JP2001196002A - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JP2001196002A
JP2001196002A JP2000006095A JP2000006095A JP2001196002A JP 2001196002 A JP2001196002 A JP 2001196002A JP 2000006095 A JP2000006095 A JP 2000006095A JP 2000006095 A JP2000006095 A JP 2000006095A JP 2001196002 A JP2001196002 A JP 2001196002A
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cathode ray
color cathode
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Takeharu Furusawa
丈晴 古澤
Nobuhiko Hosoya
信彦 細谷
Sadao Umezawa
貞夫 梅沢
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Hitachi Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
    • H01J29/06Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
    • H01J29/07Shadow masks for colour television tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2229/00Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
    • H01J2229/07Shadow masks
    • H01J2229/0727Aperture plate
    • H01J2229/0766Details of skirt or border
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シャドウマスクとマスクフレ−ムとの固定後の
シャドウマスク主面の変形を防止する。 【解決手段】シャドウマスクのスカ−ト部に設けた緩衝
部に複数の略長方形溝あるいは略円形窪を配列して、ス
カ−ト部の周方向の曲げ強度を管軸と平行方向の曲げ強
度より強くし、シャドウマスク主面の変形を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係り、特にシャドウマスクに代表される色選択電極の変
形を防止したカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管、例えばカラーテレビ、
OA機器端末用カラーディスプレイモニター等に用いら
れるシャドウマスク形カラー陰極線管は、ドット状或い
はストライプ状に配列された多数の赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の蛍光体絵素を内面に形成した
蛍光面を備えた略矩形状のパネル部と、電子銃を収容す
る略筒状のネック部と、このネック部と前記パネル部と
を接続する略漏斗状のファンネル部とで真空外囲器を形
成し、この真空外囲器内に前記蛍光面に近接対向配置し
た多数の電子ビ−ム通過孔を有する色選択電極であるシ
ャドウマスクがマスクフレームに固定されている。
【0003】このシャドウマスクは、近時カラー陰極線
管の精細度が高くなるのに伴い、板厚の薄い金属板が使
われている。前記シャドウマスク構成材料として軟鋼
や、アンバ−合金材などが用いられている。
【0004】上述したシャドウマスクは、エッチングに
よって所定の位置に前記多数の電子ビーム通過孔を設け
た金属薄板を所定の外形形状に打ち抜き、その後プレス
整形して略球面状をなす主面と、この主面の周辺部に連
なり、かつ主面に対して略90゜に屈曲されたスカート
部とを有する形状に整形する。この整形シャドウマスク
を前記マスクフレームに固定してマスク組立体とする。
【0005】上記プレス整形されたシャドウマスクは、
前記スカ−ト部に所謂スプリングバックが生じ、スカー
ト部に外側方向、すなわちCRT管軸から離れる方向の
そりが発生する。このようにスカート部にスプリングバ
ックが生じた状態で前記スカート部を前記マスクフレー
