JP2001196002A - カラー陰極線管 - Google Patents
カラー陰極線管Info
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- JP2001196002A JP2001196002A JP2000006095A JP2000006095A JP2001196002A JP 2001196002 A JP2001196002 A JP 2001196002A JP 2000006095 A JP2000006095 A JP 2000006095A JP 2000006095 A JP2000006095 A JP 2000006095A JP 2001196002 A JP2001196002 A JP 2001196002A
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- cathode ray
- color cathode
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0766—Details of skirt or border
- H01J2229/0772—Apertures, cut-outs, depressions, or the like
Landscapes
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シャドウマスクとマスクフレ−ムとの固定後の
シャドウマスク主面の変形を防止する。 【解決手段】シャドウマスクのスカ−ト部に設けた緩衝
部に複数の略長方形溝あるいは略円形窪を配列して、ス
カ−ト部の周方向の曲げ強度を管軸と平行方向の曲げ強
度より強くし、シャドウマスク主面の変形を回避する。
シャドウマスク主面の変形を防止する。 【解決手段】シャドウマスクのスカ−ト部に設けた緩衝
部に複数の略長方形溝あるいは略円形窪を配列して、ス
カ−ト部の周方向の曲げ強度を管軸と平行方向の曲げ強
度より強くし、シャドウマスク主面の変形を回避する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管に
係り、特にシャドウマスクに代表される色選択電極の変
形を防止したカラー陰極線管に関する。
係り、特にシャドウマスクに代表される色選択電極の変
形を防止したカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管、例えばカラーテレビ、
OA機器端末用カラーディスプレイモニター等に用いら
れるシャドウマスク形カラー陰極線管は、ドット状或い
はストライプ状に配列された多数の赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の蛍光体絵素を内面に形成した
蛍光面を備えた略矩形状のパネル部と、電子銃を収容す
る略筒状のネック部と、このネック部と前記パネル部と
を接続する略漏斗状のファンネル部とで真空外囲器を形
成し、この真空外囲器内に前記蛍光面に近接対向配置し
た多数の電子ビ−ム通過孔を有する色選択電極であるシ
ャドウマスクがマスクフレームに固定されている。
OA機器端末用カラーディスプレイモニター等に用いら
れるシャドウマスク形カラー陰極線管は、ドット状或い
はストライプ状に配列された多数の赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の蛍光体絵素を内面に形成した
蛍光面を備えた略矩形状のパネル部と、電子銃を収容す
る略筒状のネック部と、このネック部と前記パネル部と
を接続する略漏斗状のファンネル部とで真空外囲器を形
成し、この真空外囲器内に前記蛍光面に近接対向配置し
た多数の電子ビ−ム通過孔を有する色選択電極であるシ
ャドウマスクがマスクフレームに固定されている。
【0003】このシャドウマスクは、近時カラー陰極線
管の精細度が高くなるのに伴い、板厚の薄い金属板が使
われている。前記シャドウマスク構成材料として軟鋼
や、アンバ−合金材などが用いられている。
管の精細度が高くなるのに伴い、板厚の薄い金属板が使
われている。前記シャドウマスク構成材料として軟鋼
や、アンバ−合金材などが用いられている。
【0004】上述したシャドウマスクは、エッチングに
よって所定の位置に前記多数の電子ビーム通過孔を設け
た金属薄板を所定の外形形状に打ち抜き、その後プレス
整形して略球面状をなす主面と、この主面の周辺部に連
なり、かつ主面に対して略90゜に屈曲されたスカート
部とを有する形状に整形する。この整形シャドウマスク
を前記マスクフレームに固定してマスク組立体とする。
よって所定の位置に前記多数の電子ビーム通過孔を設け
た金属薄板を所定の外形形状に打ち抜き、その後プレス
整形して略球面状をなす主面と、この主面の周辺部に連
なり、かつ主面に対して略90゜に屈曲されたスカート
部とを有する形状に整形する。この整形シャドウマスク
を前記マスクフレームに固定してマスク組立体とする。
【0005】上記プレス整形されたシャドウマスクは、
前記スカ−ト部に所謂スプリングバックが生じ、スカー
ト部に外側方向、すなわちCRT管軸から離れる方向の
そりが発生する。このようにスカート部にスプリングバ
ックが生じた状態で前記スカート部を前記マスクフレー
ムに固定し組立てると、シャドウマスクの主面の一部に
前記スカート部のそりに起因する変形が生じ陰極線管の
表示画像が劣化する。
前記スカ−ト部に所謂スプリングバックが生じ、スカー
ト部に外側方向、すなわちCRT管軸から離れる方向の
そりが発生する。このようにスカート部にスプリングバ
ックが生じた状態で前記スカート部を前記マスクフレー
ムに固定し組立てると、シャドウマスクの主面の一部に
前記スカート部のそりに起因する変形が生じ陰極線管の
表示画像が劣化する。
【0006】このようなシャドウマスク主面の変形を防
止するため従来から種々の対策が成されている。実開昭
52−95353号公報には、シャドウマスクのスカ−
ト部に強度調整部を設ける技術が開示されている。ま
た、特開昭55−81444号公報には、シャドウマス
クのスカート部の内面側に電子ビ−ムを散乱させる凹凸
を設ける技術が開示されている。さらに、特開平4−4
7649号公報には、シャドウマスクのスカート部の外
面側に直径と深さを特定した半球状凹所を設ける技術が
開示されている。
止するため従来から種々の対策が成されている。実開昭
52−95353号公報には、シャドウマスクのスカ−
ト部に強度調整部を設ける技術が開示されている。ま
た、特開昭55−81444号公報には、シャドウマス
クのスカート部の内面側に電子ビ−ムを散乱させる凹凸
を設ける技術が開示されている。さらに、特開平4−4
7649号公報には、シャドウマスクのスカート部の外
面側に直径と深さを特定した半球状凹所を設ける技術が
開示されている。
【0007】さらに又、特開昭49−112566号公
報には、シャドウマスクの前記主面の周辺部を局部的に
薄くする技術が開示されている。また、特開昭63−2
71849号公報には、シャドウマスクのスカート部の
長さをパネル外径サイズに対し特定の値とすると共に、
スカート部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向
に突出する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームと
を固着する技術が開示されている。 さらに、特開平1
−169847号公報には、シャドウマスクのコーナー
部のスカート部に多数の略円形の小孔を設ける技術が開
示されている。さらにまた、特開平9−35657号公
報には、シャドウマスクのスカート部に複数の応力吸収
孔を設ける技術が開示されている。そしてさらに、前記
