JP2001195626A - 自動販売機及び硬貨放出口カバー - Google Patents
自動販売機及び硬貨放出口カバーInfo
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Abstract
防止するとともに、ガム等が張り付けられた場合でも、
ガム等を利用者が容易に視認することができる自動販売
機を提供する。 【解決手段】 硬貨を案内する底壁を有し、該底壁に沿
って硬貨を放出する硬貨シュートと、底壁に連続した斜
面であって、水平面に対して傾斜した斜面の形成された
硬貨受け皿と、硬貨シュートと硬貨受け皿との間を区画
する不透明な隔壁であって、底壁と斜面の鉛直方向ほぼ
上方に硬貨の通過する開口の形成された隔壁と、隔壁の
硬貨受け皿側に取り付けられ、開口を覆う透明なカバー
とを備えたことを特徴とする。
Description
し、特に硬貨放出口にガム等を張り付けることを防止す
るカバーを取り付けた自動販売機に関するものである。
処理装置が内蔵され、硬貨処理装置から放出された釣銭
は硬貨シュートを通り、さらに硬貨放出口を通って硬貨
受け皿に送られ利用者に返還される。
機、特に自動券売機に対し、硬貨放出口の、利用者から
見えない箇所に噛み終わったガムを張り付ける等の悪戯
が横行している。これは、釣銭の放出を阻害し、あわよ
くば釣銭を、粘着力を有するガムの部分に残留させ、残
留した釣銭を盗むためである。
等を張り付けることを防止するとともに、ガム等が張り
付けられた場合でも、ガム等を利用者が容易に視認する
ことができる自動販売機、およびそのような自動販売機
に使用する好適な硬貨放出口カバーを提供することを目
的としている。
に、請求項1に係る発明による自動販売機は、図3に示
すように、硬貨を案内する底壁61を有し、底壁61に
沿って硬貨を放出する硬貨シュート70と;底壁61に
連続した斜面27であって、水平面に対して傾斜した斜
面27の形成された硬貨受け皿23と;硬貨シュート7
0と硬貨受け皿23との間を区画する不透明な隔壁25
であって、底壁61と斜面27の鉛直方向ほぼ上方に、
硬貨が通過する開口42の形成された隔壁25と;隔壁
25の硬貨受け皿23側に取り付けられ、開口42を覆
う透明な硬貨放出口カバー62とを備えたことを特徴と
する。
カバーを備えるので、隔壁または硬貨シュートの利用者
から見えない所にガム等を張り付けることを防止し、ま
た硬貨放出口カバーにガム等を張り付けても透明である
ので、利用者はこれを視認することができる。硬貨は、
硬貨シュートの底壁を通り、隔壁の開口を通過して、硬
貨受け皿の斜面を通り硬貨受け皿に放出される。
斜面との間には、硬貨が滑動又は転動して通過するのに
十分な隙間が残るように構成されている。その隙間は、
開口に人間の指が届かない程度、少なくとも開口の上端
に届かない程度の狭い隙間とする。
形成され;該透明なカバーを該隔壁に固着させるネジを
備え;前記ネジは、プラス又はマイナスドライバー以外
のドライバーでねじ込むネジであることを特徴とするよ
うにしてもよい。そのようなネジは、例えば、滑らかな
円形のヘッドを有するネジ、ヘッドの長手方向の断面が
楕円形をした所謂シンクネジと呼ばれるネジである。
る発明による硬貨放出口カバーは、硬貨処理装置で処理
された硬貨を放出する開口の形成された不透明な隔壁に
取り付けられる、前記開口を覆う透明な硬貨放出口カバ
ーにおいて;ほぼ長方形の板状部と;該長方形の2つの
短辺部のそれぞれに、該板状部にほぼ垂直に形成された
2つの側壁と;該長方形の1つの長辺部に、該板状部に
対して傾斜して形成されたタブとを備え;前記タブに
は、該タブを前記隔壁に固着させるネジ穴が明けられた
ことを特徴とする。
て、図面を参照して説明する。なお、各図において互い
に同一あるいは相当する部材には同一符号を付し、重複
した説明は省略する。
売機としての自動券売機101は乗車券を購入する利用
客に、例えば発売中、発売中止などの情報を提供する垂
直接客面21と、利用客が操作する傾斜接客面22とを
正面に有し、各種制御を行う主制御部60と、貨幣(紙
幣、硬貨)を処理する貨幣処理装置20と、乗車券を発
行する発券装置50とを内部に収納している。貨幣処理
装置20は、紙幣処理装置30と硬貨処理装置40とを
含んで構成される。
用者が購入する乗車券の券種に対応した口座を選択する