ムに固定し組立てると、シャドウマスクの主面の一部に
前記スカート部のそりに起因する変形が生じ陰極線管の
表示画像が劣化する。
【0006】このようなシャドウマスク主面の変形を防
止するため従来から種々の対策が成されている。実開昭
52−95353号公報には、シャドウマスクのスカ−
ト部に強度調整部を設ける技術が開示されている。ま
た、特開昭55−81444号公報には、シャドウマス
クのスカート部の内面側に電子ビ−ムを散乱させる凹凸
を設ける技術が開示されている。さらに、特開平4−4
7649号公報には、シャドウマスクのスカート部の外
面側に直径と深さを特定した半球状凹所を設ける技術が
開示されている。
【0007】さらに又、特開昭49−112566号公
報には、シャドウマスクの前記主面の周辺部を局部的に
薄くする技術が開示されている。また、特開昭63−2
71849号公報には、シャドウマスクのスカート部の
長さをパネル外径サイズに対し特定の値とすると共に、
スカート部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向
に突出する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームと
を固着する技術が開示されている。 さらに、特開平1
−169847号公報には、シャドウマスクのコーナー
部のスカート部に多数の略円形の小孔を設ける技術が開
示されている。さらにまた、特開平9−35657号公
報には、シャドウマスクのスカート部に複数の応力吸収
孔を設ける技術が開示されている。そしてさらに、前記
主面の端部からスカート部にかけて非貫通孔、溝を設け
て薄肉化する技術も実開昭62−96250号公報に開
示されている。
【0008】また、シャドウマスクの熱膨張に伴う電子
ビ−ムの蛍光面へのランディングミスを防止するため前
記特開昭63−271849号公報に開示されたスカー
ト部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向に突出
する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームとを固着
する技術が、例えば実開昭48−5657号公報、特開
昭49−73970号公報、特開平2−72545号公
報、更には、特開平4−22048号公報等に開示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の各公報に開示さ
れたシャドウマスクのスカ−ト部に強度調整部を設けて
スプリングバックを軽減する技術やシャドウマスクのス
カート部の外面側に直径と深さを特定した半球状凹所を
設ける技術ではスカート部の曲げ剛性の低下が不十分で
ある。またマスク主面の端部からスカート部を薄肉化し
たり、スカート部のみに貫通孔を設けた従来技術でもス
プリングバック軽減は不十分であり、前記マスク主面の
曲率半径が大きい場合にはスカ−ト部のそりに起因する
マスク主面の変形が生じ易いという問題があった。
【0010】また、前述の特開昭63−271849号
公報に開示されたスカート部から管軸と略平行に前記マ
スク主面から離れる方向に突出する舌片を設け、この舌
片とマスクフレームとを固着する技術では、スカート部
のスプリングバック軽減が困難であることと、マスクフ
レームと固着した舌片がカラー陰極線管の製造工程中の
加熱工程等で変位して前記マスク主面の変形を引き起こ
すという問題もある。この加熱工程等でのマスク主面の
変形は前述した各公報に開示された技術に於いても同様
である。
【0011】本発明の目的は、前述した種々の問題を解
決してシャドウマスクに代表される色選択電極の変形を
防止したカラー陰極線管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のカラ−陰極線管
は、複数の電子ビ−ム通過孔を有する主面とこの主面に
対して略直角に屈曲されたスカ−ト部とを有する略矩形
状の色選択電極を備えていて、スカ−ト部に設けた緩衝
部によってスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行
方向の曲げ強度が異なっていて、前記周方向の曲げ強度
が管軸と平行方向の曲げ強度より強い。前記緩衝部には
複数の略長方形溝を形成し、該略長方形溝の長辺が周方
向に沿って配列している。あるいは前記緩衝部に複数個
の略円形窪を形成し、該略円形窪の周方向の配列ピッチ
と管軸方向の配列ピッチを変えた。
【0013】上記構成により、スカート部をマスクフレ
