬剤3が第2清掃シート2側に放出されるように
なされている。第2発明の清掃具は、第1及び第2の両
清掃シート1,2間に、薬剤収納袋4に代わりに薬剤隔
離シートを具備しており、第1清掃シート1と該薬剤隔
離シートとの間に手又は器具を挿入可能な挿入空間が形
成されており、薬剤3が第2清掃シート2側に放出され
るようになされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清掃具に関し、詳
しくは、効率的に作業性良く清掃することができ、携帯
性に優れた清掃具に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
携帯性を考慮した清掃具が種々提案されている。例えば
靴磨き用の清掃具として、蓋体の内面側にスポンジを固
定し、該スポンジに洗浄つや出し剤等を含浸させたもの
が知られている。この清掃具によれば、閉蓋状態におい
ては、洗浄つや出し剤等を衣類等に付着させることなく
携帯可能であり、使用の際には、蓋体を取り外し、その
蓋体を把持して清掃を行うことにより、手を汚すことな
く清掃することができる。
【0003】しかし、斯かる清掃具においては、洗浄つ
や出し剤等が過剰に塗布された場合や不均一に塗布され
た場合に、過剰の洗浄つや出し剤等を拭き取り、あるい
は、厚く塗られた部分の洗浄つや出し剤等を他の薄い部
分に塗り拡げることができない。また、清掃の前に、予
備的に埃等を落としておくことができず、また、清掃の
後に、仕上げの乾拭きを行うことができない。これらの
不都合を解消するために、別に布やスポンジ、ブラシ等
を携帯しても良いが、それでは携帯性や清掃の簡易性が
損なわれてしまう。
【0004】従って、本発明の目的は、薬剤を含浸させ
た清掃面と、薬剤を含浸させていない清掃面とを、適宜
に使い分けることができ、効率的に作業性良く清掃する
ことができ、携帯性にも優れた清掃具を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1清掃シー
トと、第2清掃シートと、第1及び第2の両清掃シート
間に存する、内部に薬剤が封入された薬剤収納袋とから
なり、該第1清掃シートと該薬剤収納袋との間に、手又
は器具を挿入可能な挿入空間が形成されており、前記薬
剤が、該第2清掃シート側に放出されるようになされて
いる清掃具を提供することにより、上記目的を達成した
ものである(以下、この発明を第1発明という)。ま
た、本発明は、第1清掃シートと、第2清掃シートと、
第1及び第2の両清掃シート間に存する薬剤隔離シート
とからなり、該第2清掃シートと該薬剤隔離シートとの
間に薬剤が封入されており、該第1清掃シートと該薬剤
隔離シートとの間に、手又は器具を挿入可能な挿入空間
が形成されており、前記薬剤が、該第2清掃シート側に
放出されるようになされている清掃具を提供することに
より、上記の目的を達成したものである(以下、この発
明を第2発明という)。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその好ましい実施
形態に基づいて説明する。図1〜4に示す第1実施形態
の清掃具は、第1発明の一実施形態であり、第1清掃シ
ート1と、第2清掃シート2と、第1及び第2の両清掃
シート1,2間に存する、内部に薬剤3が封入された薬
剤収納袋4とからなり、第1清掃シート1と薬剤収納袋
4との間に、手又はー具を挿入可能な挿入空間5が形成
されており、前記薬剤3は、第2清掃シート2側に放出
されるようになされている。尚、本明細書において、
「手を挿入可能」とは、手の指のみを挿入できる場合も
含む意味である。
【0007】第1及び第2の両清掃シート1,2は、い
ずれも本清掃具の外面を形成し、第1清掃シート1は、
薬剤が含浸されていない清掃面を形成し、第2清掃シー
ト2は、薬剤が含浸された清掃面を形成する。両清掃シ
ート1,2は、図1に示すように、何れも略矩形状をな
しており、第1清掃シート1は、手や器具を挿入空間5
に挿入するための挿入部を形成する部分〔図1(a)に
おける下端部〕を除くその周縁部において薬剤収納袋4
の周縁部に接合されており、第2清掃シート2は、その
周縁部全体において薬剤収納袋4の周縁部に接合されて
いる。
【0008】薬剤収納袋4は、第2清掃シート2と略同
形状の二枚のシート材41,42が、それぞれの周縁部
において互いに貼り合わされて形成されており、内部に
薬剤が封入されている。尚、本明細書において「封入」
とは、内部の薬剤が多少滲出するような薬剤の収納状態
を排除するものではない。