ための、口座選択ボタン1〜11が配設されている。口
座選択ボタン1〜11は、利用者が購入する乗車券の券
種を選択するためのもので、乗車料金ごとに区分されて
配置されている。
るための紙幣挿入口31と、硬貨を投入するための硬貨
投入口41と、釣紙幣を送出するための紙幣送出口32
と、釣銭(返却硬貨を含む。)を放出するための釣銭放
出口42と、釣銭放出口42から放出された釣銭を一時
的に受ける硬貨受け皿23と、発行された乗車券を放出
する券放出口51とが配設されている。利用者は購入し
た乗車券を券放出口51から、釣紙幣を紙幣送出口32
から、釣銭を硬貨受け皿23から手にすることができ
る。
101(図1参照)の硬貨受け皿23の周辺の構造を説
明する。傾斜接客面22の下端部近くに硬貨受け皿23
が配置されている。傾斜接客面22に設けられた硬貨受
け皿23の上部近傍の部分は凹んで凹部24を形成して
いる。凹部24は底の部分を形成する硬貨受け皿23
と、利用者に対向して略鉛直に配置され、不透明な材質
からなる隔壁25と、隔壁25に対して直角であって鉛
直に配置された側壁26(図2参照)を含んで構成され
ている。
し、利用者に近づく方向に約30度の角度で下がる斜面
27と、斜面27に連なり略水平な底面75と、底面7
5から略鉛直方向上方に立ち上げられた掻き上げ面76
と、これらの面を接続する一対の側面77とにより画成
されている。隔壁25の下部で利用者から見て左側(図
2参照)に本発明の開口としての略長方形の釣銭放出口
42が形成されている。斜面27の最もせり上がった部
分が釣銭放出口42の下端部を形成している。言い換え
れば釣銭放出口42は、斜面27の上方に位置する。
0度傾いた底壁61と、底壁61に対して直立して設け
られた一対の側壁29により、硬貨シュート70が形成
されている。硬貨シュート70は硬貨処理装置40の一
部を構成する。釣銭は硬貨シュート70内部を通過する
とき隔壁25、側壁29に当たりながら移動する。隔壁
25の外側部(利用者に面する側)の下部には、透明な
材質からなる硬貨放出口カバー62が取り付けられてい
る。隔壁25は、硬貨シュート70と硬貨受け皿23と
の間を区画する。
皿23の斜面27とは、連続する面を形成するが、必ず
しも同一平面を形成する必要はない。接続箇所で異なる
角度で傾斜していてもよい。釣銭放出口42は、底壁6
1の上方に位置する。透明な材質からなる硬貨放出口カ
バー62は、全体が透明ではなくても、透明な部分を含
み、釣銭放出口42、硬貨受け皿23上の釣銭を視認す
ることができる硬貨放出口カバー62をも含むものとす
る。
る図4(B)に示すように、硬貨放出口カバー62は、
略長方形の板状部63と、略長方形の短辺部に配置さ
れ、板状部63にほぼ垂直に形成された側壁64と、略
長方形の長辺部に配置され、板状部63に対して傾斜し
て配置されたタブ65とを備える。板状部63は平面板
形状をなす。硬貨放出口カバー62は、さらに利用者か
ら見て右側の側壁64に隣接して側壁タブ66を備え
る。側壁64の板状部63とは反対側の端部64A、お
よび側壁タブ66の板状部63とは反対側の端部66A
は、隔壁25(図3参照)の外側部の表面に接触するよ
う構成されている。タブ65には、タブ65を隔壁25
に固着させるシンクネジ69(図3参照)用のネジ穴6
7が形成されている。側壁タブ66の端部66Aには、
側壁タブ66を隔壁25に固着させるネジ71(図3参
照)用のネジ穴68が形成されている。
シンクネジ69が差し込まれ、硬貨放出口カバー62が
隔壁25の外側部(硬貨受け皿23側)に取り付けら
れ、シンクネジ69は隔壁25に形成された孔74を貫
通し、隔壁25の内側からナット69Aによって締め付
けられる。シンクネジ69のヘッドの長手方向の断面は
滑らかな半楕円形である。よって、極く一般的に入手で
きるドライバーであるプラスあるいはマイナスドライバ
ーによって、外部から簡単に取り外される虞がなく、硬
貨放出口カバー62を取り外す行為を容易に防止するこ
とができる。ネジ穴68には前述のネジ71が隔壁25
の内側から、隔壁25に形成された孔72を貫通して、
挿入される。
を覆うが、釣銭放出口42は釣銭が滑動または転動しな
がら通貨できる開口部73を残している。この開口部7
3の大きさは、釣銭が通過できるように十分に大きくす
る。また、人間が開口部73から内部に指を入れた場
