JP2001196891A - 振動子 - Google Patents

振動子

Info

Publication number
JP2001196891A
JP2001196891A JP2000001171A JP2000001171A JP2001196891A JP 2001196891 A JP2001196891 A JP 2001196891A JP 2000001171 A JP2000001171 A JP 2000001171A JP 2000001171 A JP2000001171 A JP 2000001171A JP 2001196891 A JP2001196891 A JP 2001196891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
axis
width
crystal
leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000001171A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Yamamoto
泉 山本
Toru Yanagisawa
徹 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP2000001171A priority Critical patent/JP2001196891A/ja
Publication of JP2001196891A publication Critical patent/JP2001196891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨時に印加できる有効な電界が小さく厚み
精度の向上が困難であり、完成した3脚音叉振動子の共
振周波数のばらつきが大きい。 【解決手段】 脚の伸びる方向を水晶の結晶軸のY軸と
し、幅方向および厚み方向を、それぞれ水晶の結晶軸の
X軸およびZ軸に一致させた状態からY軸のまわりに4
0〜65°だけ回転した方向とすることによって、温度
特性を良好に保ちながら研磨時における印加電界の有効
成分を大きくし、厚み精度を向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計等の基準信号
を発生させるために用いられる振動子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、時計等の基準信号を発生させるた
めに用いられる振動子としては図9に示す様な2本の脚
を有する水晶からなる音叉が広く用いられている。この
ような2脚音叉振動子は2本の脚が脚の並ぶ方向すなわ
ち面内で、互いに反対方向に屈曲運動するような振動モ
ード(面内振動)で使用される。2脚音叉振動子の共振
周波数frは脚の長さLと幅Wでほぼ決定され、おおよ
そ次式で現される値を持つ。 fr〜700×W/L2 (kHz)
【0003】近年、時刻を刻む機器は腕時計や壁掛け時
計のような時計単体の機能を持った製品から、VTR、
ファックス、パーソナルコンピュータなどに拡がってお
り、特に最近では携帯電話に代表されるような携帯機器
への伸長が著しい。これらの製品にも基準信号の発生に
は水晶からなる振動子が用いられているが、携帯機器は
小型化が追求される傾向にあり、また使用される電池の
容量には限りがあることから、用いられる振動子にも小
型化、低消費電力化が求められている。
【0004】しかしながら現在広く用いられている2脚
音叉振動子で小型化と低消費電力化の双方を実現するの
は次のような理由から困難であった。すなわち、2脚音
叉振動子を相似的に小型化すると、前記の式からわかる
ように共振周波数が上昇してしまい、一般に電気回路は
周波数が高くなるとより電力を多く消費するようになる
ので低消費電力化が実現できない。一方、共振周波数を
一定に保ったまま小型化するには脚幅の脚長さに対する
割合をより小さくする必要があり、脚の強度が著しく損
なわれ現実的ではなかった。
【0005】共振周波数が脚幅に依存しない振動子とし
ては3本の脚を持つ3脚音叉振動子の面外振動モードの
利用が考えられる。3脚音叉振動子の共振周波数は脚の
長さLと脚の厚みDとでほぼ決定され、おおよそ次式で
現される値を持つ。 fr〜700×D/L2 (kHz)
【0006】特開昭58−111515号公報では水晶
を用いたときの良好な周波数温度特性を実現する手段と
して、音叉と水晶の結晶軸との関係について次のような
開示がなされている。すなわち、3本の脚を有する振動
子において、図10に示すように、脚の幅方向、長さ方