主面の端部からスカート部にかけて非貫通孔、溝を設け
て薄肉化する技術も実開昭62−96250号公報に開
示されている。
報には、シャドウマスクの前記主面の周辺部を局部的に
薄くする技術が開示されている。また、特開昭63−2
71849号公報には、シャドウマスクのスカート部の
長さをパネル外径サイズに対し特定の値とすると共に、
スカート部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向
に突出する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームと
を固着する技術が開示されている。 さらに、特開平1
−169847号公報には、シャドウマスクのコーナー
部のスカート部に多数の略円形の小孔を設ける技術が開
示されている。さらにまた、特開平9−35657号公
報には、シャドウマスクのスカート部に複数の応力吸収
孔を設ける技術が開示されている。そしてさらに、前記
主面の端部からスカート部にかけて非貫通孔、溝を設け
て薄肉化する技術も実開昭62−96250号公報に開
示されている。
【0008】また、シャドウマスクの熱膨張に伴う電子
ビ−ムの蛍光面へのランディングミスを防止するため前
記特開昭63−271849号公報に開示されたスカー
ト部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向に突出
する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームとを固着
する技術が、例えば実開昭48−5657号公報、特開
昭49−73970号公報、特開平2−72545号公
報、更には、特開平4−22048号公報等に開示され
ている。
ビ−ムの蛍光面へのランディングミスを防止するため前
記特開昭63−271849号公報に開示されたスカー
ト部から管軸と略平行に前記主面から離れる方向に突出
する舌片を設けて、この舌片とマスクフレームとを固着
する技術が、例えば実開昭48−5657号公報、特開
昭49−73970号公報、特開平2−72545号公
報、更には、特開平4−22048号公報等に開示され
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の各公報に開示さ
れたシャドウマスクのスカ−ト部に強度調整部を設けて
スプリングバックを軽減する技術やシャドウマスクのス
カート部の外面側に直径と深さを特定した半球状凹所を
設ける技術ではスカート部の曲げ剛性の低下が不十分で
ある。またマスク主面の端部からスカート部を薄肉化し
たり、スカート部のみに貫通孔を設けた従来技術でもス
プリングバック軽減は不十分であり、前記マスク主面の
曲率半径が大きい場合にはスカ−ト部のそりに起因する
マスク主面の変形が生じ易いという問題があった。
れたシャドウマスクのスカ−ト部に強度調整部を設けて
スプリングバックを軽減する技術やシャドウマスクのス
カート部の外面側に直径と深さを特定した半球状凹所を
設ける技術ではスカート部の曲げ剛性の低下が不十分で
ある。またマスク主面の端部からスカート部を薄肉化し
たり、スカート部のみに貫通孔を設けた従来技術でもス
プリングバック軽減は不十分であり、前記マスク主面の
曲率半径が大きい場合にはスカ−ト部のそりに起因する
マスク主面の変形が生じ易いという問題があった。
【0010】また、前述の特開昭63−271849号
公報に開示されたスカート部から管軸と略平行に前記マ
スク主面から離れる方向に突出する舌片を設け、この舌
片とマスクフレームとを固着する技術では、スカート部
のスプリングバック軽減が困難であることと、マスクフ
レームと固着した舌片がカラー陰極線管の製造工程中の
加熱工程等で変位して前記マスク主面の変形を引き起こ
すという問題もある。この加熱工程等でのマスク主面の
変形は前述した各公報に開示された技術に於いても同様
である。
公報に開示されたスカート部から管軸と略平行に前記マ
スク主面から離れる方向に突出する舌片を設け、この舌
片とマスクフレームとを固着する技術では、スカート部
のスプリングバック軽減が困難であることと、マスクフ
レームと固着した舌片がカラー陰極線管の製造工程中の
加熱工程等で変位して前記マスク主面の変形を引き起こ
すという問題もある。この加熱工程等でのマスク主面の
変形は前述した各公報に開示された技術に於いても同様
である。
【0011】本発明の目的は、前述した種々の問題を解
決してシャドウマスクに代表される色選択電極の変形を
防止したカラー陰極線管を提供することにある。
決してシャドウマスクに代表される色選択電極の変形を
防止したカラー陰極線管を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のカラ−陰極線管
は、複数の電子ビ−ム通過孔を有する主面とこの主面に
対して略直角に屈曲されたスカ−ト部とを有する略矩形
状の色選択電極を備えていて、スカ−ト部に設けた緩衝
部によってスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行
方向の曲げ強度が異なっていて、前記周方向の曲げ強度
が管軸と平行方向の曲げ強度より強い。前記緩衝部には
複数の略長方形溝を形成し、該略長方形溝の長辺が周方
向に沿って配列している。あるいは前記緩衝部に複数個
の略円形窪を形成し、該略円形窪の周方向の配列ピッチ
と管軸方向の配列ピッチを変えた。
は、複数の電子ビ−ム通過孔を有する主面とこの主面に
対して略直角に屈曲されたスカ−ト部とを有する略矩形
状の色選択電極を備えていて、スカ−ト部に設けた緩衝
部によってスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行
方向の曲げ強度が異なっていて、前記周方向の曲げ強度
が管軸と平行方向の曲げ強度より強い。前記緩衝部には
複数の略長方形溝を形成し、該略長方形溝の長辺が周方
向に沿って配列している。あるいは前記緩衝部に複数個
の略円形窪を形成し、該略円形窪の周方向の配列ピッチ
と管軸方向の配列ピッチを変えた。
【0013】上記構成により、スカート部をマスクフレ
−ムに嵌挿する際にスカート部に加わる荷重に対する剛
性が周方向と管軸に平行な方向で異なるので主面の変形
を回避出来る。
−ムに嵌挿する際にスカート部に加わる荷重に対する剛
性が周方向と管軸に平行な方向で異なるので主面の変形
を回避出来る。
【0014】本発明のカラ−陰極線管は色選択電極に形
成した複数の電子ビ−ム通過孔が略円形であってドット
タイプの蛍光膜を備えているので、精細度が高い画像を
表示出来る。更に、本発明のカラ−陰極線管の色選択電
極は、前記スカート部のネック側端部から緩衝部までに
3mm以上の間隔があるので、スカート部に割れを生じ
ること無くシャドウマスクを所定の形状にプレス成形出
来る。
成した複数の電子ビ−ム通過孔が略円形であってドット
タイプの蛍光膜を備えているので、精細度が高い画像を
表示出来る。更に、本発明のカラ−陰極線管の色選択電
極は、前記スカート部のネック側端部から緩衝部までに
3mm以上の間隔があるので、スカート部に割れを生じ
ること無くシャドウマスクを所定の形状にプレス成形出
来る。
【0015】本発明のカラ−陰極線管の色選択電極のス
カート部にはスカート部から前記主面に対し離れる方向
に突出した第1の舌片部が配置されていて、この第1の
舌片部を前記マスクフレームと固定したことにより、色
選択電極のスカート部をマスクフレ−ムに容易に嵌挿出
来る。更に、前記第1の舌片部に貫通した孔を1つ或い
は複数個配置することにより、舌片部の変位に起因する
主面の変形を軽減した。また、前記色選択電極のコーナ
ー部に前記スカート部から前記主面に対し離れる方向に
突出した第2の舌片部を形成し、この第2の舌片部をマ
スクフレームと固定したことにより、主面の変形が一層