−ムに嵌挿する際にスカート部に加わる荷重に対する剛
性が周方向と管軸に平行な方向で異なるので主面の変形
を回避出来る。
【0014】本発明のカラ−陰極線管は色選択電極に形
成した複数の電子ビ−ム通過孔が略円形であってドット
タイプの蛍光膜を備えているので、精細度が高い画像を
表示出来る。更に、本発明のカラ−陰極線管の色選択電
極は、前記スカート部のネック側端部から緩衝部までに
3mm以上の間隔があるので、スカート部に割れを生じ
ること無くシャドウマスクを所定の形状にプレス成形出
来る。
【0015】本発明のカラ−陰極線管の色選択電極のス
カート部にはスカート部から前記主面に対し離れる方向
に突出した第1の舌片部が配置されていて、この第1の
舌片部を前記マスクフレームと固定したことにより、色
選択電極のスカート部をマスクフレ−ムに容易に嵌挿出
来る。更に、前記第1の舌片部に貫通した孔を1つ或い
は複数個配置することにより、舌片部の変位に起因する
主面の変形を軽減した。また、前記色選択電極のコーナ
ー部に前記スカート部から前記主面に対し離れる方向に
突出した第2の舌片部を形成し、この第2の舌片部をマ
スクフレームと固定したことにより、主面の変形が一層
軽減される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図2は本
発明の一実施例を示すシャドウマスク形カラ−陰極線管
の全体構造例を説明するための断面図である。
【0017】図2において、1はパネル部、2はネック
部、3はファンネル部、4はパネル部1の内面に形成さ
れた蛍光膜、5は多数の電子ビーム通過孔を有する色選
択電極であるシャドウマスクを示し、このシャドウマス
ク5は前記蛍光膜4と同軸で、かつ所定の間隔で配置さ
れている。図2において、6はマスクフレームを示し、
シャドウマスク5等を固定保持している。図2におい
て、7はスプリング、8はパネルピン、9は磁気シール
ド、10はアノ−ドボタン、11は内装導電膜、12は
電子ビームを水平と垂直に偏向する偏向ヨークを示し、
13はインライン配列した赤(R)緑(G)青(B)3
本の電子ビーム14(センター電子ビーム及び2本のサ
イド電子ビーム)を蛍光膜4に向けて発射する電子銃で
ある。
【0018】図2に示すように本実施例のカラ−陰極線
管は、パネル部1に植立したパネルピン8にシャドウマ
スク5および磁気シールド9等を固定したマスクフレー
ム6がスプリング7を介して装架されていて、パネル部
1と、ファンネル部3とがフリットガラスで溶着固定さ
れ、ネック部2に電子銃13が封入されている。
【0019】電子銃13から発射されたインライン配列
された3本の電子ビーム14はネック部2とファンネル
部3の遷移部分に装着された偏向ヨーク12で水平(X
方向)と垂直(Y方向)の2方向に偏向を受け、色選択
電極であるシャドウマスク5の電子ビーム通過孔を通し
て蛍光膜4に射突して画像を形成する。
【0020】上記図2に示した本実施例のカラ−陰極線
管では、パネル部1は外面が略平坦であり、蛍光膜4が
形成されている内面は表示画像のフラット感を損なわな
い程度の凹面状に湾曲している。シャドウマスク5は、
板厚0.08mm〜0.2mmのアンバ−合金製シャド
ウマスク原板をプレス整形によって所定の曲面に整形し
た自立形状保持タイプであって、パネル部1内面に対向
した面(主面)がパネル部1の内面から所定の距離を保
持するように湾曲している。このように、パネル部1の
外面を略平坦にし、パネル部1の内面及びシャドウマス
ク5主面を湾曲させているので、低いコストで製造が容
易なプレス整形でシャドウマスク5を製造出来る。
【0021】本実施例のカラ−陰極線管のシャドウマス
ク5は、多数の電子ビ−ム通過孔が形成された有孔領域
を含む主面が略長方形であり、主面の曲率半径がシャド
ウマスクの長軸沿い、短軸沿いおよび対角線沿いで各々
異なっている。これは、表示画面のフラット感と整形さ
れたシャドウマスクの機械的強度維持の両立を図るため
である。
【0022】本実施例のカラ−陰極線管のシャドウマス
ク5主面の形状は非球面であって、主面の長軸沿い、短
軸沿いおよび対角線沿いの各々の曲率半径が主面の中央
から周辺に向かって徐々に減少している。シャドウマス
ク主面の長軸沿いの曲率半径Rxは1450mmから1
250mmの間で変化し、短軸沿いの曲率半径Ryは2
000mmから1300mmの間で、対角線沿いの曲率
半径Rdは1600mmから1250mmの範囲で変化
している。 この非球面形状のシャドウマスクの等価曲
率半径Reは、図2に示したe、vを用いて次のように
