JP2001197300A - 画像処理プログラムを記録した媒体、画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

画像処理プログラムを記録した媒体、画像処理装置および画像処理方法

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JP2001197300A
JP2001197300A JP2000252856A JP2000252856A JP2001197300A JP 2001197300 A JP2001197300 A JP 2001197300A JP 2000252856 A JP2000252856 A JP 2000252856A JP 2000252856 A JP2000252856 A JP 2000252856A JP 2001197300 A JP2001197300 A JP 2001197300A
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JP2000252856A
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Kazunori Chihara
一徳 千原
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ側においては出力段階にて低解
像度化してしまうにも関わらず、一連の画像処理をこの
出力時の解像度より必要以上に高い解像度を有する画像
データに対して実行しているため、処理速度が長時間に
なってしまうといった課題があった。 【解決手段】 プリンタ27に対して画像データ、すな
わち、印刷イメージデータを転送する前であって、プリ
ンタドライバ43b3に元画像データが入力された時点
で、プリンタ27への印刷イメージデータの出力解像度
と元画像データの入力解像度とを比較し、元画像データ
の入力解像度の方が大きい場合に、入力解像度を出力解
像度に適合するように元画像データの所定の画素を間引
くことによって、本来的に実行しなければならない画像
処理の処理負荷を低減することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理プログラ
ムを記録した媒体、画像処理装置および画像処理方法に
関し、特に、入力像データの所定画素を出力装置の解像
度に適合させて低解像度化する画像処理プログラムを記
録した媒体、画像処理装置および画像処理方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを処理する装置として
は、コンピュータにて構成され、このコンピュータは、
周辺装置であるデジタルカメラやコンピュータ上にて動
作するアプリケーションにて作成された元画像データを
印刷する場合に、接続するプリンタにこの元画像データ
から形成される印刷イメージデータを送出する。この場
合、コンピュータ側は、プリンタ側の印刷解像度を判断
することなく、印刷イメージデータをプリンタに送出す
る。従って、プリンタ側の印刷解像度がこの印刷イメー
ジデータの解像度より低い場合には、プリンタ側におい
て適合する解像度まで落として印刷を行なっている。す
なわち、プリンタの印刷解像度が印刷イメージデータの
解像度より低くても、コンピュータからは高解像度のま
ま印刷イメージデータを送出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像デ
ータを処理する装置においては、プリンタの印刷解像度
が低いにもかかわらず、高解像度の印刷イメージデータ
をプリンタに送出しなければならないため、送出時間が
長時間になってしまうといった課題があった。また、コ
ンピュータ側においては、出力段階にて低解像度化して
しまうにも関わらず、一連の画像処理をこの出力時の解
像度より必要以上に高い解像度を有する画像データに対
して実行しているため、処理速度が長時間になってしま
うといった課題があった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、画像データを出力する出力装置の解像度に併せ
て予めコンピュータ内部にて解像度を落とすことによ
り、コンピュータから出力装置に対する転送データ量を
低減させて転送速度を高速化するとともに、コンピュー
タ内部での画像処理の処理負荷を低減させることによっ
て、コンピュータ内部での所定の画像処理を高速化する
ことが可能であり、さらに、コンピュータ側にてプリン
タに適した解像度に低減させるため、プリンタ側での解
像度を低減させる処理を省略でき、プリンタの処理速度
をも高速化可能な画像処理プログラムを記録した媒体、
画像処理装置および画像処理方法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、入力画像データに所定の
画像処理を実行して出力画像データを生成する画像処理
プログラムを記録した媒体であって、上記画像処理が実
行される前に、予め、当該画像処理の実行を経過して生
成される出力画像データの出力解像度を取得し、上記入
力画像データの入力解像度と上記出力解像度とを比較
し、当該比較において上記入力解像度が大きいと判断さ
れた場合、当該入力解像度を上記出力解像度に対応して
低解像度化する前処理機能と、上記前処理機能にて低解
像度化された入力画像データに対して上記画像処理を実
行する画像処理実行機能とを実現する構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、入力画像データの解像度が出力画像デー
タの出力解像度に比べて大きい場合に、入力画像データ
に対して実施する本来的な画像処理に先行して、この入
力画像データの解像度を上記出力解像度に対応して低解
像度化する。これにより、出力画像データの外部装置へ
のデータ転送量を低減できるとともに、本来的な画像処
理を実行する前には、入力画像データの解像度が低減さ
れているため、この画像処理に費やされる処理負荷を低
減させることが可能になり、当該画像処理の高速化を実
現する画像処理プログラムを記録した媒体を提供する。
【0007】かかる機能を実現するにあたり、本画像処
理プログラムは、前処理機能と画像処理実行機能とを備
えている。ここで、前処理機能は、出力画像データの出
力解像度を取得し、入力解像度と出力解像度とを比較
し、所定の場合に入力解像度を低解像度化する機能を備
えている。当該各機能に基づいて、複数の画素から形成
される入力画像データの低解像度化を行いデータ量が削
減された入力画像データに対して画像処理を実行する。
かかる場合、前処理機能は、入力画像データを受け付け
ると、最初に、この画像処理プログラムのアウトプット
である出力画像データにて必要とされる出力解像度を取
得する。次に、前処理機能は、当該画像データ低解像度
処理プログラムが他のプログラム等から入力した入力画
像データの入力解像度と上記取得した出力解像度とを比
較する。そして、前処理機能は、この比較結果を取得
し、この比較結果において上記入力解像度が出力解像度
より大きいと判断された場合、当該入力解像度を出力解
像度に対応して低解像度化する。このように入力画像デ
ータについて適宜低解像度化が実施された後に、画像処
理実行機能は、当該低解像度化された入力画像データに
対して本来的な画像処理を実行することになる。
【0008】ここで、上述した入力画像データや生成さ
れた出力画像データは、複数の画素から形成され、これ
らの画素はドットマトリクス状に配置されて画像データ
を構成するものを採用してもよい。かかる場合におい
て、前処理機能にて行なわれる入力画像データの低解像
度化は、ドットマトリクス状の画素から所定画素を単純
に間引くことによって入力画像データの解像度を低減さ
せるものであってもよい。また、かかる間引き処理にお
いては、適宜強調処理やぼかし処理などの画像処理を行
いつつ、所定の画素を間引くようにしてもよく、所定の
間引き処理の手法を適宜選択可能である。
【0009】上述したように、前処理機能にて行なう入
力画像データを低解像度化する手法は、設計変更事項で
あり、数種の手法が勘案することができる。その手法の
一例としては、上述した間引き処理を挙げることができ
る。そこで、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に
記載の画像処理プログラムを記録した媒体において、上
記前処理機能は、上記入力画像データの所定の画素を間
引く間引き処理を実行することによって当該入力画像デ
ータを低解像度化する構成としてある。上記のように構
成した請求項2にかかる発明においては、前処理機能に
て入力画像データの低解像度化を行なうにあたり、上記
入力画像データの所定の画素を間引く間引き処理を実行
する。この間引き処理によって入力画像データを適宜所
望の解像度に低解像度化することが可能になる。
【0010】上述した低解像度化の手法を採用すること
によって、入力解像度を出力解像度に対応して一義的に
低解像度化することが可能になる。一方、入力解像度を
低解像度化する際の態様は、一義的な間引き処理に限定
されるものではない。すなわち、間引き処理の態様を出
力画像データの用途に適用させて適宜変更させることが
できると好適である。そこで、請求項3にかかる発明
は、上記請求項2に記載の画像処理プログラムを記録し
た媒体において、上記前処理機能は、複数の手法に基づ
く間引き処理を実行可能であるとともに、上記入力画像
データを低解像度化するに際して、上記出力画像データ
の用途を取得し、上記複数の間引き処理から当該用途に
適した所定の間引き処理を選択して実行する構成として
ある。上記のように構成した請求項3にかかる発明にお
いては、前処理機能において複数の手法に基づく間引き
処理を実行可能にするとともに、この低解像度化機能に
て入力画像データを低解像度化するに際し、出力画像デ
ータの用途を取得する。そして、低解像度化する場合、
複数の間引き処理の中から上記取得した出力画像データ
の用途に適した所定の間引き処理を選択して実行する。
すなわち、入力画像データの低解像度化を行なうための
間引き処理として、単純間引き処理や、所定の画像処理