向がそれぞれ水晶の結晶軸のX軸およびY軸に一致した
状態からX軸の周りに角度φだけ回転するとき、φを−
25°から+35°の範囲の角度に設定すると周波数温
度特性が良好となることが開示されている。
【0007】支持方法は材料として金属を用いた例が特
公昭43−1194にあり、基部と取付部との間に2つ
の連結部を設けることによって漏れ振動が低減できるこ
とが開示されている。
【0008】このような振動子は図11〜17に示すよ
うな工程で製作される。まず、水晶の結晶原石から所定
の方位を持った水晶板29を切り出す。次に水晶板29
の両面を所定の板厚まで研磨する。研磨は厚みを自動的
に管理できる両面研磨装置を用いて行われる。水晶板2
9はキャリア31に保持され、上定盤23と下定盤25
に挟まれて研磨される。上定盤23と下定盤25との間
にはインピーダンスアナライザ等の周波数測定機27が
接続され、水晶板29の上面と下面の間に交流電圧を印
加し厚み滑り振動を発生させ共振周波数が測定される
(図11)。研磨が進むと共振周波数が次第に上昇し、
所定の厚さに対応する値になったところで研磨を終了す
る。続いて板の両面にCr33、Au35からなる金属
膜37を蒸着する(図12)。板の両面にフォトレジス
ト39を塗布し、音叉のパターンを露光、現像する(図
13)。フォトレジスト39で保護された部分を残して
金属膜37をエッチングにより除去した後、フォトレジ
スト39を剥離する(図14)。電極のためのフォトレ
ジスト39を再び両面に塗布し、電極の配線パターンを
露光、現像する(図15)。フッ化水素酸やフッ化水素
酸とフッ化アンモニウムの混合液により水晶をエッチン
グする(図16)。水洗の後、金属膜37をエッチング
して配線パターンを得る(図17)。フォトレジストを
除去した後、側面部へも電極が必要な場合はメタルマス
クで表面を覆いながら金属膜を蒸着し側面部への電極を
形成して完成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、研磨による厚み精度の向上が困難で
あり、完成した3脚音叉振動体の共振周波数ばらつきが
大きいという課題があった。これは次のような理由によ
る。上述したように、水晶板の研磨には自動的に板厚を
検知して研磨を終了する両面研磨装置が用いられるが、
特開昭58−111515号公報に示された水晶の方位
はX軸の周りに−25°〜35°の範囲であり、面の法
線方向はほとんどZ方向を向いている。水晶はその性質
上Z方向への電界印加では分極しないので、有効な電界
はY軸方向成分のみである。従って、厚み方向に印加す
る電界をEPとすると有効なY軸方向の電界成分は高々
EP×sin35°=0.57EPであり、さらに温度
特性上の好適値であるφ=14°付近ではEP×sin
14°=0.24EPでありほとんど有効な電界が印加
できない。このため、研磨時の共振周波数測定の精度が
悪く板厚の精度を向上できなかった。
【0010】また、水晶が異方性を有する単結晶である
ことから、振動が完全な対称形にならないため上述した
従来の技術による支持構造では漏れ振動が取付部にまで
及んでしまうという課題があった。
【0011】上記課題を解決するため、本発明の目的
は、共振周波数の温度特性が良好であり、且つ水晶板の
厚み精度を向上し共振周波数の安定した3脚振動子を提
供することにある。また、漏れ振動が少なくQ値の高い
振動子を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の振動子は一つの基部と該基部から同一の方
向に伸びる3本の脚を有し、該脚の各々が面外方向へ屈
曲振動する振動モードで使用される、水晶からなる振動
子であって、該脚の伸びる方向を水晶の結晶軸のY軸と
し、幅方向および厚み方向を、それぞれ水晶の結晶軸の
X軸およびZ軸に一致させた状態からY軸のまわりに角
度θだけ回転した方向とし、角度θが次の不等式を満足
するように構成したことを特徴とする。 40°≦θ≦65°
【0013】本発明の振動子は、一つの基部と該基部か
ら同一の方向に伸びる3本の脚を有し、該脚の各々が面
外方向へ屈曲振動する振動モードで使用される、水晶か
らなる振動子であって、該基部から見て該脚の伸びる方
向とは反対方向にある該基部に接続する2つの連結部を
有し、該2つの連結部は該振動子の幅方向の中心線に対
して互いに線対称な位置にあり、該2つの連結部を結ぶ
梁を有し、該梁と該振動子を固定するための取付部とを
結ぶ一つの支持部を有することを特徴とする。
【0014】本発明の振動子は、前記3本の脚の内、中
央に位置する脚の幅を他の2本の脚の幅の1.5〜2.