定義する。
【0023】Re=(e2 +v2 )/(2v) 但し、e:シャドウマスク主面の中央から任意の周辺位
置までの管軸に垂直な方向の距離(mm)を示し、vは
上記任意の周辺位置における、シャドウマスク主面の中
央から管軸方向の落ち込み量(mm)を示す。
【0024】パネル部1内面の長軸沿いの曲率半径は、
パネル部1内面の短軸沿いの曲率半径より多少小さくて
もフラット感が損なわれることがないので、上述のよう
にシャドウマスク主面の長軸沿い等価曲率半径が125
0mmより大きければ良い。
【0025】図3は本実施例のカラ−陰極線管に用いる
プレス整形前のシャドウマスク原板の一例を示す平面図
である。図3において、21はシャドウマスク主面で、
整形後はパネル部1内面の蛍光膜4と対面する部分であ
る。シャドウマスク主面21には多数の電子ビ−ム通過
孔22を有する部分と斜線で表示した電子ビ−ム通過孔
がない主面外周部23とを備えている。24はスカ−ト
部で、このスカ−ト部24は前記主面外周部23の外側
の各長辺短辺に接して配置されている。シャドウマスク
原版は図1に示すようにプレス整形され、シャドウマス
ク主面21に対してスカ−ト部24が略直角に屈曲され
る。
【0026】プレス整形されたシャドウマスクは図2に
示すように、ネック側にネック側端部24aが向く方向
でマスクフレ−ム6の内側に取り付けられる。図3、図
4に示すようにこのスカ−ト部24にはそのネック側端
部24aから所定の距離Sを隔てて多数の長方形溝25
が形成されている。この長方形溝25は長辺が図3、図
4に示すように周方向に沿うように配列され、これらの
長方形溝25が緩衝部26を形成している。27は各コ
−ナ−部に設けられたコ−ナ−片で、このコ−ナ−片2
7はマスクフレーム6の各コ−ナ−部と固定される。
【0027】また本実施例では、前記スカ−ト部24の
緩衝部26及びマスクフレームとの溶接固定部分並びに
電子ビ−ム通過孔22が穿孔された部分を除くシャドウ
マスク略全面をエッチングし、薄肉化している。
【0028】なお、本実施例では、長短各辺のスカ−ト
部24それぞれに緩衝部26を設けたが、長辺側だけあ
るいは短辺側だけに緩衝部26を配置してもよい。
【0029】図4(a)は図3のスカ−ト部24の一部
を拡大して示す要部平面図で、図3と同じ部分には同一
記号を付してある。図4(a)において、長方形溝25
は長辺の長さL、短辺の幅Wで、スカ−ト部24のネッ
ク側端部24aから距離Sを除いた残部にスカ−ト周方
向(シャドウマスク主面21の外周に沿う方向)ピッチ
がPH、管軸と平行方向ピッチがPVで配置されてい
る。なお、マスクフレームとの溶接固定部分には長方形
溝25を形成していない。図4(b)はスカ−ト部24
の緩衝部26に形成した長方形溝25のスカ−ト周方向
に沿った断面模式図である。図4(b)において、tは
スカ−ト部のマスク肉厚、dは長方形溝の深さを示す。
【0030】各寸法の具体例として、有効画面の対角長
が51cm、偏向角100°タイプのシャドウマスク形
カラ−陰極線管の場合を示すと以下のようになる。アン
バ−合金製の板厚0.13mmのシャドウマスクに、長
方形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方
向ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチP
V:0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:
5mmであって、長方形溝を各コ−ナ−部を除く略全周
に配置した。又、この場合整形したスカート部24の高
さは、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、
同コーナー部から約30mm離れた位置で7mmであ
る。
【0031】これら各寸法は、陰極線管の有効画面
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長方形溝の長辺
の長さLは0.9〜4mm、短辺の幅Wは0.2〜1m
m程度が好ましく、長辺と短辺の比(L/W)の値が
1.5より大きな形状が好ましい。なお、長方形溝の長
辺、短辺の長さが前記の値より小さい場合はエッチング
で形成する長方形溝の角が丸まり所望の形状の作製が困
難になる。前記距離Sは少なくとも3mm以上で有るこ
とが好ましく、距離Sが3mm未満では、シャドウマス
ク原板のプレス整形時にスカ−ト部に割れが生じる。
【0032】図4(b)に示す長方形溝の深さdは、後
述するようにスカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と
平行方向の曲げ強度とが異なるように形成すれば良く特
に制限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚t
の1/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマス
ク肉厚tの1/2以上の値であって、長方形溝がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。長方形溝がスカ−ト部を貫
通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際にス
カ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
【0033】長方形溝を形成したスカ−ト部の周方向と
管軸と平行方向の曲げ強度を以下のようにして調べた。
図5(a)はスカ−ト部24の周方向に変形したスカ−
ト部24’を示す説明図、図5(b)はスカ−ト部24
の管軸Zと平行方向に変形したスカ−ト部24”を示す
説明図である。
【0034】図6(a)、図6(b)は曲げ強度の測定
方法の説明図である。図6(a)に示すように測定試料
60の一端を固定治具70に挟んで試料を水平に保持
し、次に、試料の他端に一定の力Fを垂直方向に加え
て、その時の試料の変位Xから曲げ強度を求めた。な
お、測定試料60は、図6(b)に示すように、幅S
W:3〜5mm、自由部分の長さSL:10mm、固定
部分の長さLfix:10mmの形状になるように、シ
ャドウマスクのスカ−ト部から周方向と管軸と平行方向
の試料をそれぞれ切出した。
【0035】本実施例では、スカ−ト部の周方向の曲げ
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
【0036】図1に示すように、シャドウマスクの主面
21は所定の曲率半径で整形されており、この主面21
に対しスカ−ト部24は略直角に屈曲され、長短各辺の
スカ−ト部に緩衝部26が設けられている。
【0037】この主面21の曲率半径はパネル部内面の
曲率半径に応じて設定される。パネル部外面(表面)は
図2に示すように略平坦で、かつ内面は真空外囲器の強
度の点及びシャドウマスクの整形強度の点から図2の如
く中央に比べて周辺部の肉厚が2倍程度まで厚くなるよ
うに湾曲している。そして、カラ−陰極線管画面のフッ
ラト感を維持するためのパネル部内面曲率との関係か
ら、シャドウマスク主面の等価曲率半径は前述したよう
に長軸沿いで1250mm以上が望ましい。この様に大
きな曲率半径を必要とするシャドウマスクではスカ−ト
部の変形によるシャドウマスク主面の変形が生じ易いが
本実施例を適用することで変形を回避出来る。
【0038】図7から図13は本発明のカラ−陰極線管
に用いる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す説明図
で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
【0039】図7は、有効画面の対角長が51cm、偏
向角100°タイプのアンバ−合金製の板厚0.13m
mのシャドウマスクを備えたカラ−陰極線管に適用した
ものである。図7は複数の長円形溝55を、前記図4
(a)、図4(b)に示した長方形溝25の代わりに緩
衝部56に形成した実施例を示す。図7において、長円
形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方向
ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチPV:
0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:5m
mであって、長円形溝を各コ−ナ−部を除く略全周に配
置した。又、この場合整形したスカート部24の高さ
は、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、同
コーナー部から約30mm離れた位置で7mmである。
【0040】これら各寸法は、陰極線管の有効画面
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長円形溝の長辺
の長さLは0.2〜4mm、短辺の幅Wは0.1〜1m
m程度が好ましく、長辺と幅の比(L/W)の値が1.