を実行しつつ間引きを行う間引き処理を実行可能にさせ
る。そして、出力画像データの用途(例えば、「出力画
像データはモノクロによって印刷する」「出力画像デー
タは極小印刷する」「出力画像データはポスター印刷す
る」「出力画像データは高速印刷する」等の態様にて示
される用途)を取得し、この用途に応じて間引き処理の
種類を適宜変化させる。例えば、上述した「出力画像デ
ータはモノクロによって印刷する」「出力画像データは
極小印刷する」「出力画像データは高速印刷する」とい
う用途の場合には単純間引き処理を選択して実行させ、
「出力画像データはポスター印刷する」という用途の場
合には所定の画像処理を実行しつつ間引きを行う間引き
処理を実行させるようにする。
【0011】このように出力画像データの用途に応じて
適宜間引き処理の手法を適宜変更させると、個別の用途
に適した間引き処理を実行できるようになり好適であ
る。ここで、この用途に適した間引き処理を一意に決定
する簡易な手法の具体的な一例として、請求項4にかか
る発明は、上記請求項2または請求項3のいずれかに記
載の画像処理プログラムを記録した媒体において、上記
前処理機能は、上記用途と間引き処理との対応関係を示
す対応テーブルを有するとともに、上記取得した用途に
基づいて同対応テーブルを検索し、同用途に対応する間
引き処理を選択する構成としてある。上記のように構成
した請求項4にかかる発明においては、前処理機能に上
記用途と間引き処理との対応関係を示す対応テーブルを
備えさせる。ここで、当該低解像度化機能は、入力画像
データについて低解像度化するにあたり上記取得した用
途に基づいて、同対応テーブルを検索する。そして、同
用途に対応する間引き処理を選択する。このように、用
途と間引き処理との対応を予め決めて置くことにより、
間引き処理の選択を高速に行うことができる。
【0012】上述した手法においては、出力画像データ
の出力解像度や用途に適した間引き処理によった入力画
像データを低解像度化する。一方、入力画像データの各
画素が有する特性を生かして低解像度化することができ
ると好適である。そこで、請求項5にかかる発明は、請
求項2〜請求項4のいずれかに記載の画像処理プログラ
ムを記録した媒体において、上記前処理機能は、上記所
定の間引き処理の実行するに際して、各画素の特性を判
定する画素特性判定機能を備えるとともに、上記間引き
処理を実行するに際して、上記画素特性判定機能での判
定結果を利用する構成としてある。上記のように構成し
た請求項5にかかる発明においては、前処理機能にて上
記所定の間引き処理によって入力画像データの低解像度
化を実行するに際して、各画素の特性を判定する画素特
性判定機能を備えさせる。そして、上記間引き処理を実
行するに際して、上記画素特性判定機能での判定結果を
利用しつつ、間引き処理を実行する。これによって、画
素が有する特性を考慮しつつ間引き処理を行うことが可
能になるため、間引き処理後の入力画像データに間引き
前の入力画像データの特徴を反映させることが可能にな
る。
【0013】上述した画素特性判定機能での判定結果を
利用する態様の一例として、請求項6にかかる発明は、
上記請求項5に記載の画像処理プログラムを記録した媒
体において、上記前処理機能は、上記画素特性判定機能
にて各画素の特性がエッジ画素であるか否かを判定し、
当該エッジ画素が間引き対象画素であって、非間引き対
象画素の所定の周囲画素である場合、上記間引き処理を
実行するに際して、当該エッジ画素の画像データを利用
する構成としてある。上記のように構成した請求項6に
かかる発明においては、画素特性判定機能にて各画素の
特性がエッジ画素であるか否かを判定させる。そして、
当該エッジ画素が間引き対象画素であって、非間引き対
象画素の所定の周囲画素である場合に、上記間引き処理
を実行するに際して、当該エッジ画素の画像データを利
用する。
【0014】さらに、上述した画素特性判定機能での判
定結果を利用する態様の一例として、請求項7にかかる
発明は、上記請求項5に記載の画像処理プログラムを記
録した媒体において、上記前処理機能は、上記画素特性
判定機能にて各画素の特性がモアレ画素であるか否かを
判定し、当該モアレ画素が間引き対象画素であって、非
間引き対象画素の所定の周囲画素である場合、上記間引
き処理を実行するに際して、当該モアレ画素の画像デー
タを利用する構成としてある。上記のように構成した請
求項8にかかる発明は、画素特性判定機能にて各画素の
特性がモアレ画素であるか否かを判定させる。そして、
当該モアレ画素が間引き対象画素であって、非間引き対
象画素の所定の周囲画素である場合に、上記間引き処理
を実行するに際して、当該モアレ画素の画像データを利
用する。
【0015】ここで上述してきた画像処理プログラムを
記録した媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気
記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記
録媒体においても全く同様に考えることができる。ま
た、一次複製品、二次複製品などの複製段階については
全く問う余地無く同等である。さらに、一部がソフトウ
ェアであって、一部がハードウェアで実現されている場
合においても発明の思想において全く異なるものではな
く、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適
宜読み込まれるような形態のものであってもよい。この
ような画像処理プログラムを記録した媒体は、単独で取
引の対象となるとともに、この画像処理プログラムが実
現する機能を兼ね備えた実体のある装置としても実現す
ることができることはいうまでもない。このため請求項
8〜請求項14にかかる発明は、上述した画像処理プロ
グラムの記録された媒体を装置に適用した場合の画像処
理装置を提供する。
【0016】むろん、このようにコンピュータにて所定
の各機能を入力画像データに対して実行して低解像度化
された出力画像データを生成する手法は必ずしも実体の
ある画像処理装置に限られる必要はなく、画像処理方法
としても機能することは容易に理解できる。このため、
請求項15〜請求項21にかかる発明は、上述した画像
処理装置を実現する機能を方法として実行可能にしたも
のである。すなわち、必ずしも実体のある画像処理装置
に限らず、画像処理方法としても有効であることに相違
はない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力画像
データを本来的な画像処理を実行する前に前処理機能に
て出力画像データの解像度に適合した低解像度に低減さ
せるため、当該画像処理での処理負荷を低減させるとと
もに、所定の出力装置に対して出力画像データを転送す
る場合の転送処理の負荷も低減させることが可能な画像
処理プログラムを記録した媒体を提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、低解像度化
する具体的な処理を提示することが可能になる。さら
に、請求項3にかかる発明によれば、複数の間引き処理
から適宜最適な間引き処理を選択することが可能にな
る。。さらに、請求項4にかかる発明によれば、簡易に
複数の間引き処理から最適な間引き処理を選択すること
が可能になる。さらに、請求項5にかかる発明によれ
ば、間引き処理を行うに際して、入力画像データの特性
を反映させることが可能になる。さらに、請求項6にか
かる発明によれば、入力画像データにおけるエッジ画素
の特性を間引き処理に反映させることが可能になる。さ
らに、請求項7にかかる発明によれば、入力画像データ
におけるモアレ画素の特性を間引き処理に反映させるこ
とが可能になる。さらに、請求項8〜請求項14にかか
る発明によれば、上記請求項1〜請求項9に記載した画
像処理プログラムを記録した媒体と同様な効果を奏する
ことが可能な画像処理装置を提供することができる。
さらに、請求項15〜請求項21にかかる発明によれ
ば、上記請求項1〜請求項9に記載した画像処理プログ
ラムを記録した媒体と同様な効果を奏することが可能な
画像処理方法を提供することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる画像処理プログラムの機能ブロック図を示してい
る。同図において、画像処理プログラムCは、コンピュ
ータAにインストールされ、取得機能C1と、比較機能
C2と、低解像度化機能C3と、画像処理機能C4とを
備える構成となっている。ここで、上記した取得機能C
1と、比較機能C2と、低解像度化機能C3とが一体と
して前処理機能C5を構成する。上述した低解像度化機
能C3は、各種個別に異なる手法に基づいて間引き処理
を実行する複数の間引き処理C31〜C3nを有すると
ともに、この間引き処理C31〜C3nを選択するに際
して利用される対応テーブルC3aを有する構成となっ
ている。本画像データ低解像度化プログラムCがインス
トールされたコンピュータAは、概略、同コンピュータ
Aにて動作するアプリケーションにて生成された入力画
像データに対して、画像処理機能C4にて本来的な出力
画像データを生成する画像処理を実行して出力画像デー
タを生成し、プリンタ等に出力可能になっている。本発
明はかかるコンピュータAにおいて、最初に、比較機能
C2にて複数の画素から構成される入力画像データを入
力するとともに、当該入力画像データの入力解像度を取
得する。そして、取得機能C1にて画像処理機能C4に
て生成されてプリンタ等の外部機器に出力される際の出
力画像データの出力解像度を取得する。
【0019】ここで、比較機能C2は、取得した入力解
像度および出力解像度の解像度を比較し、入力解像度よ
り出力解像度の方が低いと判定すると、低解像度機能C
3にその比較結果を通知する。そして、この低解像度化
機能C3にて、当該入力画像データの解像度を出力解像
度に適合する低解像度化処理を実行する。かかる低解像
度化処理の具体的な処理態様としては間引き処理があ
る。このように、間引き処理が実施され低解像度化、す
なわち、データ量が低減された入力画像データを画像処
理機能C4は入力し、当該データ量が低減された入力画
像データに対して本来的な画像処理を実行する。