軽減される。
カート部にはスカート部から前記主面に対し離れる方向
に突出した第1の舌片部が配置されていて、この第1の
舌片部を前記マスクフレームと固定したことにより、色
選択電極のスカート部をマスクフレ−ムに容易に嵌挿出
来る。更に、前記第1の舌片部に貫通した孔を1つ或い
は複数個配置することにより、舌片部の変位に起因する
主面の変形を軽減した。また、前記色選択電極のコーナ
ー部に前記スカート部から前記主面に対し離れる方向に
突出した第2の舌片部を形成し、この第2の舌片部をマ
スクフレームと固定したことにより、主面の変形が一層
軽減される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図2は本
発明の一実施例を示すシャドウマスク形カラ−陰極線管
の全体構造例を説明するための断面図である。
き、実施例の図面を参照して詳細に説明する。図2は本
発明の一実施例を示すシャドウマスク形カラ−陰極線管
の全体構造例を説明するための断面図である。
【0017】図2において、1はパネル部、2はネック
部、3はファンネル部、4はパネル部1の内面に形成さ
れた蛍光膜、5は多数の電子ビーム通過孔を有する色選
択電極であるシャドウマスクを示し、このシャドウマス
ク5は前記蛍光膜4と同軸で、かつ所定の間隔で配置さ
れている。図2において、6はマスクフレームを示し、
シャドウマスク5等を固定保持している。図2におい
て、7はスプリング、8はパネルピン、9は磁気シール
ド、10はアノ−ドボタン、11は内装導電膜、12は
電子ビームを水平と垂直に偏向する偏向ヨークを示し、
13はインライン配列した赤(R)緑(G)青(B)3
本の電子ビーム14(センター電子ビーム及び2本のサ
イド電子ビーム)を蛍光膜4に向けて発射する電子銃で
ある。
部、3はファンネル部、4はパネル部1の内面に形成さ
れた蛍光膜、5は多数の電子ビーム通過孔を有する色選
択電極であるシャドウマスクを示し、このシャドウマス
ク5は前記蛍光膜4と同軸で、かつ所定の間隔で配置さ
れている。図2において、6はマスクフレームを示し、
シャドウマスク5等を固定保持している。図2におい
て、7はスプリング、8はパネルピン、9は磁気シール
ド、10はアノ−ドボタン、11は内装導電膜、12は
電子ビームを水平と垂直に偏向する偏向ヨークを示し、
13はインライン配列した赤(R)緑(G)青(B)3
本の電子ビーム14(センター電子ビーム及び2本のサ
イド電子ビーム)を蛍光膜4に向けて発射する電子銃で
ある。
【0018】図2に示すように本実施例のカラ−陰極線
管は、パネル部1に植立したパネルピン8にシャドウマ
スク5および磁気シールド9等を固定したマスクフレー
ム6がスプリング7を介して装架されていて、パネル部
1と、ファンネル部3とがフリットガラスで溶着固定さ
れ、ネック部2に電子銃13が封入されている。
管は、パネル部1に植立したパネルピン8にシャドウマ
スク5および磁気シールド9等を固定したマスクフレー
ム6がスプリング7を介して装架されていて、パネル部
1と、ファンネル部3とがフリットガラスで溶着固定さ
れ、ネック部2に電子銃13が封入されている。
【0019】電子銃13から発射されたインライン配列
された3本の電子ビーム14はネック部2とファンネル
部3の遷移部分に装着された偏向ヨーク12で水平(X
方向)と垂直(Y方向)の2方向に偏向を受け、色選択
電極であるシャドウマスク5の電子ビーム通過孔を通し
て蛍光膜4に射突して画像を形成する。
された3本の電子ビーム14はネック部2とファンネル
部3の遷移部分に装着された偏向ヨーク12で水平(X
方向)と垂直(Y方向)の2方向に偏向を受け、色選択
電極であるシャドウマスク5の電子ビーム通過孔を通し
て蛍光膜4に射突して画像を形成する。
【0020】上記図2に示した本実施例のカラ−陰極線
管では、パネル部1は外面が略平坦であり、蛍光膜4が
形成されている内面は表示画像のフラット感を損なわな
い程度の凹面状に湾曲している。シャドウマスク5は、
板厚0.08mm〜0.2mmのアンバ−合金製シャド
ウマスク原板をプレス整形によって所定の曲面に整形し
た自立形状保持タイプであって、パネル部1内面に対向
した面(主面)がパネル部1の内面から所定の距離を保
持するように湾曲している。このように、パネル部1の
外面を略平坦にし、パネル部1の内面及びシャドウマス
ク5主面を湾曲させているので、低いコストで製造が容
易なプレス整形でシャドウマスク5を製造出来る。
管では、パネル部1は外面が略平坦であり、蛍光膜4が
形成されている内面は表示画像のフラット感を損なわな
い程度の凹面状に湾曲している。シャドウマスク5は、
板厚0.08mm〜0.2mmのアンバ−合金製シャド
ウマスク原板をプレス整形によって所定の曲面に整形し
た自立形状保持タイプであって、パネル部1内面に対向
した面(主面)がパネル部1の内面から所定の距離を保
持するように湾曲している。このように、パネル部1の
外面を略平坦にし、パネル部1の内面及びシャドウマス
ク5主面を湾曲させているので、低いコストで製造が容
易なプレス整形でシャドウマスク5を製造出来る。
【0021】本実施例のカラ−陰極線管のシャドウマス
ク5は、多数の電子ビ−ム通過孔が形成された有孔領域
を含む主面が略長方形であり、主面の曲率半径がシャド
ウマスクの長軸沿い、短軸沿いおよび対角線沿いで各々
異なっている。これは、表示画面のフラット感と整形さ
れたシャドウマスクの機械的強度維持の両立を図るため
である。
ク5は、多数の電子ビ−ム通過孔が形成された有孔領域
を含む主面が略長方形であり、主面の曲率半径がシャド
ウマスクの長軸沿い、短軸沿いおよび対角線沿いで各々
異なっている。これは、表示画面のフラット感と整形さ
れたシャドウマスクの機械的強度維持の両立を図るため
である。
【0022】本実施例のカラ−陰極線管のシャドウマス
ク5主面の形状は非球面であって、主面の長軸沿い、短
軸沿いおよび対角線沿いの各々の曲率半径が主面の中央
から周辺に向かって徐々に減少している。シャドウマス
ク主面の長軸沿いの曲率半径Rxは1450mmから1
250mmの間で変化し、短軸沿いの曲率半径Ryは2
000mmから1300mmの間で、対角線沿いの曲率
半径Rdは1600mmから1250mmの範囲で変化
している。 この非球面形状のシャドウマスクの等価曲
率半径Reは、図2に示したe、vを用いて次のように
定義する。
ク5主面の形状は非球面であって、主面の長軸沿い、短
軸沿いおよび対角線沿いの各々の曲率半径が主面の中央
から周辺に向かって徐々に減少している。シャドウマス
ク主面の長軸沿いの曲率半径Rxは1450mmから1
250mmの間で変化し、短軸沿いの曲率半径Ryは2
000mmから1300mmの間で、対角線沿いの曲率
半径Rdは1600mmから1250mmの範囲で変化
している。 この非球面形状のシャドウマスクの等価曲
率半径Reは、図2に示したe、vを用いて次のように
定義する。
【0023】Re=(e2 +v2 )/(2v) 但し、e:シャドウマスク主面の中央から任意の周辺位
置までの管軸に垂直な方向の距離(mm)を示し、vは
上記任意の周辺位置における、シャドウマスク主面の中
央から管軸方向の落ち込み量(mm)を示す。
置までの管軸に垂直な方向の距離(mm)を示し、vは
上記任意の周辺位置における、シャドウマスク主面の中
央から管軸方向の落ち込み量(mm)を示す。
【0024】パネル部1内面の長軸沿いの曲率半径は、
パネル部1内面の短軸沿いの曲率半径より多少小さくて
もフラット感が損なわれることがないので、上述のよう
にシャドウマスク主面の長軸沿い等価曲率半径が125
0mmより大きければ良い。
パネル部1内面の短軸沿いの曲率半径より多少小さくて
もフラット感が損なわれることがないので、上述のよう