【0009】薬剤収納袋4は、第1清掃シート側の面と
前記第2清掃シート側の面とが互いに接合されて形成さ
れたズレ止め部43を有している。即ち、第1清掃シー
ト側の面を形成するシート材41と、第2清掃シート側
の面を形成するシート材42とは、周縁部の接合部44
の以外に、部分的な接合部を有しており、周縁部より内
側に形成されたその接合部が、第1清掃シート側の面と
第2清掃シート側の面との間のズレを防止するズレ止め
部43として機能するようになっている。尚、ズレ止め
部43を形成する接合部は、接着剤を用いた接合部であ
っても、接着剤を用いない熱融着等による接合部であっ
ても良い。
【0010】また、薬剤収納袋4は、第2清掃シート2
に臨む面に複数の細孔45,45・・を有している。即
ち、第2清掃シート側の面を形成するシート材42に
は、図1(b)に示すように、それぞれ縦列された複数
の細孔45,45・・からなる二本の直線状のミシン目
46,46が形成されている。各細孔の開口面積は、内
部の薬剤に応じて適宜に決定し得るが、例えば内部に靴
磨き用の洗浄つや出し剤を封入する場合、非押圧時及び
/又は非加温時には洗浄つや出し剤の放出が規制され、
押圧時及び/又は加温時には洗浄つや出し剤が容易に放
出されるような細孔を選択するのが好ましい。
【0011】第1清掃シート1と薬剤収納袋4との間に
は、手や器具を挿入可能な挿入空間5が形成されてい
る。本実施形態における挿入空間5は、その扁平状態
(手や器具の非挿入状態)における幅W〔図1(a) 参
照〕が1〜16cm、同状態における奥行きD〔図1
(a) 参照〕が3〜18cmが好ましい。より好ましい挿
入空間5のサイズは、大人が三本の指を並べて丁度挿入
することができる程度であり、内部に挿入した三本の指
の重なり具合を適宜に代えることによって、清掃面に所
望の凹凸を特に容易に形成することができ、これにより
特に効率的な清掃を行うことができる。
【0012】第1清掃シート1の形成材料としては、不
織布、紙、織布、編布、スポンジ、及びその他の可撓性
基体等を用いることができるが、ゴミや汚れの付着性な
いし保持性、薬剤の拭きのばし、拭き取り性、コスト等
の観点から不織布が好ましい。不織布は、その製造方法
に特に制限はなく、疎水性繊維とパルプとから抄紙方式
で製造される湿式不織布の他、例えば、自己接着または
接着繊維で結合させたサーマルボンド不織布(例えばエ
アースルー不織布、エアーレイド不織布、ヒートロール
ボンド不織布)、繊維ウエブを接着剤で結合させたケミ
カルボンド不織布、特殊針でウエブをニードリングして
交絡させたニードルパンチ不織布、高圧水流で繊維を絡
み合わせたスパンレース不織布、ノーバインディングの
超極細繊維を用いたメルトブローン不織布、紡糸直結
で、主に自己接着で結合させたスパンボンド不織布、フ
ラッシュ紡糸不織布等の乾式不織布等を用いることがで
き、凹凸清掃面への追随性、柔軟性等の観点から、特に
スパンレース不織布、エアースルー不織布、スパンボン
ド不織布等が好ましい。
【0013】また、第2清掃シート2の形成材料として
は、第1清掃シート1の形成材料と同様のものを用いる
ことができるが、薬剤の浸透性、保持性及び放出性、清
掃性、コスト等の観点から不織布が好ましい。不織布と
しては、第1清掃シート1の形成材料として上述した各
種の不織布を用いることができる。
【0014】また、第1及び/又は第2の清掃シート1
に不織布を用いる場合、その不織布の構成繊維として
は、耐摩耗性に優れている繊維が好ましく、例えば、P
E繊維、PP繊維、PET繊維、レーヨン繊維、コット
ン繊維、ナイロン繊維を挙げることができる。尚、両清
掃シート1,2は、同一の材質からなるものであっても
異なる材質からなるものであっても良い。また、それぞ
れ、同種又は異種材料からなる複数のシートを積層した
積層シートでも良い。更に二枚のシートを用いずに一枚
のシートを折り曲げて、その折り曲げ部を境とする一方
の側を清掃シート1とし他方の側を清掃シート2として
も良い。
【0015】薬剤収納袋4の形成材料としては、内部に
薬剤3を収納し得るものであれば特に制限されず、薬剤
の包装材料として従来用いられている各種の材料を用い
ることができる。例えば、合成樹脂製フィルム、ラミネ
ートフィルム、蒸着フィルム、ラミネート不織布、フィ
ルム貼り合わせ不織布、ラミネート紙、アルミ箔等が好
ましく、特にコスト、加工性の観点から合成樹脂製フィ
ルムが好ましい。また、薬剤収納袋4を二枚のシート材
で形成する場合、一方のシート材41と他方のシート材
42とで形成材料を異ならせても良い。
【0016】薬剤3としては、清掃対象に応じて適宜の