5より大きな形状が好ましい。前記距離Sは少なくとも
3mm以上で有ることが好ましく、距離Sが3mm未満
では、シャドウマスク原板のプレス整形時にスカ−ト部
に割れが生じる。
【0041】図7に示す長円形溝はその深さdを、スカ
−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向の曲げ強
度とが異なるように形成すれば特にその値に制限は無い
が、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上
の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/2以上の値であって、長円形溝がスカ−ト部を貫通し
なければ良い。長円形溝がスカ−ト部を貫通すると、シ
ャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト部に割
れが生じるので好ましくない。
【0042】図8は緩衝部56に図7の実施例と同様な
長円形溝を形成し、緩衝部のコ−ナ−寄りの端部に、更
に円形窪55’を配置した実施例を示す。長円形溝の幅
Wと概略同じ直径の円形窪55’を緩衝部56コ−ナ−
寄り端部に配置して有るのでスカ−ト部が周方向に変形
した際に皺などの永久変形が発生し難くなる。
【0043】本実施例でも、スカ−ト部の周方向の曲げ
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
【0044】図9は緩衝部56に配置した長円形溝55
の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた他は
図8に示す実施例と同様である。図9の実施例において
もスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行方向の曲
げ強度とを異なるように出来た。
【0045】図10(a)はスカ−ト部24に円形窪5
5’を有する緩衝部56を備えた実施例の説明図であ
る。図10(b)は図10(a)に示す緩衝部の断面を
説明するための図である。図10(a)に示すように、
本実施例では直径D:0.13mmの円形窪55’を周
方向ピッチPH:0.53mm若しくはこの値の2倍の
1.06mm、管軸と平行方向ピッチPV:0.49m
m、ネック側端部24aからの距離S:4mmとしてス
カ−ト部24に配置した。これらの各寸法は、陰極線管
の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチなどで種々の値
が設定されるが、ネック側端部24aからの距離Sは少
なくとも3mm以上有ればプレス整形時にスカ−ト部に
割れが生じない。
【0046】図10(b)に示す円形窪55’の深さd
は、スカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向
の曲げ強度とが異なるように形成すれば特にその値に制
限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉
厚tの1/2以上の値であって、円形窪55’がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部
を貫通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際
にスカ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
【0047】図11は緩衝部56に配置した円形窪5
5’の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた
他は図10(a)に示す実施例と同様である。図11の
実施例においてもスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度とを異なるように出来た。
【0048】図12及び図13は本発明のカラ−陰極線
管に用いられる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す
説明図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付し
てある。
【0049】図12は複数の円形窪55’により緩衝部
56を設けた実施例で、円形窪55’はスカ−ト部24
のネック側端部24aから距離Sを除いた残部に軸と平
行方向のピッチをPVとし、周方向ピッチをピッチPH
とした列とピッチ2PHとした列との2種類のピッチ
で、配置した列を交互に設けている。
【0050】図12において、管軸と平行方向ピッチP
V:0.49mm、周方向のピッチPH:0.53m
m、周方向のピッチ2PH:1.06mm、円形窪5
5’の直径D:0.13mmである。これらの各寸法
は、陰極線管の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチな
どで種々の値が設定されるが、ネック側端部24aから
の距離Sは少なくとも3mm以上有ればプレス整形時に
スカ−ト部に割れが生じない。
【0051】図12に示す円形窪55’の深さdは、ス
カ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸方向の曲げ強度と
が異なるように形成すれば特にその値に制限は無いが、
好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上の
値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/
2以上の値であって、円形窪55’がスカ−ト部を貫通
しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部を貫通する
と、シャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト
部に割れが生じるので好ましくない。
【0052】次に、図13は長方形溝を配列した緩衝部
26を有するスカ−ト部24のネック側端部24aから
前記主面に対し離れる方向に突出した舌片部61を設
け、この舌片部61に複数個の貫通孔からなる応力吸収
孔62を設けた実施例を示す。図13に示すように本実
施例では、高さH、幅W1の大きさの舌片部61に、直
径D1の応力吸収孔62を、ピッチP1、舌片部端面6
1aからの距離S1で配置したことを除いて、前記図4
(a)に示した実施例と同じである。
【0053】各寸法の具体例として、前述した有効画面