にシャドウマスク主面の長軸沿い等価曲率半径が125
0mmより大きければ良い。
【0025】図3は本実施例のカラ−陰極線管に用いる
プレス整形前のシャドウマスク原板の一例を示す平面図
である。図3において、21はシャドウマスク主面で、
整形後はパネル部1内面の蛍光膜4と対面する部分であ
る。シャドウマスク主面21には多数の電子ビ−ム通過
孔22を有する部分と斜線で表示した電子ビ−ム通過孔
がない主面外周部23とを備えている。24はスカ−ト
部で、このスカ−ト部24は前記主面外周部23の外側
の各長辺短辺に接して配置されている。シャドウマスク
原版は図1に示すようにプレス整形され、シャドウマス
ク主面21に対してスカ−ト部24が略直角に屈曲され
る。
プレス整形前のシャドウマスク原板の一例を示す平面図
である。図3において、21はシャドウマスク主面で、
整形後はパネル部1内面の蛍光膜4と対面する部分であ
る。シャドウマスク主面21には多数の電子ビ−ム通過
孔22を有する部分と斜線で表示した電子ビ−ム通過孔
がない主面外周部23とを備えている。24はスカ−ト
部で、このスカ−ト部24は前記主面外周部23の外側
の各長辺短辺に接して配置されている。シャドウマスク
原版は図1に示すようにプレス整形され、シャドウマス
ク主面21に対してスカ−ト部24が略直角に屈曲され
る。
【0026】プレス整形されたシャドウマスクは図2に
示すように、ネック側にネック側端部24aが向く方向
でマスクフレ−ム6の内側に取り付けられる。図3、図
4に示すようにこのスカ−ト部24にはそのネック側端
部24aから所定の距離Sを隔てて多数の長方形溝25
が形成されている。この長方形溝25は長辺が図3、図
4に示すように周方向に沿うように配列され、これらの
長方形溝25が緩衝部26を形成している。27は各コ
−ナ−部に設けられたコ−ナ−片で、このコ−ナ−片2
7はマスクフレーム6の各コ−ナ−部と固定される。
示すように、ネック側にネック側端部24aが向く方向
でマスクフレ−ム6の内側に取り付けられる。図3、図
4に示すようにこのスカ−ト部24にはそのネック側端
部24aから所定の距離Sを隔てて多数の長方形溝25
が形成されている。この長方形溝25は長辺が図3、図
4に示すように周方向に沿うように配列され、これらの
長方形溝25が緩衝部26を形成している。27は各コ
−ナ−部に設けられたコ−ナ−片で、このコ−ナ−片2
7はマスクフレーム6の各コ−ナ−部と固定される。
【0027】また本実施例では、前記スカ−ト部24の
緩衝部26及びマスクフレームとの溶接固定部分並びに
電子ビ−ム通過孔22が穿孔された部分を除くシャドウ
マスク略全面をエッチングし、薄肉化している。
緩衝部26及びマスクフレームとの溶接固定部分並びに
電子ビ−ム通過孔22が穿孔された部分を除くシャドウ
マスク略全面をエッチングし、薄肉化している。
【0028】なお、本実施例では、長短各辺のスカ−ト
部24それぞれに緩衝部26を設けたが、長辺側だけあ
るいは短辺側だけに緩衝部26を配置してもよい。
部24それぞれに緩衝部26を設けたが、長辺側だけあ
るいは短辺側だけに緩衝部26を配置してもよい。
【0029】図4(a)は図3のスカ−ト部24の一部
を拡大して示す要部平面図で、図3と同じ部分には同一
記号を付してある。図4(a)において、長方形溝25
は長辺の長さL、短辺の幅Wで、スカ−ト部24のネッ
ク側端部24aから距離Sを除いた残部にスカ−ト周方
向(シャドウマスク主面21の外周に沿う方向)ピッチ
がPH、管軸と平行方向ピッチがPVで配置されてい
る。なお、マスクフレームとの溶接固定部分には長方形
溝25を形成していない。図4(b)はスカ−ト部24
の緩衝部26に形成した長方形溝25のスカ−ト周方向
に沿った断面模式図である。図4(b)において、tは
スカ−ト部のマスク肉厚、dは長方形溝の深さを示す。
を拡大して示す要部平面図で、図3と同じ部分には同一
記号を付してある。図4(a)において、長方形溝25
は長辺の長さL、短辺の幅Wで、スカ−ト部24のネッ
ク側端部24aから距離Sを除いた残部にスカ−ト周方
向(シャドウマスク主面21の外周に沿う方向)ピッチ
がPH、管軸と平行方向ピッチがPVで配置されてい
る。なお、マスクフレームとの溶接固定部分には長方形
溝25を形成していない。図4(b)はスカ−ト部24
の緩衝部26に形成した長方形溝25のスカ−ト周方向
に沿った断面模式図である。図4(b)において、tは
スカ−ト部のマスク肉厚、dは長方形溝の深さを示す。
【0030】各寸法の具体例として、有効画面の対角長
が51cm、偏向角100°タイプのシャドウマスク形
カラ−陰極線管の場合を示すと以下のようになる。アン
バ−合金製の板厚0.13mmのシャドウマスクに、長
方形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方
向ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチP
V:0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:
5mmであって、長方形溝を各コ−ナ−部を除く略全周
に配置した。又、この場合整形したスカート部24の高
さは、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、
同コーナー部から約30mm離れた位置で7mmであ
る。
が51cm、偏向角100°タイプのシャドウマスク形
カラ−陰極線管の場合を示すと以下のようになる。アン
バ−合金製の板厚0.13mmのシャドウマスクに、長
方形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方
向ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチP
V:0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:
5mmであって、長方形溝を各コ−ナ−部を除く略全周
に配置した。又、この場合整形したスカート部24の高
さは、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、
同コーナー部から約30mm離れた位置で7mmであ
る。
【0031】これら各寸法は、陰極線管の有効画面
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長方形溝の長辺
の長さLは0.9〜4mm、短辺の幅Wは0.2〜1m
m程度が好ましく、長辺と短辺の比(L/W)の値が
1.5より大きな形状が好ましい。なお、長方形溝の長
辺、短辺の長さが前記の値より小さい場合はエッチング
で形成する長方形溝の角が丸まり所望の形状の作製が困
難になる。前記距離Sは少なくとも3mm以上で有るこ
とが好ましく、距離Sが3mm未満では、シャドウマス
ク原板のプレス整形時にスカ−ト部に割れが生じる。
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長方形溝の長辺
の長さLは0.9〜4mm、短辺の幅Wは0.2〜1m
m程度が好ましく、長辺と短辺の比(L/W)の値が
1.5より大きな形状が好ましい。なお、長方形溝の長
辺、短辺の長さが前記の値より小さい場合はエッチング
で形成する長方形溝の角が丸まり所望の形状の作製が困
難になる。前記距離Sは少なくとも3mm以上で有るこ
とが好ましく、距離Sが3mm未満では、シャドウマス
ク原板のプレス整形時にスカ−ト部に割れが生じる。
【0032】図4(b)に示す長方形溝の深さdは、後
述するようにスカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と
平行方向の曲げ強度とが異なるように形成すれば良く特