【0020】一方、低解像度化機能C3にて間引き処理
を実行するに際しては、所定の間引き処理を実行するよ
うにしてもよいし、状況に応じて複数の間引き処理から
適宜最適な間引き処理を選択して実行するようにしても
よい。かかる場合、低解像度化機能C3は、画像処理機
能C4から、当該画像処理機能C4が生成する出力画像
データの用途を取得する。そして、この用途と複数の間
引き処理C31〜C3nとの対応を示した対応テーブル
C3aにて、当該取得した用途に基づいて予め設定され
ている間引き処理C31〜C3nを検索して決定する。
そして、この決定された間引き処理によって入力画像デ
ータの低解像度化を実行する。この複数の間引き処理に
は、単純間引き処理、強調間引き処理、ぼかし間引き処
理などがある。
【0021】図2はこの上述したコンピュータAを実現
するコンピュータ10の構成を示したブロック図であ
る。同図において、コンピュータ10は演算処理の中枢
をなすCPU11を備えており、このCPU11にはC
PUバス12を介して二次キャッシュ13やデータバス
ユニット14やシステムコントローラ15が接続されて
いる。近年のコンピュータでは処理効率を向上させるた
めに、CPUバス12のクロックスピードを上げてお
り、遅いメモリ16はデータバスユニット14やシステ
ムコントローラ15を介してCPU11によってアクセ
スされるようになっている。なお、このメモリ16には
BIOSエリアなどのROM16aとともにRAM16
bも含まれている。
【0022】同様にインターフェイス類も速いCPUバ
ス12と直に接続することはできず、データバスユニッ
ト14やシステムコントローラ15によって汎用高速バ
スであるPCIバス17が提供されている。このPCI
バス17にはコンピュータ10自体が直接持つPS/2
ポート18aやパラレルポート18bやシリアルポート
18cなどの通信用インターフェイスとともにフロッピ
ー(登録商標)ディスクを接続するための共通インター
フェイス18が接続され、また、特に高速性を要求され
るハードディスクやCD−ROMを接続してDMA転送
させるためのバスマスタ19も接続されている。PCI
バス17には直にPCIデバイス21を接続できるほ
か、ISAブリッジ22を介してデータ幅の狭い旧式の
汎用バスであるISAバス23を提供しており、このI
SAバス23を介してISAデバイス24を接続できる
ようになっている。また、コンピュータ10は、補助記
憶デバイス25としてCD−ROM25aやフロッピー
ディスクドライブ25bやハードディスクドライブ25
cなどを備えている。かかるCD−ROMドライブ25
aやフロッピーディスクドライブ25bには、CD−R
OM25a1やフロッピーディスク25b1などの情報
記録媒体が挿入され、この情報記録媒体に格納されてい
るプログラムやデータなどがハードディスクドライブ2
5cにインストールされることになる。
【0023】図3はこのコンピュータ10に対する周辺
機器を示しており、キーボード26とマウス27はPS
/2ポート18aを介して、プリンタ28はパラレルポ
ート18bを介して、モデム29はシリアルポート18
cを介してそれぞれ共通インターフェイス18に接続さ
れている。スキャナ30はPCIデバイス21としての
SCSIカード21aを介してPCIバス17に接続さ
れ、このSCSIカード21aに対しては各種の外部機
器を接続可能であり、光磁気記憶装置31などを接続し
たりすることができる。また、ディスプレイ32は、デ
ィスプレイコントローラカード21bを介して接続さ
れ、上述したようにハードディスクドライブ25cとC
D−ROMドライブ25aはバスマスタ19を介してP
CIバス17に接続されている。
【0024】ISAデバイス24としてはさまざまな機
器が提供されているが、PCMCIAカード24aを利
用すればPCMCIAカードソケット33を接続でき、
画像データを記録したメモリカード34を装着してデー
タの入出力が容易になる。このメモリカード34はデジ
タルスチルカメラ35であるとか、他のモバイルパソコ
ンなどからのデータを入力することも容易である。コン
ピュータ10にはこれらの他にもビデオカードを介して
外部ディスプレイを接続する他、LANアダプタ36を
接続してネットワークに接続することが可能であるし、
赤外線通信装置を介して他の外部機器と接続したりする
ことも可能である。
【0025】以上がコンピュータ10のハードウェアの
概略構成であり、かかるハードウェアを前提として、コ
ンピュータ10上では、図4に示す態様によってハード
ディスクドライブ25bに各種ソフトウェアが格納され
ている。すなわち、上述した各種機能を実現するハード
ウェア41を基礎としてバイオス42が実行され、その
上層にてオペレーティングシステム43とアプリケーシ
ョン44が実行される。基本的にはオペレーティングシ
ステム43がバイオス42を介するか、直にハードウェ
ア41とアクセスし、アプリケーション44はこのオペ
レーティングシステム43を介してハードウェア41と
データなどのやりとりを行う。例えば、ハードディスク
25bからデータを読み込むには、オペレーティングシ
ステム43を介してハードウェア41にアクセスする。
【0026】この他、オペレーティングシステム43に
はハードウェア41を制御するための各種のドライバを
組み込むことが可能であり、組み込まれたドライバ類は
オペレーティングシステム43の一部となって各種の制
御を実行する。ドライバの類としてはビデオカードを介
して外部のディスプレイへの表示を制御するディスプレ
イドライバ43aであるとか、プリンタ27への印字制
御を実行するプリンタドライバ43bなどが組み込まれ
ている。本発明にかかる画像処理プログラムCはプリン
タドライバ43bにて実現されるものであってもよい
し、画像処理プログラムCの備える機能の一部をオペレ
ーティングシステム43の機能にて実現してもよい。画
像処理プログラムCをプリンタドライバ43bにて構成
される場合は、プリンタドライバ43bをコンピュータ
10にインストール可能な媒体が本発明にかかる画像処
理プログラムを記録した媒体に該当し、上述したように
画像処理プログラムの機能の一部がオペレーティングシ
ステム43にて実現される場合には、このオペレーティ
ングシステム43をコンピュータ10にインストールす
る媒体についても、本発明にかかる画像処理プログラム
Cを記録した媒体に該当することになる。
【0027】本実施形態においては、コンピュータ10
上にて動作するアプリケーション44で作成されたり、
デジタルカメラでコンピュータ10に入力された元画像
データをプリンタドライバ43bを介してプリンタ27
に転送し、プリンタ27にて所定の印刷を実行する。こ
のとき、プリンタドライバ43bは入力した元画像デー
タに対して、所定の画像処理を実行する。ここで、プリ
ンタドライバ43bにて、この画像処理を実行する前
に、元画像データのデータ量を削減する。これにより、
本来的な元画像データに対する各種画像処理の処理時間
を短縮を図るとともに、プリンタ27に出力するにあた
り出力画像データが一時格納されるスプールファイル領
域を縮小することを目的としている。
【0028】図5は、上述したプリンタドライバ43b
の構成を示した構成図である。同図において、プリンタ
ドライバ43bは、ジャーナルドライバ43b1と、ユ
ーザインターフェース43b2と、スプールマネージャ
ー43b3と、画像処理モジュール43b4と、スプー
ルコントローラ43b5とから構成されている。かかる
構成において、プリンタ27にて印刷を実行する場合
は、最初にアプリケーション44などから出力された元
画像データをジャーナルドライバ43b1が入力する。
ジャーナルドライバ43b1は元画像データを入力する
と、スプールマネージャー43b3を起動する。ここ
で、元画像データは、このスプールマネージャー43b
3によってハードディスクドライブ25cの所定の領域
に形成されるスプールファイル25c1に格納される。
【0029】このスプールフィル25c1は、ジャーナ
ルドライバ43b1によって、元画像データに、プリン
タ27での各種印刷設定や、所定のヘッダ情報を付加し
たり、元画像データがドロー画像データの場合には、描
画オブジェクトや描画コマンドに変換されたものであ
る。そして、スプールファイル25c1は順次画像処理
モジュール43b4にて読み出され、本来的な画像処理
として、ハーフトーン処理や、画像修整などの所定の画
像処理が実行される。この画像処理が実行されて印刷イ
メージデータが生成される。このように生成された印刷
イメージデータは、さらにスプールコントローラ43b
5に転送されるとともに、このスプールコントローラ4
3b5からオペレーティングシステム43、ハードウェ
ア41を介してプリンタ27に順次送出され、プリンタ
27にて所定の印刷が実行される。
【0030】ここで、ジャーナルドライバ43b1は、
上述した所定の画像処理を実行するに先立って、元画像
データのデータ量を削減する。この削減処理の具体的な
態様の一例としては、元画像データの入力解像度と、プ
リンタ27に印刷イメージデータを出力する場合の出力
解像度とを比較し、出力解像度が入力解像度より低い場
合に、元画像データの所定画素を間引く間引き処理を実
行することによって、当該元画像データの解像度を低解
像度化してプリンタ27に適合する解像度に落とす態様
がある。ジャーナルドライバ43b1は、かかる間引き
処理に伴なって、間引かない画素の色修整処理を実行す
ることも可能になっている。また、この色修整処理にお
いては、間引かない画素の特性を判定し、この特性に対
応した修整処理を実行可能になっている。従って、本発
明にかかる取得機能C1,比較機能C2,解像度比較機
能C3は、ジャーナルドライバ43b1によって構成さ
れ、本来的な画像処理を実行するスプールマネージャー
43b3や画像処理モジュール43b4などが画像処理
機能C4を構成することになる。
【0031】次に、コンピュータ10に接続され、プリ
ンタドライバ43b1から出力される印刷イメージデー
タを入力して所定の印刷を実行するプリンタ27の概略
構成を図6に示す。同図において、本実施形態において