5倍としたことを特徴とする。
【0015】本発明の振動子は該振動子を励振するため
の電極が、前記取付部以外の部分において、該振動子の
幅方向の中心線に対して線対称な形状を有していること
を特徴とする。
【0016】本発明の振動子は、該振動子を励振するた
めの電極を有し、中央脚の該電極の幅が他の二つの脚の
該電極の幅の略2倍であることを特徴とする。
【0017】(作用)本発明の様な結晶方位を用いる
と、水晶板の法線方向はX方向に大きな成分を持つので
有効な電圧印加が可能となり、水晶板の板厚管理精度が
向上し、温度特性が良好であると同時に共振周波数の安
定した3脚振動子を得ることができる。
【0018】また、本発明の様に取付部と基部との間
に、2つの連結部とこれらを結ぶ梁と梁と取付部とを結
ぶ一つの支持部を設けると、異方性によるわずかな漏れ
振動も除去することが出来、Q値の高い振動子を得るこ
とが出来る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態を
図面に基づいて説明する。
【0020】(実施例1)図1は本発明による振動子の
実施の形態を示す図であり、水晶方位を説明する説明図
である。本実施例の振動子は一つの基部1と基部1から
同一の方向に伸びる3本の脚3で構成されている。
【0021】本実施例の振動子の脚3は水晶の結晶軸の
Y軸方向へ伸びている。幅方向および厚み方向は、それ
ぞれ水晶の結晶軸のX軸およびZ軸に一致させた状態か
らY軸のまわりに角度θだけ回転した方向にとる。角度
θは40°〜65°とするのが好適である。この角度θ
の範囲は次のように求められた。
【0022】水晶はSiO2からなる3方晶系に属する
単結晶であり異方性を有する。弾性定数は方向によって
異り、テンソルで表現される。また、その温度依存性は
テンソルの各成分ごとに異なる。このため、水晶からな
る振動子の共振周波数は、結晶軸に対する方位によって
も異なると同時に温度依存性も方位によって変化する。
図2はある角度θにおける、本発明による振動子の共振
周波数の温度依存性を示すグラフである。図2に示すよ
うに共振周波数はある温度で頂点を持つ上に凸のグラフ
となる。頂点を示す温度を頂点温度と称す。頂点温度が
使用温度範囲の中間付近にあれば共振周波数変化の幅は
小さくなるので、そのような角度θを選択することが必
要となる。図3は角度θを変えた時、頂点温度がどのよ
うに変化するかを現したグラフであり、およそ角度θ=
52°付近で頂点温度は25℃となることを示してい
る。
【0023】一方、本発明による振動子は図4に示すよ
うに、脚の並ぶ面に垂直な方向にそれぞれの脚が振動す
る面外振動モードで使用される。両端の脚(以下これを
側脚5と称す)は同方向、中央脚7は反対方向に屈曲運
動する。このような屈曲運動を生じさせるには各脚に図
5のような電極9を設ければ良い。図5は脚の断面を現
した図である。すなわち、脚の表裏で脚幅方向への電圧
を逆向きに印加すれば、表面が伸びる時に裏面が縮むの
で面外方向への屈曲が生じる。従って、電圧を交番に印
加すれば面外方向への屈曲振動を生じさせることができ
る。水晶の圧電現象は電圧を印加する方向によって異な
っており、X軸方向の電気分極に対してはX軸方向伸縮
歪み、Y軸方向伸縮歪み、YZ面滑り歪みのそれぞれが
生じ、Y軸方向の電気分極に対してはZX面滑り歪み、
XY面滑り歪みが生じるが、Z軸方向へは圧電性がなく
Z軸方向の電気分極は機械歪みを生じないことが知られ
ている。従って、面外方向への屈曲振動を誘起するため
にはX軸方向への電界を印加する必要がある。電極間に
加える電界をEDとするとX軸方向の有効な電界はED
×cosθである。従って、面外振動を励起させるには
θは小さい方が望ましいことになる。
【0024】さらに、製造工程において厚み管理は厚み
方向に電界を印加し厚み方向への伸縮運動、すなわち厚
み縦振動を生じさせその共振周波数を測定することによ
って行われる。このとき印加される電界をEPとする
と、X軸方向への有効な電界はEP×sinθである。
従って、板厚を精度良く管理するためにはθは大きい方
が望ましい。
【0025】上述したように、角度θは温度特性、励振
特性、厚み管理のそれぞれに最適な値が存在し、これら
の兼ね合いによって最適値が決定された。我々はこれら
の検討の結果、角度θは40°〜65°とすれば好適で
あることを見い出した。また、特に温度特性を重視する
用途では45°〜60°の範囲とするのが好適であるこ
とを見い出した。
【0026】(実施例2)図6は本発明による振動子の
実施の形態を示す図であり、一つの基部1、基部1から
同一の方向に伸びる3本の脚3、脚3の伸びる方向とは
反対方向にある2つの連結部11、連結部11を繋ぐ梁
13、振動子全体を固定するための取付部15、梁13
と取付部15を結ぶ一つの支持部17から構成されてお
り、全体が一つの水晶から形成されている。3本の脚の
内、中央脚7の幅は側脚5の幅の略2倍である。また、
電極9が各脚に形成されており、脚の先端部にはそれを
レーザでトリミングすることによって共振周波数の調整
を行うための周波数調整用金属膜21がある。
【0027】3脚音叉は幅方向の中心線に対して線対称
な形状をしているので、等方材料を用いた場合、寸法誤
差がなければ振動は完全に対称となる、この場合従来の
技術によるような基部を2つの連結部11で支持する方
法は有効であり、ほとんど取付部15に生じる漏れ振動
はない。しかしながら、水晶は異方性があるので寸法誤
差が全くなくても振動は対称とはならないため、2つの
連結部11を設けただけでは取付部15まで漏れ振動が
生じてしまうことがわかった。実験では、取付部の固定
方法によって共振周波数が数百ppm変化することが観
測された。
【0028】そこで、漏れ振動の生じ方を詳細に検討し
たところ、漏れ振動の方向は対称軸19の左右で異なっ
ており、対称軸19を軸とする捻り振動が生じているこ
とがわかった。捻り振動を低減するには棒状のいわゆる
トーションバーを設けるのが良いことから、我々は本実