の対角長が51cm、偏向角100°タイプのシャドウ
マスク形カラ−陰極線管の場合を示すと、D1:6m
m、P1:8mm、S1:5mm、H:12mm、W
1:50mmとなっており、この舌片部61をマスクフ
レ−ムに溶接固定している。
【0054】なお、上記応力吸収孔62の直径D1は舌
片部61のサイズに応じて2mmから8mmの値とする
ことが出来る。本実施例においてもスカ−ト部の周方向
の曲げ強度と管軸と平行方向の曲げ強度とを異なるよう
に出来た。
【0055】上記各実施例では、緩衝部をスカ−ト部の
外面側、すなわち整形したシャドウマスクスカ−ト部が
パネル部に面した側に長方形溝、円形窪を設けたが、ス
カ−ト部内面側に長方形溝や円形窪を配置しても良い
し、内面と外面の両面に長方形溝や円形窪を配置しても
良い。
【0056】次に、図14(a)から(d)は本発明に
用いるシャドウマスクとマスクフレ−ムとを固定したシ
ャドウマスク組立体の一例を示す図で、図14(a)は
側面図、図14(b)は平面図、図14(c)は固定位
置を示す要部断面図、図14(d)はコ−ナ−部の斜視
図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
【0057】図14(a)から(d)に示すように、シ
ャドウマスク5はスカ−ト部24及びコ−ナ−片27を
マスクフレ−ム6の内側に挿入し、×印で示す位置で溶
接して固定している。スプリング7はマスクフレ−ム6
の各辺に溶接固定されている。また、マスクフレームの
形状は、例えば図14(c)に点線で示すような段付き
とすることもできる。
【0058】本発明は上記の有効画面の対角長が51c
m、偏向角100°のシャドウマスク形カラ−陰極線管
の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載した本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能であり、例えば有効画面の対角長が41cm、49
cm等種々のカラ−陰極線管にも適用出来る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャドウマスクのスカ−ト部に周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度が異なるような緩衝部を備えたこ
とにより、スカ−ト部の変形に起因するシャドウマスク
主面の変形が抑制されるため、色純度の優れたカラ−陰
極線管を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形したシャドウマスクの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すシャドウマスク形カラ
−陰極線管の全体構造例を説明するための断面図であ
る。
【図3】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いる整形前
のシャドウマスク原板の一例を示す平面図である。
【図4】本発明実施例のカラ−陰極線管のプレス整形し
たシャドウマスクのスカ−ト部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は長方形溝を含む断面図で
ある。
【図5】スカ−ト部の変形の説明図であって、(a)は
スカ−ト部の周方向の変形の説明図、(b)はスカ−ト
部の管軸と平行方向の変形の説明図である。
【図6】曲げ強度の測定方法の説明図であって、(a)
は試料に外力を加えた際の変位の説明図、(b)は測定
資料の形状の説明図である。
【図7】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図8】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図9】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図10】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は断面図である。
【図11】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図12】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図13】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図14】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるシャ
ドウマスク組立体の一例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は要部断面図、(d)は斜視図
である。
【符号の説明】
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 蛍光膜 5 シャドウマスク 6 マスクフレ−ム 21 シャドウマスク主面 24 スカ−ト部 25 長方形溝 26 緩衝部 27 コ−ナ−片 55 長円形溝 55’ 長円形窪 56 緩衝部 61 舌片部 62 応力吸収孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 貞夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5C031 EE04

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネル
    部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前記
    パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲器
    と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビーム
    通過孔を有する主面と、該主面から前記ネック部方向に
    屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
    と、該色選択電極を保持するマスクフレームを備えたカ
    ラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度と管軸
    と平行方向の曲げ強度とが異なる緩衝部を備えたことを