に制限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚t
の1/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマス
ク肉厚tの1/2以上の値であって、長方形溝がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。長方形溝がスカ−ト部を貫
通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際にス
カ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
述するようにスカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と
平行方向の曲げ強度とが異なるように形成すれば良く特
に制限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚t
の1/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマス
ク肉厚tの1/2以上の値であって、長方形溝がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。長方形溝がスカ−ト部を貫
通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際にス
カ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
【0033】長方形溝を形成したスカ−ト部の周方向と
管軸と平行方向の曲げ強度を以下のようにして調べた。
図5(a)はスカ−ト部24の周方向に変形したスカ−
ト部24’を示す説明図、図5(b)はスカ−ト部24
の管軸Zと平行方向に変形したスカ−ト部24”を示す
説明図である。
管軸と平行方向の曲げ強度を以下のようにして調べた。
図5(a)はスカ−ト部24の周方向に変形したスカ−
ト部24’を示す説明図、図5(b)はスカ−ト部24
の管軸Zと平行方向に変形したスカ−ト部24”を示す
説明図である。
【0034】図6(a)、図6(b)は曲げ強度の測定
方法の説明図である。図6(a)に示すように測定試料
60の一端を固定治具70に挟んで試料を水平に保持
し、次に、試料の他端に一定の力Fを垂直方向に加え
て、その時の試料の変位Xから曲げ強度を求めた。な
お、測定試料60は、図6(b)に示すように、幅S
W:3〜5mm、自由部分の長さSL:10mm、固定
部分の長さLfix:10mmの形状になるように、シ
ャドウマスクのスカ−ト部から周方向と管軸と平行方向
の試料をそれぞれ切出した。
方法の説明図である。図6(a)に示すように測定試料
60の一端を固定治具70に挟んで試料を水平に保持
し、次に、試料の他端に一定の力Fを垂直方向に加え
て、その時の試料の変位Xから曲げ強度を求めた。な
お、測定試料60は、図6(b)に示すように、幅S
W:3〜5mm、自由部分の長さSL:10mm、固定
部分の長さLfix:10mmの形状になるように、シ
ャドウマスクのスカ−ト部から周方向と管軸と平行方向
の試料をそれぞれ切出した。
【0035】本実施例では、スカ−ト部の周方向の曲げ
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
【0036】図1に示すように、シャドウマスクの主面
21は所定の曲率半径で整形されており、この主面21
に対しスカ−ト部24は略直角に屈曲され、長短各辺の
スカ−ト部に緩衝部26が設けられている。
21は所定の曲率半径で整形されており、この主面21
に対しスカ−ト部24は略直角に屈曲され、長短各辺の
スカ−ト部に緩衝部26が設けられている。
【0037】この主面21の曲率半径はパネル部内面の
曲率半径に応じて設定される。パネル部外面(表面)は
図2に示すように略平坦で、かつ内面は真空外囲器の強
度の点及びシャドウマスクの整形強度の点から図2の如
く中央に比べて周辺部の肉厚が2倍程度まで厚くなるよ
うに湾曲している。そして、カラ−陰極線管画面のフッ
ラト感を維持するためのパネル部内面曲率との関係か
ら、シャドウマスク主面の等価曲率半径は前述したよう
に長軸沿いで1250mm以上が望ましい。この様に大
きな曲率半径を必要とするシャドウマスクではスカ−ト
部の変形によるシャドウマスク主面の変形が生じ易いが
本実施例を適用することで変形を回避出来る。
曲率半径に応じて設定される。パネル部外面(表面)は
図2に示すように略平坦で、かつ内面は真空外囲器の強
度の点及びシャドウマスクの整形強度の点から図2の如
く中央に比べて周辺部の肉厚が2倍程度まで厚くなるよ
うに湾曲している。そして、カラ−陰極線管画面のフッ
ラト感を維持するためのパネル部内面曲率との関係か
ら、シャドウマスク主面の等価曲率半径は前述したよう
に長軸沿いで1250mm以上が望ましい。この様に大
きな曲率半径を必要とするシャドウマスクではスカ−ト
部の変形によるシャドウマスク主面の変形が生じ易いが
本実施例を適用することで変形を回避出来る。
【0038】図7から図13は本発明のカラ−陰極線管
に用いる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す説明図
で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
に用いる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す説明図
で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
【0039】図7は、有効画面の対角長が51cm、偏
向角100°タイプのアンバ−合金製の板厚0.13m
mのシャドウマスクを備えたカラ−陰極線管に適用した
ものである。図7は複数の長円形溝55を、前記図4
(a)、図4(b)に示した長方形溝25の代わりに緩
衝部56に形成した実施例を示す。図7において、長円
形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方向
ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチPV:
0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:5m
mであって、長円形溝を各コ−ナ−部を除く略全周に配
置した。又、この場合整形したスカート部24の高さ
は、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、同
コーナー部から約30mm離れた位置で7mmである。
向角100°タイプのアンバ−合金製の板厚0.13m
mのシャドウマスクを備えたカラ−陰極線管に適用した
ものである。図7は複数の長円形溝55を、前記図4
(a)、図4(b)に示した長方形溝25の代わりに緩
衝部56に形成した実施例を示す。図7において、長円
形溝の長さL:1.9mm、幅W:0.5mm,周方向
ピッチPH:2.3mm、管軸と平行方向ピッチPV:
0.86mm、ネック側端部24aからの距離S:5m
mであって、長円形溝を各コ−ナ−部を除く略全周に配
置した。又、この場合整形したスカート部24の高さ
は、長辺側に配置したスカートの中央部で10mm、同
コーナー部から約30mm離れた位置で7mmである。
【0040】これら各寸法は、陰極線管の有効画面
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長円形溝の長辺
の長さLは0.2〜4mm、短辺の幅Wは0.1〜1m
m程度が好ましく、長辺と幅の比(L/W)の値が1.