施例にあるように、2つの連結部11と取付部15との
間に梁13および支持部17を設けたところ、固定方法
による共振周波数の差は10ppm以下に改善すること
が出来た。この理由は次のように考えられる。
【0029】すなわち、支持部17を設けたことにより
連結部11および梁13は対称軸19を軸とする捻り振
動が容易となった。このため、水晶の異方性の結果とし
て生じた脚3および基部1の捻り振動による角運動量を
相殺するように、連結部11および梁13が逆方向に捻
り振動するようになり、取付部を除いた部分で角運動量
が釣り合うため、取付部への漏れ振動が低減したものと
考えられる。
【0030】また、中央脚7は側脚5とは反対方向に運
動するので、運動量保存の法則から、全ての脚が同じ幅
であれば中央脚7は側脚5より2倍の早さで運動する必
要がある。すなわち、振幅は2倍となる。従って、又部
の捻れは大きくなり、結果として漏れ振動は大きくなる
ことがわかった。これについて検討した結果、中央脚7
の脚幅と共振周波数の固定方法による差の間には一定の
関係があることがわかった。図7は中央脚7の幅WCの
側脚の幅WSに対する割合によって、固定方法による共
振周波数の差dfがどのような依存性を示すかを現した
図である。これを見ると、中央脚7の幅が側脚の幅の
1.5〜2.5倍程度において共振周波数の変化は最小
となることが明らかとなった。さらに好適には1.8〜
2.2倍とすることが良いことがわかった。
【0031】(実施例3)図8に本発明による電極構造
の実施の形態を示す。
【0032】本実施例による電極構造は幅方向の対称軸
19である中心線に対して、取付部15を除いて対称で
ある。また、中央脚7の電極9の幅は他の脚の電極9の
幅の略2倍である。これによって、振動は線対称となり
漏れ振動をさらに軽減することができた。これは、中心
線に対して対称な電極構造を持つと、加えられる電界も
全く対称になり結果として振動の様子も中心線に対して
対称となるので、漏れ振動を軽減できるためと考えられ
る。
【0033】また、実施例2で示したように、中央脚7
の幅は側脚5の幅の略2倍であることが望ましいが、こ
れは中央脚7の質量が他の二つの脚の質量の略2倍であ
ることが望ましいと言い換えることができる。
【0034】時計用振動子の場合、周波数は32kHz
であり、脚長さ1mm程度の小型振動子においては、脚
の厚みは約30μmとなる。一方電極膜の厚さは0.2
〜0.4μm程度である。したがって、密度を考慮する
と電極膜は脚の全重量の5〜10%程度となり無視ので
きない重量を占める。よって、電極も中央脚においては
他の2倍の幅を持たせると漏れ振動が軽減できると考え
られる。
【0035】
【発明の効果】以上に記したように、本発明によれば、
共振周波数の温度特性が良好であり、且つ水晶板の厚み
精度を向上し共振周波数の安定した3脚振動子が得られ
るという効果がある。また、漏れ振動が低減しQ値の高
い振動子が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一の実施例を示す図であり、水
晶の方位を示す図である。
【図2】本発明による振動子の共振周波数の温度依存性
を示す図である。
【図3】本発明による振動子の頂点温度の角度θ依存性
を示す図である。
【図4】本発明による振動子の振動モードを説明する説
明図である。
【図5】本発明による振動子の電極と印加電界を説明す
る説明図である。
【図6】本発明による第二の実施例を示す図である。
【図7】本発明による振動子の固定方法による共振周波
数差dfが中央脚の幅WCと側脚の幅WSの比によって
どのように変化するかを現した図である。
【図8】本発明による第三の実施例を示す図である。
【図9】従来の2脚音叉振動子を示す図である。
【図10】従来の3脚音叉振動子を示す図である。
【図11】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図12】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図13】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図14】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図15】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図16】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【図17】従来の振動子の製造工程を示す図である。
【符号の説明】
1 基部 3 脚 5 側脚 7 中央脚 9 電極 11 連結部 13 梁 15 取付部 17 支持部 19 対称軸 21 周波数調整用金属膜 23 上定盤 25 下定盤 27 周波数測定機 29 水晶板 31 キャリア 33 Cr 35 Au 37 金属膜 39 フォトレジスト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの基部と該基部から同一の方向に伸
    びる3本の脚を有し、該脚の各々が面外方向へ屈曲振動
    する振動モードで使用される、水晶からなる振動子であ
    って、該脚の伸びる方向を水晶の結晶軸のY軸とし、幅
    方向および厚み方向を、それぞれ水晶の結晶軸のX軸お
    よびZ軸に一致させた状態からY軸のまわりに角度θだ
    け回転した方向とし、角度θが次の不等式 40°≦θ≦65° を満足するように構成したことを特徴とする振動子。
  2. 【請求項2】 一つの基部と該基部から同一の方向に伸
    びる3本の脚を有し、該脚の各々が面外方向へ屈曲振動
    する振動モードで使用される、水晶からなる振動子であ
    って、該基部から見て該脚の伸びる方向とは反対方向に
    ある該基部に接続する2つの連結部を有し、該2つの連