ものを選択することができ、つや出し剤、ワックス、油
剤、溶剤、界面活性剤、水、アルカリ剤、キレート剤、
アルコール、酸化防止剤、防腐剤、増粘剤、香料、顔
料、染料等を挙げることができる。これらは単独で、又
は二種以上を混合して用いることができる。尚、本発明
の清掃具は、特に靴磨き用に適しており、その場合の薬
剤としては、つや出し剤、ワックス、油剤、溶剤等が好
ましい。
【0017】本実施形態の清掃具は、使用に際し、その
一部を押圧することにより、薬剤収納袋4内の薬剤を、
第2清掃シート2側に放出させることができる。例え
ば、図3(a)に示すように、本清掃具を、第2清掃シ
ート側を内側として、その長手方向の中央部において二
つ折りし、軽くもむようにして細孔が形成されている部
位を押圧することにより、薬剤収納袋4内部の薬剤3を
放出させることができる。薬剤3は、図3(b)に示す
ように、第2清掃シート2側にのみ放出され、該第2清
掃シート2にしみ込む。
【0018】図4は、本清掃具の使用方法の一例を示す
図であり、薬剤3が含浸された第2清掃シート側の表面
(薬剤が含浸された清掃面)を用いて靴を磨く状態を示
したものである。本清掃具は、図示の如く、挿入空間に
指を挿入することにより、手に装着して用いることがで
き、靴の洗浄つや出し等の清掃作業を容易且つ効率的に
行うことができる。また、薬剤が含浸された清掃面を用
いた作業の終了後、今度は第1清掃シート1側の表面
(薬剤が含浸されていない清掃面)を用いて、塗り過ぎ
た薬剤を拭き取ったり、不均一に塗布された薬剤を均一
に塗り拡げたり、あるいは、薬剤により遊離した汚れを
薬剤と共に拭き取ること、更に、乾拭きしてつやを出す
こと等ができる。尚、第2清掃シート2側を用いた清掃
に先だち、第1清掃シート1側を用いてあらかじめ靴に
付着した埃等を除去しても良い。
【0019】第1実施形態の清掃具によれば、薬剤が含
浸された第2清掃シート2側と、薬剤が含浸されていな
い第1清掃シート1側とを、適宜に使い分けて清掃する
ことができ、それにより、被清掃物の効率的な清掃を行
うことができる。また、乾拭きや、過剰の薬剤の拭き取
り、清掃に先立つ埃の除去等のために、別に布等を必要
としないので準備の手間が省けると同時に携帯性にも優
れている。また、押圧及び/又は加温するだけで薬剤が
放出されるので、必要な時に手間を掛けずに直ちに清掃
を開始することができる。
【0020】また、薬剤収納袋4には、第2清掃シート
2側にのみ薬剤を放出させるための細孔45が形成され
ており、第1清掃シート1側には薬剤が放出されず、挿
入空間5に挿入した手や器具が薬剤により汚染されるこ
とがない。
【0021】また、薬剤収納袋4がズレ止め部43,4
3・を有しているため、清掃作業中に清掃具に、よれ等
が生じることがなく、作業性良く安定して清掃すること
ができる。また、本清掃具は、扁平形状であるため、複
数枚を積層して包装袋に収納することができる。また、
ズレ止め部43,43・によって、薬剤収納袋4、延い
ては清掃具の扁平形状が安定に維持されるので、清掃具
を複数積み重ねることができる等、保管時、保存時の安
定性に優れている。
【0022】図5に第2実施形態の清掃具を示した。第
2実施形態の清掃具は、第1発明の一実施形態であり、
薬剤3の放出機構が異なる点を除いて、他の基本的な構
成は第1実施形態と同様である。従って、以下において
は、第1実施形態と異なる点について特に説明し、同様
の構成については同一の符号を付してその詳しい説明を
省略する。
【0023】第2実施形態の清掃具においては、薬剤収
納袋4の第2清掃シート2側の面を形成するシート材4
2’に、複数の薬剤放出用孔47が縦横複数列に形成さ
れており、図5(a)に示す如く、本清掃具の使用前に
おける各薬剤放出用孔47は、孔閉鎖用の弁体48によ
って閉鎖されている。弁体48は、薬剤収納袋4の第1
清掃シート1側の面を形成するシート材41’の内面に
基端を有しており、各薬剤放出用孔47を貫通して配さ
れ、各薬剤放出用孔47から突出する先端部には円盤状
の蓋部を有している。
【0024】本清掃具を使用する際には、図5(b)に
示す如く清掃具の挿入空間5に手又は器具を入れ、挿入
空間5の内側からシート材41’を押圧する。その押圧
により、各薬剤放出用孔47,47・が開放され、薬剤
収納袋4内の薬剤3が、図示の如く第2清掃シート2側
に放出される。このように第2実施形態の清掃具におい
ても、第2清掃シート2側にのみ薬剤を放出させること
ができ、第2実施形態の清掃具によれば、第1実施形態
と同様の作用効果が奏し得られる。但し、この場合、シ