5より大きな形状が好ましい。前記距離Sは少なくとも
3mm以上で有ることが好ましく、距離Sが3mm未満
では、シャドウマスク原板のプレス整形時にスカ−ト部
に割れが生じる。
(球)サイズ、或いは蛍光面画素(蛍光体絵素)の精細
度等によって種々の値が設定されるが、長円形溝の長辺
の長さLは0.2〜4mm、短辺の幅Wは0.1〜1m
m程度が好ましく、長辺と幅の比(L/W)の値が1.
5より大きな形状が好ましい。前記距離Sは少なくとも
3mm以上で有ることが好ましく、距離Sが3mm未満
では、シャドウマスク原板のプレス整形時にスカ−ト部
に割れが生じる。
【0041】図7に示す長円形溝はその深さdを、スカ
−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向の曲げ強
度とが異なるように形成すれば特にその値に制限は無い
が、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上
の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/2以上の値であって、長円形溝がスカ−ト部を貫通し
なければ良い。長円形溝がスカ−ト部を貫通すると、シ
ャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト部に割
れが生じるので好ましくない。
−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向の曲げ強
度とが異なるように形成すれば特にその値に制限は無い
が、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上
の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/2以上の値であって、長円形溝がスカ−ト部を貫通し
なければ良い。長円形溝がスカ−ト部を貫通すると、シ
ャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト部に割
れが生じるので好ましくない。
【0042】図8は緩衝部56に図7の実施例と同様な
長円形溝を形成し、緩衝部のコ−ナ−寄りの端部に、更
に円形窪55’を配置した実施例を示す。長円形溝の幅
Wと概略同じ直径の円形窪55’を緩衝部56コ−ナ−
寄り端部に配置して有るのでスカ−ト部が周方向に変形
した際に皺などの永久変形が発生し難くなる。
長円形溝を形成し、緩衝部のコ−ナ−寄りの端部に、更
に円形窪55’を配置した実施例を示す。長円形溝の幅
Wと概略同じ直径の円形窪55’を緩衝部56コ−ナ−
寄り端部に配置して有るのでスカ−ト部が周方向に変形
した際に皺などの永久変形が発生し難くなる。
【0043】本実施例でも、スカ−ト部の周方向の曲げ
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
強度と管軸と平行方向の曲げ強度との比、すなわち(周
方向の曲げ強度)/(管軸と平行方向の曲げ強度)を
1.1〜2とすることができた。
【0044】図9は緩衝部56に配置した長円形溝55
の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた他は
図8に示す実施例と同様である。図9の実施例において
もスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行方向の曲
げ強度とを異なるように出来た。
の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた他は
図8に示す実施例と同様である。図9の実施例において
もスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸と平行方向の曲
げ強度とを異なるように出来た。
【0045】図10(a)はスカ−ト部24に円形窪5
5’を有する緩衝部56を備えた実施例の説明図であ
る。図10(b)は図10(a)に示す緩衝部の断面を
説明するための図である。図10(a)に示すように、
本実施例では直径D:0.13mmの円形窪55’を周
方向ピッチPH:0.53mm若しくはこの値の2倍の
1.06mm、管軸と平行方向ピッチPV:0.49m
m、ネック側端部24aからの距離S:4mmとしてス
カ−ト部24に配置した。これらの各寸法は、陰極線管
の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチなどで種々の値
が設定されるが、ネック側端部24aからの距離Sは少
なくとも3mm以上有ればプレス整形時にスカ−ト部に
割れが生じない。
5’を有する緩衝部56を備えた実施例の説明図であ
る。図10(b)は図10(a)に示す緩衝部の断面を
説明するための図である。図10(a)に示すように、
本実施例では直径D:0.13mmの円形窪55’を周
方向ピッチPH:0.53mm若しくはこの値の2倍の
1.06mm、管軸と平行方向ピッチPV:0.49m
m、ネック側端部24aからの距離S:4mmとしてス
カ−ト部24に配置した。これらの各寸法は、陰極線管
の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチなどで種々の値
が設定されるが、ネック側端部24aからの距離Sは少
なくとも3mm以上有ればプレス整形時にスカ−ト部に
割れが生じない。
【0046】図10(b)に示す円形窪55’の深さd
は、スカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向
の曲げ強度とが異なるように形成すれば特にその値に制
限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉
厚tの1/2以上の値であって、円形窪55’がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部
を貫通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際
にスカ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
は、スカ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸と平行方向
の曲げ強度とが異なるように形成すれば特にその値に制
限は無いが、好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1
/4以上の値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉
厚tの1/2以上の値であって、円形窪55’がスカ−
ト部を貫通しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部
を貫通すると、シャドウマスク原板をプレス整形する際
にスカ−ト部に割れが生じるので好ましくない。
【0047】図11は緩衝部56に配置した円形窪5
5’の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた
他は図10(a)に示す実施例と同様である。図11の
実施例においてもスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度とを異なるように出来た。
5’の周方向の配列パタ−ンが同じものを2列に重ねた
他は図10(a)に示す実施例と同様である。図11の
実施例においてもスカ−ト部の周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度とを異なるように出来た。
【0048】図12及び図13は本発明のカラ−陰極線
管に用いられる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す
説明図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付し
てある。
管に用いられる色選択電極の緩衝部の他の実施例を示す
説明図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付し
てある。
【0049】図12は複数の円形窪55’により緩衝部
56を設けた実施例で、円形窪55’はスカ−ト部24
のネック側端部24aから距離Sを除いた残部に軸と平
行方向のピッチをPVとし、周方向ピッチをピッチPH
とした列とピッチ2PHとした列との2種類のピッチ
で、配置した列を交互に設けている。
56を設けた実施例で、円形窪55’はスカ−ト部24
のネック側端部24aから距離Sを除いた残部に軸と平
行方向のピッチをPVとし、周方向ピッチをピッチPH
とした列とピッチ2PHとした列との2種類のピッチ
で、配置した列を交互に設けている。
【0050】図12において、管軸と平行方向ピッチP
V:0.49mm、周方向のピッチPH:0.53m
m、周方向のピッチ2PH:1.06mm、円形窪5
5’の直径D:0.13mmである。これらの各寸法
は、陰極線管の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチな
どで種々の値が設定されるが、ネック側端部24aから
の距離Sは少なくとも3mm以上有ればプレス整形時に
スカ−ト部に割れが生じない。
V:0.49mm、周方向のピッチPH:0.53m
m、周方向のピッチ2PH:1.06mm、円形窪5
5’の直径D:0.13mmである。これらの各寸法
は、陰極線管の有効画面サイズや、蛍光体配列ピッチな
どで種々の値が設定されるが、ネック側端部24aから
の距離Sは少なくとも3mm以上有ればプレス整形時に
スカ−ト部に割れが生じない。
【0051】図12に示す円形窪55’の深さdは、ス
カ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸方向の曲げ強度と
が異なるように形成すれば特にその値に制限は無いが、
好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上の
値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/
2以上の値であって、円形窪55’がスカ−ト部を貫通
しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部を貫通する
と、シャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト
部に割れが生じるので好ましくない。
カ−ト部の周方向の曲げ強度と、管軸方向の曲げ強度と
が異なるように形成すれば特にその値に制限は無いが、
好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/4以上の
値、さらに好ましくはスカ−ト部のマスク肉厚tの1/
2以上の値であって、円形窪55’がスカ−ト部を貫通
しなければ良い。円形窪55’がスカ−ト部を貫通する
と、シャドウマスク原板をプレス整形する際にスカ−ト
部に割れが生じるので好ましくない。
【0052】次に、図13は長方形溝を配列した緩衝部
26を有するスカ−ト部24のネック側端部24aから
前記主面に対し離れる方向に突出した舌片部61を設
け、この舌片部61に複数個の貫通孔からなる応力吸収
孔62を設けた実施例を示す。図13に示すように本実
施例では、高さH、幅W1の大きさの舌片部61に、直
径D1の応力吸収孔62を、ピッチP1、舌片部端面6
1aからの距離S1で配置したことを除いて、前記図4
(a)に示した実施例と同じである。
26を有するスカ−ト部24のネック側端部24aから
前記主面に対し離れる方向に突出した舌片部61を設
け、この舌片部61に複数個の貫通孔からなる応力吸収
孔62を設けた実施例を示す。図13に示すように本実
施例では、高さH、幅W1の大きさの舌片部61に、直
径D1の応力吸収孔62を、ピッチP1、舌片部端面6
1aからの距離S1で配置したことを除いて、前記図4
(a)に示した実施例と同じである。
【0053】各寸法の具体例として、前述した有効画面
の対角長が51cm、偏向角100°タイプのシャドウ
マスク形カラ−陰極線管の場合を示すと、D1:6m
m、P1:8mm、S1:5mm、H:12mm、W
1:50mmとなっており、この舌片部61をマスクフ
レ−ムに溶接固定している。
の対角長が51cm、偏向角100°タイプのシャドウ
マスク形カラ−陰極線管の場合を示すと、D1:6m
m、P1:8mm、S1:5mm、H:12mm、W
1:50mmとなっており、この舌片部61をマスクフ
レ−ムに溶接固定している。
【0054】なお、上記応力吸収孔62の直径D1は舌
片部61のサイズに応じて2mmから8mmの値とする
ことが出来る。本実施例においてもスカ−ト部の周方向
の曲げ強度と管軸と平行方向の曲げ強度とを異なるよう
に出来た。
片部61のサイズに応じて2mmから8mmの値とする
ことが出来る。本実施例においてもスカ−ト部の周方向
の曲げ強度と管軸と平行方向の曲げ強度とを異なるよう
に出来た。
【0055】上記各実施例では、緩衝部をスカ−ト部の
外面側、すなわち整形したシャドウマスクスカ−ト部が
パネル部に面した側に長方形溝、円形窪を設けたが、ス
カ−ト部内面側に長方形溝や円形窪を配置しても良い
し、内面と外面の両面に長方形溝や円形窪を配置しても
良い。
外面側、すなわち整形したシャドウマスクスカ−ト部が
パネル部に面した側に長方形溝、円形窪を設けたが、ス
カ−ト部内面側に長方形溝や円形窪を配置しても良い
し、内面と外面の両面に長方形溝や円形窪を配置しても
良い。
【0056】次に、図14(a)から(d)は本発明に
用いるシャドウマスクとマスクフレ−ムとを固定したシ
ャドウマスク組立体の一例を示す図で、図14(a)は
側面図、図14(b)は平面図、図14(c)は固定位
置を示す要部断面図、図14(d)はコ−ナ−部の斜視
図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
用いるシャドウマスクとマスクフレ−ムとを固定したシ
ャドウマスク組立体の一例を示す図で、図14(a)は
側面図、図14(b)は平面図、図14(c)は固定位
置を示す要部断面図、図14(d)はコ−ナ−部の斜視
図で、前述した各図と同じ部分には同一記号を付してあ
る。
【0057】図14(a)から(d)に示すように、シ
ャドウマスク5はスカ−ト部24及びコ−ナ−片27を
マスクフレ−ム6の内側に挿入し、×印で示す位置で溶
接して固定している。スプリング7はマスクフレ−ム6
の各辺に溶接固定されている。また、マスクフレームの
形状は、例えば図14(c)に点線で示すような段付き
とすることもできる。
ャドウマスク5はスカ−ト部24及びコ−ナ−片27を
マスクフレ−ム6の内側に挿入し、×印で示す位置で溶
接して固定している。スプリング7はマスクフレ−ム6
の各辺に溶接固定されている。また、マスクフレームの
形状は、例えば図14(c)に点線で示すような段付き
とすることもできる。
【0058】本発明は上記の有効画面の対角長が51c
m、偏向角100°のシャドウマスク形カラ−陰極線管
の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載した本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能であり、例えば有効画面の対角長が41cm、49
cm等種々のカラ−陰極線管にも適用出来る。
m、偏向角100°のシャドウマスク形カラ−陰極線管
の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に
記載した本発明の思想を逸脱しない範囲で種々の変更が
可能であり、例えば有効画面の対角長が41cm、49
cm等種々のカラ−陰極線管にも適用出来る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャドウマスクのスカ−ト部に周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度が異なるような緩衝部を備えたこ
とにより、スカ−ト部の変形に起因するシャドウマスク
主面の変形が抑制されるため、色純度の優れたカラ−陰
極線管を得ることができる。
シャドウマスクのスカ−ト部に周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度が異なるような緩衝部を備えたこ
とにより、スカ−ト部の変形に起因するシャドウマスク
主面の変形が抑制されるため、色純度の優れたカラ−陰
極線管を得ることができる。
【図1】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形したシャドウマスクの斜視図である。
成形したシャドウマスクの斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示すシャドウマスク形カラ
−陰極線管の全体構造例を説明するための断面図であ
る。
−陰極線管の全体構造例を説明するための断面図であ
る。
【図3】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いる整形前
のシャドウマスク原板の一例を示す平面図である。
のシャドウマスク原板の一例を示す平面図である。
【図4】本発明実施例のカラ−陰極線管のプレス整形し
たシャドウマスクのスカ−ト部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は長方形溝を含む断面図で
ある。
たシャドウマスクのスカ−ト部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は長方形溝を含む断面図で
ある。
【図5】スカ−ト部の変形の説明図であって、(a)は
スカ−ト部の周方向の変形の説明図、(b)はスカ−ト
部の管軸と平行方向の変形の説明図である。
スカ−ト部の周方向の変形の説明図、(b)はスカ−ト
部の管軸と平行方向の変形の説明図である。
【図6】曲げ強度の測定方法の説明図であって、(a)
は試料に外力を加えた際の変位の説明図、(b)は測定
資料の形状の説明図である。
は試料に外力を加えた際の変位の説明図、(b)は測定
資料の形状の説明図である。
【図7】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図8】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図9】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレス
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図であ
る。
【図10】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は断面図である。
ス成形後の色選択電極の緩衝部の説明図であって、
(a)は要部平面図、(b)は断面図である。
【図11】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図12】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図13】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるプレ
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
ス成形後の色選択電極の緩衝部を説明する要部平面図で
ある。
【図14】本発明実施例のカラ−陰極線管に用いるシャ
ドウマスク組立体の一例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は要部断面図、(d)は斜視図
である。
ドウマスク組立体の一例を示し、(a)は側面図、
(b)は平面図、(c)は要部断面図、(d)は斜視図
である。
1 パネル部 2 ネック部 3 ファンネル部 4 蛍光膜 5 シャドウマスク 6 マスクフレ−ム 21 シャドウマスク主面 24 スカ−ト部 25 長方形溝 26 緩衝部 27 コ−ナ−片 55 長円形溝 55’ 長円形窪 56 緩衝部 61 舌片部 62 応力吸収孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梅沢 貞夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 Fターム(参考) 5C031 EE04
Claims (21)