はプリンタ27としてレーザプリンタを採用している。
ここで、プリンタ27は、レーザプリンタであってもよ
いし、インクジェット式プリンタであってもよい。ま
た、モノクロ対応プリンタであってもよいし、カラー対
応プリンタであってもよい。かかる場合、後述するよう
にモノクロ対応のプリンタであるか、カラー対応のプリ
ンタであるかによって、本実施形態にかかる元画像デー
タの削減手法が異なってくる。ここで、プリンタ27は
コンピュータ10のパラレルポート18bに接続されて
印刷イメージデータが転送される構成を採用している
が、むろん、接続形態はパラレル接続に限定されるもの
ではなく、SCSIにて接続してもよいし、図示してい
ないがUSBにて接続してもよい。すなわち、コンピュ
ータ10とプリンタ27とが所定の手順にて通信可能に
接続されればよく、この意味でプリンタ27をネットワ
ークを介してコンピュータ10に接続してもよい。
【0032】このプリンタ27にはコンピュータ10の
パラレルポート18bと接続するためのインターフェイ
ス27aが備えられ、コンピュータ10とステータス情
報の取得要求などを含むコマンドや印刷イメージデータ
の送受信をパラレル通信で実行可能になっている。ここ
で、コンピュータ10とプリンタ27とのパラレル通信
は、プリンタ27のステータス情報をコンピュータ10
の側から検出する場合もあるので、単方向通信のセント
ロニクス方式ではなく、ニブル、ECB、EPPといっ
た双方向通信を実行可能なインターフェイスを備えてい
る。
【0033】また、インターフェイス27aはDMAコ
ントローラ27bに接続され、同DMAコントローラ2
7bはCPU27cとROM27dとRAM27eが相
互に接続されたバス27fに接続されている。CPU2
7cはROM27dに書き込まれているプリンタ制御プ
ログラムを実行し、プリンタ制御プログラムの一つとし
て印刷画素データ生成プログラムも含まれている。な
お、この印刷画素データ生成プログラムに関しては、R
OM27dに書き込まれているものの他、外部からロー
ドしたものを利用するようにしても良い。このような場
合に備え、バス27fにはフラッシュメモリ27gを接
続している。RAM27eは印刷するドットマトリクス
状の各画素に対応してドットのオン・オフを示す印刷画
素データが記録される。このRAM27eは、必ずしも
1頁分のイメージデータを保持できなければならないわ
けではなく、データの入力と出力とを並行して行えるよ
うにRAM27eはDMAコントローラ27bを介して
直接アクセスすることができるようにしている。
【0034】すなわち、コンピュータ10側から印刷画
素データが入力される場合にCPU27cを介すること
なく直にRAM27eに書き込めるようにしている他、
既に書き込まれた印刷画素データに基づいて印刷を実行
する場合には、RAM27eから印刷画素データを直に
読み出して送り出すことになる。RAM27eから読み
出された印刷画素データは特に圧縮されていない限りは
データ伸張回路27hをスルーしてビデオコントローラ
27iに入力され、同ビデオコントローラ27iでタイ
ミング調整される。このビデオコントローラ27iもデ
ータの入力と出力とを並行して行なう関係から特にタイ
ミング調整をクリティカルに実行できるようにしてあ
り、このビデオコントローラ27iから出力されるビデ
オ信号は後処理回路27jに入力され、印刷エンジン2
7kの解像度に対応して解像度の変換を行ったり、エッ
ジスムージング、ガンマ特性の調整というような印刷エ
ンジン27kを中心としたプリンタ27のハードウェア
に固有の後処理を実行する。
【0035】一方、転送効率を向上させたりRAM27
eの占有量を減らすために印刷画素データを圧縮してR
AM27eに記録することが可能であり、この場合にD
MAコントローラ27bを介して直にデータを読み出す
と圧縮されたままとなってしまう。このため、上述した
データ伸張回路27hが介在されており、圧縮された印
刷画素データを読み出した場合にはそれを伸張し、ビデ
オコントローラ27iに出力する。これらのコンピュー
タ10とプリンタ27とをパラレル接続ケーブル40で
接続することにより、コンピュータ10上のアプリケー
ション44から印刷処理を実行する。
【0036】図7は、上述したプリンタドライバ43b
が実行する画像処理の概略をフローチャートに示す。同
図においては、最初に、ジャーナルドライバ43b1に
てオペレーティングシステム43を介し、アプリケーシ
ョン44にて作成された元画像データ、あるいは、デジ
タルスチルカメラ35などの周辺機器から取り込んだ元
画像データを入力する(ステップS100)。そして、
ジャーナルドライバ43b1にて、元画像データに対し
て間引き処理などを実行し、この元画像データのデータ
量を削減するか否かを判断する判断処理を実行する(ス
テップS200)。この判断処理の判断に基づいて、デ
ータ量を削減する必要があると判断されれば、元画像デ
ータのデータ量を削減するために所定画素を間引くなど
の削減処理が実行される(ステップS300)。このよ
うにデータ量が削減された元画像データをスプールマネ
ージャ43b3に引き渡し、当該元画像データは、スプ
ールファイル25c1として格納される(ステップS4
00)。次に、スプールファイル25c1に格納された
元画像データに対して本来的な画像処理であるハーフト
ーン処理や所定の画像修整処理などが実行されて印刷イ
メージデータが生成される(ステップS500)。この
印刷イメージデータはプリンタ27に転送される。そし
て、この転送された印刷イメージデータを入力したプリ
ンタ27にて所定の印刷が実行される(ステップS60
0)。ここで、上述したようにステップS200の判断
処理およびステップS300の削減処理がジャーナルド
ライバ43b1が実行する本発明にかかる取得機能C
1,比較機能C2,低解像度化機能C3に該当する。
【0037】次に、このステップS200,S300の
各処理について、より具体的な処理内容フローチャート
を使用して説明する。図8〜図10のフローチャートは
ステップS200の判断処理の処理内容を示している。
この判断処理においては所定の処理を実行した後に、削
減フラグのオン/オフおよび選択フラグのオン/オフを
制御し、ステップS300の削減処理に引き渡す。図8
においては、コンピュータ10からプリンタ27へ印刷
イメージデータを出力するに際しての出力解像度に基づ
いて削減フラグを制御するとともに、印刷イメージデー
タの出力用途に応じて選択フラグを制御する態様を示し
ている。同図においては、最初に、コンピュータ10の
プリンタドライバ43bによって設定され、ハードディ
スクドライブ25cに形成された所定のレジストリ領域
に格納されているプリンタ27への出力解像度を取得す
る(ステップS105)。
【0038】そして、ジャーナルドライバ43b1の入
力した元画像データを解析するとともに、その入力解像
度を取得する(ステップS110)。次に、上記ステッ
プS105およびステップS110にて取得した出力解
像度と入力解像度とを比較し(ステップS115)、こ
の比較にて出力解像度が入力解像度より小さいと判定さ
れた場合は、ステップS300の削減処理に元画像デー
タのデータ量の削減を実行させることを通知する削減フ
ラグをオンにする(ステップS120)。このように削
減処理を実行すると判断された場合において、さらに、
本実施形態においては図11に示す出力用途対応テーブ
ルに基づいて印刷イメージデータの出力用途を取得する
(ステップS125)。出力用途を取得すると、この出
力用途が高品質用途であるか否かを判別する(ステップ
S130)。出力用途が高品質用途である場合の具体的
な態様としては、削減するに際して、用途に応じて元画
像データに強調処理を施したり、ぼかし処理を施したり
する。そこで、この高品質用途が強調処理を施すもので
あるか、ぼかし処理を施すものであるかを判別する(ス
テップS133)。強調処理を施すものである場合に
は、強調間引き処理選択フラグをオンにするし(ステッ
プS134)、ぼかし処理を施すものである場合には、
ぼかし間引き処理選択フラグをオンにする(ステップS
135,S136)。一方、高品質用途ではなく、低品
質用途であった場合には(ステップS131)、単純間
引き処理選択フラグをオンにする(ステップS13
2)。そして、ステップS115での出力解像度と入力
解像度との比較にて出力解像度が入力解像度以上である
と判定された場合は、上述した削減フラグをオフにする
(ステップS140)。
【0039】むろん、ステップS200の判断処理にて
削減フラグのオン/オフおよび選択フラグのオン/オフ
を制御する態様は上述したプリンタ27への出力解像度
と元画像データの入力解像度とを比較するものに限定さ
れるものではなく、次に示すように、元画像データのデ
ータ量を勘案する態様であってもよい。図9は、判断処
理においてかかる態様の処理を実行する場合の処理内容
をフローチャートに示している。同図において、最初に
ジャーナルドライバ43b1の入力した元画像データを
解析するとともに、そのデータ量を取得する(ステップ
S130)。そして、このデータ量が所定のしきい値以
上であるか否かを判定する(ステップS135)。この
所定のしきい値は元画像データをスプールファイル25
c1として格納するときに、スプールファイル25c1
を形成する容量を所定のデータ量に制限したい場合に、
この制限されるデータ量を適用してもよいし、プリンタ
27への転送時間を所定の時間内に行いたい場合に、こ
の所定の時間内に収まるデータ量を適用してもよい。こ
の所定のしきい値と元画像データのデータ量との比較に
て、データ量がしきい値以上と判定された場合は、ステ
ップS300の削減処理に元画像データのデータ量の削
減を実行させることを通知する削減フラグをオンにする
(ステップS140)。
【0040】このように削減処理を実行すると判断され
た場合において、さらに、本実施形態においては図11
に示す出力用途対応テーブルに基づいて印刷イメージデ
ータの出力用途を取得する(ステップS141)。出力
用途を取得すると、この出力用途が高品質用途であるか
否かを判別する(ステップS142)。出力用途が高品
質用途である場合の具体的な態様としては、削減するに