    結部は該振動子の幅方向の中心線に対して互いに線対称
    な位置にあり、該2つの連結部を結ぶ梁を有し、該梁と
    該振動子を固定するための取付部とを結ぶ一つの支持部
    を有することを特徴とする振動子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の振動子であ
    って、前記3本の脚の内、中央に位置する脚の幅を他の
    2本の脚の幅の1.5〜2.5倍としたことを特徴とす
    る振動子。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の振動子であって、該振動
    子を励振するための電極が、前記取付部以外の部分にお
    いて、該振動子の幅方向の中心線に対して線対称な形状
    を有していることを特徴とする振動子。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4記載の振動子であ
    って、該振動子を励振するための電極を有し、中央脚の
    該電極の幅が他の二つの脚の該電極の幅の略2倍である
    ことを特徴とする振動子。
JP2000001171A 2000-01-07 2000-01-07 振動子 Pending JP2001196891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001171A JP2001196891A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 振動子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000001171A JP2001196891A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001196891A true JP2001196891A (ja) 2001-07-19

Family

ID=18530424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000001171A Pending JP2001196891A (ja) 2000-01-07 2000-01-07 振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001196891A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005096493A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Citizen Watch Co., Ltd. 水晶振動子の製造方法及び水晶振動子
JP2009118217A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Seiko Epson Corp 圧電振動片
JP2010193331A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Epson Toyocom Corp 振動片および振動子
JP2011155628A (ja) * 2009-12-29 2011-08-11 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、発振器、電子機器、および周波数調整方法
JP2011160250A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Seiko Epson Corp 振動体および振動デバイス
CN102629860A (zh) * 2011-02-02 2012-08-08 精工爱普生株式会社 振动片、振子、振荡器以及电子设备
US8581669B2 (en) 2011-02-02 2013-11-12 Seiko Epson Corporation Vibrator element, vibrator, oscillator, and electronic apparatus
US8907548B2 (en) 2009-12-29 2014-12-09 Seiko Epson Corporation Resonator element having a mass portion
CN107621316A (zh) * 2017-11-01 2018-01-23 成都皆为科技有限公司 一种一体式三梁石英音叉谐振力敏单元
JP2018026882A (ja) * 2017-11-15 2018-02-15 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005096493A1 (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Citizen Watch Co., Ltd. 水晶振動子の製造方法及び水晶振動子
JPWO2005096493A1 (ja) * 2004-03-30 2008-02-21 シチズンホールディングス株式会社 水晶振動子の製造方法及び水晶振動子
US7394326B2 (en) 2004-03-30 2008-07-01 Citizen Holdings Co., Ltd. Quartz oscillator manufacturing method and quartz oscillator
JP4658925B2 (ja) * 2004-03-30 2011-03-23 シチズンホールディングス株式会社 水晶振動子の製造方法
JP2009118217A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Seiko Epson Corp 圧電振動片
JP2010193331A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Epson Toyocom Corp 振動片および振動子