- 【請求項1】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネル
部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前記
パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲器
と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビーム
通過孔を有する主面と、該主面から前記ネック部方向に
屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
と、該色選択電極を保持するマスクフレームを備えたカ
ラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度とが異なる緩衝部を備えたことを
特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項2】前記周方向の曲げ強度が、管軸と平行方向
の曲げ強度より強い緩衝部を有することを特徴とする請
求項1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項3】前記緩衝部に周方向の寸法が管軸と平行方
向の寸法より大きな略長方形溝が配列されていることを
特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項4】前記緩衝部は複数個の略円形窪が配列され
ていることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項5】前記複数の電子ビーム通過孔が略円形であ
ることを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項6】前記スカート部のネック側端部から緩衝部
までの間隔が3mm以上であることを特徴とする請求項
1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項7】前記色選択電極のスカート部にこのスカー
ト部から前記主面から離れる方向に突出した第1の舌片
部を有し、この第1の舌片部を前記マスクフレームと固
定したことを特徴とする請求項1記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項8】前記第1の舌片部に貫通孔が形成されてい
ることを特徴とする請求項7記載のカラー陰極線管。 - 【請求項9】前記第1の舌片部の貫通孔は複数個形成さ
れていることを特徴とする請求項8記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項10】前記色選択電極のコーナー部に前記主面
から離れる方向に突出した第2の舌片部を有し、この第
2の舌片部をマスクフレームと固定したことを特徴とす
る請求項1記載のカラー陰極線管。 - 【請求項11】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネ
ル部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前
記パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲
器と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビー
ム通過孔を有する主面と該主面から前記ネック部方向に
屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
と、該色選択電極を保持するマスクフレームを備えたカ
ラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度と管軸
と平行方向の曲げ強度とが異なる緩衝部を備えていて、
前記色選択電極主面の長軸沿いの等価曲率半径が125
0mm以上であることを特徴とするカラー陰極線管。 - 【請求項12】前記周方向の曲げ強度が、管軸と平行方
向の曲げ強度より強い緩衝部を有することを特徴とする
請求項11記載のカラー陰極線管。 - 【請求項13】前記緩衝部に周方向の寸法が管軸と平行
方向の寸法より大きな略長方形溝が配列されていること
を特徴とする請求項11記載のカラー陰極線管。 - 【請求項14】前記緩衝部は複数個の略円形窪が配列さ
れていることを特徴とする請求項11記載のカラー陰極
線管。 - 【請求項15】前記複数の電子ビーム通過孔が略円形で
あることを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項16】前記スカート部のネック側端部から緩衝
部までの間隔が3mm以上であることを特徴とする請求
項11記載のカラー陰極線管。 - 【請求項17】前記色選択電極のスカート部にこのスカ
ート部から前記主面から離れる方向に突出した第1の舌
片部を有し、該第1の舌片部を前記マスクフレームと固
定したことを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項18】前記第1の舌片部に貫通孔が形成されて
いることを特徴とする請求項17記載のカラー陰極線
管。 - 【請求項19】前記第1の舌片部に複数個の貫通孔が形
成されていることを特徴とする請求項18記載のカラー
陰極線管。 - 【請求項20】前記色選択電極のコーナー部に前記スカ
ート部から前記主面から離れる方向に突出した第2の舌
片部を有し、該第2の舌片部をマスクフレームと固定し
たことを特徴とする請求項11記載のカラー陰極線管。 - 【請求項21】内面に蛍光膜を形成した略矩形状のパネ
ル部と、電子銃を収容するネック部と、該ネック部と前
記パネル部とを連接するファンネル部を有する真空外囲
器と、前記蛍光膜と同軸で対面し、かつ複数の電子ビー
ム通過孔を有する主面と該主面から前記ネック部方向に
屈曲されたスカート部を有する略矩形状の色選択電極
と、該色選択電極を保持するマスクフレームとを備えた
カラー陰極線管であって、 前記色選択電極のスカート部に周方向の曲げ強度が管軸
と平行方向の曲げ強度より強い緩衝部を備えると共に、
前記主面の曲率半径が長軸と短軸とで異なっていること
を特徴とするカラー陰極線管。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006095A JP2001196002A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | カラー陰極線管 |
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US09/754,633 US6552481B2 (en) | 2000-01-11 | 2001-01-04 | Color cathode ray tube having deformation-resistant shadow mask |
EP01100072A EP1117119A3 (en) | 2000-01-11 | 2001-01-10 | Color cathode ray tube |
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100830973B1 (ko) * | 2001-11-02 | 2008-05-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 완충성이 향상된 섀도우마스크를 구비한 음극선관 |
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US9729927B2 (en) * | 2014-10-30 | 2017-08-08 | Rovi Guides, Inc. | Systems and methods for generating shadows for a media guidance application based on content |
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JPH0935657A (ja) | 1995-07-17 | 1997-02-07 | Hitachi Ltd | シャドウマスク形カラー陰極線管 |
TW385913U (en) | 1996-05-15 | 2000-03-21 | Matsushita Electronics Corp | Planar member for shadow mask of cathode-ray tube and manufacturing method of shadow mask |
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-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000006095A patent/JP2001196002A/ja active Pending
-
2001
- 2001-01-03 TW TW090100135A patent/TW484161B/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-01-04 US US09/754,633 patent/US6552481B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-01-10 EP EP01100072A patent/EP1117119A3/en not_active Withdrawn
- 2001-01-11 CN CNB011047038A patent/CN1147912C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2001-01-11 KR KR10-2001-0001506A patent/KR100430888B1/ko not_active IP Right Cessation
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EP1117119A2 (en) | 2001-07-18 |
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