ート材42’と第2清掃シート2は、押圧により変形し
難いリジットな構造体を形成できるものである必要があ
る。尚、挿入空間5の内側からシート材41’を押圧す
るのに代えて、第1清掃シート1側を押圧して薬剤を放
出させることもできる。
【0025】図6に第3実施形態の清掃具を示した。第
3実施形態の清掃具は、第2発明の一実施形態であり、
第1清掃シート1と、第2清掃シート2と、第1及び第
2の両清掃シート1,2間に存する薬剤隔離シート6と
からなり、該第2清掃シート2と該薬剤隔離シート6と
の間に薬剤3が封入されており、該第1清掃シート1と
該薬剤隔離シート6との間に、手又は器具を挿入可能な
挿入空間5が形成されており、薬剤3が該第2清掃シー
ト2側に放出されるようになされている。第3実施形態
の清掃具は、薬剤収納袋の代わりに薬剤隔離シート6を
具備し、該薬剤隔離シート6と第2清掃シート2との間
に薬剤が封入されている点において、第1実施形態の清
掃具と相違し、他の基本的な構成は第1実施形態と同様
である。従って、以下においては、第1実施形態と異な
る点について特に説明し、同様の構成については同一の
符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0026】薬剤隔離シート6と第2清掃シート2と
は、周縁部において互いに接合されて扁平袋状の薬剤収
納部を形成しており、該薬剤収納部内に薬剤3が封入さ
れている。第2清掃シート2は、薬剤放出用の孔45,
45を有している。そして、該薬剤放出用の孔45,4
5を介して薬剤収納部内の薬剤3を第2清掃シート2側
に放出するようになされている。また、ズレ土め部43
は、薬剤隔離シート6と第2清掃シート2とを部分的に
接合して形成されている。
【0027】このような構成を有する第3実施形態の清
掃具によれば、第1実施形態の清掃具におけるのと同様
の作用効果が奏し得られる。尚、薬剤隔離シート6の形
成材料としては、第1実施形態における薬剤収納袋4の
形成材料と同様のものを用いることができる。また、第
2清掃シート2の形成材料としては、第1実施形態にお
ける薬剤収納袋4の形成材料と同様のものを用いること
ができるが、清掃性、コスト等の観点から、フィルムラ
ミネート不織布又はフィルム貼り合わせ不織布が好まし
い。この場合、その不織布側を清掃面側とすることが好
ましい。また、第2清掃シート2の形成材料として、第
1実施形態における第2清掃シート2と同様のものを用
いることもできる。また、薬剤放出用の孔45は、第2
清掃シート2が非多孔性のシート材からなる場合には、
該シート材に穿孔して設けられるが、第2清掃シート2
が多孔性不織布等の多孔性のシート材からなる場合に
は、穿孔せずに、該シート材の有する孔を薬剤放出用の
孔45として用いても良い。
【0028】以上、本発明の第1〜第3の実施形態につ
いて説明したが、本発明は上述の実施形態に限られず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更できる。例え
ば、第1実施形態において、第2清掃シート2と、薬剤
収納袋4のシート材42とは貼り合わせ、ラミネート等
により、複合化されていても良い。また、第1〜3実施
形態において、ズレ止め部として機能する薬剤収納袋4
の接合部又は薬剤隔離シート6と第2清掃シート2との
接合部の形状及び形成位置は、それぞれ、図7に示すよ
うな形状及び位置でも良い。
【0029】また、薬剤として化粧料組成物を用い、肌
の汚れ取りと肌のケアとを行える清掃具を提供すること
もできる。例えば、第1清掃シート1側で肌に付着した
汚れを除去し、清掃シート2側で肌の保湿成分等を塗布
するようにしても良い。また、挿入空間に、例えば柄の
先端部にヘッド部を有する保持用器具の該ヘッド部を挿
入し、本発明の清掃具を、該器具に装着保持して用いる
こともできる。
【0030】第1及び第2の両清掃シート1,2の使用
の順序は、何れが先でも良く、両者を交互に使用しても
良い。また、薬剤を放出させる時期は清掃対象や使用者
の好みにより適宜に決めれば良い。また、清掃具の一部
を押圧して薬剤を放出させる構成に代えて、清掃具の一
部を加温して薬剤を放出させる構成、又は清掃具の一部
を押圧及び加温して薬剤を放出させる構成としても良
い。例えば、薬剤収納袋4や第2清掃シートの一部、あ
るいは薬剤放出用の孔を閉塞する弁体等が、加温により
溶融し、薬剤が放出されるような構成としても良い。こ
の場合の加温手段としては、手(体温)による加温の
他、公知の加温手段を用いることができる。尚、一の実