    特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】前記周方向の曲げ強度が、管軸と平行方向
    の曲げ強度より強い緩衝部を有することを特徴とする請
    求項1記載のカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記緩衝部に周方向の寸法が管軸と平行方
    向の寸法より大きな略長方形溝が配列されていることを
    特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。
  4. 【請求項4】前記緩衝部は複数個の略円形窪が配列され
    ていることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
    管。
  5. 【請求項5】前記複数の電子ビーム通過孔が略円形であ
    ることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。
  6. 【請求項6】前記スカート部のネック側端部から緩衝部
    までの間隔が3mm以上であることを特徴とする請求項
    1記載のカラー陰極線管。
  7. 【請求項7】前記色選択電極のスカート部にこのスカー
    ト部から前記主面から離れる方向に突出した第1の舌片
    部を有し、この第1の舌片部を前記マスクフレームと固
    定したことを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
    管。
  8. 【請求項8】前記第1の舌片部に貫通孔が形成されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のカラー陰極線管。
  9. 【請求項9】前記第1の舌片部の貫通孔は複数個形成さ
    れていることを特徴とする請求項8記載のカラー陰極線
    管。
  10. 【請求項10】前記色選択電極のコーナー部に前記主面
    から離れる方向に突出した第2の舌片部を有し、この第
    2の舌片部をマスクフレームと固定したことを特徴とす
    る請求項1記載のカラー陰極線管。
  11. 【請求項11】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネ
    ル部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前
    記パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲
    器と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビー
    ム通過孔を有する主面と該主面から前記ネック部方向に
    屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
    と、該色選択電極を保持するマスクフレームを備えたカ
    ラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度と管軸
    と平行方向の曲げ強度とが異なる緩衝部を備えていて、
    前記色選択電極主面の長軸沿いの等価曲率半径が125
    0mm以上であることを特徴とするカラー陰極線管。
  12. 【請求項12】前記周方向の曲げ強度が、管軸と平行方
    向の曲げ強度より強い緩衝部を有することを特徴とする
    請求項11記載のカラー陰極線管。
  13. 【請求項13】前記緩衝部に周方向の寸法が管軸と平行
    方向の寸法より大きな略長方形溝が配列されていること
    を特徴とする請求項11記載のカラー陰極線管。
  14. 【請求項14】前記緩衝部は複数個の略円形窪が配列さ
    れていることを特徴とする請求項11記載のカラー陰極
    線管。
  15. 【請求項15】前記複数の電子ビーム通過孔が略円形で
    あることを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線
    管。
  16. 【請求項16】前記スカート部のネック側端部から緩衝
    部までの間隔が3mm以上であることを特徴とする請求
    項11記載のカラー陰極線管。
  17. 【請求項17】前記色選択電極のスカート部にこのスカ
    ート部から前記主面から離れる方向に突出した第1の舌
    片部を有し、該第1の舌片部を前記マスクフレームと固
    定したことを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線
    管。
  18. 【請求項18】前記第1の舌片部に貫通孔が形成されて
    いることを特徴とする請求項17記載のカラー陰極線
    管。
  19. 【請求項19】前記第1の舌片部に複数個の貫通孔が形
    成されていることを特徴とする請求項18記載のカラー
    陰極線管。
  20. 【請求項20】前記色選択電極のコーナー部に前記スカ
    ート部から前記主面から離れる方向に突出した第2の舌
    片部を有し、該第2の舌片部をマスクフレームと固定し
    たことを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線管。
  21. 【請求項21】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネ
    ル部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前
    記パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲
    器と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビー
    ム通過孔を有する主面と該主面から前記ネック部方向に
    屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
    と、該色選択電極を保持するマスクフレームとを備えた
    カラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度が管軸
    と平行方向の曲げ強度より強い緩衝部を備えると共に、
    前記主面の曲率半径が長軸と短軸とで異なっていること
    を特徴とするカラー陰極線管。
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