際して、用途に応じて元画像データに強調処理を施した
り、ぼかし処理を施したりする。そこで、この高品質用
途が強調処理を施すものであるか、ぼかし処理を施すも
のであるかを判別する(ステップS145)。強調処理
を施すものである場合には、強調間引き処理選択フラグ
をオンにするし(ステップS146)、ぼかし処理を施
すものである場合には、ぼかし間引き処理選択フラグを
オンにする(ステップS147,S148)。一方、高
品質用途ではなく、低品質用途であった場合には(ステ
ップS143)、単純間引き処理選択フラグをオンにす
る(ステップS144)。そして、ステップS135で
の所定のしきい値と元画像データのデータ量との比較に
てデータ量がしきい値より小さいと判定された場合は、
上述した削減フラグをオフにする(ステップS15
0)。
【0041】さらに、ステップS200の判断処理にて
削減フラグのオン/オフおよび選択フラグのオン/オフ
を制御する態様として、コンピュータ10に接続される
プリンタ27の印刷仕様の違いに基づいて制御すること
がある。すなわち、プリンタ27がモノクロ対応プリン
タの場合、あるいは、カラー対応プリンタの場合である
かを判別して、削減フラグのオン/オフおよび選択フラ
グのオン/オフを制御する。図10は、判断処理におい
てかかる態様の処理を実行する場合の処理内容をフロー
チャートに示している。同図において、最初に、プリン
タ27と双方向通信を実行し、ステータス情報を取得す
る。このステータス情報にはプリンタ27のエラー状況
や諸設定が含まれており、その中にプリンタ仕様として
該プリンタ27がモノクロ対応であるか、カラー対応で
あるかを示すプリンタ仕様データが含まれている。従っ
て、ジャーナルマネージャ43b1はこのプリンタ仕様
データを取得する(ステップS150)。そして、この
プリンタ仕様データを解析し、プリンタ27がモノクロ
対応であるか否かを判定する(ステップS155)。
【0042】プリンタ27がモノクロ対応であると判定
されると、次にジャーナルドライバ43b1にて入力し
た元画像データを解析し、この元画像データがカラー画
像データであるか否かを判定する(ステップS16
0)。ここで、プリンタ27がモノクロ対応、すなわ
ち、モノクロ対応プリンタであるにも関わらず、入力し
た元画像データがカラー画像データであると判定される
と、ステップS300の削減処理に元画像データのデー
タ量の削減を実行させることを通知する削減フラグをオ
ンにする(ステップS165)。ここで、このプリンタ
仕様は、図11に示す出力用途対応テーブルより印刷イ
メージデータの出力用途と把握することができ、モノク
ロ対応の場合においては、低品質用途であることが分
る。従って、かかる状況においては、印刷イメージデー
タの用途を低品質用途と判別するとともに(ステップS
166)、単純間引き処理選択フラグをオンにする(ス
テップS167)。一方、プリンタ27がカラー対応、
すなわち、カラー対応プリンタである場合には、元画像
データがカラー画像データであっても、モノクロ画像デ
ータであっても構わないため、削減フラグはオフにする
(ステップS170)。このように、削減フラグをオン
に制御して場合、ステップS300での削減処理は、元
画像データをデグレード化してモノクロ化を行う処理が
該当することになる。
【0043】ここで、上述した各フローチャートのステ
ップS125およびステップS141にて印刷イメージ
データの出力用途を取得するに際して利用される出力用
途対応テーブルの構成を図11の構成図に示す。同図に
おいて、出力用途対応テーブルは、フィールド1〜4お
よびデータDT1〜DT5にて構成されている。本実施
形態においては、フィールド1は印刷イメージデータの
「用途」が定義され、フィールド2は低品質用途である
か高品質用途であるかを示す「内容」が定義されてい
る。また、フィールド3は内容に基づく低解像度化処理
の態様が「処理」として定義され、フィールド4は「処
理」にて定義された低解像度化処理の個別具体的な態様
が定義されている。本実施形態においては、データDT
1にて「モノクロ印刷の場合は、低品質用途で単純間引
き処理を適用する。」旨が定義付けられている。以下、
データDT2にて「サムネイル印刷の場合は、低品質用
途で単純間引き処理を適用する。」、データDT3にて
「高速印刷の場合は、低品質用途で単純間引き処理を適
用する。」、データDT4にて「ポスター印刷Aタイプ
の場合は、高品質用途で強調度合い1の強調間引き処理
を適用する。」、データDT5にて「ポスター印刷Bタ
イプの場合は、高品質用途でぼかし度合い1のぼかし間
引き処理を適用する。」がそれぞれ定義付けられてい
る。従って、各処理においては、この出力用途対応テー
ブルを読み出して、取得した印刷イメージデータの用途
をキーにしてフィールド1を検索し、該当するデータD
T1〜DT5を抽出することになる。
【0044】図12は、ステップS300の削減処理の
概略の処理内容を示したフローチャートである。同図に
おいて、最初に削減フラグのオン/オフを判別する(ス
テップS180)。削減フラグがオンであれば、選択フ
ラグを取得する(ステップS181)。次に、この選択
フラグの内容を判別する。まず、選択フラグが単純間引
き処理選択フラグか否かを判別する(ステップS18
2)。単純間引き処理選択フラグであれば、削減処理と
して単純間引き処理を実行する(ステップS183)。
一方、単純間引き処理選択フラグでなければ、強調間引
き処理選択フラグであるか否かを判別する(ステップS
184)。強調間引き処理選択フラグであれば、削減処
理として強調間引き処理を実行する(ステップS18
5)。そして、強調間引き処理選択フラグでない場合
は、ぼかし間引き処理選択フラグと判別して(ステップ
S186)、ぼかし間引き処理を実行する(ステップS
187)。このように、削減処理において、削減フラグ
および選択フラグの状況に応じて適宜適用する間引き処
理の種別を変更する。
【0045】次に、上述したフローチャートのステップ
S183にて実行される単純間引き処理の処理内容を図
13のフローチャートに示す。同図において、最初に、
ジャーナルドライバ43b1にて入力した元画像データ
を取得する(ステップS210)。次に、間引き度合い
を算出する。この間引き度合いは、図8に示したフロー
チャートのように、出力解像度と入力解像度とを比較し
た場合には、出力解像度を入力解像度によって除算した
ものになる。例えば、入力解像度が1200dpiであ
って、出力解像度が400dpiの場合には、400/
1200=1/3となり、元画像データの各画素を1/
3に削減することになる。むろん、図9に示したフロー
チャートのように元画像データのデータ量を所定のしき
い値より小さくしたいときには、元画像データのデータ
量をこの所定のしきい値より小さくなるように間引き度
合いを算出することになる(ステップS215)。
【0046】このように間引き度合いを算出すると、図
16に示すように、複数のドットマトリクス状の画素か
ら構成される元画像データの画素P1から順次横ライン
方向に、横ライン方向の画素を取得すると、次ラインに
移行して画素を取得する(ステップS220)。そし
て、順次移行した各画素を上述した間引き度合いに基づ
いて、間引かない画素に該当するか、非間引き対象画素
に該当するかを判定する。この非間引き対象画素となる
画素は間引き度合いに基づいて規則的に決定されること
になる。ここで、移行した画素が非間引き対象画素と判
定されると(ステップS225)、当該画素の画像デー
タをジャーナルマネージャ43b1からスプールマネー
ジャ43b3に出力する(ステップS230)。スプー
ルマネージャ43b3はこの出力された画素を順次スプ
ールファイル25c1に格納していくので、全画素につ
いて非間引き対象画素であるか否かが判定された時点で
は(ステップS235)、間引きされデータ量の削減さ
れた元画像データがスプールファイル25c1に格納さ
れることになる。
【0047】次に、上述したフローチャートのステップ
S185にて実行される強調間引き処理の処理内容を図
14のフローチャートに示す。同図において、最初に、
ジャーナルドライバ43b1にて入力した元画像データ
を取得する(ステップS240)。次に、出力用途対応
テーブルのフィールド4に格納された「拡張」データを
検索し、当該出力用途における強調度合いを取得する
(ステップS241)。そして、間引き度合いを算出す
る。この間引き度合いは、図8に示したフローチャート
のように、出力解像度と入力解像度とを比較した場合に
は、出力解像度を入力解像度によって除算したものにな
る。例えば、入力解像度が1200dpiであって、出
力解像度が400dpiの場合には、400/1200
=1/3となり、元画像データの各画素を1/3に削減
することになる。むろん、図9に示したフローチャート
のように元画像データのデータ量を所定のしきい値より
小さくしたいときには、元画像データのデータ量をこの
所定のしきい値より小さくなるように間引き度合いを算
出することになる(ステップS242)。
【0048】このように間引き度合いを算出すると、図
16に示すように、複数のドットマトリクス状の画素か
ら構成される元画像データの画素P1から順次横ライン
方向に、横ライン方向の画素を取得すると、次ラインに
移行して画素を取得する(ステップS243)。そし
て、順次移行した各画素を上述した間引き度合いに基づ
いて、間引かない画素に該当するか、非間引き対象画素
に該当するかを判定する。この非間引き対象画素となる
画素は間引き度合いに基づいて規則的に決定されること
になる。ここで、移行した画素が非間引き対象画素と判
定されると(ステップS244)、上記取得した強調度
合いに対応した強調フィルタを選択し(ステップS24
5)、この強調フィルタを適用して上記非間引き対象画
素に対して画像処理を実施する(ステップS246)。
そして、この画像処理を実施した非間引き対象画素の画
像データをジャーナルマネージャ43b1からスプール
マネージャ43b3に出力する(ステップS247)。
スプールマネージャ43b3はこの出力された画素を順
次スプールファイル25c1に格納していくので、全画