施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有
する要件は、それぞれ他の実施形態に適用可能であり、
また、各実施形態における要件は実施形態間で相互に置
換可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明の清掃具は、薬剤を含浸させた清
掃面と、薬剤を含浸させていない清掃面とを、適宜に使
い分けることにより、効率的に作業性良く清掃すること
ができ、また、携帯性にも優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1実施形態の清掃具を示す(a)平
面図及び(b)一部切欠底面図である。
【図2】図2は、図1(a)のA−A線拡大断面図であ
る。
【図3】図3は、図1の清掃具を使用する際に、内部の
薬剤を放出させる方法を示す説明図で、図3(a)は好
ましい押圧方法を示し、図3(b)は薬剤が放出される
状態を模式的に示す図である。
【図4】図4は、第1、第2及び第3実施形態の清掃具
の使用方法の一例を示す斜視図である。
【図5】図5は、第2実施形態の清掃具の要部を示す断
面図(図2相当図)である。
【図6】図6は、第3実施形態の清掃具の要部を示す断
面図(図2相当図)である。
【図7】図7は、本発明の清掃具の他の実施形態におけ
る要部を示す図で、矩形状の枠の内側が、薬剤収納袋
(又は第2清掃シート)における周縁部よりも内側の領
域を示している。
【符号の説明】
1 第1清掃シート 2 第2清掃シート 3 薬剤 4 薬剤収納袋 41 シート材 42 シート材 43 ズレ止め部 44 周縁接合部 45 薬剤放出用の孔(細孔) 46 ミシン目 47 薬剤放出用の孔 48 孔閉鎖用の弁体 5 手又は器具の挿入空間 6 薬剤隔離シート
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 陽一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3B074 AA02 AA08 AB01 BB03 CC00 DD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1清掃シートと、第2清掃シートと、
    第1及び第2の両清掃シート間に存する、内部に薬剤が
    封入された薬剤収納袋とからなり、該第1清掃シートと
    該薬剤収納袋との間に、手又は器具を挿入可能な挿入空
    間が形成されており、前記薬剤が、該第2清掃シート側
    に放出されるようになされている清掃具。
  2. 【請求項2】 前記薬剤収納袋は、前記第2清掃シート
    に臨む側に、薬剤放出用の孔を有しており、該薬剤放出
    用の孔は、清掃具の一部の押圧及び/又は加温により前
    記薬剤を放出するようになされている請求項1記載の清
    掃具。
  3. 【請求項3】 前記薬剤収納袋は、第1清掃シート側の
    面と前記第2清掃シート側の面とが互いに接合されて形
    成されたズレ止め部を有している請求項1又は2記載の
    清掃具。
  4. 【請求項4】 第1清掃シートと、第2清掃シートと、
    第1及び第2の両清掃シート間に存する薬剤隔離シート
    とからなり、該第2清掃シートと該薬剤隔離シートとの
    間に薬剤が封入されており、該第1清掃シートと該薬剤
    隔離シートとの間に、手又は器具を挿入可能な挿入空間
    が形成されており、前記薬剤が、該第2清掃シート側に
    放出されるようになされている清掃具。
  5. 【請求項5】 前記第2清掃シートは、薬剤放出用の孔
    を有しており、該薬剤放出用の孔は、清掃具の一部の押
    圧及び/又は加温により前記薬剤を放出するようになさ
    れている請求項4記載の清掃具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008029800A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Yamada Chiyoe 清掃具

Cited By (1)

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JP2008029800A (ja) * 2006-06-27 2008-02-14 Yamada Chiyoe 清掃具

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