US8760041B2 (en) 2009-12-29 2014-06-24 Seiko Epson Corporation Resonator element with mass formed on vibrating arm
JP2011155628A (ja) * 2009-12-29 2011-08-11 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、発振器、電子機器、および周波数調整方法
US8907548B2 (en) 2009-12-29 2014-12-09 Seiko Epson Corporation Resonator element having a mass portion
JP2011160250A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Seiko Epson Corp 振動体および振動デバイス
US8810327B2 (en) 2010-02-02 2014-08-19 Seiko Epson Corporation Vibrating member, vibrating device, and electronic apparatus
CN102629860A (zh) * 2011-02-02 2012-08-08 精工爱普生株式会社 振动片、振子、振荡器以及电子设备
JP2012160996A (ja) * 2011-02-02 2012-08-23 Seiko Epson Corp 振動片、振動子、発振器及び電子機器
US8525606B2 (en) 2011-02-02 2013-09-03 Seiko Epson Corporation Vibrator element, vibrator, oscillator, and electronic device
US8581669B2 (en) 2011-02-02 2013-11-12 Seiko Epson Corporation Vibrator element, vibrator, oscillator, and electronic apparatus
CN104993803A (zh) * 2011-02-02 2015-10-21 精工爱普生株式会社 振动片、振子、振荡器以及电子设备
CN104993803B (zh) * 2011-02-02 2018-04-03 精工爱普生株式会社 振动片、振子、振荡器以及电子设备
CN107621316A (zh) * 2017-11-01 2018-01-23 成都皆为科技有限公司 一种一体式三梁石英音叉谐振力敏单元
JP2018026882A (ja) * 2017-11-15 2018-02-15 セイコーエプソン株式会社 振動素子、振動子、発振器、電子機器および移動体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2249299C2 (ru) Система отсчета времени, содержащая интегрированный микромеханический кольцевой резонатор
US6806797B2 (en) Tuning-fork piezoelectric resonator element, production method therefor, and piezoelectric device
US4178566A (en) Quartz crystal tuning fork vibrator for a crystal oscillator
US4418299A (en) Face-shear mode quartz crystal vibrators and method of manufacture
JP2002141770A (ja) 小型振動子
JP2001255152A (ja) 圧電振動ジャイロスコープおよびその周波数調整方法
JPWO2006075764A1 (ja) 振動型ジャイロスコープ
JP2001196891A (ja) 振動子
GB1583843A (en) Piezoelectric microresonators
JPH0232807B2 (ja)
US20020060509A1 (en) Lame mode quartz crystal resonator
JPS62194720A (ja) 輪郭すべり水晶振動子
JPS62194718A (ja) 輪郭すべり水晶振動子
JP2005197946A (ja) 音叉型水晶振動子
JP2005197946A6 (ja) 音叉型水晶振動子
WO2002031975A1 (fr) Dispositif produisant des vibrations de torsion
US4234812A (en) Thickness-width shear quartz crystal vibrator
JPS5851687B2 (ja) 音叉型水晶振動子
JPS6316169Y2 (ja)
US20070024158A1 (en) Integrated resonators and time base incorporating said resonators
JP2001208545A (ja) 圧電振動ジャイロスコープ
Sato et al. Finite element method simulation of double-ended tuning-fork quartz resonator for application to vibratory gyro-sensor
Momosaki et al. The application of piezoelectricity to watches
JP3363457B2 (ja) 捩り水晶振動子
US4525646A (en) Flexural mode vibrator formed of lithium tantalate