素について非間引き対象画素であるか否かが判定された
時点では(ステップS248)、間引きされデータ量の
削減されるとともに、所定の強調フィルタにて画像処理
が為された元画像データがスプールファイル25c1に
格納されることになる。
【0049】次に、上述したフローチャートのステップ
S187にて実行されるぼかし間引き処理の処理内容を
図15のフローチャートに示す。同図において、最初
に、ジャーナルドライバ43b1にて入力した元画像デ
ータを取得する(ステップS250)。次に、出力用途
対応テーブルのフィールド4に格納された「拡張」デー
タを検索し、当該出力用途におけるぼかし度合いを取得
する(ステップS251)。そして、間引き度合いを算
出する。この間引き度合いは、図8に示したフローチャ
ートのように、出力解像度と入力解像度とを比較した場
合には、出力解像度を入力解像度によって除算したもの
になる。例えば、入力解像度が1200dpiであっ
て、出力解像度が400dpiの場合には、400/1
200=1/3となり、元画像データの各画素を1/3
に削減することになる。むろん、図9に示したフローチ
ャートのように元画像データのデータ量を所定のしきい
値より小さくしたいときには、元画像データのデータ量
をこの所定のしきい値より小さくなるように間引き度合
いを算出することになる(ステップS252)。
【0050】このように間引き度合いを算出すると、図
16に示すように、複数のドットマトリクス状の画素か
ら構成される元画像データの画素P1から順次横ライン
方向に、横ライン方向の画素を取得すると、次ラインに
移行して画素を取得する(ステップS253)。そし
て、順次移行した各画素を上述した間引き度合いに基づ
いて、間引かない画素に該当するか、非間引き対象画素
に該当するかを判定する。この非間引き対象画素となる
画素は間引き度合いに基づいて規則的に決定されること
になる。ここで、移行した画素が非間引き対象画素と判
定されると(ステップS254)、上記取得したぼかし
度合いに対応したぼかしフィルタを選択し(ステップS
255)、このぼかしフィルタを適用して上記非間引き
対象画素に対して画像処理を実施する(ステップS25
6)。そして、この画像処理を実施した非間引き対象画
素の画像データをジャーナルマネージャ43b1からス
プールマネージャ43b3に出力する(ステップS25
7)。スプールマネージャ43b3はこの出力された画
素を順次スプールファイル25c1に格納していくの
で、全画素について非間引き対象画素であるか否かが判
定された時点では(ステップS258)、間引きされデ
ータ量の削減されるとともに、所定の強調フィルタにて
画像処理が為された元画像データがスプールファイル2
5c1に格納されることになる。
【0051】このように元画像データから所定の画素を
単純間引きして画像データが生成される態様を図17に
示す。同図において、図17(a)は元画像データの状
態を示している。上述したように間引き度合いが1/3
であるとき、縦横方向ともに2画素おきに斜線で示した
各画素P1〜P9が非間引き対象画素となる。そして、
この非間引き対象画素P1〜P9がスプールマネージャ
43b3に出力されると、スプールファイル25c1は
図17(b)に示すように画素P1〜P9を順次格納さ
れて形成されることになる。以上のように間引き度合い
が1/3に従って元画像データの所定画素が間引かれる
と、図17(c)に示すように、元画像データが縦横に
1200dpiにて形成されている場合、間引き後の元
画像データは縦横が400dpiにて形成されるように
なる。これによって、縦横それぞれ画素数が1/3にな
るため、元画像データのデータ量は1/9となる。これ
により、スプールファイル25c1の容量を低減させる
ことが可能になるとともに、以降の画像処理モジュール
43b4での所定の処理あるいはスプールコントローラ
43b5でのプリンタ27への印刷イメージデータの転
送処理の処理負荷を低減させることが可能になる。本実
施形態においては、単純間引きの態様を説明したが、強
調間引きおよびぼかし間引きの場合は、非間引き対象画
素をスプールファイル25c1に格納する前に当該画素
に対して所定の強調フィルタ、あるいは、ぼかしフィル
タを適用して画像処理すればよいことは言うまでもな
い。
【0052】図18は、ステップS300の削減処理の
変形例の処理内容を示したフローチャートである。元画
像データのデータ量を削減する観点においては、元画像
データがカラー画像データである場合に、このカラー画
像データをモノクロ化することによって、すなわち、デ
グレード化することによって、実現することも可能であ
る。同図においては、元画像データを構成する各画素の
画像データをデグレードすることによって元画像データ
のデータ量を削減する手法を示している。最初に、図8
〜図10のフローチャートに示した判断処理にてオン/
オフが制御された削減フラグの状態を確認する(ステッ
プS240)。削減フラグがオンであれば、元画像デー
タのデータ量を操作するために、ジャーナルドライバ4
3b1にて入力した元画像データを取得する(ステップ
S241)。このように、元画像データを取得すると、
図16に示すように複数のドットマトリクス状の画素か
ら構成される元画像データの画素P1から順次横ライン
方向に、横ライン方向の画素を取得すると次ラインに移
行して各画素の画像データを取得する(ステップS26
2)。
【0053】各画素の画像データは、RGBの階調値が
0〜255にて表現されているため、画像データを取得
した後にこの画像データからRGB階調値を取得する
(ステップS263)。ここで、このRGB階調値を表
現するためには、8ビットのデータ量を必要とする。従
って、1画素に付き、8ビット*3=24ビットのデー
タ量が必要となる。この1画素24ビットのカラー画像
データをモノクロ化した場合は、例えば黒の濃淡を0〜
255の階調値にて表現することになるため、1画素8
ビットのデータ量となる。すなわち、24ビットから8
ビットへのデータ量が低減されることになる。次に、こ
のモノクロ化を実現するにあたり、RGB階調値から該
当画素の輝度Yを算出する(ステップS264)。この
輝度Yは、次式(1)によって算出することができる。
ここで、R、G、Bはそれぞれの階調値を示している。 Y=0.3*R+0.59*G+0.11*B ・・・(1) これにより、輝度Yは0〜255の階調値にて表現さ
れ、1画素8ビットの画像データとすることが可能にな
る。この輝度Yの0〜255の階調値が上述した黒の濃
淡の階調値に該当することになる。そして、このように
算出された輝度Yの階調値を該当画素の画像データとし
て格納する(ステップS265)。以上の処理を全画素
について実行して(ステップS266)、各画素が24
ビットから8ビットにデグレード化された元画像データ
を生成する(ステップS267)。この手法により元画
像データのデータ量を8ビット/24ビット=1/3に
削減することが可能になる。
【0054】図19は、ステップS300の削減処理の
他の変形例の処理内容を示したフローチャートである。
同図においては、図13に示した単純間引きによる元画
像データのデータ量の削減と、図18に示したカラー画
像データをモノクロ化する、すなわち、デグレード化に
よる元画像データのデータ量の削減とを併用した場合を
示している。最初に、図8〜図10のフローチャートに
示した判断処理にてオン/オフが制御された削減フラグ
の状態を確認する(ステップS270)。削減フラグが
オンであれば、元画像データのデータ量を操作するた
め、ジャーナルドライバ43b1にて入力した元画像デ
ータを取得する(ステップS271)。次に、間引き度
合いを算出する。この間引き度合いは上述したのと同様
である(ステップS272)。間引き度合いを算出する
と、図16に示すように複数のドットマトリクス状の画
素から構成される元画像データの画素P1から順次横ラ
イン方向に、そして横ライン方向の画素を取得すると、
次ラインに移行して画素および画像データを取得し(ス
テップS273)、各画素が上述した間引き度合いに基
づき間引き対象画素に該当するか否かを判定する(ステ
ップS274)。
【0055】ここで、非間引き対象画素と判定される
と、取得した画像データからRGB階調値を取得する
(ステップS275)。そしてこのRGB階調値に基づ
いて輝度を上記式(1)によって算出する(ステップS
276)。次に、算出された輝度Yの階調値を該当画素
の画像データとして格納する(ステップS277)。こ
のように、非間引き対象画素として判定されるととも
に、カラー画像データからモノクロ画像データにデグレ
ード化された画素の画像データがジャーナルマネージャ
43b1からスプールマネージャ43b3に出力される
(ステップS278)。そして、スプールマネージャ4
3b3はこの出力された画素の画像データを順次スプー
ルファイル25c1に格納していき、全画素について非
間引き対象画素であるか否かが判定された時点では(ス
テップS279)、間引きされるとともにデグレード化
され、データ量の削減された元画像データがスプールフ
ァイル25c1に格納されることになる。本実施形態に
おいては、単純間引き処理とデグレート化処理を併用し
たものを取り上げて説明しているが、むろん、強調間引
き処理、あるいは、ぼかし間引き処理とデグレート化処
理を併用しても実施可能であることは言うまでもない。
【0056】図20は、ステップS300の削減処理の
さらに他の変形例の処理内容を示したフローチャートで
ある。同図においては、非間引き対象画素となった各画
素をスプールマネージャ43b3に出力してスプールフ
ァイル25c1として格納する前に当該画素の特性を判
定し、エッジ画素あるいはモアレ画素と判定されると、
所定の画像修整を行なってからスプールファイル25c
1として格納する態様を示している。最初に、図8〜図
10のフローチャートに示した判断処理にてオン/オフ
が制御された削減フラグの状態を確認する(ステップS
280)。削減フラグがオンであれば、元画像データの
データ量を操作するため、ジャーナルドライバ43b1
にて入力した元画像データを取得する(ステップS28
1)。次に、間引き度合いを算出する。この間引き度合