合、隔壁25の内側部に指が到達せず、少なくともガム
等の異物を、隔壁25の内側部、硬貨シュート70の底
壁61、側壁29等の利用者から見えない部分に張り付
けることができない大きさに形成する。
張り付けることができるが、硬貨放出口カバー62は透
明な材料からなるので、利用者は釣銭放出口42を視認
し、張り付けられたガム等があれば、これを容易に視認
することができ、釣銭がガム等に張り付けば、これを認
識できる。また、放出された釣銭が何らかの理由によ
り、硬貨受け皿23上で硬貨放出口カバー62の内側に
留まった場合であっても、利用者は硬貨を視認できる。
また、開口部73は利用者が硬貨放出口カバー62の内
側部に指を入れ、内部に残留している硬貨を取り出させ
るよう十分大きく形成されている。
硬貨シュート70の底壁61を滑動または転動し、釣銭
放出口42を通過し、硬貨受け皿23の斜面27を滑動
または転動し、開口部73を通過し硬貨受け皿23に受
け入れられる。硬貨放出口カバー62を設けたので、隔
壁25または硬貨シュート70の利用者から見えないと
ころにガム等が張り付けられることがないので、利用者
に釣銭を確実に返却することができる。
貨放出口カバーを設けたので、隔壁または硬貨シュート
の利用者から見えない所にガム等を張り付けることを防
止し、またカバーにガム等を張り付けても透明であるの
で、利用者はこれを視認することができる。
である。(A)は側面図であり、(B)は背面図であ
る。
断面図である。
図、(B)は(A)のA矢視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 硬貨を案内する底壁を有し、該底壁に沿
って硬貨を放出する硬貨シュートと;前記底壁に連続し
た斜面であって、水平面に対して傾斜した斜面の形成さ
れた硬貨受け皿と;前記硬貨シュートと前記硬貨受け皿
との間を区画する不透明な隔壁であって、前記底壁と前
記斜面の鉛直方向ほぼ上方に、硬貨が通過する開口の形
成された隔壁と;前記隔壁の前記硬貨受け皿側に取り付
けられ、前記開口を覆う透明な硬貨放出口カバーとを備
えたことを特徴とする;自動販売機。 - 【請求項2】 硬貨処理装置で処理された硬貨を放出す
る開口の形成された不透明な隔壁に取り付けられる、前
記開口を覆う透明な硬貨放出口カバーにおいて;ほぼ長
方形の板状部と;該長方形の2つの短辺部のそれぞれ
に、該板状部にほぼ垂直に形成された2つの側壁と;該
長方形の1つの長辺部に、該板状部に対して傾斜して形
成されたタブとを備え;前記タブには、該タブを前記隔
壁に固着させるネジ穴が明けられたことを特徴とする;
硬貨放出口カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000006589A JP4414536B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | 自動販売機及び硬貨放出口カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001195626A true JP2001195626A (ja) | 2001-07-19 |
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JP (1) | JP4414536B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007034589A (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Takamisawa Cybernetics Co Ltd | 硬貨シュート組立体及び取引装置 |
JP2014135001A (ja) * | 2013-01-11 | 2014-07-24 | Jr East Mechatronics Service Co Ltd | 硬貨放出装置 |
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2000
- 2000-01-14 JP JP2000006589A patent/JP4414536B2/ja not_active Expired - Fee Related
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