いは上述したのと同様である(ステップS282)。間
引き度合いを算出すると、図16に示すように複数のド
ットマトリクス状の画素から構成される元画像データの
画素P1から順次横ライン方向に、そして横ライン方向
の画素を取得すると、次ラインに移行して画素を取得し
(ステップS283)、各画素が上述した間引き度合い
に基づいて該画素が間引き対象画素に該当するか否かを
判定する(ステップS284)。
【0057】ここで、非間引き対象画素と判定される
と、次式(2)によりこの非間引き対象画素とその周囲
画素との階調値差を算出する(ステップS285)。 b(n1,n2)=a(n1,n2)−a(N1,N2) ・・・(2) ここで、a(N1,N2)は非間引き対象画素の階調値
を示しており、a(n1,n2)はこの非間引き対象画
素の周囲画素の元階調値を示すとともに、b(n1,n
2)は、周囲画素と非間引き対象画素との階調値差を示
している。この階調値差に基づいて非間引き対象画素が
エッジ画素であるかモアレ画素であるか否かが判定され
る。そして、エッジ画素であれば(ステップS28
6)、当該画素に対して図21に示す鮮鋭化フィルタを
適用するとともに(ステップS287)、該画素の画像
データを修整する(ステップS288)。この鮮鋭化フ
ィルタは3*3行列によって形成され、斜線を掛けた小
区分の非間引き対象画素に大きな係数を設定し、この非
間引き対象画素の階調値を強調するために、その上下左
右の周囲画素に負の係数を設定し、直接接しない周囲画
素にはゼロを係数に設定している。また、鮮鋭化フィル
タの適用は、次式(3)により表わすことができる。こ
こで、元画素の階調をa(N1,N2)とし、鮮鋭フィ
ルタを適用した後の出力画素をc(N1,N2)とす
る。
【数1】 ただし、h(k1,k2)は、図21から次式(4)お
よび(5)となる。 h(−1,−1)=0、h(−1,0)=−1、h(−1,1)=0、h(0 ,−1)=−1、h(0,0)=5、h(0,1)=−1、h(1,−1)=0 、h(1,0)=−1、h(1,1)=0 ・・・(4) h(−1,−1)+h(−1,0)+h(−1,1)+h(0,−1)+h( 0,0)+h(0,1)+h(1,−1)+h(1,0)+h(1,1)=1 ・・・(5) 本実施形態においては、3*3行列の鮮鋭化フィルタを
適用し、エッジ画素の強調化を実施する構成を採用した
が、むろん、鮮鋭化フィルタは3*3行列に限定される
ものではなく、式(5)、すなわち、すべての小区分の
係数の和が1になる条件を満たすならば、5*5行列で
あってもよく、適宜変更可能である。そして、鮮鋭化フ
ィルタを適用した画素をスプールマネージャ43b3に
出力する(ステップS289)。また、ステップS28
6にて非間引き対象画素をエッジ画素でないと判定した
場合は、モアレ画素か否かを判定する(ステップS29
1)。そして、モアレ画素であれば、当該画素に対して
図22に示す平滑化フィルタを適用するとともに(ステ
ップS292)、該画素の画像データを修整する(ステ
ップS288)。この平滑化フィルタは3*3行列によ
って形成され、斜線を掛けた小区分の非間引き対象画素
と、この非間引き対象画素の階調値を周囲画素と平均化
するために、非間引き対象画素および周囲画素に同一の
係数を設定する。また、平滑化フィルタの適用は、次式
(6)により表わすことができる。ここで、元画素の階
調をa(N1,N2)とし、平滑化フィルタを適用した
後の出力画素をc(N1,N2)とする。
【数2】 ただし、g(k1,k2)は、図22から次式(7)お
よび(8)となる。 g(−1,−1)=1/9、g(−1,0)=1/9、g(−1,1)=1/ 9、g(0,−1)=1/9、g(0,0)=1/9、g(0,1)=1/9、 g(1,−1)=1/9、g(1,0)=1/9、g(1,1)=1/9 ・・・(7) g(−1,−1)+g(−1,0)+g(−1,1)+g(0,−1)+g( 0,0)+g(0,1)+g(1,−1)+g(1,0)+g(1,1)=1 ・・・(8) 本実施形態においては、3*3行列の平滑化フィルタを
適用し、モアレ画素の平均化を実施する構成を採用した
が、むろん、平滑化フィルタは3*3行列に限定される
ものではなく、式(8)、すなわち、すべての小区分の
係数の和が1になる条件を満たすならば、5*5行列で
あってもよいし、適宜係数に重みをつけてもよい。例え
ば 非間引き対象画素より遠い周囲画素には低い係数を
設定し、近い周囲画素には大きい係数を設定する。むろ
ん、係数の和は1になるようにする。そして、平滑化フ
ィルタを適用した画素をスプールマネージャ43b3に
出力する(ステップS289)。そして、スプールマネ
ージャ43b3はこの出力された画素を順次スプールフ
ァイル25c1に格納していき、全画素について非間引
き対象画素であるか否かが判定された時点では(ステッ
プS290)、エッジ画素あるいはモアレ画素に該当す
る非間引き対象画素について所定の鮮鋭化および平滑化
の処理が実施された元画像データがスプールファイル2
5c1に格納されることになる。また、本実施形態にお
いては、単純間引き処理とデグレート化処理を併用した
ものを取り上げて説明しているが、むろん、強調間引き
処理、あるいは、ぼかし間引き処理とデグレート化処理
を併用しても実施可能であることは言うまでもない。
【0058】このように、プリンタ27に対して印刷イ
メージデータを転送する前であって、プリンタドライバ
43b3に元画像データが入力された時点で、プリンタ
27への印刷イメージデータの出力解像度と元画像デー
タの入力解像度とを比較し、元画像データの入力解像度
の方が大きい場合に、入力解像度を出力解像度に適合す
るように元画像データの所定の画素を間引くことによっ
て、本来的に実行しなければならない画像処理の処理負
荷を低減することが可能になる。また、印刷イメージデ
ータの出力用途に応じて間引き処理を適宜変更するた
め、当該用途に応じて最適な間引き処理を実行すること
が可能になる。そして、これらの間引き処理を元画像デ
ータがスプールファイル25c1に格納される前に実行
すれば、スプールファイル25c1の容量を低減させる
ことができる。さらに、プリンタ27がモノクロ対応で
ある場合であって、元画像データがカラー画像データで
ある場合には、この元画像データの各画素のカラー画像
データをデグレード化することによって元画像データの
データ量を削減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像処理プログラ
ムの機能ブロック図である。
【図2】コンピュータAを実現するコンピュータ10の
構成を示したブロック図である。
【図3】コンピュータ10に対する周辺機器の構成を示
した構成図である。
【図4】ハードディスクドライブ25bに各種ソフトウ
ェアが格納されている態様を示したソフトウェア構成図
である。
【図5】プリンタドライバ43bの構成を示した構成図
である。
【図6】コンピュータ10に接続されプリンタドライバ
43b1から出力される印刷イメージデータを入力して
所定の印刷を実行するプリンタ27の概略構成を示した
概略構成図である。
【図7】プリンタドライバ43bが実行する画像処理の
概略を示したフローチャートである。
【図8】判断処理の処理内容を示めしたフローチャート
である。
【図9】判断処理の他の処理内容を示めしたフローチャ
ートである。
【図10】判断処理の他の処理内容を示めしたフローチ
ャートである。
【図11】出力用途対応テーブルの構成を示した構成図
である。
【図12】削減処理の概略処理内容を示したフローチャ
ートである。
【図13】単純間引き処理の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図14】強調間引き処理の処理内容を示したフローチ
ャートである。
【図15】ぼかし間引き処理の処理内容を示したフロー
チャートである。
【図16】元画像データの各画素について間引き対象画
素であるか否かを判定する場合に走査する態様を示した
図である。
【図17】元画像データの所定画素を間引く場合の態様
を示した図である。
【図18】削減処理の他の処理内容を示したフローチャ
ートである。
【図19】削減処理の他の処理内容を示したフローチャ
ートである。
【図20】削減処理の他の処理内容を示したフローチャ
ートである。
【図21】鮮鋭化フィルタの一態様を示した図である。
【図22】平滑化フィルタの一態様を示した図である。
【符号の説明】
A…コンピュータ C…画像処理プログラム C1…取得機能 C2…比較機能 C3…低解像度化機能 C4…画像処理機能 C5…前処理機能

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像データに所定の画像処理を実行
    して出力画像データを生成する画像処理プログラムを記
    録した媒体であって、 上記画像処理が実行される前に、予め、当該画像処理の
    実行を経過して生成される出力画像データの出力解像度
    を取得し、上記入力画像データの入力解像度と上記出力
    解像度とを比較し、当該比較において上記入力解像度が
    大きいと判断された場合、当該入力解像度を上記出力解
    像度に対応して低解像度化する前処理機能と、 上記前処理機能にて低解像度化された入力画像データに
    対して上記画像処理を実行する画像処理実行機能とを実
    現することを特徴とする画像処理プログラムを記録した
    媒体。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像処理プログラ
    ムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、上記入力画像データの所定の画素を
    間引く間引き処理を実行することによって当該入力画像
    データを低解像度化することを特徴とする画像処理プロ
    グラムを記録した媒体。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載の画像処理プログラ
    ムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、複数の手法に基づく間引き処理を実
    行可能であるとともに、上記入力画像データを低解像度
    化するに際して、上記出力画像データの用途を取得し、
    上記複数の間引き処理から当該用途に適した所定の間引
    き処理を選択して実行することを特徴とする画像処理プ
    ログラムを記録した媒体。
  4. 【請求項4】 上記請求項2または請求項3のいずれか
    に記載の画像処理プログラムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、上記用途と間引き処理との対応関係
    を示す対応テーブルを有するとともに、上記取得した用
    途に基づいて同対応テーブルを検索し、同用途に対応す
    る間引き処理を選択することを特徴とする画像処理プロ
    グラムを記録した媒体。
  5. 【請求項5】 上記請求項2〜請求項4のいずれかに記
    載の画像処理プログラムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、上記所定の間引き処理の実行するに
    際して、各画素の特性を判定する画素特性判定機能を備
    えるとともに、上記間引き処理を実行するに際して、上
    記画素特性判定機能での判定結果を利用することを特徴
    とする画像処理プログラムを記録した媒体。
  6. 【請求項6】 上記請求項5に記載の画像処理プログラ
    ムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、上記画素特性判定機能にて各画素の
    特性がエッジ画素であるか否かを判定し、当該エッジ画
    素が間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定
    の周囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際
    して、当該エッジ画素の画像データを利用することを特
    徴とする画像処理プログラムを記録した媒体。
  7. 【請求項7】 上記請求項5に記載の画像処理プログラ
    ムを記録した媒体において、 上記前処理機能は、上記画素特性判定機能にて各画素の
    特性がモアレ画素であるか否かを判定し、当該モアレ画
    素が間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定
    の周囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際
    して、当該モアレ画素の画像データを利用することを特
    徴とする画像処理プログラムを記録した媒体。
  8. 【請求項8】 入力画像データに所定の画像処理を実行
    して出力画像データを生成する画像処理装置であって、 上記画像処理が実行される前に、予め、当該画像処理の
    実行を経過して生成される出力画像データの出力解像度
    を取得し、上記入力画像データの入力解像度と上記出力
    解像度とを比較し、当該比較において上記入力解像度が
    大きいと判断された場合、当該入力解像度を上記出力解
    像度に対応して低解像度化する前処理手段と、 上記前処理手段にて低解像度化された入力画像データに
    対して上記画像処理を実行する画像処理実行手段とを具
    備することを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 上記請求項8に記載の画像処理装置にお
    いて、 上記前処理手段は、上記入力画像データの所定の画素を
    間引く間引き処理を実行することによって当該入力画像
    データを低解像度化することを特徴とする画像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 上記請求項9に記載の画像処理装置に
    おいて、 上記前処理手段は、複数の手法に基づく間引き処理を実
    行可能であるとともに、上記入力画像データを低解像度
    化するに際して、上記出力画像データの用途を取得し、
    上記複数の間引き処理から当該用途に適した所定の間引
    き処理を選択して実行することを特徴とする画像処理装
    置。
  11. 【請求項11】 上記請求項9または請求項10のいず
    れかに記載の画像処理装置において、 上記前処理手段は、上記用途と間引き処理との対応関係
    を示す対応テーブルを有するとともに、上記取得した用
    途に基づいて同対応テーブルを検索し、同用途に対応す
    る間引き処理を選択することを特徴とする画像処理装
    置。
  12. 【請求項12】 上記請求項9〜請求項11のいずれか
    に記載の画像処理装置において、 上記前処理手段は、上記所定の間引き処理の実行するに
    際して、各画素の特性を判定する画素特性判定手段を備
    えるとともに、上記間引き処理を実行すうrに際して、
    上記画素特性判定手段での判定結果を利用することを特
    徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 上記請求項12に記載の画像処理装置
    において、 上記前処理手段は、画素特性判定手段にて各画素の特性
    がエッジ画素であるか否かを判定し、当該エッジ画素が
    間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定の周
    囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際し
    て、当該エッジ画素の画像データを利用することを特徴
    とする画像処理装置。
  14. 【請求項14】 上記請求項12に記載の画像処理装置
    において、 上記前処理手段は、上記画素特性判定手段にて各画素の
    特性がモアレ画素であるか否かを判定し、当該モアレ画
    素が間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定
    の周囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際
    して、当該モアレ画素の画像データを利用することを特
    徴とする画像処理装置。
  15. 【請求項15】 入力画像データに所定の画像処理を実
    行して出力画像データを生成する画像処理方法であっ
    て、 上記画像処理が実行される前に、予め、当該画像処理の
    実行を経過して生成される出力画像データの出力解像度
    を取得し、上記入力画像データの入力解像度と上記出力
    解像度とを比較し、当該比較において上記入力解像度が
    大きいと判断された場合、当該入力解像度を上記出力解
    像度に対応して低解像度化する前処理工程と、 上記前処理工程にて低解像度化された入力画像データに
    対して上記画像処理を実行する画像処理実行工程とを実
    現することを特徴とする画像処理方法。
  16. 【請求項16】 上記請求項15に記載の画像処理方法
    において、 上記前処理工程は、上記入力画像データの所定の画素を
    間引く間引き処理を実行することによって当該入力画像
    データを低解像度化することを特徴とする画像処理方
    法。
  17. 【請求項17】 上記請求項16に記載の画像処理方法
    において、 上記前処理工程は、複数の手法に基づく間引き処理を実
    行可能であるとともに、上記入力画像データを低解像度
    化するに際して、上記出力画像データの用途を取得し、
    上記複数の間引き処理から当該用途に適した所定の間引
    き処理を選択して実行することを特徴とする画像処理方
    法。
  18. 【請求項18】 上記請求項16または請求項17のい
    ずれかに記載の画像処理方法において、 上記前処理工程は、上記用途と間引き処理との対応関係
    を示す対応テーブルを有するとともに、上記取得した用
    途に基づいて同対応テーブルを検索し、同用途に対応す
    る間引き処理を選択することを特徴とする画像処理方
    法。
  19. 【請求項19】 上記請求項16〜請求項18のいずれ
    かに記載の画像処理方法において、 上記前処理工程は、上記所定の間引き処理の実行するに
    際して、各画素の特性を判定する画素特性判定工程を備
    えるとともに、上記間引き処理を実行するに際して、上
    記画素特性判定工程での判定結果を利用することを特徴
    とする画像処理方法。
  20. 【請求項20】 上記請求項19に記載の画像処理方法
    において、 上記前処理工程は、上記画素特性判定工程にて各画素の
    特性がエッジ画素であるか否かを判定し、当該エッジ画
    素が間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定
    の周囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際
    して、当該エッジ画素の画像データを利用することを特
    徴とする画像処理方法。
  21. 【請求項21】 上記請求項19に記載の画像処理方法
    において、 上記前処理工程は、上記画素特性判定工程にて各画素の
    特性がモアレ画素であるか否かを判定し、当該モアレ画
    素が間引き対象画素であって、非間引き対象画素の所定
    の周囲画素である場合、上記間引き処理を実行するに際
    して、当該モアレ画素の画像データを利用することを特
    徴とする画像処理方法。
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WO2006049213A1 (ja) * 2004-11-02 2006-05-11 Fujitsu Ten Limited 映像信号処理方法、映像信号処理装置、及び、表示装置
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